JPH0660684U - 小便器のトラップ構造 - Google Patents

小便器のトラップ構造

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JPH0660684U
JPH0660684U JP1191593U JP1191593U JPH0660684U JP H0660684 U JPH0660684 U JP H0660684U JP 1191593 U JP1191593 U JP 1191593U JP 1191593 U JP1191593 U JP 1191593U JP H0660684 U JPH0660684 U JP H0660684U
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JP
Japan
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trap
opening
urinal
drain
obturator
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Pending
Application number
JP1191593U
Other languages
English (en)
Inventor
和巳 百瀬
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラップ内部を清掃できるとともに、複数の
小便器を並設して横引配管した場合でも排水管の排水勾
配が十分に取れ、小便器の設置数が制限されない構造を
有する小便器のトラップ構造を提供する。 【構成】 トラップの排水側(二次側)の上方位置にあ
る鉢体14に開孔21を形成して、開孔21に目皿部2
6と一体に形成した閉塞具24を着脱自在に取り付け、
清掃の際にはこの開孔21を通してトラップの流出部1
8から排水管口19までの清掃ができるように構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラップ内部の清掃を可能とし、しかも複数の小便器の排水口を横 引配管によって連結するシステムトイレ用として好適な小便器のトラップ構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば床置き型の小便器1におけるトラップ構造は、図3に示すように 、トラップ2の入口3から排水管口4にかけては「S」字状に屈曲した構造をし ているために、トラップ形成室5の底面6及び排水管口4部分の清掃が十分にで きないという問題があった。 このため、トラップ内部の清掃を可能とするために、図4に示すように、トラ ップの仕切壁となる部分を下部に一体に形成した目皿7を用いたトラップ構造が 考えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、図4に示すような構造からなる目皿7で排水トラップを構成した場 合には、排水管口8は水平方向に導出される必要があるために、その高さ位置を 十分に高く取ることができない。かといって、小便器鉢体の前部9の高さHは、 実用上一定高さ以下に規制されるものであるし、さらに鉢底面10の深さを浅く して排水管口8の高さを高くしようとすると、跳ね返り水の問題があるために一 定の限界がある。
【0004】 このため、複数の小便器を並設するシステムトイレ等では、個々の小便器の排 水管口に接続される排水管を横引配管する必要があるが、上記したような従来の 小便器ではそのトラップ構造のために、排水芯の高さが低く規制されるために、 排水管の排水勾配が十分に確保できないという問題があった。このため、小便器 の設置数が制限される場合があった。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、トラップ内の隅々に至る清掃を可能 にするとともに、横引排水管の排水勾配を十分に確保できる程に、排水芯の高さ 位置を設定できるようなトラップ構造を有する小便器を提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る小便器のトラップ構造は、トラップの排水側の上方位置にある鉢 底面に開孔が形成され、該開孔に目皿部と一体からなる閉塞具が着脱自在に取り 付けられた構造である。
【0007】
【作用】
