JPH0661727A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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Publication number
JPH0661727A
JPH0661727A JP4208924A JP20892492A JPH0661727A JP H0661727 A JPH0661727 A JP H0661727A JP 4208924 A JP4208924 A JP 4208924A JP 20892492 A JP20892492 A JP 20892492A JP H0661727 A JPH0661727 A JP H0661727A
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JP
Japan
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antenna
plane
center axis
respect
antenna device
Prior art date
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Pending
Application number
JP4208924A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Hashimoto
公佑 橋本
Hiroaki Iwatomo
洋昭 岩朝
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0661727A publication Critical patent/JPH0661727A/ja
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 移動体で使用時にも平面アンテナを常に放送
衛星に正対できるようにするとともに、移動時にも放送
衛星の位置を認知して補正できるようにする。 【構成】 平面アンテナの主指向中心軸に対して面対称
になるようにその構成面を4分割し、また、その各々の
分割平面1a,1b,1c,1dの中心軸が主指向中心
軸に対して線対称になるような関係に偏角を持たせるよ
うに配置し、その各分割平面の受信信号を取り出すとと
もにその和信号を取り出すようにした。また、移動体の
基準方向に対するアンテナの水平及び垂直方向の角度信
号とアンテナ入力のIF検波信号を発生させる手段を設
け、また、移動体に地上の基準位置に対する移動量及び
方向と傾き量及びその方向を検出する手段を設け、移動
体の移動に応じて自動的に平面アンテナの方向を回動さ
せる手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ及びラジオなど
に静止人工衛星よりの電波を受信するアンテナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のBS受信システム全体の
外観を示す図であり、図12は従来のBS受信システム
のシステム構成図を示している。各図において50は電
波の方向を検出するために設けられたモノパルスアンテ
ナで左モノパルスアンテナ50a、右モノパルスアンテ
ナ50bで構成されている。また、モノパルスアンテナ
50は受信用の素子アンテナとしても併用されている。
51は複数に分割された平面アンテナで、その各々が素
子アンテナで構成され、ここでは、51aが基準素子ア
ンテナで、その他が他の素子アンテナ51b、51c、
51d、51eとして構成されていて電波が前のアンテ
ナで隠れないように配置され仰角38度の角度に固定さ
れている。52はターンテーブルで上部には高周波回路
がアンテナ間の隙間に配置されている。また、53はベ
ース部で機械制御系57と電源部61が取り付けられて
いる。54は駆動モータでターンテーブル52を回転さ
せる。55はモノパルスアンテナ50の出力を位相比較
する位相モノパルス回路、56は位相を比較したモノパ
ルス回路55からの信号を計算するCPUで機械制御系
57に信号を送り、その信号に基づいてモーター54を
制御する。58は各々の素子アンテナ50、51の位相
