JPH0659834U - カメラのズームファインダ装置 - Google Patents

カメラのズームファインダ装置

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JPH0659834U JP000920U JP92093U JPH0659834U JP H0659834 U JPH0659834 U JP H0659834U JP 000920 U JP000920 U JP 000920U JP 92093 U JP92093 U JP 92093U JP H0659834 U JPH0659834 U JP H0659834U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モード切換え時に撮影者に不快感を与えるこ
とのない、構造がより簡単で、部品点数を減少させて構
造を簡略化させたズームファインダ装置を提供するこ
と。 【構成】 正逆方向に移動するカムプレートにより変倍
されるズームファインダ光学系を備え、マクロモードへ
の移行時、退避位置にある視差補正用の光学部材を、ズ
ームファインダ光学系の光路内の補正位置に向けて回
せるカメラのズームファインダ装置において、光学部
材の補正位置または退避位置への回動時、思案点を越え
た該光学部材を同回動方向へ瞬時に回動させるスナップ
アクション機構;カムプレートに設けられる、該カムプ
レートとともに正逆方向に移動して光学部材に思案点方
向の回動力を与える切換爪部;および、この切換爪部の
移動軌跡上に位置され、正方向移動時および逆方向移動
時の該切換爪部とそれぞれに係合する、光学部材が有す
る一対の係合爪部を有するカメラのズームファインダ装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラのズームファインダ装置に関し、特に、マクロモードに移行 するとき、ズームファインダ光学系とズーム撮影光学系の視差を補正するズーム ファインダ装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
レンズシャッタ式のカメラにおいて、ズーミングによる通常撮影を行なう通常 モードの他にマクロ撮影を行なうマクロモードを備え、スイッチ操作等によって これらの両モードを切換えるタイプのものに、マクロモードへの切換時、ズーム 撮影光学系とズームファインダ光学系間の視差(パララックス)補正のため、視 差補正用の光学部材をズームファインダ光学系の光路内に進入させるものがある 。
【0003】 このような構造を備えたカメラにおいて、従来は、例えばズーム撮影光学系の 駆動に連動して正逆方向に移動するカムプレートにカム溝を形成し、このカム溝 に光学部材用の操作部材を移動ガイドして、カムプレートの移動時に動作する該 操作部材によって光学部材を上記光路内に進退させていた。
【0004】 このため、カム溝によって上記光路内に進退させられる視差補正用の光学部材 は、その切換え時の動作が遅く、ファインダ接眼窓を覗く撮影者には、回動する 視差補正用光学部材がそのまま見えてしまい、場合によってはそれが不快感を招 いていた。また視差補正用光学部材を、カムプレートによって作動される操作部 材を介して上記光路内に進退させる構造は、部品点数が多く複雑にされており、 従って、モード切換え時に撮影者に不快感を与えることのない、構造がより簡単 で、部品点数を減少させて構造を簡略化させたズームファインダ装置が望まれる 。
【0005】
【考案の目的】
本考案は、このような従来のズームファインダ装置に関する問題点に基づいて 成されたものであり、モード切換え時に撮影者に不快感を与えることのない、構 造がより簡単で、部品点数を減少させて構造を簡略化させたズームファインダ装 置を提供することを目的としている。
【0006】
【考案の概要】
上記目的を達成する本考案は、正逆方向に移動するカムプレートにより変倍さ れるズームファインダ光学系を備え、マクロモードへの移行時、退避位置にある 視差補正用の光学部材を、上記ズームファインダ光学系の光路内の補正位置に向 けて回動移動させるカメラのズームファインダ装置において、上記光学部材の上 記補正位置または退避位置への回動時、思案点を越えた該光学部材を同回動方向 へ瞬時に回動させるスナップアクション機構;上記カムプレートに設けられる、 該カムプレートとともに正逆方向に移動して上記光学部材に上記思案点方向の回 動力を与える切換爪部;および、この切換爪部の移動軌跡上に位置され、正方向 移動時および逆方向移動時の該切換爪部とそれぞれに係合する、上記光学部材が 有する一対の係合爪部を有することを特徴としている。
【0007】
【実施例】