トラップの排水側の上方位置にある鉢底面に形成された開孔に、目皿部と一体 になった閉塞具が装着されるので、この閉塞具を開孔から外すと、トラップの排 水側に連通して、トラップの排水側及び排水管口側の清掃が可能となる。また、 トラップは湾曲形成され、排水管口の高さ位置を大きくとれるので、複数の小便 器を並設して横引配管した場合でも、排水管の排水勾配を十分に取れる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る小便器のトラップ構造の実施例について図面を参照して説 明する。 図1及び図2は本考案に係るトラップ構造を示す図面であり、図1は部分断面 図、図2は部分斜視図である。 トラップ11のトラップ形成室12は、小便器13の下部後方位置に下方に向 けて湾曲状に形成されたものである。そして、この湾曲部分に水を貯溜させるこ とにより、悪臭の逆流等を防止している。このトラップ形成室12の略中央には 、鉢体14の後方底面15から連続して形成された仕切壁16が設けられ、この 仕切壁16によってトラップの流入部17(一次側)と流出部18(2次側)と が仕切り形成されている。しかして、排水管口19の中心位置である排水芯20 の高さは、例えば前記流入部17の開孔位置よりもやや高い位置になされている 。
【0009】 流出部18の上方位置にあたる前記後方底面15には、開孔21が形成されて いる。この開孔21の設置高さは、トラップに貯溜される封水の予定水面よりも 上方位置になされている。該開孔21内には短筒状のソケット22が接着剤23 によって固着されている。この開孔21ないしソケット22の開口大きさは、ト ラップ内の清掃に用いる清掃治具が挿入できる程度の大きさになされている。
【0010】 閉塞具24は、前記ソケット22に脱着自在に取り付けられるもので、閉塞板 部25とその先端に前記トラップの流入部17を覆う目皿部26が一体に形成さ れたものである。この目皿部26は、トラップ内を盲状にして美観性を高めると 共に、トラップ内へ大きなごみ等が入り込むのを阻止するためのものである。 前記閉塞板部25の下部には、前記ソケット22内に嵌着するように短筒部2 7が形成され、この短筒部27の周囲にはソケット22との間での水密性を図る ためのゴムリング28が取り付けられている。
【0011】 なお、上記閉塞具24は、汚水に対する耐腐蝕性と,頻繁な着脱に対しても蜜 封性能が低下しない耐磨耗性との優れていることが好ましく、さらに適宜の弾力 性を有していれば、着脱操作が簡単である。
【0012】 しかして、閉塞具24は、トラップの排水側である流出部18の上方位置にあ る鉢体14の後方底面15に設けた内部が開孔されたソケット22に嵌着される ので、トラップはU字状に湾曲形成することができ、排水芯20の設置位置を高 くとることができる。よって、複数の小便器を並設して横引配管した場合でも、 排水管の排水勾配を十分に取れ、小便器の設置数が制限されることがない。
【0013】 一方、閉塞具24を、例えば針金状の治具を用いて外すと、鉢体14はソケッ ト22の開孔部分を通してトラップの流出部18に連通するので、この開孔部分 から適宜の清掃用具を挿入することにより、従来は極めて清掃困難であった個所 、すなわち鉢体14の後方底面15の裏面や仕切壁16から排水管口19に至る 流出部18付近を簡単に且つ確実に清掃することができる。 なお、トラップの流入部17側の部分は、従来と同様の通常手段で清掃が行え ることは言うまでもない。
【0014】 このように、トラップの内表面全体に清掃を行き届かせることができるから、 トラップ内は常に清浄な状態に保たれる。また、開口21の開孔位置は、封水の 予定水面よりも上方であって、しかも閉塞具24が着脱自在に取り付けられてい るから、通常の使用において、水封形成を阻害するおそれはない。
【0015】 なお、上記した実施例は、床置き式の小便器への適用例を示しているが、壁掛 け式の小便器にも勿論のこと適用できる。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、従来極めて清掃困難であったトラップの 排水側や排水管口の付近を簡単且つ確実に清掃することが可能であるうえに、排 水芯を高い位置に配置することがきるので、横引排水管の排水勾配を十分確保す ることができ、並設すべき小便器の設置数が制限されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小便器のトラップ構造を示す部分
断面図である。
【図2】本考案に係る小便器のトラップ構造を示す部分
斜視図である。
【図3】従来の小便器のトラップ構造の一例を示す一部
破断側面図である。
【図4】従来の小便器のトラップ構造の他の例を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
11…トラップ 13…小便器 14…鉢体 15…後方底面 16…仕切壁 17…流入部(一次側) 18…流出部(二次側) 19…排水管口 20…排水芯 21…開孔 22…ソケット 24…閉塞具 26…目皿部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラップの排水側の上方位置にある鉢底
    面に開孔が形成され、該開孔に目皿部と一体からなる閉
    塞具が着脱自在に取り付けられたことを特徴とする小便
    器のトラップ構造。
JP1191593U 1993-02-05 1993-02-05 小便器のトラップ構造 Pending JPH0660684U (ja)

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