JPH0661543U - 電動シリンダ - Google Patents
電動シリンダInfo
- Publication number
- JPH0661543U JPH0661543U JP905093U JP905093U JPH0661543U JP H0661543 U JPH0661543 U JP H0661543U JP 905093 U JP905093 U JP 905093U JP 905093 U JP905093 U JP 905093U JP H0661543 U JPH0661543 U JP H0661543U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw rod
- casing
- electric cylinder
- moving element
- mounting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作動制御装置等の付属機構を要せず、構造も
単純で保守・点検の手間も省け、トラック荷台の幌開閉
用等に好適した電動シリンダを提供する。 【構成】 ケーシング2内に回転自在に支持された所定
長さの螺杆7と、この螺杆を回動させるモータ3と、螺
杆に螺合されて、この螺杆の正・逆回転に伴ってケーシ
ング2に沿って前後動される移動子9と、ケーシングの
一端側に連結した固定取付部30と、移動子に連結され
てこの移動子と共に前後動される可動取付部12とを備
える構成とした。
単純で保守・点検の手間も省け、トラック荷台の幌開閉
用等に好適した電動シリンダを提供する。 【構成】 ケーシング2内に回転自在に支持された所定
長さの螺杆7と、この螺杆を回動させるモータ3と、螺
杆に螺合されて、この螺杆の正・逆回転に伴ってケーシ
ング2に沿って前後動される移動子9と、ケーシングの
一端側に連結した固定取付部30と、移動子に連結され
てこの移動子と共に前後動される可動取付部12とを備
える構成とした。
Description
【0001】
本考案は、例えば、トラック荷台に装架されたウイングルーフ(荷台の左右両 側に鳥の翼状に開閉する幌)を遠隔操作で開閉させる等の使用目的に好適した電 動シリンダに関する。
【0002】
上記ウイングルーフを遠隔操作で開閉させるのに、従来は油圧シリンダが使わ れて来た。そして、手動開閉で足りる場合には、スプリング式シリンダやガスシ リンダが使われて来た。
【0003】
然し乍ら、油圧シリンダを遠隔操作して、ウイングルーフを開閉させるには、 遠隔操作用の油圧回路が必要になり出費が嵩むうえに、その保守に余分の手間と 経費を要する。 そこで本考案の目的は、遠隔操作用の余分な機構を要せず、構造単純で保守・ 点検の手間も省けて、トラック荷台のウイングルーフを開閉させる等の為に用い るに好適した電動シリンダを提供するにある。
【0004】
上記の目的を達成する為の、本考案による電動シリンダは、トラックの荷台に 設けたウイングルーフを、遠隔操作で開閉動させる等の使用目的に好適したもの であって、 筒状のケーシング2内に同心状に回転自在に支持された所定長さの螺杆7と、 該螺杆7を回転させるモータ3と、 前記螺杆7に螺合されて、該螺杆7の正・逆回転に伴って前記ケーシング2に 沿って前後動される移動子9と、 前記ケーシング2の基端側に連結した固定取付部30と、 前記移動子9に連結されて、該移動子と共に前後動する可動取付部12とを、 備える構成とした。
【0005】
本考案の電動シリンダを、例えば、トラック荷台に装架したウイングルーフの 自動開閉装置として用いる場合には、 ケーシング2の基端側に設けた固定取付部30を、荷台のフレームに連結し、 移動子9側に連結した可動取付部12をウイングルーフのフレームに固定して、 電動シリンダを使用状態にセットする。 そして、モータ3の作動スイッチを操作してモータを正転又は逆転させれば、 螺杆7の正回転又は逆回転に伴って、この螺杆7に螺合させた移動子9が可動取 付部12を伴って前後動し、この動きを伝えられたウイングルーフはその回転支 軸の周りに開閉動する。
【0006】
以下に、本考案の一実施例を図面を参照し乍ら説明する。 図1に於いて、1は電動シリンダAのベース部で、減速用ギアボックスの役割 も果している。偏平なボックス状をしたベース部1の一方の偏平面には、長円筒 形をしたケーシング2とモータ3とを、夫々の軸方向を平行させて突設している 。モータ3への給電回路には、正転・逆転の切換スイッチを設けている。 ケーシング2は、その先端(図1では右端)に設けたフランジ部4に挿通させ た4本の組立用ボルト5をベース部1に設けた螺孔6に螺着して、このベース部 1に合体させている。
【0007】 ケーシング2の内部に、その軸周りに回転可能に組付けた螺杆7は、基端側を ベース部1に組付けた軸受8a〜8dに片持支持されている。 螺杆7には、外形が短円筒形でナット状をした移動子9を螺合させている。 この実施例の螺杆7は、軽量化の為に中空筒状に形成している。筒状の螺杆7 は、金属線材を心棒に緊密に巻き付け、この巻回状態を溶接その他の手段で固定 させる等の方法によって作ることも出来る。
