JPH066057Y2 - 注出栓付きキャップ - Google Patents
注出栓付きキャップInfo
- Publication number
- JPH066057Y2 JPH066057Y2 JP1987112171U JP11217187U JPH066057Y2 JP H066057 Y2 JPH066057 Y2 JP H066057Y2 JP 1987112171 U JP1987112171 U JP 1987112171U JP 11217187 U JP11217187 U JP 11217187U JP H066057 Y2 JPH066057 Y2 JP H066057Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- cap
- cylinders
- pouring
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、注出栓付きキャップの改良に関する。
「従来の技術」 この種キャップは従来多数提案されているが、その１つ
の、キャップ頂部中央部から棒栓を起立してその基部周
りに透孔を明け、一方キャップ頂部上面に、前記棒栓で
開閉される注出孔を持つ注出孔部材を昇降可能に設け、
この注出孔部材を押下げたとき注出孔を閉栓し、引き上
げたとき開栓して注出可能とする構造のものがある。
の、キャップ頂部中央部から棒栓を起立してその基部周
りに透孔を明け、一方キャップ頂部上面に、前記棒栓で
開閉される注出孔を持つ注出孔部材を昇降可能に設け、
この注出孔部材を押下げたとき注出孔を閉栓し、引き上
げたとき開栓して注出可能とする構造のものがある。
「考案が解決しようとする問題点」 上記構造によれば、注出孔部材を引き上げまた押下げの
ワンタッチ操作で開閉栓できて便利であるが、注出部は
１組みであり、注出する液量は調整できない。
ワンタッチ操作で開閉栓できて便利であるが、注出部は
１組みであり、注出する液量は調整できない。
本考案は注出孔を大、小径の２組みとし、注出液量を
多、少量に、又それ等両孔を同時開孔することで最大量
にそれぞれ調整できるより便利な注出栓付きキャップを
得るにある。
多、少量に、又それ等両孔を同時開孔することで最大量
にそれぞれ調整できるより便利な注出栓付きキャップを
得るにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案の注出栓付きキャップは、取付け用周壁３を周縁
から垂設した頂壁４両側から係合筒5a,5bを立設し、こ
れら係合筒5a,5bの中心部から一方は大径の、他方は小
径の棒栓6a,6bを起立し、これら棒栓6a,6b基部周り頂壁
４に複数の透孔7a,7bを明けたキャップ本体１と、互い
の平坦面8a,8bを接面する如く対峙して前記キャップ本
体１上面に配設された半キャップ状の形状であって、そ
れぞれ裏面中央部に前記係合筒5a,5bに外嵌する案内筒9
a,9bを垂設し、それら案内筒9a,9bの軸芯部に前記大
径、小径棒栓6a,6bで閉塞される大径、小径の注出孔10
a,10bを有する注出筒11a,11bを貫通垂設し、かつ円弧状
外面上部から外向きフランジ状に摘み12a,12bを突設し
た昇降可能な１対の注出孔部材2a,2bとで構成してい
る。
から垂設した頂壁４両側から係合筒5a,5bを立設し、こ
れら係合筒5a,5bの中心部から一方は大径の、他方は小
径の棒栓6a,6bを起立し、これら棒栓6a,6b基部周り頂壁
４に複数の透孔7a,7bを明けたキャップ本体１と、互い
の平坦面8a,8bを接面する如く対峙して前記キャップ本
体１上面に配設された半キャップ状の形状であって、そ
れぞれ裏面中央部に前記係合筒5a,5bに外嵌する案内筒9
a,9bを垂設し、それら案内筒9a,9bの軸芯部に前記大
径、小径棒栓6a,6bで閉塞される大径、小径の注出孔10
a,10bを有する注出筒11a,11bを貫通垂設し、かつ円弧状
外面上部から外向きフランジ状に摘み12a,12bを突設し
た昇降可能な１対の注出孔部材2a,2bとで構成してい
る。
「作用」 上記において、常時は１対の注出孔部材2a,2bは押下げ
られ、この状態で各注出孔10a,10bはそれぞれ棒栓6a,6b
で閉塞され、図示しない容器体の液は注出不能である。
られ、この状態で各注出孔10a,10bはそれぞれ棒栓6a,6b
で閉塞され、図示しない容器体の液は注出不能である。
ここで、液を多めに注出したいときは、第３図のように
大径注出孔10a側の注出孔部材2aを上方に引き上げる。
すると、大径注出孔10aは棒栓6aから離れ開口するので
液注出が可能となる。また液を少なめに注出したいとき
は、逆に注出孔部材2aを押下げ、注出孔部材2bを上方に
引き上げ、小径注出孔10bを開口すればよい。尚、両注
出孔部材2a,2bを共に上方に引き上げれば、両注出孔10
a,10bが同時に開口するので、この場合最多の液量注出
