JPH0660696U - 止水工法用硬化剤供給ノズル及び装置 - Google Patents

止水工法用硬化剤供給ノズル及び装置

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JPH0660696U
JPH0660696U JP835093U JP835093U JPH0660696U JP H0660696 U JPH0660696 U JP H0660696U JP 835093 U JP835093 U JP 835093U JP 835093 U JP835093 U JP 835093U JP H0660696 U JPH0660696 U JP H0660696U
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JP
Japan
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supply
curing agent
hardener
water
nozzle
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Application number
JP835093U
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English (en)
Inventor
幸和 御堂
鉱司 神谷
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】硬化剤の供給停止時にトラブルを生じることの
ない止水工法用硬化剤供給ノズル及び硬化剤を安定に供
給できる止水工法用硬化剤供給装置を提供する。 【構成】1)2種類の硬化剤を別個に供給する2つの供
給管1,2、その吐出口近傍に設けた2つの供給管の合
流部6及び合流部に隣接した硬化剤の吐出口からなり、
各々の供給管に装着されているバルブ3,4を同時に開
閉する一体化されたハンドル5を有する止水工法用硬化
剤供給ノズル。2)2種類の硬化剤を別個に供給する2
つの供給管を有する止水工法用硬化剤の供給装置におい
て、各供給管に設けた硬化剤移送用ポンプが1つの駆動
装置で駆動される止水工法用硬化剤供給装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、漏水部を2種の硬化剤の反応により硬化させ止水する工法で使用さ れる硬化剤供給ノズル及び硬化剤供給装置に関するものであり、本発明の硬化剤 供給ノズル及び装置は、トンネル、セグメント、ビル地下室、地下鉄構造物、地 下ピット等の漏水部分の止水工法等に使用することができ、これらを使用する土 木・建築業界で賞用され得るものである。
【0002】
【従来の技術】
漏水部の止水を行うための工法として、漏水部に2種類の硬化剤を注入し、こ れらの反応により硬化させ止水する工法が知られている。この工法においては、 一般に2種の硬化剤を別々の供給管に供給し、吐出口近傍の管内で合流、混合さ せノズル先端部の吐出口より漏水部に該硬化剤を注入し施工する、いわゆる1. 5ショット工法で行われる。 これらの工法において、2種の硬化剤を供給するノズルとしては、従来、2つ の供給管からなり、その吐出口近傍に設けた2つ供給管の合流部を有し、各々の 供給管には硬化剤の供給開始、停止、供給量の調製の為のバルブが装着されてい るものが知られている。 又、硬化剤供給装置としては、2台の1連動1駆動ポンプにより2種類の硬化 剤を供給する装置が一般に使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
止水工法においては、硬化剤の漏水部への注入を終了する時、2種類の硬化剤 の供給を停止するために、各々のノズルに装着された2つのバルブを閉じる必要 があるが、従来知られていたノズルでは、2つのバルブを同時に閉めることは困 難であり、従ってバルブ操作に時差が生じ、背圧が高い場合には、後手側のノズ ル或いはノズルに装着されたホース等に逆流し、薬液がゲル化し、ノズル内或い はホース内等が閉塞したりして、作業に支障をきたしている。 止水工法用硬化剤供給装置は、機種がまちまちで、使用する硬化剤に適した注 入装置を作成せざるを得ない状況にある。又、従来の硬化剤供給装置では、ポン プとして、通常1連動1駆動定量ポンプ2台使用し、各々のポンプにより2種類 の硬化剤を供給しているため、同じ型のポンプを使用する場合でさえも各々のポ ンプに吐出量、吐出圧の差がある為、施工が思うようにいかないことがある。こ れを防止するための手段としては、施工前に各々のポンプの吐出量、吐出圧のバ ランスを調整する方法があるが、この方法では調製に手間がかかる上、吐出量、 吐出圧が調整されたポンプも、施工途中で吐出量、吐出圧が変化してしまう場合 があり、これのため2種の硬化剤の供給割合が最適の供給割合からずれてしまい トラブルが発生することもある。
