JPH066020U - ドアのシール材の成形不良防止構造 - Google Patents

ドアのシール材の成形不良防止構造

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JPH066020U
JPH066020U JP5174692U JP5174692U JPH066020U JP H066020 U JPH066020 U JP H066020U JP 5174692 U JP5174692 U JP 5174692U JP 5174692 U JP5174692 U JP 5174692U JP H066020 U JPH066020 U JP H066020U
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sealing material
door
urethane
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敏雄 椿田
忠雄 本橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つのシール材成形型枠6’でドア本体3を
挟持し、該型枠6’の一方に設けられた注入口7から二
液混合タイプのウレタン原液を注入して、シール材6を
成形する際において、上記ウレタン原液の混合不良をな
くし、シール材6に薄皮部分,欠肉が生ずることを防止
する。 【構成】 ドア本体3の上面4及び下面5の、上記ウレ
タン原液が型枠6’との間を流れる流路上となる角部及
び注入口近傍において、ウレタン原液の流れを乱し攪拌
することにより、混合の促進を図るため、円筒形状の突
起部9を複数形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば車両用空調装置の吹出モードを切換えるモードドア等のド アに形成されるシール材の成形不良を防止するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置において、車室内温度又は乗員の好みに応じて、吹出モードを フットモード、ベントモード等に切換えられるが、かかる切換は、各々のモード ドアの開度の制御によって行われるものである。
【0003】 そして、このモードドアの上面及び下面の周縁部において、かかるドアの隙間 から空気が漏れるのを防止し、気密性を高めるため、その全周をシール材で囲ま れており、その成形は二つのシール材用成形型枠でモードドアを挟持し、型枠の 注入口から二液混合タイプのウレタン原液を注入して行われる(実開平1−47 60号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、モードドアとシール材成形用型枠との間に形成される、ウレタ ン原液が流れる流路全体において、ウレタン原液の二液が万遍なく行き渡り混合 するとは限らず、シール材の一部では、空気溜まりにより薄皮部分が生じたり、 欠肉が生ずるおそれがあるという欠点があった。特に、シール材の欠肉は、モー ドドアの角部において、生ずる蓋然性が高かった。
【0005】 このため、空気が欠肉部分から漏れることにより、モードドアのシール性が著 しく低減してその目的を充分達成できないと共に、シール材の薄皮部分がモード から流出する空気になびくことにより、異音が発生するという問題点があった。
【0006】 そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、ウレタン原液となる二液の混合不良 を防止して、シール材の欠肉、一部薄皮化を防止するドアのシール材の成形不良 防止構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係るドアのシール材の成形不良防止構 造は、回転軸と、該回転軸に固着されたドア本体と、かかるドア本体の上面と下 面の双方又は一方の各周縁部に形成されるシール材とにより構成されるドアであ って、前記シール材が形成されるドア本体の周縁部分に、複数の突起部を設けた 構造となっているものである。
【0008】
【作用】
従って、ドア本体の上面及び下面に設けられた突起部により、ウレタン原液が ドア本体とシール材成形用型枠との間に形成される流路を流れる際において、攪 拌が促進されて、ウレタン原液の二液が充分に混合されることとなる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0010】 図1及び図2において、この考案に係るドアのシール材の成形不良防止構造の 1例が示されており、かかるドア1は、主に図示しない各吹出モードの吹出口近 傍に取付られる回転軸2と、該回転軸2に固着されたドア本体3とにより構成さ れる。
【0011】 そして、前記ドア本体3の上面4と下面5の各周縁部には、ドア1の気密性を 高めることにより、ドア1の隙間から空気が漏れることを防止するために、その 全周を囲む様にしてシール材5が形成されている。
【0012】 このシール材5は、例えばポリイソシアネートを主成分とする原液と、発泡剤 等を含む原液とを混合して成るウレタン等の合成樹脂材で、ドア本体3へのシー ル材6への形成は、二つのシール材成形型枠6’により、ドア本体3を挟持し、 該型枠6’の一方に設けられた注入口7から、上記二つの原液を注入し、ドア本 体3と型枠6’との間に形成される流路を、該二つの原液が混合しつつ流れ、余 分な原液は型枠の他方に形成された吐出口8から吐出される手法によりなされる ものである。