【0008】 10は、円筒状のケーシング2の内側に摺接状態で内嵌させた摺動筒で、この 摺動筒10の基端側は移動子9に外嵌させて、この移動子9にビス止している。 摺動筒10の長さは、移動子9を後退動させた状態で、その先端側がケーシング 2の先端から幾分突出する寸法に設定している。 そして、ケーシング2と摺接筒10との摺接間隙を防水シールする為に、フラ ンジ部4の内周面にはパッキン11を嵌め込むパッキン溝を設けている。 更に、摺動筒10の先端には可動取付部12を突設している。板片状をした可 動取付部12には、連結ボルト13の挿通孔12aを設けている。
【0009】 螺杆7の基端側はベース部1内に突出させて、この部分に2次減速用の平歯車 20を軸嵌している。平歯車20には、減速用の平歯車21に軸嵌したピニオン 22を噛合させている。更に、平歯車21は、モータ3の出力軸に軸嵌したピニ オン23に噛合させている。 又、平歯車21の軸はベース部1の外側に突出させて、この部分をボルト頭部 状に形成している。これは、万一、モータ3が故障した場合等に、付属のボルト 廻しハンドル(図示略)等を利用して、手動で螺杆7を回動させる為である。
【0010】 ケーシング2を取着したベース部1には、この取付側とは反対の外側面に、固 定取付部30を突設している。板片状をした固定取付部30には、連結ボルト3 1の挿通孔30aを設けている。
【0011】 図2及び図3は、トラックの荷台Bに左右に分けて装架したウイングルーフC を左右個別に開閉させる為に、電動シリンダAを組付けた状態を示している。 41,42は、荷台Bの前後に立設した夫々門形フレーム(又は前面壁)、4 3はウイングルーフCの骨組となるウイングフレーム、44はウイングルーフC を上下に扉状に回動させるヒンジ部で、前後の門形フレーム41,42の夫々の 上面中央部に、各1組づつを隣合わせに組付けている。45はウイングフレーム 43に張ったシートである。 この実施例のウイングルーフCはシート張りで比較的軽量なので、電動シリン ダAは、荷台の前側に1組だけ取付け、後側の1組は電動シリンダAに代えてガ スシリンダDを用いることによって経費節減を図っている。
【0012】 そして、ウイングフレーム43にアルミ板を張ったタイプのウイングルーフC の場合には比較的重量が嵩むので、荷台Bの前後各1組共、電動シリンダAにす るのがよい。
【0013】 尚、電動シリンダAの細部の構成は適宜に設計変更しても本考案の目的は達成 される。 例えば、モータ3の回転を減速して螺杆7に伝える減速機構は、図示に限られ ないし、ベース部1、ケーシング2、摺動筒10等の形状・寸法等は、使用目的 に応じて適宜に変更すればよい。
【0014】 次に、上記構成の作用を説明する。 電動シリンダAを荷台Bに取り付けるには、その固定取付部30を、ヒンジ部 44に隣接する箇所に於いて、連結ボルト31を使って門形フレーム41,42 側に固定し、可動取付部12を、連結ボルト13を使ってウイングフレーム43 側に固定すればよい。 そして、モータ3への給電配線を、運転室等に設けた正・逆転切換式の起動ス イッチ(図示略)を経由して、車載バッテリに接続すれば、電動シリンダAの取 付は簡単・迅速に完了する。
【0015】 ウイングルーフCを開く時には、起動スイッチによってモータ3を正回転させ ると、ウイングルーフCを閉ざした時に後退動されている移動子9が、螺杆7の 正回転につれて螺杆7の先端側に移動する。 その為、移動子9に連行された摺動筒10の先端に設けた可動取付部12が、 所定のストローク、例えば200mm前進する。 それに伴って、ウイングルーフCは、ヒンジ部44の周りに上向きに回動して 開放される。 開いたウイングルーフCを閉ざすには、起動スイッチによってモータ3を逆回 転させれば、前進位置にある移動子9は可動取付部12を伴って後退し、ウイン グルーフは閉ざされる。
【0016】
以上の説明によって明らかな様に、本考案による電動シリンダは、例えば、ト ラック荷台に装架したウイングルーフの開閉操作に用いた場合には、以下に列挙 した如き実用上の優れた効果を奏する。 (a) 手動でウイングルーフを開閉しなければならない、従来のスプリング 式シリンダやガスシリンダ式とは異なって、モータ起動スイッチの切換操作だけ で自動的に開閉出来る。 (b) 自動開閉させるのに、油圧回路等の複雑な付属装置を必要とする油圧 シリンダとは異なって、モータへの給電配線だけで足りる。 (c) ガスや油等の流体圧を利用するものとは異なって、流体の経時漏洩に 拘わる対策を要しない。 (d) 新車に限らず、現在運行中のトラックにも簡単に装着出来る。 (e) 比較的軽量なウイングルーフの場合には、前後各1組のうち、いずれ か一方の1組は、より安価なスプリング式やガスシリンダ式で代用出来る。
【図1】本考案の一実施例を示す、部分縦断側面図であ
る。
る。
【図2】同上、トラックのウイングルーフの片側を電動
シリンダにより開放させた状態の斜視図である。
シリンダにより開放させた状態の斜視図である。
【図3】同上、ウイングルーフの片側を電動シリンダに
より閉ざした状態の部分斜視図である。
より閉ざした状態の部分斜視図である。
