JPH05223334A - 能動消音装置 - Google Patents
能動消音装置Info
- Publication number
- JPH05223334A JPH05223334A JP4027684A JP2768492A JPH05223334A JP H05223334 A JPH05223334 A JP H05223334A JP 4027684 A JP4027684 A JP 4027684A JP 2768492 A JP2768492 A JP 2768492A JP H05223334 A JPH05223334 A JP H05223334A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- microphone
- sound wave
- transfer function
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダクト口径に影響されず消音効果を充分に得
る能動消音装置を提供する。 【構成】 ダクト１内を伝播する騒音源からの伝播音波
を検出する第２のマイクロフォン４を、ダクト１の終端
部５の空間への開放面６上に配置する構成とする。
る能動消音装置を提供する。 【構成】 ダクト１内を伝播する騒音源からの伝播音波
を検出する第２のマイクロフォン４を、ダクト１の終端
部５の空間への開放面６上に配置する構成とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダクト内を伝播する騒
音に逆位相の音を重ね合わせ、積極的に消音する能動消
音装置に関する。
音に逆位相の音を重ね合わせ、積極的に消音する能動消
音装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、住居や事務所などに使用する送風
機や空調機は機器の騒音を低減することが求められてい
る。
機や空調機は機器の騒音を低減することが求められてい
る。
【０００３】従来、この種の能動消音装置は、騒音を低
減する消音装置として、ダクト内を伝播する騒音と逆位
相の音を音波干渉することで、騒音を積極的に消去する
能動消音装置が提案されており、特開昭６２−１６４４
００号公報に示すような構成が一般的であった。以下、
その構成について図３を参照しながら説明する。
減する消音装置として、ダクト内を伝播する騒音と逆位
相の音を音波干渉することで、騒音を積極的に消去する
能動消音装置が提案されており、特開昭６２−１６４４
００号公報に示すような構成が一般的であった。以下、
その構成について図３を参照しながら説明する。
【０００４】図に示すように、ダクト１０１内を伝播す
る騒音源からの伝播音波を検出する２つのマイクロフォ
ン１０２、１０３がスピーカ１０４を基準にして、その
上流側と下流側の位置にそれぞれ設置されている。制御
回路１０５は各マイクロフォン１０２、１０３によって
検出した騒音の伝播音波を基に前記各マイクロフォン１
０２、１０３の出力信号に基づいてダクト１０１内の音
波の伝播特性を示す伝達関数や、各マイクロフォン１０
２、１０３やスピーカ１０４などの各電気音響変換手段
間における音圧−電圧変換特性を示す伝達関数を求め、
マイクロフォン１０３の位置で騒音が最小になるように
付加音波を作りだし、スピーカ１０４より放射する。
る騒音源からの伝播音波を検出する２つのマイクロフォ
ン１０２、１０３がスピーカ１０４を基準にして、その
上流側と下流側の位置にそれぞれ設置されている。制御
回路１０５は各マイクロフォン１０２、１０３によって
検出した騒音の伝播音波を基に前記各マイクロフォン１
０２、１０３の出力信号に基づいてダクト１０１内の音
波の伝播特性を示す伝達関数や、各マイクロフォン１０
２、１０３やスピーカ１０４などの各電気音響変換手段
間における音圧−電圧変換特性を示す伝達関数を求め、
マイクロフォン１０３の位置で騒音が最小になるように
付加音波を作りだし、スピーカ１０４より放射する。
【０００５】上記構成において、マイクロフォン１０３
の位置により音波の干渉で騒音源からの伝播音波は消去
され、ダクト１０１中におけるマイクロフォン１０３の
位置より下流側では騒音源からの伝播音波は伝播されな
くなる。
の位置により音波の干渉で騒音源からの伝播音波は消去
され、ダクト１０１中におけるマイクロフォン１０３の
位置より下流側では騒音源からの伝播音波は伝播されな
くなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の能動
消音装置では、一次元音場の制御を前提としているた
め、消音可能帯域はダクト１０１の口径で決まる平面波
伝播周波数以下までしか消音できず、ダクトの口径が大
きくなるに伴い、消音効果が減少するという問題があっ
た。
消音装置では、一次元音場の制御を前提としているた
め、消音可能帯域はダクト１０１の口径で決まる平面波
伝播周波数以下までしか消音できず、ダクトの口径が大
きくなるに伴い、消音効果が減少するという問題があっ
た。
【０００７】本発明は上記課題を解決するもので、ダク
ト口径に影響されることなく消音効果を充分に得る能動
消音装置を提供することを目的とする。
ト口径に影響されることなく消音効果を充分に得る能動
消音装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の能動消音装置は
上記目的を達成するために、第１の手段はダクト内を伝
播する騒音源からの伝播音波を第１、第２のマイクロフ
ォンによって検出し、この検出した伝播音波から作りだ
した逆位相の音波をスピーカから発生させ、第２のマイ
クロフォンの位置で騒音が最小になるように備え、前記
