JPH0662068A - 復調方式選択ダイバーシチ回路 - Google Patents
復調方式選択ダイバーシチ回路Info
- Publication number
- JPH0662068A JPH0662068A JP4231580A JP23158092A JPH0662068A JP H0662068 A JPH0662068 A JP H0662068A JP 4231580 A JP4231580 A JP 4231580A JP 23158092 A JP23158092 A JP 23158092A JP H0662068 A JPH0662068 A JP H0662068A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- demodulation
- signal
- circuit
- adaptive automatic
- Prior art date
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- Pending
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ディジタル移動通信における移動局受信機のマ
ルチパス量の変化による復調信号の品質低下を軽減す
る。 【構成】無線信号を受信して選択増幅して得られたベー
スバンド信号を、遅延検波型復調器２と、Ａ／Ｄ変換し
た後適応自動等化型復調器４とに入力し、適応自動等化
器５のタップ係数の値からマルチパス量の変化を検出し
て判定回路８で判定し、その判定出力によって切換器７
を切換えて、マルチパス量の小さいときは遅延検波出力
を、大きいときは同期検波回路６の出力を選択して復調
出力を得る。
ルチパス量の変化による復調信号の品質低下を軽減す
る。 【構成】無線信号を受信して選択増幅して得られたベー
スバンド信号を、遅延検波型復調器２と、Ａ／Ｄ変換し
た後適応自動等化型復調器４とに入力し、適応自動等化
器５のタップ係数の値からマルチパス量の変化を検出し
て判定回路８で判定し、その判定出力によって切換器７
を切換えて、マルチパス量の小さいときは遅延検波出力
を、大きいときは同期検波回路６の出力を選択して復調
出力を得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル移動通信にお
ける移動局の受信機に用いられるダイバーシチ回路に関
するものである。
ける移動局の受信機に用いられるダイバーシチ回路に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】ディジタル移動通信における移動機に用
いられる復調器は、高速に変動する伝送路を経てきた受
信信号の波形歪を補償するために適応自動等化器を用い
た同期検波方式が多いが、マルチパス量すなわち主波に
対する遅延波の遅延時間が小さい場合は、等化器を用い
た復調器より単純な遅延検波器で復調した方が、誤り率
特性が良好である。しかし、マルチパス量が大きい場合
は遅延検波の誤り率特性は急激に劣化する。上記２種の
復調器におけるマルチパス量と誤り率の関係を示す特性
例を図３に示す。横軸がマルチパス量、縦軸がビット誤
り率である。
いられる復調器は、高速に変動する伝送路を経てきた受
信信号の波形歪を補償するために適応自動等化器を用い
た同期検波方式が多いが、マルチパス量すなわち主波に
対する遅延波の遅延時間が小さい場合は、等化器を用い
た復調器より単純な遅延検波器で復調した方が、誤り率
特性が良好である。しかし、マルチパス量が大きい場合
は遅延検波の誤り率特性は急激に劣化する。上記２種の
復調器におけるマルチパス量と誤り率の関係を示す特性
例を図３に示す。横軸がマルチパス量、縦軸がビット誤
り率である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の２種類の復調器
のいずれかを備えた従来の移動局受信機は、それぞれマ
ルチパス量の大小によって受信復調出力の品質が劣化す
るという欠点がある。本発明の目的は、このような欠点
を軽減し、マルチパス量の変化に依存することのない復
調方式選択ダイバーシチ回路を提供することにある。
のいずれかを備えた従来の移動局受信機は、それぞれマ
ルチパス量の大小によって受信復調出力の品質が劣化す
るという欠点がある。本発明の目的は、このような欠点
を軽減し、マルチパス量の変化に依存することのない復
調方式選択ダイバーシチ回路を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の復調方式選択ダ
イバーシチ回路は、ディジタル無線受信機の高周波部か
ら得られるベースバンド信号を入力して遅延検波復調出
力を得る遅延検波型復調器と、前記ベースバンド信号を
ディジタル変換するＡ／Ｄ変換器と、該Ａ／Ｄ変換器の
時系列出力にタップ係数を積算しその総和を等化出力と
するとともに該タップ係数の変化を示す信号を出力する
適応自動等化器と、該適応自動等化器からの等化出力を
入力して同期検波復調出力を得る同期検波回路と、前記
遅延検波型復調器からの復調出力と前記同期検波回路か
らの復調出力を切換制御信号に従って選択出力する切換
器と、前記適応自動等化器からの前記タップ係数の変化
を示す信号を入力して所定のしきい値と比較し、該信号
がしきい値より大のとき前記同期検波回路からの復調出
力を出力し、該信号がしきい値より小のとき前記同期検
波回路からの復調出力を出力するような前記切換制御信
号を前記切換器にあたえる判定回路とを備えたことを特
徴とするものである。
イバーシチ回路は、ディジタル無線受信機の高周波部か
ら得られるベースバンド信号を入力して遅延検波復調出
力を得る遅延検波型復調器と、前記ベースバンド信号を
ディジタル変換するＡ／Ｄ変換器と、該Ａ／Ｄ変換器の