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図10は、本考案を適用したカ メラ10の背面側から視た斜視図である。このカメラ10は、所謂レンズシャッ タ式カメラであり、ズーム撮影光学系およびズームファインダ光学系を備え、カ メラ本体9の左右にフィルム室7とフィルム巻取室8を備え、該フィルム室7と フィルム巻取室8の間に、開口枠部5に挟まれた撮影開口11を備えている。カ メラ本体9の後壁16の一側に、フィルム押え板42を備えた裏蓋14が開閉可 能に設けられ、後壁16の上部中央に、ファインダ接眼窓17が設けられている 。
【0008】 カメラ10に搭載される実像式のズームファインダ装置12は、ズーム撮影光 学系とは別に構成した上記ズームファインダ光学系を有し、図1に示されるよう に、枠体13およびカムプレート15を有している。なお、図2は撮影レンズ収 納移行区間にある状態のズームファインダ装置12を示す平面断面図、図3はマ クロ移行区間にある状態の同ファインダ装置12を示す平面断面図、図4はマク ロ域にある状態の同ファインダ装置12を示す平面断面図である。
【0009】 枠体13は、平面視において略L字状を呈するように形成されており、図2に 示されるように、物体側から順に、第一レンズ群(対物レンズ)L1、第二レン ズ群L2、第三レンズ群L3、第四レンズ群L4、プリズム(図示せず)、およ び第五レンズ群(接眼レンズ)L5(図10)を備えている。第三、第四および 第五レンズ群L3、L4、L5はいずれも固定レンズ群であり、該第三、第五レ ンズ群L3、L5は正のパワーを有し、第四レンズ群L4は負のパワーを有する 。また第一および第二レンズ群L1、L2は可動の変倍レンズ群とされ、それぞ れ負のパワーおよび正のパワーを有する。第一、第二レンズ群L1、L2を備え た光路と、第三、第四レンズ群L3、L4を備えた光路とは互いに略45°屈曲さ せて構成され、両光路の間に所定角度で設けた反射板33により、第一、第二レ ンズ群L1、L2を通過した光束は、第三、第四および第五レンズ群L3、L4 、L5に入射するように曲げられる。
【0010】 第一レンズ群L1は、案内環27に固定した第一レンズ移動枠34に支持され て、光軸Oの前後方向に移動可能とされている。この案内環27は、枠体13の 前部一側の前後方向に延設した案内バー26によって移動ガイドされている。ま た案内環27には、その一端部を枠体13の前部13cに係止させた引張りスプ リング23の他端部が係止されており、これにより第一レンズ群L1は、光軸O の前方側に常時付勢されている。第一レンズ移動枠34は、枠体13の下方に突 出させた、カムプレート15によって移動ガイドされるべきカムピン86を有し ている。
【0011】 第二レンズ群L2は、案内環31に固定した第二レンズ移動枠32に支持され て、光軸Oの前後方向に移動可能とされている。この案内環31は、枠体13の 前部他側の前後方向に延設した案内バー30によって移動ガイドされている。ま た第二レンズ移動枠32は、枠体13の下方に突出させた、カムプレート15に よって移動ガイドされるべきカムピン85を有している。
【0012】 案内バー26の後方に、枠体13側に支持した回動支軸35により回動可能に 支持されたプリズム枠36が設けられている。このプリズム枠36は、図5に示 されるように、視差(パララックス)補正用の視差補正プリズム40を支持する もので、この視差補正プリズム40を、ズームファインダ光学系の光路内に進入 する補正位置と、この光路から退避する退避位置とに回動移動させる。プリズム 枠36はまた、案内溝18から下方に突出する、ばね掛け突起39、および一対 の係合爪部36b、36cを有している。
【0013】 枠体13の下部壁13aには、プリズム枠36(視差補正プリズム40)の回 動軌跡と対応させた扇状の案内溝18が形成されており、この案内溝18を挟ん だ上記回動支軸35と反対側に、ばね掛け凸部38が植設されている。このばね 掛け凸部38と、案内溝18に沿ってプリズム枠36とともに回動移動する上記 ばね掛け突起39に、トーションスプリング37の一端部と他端部がそれぞれに 係止されており、プリズム枠36(視差補正プリズム40)が上記補正位置また は退避位置に向けて回動するとき、思案点を越えた該プリズム枠36を同回動方 向へ瞬時に回動させるスナップアクション機構を構成している。
