JPH0659876B2 - 舵 - Google Patents

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JPH0659876B2
JPH0659876B2 JP60183575A JP18357585A JPH0659876B2 JP H0659876 B2 JPH0659876 B2 JP H0659876B2 JP 60183575 A JP60183575 A JP 60183575A JP 18357585 A JP18357585 A JP 18357585A JP H0659876 B2 JPH0659876 B2 JP H0659876B2
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JP
Japan
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rudder
shaft
plate
angle
lever
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JP60183575A
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JPS6243398A (ja
Inventor
宏 信永
良亮 藤野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、船舶の舵取機械の駆動トルクを低減できるよ
うにした舵に関するものである。
[従来の技術] 船舶に使用される従来の舵は、一枚の板状のものであ
る。
しかし、一枚の板状の舵の場合、転舵角が小さく、操船
性能が悪くなる欠点があった。
そこで、最近かかる欠点を解消するものとして、第7
図、第8図に示す如き構成の舵が考えられている。すな
わち、親舵板aと子舵板bとで構成された舵を使用し、
舵取機構の駆動トルクを低減できるようにして省エネル
ギー化を図ったものがある。
このような舵は、第8図に示すように親舵板aは舵軸c
に支持されて舵軸cと共に回動するようになっており、
子舵板bは舵軸cにほぼ平行の軸dによって、親舵板a
の後部に回動自在に支持されている。そして油圧管eか
ら供給される圧油によって駆動される油圧駆動トルクモ
ータfが子舵板bに内蔵されていて、子舵板bは軸dを
中心として親舵板aに対し、所望の角度で回動されるよ
うになっている。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した舵は、子舵板bが発生したモーメントを利用し
て親舵板を転舵させることができるので、舵取機構の駆
動馬力を低減することができ、また子舵板bを転舵する
ことにより、船舶の進路を微小角度で修正することがで
きる特長を有しているが、油圧管eを、舵軸c、親舵板
a、軸dを経由させて子舵板bに内蔵されている油圧駆
動トルクモータfに配管しなければならないため構造が
複雑になり、親舵板aの駆動動力源のほかに、油圧駆動
の動力源が必要であった。
本発明は、このような点を改善し、駆動機構および駆動
動力源が単純化できるようにした舵を提供することを目
的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、舵軸に取付けた親舵板と、前記舵軸とほぼ平
行の軸によって前記親舵板の後部に回動自在に支持され
た子舵板と、前記舵軸よりも前方の後部船体に突設した
ピンを中心に回動し前記軸を介して前記子舵に固着され
た水平方向へ延在するレバーと、該レバーの前記軸とピ
ンとを結ぶラインの中途位置に、前記軸を円弧の中心と
し且つ前記舵軸が貫通する円弧状の開孔を形成したもの
である。
[作用] 親舵板を回動させれば、子舵板は親舵板の回動角度より
も小さい角度で、親舵板とは反対の方向に回動すること
になり、流入する水流により子舵板は親舵板に対し転舵
角度が大きくなる方向へ旋回トルクを与えることができ
るので、親舵板の旋回トルクを軽減できる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示すように、後部船体1には垂直の舵軸2が回
動可能に取付けてあって、舵軸2の下端には親舵板3が
取付けられている。4は子舵板であって、上面と下面と
から垂直方向に一直線にそろうように軸5,5が突設され
ている。前述した親舵板3の上面側と下面側とは後方
(第1図の左方)に延長され、軸受6,6が形成されてお
り、子舵板4の軸5が舵軸2と平行になる状態で回動自
在に支持されている。
上方の軸5にはレバー7の前端(第1図において左端)
が固着されていて、レバー7の後端付近には、第2図に
示すように前後方向に延びる長孔8が穿設されている。
そして後部船体1に突設したピン9が長孔8に嵌入され
ている。レバー7の中間部分は幅が広くなっていて、軸
5を中心とする円弧状の開孔10が設けられており、舵軸
2は開孔10を貫通している。軸5と舵軸2との軸中心間
の距離をL1とすると、軸5とピン9との軸中心間の距
離L2は、距離L1よりも長い寸法になる。
第2図、第3図は舵角零の状態を示しており、親舵板