【0013】 一方、ドア本体3の上面4及び下面5双方の、上記ウレタン原液が流れる流路 上となる各角部及び注入口7の近傍において、複数の円筒形状の突起部9が形成 されている。かかる突起部9は、ドア本体3と一体に成形しても、後にドア本体 3に成形するものであっても良い。
【0014】 従って、図2に示す様に、原液の流れが突起部9の下流側において乱れ、これ により二つの原液が攪拌されるため、より二つの原液の混合が促進され、原液の 混合不十分によるシール材6の欠肉、特にドア本体3の角部での欠肉を防止する ことができることとなる。
【0015】 尚、上記突起部9の個数及びその位置は、特に限定されるものではなく、例え ば図3及に示す様に、突起部9と突起部9とが5mm乃至30mmの間隔で、多数形 成されていても良いものである。
【0016】 これにより、原液の攪拌が更に良くなされて、混合がより促進されると共に、 万一、原液の混合不十分によりシール材5に薄皮部分ができても、図4の様に突 起部9で支持されるため、かかる薄皮部分が吹出口から流れる空気になびき、異 音を発生させることも防止できることとなる。
【0017】 次に、この考案に係るドアのシール材成形不良防止構造の他の実施例について 、図5及び図6により説明する。但し、先の実施例と同じ構成については、同一 の符号を付してその説明を省略する。
【0018】 かかるドア1においては、上記円筒形状の突起部9の代わりに、ドア本体3の 、ウレタン原液が流れる流路上において、ドア本体3の一部がコの字状に切り起 して形成された突起部10を有し、その切り起こした部分において当然に、孔1 1が設けられる。
【0019】 このため、突起部10により別部品を必要とせずに、二つのウレタン原液の混 合の促進が図られると共に、孔11の部分により図6に示す様に、上面4に形成 されるシール材6と下面5に形成されるシール材6とが一体化するため、ドア本 体3からシール材6が剥離し難くなる。
【0020】 最後に、本考案を、吹出モードのモードドアにおけるシール材6の成形不良防 止構造として説明してきたが、同様に型枠で二つの原液を混合することによりシ ール材を成形する手法を採用する内外気導入部分に設けられる内外気切換ドア、 吹出空気温度を制御するエアミックスドアについても、適応されるものである。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、ウレタン原液となる二つの液の混合を、突 起部を形成することによりその下流側において乱して攪拌することにより促進し て、ドア本体の角部等におけるシール材の欠肉、一部薄皮化を防止するできるも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るドアのシール材成形防止構造の
第1の実施例の斜視図である。
【図2】上記のウレタン原液の流れを示す説明図であ
る。
【図3】上記の第1の実施例の変形例の斜視図である。
【図4】上記の第1の実施例の変形例の横断面図であ
る。
【図5】この考案に係るドアのシール材成形防止構造の
第2の実施例の斜視図である。
【図6】上記の縦断面の突起部分拡大図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 回転軸 3 ドア本体 4 上面 5 下面 6 シール材 6’ シール材成形型枠 7 注入口 8 吐出口 9 突起部(円筒形状) 10 突起部(切り起こし) 11 孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、該回転軸に固着されたドア本
    体と、かかるドア本体の上面と下面の双方又は一方の各
    周縁部に形成されるシール材とにより構成されるドアで
    あって、 前記シール材が形成されるドア本体の周縁部分に、複数
    の突起部を設けたことを特徴とするドアのシール材の成
    形不良防止構造。
JP1992051746U 1992-06-30 1992-06-30 ドアのシール材の成形不良防止構造 Expired - Lifetime JP2561601Y2 (ja)

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JPH066020U true JPH066020U (ja) 1994-01-25
JP2561601Y2 JP2561601Y2 (ja) 1998-02-04

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61262541A (ja) * 1985-05-14 1986-11-20 Ogami Jushi Seisakusho:Kk シヤツタ−及びシヤツタ−の製造方法
JPS6248808U (ja) * 1985-09-17 1987-03-26
JPH0215507U (ja) * 1988-07-15 1990-01-31

Patent Citations (3)

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JP2561601Y2 (ja) 1998-02-04

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