JPH066163U - ステアリング回転位置検出装置 - Google Patents

ステアリング回転位置検出装置

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JPH066163U
JPH066163U JP4462692U JP4462692U JPH066163U JP H066163 U JPH066163 U JP H066163U JP 4462692 U JP4462692 U JP 4462692U JP 4462692 U JP4462692 U JP 4462692U JP H066163 U JPH066163 U JP H066163U
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steering
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rotation
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政一 服部
啓一 梅原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ステアリングのニュートラル位置を簡単に検出
する。 【構成】回転体6はステアリング・シャフトに連動して
回転し、回転体6にはニュートラル位置被検出孔18が
形成されている。ピニオン22の歯数は18枚でその内
6枚の歯32の歯幅は他の12枚の歯31の歯幅より広
い。その歯32は回転体6のフランジ部16に当接する
ようになっている。また、ピニオン22にはニュートラ
ル位置被検出孔34が形成されている。回転体6が1回
転する度にフランジ部16の歯19とピニオン22が噛
合して、ピニオン22は60度だけ回転する。ステアリ
ングのニュートラル位置においては両ニュートラル位置
被検出孔18,34が合致するため、フォトインタラプ
タ21はその合致を検出できる。そして、この両ニュー
トラル位置被検出孔18,34の合致は、回転体6が左
右に6回転する間に1回だけ起こる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両のステアリングの回転位置を検出する装置に係り、詳しくは、ス テアリングのニュートラル位置を検出することにより車両の直進状態を検出する と共に、ステアリングの回転角度を検出することにより車両の進行方向を検出す る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等の車両のステアリングは、ステアリングのニュートラル位置 (車両が直進する位置)からステアリング・ホイールを時計および反時計回りに 複数回(通常、3〜6回)回転させると、左右いっぱいに切れてロック・ツー・ ロックするようになっている。
【0003】 これは、ステアリング・ホイールの回転運動をステアリング・ギアによって減 速することにより、運転者がステアリング・ホイールを回すのに要する腕力を軽 減すると共に、ホイールからの振動や衝撃をステアリング・ホイールに伝わり難 くするためである。また、車両の進行方向を変えるのに必要なステアリング・ホ イールの操作量(切れ角度)を大きくすることにより、操安性を向上させるため でもある。すなわち、ステアリング・ホイールを僅かに操作しただけで車両の進 行方向が大きく変化すると、運転者に過度の注意力を要求することになり危険で ある。そこで、運転者の感性に合ったブロードなハンドリング特性にして走行を 安定させているわけである。
【0004】 従って、ステアリング・ホイールを目視しただけではステアリングの回転位置 を判定できず、車両の進行する方向を判定することもできない。 そのため、ステアリングのニュートラル位置および回転角度を検出する装置が 考案されている。すなわち、同装置を用いることにより、運転者は容易に車両の 進行する方向(特に直進するかどうか)を判定することができる。また、同装置 は、ステアリングの角度に応じてサスペンションのかたさを変える装置、ステア リングが一定角度以上回転している場合に運転者に警告を発する装置、帰路案内 を行う装置等の各種の制御装置に応用することもできる。
