JPH0661186U - ピクチャーレール付きカーテンレールボックス - Google Patents

ピクチャーレール付きカーテンレールボックス

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JPH0661186U
JPH0661186U JP963693U JP963693U JPH0661186U JP H0661186 U JPH0661186 U JP H0661186U JP 963693 U JP963693 U JP 963693U JP 963693 U JP963693 U JP 963693U JP H0661186 U JPH0661186 U JP H0661186U
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実 池田
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株式会社ツヅキ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピクチャーレールをカーテンボックス内に隠
蔽して通常の視野から視認できないようにしたピクチャ
ーレール付きカーテンボックスを提供する。 【構成】 逆溝型のカーテンレールボックス本体1の上
壁2または側壁3に、溝型断面の内面に向かって開口し
た小溝12を形成し、溝縁に係止縁13,13を成形し
たピクチャーレール部14を構成する。先端にフック1
6を形成し、端盤17を固着した基部の螺子軸18に押
え盤19付きの締結ナット20を螺合してピクチャーレ
ール部14の係止縁13,13と溝方向摺動自在に係着
する構成にしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、絵画やパネル状展示物を懸吊するためのピクチャーレールの改良に 係り、殊に窓の内側に懸吊するカーテンやブラインドの面にパネル状展示物を懸 吊することができるピクチャーレール付きカーテンボックスに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
美術館や博物館等の文化施設、或はホテルのロビーや展示ルームにパネル状展 示物を掲示する手段として、従来より図4に示すようなピクチャーレール50が 使用されている。即ち、溝状断面を有する本体51から張り出した取り付けリブ 52を壁面wにビス等によって固設し、水平に支持すると共に、本体51の溝縁 53にフック金具54の基部を摺動自在に係着する構造になっており、該フック 金具54の位置を掲示する展示物aの幅に合わせて摺動移動して懸吊する構造に なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記従来の構成では、例えばショーウインドゥ等のように、カーテンや ブラインドの外側にパネル状展示物を掲示しようとする場合、カーテンを懸吊す るためのカーテンレールの外または内側にピクチャーレールを並設しなければな らないため、構造が顕出して見苦しいものであった。殊にカーテンレールをボッ クス内に収容した構造にしたときはピクチャーレールを固設するスペースがなく なる問題を有していた。
【0004】 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、ピクチャーレールをカーテン ボックス内に隠蔽して通常の視野から視認できないようにした新規構造のピクチ ャーレール付きカーテンボックスを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るピクチャーレール付きカーテンボックスは、カーテンレールやブ ラインド吊金具を溝内の長手方向に一体または一体的に設けてなる逆溝型のカー テンレールボックスにおいて、上記カーテンレールボックスの上壁または/及び 側壁に、溝型断面の内面に向かって長手方向に延びる一または複数の小溝を形成 し、該溝縁に、溝方向に延びる係止縁を一体的に成形したピクチャーレール部を 構成してなるカーテンボックス本体と、先端にフック等の掛吊構造を形成し、そ の基部に、前記ピクチャーレール部の係止縁と溝方向摺動自在に係着する摺動基 部を構成した一または複数個のハンガー部材とから構成したことを要旨とするも のである。
【0006】 また、上記ハンガー部材の摺動基部には、ピクチャーレール部の係止縁との摺 動を阻止して固定する緊締釈放構造を構成することが好ましい。
【0007】
【作用】
上記ピクチャーレールは、カーテンボックスに一体的に構成してあるため、天 井面にカーテンボックスを施工することによって、該カーテンボックスの溝内の 隠れた位置にピクチャーレールがカーテンレールの長さ一杯に構成されることに なる。従って、該カーテンボックスのピクチャーレール部に予め複数個のハンガ ー部材を枢着しておくことにより、後施工することなくパネル状展示物の懸吊位 置及び幅に合わせてハンガー部材を移動し、該カーテンボックスに懸吊したカー テンまたはブラインド等の表面に展示物を掲示することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るピクチャーレール付きカーテンボックスの実施例を図面に 従って説明する。 図1及び図2は第一の実施例を示すものであり、符号1はアルミニウム引物で 構成したカーテンボックス本体である。該カーテンボックス本体1は、上壁2の 両側に下向きに垂れた側壁3,3を構成した逆溝状を呈しており、該側壁3,3 の下端にはそれぞれ外側に屈折した受縁4(天井板sや縁材pを受ける構造にな っている。)を一体に成形してなる。また、上壁2の中央部状面には、該カーテ ンボックス本体1を吊込むためのボックス吊金具5の係着リブ6が長手方向に成 形してあり、上壁2,側壁3及び肩部に長手方向に延びる補強兼用ビスポート7 ,7…を構成してなる。
【0009】 符号8は、上壁2の中央にビス9によって固設したブラインドレールであり、 ランナー10に懸吊したブラインドbを摺動溝11に沿って摺動自在に懸吊支承 してなる。該ブラインドレール8は、カーテンを取り付ける場合にはカーテンレ ール(図示せず)と変更して施工することができる。
【0010】 符号12,12は、それぞれ上壁2の両側壁3,3に近い位置に、開口面がカ ーテンボックス本体1の溝内に臨むように、長手方向に延びる形態で形成した小 溝であり、該各小溝12,12の両側の溝縁に係止縁13,13を形成してピク チャーレール部14を構成してなる。
【0011】 また符号15は、上記ピクチャーレール部14に取り付けるハンガー部材であ り、先端が鈎状のフック16を構成すると共に、基部には端盤17を固設し、螺 子軸18に押え盤19と一体になった締結ナット20を螺合した構造になり、上 記ピクチャーレール部14の両係止縁13,13を端盤17と押え盤19との間 で挟持するように嵌合して、溝方向摺動自在になると共に、螺子軸18に対して 締結ナット20を回動して締結し、または釈放する構造になっている。