を同相にし合成する位相ロック同相合成回路で、その合
成された信号をベース部に納められた周波数変換器60
に回転結合トランス59を介して送られる。周波数変換
器からBSチューナー20を介してビデオモニター21
に送られる。
【0003】次に動作について説明する。モノパルスア
ンテナ50は検出する方向に2つのモノパルスアンテナ
50a、50bを並べて配置し、その2つのモノパルス
アンテナ50a、50bに入射する電波の位相差を位相
モノパルス回路55で検出することにより、電波の入射
方向を知る事ができる。すなわち、入射する電波の方向
に近い方のモノパルスアンテナここでは左モノパルスア
ンテナ50aの方が他方のモノパルスアンテナここで
は、右モノパルスアンテナ50bの方が位相が遅れて受
信される。この位相差がゼロになるまでターンテーブル
52を機械制御系57で制御するモーター54により回
転させることにより、モノパルスアンテナ50を放送衛
星の方向に正対できるとともに複数個の素子アンテナ5
1を放送衛星の方向に正対できる。ここでは、右モノパ
ルスアンテナ50bの方が左モノパルスアンテナ50a
より位相が遅れていることより放送衛星は左にあること
が判る。その位相差の時間的量をCPU56で計算し、
電波の入射角度のズレを算出し、そのデータに基づき機
械制御系57でモーター54を制御し、回転テーブル5
2を左に回転させモノパルスアンテナ50の位相差がゼ
ロになるようにする。次に、複数個に分割された素子ア
ンテナ50、51の出力を同相合成する。すなわち、基
準の素子アンテナここでは51aとする。その基準の素
子アンテナ51aの基準信号を取り出し位相ロック合成
回路58に送る。位相ロック合成回路に送られてきた基
準信号と他の素子アンテナ51b、51c、51d、5
1e、50a、50bから送られてきた信号の位相を比
較し出力周波数を電圧制御発信器(図示せず)で制御
し、基準の素子アンテナ51aと同期させて合成し周波
数変換器に送られる。ここでは、回転テーブル52が3
60°回転するため周波数変換器に送られる信号は回転
結合トランス59を介して送られている。この周波数変
換器に送られた信号は1GHz帯のIF信号に変換しB
Sチューナ20に送りAV信号に変換しビデオモニター
21に送る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ装置は
以上のように、素子アンテナが仰角38度に固定されて
いるため仰角方向の調整は素子アンテナの性能に依存し
ている為、坂道では受信状態が悪くなる。また、地域に
よっての仰角補正ができない問題点があった。
【0005】また、移動体の移動量及び傾き量を検出す
る手段がなく坂道等で移動体が傾いたとき電波の受信が
できなかった。
【0006】また、移動体の緯度及び経度すなわち地域
の移動に対して、放送衛星の垂直角度及び水平方向が変
化するが水平方向及び垂直角度の補正ができなかった。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、平面アンテナを常に放送衛星に正
対できるようにするとともに移動体が移動時にも放送衛
星の位置を正確に認知して補正を行なうアンテナ装置を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアンテナ装
置は、平面アンテナを主指向中心軸に対して面対称にな
るようにその構成平面を複数に分割し、また、その各々
の分割平面の指向中心軸が主指向中心軸に対して線対称
になるような関係に偏角を持たせるよう取付け、その各
分割平面の受信信号を取り出すとともにその和信号を取
り出すようにしたものである。
【0009】また、アンテナ装置の平面アンテナに平面
アンテナと独立して受信する受信部を複数個設けた。ま
た、前記受信部の指向中心軸を平面アンテナの基本指向
中心軸に対して選択的に偏角を持たせたものである。
【0010】また、アンテナ装置に水平方向及び垂直角
度の角度位置信号とアンテナ入力レベルを検出する手段
を設け、IF検波信号として信号を発生させるとともに
角度位置信号を発信する手段を設けたものである。
【0011】また、移動体に地上の基準位置に対する移
動量及び方向と傾き量及びその方向を検出する手段を設