3、子舵板4は共に前後方向に一直線に並んでいる。こ
の状態で舵軸2を時計方向に回動し、第4図、第5図に
示すように親舵板3を舵軸2を中心として時計方向に角
度θ1だけ転舵すると、軸5の移動にともなって、レバ
ー7もピン9を中心として時計方向に角度θ3だけ回動
する。子舵板4とレバー7とは軸5を介して一体的に固
着されているため、子舵板4もレバー7と共にピン9を
中心として時計方向に角度θ3だけ回動することにな
る。ところが角度θ3は角度θ1よりも小さくなるので、
その差の角度θ2だけ子舵板4は親舵板3に対して反時
計方向に転舵され、流入する水流11によって親舵板3に
対し時計方向の旋回トルクを与えることになる。角度θ
1,θ2の大きさの相互関係は、第2図に示した距離
1,L2の比を選択することによって決めることができ
る。
第6図は舵板を転舵した角度θ1と舵板の旋回トルクTR
との関係を示すもので、実線Aは子舵板を有しない1枚
舵板の場合であり、10°以内の転舵角θ1においては旋
回トルクTRは負の値となり、流入する水流により舵が
旋回することになる。曲線Aにおいて転舵角θ1が10°
以上のときは旋回トルクTRは正の値で転舵角θ1にほぼ
比例して増加し、舵板の旋回に旋回トルクTRが必要に
なる。
曲線B,Cは子舵板を備えた舵で、曲線Bはθ2/θ1
小さな場合を示し、曲線Cはθ2/θ1が大きな場合を示
しており、θ2/θ1を大きくすることによって旋回トル
クTRの零となる転舵角θ1が、15°から25°へと移動し
ている。曲線Bは、微少角度転舵後において親舵板3が
水流11により15°まで転舵されることを意味し、曲線C
は親舵板3が水流11により25°まで転舵されることを意
味していて、それぞれ15°,25°以上転舵するときに旋
回トルクTRが必要となる。そして共に転舵角θ1が35°
のときは、曲線Aよりも旋回トルクTRが著しく低減さ
れていることがわかる。
第1図、第2図に示すピン9の位置を後部船体1に対し
て前後方向に変えられるようにして距離L2をさらに長
くすれば、舵軸2に外部から旋回トルクを与えないで、
水流11により転舵される範囲を拡大し、旋回トルクTR
を低減して舵軸2の駆動動力を著しく下げることが可能
となる。
[発明の効果] 本発明は子舵板を旋回する独立の駆動源が不要であるた
め構造が単純化され、軸とピンとの間の距離を長くする
ことにより親舵板の旋回トルクを著しく低減できる効果
があり、また本願発明では、レバーの旋回中心となるピ
ンは、親舵板の舵軸よりも前方方向に配設されているた
め、親舵板の旋回トルクを著しく低減でき、従って、舵
軸の駆動動力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図は第1図の
II−II矢視図、第3図は第2図の状態の舵板の方向を示
す平面図、第4図は第2図から転舵した場合の平面図、
第5図は第4図の状態の舵板の方向を示す平面図、第6
図は転舵角と旋回トルクとの関係を示すグラフ、第7図
は船体の側面図、第8図は最近考えられている舵の側面
図である。 1は後部船体、2は舵軸、3は親舵板、4は子舵板、5
は軸、7はレバー、9はピンを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】舵軸に取付けた親舵板と、前記舵軸とほぼ
    平行の軸によって前記親舵板の後部に回動自在に支持さ
    れた子舵板と、前記舵軸よりも前方の後部船体に突設し
    たピンを中心に回動し前記軸を介して前記子舵に固着さ
    れた水平方向へ延在するレバーと、該レバーの前記軸と
    ピンとを結ぶラインの中途位置に、前記軸を円弧の中心
    とし且つ前記舵軸が貫通する円弧状の開孔を形成したこ
    とを特徴とする舵。
JP60183575A 1985-08-21 1985-08-21 Expired - Lifetime JPH0659876B2 (ja)

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JP60183575A JPH0659876B2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

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JPS6243398A JPS6243398A (ja) 1987-02-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63170397U (ja) * 1987-04-27 1988-11-07
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JPS6013759Y2 (ja) * 1979-03-13 1985-05-01 株式会社ケイセブン

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JPS6243398A (ja) 1987-02-25

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