第２のマイクロフォンをダクト終端部の空間への開放面
上に配置する構成とする。
上記目的を達成するために、第１の手段はダクト内を伝
播する騒音源からの伝播音波を第１、第２のマイクロフ
ォンによって検出し、この検出した伝播音波から作りだ
した逆位相の音波をスピーカから発生させ、第２のマイ
クロフォンの位置で騒音が最小になるように備え、前記
第２のマイクロフォンをダクト終端部の空間への開放面
上に配置する構成とする。
【０００９】また、第２の手段は第１の手段のスピーカ
をダクト終端部に配置する構成とする。
をダクト終端部に配置する構成とする。
【００１０】
【作用】本発明は上記した第１および第２の手段の構成
により、第２のマイクロフォンやスピーカがダクト終端
部に配置されているため、マイクロフォンの出力信号か
らダクト内の音波の伝播特性を示す伝達関数を求めると
きに、ダクト終端部の空間への開放面の音響インピーダ
ンスが考慮されることになり、ダクトの口径で決まる平
面波伝播周波数の制限を受けず消音効果を得ることがで
きる。
により、第２のマイクロフォンやスピーカがダクト終端
部に配置されているため、マイクロフォンの出力信号か
らダクト内の音波の伝播特性を示す伝達関数を求めると
きに、ダクト終端部の空間への開放面の音響インピーダ
ンスが考慮されることになり、ダクトの口径で決まる平
面波伝播周波数の制限を受けず消音効果を得ることがで
きる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の第１実施例について、図１を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【００１２】図に示すように、ダクト１内を伝播する騒
音源からの伝播音波を検出する第１のマイクロフォン２
とスピーカ３はダクト１内に、第２のマイクロフォン４
はダクト１の終端部５の空間への開放面６上に配置する
構成とする。
音源からの伝播音波を検出する第１のマイクロフォン２
とスピーカ３はダクト１内に、第２のマイクロフォン４
はダクト１の終端部５の空間への開放面６上に配置する
構成とする。
【００１３】上記構成により制御回路７は各マイクロフ
ォン２、４によって検出した騒音の伝播音波を基に前記
各マイクロフォン２、４の出力信号に基づいてダクト１
内の音波の伝播特性を示す伝達関数や、各マイクロフォ
ン２、４やスピーカ３などの各電気音響変換手段間にお
ける音圧−電圧変換特性を示す伝達関数を求める。この
とき、第２のマイクロフォン４がダクト１終端部５の空
間への開放面６上に配置されていることから、求められ
る伝達関数にダクト１終端部５の空間への開放面６の音
響インピーダンスが考慮される。さらに、制御回路７は
求められた伝達関数に基づいて第２のマイクロフォン４
の位置で騒音が最小になるように付加音波を作りだし、
スピーカ３より放射する。
ォン２、４によって検出した騒音の伝播音波を基に前記
各マイクロフォン２、４の出力信号に基づいてダクト１
内の音波の伝播特性を示す伝達関数や、各マイクロフォ
ン２、４やスピーカ３などの各電気音響変換手段間にお
ける音圧−電圧変換特性を示す伝達関数を求める。この
とき、第２のマイクロフォン４がダクト１終端部５の空
間への開放面６上に配置されていることから、求められ
る伝達関数にダクト１終端部５の空間への開放面６の音
響インピーダンスが考慮される。さらに、制御回路７は
求められた伝達関数に基づいて第２のマイクロフォン４
の位置で騒音が最小になるように付加音波を作りだし、
スピーカ３より放射する。
【００１４】このように本発明の第１実施例の能動消音
装置によれば、第２のマイクロフォン４の位置において
音波の干渉により、ダクト１口径に影響されることなく
騒音源からの伝播音波は消去され、ダクト１中を伝播し
てきた騒音源からの伝播音波は、第２のマイクロフォン
４の位置より下流側の空間へ伝播されなくなる。
装置によれば、第２のマイクロフォン４の位置において
音波の干渉により、ダクト１口径に影響されることなく
騒音源からの伝播音波は消去され、ダクト１中を伝播し
てきた騒音源からの伝播音波は、第２のマイクロフォン
４の位置より下流側の空間へ伝播されなくなる。
【００１５】つぎに本発明の第２実施例について第２図
を参照しながら説明する。なお第１実施例と同一箇所に
は同一番号を付けて詳細な説明は省略する。
を参照しながら説明する。なお第１実施例と同一箇所に
は同一番号を付けて詳細な説明は省略する。
【００１６】図に示すように、第２のマイクロフォン４
とスピーカ３が、ダクト１の終端部５に配置する構成と
する。
とスピーカ３が、ダクト１の終端部５に配置する構成と
する。
【００１７】上記構成により、第２のマイクロフォン４
とスピーカ３が同一位置に配置されていることから、ダ
クト１終端部５の空間への開放面６の音響インピーダン
スが考慮され伝達関数が求められるときに、第２のマイ
クロフォン４とスピーカ３との間の伝達関数が簡素化さ
れ演算精度が上がる。
とスピーカ３が同一位置に配置されていることから、ダ
クト１終端部５の空間への開放面６の音響インピーダン
スが考慮され伝達関数が求められるときに、第２のマイ
クロフォン４とスピーカ３との間の伝達関数が簡素化さ
れ演算精度が上がる。
【００１８】このように本発明第２の実施例の能動消音
装置によれば、第１の実施例からさらに高い消音効果を
得ることができる。
装置によれば、第１の実施例からさらに高い消音効果を
得ることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればマイクロフォンの出力信号からダクト内の音
波の伝播特性を示す伝達関数を求めるときに、ダクト終
端部の空間への開放面の音響インピーダンスが考慮さ
れ、ダクトの口径で決まる平面波伝播周波数の制限を受