【0005】 図10に、従来のステアリング回転位置検出装置の要部を示す。 ステアリング・シャフト101はディスク102の中心部を貫通して固定され ている。そのため、ステアリング・シャフト101とディスク102は一体回転 可能になっている。ディスク102の外周には等間隔に多数の回転角被検出孔1 03が設けられている。また、ディスク102上において、各回転角被検出孔1 03より若干内側に、ニュ−トラル位置用被検出孔104が設けられている。
【0006】 検出器105は、回転角および回転方向検出用フォトインタラプタ106,1 07と、ニュ−トラル位置用フォトインタラプタ108を有している。その検出 器105はコの字形の外形を成し、ディスク102を挟むように設けられている 。すなわち、各フォトインタラプタ106,107,108が各検出孔103, 104に対応するようになっている。但し、ステアリング・シャフト101およ びディスク102が回転しても、検出器105の取り付け位置が変化することは ない。
【0007】 従って、ステアリング・ホイール(図示略)が1回転すると、ステアリング・ シャフト101と共にディスク102も1回転するが、検出器105の位置は変 化しない。そのため、ディスク102が1回転する毎に、ニュ−トラル位置用フ ォトインタラプタ108はニュ−トラル位置用被検出孔104を検出してニュ− トラル検出信号を出力する。その結果、ステアリング・ホイールを左右いっぱい に切ってロック・ツー・ロックさせると、ステアリングの回転回数と同数だけの ニュ−トラル検出信号が出力される。そして、ニュ−トラル検出信号の数を電子 回路(図示略)にてカウントすることにより、ステアリングの回転回数を検出す ることができる。
【0008】 また、ディスク102が回転すると、回転角および回転方向検出用フォトイン タラプタ106,107は、それぞれ回転角被検出孔103を検出し、ディスク 102の回転角および回転方向に応じた回転角・回転方向検出信号を出力する。 従って、回転角・回転方向検出信号の数および位相を電子回路にて処理すること により、ステアリングの回転角および回転方向を算定することができる。
【0009】 そして、ステアリングの回転回数と回転角および回転方向から、ステアリング の回転位置を検出することができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車両のエンジン停止時においては、バッテリを節電するために上記 のステアリング回転位置検出装置への電源供給が遮断される。そこで、電子回路 内には記憶素子が設けられ、エンジン停止直前のステアリングの回転位置を記憶 しておくようになっている。
【0011】 しかしながら、エンジンが停止している間にステアリング・ホイールを回転さ せた場合には、記憶してあるステアリングの回転位置と実際の回転位置とが異な ってしまう。これは、各フォトインタラプタ106〜108の検出信号の数およ び位相の変化に基づいてステアリングの回転位置を検出するためである。そのた め、車両のエンジン始動時においてステアリングが全く回転していないときには 、各検出信号自体を検出することはできても、その数および位相の変化はわから ないわけである。
【0012】 従って、エンジンが停止している間にステアリングが回転した場合、エンジン 始動時にはステアリングの回転位置を検出できないことになる。 また、従来のステアリング回転位置検出装置においては、ステアリングのニュ ートラル位置だけを検出したい場合でも、各フォトインタラプタ106〜108 の検出信号を電子回路にて適宜に処理しなければならない。その処理は複雑なも のであるため、電子回路の構成も複雑なものになる。
【0013】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ス テアリングのニュートラル位置を電子回路による複雑な処理によらずに検出する と共に、エンジンが停止している間にステアリングが回転した場合でもエンジン 始動時においてステアリングのニュートラル位置を検出することができるステア リング回転位置検出装置を、簡単な構成によって提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するため、第1の考案は、ステアリング・シャフト に連動して回転する第1の回転体と、第1の回転体に形成した第1のステアリン グ位置被検出部と、第1の回転体に対して間欠機構により連動し、第1の回転体 が1回転する度に予め定められた回転角度だけ回転する第2の回転体と、第2の 回転体に形成した第2のステアリング位置被検出部と、第1および第2のステア リング位置被検出部が合致したことを検出するステアリング位置検出手段とを備 えたことをその要旨とする。