【0004】 本考案者らは、硬化剤を安定に供給でき、硬化剤の供給停止時にトラブルを生 じることのない止水工法用硬化剤供給ノズル及び装置を見出すため、鋭意検討を 行ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第1の考案が、2種類の硬化剤を別個に供給する2つの供給管、そ の吐出口近傍に設けた2つの供給管の合流部及び合流部に隣接した硬化剤の吐出 口からなり、各々の供給管に装着されているバルブを同時に開閉する一体化され たハンドルを有することを特徴とする止水工法用硬化剤供給ノズル、第2の考案 が、2種類の硬化剤を別個に供給する2つの供給管を有する止水工法用硬化剤の 供給装置において、各供給管に設けた硬化剤移送用ポンプが1つの駆動装置で駆 動されることを特徴とする止水工法用硬化剤供給装置に関するものである。 以下本考案を詳細に説明する。
【0006】 本考案の第1考案である硬化剤供給ノズルは、2種類の硬化剤を別個に供給す る2つの供給管、その吐出口近傍に設けた2つの供給管の合流部及び合流部に隣 接した硬化剤の吐出口からなり、各々の供給管に装着されているバルブを同時に 開閉する一体化されたハンドルを有するものである。 2種類の硬化剤を別個に供給するための2つの供給管としては、通常使用され ているステンレス製管、樹脂製管等を使用することができる。2つの供給管は、 硬化剤を合流、混合するために、吐出口近傍に各々の供給管を一体化させた合流 部を有する。2つの供給管にはそれぞれにバルブを装着するが、本考案に使用で きるバルブとしては、ボールバルブ、ストップバルブ等の種々のものを使用でき 、特にボールバルブを使用することが、開閉がワンッタッチであり、洗浄が容易 にできるため好ましい。本考案では、このバルブを同時に開閉するための一体化 されたハンドルを有する。一体化されたハンドルとしては、一例として、図1の 5の様なものが挙げられるが、2つのバルブを同時に開閉できるものであれば、 種々のものを使用することができる。 又、2つの硬化剤供給管には、管内にゲル化物等が付着した場合、水洗により これらを除去できるように、水洗用の管を取り付けることもできる。
【0007】 本考案の第2考案は、2種類の硬化剤を供給する2つの供給管を有する硬化剤 供給装置において、各供給管に設けた硬化剤移送用ポンプが1つの駆動装置で駆 動されるものである。従来使用されていた1連動1駆動定量ポンプ2台の装置と は異なり、1つの駆動装置により2つのポンプを同時に駆動させるため、吐出量 、吐出圧の差がほとんどなく、2種類の硬化剤を安定に供給することができ、供 給途中で2種の硬化剤の供給比率が変化することもない。 硬化剤供給装置としては、供給装置内部の接液部が、ステンレス、ポリ塩化ビ ニル等の非腐食性の材質からなるものであることが、硬化剤を装置内に入れたま ま放置してもゲル化が起こる恐れがほとんどないため好ましい。ここで接液部と は、硬化剤供給装置内のタンク、ポンプ等において硬化剤が接触する部分をいう 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を硬化剤供給ノズル及び装置の1実施例を示す図面に基づいてさ らに詳細に説明する。
【0009】 本考案の硬化剤供給ノズルの1実施態様を図1に示す。1、2は2種の硬化剤 を供給するための供給管であり、吐出口近傍には合流部6を有する。供給管1、 2にはバルブ3、4が装着されている。5は、バルブ3、4を同時に開閉する一 体化されたハンドルである。硬化剤供給管1、2の末端には、硬化剤が供給され るホース等と接続される。 硬化剤供給管1、2より、それぞれ2種の硬化剤が供給され、6部で硬化剤が 合流混合され、漏水部に硬化剤が注入される。作業を中止する場合は、5を動か すことによりバルブ3、4が同時に閉まり、硬化剤の供給を停止させる。 又、図2は、硬化剤供給ノズルに洗浄水を供給するための水供給管7を付帯し た例である。
【0010】 本考案の硬化剤供給装置の1実施態様を図3に示す。タンク9、10にはそれ ぞれに別の種類の硬化剤が入っている。タンク9、10は配管によりそれぞれポ ンプ11、12と接続される。ポンプ11、12は、モーター(駆動装置)13 が駆動することにより硬化剤の供給を同時に開始する。