け、移動体の移動に応じて自動的にアンテナの方向を回
動させるとともにそのIF検波信号を監視する様にした
ものである。
【0012】また、基準位置に置ける平面アンテナの垂
直角度方向を手動にてプリセットできるようにしたもの
である。
【0013】また、移動体が停止したことを検出する手
段を設けたものである。
【0014】
【作用】本発明におけるアンテナ装置は、平面アンテナ
を主指向中心軸に対して面対称になるようにその構成面
を複数に分割し、また、その分割平面の指向中心軸が主
指向中心軸に対して線対称になるような関係に偏角を持
たせるように取り付けたことにより、放送衛星に正対す
る分割面のIF検波信号のレベルが他の分割面のIF検
波信号に対して相対的に高くなるため放送衛星の水平方
向及び垂直角度が検出でき、機械系制御部によって平面
アンテナ全体を放送衛星に正対するように向けることに
より、複数に分割された分割面のIF検波信号のレベル
が均等になりその和信号は最大になる。ここで用いる指
向とは指向特性を持つ電解強度の最大方向として示して
いる。
【0015】また、本発明のアンテナ装置は、平面アン
テナにその指向中心軸に対して選択的に偏角を持たせた
複数の独立した受信部を設け、その受信部で放送衛星の
電波を受信すると放送衛星に正対する受信部のレベルが
高くなり放送衛星の方向を認知できる。そして、機械系
制御部によって最適な方向に平面アンテナを向ける。
【0016】アンテナ装置に水平方向及び垂直角度の角
度位置信号を発生させる手段を設けるとともに地上の基
準位置に対する移動量及び方向と傾き量及びその方向を
検出する手段を設けたことにより、平面アンテナが実際
に向いている方向を検出し、また、放送衛星の方向を算
出し、平面アンテナの向いている方向の水平方向及び垂
直角度の補正を行ない平面アンテナを常に放送衛星に正
対させる。
【0017】また、基準位置で平面アンテナの垂直角度
をプリセットする事により、地域による垂直角度偏差を
修正しそのプリセットした値が垂直角度の傾き量及び方
向の中心値となり、その中心値を基準とし補正を行なう
ため電波の入射方向の検索が容易になり素早く平面アン
テナを放送衛星に正対できる。
【0018】移動体が停止したことを検出する事によ
り、停止時に移動体が地上の基準位置からの移動量及び
方向を算出することにより、正確に移動体の位置を認知
できる。また、その緯度及び経度による偏差値を機械系
制御部に送りモーターを制御し平面アンテナを正確に放
送衛星に正対するように補正を行なうことができる。
【0019】
【実施例】実施例1.以下、本発明における実施例を図
に基づいて説明する。図1は本発明におけるBS受信シ
ステム全体を示す図であり、図2は本発明のアンテナ装
置を示す上面図である。また、図3は本発明におけるア
ンテナ装置の側面のカバーを取り外した側面図であり、
図4は本発明におけるBS受信システムのシステム構成
図である。図5は本発明における電波の受信レベルを示
す図である。各図において、1は平面アンテナで複数の
短冊状の素子アンテナで構成されていて、各々が平面ア
ンテナ1の主指向中心軸に対して面対称になるようにそ
の構成面を1a、1b、1c、1dのように4分割し、
その1a、1b、1c、1dの分割平面の中心軸が主指
向中心軸に対して線対称になるような関係に偏角を持た
せるように配置している。2は平面アンテナ1を取付け
た回転テーブルで垂直方向角度を調整する為の減速機を
一体構造とした垂直角度調整モータ9とリンク機構10
を内蔵している。また、水平方向調整用歯車部8を設け
てある。3は機械系制御部で水平方向の補正を行なう水
平方向調整モータ7とモーター制御部6とアンテナの水
平方向及び垂直角度の角度位置信号を発信させるアンテ
ナ角度位置検出回路が内蔵されており、また、4分割さ
れた分割平面の信号を合成する合成回路部も内蔵されて
いる。回転テーブル2と機械系制御部3は水平方向36
0゜エンドレスに回転しても平面アンテナ1の信号を合
成回路12に送信できるようになされた回転結合部11
によって回転可能なようになされている。また、回転テ
ーブル2に設けられた水平方向調整歯車部8を前述した
減速機を一体構造とした水平方向調整モーター7で回転
可能なようになされており、上記水平方向調整モータを
制御し回転させる。4は角度検出回路部でセンサー制御