【0015】 また、第2の考案は第1の考案に加え、間欠機構は、第1の回転体と回転中心 を同じくして一体回転する間欠歯車と、第2の回転体と回転中心を同じくして一 体回転し、間欠歯車と噛合しているときには間欠歯車の回転を第2の回転体に伝 達すると共に、間欠歯車と噛合していないときには第1の回転体に対して第2の 回転体を係止させる第1の歯車と、第2の回転体と回転中心を同じくして一体回 転し、間欠歯車と当接して前記第2の回転体(22)をまわし始める第2の歯車 とからなることをその要旨とする。
【0016】
【作用】
第1の考案によれば、第2の回転体が1回転する間に、第1および第2のステ アリング位置被検出部が1回だけ合致し、ステアリング位置検出手段によってそ の合致が検出される。例えば、この第1および第2のステアリング位置被検出部 が合致する状態をステアリングのニュートラル位置に定めると共に、ステアリン グのロック・ツー・ロックにおいて第2の回転体の回転回数が1回転以内になる ように定めるとする。すると、ステアリング位置検出手段は、ステアリングのニ ュートラル位置においてのみ、第1および第2のステアリング位置被検出部の合 致を検出することになる。
【0017】 また、第2の考案によれば、第1の回転体と第2の回転体が確実に連動するこ とになり、第1の考案の作用をさらに確実にすることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜図7に従って説明する。 本実施例のステアリング回転位置検出装置は、ハウジング1内に納められてい る。そのハウジング1はケース2およびカバー3から構成され、カバー3はケー ス2に嵌合して固定されるようになっている。そして、ケース2に設けられてい る各取り付け部4を車両本体(図示略)にビス止めすることによって、ハウジン グ1は車両本体に固定される。
【0019】 図1はハウジング1からカバー3を取り除き、ホルダ5を透視した状態におけ る平面図である。また、図2は図1におけるA−A線断面図である。 回転体6は、ハウジング1内においてケース2とカバー3の空隙に嵌まり込む ように設けられ、ハウジング1に対して回転可能になっている。回転体6の中心 にはステアリング・シャフト(図示略)が貫通するための透孔11が設けられて いる。そして、透孔11内に設けられた各リブ12,13がステアリング・シャ フトに設けられた係止溝(図示略)に嵌合すると共に、透孔11とステアリング ・シャフトが当接することにより、回転体6とステアリング・シャフトは確実に 固定される。そのため、回転体6とステアリング・シャフトは一体回転可能にな っている。
【0020】 図3は回転体6の斜視図である。 回転体6は、パイプ部14とディスク15およびフランジ部16から構成され る。
【0021】 パイプ部14は中心に透孔11が形成された円筒形を成している。そして、パ イプ部14は、その全周においてケース2およびカバー3と摺動するようになっ ている。そのため、回転体6はハウジング1に対して、ガタを生じることなく滑 らかに回転することができる。
【0022】 円板状のディスク15は、パイプ部14の周囲に鍔状を成して設けられている 。そして、ディスク15の外周には等間隔に多数の回転角被検出孔17が設けら れている。また、図1に破線で示すように、ディスク15上において、各回転角 被検出孔17より若干内側に、ニュ−トラル位置用被検出孔18が設けられてい る。
【0023】 フランジ部16は、ディスク15上においてパイプ部14の周囲に均一な厚さ (幅)の鍔状を成して設けられている。そして、フランジ部16の一箇所に歯1 9が設けられている。従って、フランジ部16は間欠歯車を成している。尚、歯 19の歯幅はフランジ部16の幅より大きくなっている。また、歯19とニュ− トラル位置用被検出孔18とは、回転体6の中心に対して点対称な位置に設けら れている。
【0024】 図2に示すように、ホルダ5はハウジング1内においてケース2に固定され、 回転体6を挟むように設けられている。そのホルダ5内には、回転角および回転 方向検出用フォトインタラプタ(図示略)とニュ−トラル位置用フォトインタラ プタ21およびピニオン22が設けられている。
【0025】 そのピニオン22の軸23はホルダ5に固定されており、ピニオン22と軸2 3とは回動可能になっている。従って、ピニオン22はホルダ5およびハウジン グ1に対して回転可能になっている。