時系列出力にタップ係数を積算しその総和を等化出力と
するとともに該タップ係数の変化を示す信号を出力する
適応自動等化器と、該適応自動等化器からの等化出力を
入力して同期検波復調出力を得る同期検波回路と、前記
遅延検波型復調器からの復調出力と前記同期検波回路か
らの復調出力を切換制御信号に従って選択出力する切換
器と、前記適応自動等化器からの前記タップ係数の変化
を示す信号を入力して所定のしきい値と比較し、該信号
がしきい値より大のとき前記同期検波回路からの復調出
力を出力し、該信号がしきい値より小のとき前記同期検
波回路からの復調出力を出力するような前記切換制御信
号を前記切換器にあたえる判定回路とを備えたことを特
徴とするものである。
【０００５】
【実施例】図１は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。図において、１は無線信号を受信して選択増幅しベ
ースバンド信号を出力する高周波部である。２は遅延検
波型復調器、３はＡ／Ｄ変換器である。４は適応自動等
化型復調器であり、適応自動等化器５と同期検波回路６
を備えている。７は切換器、８は判定回路である。図２
は図１の適応自動等化器５の詳細回路図である。図にお
いて、９はシフトレジスタ、１０は加算器、１１は係数
更新回路である。図１，図２により本発明の動作を説明
する。受信信号は、高周波部１でベースバンド信号に変
換された後遅延検波型復調器２及びＡ／Ｄ変換器３を介
して適応自動等化型復調器４のそれぞれに入力される。
Ａ／Ｄ変換されたベースバンド信号は、時系列的にシフ
トレジスタ９に入力され、それぞれタップ係数と積算さ
れた後に加算器１０で総和をとり、等化出力となる。等
化出力はタップ係数更新回路１１にも入力され、タップ
係数を更新する。上記等化器において、受信信号のシン
ボルタイミングがレジスタ＃１にあるとする。この場
合、受信信号のマルチ量、即ち主波に対する遅延波の遅
延量が大きくなると、シンボルタイミング以外のタップ
係数（この例ではタップ係数２）も値が増加する。従っ
て、上記タップ係数をマルチパス量を推定する要因とし
て判定回路８に対して出力する。
る。図において、１は無線信号を受信して選択増幅しベ
ースバンド信号を出力する高周波部である。２は遅延検
波型復調器、３はＡ／Ｄ変換器である。４は適応自動等
化型復調器であり、適応自動等化器５と同期検波回路６
を備えている。７は切換器、８は判定回路である。図２
は図１の適応自動等化器５の詳細回路図である。図にお
いて、９はシフトレジスタ、１０は加算器、１１は係数
更新回路である。図１，図２により本発明の動作を説明
する。受信信号は、高周波部１でベースバンド信号に変
換された後遅延検波型復調器２及びＡ／Ｄ変換器３を介
して適応自動等化型復調器４のそれぞれに入力される。
Ａ／Ｄ変換されたベースバンド信号は、時系列的にシフ
トレジスタ９に入力され、それぞれタップ係数と積算さ
れた後に加算器１０で総和をとり、等化出力となる。等
化出力はタップ係数更新回路１１にも入力され、タップ
係数を更新する。上記等化器において、受信信号のシン
ボルタイミングがレジスタ＃１にあるとする。この場
合、受信信号のマルチ量、即ち主波に対する遅延波の遅
延量が大きくなると、シンボルタイミング以外のタップ
係数（この例ではタップ係数２）も値が増加する。従っ
て、上記タップ係数をマルチパス量を推定する要因とし
て判定回路８に対して出力する。
【０００６】判定回路８では、適応自動等化器５からの
入力の大きさと、内部に設定されたしきい値を比較し、
上記入力がしきい値より大の時は適応自動等化器５の出
力を選択し、しきい値より小の時は遅延検波型復調器２
の出力を選択するように切換器７を切換え制御する。こ
のような切換動作により、マルチパス量に対する誤り率
特性は、遅延検波型復調方式のみの場合、適応自動等化
復調方式のみの場合と比較して平坦となり、図３の太線
ａに示すように、両方式の欠点を適度に補った復調出力
の品質を確保することができる。
入力の大きさと、内部に設定されたしきい値を比較し、
上記入力がしきい値より大の時は適応自動等化器５の出
力を選択し、しきい値より小の時は遅延検波型復調器２
の出力を選択するように切換器７を切換え制御する。こ
のような切換動作により、マルチパス量に対する誤り率
特性は、遅延検波型復調方式のみの場合、適応自動等化
復調方式のみの場合と比較して平坦となり、図３の太線
ａに示すように、両方式の欠点を適度に補った復調出力
の品質を確保することができる。
【０００７】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、マルチパス量の変化に対して常に安
定した受信復調出力を得ることができるため、実用上極
めて大きい効果がある。
施することにより、マルチパス量の変化に対して常に安
定した受信復調出力を得ることができるため、実用上極
めて大きい効果がある。
【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】図１の部分詳細回路図である。
【図３】ビット誤り率特性例図である。
１ 高周波部 ２ 遅延検波型復調器 ３ Ａ／Ｄ変換器 ４ 適応自動等化型復調器 ５ 適応自動等化器 ６ 同期検波回路 ７ 切換器 ８ 判定回路 ９ シフトレジスタ １０ 加算器 １１ 係数更新回路
Claims (1)
- 【請求項１】 ディジタル無線受信機の高周波部から得
られるベースバンド信号を入力して遅延検波復調出力を
得る遅延検波型復調器と、 前記ベースバンド信号をディジタル変換するＡ／Ｄ変換
器と、 該Ａ／Ｄ変換器の時系列出力にタップ係数を積算しその
総和を等化出力とするとともに該タップ係数の変化を示
す信号を出力する適応自動等化器と、 該適応自動等化器からの等化出力を入力して同期検波復