が可能となる。
大径注出孔10a側の注出孔部材2aを上方に引き上げる。
すると、大径注出孔10aは棒栓6aから離れ開口するので
液注出が可能となる。また液を少なめに注出したいとき
は、逆に注出孔部材2aを押下げ、注出孔部材2bを上方に
引き上げ、小径注出孔10bを開口すればよい。尚、両注
出孔部材2a,2bを共に上方に引き上げれば、両注出孔10
a,10bが同時に開口するので、この場合最多の液量注出
が可能となる。
「実施例」 本考案の注出栓付きキャップは、容器体口頸部外面に装
着されるキャップ本体１と、このキャップ本体１頂部に
並置配設され、上方に引き上げられると注出孔が開口す
る半キャップ状の１対の注出孔部材2a,2bとからなり、
合成樹脂材で成形製作される。
着されるキャップ本体１と、このキャップ本体１頂部に
並置配設され、上方に引き上げられると注出孔が開口す
る半キャップ状の１対の注出孔部材2a,2bとからなり、
合成樹脂材で成形製作される。
キャップ本体１は、頂壁４の両側から円筒状の係合筒5
a,5bを立設し、これら係合筒5a,5bの中心部から一方は
大径の、他方は小径の棒栓6a,6bを起立し、これら棒栓6
a,6b基部周り頂壁４にとびとびに複数の透孔7aを明けて
いる。また前記係合筒5a,5b上部外面には係止用突条13
a,13bを突出し、また頂壁４上面の係合筒5a,5bを結ぶ線
と直交する方向の中心線上両側に、ゆれ防止兼位置合わ
せ用の角柱14a,14bを起立し、また頂壁４の周縁寄り裏
面から図示しない容器体口頸部に内嵌する環栓15を垂設
している。このキャップ本体１は、取付け用周壁３を容
器本体口頸部外面に螺合して取付けられる。尚、前記係
合筒5a,5bは同径のサイズでもよく、また互いの棒栓6a,
6bに対応させて大径、小径の異なるサイズとしてもよ
い。
a,5bを立設し、これら係合筒5a,5bの中心部から一方は
大径の、他方は小径の棒栓6a,6bを起立し、これら棒栓6
a,6b基部周り頂壁４にとびとびに複数の透孔7aを明けて
いる。また前記係合筒5a,5b上部外面には係止用突条13
a,13bを突出し、また頂壁４上面の係合筒5a,5bを結ぶ線
と直交する方向の中心線上両側に、ゆれ防止兼位置合わ
せ用の角柱14a,14bを起立し、また頂壁４の周縁寄り裏
面から図示しない容器体口頸部に内嵌する環栓15を垂設
している。このキャップ本体１は、取付け用周壁３を容
器本体口頸部外面に螺合して取付けられる。尚、前記係
合筒5a,5bは同径のサイズでもよく、また互いの棒栓6a,
6bに対応させて大径、小径の異なるサイズとしてもよ
い。
１対の注出孔部材2a,2bは、対称的な半キャップ状の形
状であり、互いの平坦面8a,8bを合わせて前記キャップ
本体１上面に昇降可能に配設されている。この両注出孔
部材2a,2bは、裏面中央部に前記係合筒5a,5bにそれぞれ
外嵌する案内筒9a,9bを垂設し、これら案内筒9a,9bの下
部内面に前記係止用突条13a,13bに係合する係止用突条1
6a,16bを突出して抜け出さないようにしてあり、またこ
れら案内筒9a,9bの内側に前記係合筒5a,5bに内嵌し、か
つ上部の厚肉部が対応した棒栓6a,6bに液密に外嵌する
注出筒11a,11bを設け、そして注出筒11a側には大径の注
出孔10aを、注出筒11b側には小径の注出孔10bを貫通形
成し、また円弧状外面上部から外向きフランジ状に摘み
12a,12bを突設している。尚、これら注出孔部材2a,2bの
平坦面8a,8bの下部両側は、前記角柱14a,14bの略半部に
係合する溝17a,17a、17b,17bを凹設し、当該注出孔部材2
a,2bの昇降時のゆれを防止すると共に、位置合わせを行
なわせている。
状であり、互いの平坦面8a,8bを合わせて前記キャップ
本体１上面に昇降可能に配設されている。この両注出孔
部材2a,2bは、裏面中央部に前記係合筒5a,5bにそれぞれ
外嵌する案内筒9a,9bを垂設し、これら案内筒9a,9bの下
部内面に前記係止用突条13a,13bに係合する係止用突条1
6a,16bを突出して抜け出さないようにしてあり、またこ
れら案内筒9a,9bの内側に前記係合筒5a,5bに内嵌し、か
つ上部の厚肉部が対応した棒栓6a,6bに液密に外嵌する
注出筒11a,11bを設け、そして注出筒11a側には大径の注
出孔10aを、注出筒11b側には小径の注出孔10bを貫通形
成し、また円弧状外面上部から外向きフランジ状に摘み
12a,12bを突設している。尚、これら注出孔部材2a,2bの
平坦面8a,8bの下部両側は、前記角柱14a,14bの略半部に
係合する溝17a,17a、17b,17bを凹設し、当該注出孔部材2
a,2bの昇降時のゆれを防止すると共に、位置合わせを行
なわせている。
「考案の効果」 上記した如く本考案では、上げ下げ操作する注出孔部材
を２個2a,2b並置し、これらの注出孔10a,10bサイズをキ
ャップ本体１側の固定棒栓6a,6bに対応させて大、小径