【0026】 ニュ−トラル位置用フォトインタラプタ21は発光素子21aと受光素子21 bから構成され、各素子21a,21bはピニオン22を挟んで対向するように 設けられている。
【0027】 図4(a)はピニオン22の平面図であり、(b)は(a)におけるB−B線 断面図、(c)は(a)におけるC−C線断面図、(d)は(a)におけるD− D線断面図である。
【0028】 ピニオン22の歯数は18枚であって、その内12枚の歯31は他の6枚の歯 32に比べて歯幅が狭くなっている。尚、歯幅の広い歯(以下、長幅歯という) 32は、歯幅の狭い歯(以下、短幅歯という)31の2枚おきに設けられている 。
【0029】 また、ピニオン22の中心には軸23が貫通する透孔33が形成されている。 尚、図2に示すように、ピニオン22の中心部はホルダ5と摺動するようになっ ている。そのため、ピニオン22はホルダ5に対して、ガタを生じることなく滑 らかに回転することができる。
【0030】 さらに、ピニオン22にはニュ−トラル位置用被検出孔34が設けられている 。 そして、図1に示すように、ピニオン22の2枚の長幅歯32が回転体6のフ ランジ部16の周端面に当接するようになっている。尚、この状態のとき、フラ ンジ部16に当接している長幅歯32の間の2枚の短幅歯31は、歯幅が狭いた めにフランジ部16には当接せずフランジ部16に重なるようになっている。
【0031】 ところで、図1はステアリングがニュ−トラル位置にあるときのステアリング 回転位置検出装置を示している。 このとき、回転体6のニュ−トラル位置用被検出孔18と、ピニオン22のニ ュ−トラル位置用被検出孔34とは重なっている。そして、発光素子11aから の投射光が、合致した両ニュートラル位置用被検出孔18,34を通って、受光 素子11bに達するようになっている。そのため、受光素子11bからはニュ− トラル検出信号が出力される。
【0032】 言い換えれば、ステアリングがニュ−トラル位置にあるとき、両ニュートラル 位置用被検出孔18,34が合致し、受光素子11bからニュ−トラル検出信号 が出力されるように、回転体6とピニオン22およびニュ−トラル位置用フォト インタラプタ21が配置されていると共に、回転体6とステアリング・シャフト が取り付けられている。
【0033】 次に、上記のように構成された本実施例の動作を、回転体6とピニオン22の 状態を示す図5〜図8に従って説明する。 図5は、図1から回転体6とピニオン22のみを抜き出した状態、すなわち、 ステアリングがニュ−トラル位置にあるときの回転体6とピニオン22の状態を 示している。この状態においては、前記したようにニュ−トラル位置用フォトイ ンタラプタ21からニュ−トラル検出信号が出力され、ステアリングがニュ−ト ラル位置にあることを判定することができる。
【0034】 図6は、運転者がステアリング・ホイール(図示略)を左に切ることにより、 回転体6を図5に示す状態から反時計回り(矢印E方向)に約170度回転させ た状態を示している。
【0035】 ここで注意すべき点は、回転体6の回転に対して、ピニオン22は図5に示す 位置から全く動いていないことである。すなわち、ピニオン22の2枚の長幅歯 32はフランジ部16の周端面に当接しているだけであり、フランジ部16に当 接している長幅歯32の間の2枚の短幅歯31はフランジ部16には当接してい ない。そのため、回転体6が回転しても、フランジ部16が長幅歯32の端面と 摺動するだけでピニオン22を回転させるような力は働かず、ピニオン22は回 転しないわけである。
【0036】 図7は、回転体6が図6に示す状態からさらに反時計回りに回転した状態を示 している。 フランジ部16の歯19は長幅歯32と噛合し、2枚の短幅歯31がその歯1 9を両側から挟み込む状態になっている。従って、歯19はピニオン22と確実 に噛み合い、回転体6の回転は正確にピニオン22に伝達される。その結果、歯 19と長幅歯32が噛合している間だけ、ピニオン22は時計回り(矢印F方向 )に回転する。
【0037】 図8は、回転体6が図7に示す状態からさらに矢印E方向に回転した状態を示 している。 歯19と長幅歯32との噛み合いが外れると共に、2枚の長幅歯32がフラン ジ部16の周端面に当接する状態になる。そのため、回転体6が回転しても、フ ランジ部16が長幅歯32の端面と摺動するだけでピニオン22を回転させるよ うな力は働かず、ピニオン22は回転しなくなる。この状態において、ピニオン 22は図5に示す状態(ステアリングのニュートラル位置)から時計回りに60 度回転している。そして、回転体6が反時計回りに1回転して、再び歯19と長 幅歯32とが噛み合うまでの間、ピニオン22は図8の位置に停止している。
