JPH0660213U - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JPH0660213U
JPH0660213U JP203093U JP203093U JPH0660213U JP H0660213 U JPH0660213 U JP H0660213U JP 203093 U JP203093 U JP 203093U JP 203093 U JP203093 U JP 203093U JP H0660213 U JPH0660213 U JP H0660213U
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plate
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治 露峰
龍秋 平岩
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストがかかりにくい分電盤の提供。 【構成】 内器13を配設した背板10と、背板の前面上下
位置に配設される上下枠20,30 と、背板の前面両側に夫
々配設されるダクト40と、少なくとも内器を隠蔽するよ
うに配設される保護板50と、を備えた分電盤において、
前記背板は、複数の背板小片11とこれら背板小片同士を
連結する連結部材12とを有してなる構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、受電室や配電室等に配設する分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、受電室や配電室に配設する分電盤は、予め工場で制作された函状の盤本 体内にブレーカ等の内器を収納配設し、その状態で設置現場へ搬入して現地施工 を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の分電盤によれば、予め工場で制作された函状の盤本体内にブレ ーカ等の内器を収納配設しているので、接続する負荷の容量が変化することによ って、ブレーカ等を有した内器の大きさが変化した場合には、新しく盤本体を工 場で制作しなければならず、製造コストがかかるという問題があった。
【0004】 本考案は、かかる事由に鑑みて成したもので、その目的とするところは、ブレ ーカ等を有した内器の大きさが変化しても、新しく盤本体等を制作する必要がな く、もって製造コストがかかりにくい分電盤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために本考案の分電盤は、内器を配設した背板と、背板 の前面上下位置に配設される上下枠と、背板の前面両側に夫々配設されるダクト と、少なくとも内器を隠蔽するように配設される保護板と、を備えた分電盤にお いて、前記背板は、複数の背板小片とこれら背板小片同士を連結する連結部材と を有してなる構成としてある。
【0006】
【作用】 本考案の構成によれば、背板小片の数を増減することによって内 器を配設する背板の大きさを変化させることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、図1乃至図6に基づいて説明する。
【0008】 この分電盤は、電路電源をブレーカ等で分岐する強電回路と電話線等の弱電回 路とを分割して収納したものである。
【0009】 背板10は、断面略コ字状の背板小片11を6本平行に配置し、この背板小片11の 上下において背板小片11間を断面コ字状の連結部材12,12で橋絡して固定されて いる。この背板10の強電回路は、図4に示すように、背板小片11の上面に主幹及 び分岐ブレーカとこれらのブレーカを搭載した金属製取付け板等の内器13を配設 している。この内器13の主幹ブレーカに電路電源を接続導体により接続するとと もに、分岐ブレーカに接続された接続導体を後述するダクトに挿通させ外部の負 荷に接続する。
【0010】 上枠20は、背板10の両端の背板小片11,11 の前面上端部に外側面が背板小片11 の外側面と略同一となるように夫々載置固定される金属製側板21と、両側の側板 21,21の前面間に螺子で固定されて前面開口を閉塞する前板22とを有している。 前板22には、図5に示すように、後述する保護板の被掛止部を掛止するためのL 字状の掛止部23が設けられている。
【0011】 下枠30は、上枠20と同様、背板10の両端の背板小片11,11 の前面下端部に外側 面が背板小片11の外側面と略同一となるように夫々載置固定される金属製側板31 と、両側の側板31,31の前面間に螺子で固定されて前面開口を閉塞する前板32と を備えている。前板32には、図6に示すように、後述する保護板の係合凸部が係 合する係合孔34を有したL字状の係合片33が突設されている。
【0012】 ダクト40は、前面と上下端面が開口した樹脂成形品から断面コ字状に形成され 、背板10の前面両側で上下枠20,30 間に螺子固定される。なお、本実施例では、 強電回路と弱電回路とを分割する中央でもダクト40を上下枠20,30 間に螺子固定 している。ダクト40の内側側片は多数の切欠41が設けられ、ダクト40内外に電線 導体の導入, 導出ができるようになっている。このダクト40の前面には蓋42が着 脱自在に被着されて、前面開口を閉塞することができるようになっている。
【0013】 保護板50は、金属板からなり内器13を隠蔽するものである。なお、本実施例で は、中央のダクト40で強電回路及び弱電回路を分割するとともに、この強電回路 及び弱電回路を別々に開閉するために、2つの保護板50を使用している。強電回 路用の保護板50a には、ブレーカのハンドル等を外部に突出させる孔51,52 を設 けて、この孔51,52 よりハンドル等を外部に露出させており、この保護板50a に より上下枠20,30 間に位置する内器13と一方側のダクト40と中央のダクト40とを 塞ぐ。また、弱電用の保護板50b は、上下枠20,30 間に位置する内器13と他方側 のダクト40と中央のダクト40とを塞ぐ。この保護板50には、図5に示すように、 上枠20の掛止部23に掛止される被掛止部53を設けるとともに、図6に示すように 、下枠30の係合孔34に係合する係合凸部54を設けている。
【0014】 この分電盤に内器13を配設した状態で、接続する負荷の容量が大きくなり、こ れによってブレーカ等を有した内器13が大型化した場合には、内器13が大型化し た分だけ背板小片11を新しく配置するとともに背板小片11が増えた分だけ長い連 結部材12を使用することによって行う。また、接続する負荷の容量が小さくなり 、これによってブレーカ等を有した内器13が小型化した場合には、内器13が小型 化した分だけ背板小片11を除くとともに背板小片11を除いた分だけ短い連結部材 12を使用することによって行う。
【0015】 なお、本実施例によれば、背板をコ字状に形成しているので、重い内器を配設 した場合でも背板が曲がりにくいものとなる。また、強電回路と弱電回路とを分 割した分電盤である必要はなく、強電回路が1つだけの分電盤等でもよい。
【0016】 また、背板小片の長さ及び幅は、配設する内器の大きさに応じて適宜設計すれ ばよい。さらに、背板小片の数は背板小片の幅及び内器の大きさに応じて適宜設 計すればよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案の分電盤によれば、背板小片の数を増減することによって内器を配設す る背板の大きさを変化させることができ、ブレーカ等を有した内器の大きさが変 化しても、新しく盤本体等を制作する必要がなく、もって製造コストがかかりに ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のものの横断面図である。
【図3】図1のものの内器を外した状態を示す分解斜視
図である。
【図4】図2のもののABで切断した断面図である。
【図5】図2のものの掛止部を被掛止部に掛止した状態
を示す説明図である。
【図6】図2のものの係合凸部を係止孔に係合した状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 背板 11 背板小片 12 連結部材 13 内器 20 上枠 30 下枠 40 ダクト 50 保護板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内器を配設した背板と、背板の前面上下
    位置に配設される上下枠と、背板の前面両側に夫々配設
    されるダクトと、少なくとも内器を隠蔽するように配設
    される保護板と、を備えた分電盤において、 前記背板は、複数の背板小片とこれら背板小片同士を連
    結する連結部材とを有してなる分電盤。
JP1993002030U 1993-01-29 1993-01-29 分電盤 Expired - Lifetime JP2591826Y2 (ja)

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JPH0660213U true JPH0660213U (ja) 1994-08-19
JP2591826Y2 JP2591826Y2 (ja) 1999-03-10

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