A 電動シリンダ 1 ベース部 2 ケーシング 3 モータ 4 フランジ部 5 組立用ボルト 6 螺孔 7 螺杆 8a〜8d 軸受 9 移動子 10 摺動筒 11 パッキン 12 可動取付部 12a 挿通孔 13 連結ボルト 20,21 平歯車 22,23 ピニオン 24 六角頭部 30 固定取付部 30a 挿通孔 31 連結ボルト 41,42 門形フレーム 43 ウイングフレーム 44 ヒンジ部 45 シート(アルミ板) B 荷台 C ウイングルーフ D ガスシリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 トラックの荷台に設けたウイングルーフ
を、遠隔操作で開閉させる等の為に用いるものであっ
て、 筒状のケーシング2内に同心状に回転自在に支持された
所定長さの螺杆7と、 該螺杆7を回転させるモータ3と、 前記螺杆7に螺合されて、該螺杆7の正・逆回転に伴っ
て前記ケーシング2に沿って前後動される移動子9と、 前記ケーシング2の基端側に連結した固定取付部30
と、 前記移動子9に連結されて、該移動子と共に前後動する
可動取付部12とを、備えることを特徴とする電動シリ
ンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP905093U JPH0661543U (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 電動シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP905093U JPH0661543U (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 電動シリンダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661543U true JPH0661543U (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=11709817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP905093U Pending JPH0661543U (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 電動シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661543U (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106041A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Ashimori Ind Co Ltd | ウィング扉開閉装置 |
JP2013028313A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Isamu Nakamura | ウイング式車両荷室 |
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JP2016513778A (ja) * | 2013-03-07 | 2016-05-16 | ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト ハルシュタットBrose Fahrzeugteile GmbH & Co. KG, Hallstadt | 自動車の変位部材用のスピンドル駆動装置 |
JP2016153263A (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | 日本フルハーフ株式会社 | 電動アクチュエータ |
JP2018069884A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社ミツバ | アクチュエータおよび車両ドア開閉用アクチュエータ |
JP2020070697A (ja) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | 三輪精機株式会社 | ウイング車のウイング開閉装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS556570B2 (ja) * | 1977-07-15 | 1980-02-18 | ||
JPS61286661A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-17 | Sanei Kiki Kogyo Kk | 電動シリンダ |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP905093U patent/JPH0661543U/ja active Pending
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