【0038】 この図6〜図8に示す状態において、回転体6のニュ−トラル位置用被検出孔 18と、ピニオン22のニュ−トラル位置用被検出孔34とは重ならず、ニュ− トラル位置用フォトインタラプタ21からはニュ−トラル検出信号が出力されな い。
【0039】 尚、上記したのは運転者がステアリング・ホイールを左に切った場合であるが 、右に切った場合は、回転体6およびピニオン22の回転方向がそれぞれ逆向き になるだけであるので説明を省略する。
【0040】 このように、回転体6が時計および反時計回りに1回転する毎に、ピニオン2 2は反時計および時計回りに1/6回転(60度)することになる。従って、ス テアリングのニュートラル位置から回転体6が時計および反時計回りに6回転す るまでの間、両ニュ−トラル位置用被検出孔18,34は重ならず、ニュ−トラ ル位置用フォトインタラプタ21からニュ−トラル検出信号が出力されることは ない。
【0041】 ここで、例えば、ステアリング・ホイールをステアリングのニュートラル位置 から時計および反時計回りに5回転させると、左右いっぱいに切れてロック・ツ ー・ロックするようにステアリング機構が設定されているとする。その場合、ス テアリングがロック・ツー・ロックするまでの間にニュ−トラル検出信号が出力 されるのは、ステアリングがニュートラル位置のときだけである。従って、ニュ −トラル検出信号の有無のみに基づいて、ステアリングがニュートラル位置にあ るかどうかを検出することができる。
【0042】 このように本実施例においては、従来例のようにステアリングが1回転する度 にニュ−トラル検出信号が出力されず、ステアリングがニュートラル位置のとき にのみニュ−トラル検出信号が出力されるようになっている。そのため、ステア リングのニュートラル位置を、電子回路による複雑な処理によらずに検出するこ とができる。また、エンジンが停止している間にステアリング・ホイールを回転 させた場合でも、エンジン始動時にニュ−トラル検出信号が出力されれば、ステ アリングがニュートラル位置にあることを判定することができる。
【0043】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、以下のように実施しても よい。 1)従来例と同様に、回転角被検出孔17を検出する回転角および回転方向検 出用フォトインタラプタ106,107を設けることにより、回転体6の回転角 および回転方向に応じた回転角・回転方向検出信号を出力する。そして、回転角 ・回転方向検出信号の数および位相を電子回路にて処理することにより、ステア リングの回転角および回転方向を算定する。
【0044】 2)ピニオン22の歯数を18枚ではなく適宜な数にする。この場合は、ピニ オン22の歯数に応じて、回転体6の回転数とニュ−トラル検出信号の出力数を 適宜に変更することができる。
【0045】 3)図9に示すように、回転体6の外周にフランジ部16および歯19を設け る。ピニオン22は、回転体6の内側からフランジ部16に当接すると共に歯1 9に噛合する。尚、図9において、上記実施例と同様な作用を成す部分について は符号を等しくしてある。この場合の動作は、回転体6とピニオン22の回転の 方向が同じであること以外は上記実施例と同様である。
【0046】 4)ステアリングのニュートラル位置の検出だけでなく、予め設定したステア リングの適宜な位置を検出する装置に具体化する。
【0047】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、ステアリングのニュートラル位置を電子 回路による複雑な処理によらずに検出すると共に、エンジンが停止している間に ステアリングが回転した場合でもエンジン始動時においてステアリングのニュー トラル位置を検出することができるステアリング回転位置検出装置を、簡単な構 成によって提供することができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】回転体6の斜視図である。
【図4】(a)はピニオン22の平面図であり、(b)
は(a)におけるB−B線断面図、(c)は(a)にお
けるC−C線断面図、(d)は(a)におけるD−D線
断面図である。
【図5】一実施例の動作を示す説明図である。
【図6】一実施例の動作を示す説明図である。
