JPH0660716U - 能動型音響低減装置 - Google Patents

能動型音響低減装置

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JPH0660716U
JPH0660716U JP194993U JP194993U JPH0660716U JP H0660716 U JPH0660716 U JP H0660716U JP 194993 U JP194993 U JP 194993U JP 194993 U JP194993 U JP 194993U JP H0660716 U JPH0660716 U JP H0660716U
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JP
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microphone
exhaust
sound
tube
exhaust pipe
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Application number
JP194993U
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Inventor
修 兼松
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、排気管内を伝搬する騒音を積極的
に消音する能動型音響低減装置に関し、詳しくは、その
集音装置に関し、簡単な構造で、直接、排気圧力、排気
熱、或いは、排気ガスに含まれる水分,異物等がマイク
ロフォンにぶつかることを防止し、マイクロフォンを保
護することを目的とする。 【構成】 集音装置9は、一端開口6Dが排気管2の管
端2A付近に配置されたプローブ管6と、このプローブ
管6の他端に音響的に接続されたマイクロフォン4とを
備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、排気管内を伝搬する騒音を積極的に消音する能動型音響低減装置に 関し、詳しくは、その集音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、排気管内を伝搬する騒音と逆位相の音を排気管内に放出することに より、騒音を積極的に消音する能動型音響低減装置が特開平2−280599号 公報に示すように知られている(図8,図9)。
【0003】 図8において、符号101は、排気管102内を伝搬する騒音を検出するマイ クロフォンで、このマイクロフォン101には、該マイクロフォン101で検出 された騒音と逆位相の音波信号を生成する制御回路103の入力側が接続され、 制御回路103の出力側には、該制御回路103で生成された音波信号を排気管 102内に送るスピーカ104が接続されている。このスピーカ104から放出 された音波と、排気管102内を伝搬する排気騒音との音波合成を行なうことに より、排気騒音が低減される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、マイクロフォン101は排気管102内に位置しているので、マイ クロフォン101に、直接、排気圧力、排気熱、或いは、排気ガスに含まれる水 分,異物等がぶつかり、上述の特開平2−280599号公報では、図9に示す ように、マイクロフォン101は、流線形状の翼部105に設けた孔部に埋め込 まれている。これにより、マイクロフォン101が直接、排気圧力に晒されるこ とが防止されているが、流線形状の翼部105を必要とし、また、排気管102 に、その翼部105を設けるための支持部材106を取り付ける等の加工するこ とを余儀なくされている。
【0005】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、簡単 な構造で、直接、排気圧力、排気熱、或いは、排気ガスに含まれる水分,異物等 がマイクロフォンにぶつかることを防止し、マイクロフォンを保護することがで きる能動型音響低減装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、排気管内を伝搬する騒音を検出する集音装置と、この集音装置によ って検出された音波とほぼ逆位相の信号を生成する制御回路と、制御回路からの 信号を受けて前記排気管内に騒音と逆位相の音波を放出する二次音発生装置とを 備えた能動型音響低減装置において、前記集音装置は、一端開口が排気管の管端 付近に配置されたプローブ管と、このプローブ管の他端に音響的に接続されたマ イクロフォンとを備えていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案においては、排気管を伝搬する排気騒音は、プローブ管の一端開口内か らプローブ管に入り、このプローブ管を通ってマイクロフォンに進み、マイクロ フォンで検出される。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。 図1,図2は本考案の実施例に係わる能動型音響低減装置を示す。
【0009】 図において、符号1はエンジンで、このエンジン1には排気管2が装着され、 排気管2には、該排気管2に臨むスピーカからなる二次音発生装置3が設けられ 、二次音発生装置3は、排気管2内に開口している。なお、排気管2の断面積は 、例えば約50mm程度の径となっている。
【0010】 そして、符号4は、排気管2内を伝搬する騒音を検出するマイクロフォンで、 マイクロフォン4は排気管2の管端2Aから隔てて配置されている。このマイク ロフォン4は、その前面側4Aをプロープ管6に向けてキャップ5内に格納され ている。
【0011】 プローブ管6は、内径が3mm程度の断面積の管で、排気管2に対して直角な 垂直部6Bと、垂直部6Bに連続して排気管2に平行な音波キャッチ部6Cとで 構成されている。プロープ管6の一端開口6D(音波キャッチ部6Cの先端)は 、排気管2の管端2A内に挿入されている。また、キャップ5の内側に螺子部5 Aが切られ、この螺子部5Aに、プローブ管6の垂直部6Bの端部に形成された 拡管部6Aが螺合して接続されている。
【0012】 そして、上記プローブ管6、このプローブ管6に音響的に接続されたマイクロ フォン4とで集音装置9が構成されている。 マイクロフォン4には、該マイクロフォン4で検出された騒音と逆位相の音波 信号を生成する制御回路7の入力側が接続され、制御回路7の出力側には、該制 御回路7で生成された音波信号を排気管2内に放出する二次音発生装置3が接続 されている。
【0013】 なお、図中、8はエンジン1の回転パルス検出器で、その回転パルス信号は制 御回路7に入力し、この信号を基にして、後述のように、逆位相の信号が生成さ れるようになっている。