駆動部19に方位センサー5a、前後傾きセンサー5
b、左右傾きセンサー5cが接続されている。詳しくは
方位センサー5aの信号を検出する方位検出回路14と
前後傾き角センサー5bの信号を検出する前後傾き角検
出回路15と左右傾き角センサー5cの信号を検出する
左右傾き角検出回路16とが接続され、その各々が検出
された信号を方位及び傾き角の絶対量を検出する方位及
び傾き角絶対変位変換回路17に接続されている。ま
た、回転テーブル2にアンテナの受信レベルを検出し受
信電波のIF検波信号を発生させる受信レベル比較及び
レベルモニタ回路22とその信号を検出しモーター制御
部6に信号を送るアンテナ方位制御部23が内蔵されて
いる。また、平面アンテナ1で受信した信号を合成回路
12でミキシングしダウンコンバータ25を介してBS
チューナ20に送り映像及び音声信号に変換しモニター
21で取り出す。26a、26dは分割平面1a、1d
の角度における受信レベルで、27は平面アンテナ1全
体の受信レベルである。
【0020】次に動作について説明する。センサ制御駆
動回路19によりセンサー5を作動させる。方位センサ
ー5aにより水平方向の移動量及び移動時間の信号を方
位検出回路に送り平面アンテナの水平方向を検出する。
また、前後傾き角センサー5bにより前後の傾き角の移
動量及び移動時間の信号を前後傾き角検出回路15に送
り前後の傾き角を検出する。また、左右傾き角センサー
5cにより左右の傾きの移動量及び移動時間の信号を左
右傾き角検出回路16に送り前後の傾き角を検出する。
前記の3回路によって検出された信号を方位及び傾き角
絶対変位変換回路17に送り移動体の方位及び傾き角を
検出し信号を出力する。モーター制御部6では送られて
きた信号を基に放送衛星の水平方向及び垂直角度を算出
し水平方向調整モータ7及び垂直角度調整モータ9をモ
ータ制御部6で制御し平面アンテナ1を放送衛星に正対
させる。
【0021】また、前記調整と並行して以下の調整も行
う。構成平面を平面アンテナ1の主指向中心軸に対して
面対称になるように4分割された分割平面1a、1b、
1c、1dが各々の指向中心軸が主指向中心軸に対して
線対称になるように偏角を持たせているため、放送衛星
に対してその角度が一番近い分割平面が受信レベルが高
くなる。すなわち放送衛星に対して垂直角度の誤差が少
なければ分割平面1aのIF検波出力がレベルが高くな
り、平面アンテナ1の主指向中心軸を下げ平面アンテナ
1全体のIF検波信号が最大になる位置にモータ制御部
6により垂直角度調整モータ9を制御しリンク機構10
を動かして平面アンテナ1を適切な位置に向ける。同様
に分割平面1dのIF検波出力が高くなると平面アンテ
ナ1の主指向中心軸を上げることで平面アンテナ全体の
IF検波出力が最大になる位置にモータ制御部6により
垂直角度調整モータ9を制御しリンク機構10を動かし
平面アンテナ1を適切な角度に向ける。また、水平方向
については分割平面1bと分割平面1cのIF検波出力
のレベル差を検出してレベルの高い方にモータ制御部6
により減速機と一体構造とした水平方向調整モーター7
を制御し回転テーブル2を回動させ平面アンテナ全体の
IF検波出力が最大になる位置に持っていき水平方向角
度を補正する。
【0022】上記のように1つ目の方法で大まかに合わ
せるとともに2つ目の方法で正確に合わす事で正確に放
送衛星を追尾することが出来る。また、センサー5に発
生する誤差を放送衛星からの電波を良好に受信できた位
置でリセットし誤差の修正を行なう。次に各々の分割平
面1a、1dにより受信する電波は図5に示す26a、
26dであり、合成することにより27に示す線にな
る。この様に各々の電波を比較して基準に合わせて合成
して受信する。
【0023】また、移動体の地上の基準位置、例えば、
出発地点で平面アンテナ1の垂直角度を手動で検索し調
整することで、その地域の垂直角度の基準位置を設定
し、その基準をもとにして、上記検索方法で検索する。
【0024】また、図示では省略したが移動体の車速パ
ルスを検出し、移動体が停止したことを検出すると、各
々の分割平面1a、1b、1c、1dの電波の受信レベ
ルを比較するレベルモニター回路22で上記検索方法で
検索し平面アンテナ1の方向を上記方法で補正する。ま
た、図示では省略したがタイマーを内蔵し一定の時間が