調出力を得る同期検波回路と、 前記遅延検波型復調器からの復調出力と前記同期検波回
路からの復調出力を切換制御信号に従って選択出力する
切換器と、 前記適応自動等化器からの前記タップ係数の変化を示す
信号を入力して所定のしきい値と比較し、該信号がしき
い値より大のとき前記同期検波回路からの復調出力を出
力し、該信号がしきい値より小のとき前記同期検波回路
からの復調出力を出力するような前記切換制御信号を前
記切換器にあたえる判定回路とを備えた復調方式選択ダ
イバーシチ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4231580A JPH0662068A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 復調方式選択ダイバーシチ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4231580A JPH0662068A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 復調方式選択ダイバーシチ回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0662068A true JPH0662068A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16925753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4231580A Pending JPH0662068A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 復調方式選択ダイバーシチ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0662068A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6032029A (en) * | 1996-04-18 | 2000-02-29 | Matsushita Communication Industrial Co., Ltd. | Receiver selecting either a first demodulated signal or a second demodulated signal in accordance with characteristics of a received signal |
| JP2010245836A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 受信装置 |
| JP2012109700A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Sony Corp | 受信装置、受信方法、及び、電子機器 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03177136A (ja) * | 1989-12-06 | 1991-08-01 | Toshiba Corp | 復調装置及び受信機 |
| JPH0477019A (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-11 | Toshiba Corp | ディジタル通信制御装置 |
| JPH04208706A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | 自動等化器 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP4231580A patent/JPH0662068A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03177136A (ja) * | 1989-12-06 | 1991-08-01 | Toshiba Corp | 復調装置及び受信機 |
| JPH0477019A (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-11 | Toshiba Corp | ディジタル通信制御装置 |
| JPH04208706A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | 自動等化器 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6032029A (en) * | 1996-04-18 | 2000-02-29 | Matsushita Communication Industrial Co., Ltd. | Receiver selecting either a first demodulated signal or a second demodulated signal in accordance with characteristics of a received signal |
| KR100309688B1 (ko) * | 1996-04-18 | 2001-12-15 | 가와다 다카시 | 수신기 |
| JP2010245836A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 受信装置 |
| JP2012109700A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Sony Corp | 受信装置、受信方法、及び、電子機器 |
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