JPH066206Y2 - ガスタービンエンジン - Google Patents

ガスタービンエンジン

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JPH066206Y2
JPH066206Y2 JP6300790U JP6300790U JPH066206Y2 JP H066206 Y2 JPH066206 Y2 JP H066206Y2 JP 6300790 U JP6300790 U JP 6300790U JP 6300790 U JP6300790 U JP 6300790U JP H066206 Y2 JPH066206 Y2 JP H066206Y2
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JP
Japan
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combustor
housing
engine
turbine
heat
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JP6300790U
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JPH0421733U (ja
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哲男 巽
竹史 大穂
勇志 竹原
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ガスタービンエンジン、詳しくは、遠心圧
縮機、燃焼器およびタービンを1つのエンジンハウジン
グ内に配置してなるガスタービンエンジンの放熱ロスの
低減構造に関するものである。
[従来の技術] 第4図は従来のガスタービンエンジンの一例の概要を示
す一部破断斜視図を示す。同図において、21は遠心圧
縮機、22は燃焼器、23は軸流タービンで、動翼23
Aと静翼23Bとからなり、上記燃焼器22から送出さ
れる高温燃焼ガスGを通路24を経て導くことにより作
動し、出力軸25に回転力を与える。
26は熱交換器で、上記遠心圧縮機21により圧縮され
た高圧空気A1がコレクタ27を介して供給される一
方、上記軸流タービン23を通過後の排ガスFが上記高
圧空気A1に対して直交する方向から供給されて、両者
A1、Fの熱交換をおこなう。
上記燃焼器22は上記熱交換器26での熱交換により高
温化された高圧空気A2および燃料ノズル28より供給
される燃料を混合し燃焼する。
上記した各構成要素、すなわち、遠心圧縮機21、燃焼
器22、軸流タービン23、熱交換器26を1つのエン
ジンハウジング29内に収納配置している。
[考案が解決しようとする課題] この種のガスタービンエンジンにおいては、タービンの
高効率化を達成する上で、外部への放熱ロスをできるだ
け低減させることが望まれる。
ところが、上記の従来構造のガスタービンエンジンにお
いては、エンジンハウジング29の全体がそれの耐熱性
や強度の面を考慮して、ステンレスなどの金属板の板金
加工により構成されていたので、熱伝導、対流等の流体
を介した放熱ロスが多い。特に、燃焼器22の外殻ハウ
ジング部分は、内部に熱交換器26から高温の空気が供
給されるだけでなく、燃焼にともない多大な輻射熱の影
響を受けて、過熱され赤熱化される。そのため、燃焼器
22の外殻ハウジング部分と外気との温度差が他のハウ
ジング部分での温度差にくらべて、かなり大きくなり、
この温度差に比例して放熱ロスも増大し、ガスタービン
エンジンの効率の面で好ましいものでなかった。
この考案は上記実情に鑑みてなされたもので、簡単な構
造改良によりエンジンハウジング、特に燃焼器の外殻ハ
ウジング部分からの放熱ロスを低減して、タービン効率
の向上を実現することができるガスタービンエンジンを
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案に係るガスタービ
ンエンジンは、エンジンハウジングのうち少なくとも燃
焼器の外殻ハウジングを内外二重壁に中空構造とし、そ
の中空部を真空に構成したものである。
[作用] この考案によれば、エンジンハウジングのうち少なくと
も最も高温化されやすい燃焼器の外殻ハウジングを内外
二重壁で真空の中空構造とすることにより、この燃焼器
の外殻ハウジング部における外気への放熱は、その内壁
から外壁に伝わる輻射による損失のみにとどめることが
できるから、外気との温度差を小さくし、放熱ロスの低
減を図ることができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図はこの考案に係る再生式ガスタービンエンジンの
一部切欠き側面図であり、同図において、1は遠心圧縮
機で、その出口にデイフューザ1Aが設けられている。
エンジンハウジングはインレットハウジング10、中間
ハウジング11およびメインハウジング9とからなり、
上記遠心圧縮機1はインレットハウジング10と中間ハ
ウジング11に収納されており、また上記メインハウジ
ング9は内外壁9A、9Bの2重構造で、その内外壁9
A、9B間に上記遠心圧縮機1により圧縮された低温の
高圧空気A1の通路7を形成している。
2は単筒缶形の燃焼器で、第2図に示すように、ほぼ径
方向に突出させてメインハウジング9に装着されてお
り、その内筒2Aの下端が後述するスクロール12に連
結されているとともに、外殻ハウジング2Bがメインハ
ウジング9の内壁9Aとスクロール12との間に形成さ
れた環状の通路4に接続されている。この燃焼器2にお
ける外殻ハウジング2Bは、第3図に明示したように、
内外二重壁2b,2b1の中空構造とし、その中空部2