くると前記と同様に電波の受信レベルを検索し平面アン
テナ1の方向を補正する。
【0025】実施例2.図6は本発明の第2の実施例に
おけるアンテナ装置を示す斜視図である。図7は本発明
の第2の実施例におけるアンテナ装置の側面のカバーを
取り外した側面図である。図8は本発明の第2の実施例
における機械制御系のシステム構成図である。各図にお
いて、30は平面アンテナで30a、30b、30c、
30dの4面に平面アンテナ30の主指向中心軸に対し
て面対称になるように分割されていて、また、各々の分
割平面に分割平面の指向中心線が平面アンテナの主指向
中心軸に対して線対称になるように偏角を持たせてあ
る。31は平面アンテナ30に取り付けられた垂直角度
調整用歯車で垂直角度調整モーター32によって回動可
能なようになされている。33は水平方向調整モーター
で平面アンテナ30を支えている支柱34に取り付けら
れた水平方向調整用歯車36に回転を伝え支柱34を回
転するようになされている。35は水平方向調整部を納
めたケースである。40はGPSアンテナでGPSに用
いられている衛星からの電波を受信する。41はGPS
レシーバでGPSアンテナで受信した信号を解析して緯
度及び経度を算出してモータ制御部47に信号を送って
いる。42は移動体の方向を検出する地磁気センサーで
方位検出回路43を介して信号をモータ制御部47に送
られている。同様に傾きセンサー44によって傾き量及
び移動時間を検出し、傾き角検出回路で傾き量を検出し
モータ制御回路47に信号を送られている。また、アン
テナからアンテナの角度位置をアンテナ角度位置検出回
路46によって検出し同様にモータ制御部47に送られ
ている。
【0026】次に動作について説明する。図8のシステ
ム構成図のようにGPSアンテナで複数のGPSに用い
られている衛星から信号を受け取りGPSレシーバ41
で解析し現在位置の緯度及び経度を算出する。次に、そ
の経度及び緯度から放送衛星の方位及び角度を算出す
る。次に、地磁気センサー42の信号を方位検出回路で
検出することで移動体の基準線の向いている方向を検出
する。次に、アンテナの角度位置検出回路46で平面ア
ンテナ30の向いている方向を検出する。前記の3方法
で検出した信号をモーター制御部47に送り、水平方向
調整モータ33及び垂直角度調整モータ32を制御して
水平方向及び垂直角度を調整する。また、実施例1と同
様に傾きセンサー44によって検出された信号を傾き角
検出回路45により検出しモータ制御回路47に送りそ
の傾き角に応じて垂直角度調整モータ32および水平方
向調整モータ33を同様に制御して平面アンテナ30を
放送衛星に正対させる。
【0027】また、平面アンテナ30を4分割し各々の
指向中心軸が主指向中心軸に対して線対称になるように
偏角を持たせているため放送衛星に対して最も正対関係
にある面に一番近い面の受信レベルのIF検波信号が他
の3面より高くなる。例えば垂直角度が低い方向に合っ
ていないときは30aのIF検波信号のレベルが高くな
り、30b、30c及び30dのIF検波信号のレベル
が低くなる。そのときモータ制御部47で垂直角度調整
モーター32を制御し歯車部31を回転させ平面アンテ
ナ30を傾け各々の分割平面のIF検波信号が均等にな
るように調整する。また、水平方向が合っていないとき
例えば30bのIF検波信号レベルが30a、30c及
び30dのIF検波信号レベルより高い場合は平面アン
テナ30全体を30b及び30cの方向に水平方向調整
モーター33が平面アンテナ30を取り付けた支柱に取
り付けた水平方向調整用歯車部36と回転力を伝達する
ようになされていて水平方向調整モーター33をモータ
制御部47により回転させることで支柱34が回転し平
面アンテナ30を水平方向角度の補正を行ない各々の分
割平面のIF検波信号が均一になる位置に持っていき各
々の分割平面の信号を合成して図示では省略したダウン
コンバータを介して信号をBSチューナに送る。
【0028】実施例3.図9は本発明の第3の実施例に
おけるアンテナ装置の全体を示す斜視図である。また、
図10は本発明の第3の実施例におけるアンテナ装置の
側面のカバーを取り外した側面図である。図において、
65は放送衛星の電波を受信する平面アンテナであり、