けずに消音できるため、ダクト口径に影響されず消音効
果を充分に得る優れた能動消音装置を提供できる。
明によればマイクロフォンの出力信号からダクト内の音
波の伝播特性を示す伝達関数を求めるときに、ダクト終
端部の空間への開放面の音響インピーダンスが考慮さ
れ、ダクトの口径で決まる平面波伝播周波数の制限を受
けずに消音できるため、ダクト口径に影響されず消音効
果を充分に得る優れた能動消音装置を提供できる。
【図１】本発明の第１実施例の能動消音装置の断面図
【図２】同第２実施例の断面図
【図３】従来の能動消音装置の断面図
１ ダクト ２ 第１のマイクロフォン ３ スピーカ ４ 第２のマイクロフォン ５ 終端部 ６ 空間への開放面
フロントページの続き (72)発明者 中間 保利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 橋本 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】ダクト内を伝播する騒音源からの伝播音波
を第１、第２のマイクロフォンによって検出し、この検
出した伝播音波から作りだした逆位相の音波をスピーカ
から発生させ、第２のマイクロフォンの位置で騒音が最
小になるように備え、前記第２のマイクロフォンをダク
ト終端部の空間への開放面上に配してなる能動消音装
置。 - 【請求項２】スピーカをダクト終端部に配してなる請求
項１記載の能動消音装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4027684A JPH05223334A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 能動消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4027684A JPH05223334A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 能動消音装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05223334A true JPH05223334A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12227798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4027684A Pending JPH05223334A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 能動消音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05223334A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5733320A (en) * | 1995-02-06 | 1998-03-31 | Augustine Medical, Inc. | Source of inflating medium with active noise cancellation for an inflatable thermal care apparatus |
| WO1998022933A1 (en) * | 1996-11-20 | 1998-05-28 | Vtt | Method and apparatus for attenuating sound |
| US6648750B1 (en) * | 1999-09-03 | 2003-11-18 | Titon Hardware Limited | Ventilation assemblies |
| US8103017B2 (en) | 2005-04-14 | 2012-01-24 | Panasonic Corporation | Sound reproducing system and automobile using such sound reproducing system |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP4027684A patent/JPH05223334A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5733320A (en) * | 1995-02-06 | 1998-03-31 | Augustine Medical, Inc. | Source of inflating medium with active noise cancellation for an inflatable thermal care apparatus |
| WO1998022933A1 (en) * | 1996-11-20 | 1998-05-28 | Vtt | Method and apparatus for attenuating sound |
| US6648750B1 (en) * | 1999-09-03 | 2003-11-18 | Titon Hardware Limited | Ventilation assemblies |
| US8103017B2 (en) | 2005-04-14 | 2012-01-24 | Panasonic Corporation | Sound reproducing system and automobile using such sound reproducing system |
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