とし、必要によりいずれかを選択できるようにしたの
で、注出液量を多、少に、又同時開孔により最大注出量
に調整でき便利である。しかも注出孔部材2a,2bは半キ
ャップ形とし、これらを１個のキャップ状の如く配設し
ているので、小形かつコンパクトであり、従来の１個形
のものと大差ない外形に構成できる。
を２個2a,2b並置し、これらの注出孔10a,10bサイズをキ
ャップ本体１側の固定棒栓6a,6bに対応させて大、小径
とし、必要によりいずれかを選択できるようにしたの
で、注出液量を多、少に、又同時開孔により最大注出量
に調整でき便利である。しかも注出孔部材2a,2bは半キ
ャップ形とし、これらを１個のキャップ状の如く配設し
ているので、小形かつコンパクトであり、従来の１個形
のものと大差ない外形に構成できる。
第１図は本考案注出栓付きキャップの一実施例の半部縦
断面図、第２図は同実施例の分解斜視図、第３図は同実
施例の作用を示す外形斜視図である。 １…キャップ本体、2a,2b…注出孔部材 6a,6b…棒栓、10a,10b…注出孔
断面図、第２図は同実施例の分解斜視図、第３図は同実
施例の作用を示す外形斜視図である。 １…キャップ本体、2a,2b…注出孔部材 6a,6b…棒栓、10a,10b…注出孔
Claims (1)
- 【請求項１】取付け用周壁３を周縁から垂設した頂壁４
両側から係合筒5a,5bを立設し、これら係合筒5a,5bの中
心部から一方は大径の、他方は小径の棒栓6a,6bを起立
し、これら棒栓6a,6b基部周り頂壁４に複数の透孔7a,7b
を明けたキャップ本体１と、互いの平坦面8a,8bを接面
する如く対峙して前記キャップ本体１上面に配設された
半キャップ状の形状であって、それぞれ裏面中央部に前
記係合筒5a,5bに外嵌する案内筒9a,9bを垂設し、それら
案内筒9a,9bの軸芯部に前記大径、小径棒栓6a,6bで閉塞
される大径、小径の注出孔10a,10bを有する注出筒11a,1
1bを貫通垂設し、かつ円弧状外面上部から外向きフラン
ジ状に摘み12a,12bを突設した昇降可能な１対の注出孔
部材2a,2bとからなる注出栓付きキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987112171U JPH066057Y2 (ja) | 1987-07-22 | 1987-07-22 | 注出栓付きキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987112171U JPH066057Y2 (ja) | 1987-07-22 | 1987-07-22 | 注出栓付きキャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6417964U JPS6417964U (ja) | 1989-01-30 |
| JPH066057Y2 true JPH066057Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31350867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987112171U Expired - Lifetime JPH066057Y2 (ja) | 1987-07-22 | 1987-07-22 | 注出栓付きキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066057Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004179892A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 撮像装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4977057U (ja) * | 1972-10-14 | 1974-07-04 | ||
| JPS5411241U (ja) * | 1977-06-25 | 1979-01-24 | ||
| JPS56652U (ja) * | 1979-06-15 | 1981-01-07 | ||
| JPS5841353U (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-18 | 株式会社吉野工業所 | 振出し容器用キヤツプ |
-
1987
- 1987-07-22 JP JP1987112171U patent/JPH066057Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6417964U (ja) | 1989-01-30 |
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