【0014】 しかして、本実施例においては、排気管2を伝搬する排気騒音は、プローブ管 6の一端開口6Dとなる音波キャッチ部6Cの開口からプローブ管6に入り、こ のプローブ管6を介してマイクロフォン4に進み、マイクロフォン4で検出され る。マイクロフォン4からの信号が制御回路7に送られ、制御回路7で逆位相の 信号が生成され、スピーカ3に送られる。この信号を基にしてスピーカ3で生成 された音波が、排気管2内に放出される。この放出された音波と、排気管2内を 管内平面波となって伝搬する排気騒音との音波合成を行なうことにより、排気騒 音が低減される。
【0015】 そして、マイクロフォン4の受音点は、マイクロフォン4の上流のプローブ管 6の音波キャッチ部6Cの先端となり、マイクロフォン4には直接排気ガスがほ とんど触れないことになる。
【0016】 以上の如き構成によれば、マイクロフォン4にプローブ管6を音響的に接続し ただけの簡単な構造で、マイクロフォン4が排気管2内に位置していなくても、 排気管2を伝搬する排気騒音を、プローブ管6を介してマイクロフォン4で検出 できるので、マイクロフォン4の受圧面を小さくし、マイクロフォン4に、直接 、排気圧力、排気熱、或いは、排気ガスに含まれる水分,異物等がぶつかること を防止し、マイクロフォン4を保護することができる。
【0017】 また、マイクロフォン4の音波キャッチ部6Cの先端は、排気管2の管端2A 内に挿入されているので、雨、風に触れない場所に格納でき、耐久性を確保でき 、しかも、排気流の中に入っているので、マイクロフォン4にキャッチされる外 部騒音の影響を少なくできる。。
【0018】 さらに、プロープ管6の長さを適当に設定することにより、プローブ管6内で 共鳴が発生し、特定の周波数の音が増幅され、この増幅された音を介してマイク ロホンの特性の悪い部分が調整され、マイクロホン特性を改善することができる 。
【0019】 そして、マイクロフォン4は、排気管2内に配置する必要がないので、バンパ ー内部やトランクルーム内部等の比較的安全な場所に取り付けることができる。 なお、本実施例においては、プローブ管6の内部は、中空になっているが、図 3に示すように、グラスウール等の吸音材11等を充填することにより、高周波 数領域の音波を吸収させ、低周波数領域の音波を通過させることにより、高周波 数領域におけるプローブ管6内の共鳴を無くすことができる。また、プローブ管 6内の吸音材11により、排気熱が遮断されて断熱性を向上させることができる 。
【0020】 また、本実施例においては、このマイクロフォン4は、キャップ5内に格納さ れているが、図4に示すように、プローブ管6の拡管部6A内にシリコン12が 充填され、このシリコン12にマイクロフォン4が支持されている。そして、プ ローブ管6の拡管部6Aの内側形状を、図5に示すように、インボリュート曲線 13に形成することにより、集音効果を高めることができる。
【0021】 さらに、図6に示すように、プローブ管14を、排気管2の管端2Aの後方に 、その先端部15が垂直になるように配置し、先端部15を斜めにカットして排 気管2に向かう音波キャッチ部15Aを形成し、この音波キャッチ部15Aから 音波を取り込むことができる。かかる構成によれば、プローブ管14内へのごみ 、塵等による目詰まりを防止できる。
【0022】 そして、図7に示すように、プローブ管16の途中部分に、シリコンチューブ 17を用いることにより、マイクロフォン4に対する断熱性を向上できる。 そして、また、本実施例においては、プローブ管6は、排気管2に対して直角 に構成されているが、プローブ管6は必ずしも直角である必要はない。これは、 例えば、排気管の向きと、マイクロフォンを固定する位置により決定される。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、マイクロフォンにプローブ管を音響的 に接続しただけの簡単な構造で、マイクロフォンが排気管内に位置していなくて も、排気管を伝搬する排気騒音を、プローブ管を介してマイクロフォンで検出で きるので、マイクロフォンに、直接、排気圧力、排気熱、或いは、排気ガスに含 まれる水分,異物等がぶつかることを防止し、マイクロフォンを保護することが できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる能動型音響低減装置の
要部を示す断面図である。
【図2】同能動型音響低減装置の構成図である。
【図3】同能動型音響低減装置の集音装置の第1の変形
例を示す断面図である。
【図4】同能動型音響低減装置の集音装置の第2の変形
例を示す断面図である。
【図5】同能動型音響低減装置の集音装置の第3の変形
例を示す断面図である。
【図6】同能動型音響低減装置の集音装置の第4の変形
例を示す断面図である。
【図7】同能動型音響低減装置の集音装置の第5の変形
例を示す断面図である。
【図8】従来における能動型音響低減装置の概念図であ
る。
【図9】同能動型音響低減装置のマイクロフォンを示す
斜視図である。
【符号の説明】
2 排気管 2A 管端 3 二次音発生装置 4 マイクロフォン 6 プローブ管 6D 一端開口 9 集音装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管(2)内を伝搬する騒音を検出す
    る集音装置(9)と、 この集音装置(9)によって検出された音波とほぼ逆位
    相の信号を生成する制御回路(7)と、 制御回路(7)からの信号を受けて前記排気管(2)内
    に騒音と逆位相の音波を放出する二次音発生装置(3)
    とを備えた能動型音響低減装置において、 前記集音装置(9)は、一端開口(6D)が排気管
    (2)の管端(2A)付近に配置されたプローブ管
    (6)と、このプローブ管(6)の他端に音響的に接続
    されたマイクロフォン(4)とを備えていることを特徴
    とする能動型音響低減装置。
JP194993U 1993-01-28 1993-01-28 能動型音響低減装置 Pending JPH0660716U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064093A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 J Eberspecher Gmbh & Co Kg 排気システム用能動マフラー
JP2009250244A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 J Eberspecher Gmbh & Co Kg 能動マフラー
JP2021106372A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 パイオニア株式会社 収音器

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JP2009250244A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 J Eberspecher Gmbh & Co Kg 能動マフラー
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