66は平面アンテナ65に設けられ独立して電波を受信
する受信部で選択的に偏角を持たせてある。67は水平
方向調整部で水平方向調整モータ71と水平方向調整歯
車72が納められている。68は平面アンテナ65を取
り付けてある支柱で、前述した歯車72を一体として水
平方向に回転可能なようになされている。また、支柱6
8には平面アンテナ65が回転可能なように取り付けら
れている。また、前述した水平方向調整モータ71で水
平方向調整歯車72を制御し回転可能なようになされて
いる。また、69は垂直角度調整モータで、平面アンテ
ナと一体構造とした垂直角度調整歯車70を制御し回動
可能なようになされている。73は平面アンテナに設け
られ独立して電波を受信する受信部66に設けられたホ
ーンで電波を受け取るプローブ74が設けられている。
【0029】次に動作について説明する。図9に示すよ
うに、平面アンテナに独立して設けられた受信部66は
一例として平面アンテナ上部中央及び下部両端の3箇所
に設けられていて各々外側に偏角を持たせてある。ま
た、受信部66は図10の詳細を示すように円筒ホーン
形状になっており、図では3個配置しているホーンの長
さLは波長をλとした時にそのLはλ/4で共振する様
にしたテーパ状キャビティ共振器として構成しているの
で放送衛星の電波約12GHzを受信するには約6ミリ
の長さになっている。また、前記ホーンの中央付近にプ
ローブ72が設けられており、放送衛星の電波をホーン
73で共振させ受信する。ホーンは独自の指向角を有し
ており受信部66は選択的に各々偏角を持たせている
為、放送衛星の方向に正対している受信部66が受信レ
ベルが高くなる。従って3個の受信部66の入力レベル
が均等になるように制御することにより、平面アンテナ
65を放送衛星に正対する水平方向及び垂直角度に補正
する事ができる。すなわち、平面アンテナの上部に設け
られた受信部66の受信レベルが高いときは垂直角度調
整モータ69を回転させ平面アンテナ65に固着された
垂直角度調整歯車70を回転させ平面アンテナの垂直角
度を上げることにより3個の受信部66の受信レベルが
均等になるように補正し停止させる。また、平面アンテ
ナの下部の両端に設けられた受信部66が高くなれば垂
直角度モータを前記と逆に回転させることにより平面ア
ンテナ65の角度を下げ同様に3個の受信部66の受信
レベルが均等になるように補正し停止させる。また、受
信部下部左側の受信部66が他の2つの受信部66より
高ければ水平方向調整モータ71を回転させ平面アンテ
ナ65を固着した支柱に設けられた水平方向調整歯車7
2を左回転させ平面アンテナを放送衛星に正対させる。
すなわち、3個の受信部の受信レベルが均等になるよう
に補正し停止させる。また、右側の受信部66のレベル
が高くなれば、水平方向調整モータ71を前記回転と逆
方向に回転させ平面アンテナ65を右回転させ上記と同
様に3個の受信部66の受信レベルが均等になるように
補正し停止させる。本発明の説明では受信部をテーパ状
キャビティ共振器として説明したが、これが他の方式例
えば、テーパホーンアンテナ、コイル状アンテナ等であ
ってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によればアンテナ
装置の平面アンテナ部を複数に分割し、その各々の分割
平面の受信信号を取り出すことにより、分割平面の受信
レベルの違いより放送衛星の方向を認識でき、その方向
に平面アンテナを向ける精度の高い装置が得られる効果
がある。本発明では、平面アンテナを4分割にして説明
を行なったが3分割以上の複数個あればよい。
【0031】また、平面アンテナに独立した受信部を複
数個を設け、その受信部に各々選択的に偏角を持たせて
あるため上記同様に放送衛星の方向を認識でき、その方
向に平面アンテナを向ける精度の高い装置を得ることが
できる。本発明では、平面アンテナと独立した受信部を
3個設けたことで説明しているが3個以上の複数個あれ
ばよい。
【0032】また、移動体の基準方向に対するアンテナ
の水平及び垂直方向の角度位置信号とアンテナ入力のI
F検波信号を発生させる手段を設け、また、移動体に地
上の基準位置に対する移動量及び方向と傾き量及びその
方向の検出する手段を設けたことにより、平面アンテナ
が向いている方向および傾き量を検出でき、その検出し