【図7】一実施例の動作を示す説明図である。
【図8】一実施例の動作を示す説明図である。
【図9】別の実施例の要部を示す平面図である。
【図10】従来例の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
6…第1の回転体としての回転体、16…間欠機構とし
てのフランジ部、18…第1のステアリング位置被検出
部としてのニュ−トラル位置用被検出孔、19…間欠機
構としての歯、21…ステアリング位置検出手段として
のフォトインタラプタ、22…第2の回転体としてのピ
ニオン、31…第2の歯としてのピニオン22の短幅
歯、32…第1の歯としてのピニオン22の長幅歯、3
4…第2のステアリング位置被検出部としてのニュ−ト
ラル位置用被検出孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング・シャフトに連動して回転
    する第1の回転体(6)と、 当該第1の回転体(6)に形成した第1のステアリング
    位置被検出部(18)と、 前記第1の回転体(6)に対して間欠機構(16,1
    9)により連動し、第1の回転体(6)が1回転する度
    に予め定められた回転角度だけ回転する第2の回転体
    (22)と、 当該第2の回転体(22)に形成した第2のステアリン
    グ位置被検出部(34)と、 前記第1および第2のステアリング位置被検出部(1
    8,34)が合致したことを検出するステアリング位置
    検出手段(21)とを備えたことを特徴とするステアリ
    ング回転位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記間欠機構(16,19)は、 前記第1の回転体(6)と回転中心を同じくして一体回
    転する間欠歯(19)と、 前記第2の回転体(22)と回転中心を同じくして一体
    回転し、前記間欠歯(19)と噛合しているときには該
    間欠歯(19)の回転を前記第2の回転体(22)に伝
    達すると共に、前記間欠歯(19)と噛合していないと
    きには前記第1の回転体(6)に対して前記第2の回転
    体(22)を係止させる第1の歯(32)と、 前記第2の回転体(22)と回転中心を同じくして一体
    回転し、前記間欠歯(19)と当接して前記第2の回転
    体(22)をまわし始める第2の歯(31)とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のステアリング回転位置
    検出装置。
  3. 【請求項3】 第1のステアリング位置被検出部(1
    8)は第1の回転体(6)に形成された透孔(18)で
    あると共に、第2のステアリング位置被検出部(34)
    は第2の回転体(22)に形成された透孔(34)であ
    り、前記ステアリング位置検出手段(21)は両透孔
    (18,34)を挟んで設けられた発光素子(21a)
    と受光素子(21b)とからなるフォトインタラプタで
    あって、発光素子(21a)からの投射光が両透孔(1
    8,34)を通り受光素子(21b)にて検出されるこ
    とをもって第1および第2のステアリング位置被検出部
    (18,34)が合致したと検出することを特徴とする
    請求項1,2記載のステアリング回転位置検出装置。
JP1992044626U 1991-09-26 1992-06-26 ステアリング回転位置検出装置 Expired - Lifetime JP2568141Y2 (ja)

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US07/951,237 US5243188A (en) 1991-09-26 1992-09-25 Neutral position detector for steering wheels having a first and second rotors with aligned slots

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CN107994430A (zh) * 2017-11-16 2018-05-04 中国第汽车股份有限公司 一种汽车用时钟弹簧

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