b2を真空にしている。また、この燃焼器2は燃料ノズ
ル8、スワラ14を備えている。
3A、3Bは軸方向に沿って前後2段に配設された軸流
タービンで、これら各タービン3A、3Bは軸方向の前
部にはそれぞれタービンノズル13A、13Bが配設さ
れており、前段の軸流タービン3Aが軸15を介して上
記遠心圧縮機1と一体回転可能に構成されているととも
に、後段の軸流タービン3Bに出力軸5が直結されてい
る。
12はスクロールで、上記メインハウジング9の内壁9
Aよりもさらに内側に配置されており、上記燃焼器2か
ら送出される高温燃焼ガスGを内部で旋回させながら前
段のタービンノズル13Aを経て前段のタービン3Aに
導くとともに、この前段のタービン3Aを経た燃焼ガス
Gを後段のタービンノズル13Bを経て後段のタービン
3Bに導くように構成している。
6は熱交換器で、上記遠心圧縮機1で圧縮されデイフュ
ーザ1Aから送出される低温の高圧空気A1が上記通路
7を経て供給される一方、上記後段のタービン3Bを通
過後の排ガスFが上記低温高圧空気A1に対して直交す
る方向から供給されて、両者A1、Fの熱交換をおこな
う。この熱交換器6を通過後の高温空気A2は上記環状
の通路4を経て上記燃焼器2の外殻ハウジング2B内に
送給されるように構成されている。
上記構成のガスタービンエンジンにおいては、遠心圧縮
機1により圧縮された低温の高圧空気A1が通路7を経
て熱交換器6に供給されるとともに、この熱交換器6で
の排ガスFとの熱交換により高温化された高温空気A2
が上記通路7よりも内側の環状通路4を経て燃焼器2に
供給されることになる。このように、エンジンハウジン
グをメインハウジング9の内外壁9A、9Bとスクロー
ル12とにより3重構造とし、エンジンハウジングの最
も外側を、低温高圧空気A1の流動用の通路7としたの
で、熱交換後の高温空気A2の流動層が低温高圧空気A
1の流動層で覆われた状態となる。したがって、外気と
エンジンハウジングの最外面との温度差が小さくなり、
それだけ放熱ロスの低減を図れる。
特に、熱交換器6で排ガスFとの熱交換によって高温化
された高温空気A2が供給されることと、燃焼にともな
って多大に輻射熱の影響を受けることとにより、他のエ
ンジンハウジング部にくらべて、最も過熱されやすい燃
焼器2における外殻ハウジング2Bが内外二重壁2b,
2b1で真空の中空構造とされているので、熱伝導、対
流による放熱を十分に抑制し、内壁2bから外壁2b1
へ伝わる輻射による熱損失のみが外気への放熱ロスとな
る。それゆえに、従来では最も大きかった燃焼器2にお
ける外殻ハウジング2Bの外壁2b1と外気との温度差
を小さくし、ガスタービンエンジン全体の放熱ロスを大
幅に低減することができる。
なお、上記実施例では、燃焼器2の外殻ハウジング2B
のみを内外二重壁2b,2b1で真空の中空構造とした
が、メインハウジング9の外壁9Bも同様な真空中空構
造としてもよい。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、エンジンハウジング
のうち最も高温化されやすくて放熱ロスの大半の発生部
位となっている少なくとも燃焼器の外殻ハウジングを内
外二重壁の真空中空構造とすることにより、この外殻ハ
ウジング部での熱伝導や対流による放熱ロスを抑え、内
壁から外壁への輻射による熱損失のみにとどめることが
できる。したがって、二重壁の真空中空構造にするとい
った簡単な構造改良により、ガスタービンエンジン全体
の小型化を保ちながら、エンジンハウジングからの放熱
ロスを低減し、ガスタービンエンジンの効率の向上を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部切欠き側面図、
第2図は要部の縦断正面図、第3図は第2図のA部にお
ける拡大図、第4図は従来のガスタービンエンジンの一
例の概要を示す一部破断斜視図である。 1…遠心圧縮機、2…燃焼器、2B…外殻ハウジング、
2b,2b1…内外二重壁、2b2…中空部、3A,3
B…タービン、6…熱交換器、9…メインハウジング
(エンジンハウジング)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠心圧縮機と、この遠心圧縮機により圧縮
    された高圧空気および燃料を供給して燃焼する燃焼器
    と、この燃焼器から送出される高温高圧燃焼ガスを導く
    ことにより作動するタービンとを1つのエンジンハウジ
    ング内に配置し、上記タービン通過後の排ガスと上記高
    圧空気とを熱交換する熱交換器を備えたガスタービンエ
    ンジンにおいて、上記エンジンハウジングのうち少なく
    とも燃焼器の外殻ハウジングを内外二重壁の中空構造と
    し、その中空部を真空に構成したことを特徴とするガス
    タービンエンジン。
JP6300790U 1990-06-14 1990-06-14 ガスタービンエンジン Expired - Lifetime JPH066206Y2 (ja)

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JP6300790U JPH066206Y2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 ガスタービンエンジン

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JPH0421733U JPH0421733U (ja) 1992-02-24
JPH066206Y2 true JPH066206Y2 (ja) 1994-02-16

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