【0011】
【考案の効果】
本考案の止水工法用硬化剤供給ノズルは、硬化剤の供給停止時に2つのバルブ 閉止操作のタイムラグがないため、停止時に硬化剤が逆流し供給管内等に硬化剤 がゲル化閉塞してトラブルを生じることがない。又、本考案の硬化剤供給装置は 、硬化剤移送ポンプが1つ駆動装置により駆動されるため、2種類硬化剤の吐出 量、吐出圧の差がほとんどなく安定に供給でき、施工簡便性、施工信頼性が向上 する。
【提出日】平成5年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本考案の硬化剤供給ノズルの1実施態様を図1に示す。1、2は2種の硬化剤 を供給するための供給管であり、吐出口近傍には合流部6を有する。供給管1、 2にはバルブ3、4が装着されている。5は、バルブ3、4を同時に開閉する一 体化されたハンドルである。硬化剤供給管1、2の末端には、硬化剤が供給され るホース等と接続される。 硬化剤供給管1、2より、それぞれ2種の硬化剤が供給され、6部で硬化剤が 合流混合され、漏水部に硬化剤が注入される。作業を中止する場合は、5を動か すことによりバルブ3、4が同時に閉まり、硬化剤の供給を停止させる。 又、図2は、硬化剤供給ノズルに洗浄水を供給するための水供給管7を付帯し た例である。 さらに、図4は、硬化剤供給ノズルの合流部の清掃が容易なノズルの例である 。図4において、1、2は2種の硬化剤を供給するための供給管であり、吐出口 近傍には合流部6を有する。供給管1、2にはバルブ3、4が装着されている。 5は、バルブ3、4を同時に開閉する一体化されたハンドルである。14は盲栓 であり、ねじ込み式で着脱可能であり、16は開放弁である。該ノズルは、吐出 口と合流部が垂直に交わっており、且つ合流部の左右には、着脱可能な盲栓があ るため、ノズルの合流部の清掃が容易になる。 清掃作業を行う場合には、供給管1、2に連結されたホースを外し、2つの盲 栓14を取り、ハンドル5を動かしてバルブ3、4を同時に開ける。この後、盲 栓14を取り外した穴より、ブラシを使用したり水を供給したりして、ノズル内 部を清掃する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の硬化剤供給ノズルの一例を示す図であ
る。
【図2】本考案の硬化剤供給ノズルの一例を示す図であ
る。
【図3】本考案の硬化剤供給装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,2 硬化剤供給管 3,4 バルブ(硬化剤供給用) 5 ハンドル 6 合流部 7 水供給管 8 バルブ(水供給用) 9,10 硬化剤タンク 11,12 ポンプ 13 モーター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】(a)本考案の硬化剤供給ノズルの一例を示す
部分断面平面図である。 (b)本考案の硬化剤供給ノズルの一例を示す側面図で
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1,2 硬化剤供給管 3,4 バルブ(硬化剤供給用) 5 ハンドル 6 合流部 7 水供給管 8 バルブ(水供給用) 9,10 硬化剤タンク 11,12 ポンプ 13 モーター14 盲栓 15 ホースジョイント 16 開放弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種類の硬化剤を別個に供給する2つの供
    給管、その吐出口近傍に設けた2つの供給管の合流部及
    び合流部に隣接した硬化剤の吐出口からなり、各々の供
    給管に装着されているバルブを同時に開閉する一体化さ
    れたハンドルを有することを特徴とする止水工法用硬化
    剤供給ノズル。
  2. 【請求項2】2種類の硬化剤を別個に供給する2つの供
    給管を有する止水工法用硬化剤の供給装置において、各
    供給管に設けた硬化剤移送用ポンプが1つの駆動装置で
    駆動されることを特徴とする止水工法用硬化剤供給装
    置。
JP835093U 1993-02-05 1993-02-05 止水工法用硬化剤供給ノズル及び装置 Pending JPH0660696U (ja)

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