【0012】 上記構成のピクチャーレール付きカーテンボックスは、カーテンボックス本体 1にピクチャーレール部14が一体的に構成してあるため、天井面sにカーテン ボックス本体1を施工することによって、ピクチャーレール部14がカーテンレ ール本体1の長さ一杯に構成される。
【0013】 このピクチャーレール部14にパネル状展示物aを懸吊する場合は、予め複数 個のハンガー部材15を組み付けておき、パネル状展示物aの懸吊位置及び幅に 合わせてハンガー部材15を摺動移動し、締結ナット20を回動して適正位置に 固定することができる。
【0014】 次に図3は本考案に係るピクチャーレル付きカーテンボックスの他の実施例を 示すものであり、前記第一の実施例と異なる部分の構造について説明する。 本実施例では、ピクチャーレール部14をカーテンボックス本体1の側壁3, 3側に構成したものであり、両側壁3,3の上壁2に近い位置に、開口面がカー テンボックス本体1の溝内に臨むように、長手方向に延びる形態で小溝12,1 2を形成し、該各小溝12,12の両側の溝縁に係止縁13,13を形成してな る。
【0015】 また上記実施例に用いるハンガー部材15は、基部の取り付け方向が異なるた め、基部が90度屈曲した構成になっている。そして、この実施例では、基部に 離間固設した二枚の端盤17,17間に、上記ピクチャーレール部14の両係止 縁13,13を摺動自在に嵌合して、溝方向摺動自在になるように構成したもの である。
【0016】 尚、前記実施例の説明では、ハンガー部材15を取り付けるためのピクチャー レール部14を、カーテンボックス本体1の上壁2または側壁3に構成する構造 について説明したが、上壁2と側壁3の両方に構成する構造であっても同様に実 施することができることはいうまでもない。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係るピクチャーレール付きカーテンボックスの構造 によれば、カーテンボックス本体にピクチャーレール部が一体的に構成してある ため、天井面にカーテンボックス本体を施工することによって、ピクチャーレー ル部をカーテンレール本体の長さ一杯に施工することができる。
【0018】 従って、該カーテンボックスのピクチャーレール部に予め複数個のハンガー部 材を枢着しておくことにより、後施工することなくパネル状展示物の懸吊位置及 び幅に合わせてハンガー部材を移動し、該カーテンボックスに懸吊したカーテン またはブラインド等の表面に展示物を掲示することができるもので、ピクチャー レールがカーテンボックス内に隠蔽されて通常の視野から視認できない構造にな るため、壁際の構造がスマートになる等の特徴を有するものであり、本考案実施 後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るピクチャーレール付きカーテンボ
ックスの第一の実施例を示す切欠した斜視図である。
【図2】同要部の拡大断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】従来のピクチャーレールを示す切欠した斜視図
である。
【符号の説明】
1 カーテンボックス本体 8 ブラインドレール 12 小溝 13 係止縁 14 ピクチャーレール部 15 ハンガー部材 16 フック 17 端盤 18 螺子軸 19 押え盤 20 締結ナット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンレールやブラインド吊金具を溝
    内の長手方向に一体または一体的に設けてなる逆溝型の
    カーテンレールボックスにおいて、 前記カーテンレールボックスの上壁または/及び側壁
    に、溝型断面の内面に向かって長手方向に延びる一また
    は複数の小溝を形成し、該溝縁に、溝方向に延びる係止
    縁を一体的に成形したピクチャーレール部を構成してな
    るカーテンボックス本体と、 先端にフック等の掛吊構造を形成し、その基部に、前記
    ピクチャーレール部の係止縁と溝方向摺動自在に係着す
    る摺動基部を構成した一または複数個のハンガー部材、 とからなるピクチャーレール付きカーテンボックス。
  2. 【請求項2】 前記ハンガー部材の摺動基部に、ピクチ
    ャーレール部の係止縁との摺動を阻止して固定する緊締
    釈放構造を構成したことを特徴とする請求項1記載のピ
    クチャーレール付きカーテンボックス。
JP963693U 1993-02-12 1993-02-12 ピクチャーレール付きカーテンレールボックス Expired - Fee Related JPH0716392Y2 (ja)

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JP963693U JPH0716392Y2 (ja) 1993-02-12 1993-02-12 ピクチャーレール付きカーテンレールボックス

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JP963693U JPH0716392Y2 (ja) 1993-02-12 1993-02-12 ピクチャーレール付きカーテンレールボックス

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JPH0661186U true JPH0661186U (ja) 1994-08-30
JPH0716392Y2 JPH0716392Y2 (ja) 1995-04-19

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ID=11725725

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JP (1) JPH0716392Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101290769B1 (ko) * 2012-04-26 2013-07-29 권상우 쇼케이스용 착탈식 자동 회전 스크린
CN113198071A (zh) * 2021-05-10 2021-08-03 黑龙江省医院 呼吸内科用可异地转移便携带的雾化器

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KR101290769B1 (ko) * 2012-04-26 2013-07-29 권상우 쇼케이스용 착탈식 자동 회전 스크린
CN113198071A (zh) * 2021-05-10 2021-08-03 黑龙江省医院 呼吸内科用可异地转移便携带的雾化器

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JPH0716392Y2 (ja) 1995-04-19

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