た値から最適方向及び角度に平面アンテナを制御するア
ンテナ装置を得ることができる。
【0033】また、基準位置におけるアンテナ装置の垂
直角度方向を手動にてプリセットするようにしたことに
より、垂直角度方向の調整範囲の中心値をプリセットし
た値にする事により調整が早くできるアンテナ装置を得
ることができる。
【0034】また、移動体が停止したことを検出する手
段を設け、停止時にIF検波信号が最大になるように自
動的に水平及び垂直方向を検索することにより、正確に
放送衛星の方向を検索できるアンテナ装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるBS受信システム全体を示す図
である。
【図2】本発明のアンテナ装置を示す上面図である。
【図3】本発明のアンテナ装置の側面のカバーを取り外
した側面図である。
【図4】本発明におけるBS受信システムのシステム構
成図である。
【図5】本発明における電波の受信レベルを示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例におけるアンテナ装置を
示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施例におけるアンテナ装置の
側面のカバーを取り外した側面図である。
【図8】本発明の第2の実施例における機械制御系のシ
ステム構成図である。
【図9】本発明の第3の実施例におけるアンテナ装置の
全体を示す斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施例におけるアンテナ装置
の側面のカバーを取り外した側面図である。
【図11】従来のBS受信システム全体の外観を示す図
である。
【図12】従来のBS受信システムのシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
1 平面アンテナ 1a〜1d 分割平面 2 回転テーブル 3 機械系制御部 4 角速度検出回路部 5 センサー 6 モータ制御部 7 水平方向調整モータ 9 垂直角度調整モータ 12 合成回路 22 レベルモニター回路 30 平面アンテナ 32 垂直角度調整モータ 33 水平方向調整モータ 65 平面アンテナ 66 受信部 67 水平方向調整部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に設置して上空の定点よりの電波
    を追尾して受信するようにしたアンテナ装置において、
    平面アンテナの主指向中心軸に対して面対称になるよう
    にその構成平面を複数に分割し、かつ、その各々の分割
    平面の指向中心軸が主指向中心軸に対して線対称になる
    様な関係に偏角を持たせるように配置し、その各分割平
    面の受信信号を取り出すようにするとともにその和信号
    を得るようにしたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 アンテナ装置に平面アンテナと独立した
    受信部を複数個設け、前記受信部の指向中心軸を平面ア
    ンテナの指向中心軸に対して選択的に偏角を持たせると
    ともに、前記受信部の検波出力を取り出す様にしたこと
    を特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 アンテナ装置に移動体の基準方向に対す
    るアンテナの水平方向及び垂直角度の角度位置信号とア
    ンテナ入力のIF検波信号を発生させる手段を設け、移
    動体に地上の基準位置に対する移動量及び方向と傾き量
    及びその方向を検出する手段を設け、移動体の移動に応
    じて自動的にアンテナの方向を回動させるとともにその
    IF検波信号を監視する様にしたことを特徴とするアン
    テナ装置。
JP4208924A 1992-08-05 1992-08-05 アンテナ装置 Pending JPH0661727A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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