【0014】 カムプレート15には、このカムプレート15とともに正逆方向に移動してプ リズム枠36(視差補正プリズム40)に上記思案点方向の回動力を与える切換 爪部29が一体に形成されている。またプリズム枠36は、上記一対の係合爪部 36b、36cを、切換爪部29の移動軌跡上に位置できるように、かつ上記退 避位置に位置するときにファインダ光学系の光路の絞りを構成するように、その 位置が決定されている。これにより、係合爪部36cは、マクロモードの選択時 、カムプレート15がマクロ域に移行する方向(図3の右方向)に移動するとき 、切換爪部29に係合されて同方向に押圧されて、プリズム枠36を思案点に向 けて同図の反時計回りに回動させ、また係合爪部36bは、カムプレート15が マクロ域からズーム撮影域に移行する方向(図4の左方向)に移動するとき、切 換爪部29に係合されて同方向に押圧されて、プリズム枠36を思案点に向けて 同図の時計回りに回動させる。
【0015】 図9に、枠体13を取り外したカムプレート15の単体形状を示す。該カムプ レート15は、接眼側(同図の上方)に向いた一側に、カメラ本体9に設けられ ズーム撮影光学系に連動して回転するピニオン82と噛み合うべきラック20を 有している。カムプレート15はさらに、このラック20と平行に形成した移動 ガイド溝24を有し、この移動ガイド溝24に、枠体13の底部に所定間隔で固 定される移動ガイドピン83、84が嵌合されている。従って、カムプレート1 5は、移動ガイドピン83、84と移動ガイド溝24の嵌合関係によって、この 移動ガイド溝24の有効長の範囲で、カメラ10の左右方向に移動可能にガイド される。
【0016】 カムプレート15はさらに、第二レンズ移動枠32に植設したカムピン85を 嵌合すべきカム溝21、およびカム開口22を有している。このカム開口22は 、案内環27により対物側に移動付勢される第一レンズ群L1のカムピン86を 案内する、カム溝22bおよびカム部22c、22dを有し、さらに、プリズム 枠36の係合爪部36b、36cと係合すべき切換爪部29、および回動移動す る係合爪部36bを収容する収容部22aを有している。
【0017】 カム開口22とカム溝21にはそれぞれ、第一レンズ移動枠34(第一レンズ 群L1)と第二レンズ移動枠32(第二レンズ群L2)を移動させまたはその位 置に保持するための撮影レンズ収納移行区間d3、ズーム区間d1、およびマク ロ移行区間d2が設けられている。
【0018】 撮影レンズ収納移行区間d3は、ズーム撮影系の最短焦点距離を維持する区間 であり、傾斜がない。ズーム区間d1では、カム溝21とカム部22cに傾斜が 与えられ、変倍レンズ群である第一、第二レンズ群L1、L2が光軸方向に移動 して、その倍率をズーム撮影系の倍率に応じて変化させる。マクロ移行区間d2 では、傾斜がなく、第一、第二レンズ群L1、L2をテレ端に位置させた状態か ら、カム溝22bの同図上方に形成した切換爪部29によって係合爪部36cを 係合押圧する。
【0019】 以上の構成を有する本ズームファインダ装置は、図2に示されるように、ズー ム撮影光学系の駆動に連動してカムピン85、86がそれぞれ撮影レンズ収納移 行区間d3に移動されて、ズームファインダ光学系がワイド端状態とされている とき、第一および第二レンズ群L1、L2は互いに最も離れた位置とされ、また プリズム枠36は回動支軸35を中心に回動して、上記退避位置に待機している 。
【0020】 この状態から、ズーム撮影光学系がズーム領域に移行すると、これに連動して 回転するピニオン82により、カムプレート15が図2の右方に移動される。す ると、ズーム区間d1において、カムピン85はカム溝21に案内されて対物側 (同図下方)に移動し、かつカムピン86はカム部22cに案内されて、接眼側 (同図上方)に移動した後対物側に移動する(図3)。変倍レンズ群である第一 、第二レンズ群L1、L2が、このように光軸O方向に所定の関係で移動するこ とにより、ズームファインダ光学系は、ズーム撮影光学系の倍率に応じて変倍さ れる。
【0021】 そしてマクロ移行区間d2への移行時、カムプレート15が図3の右方へさら に移動すると、第一、第二レンズ群L1、L2がテレ端域(図3)にある状態に おいて、カムプレート15の切換爪部29がプリズム枠36の係合爪部36cに 係合し(図7)これを同方向に押圧する。このため、プリズム枠36はスナップ アクション機構により、思案点を越えたとき図3の反時計回りに瞬時に回動し、 視差補正プリズム40を図4に示す補正位置に移動させ、その位置に安定させる 。またマクロ移行区間d2からズーム区間d1へ移行する際、カムプレート15 が図4の左方へ移動すると、カムプレート15の切換爪部29がプリズム枠36 の係合爪部36bに係合し(図8)これを同方向に押圧するため、プリズム枠3 6はスナップアクション機構により、思案点を越えたとき図4の時計回りに瞬時 に回動し、視差補正プリズム40を図3に示す退避位置に移動させ、その位置に 安定させる。
【0022】 したがって、本実施例によると、視差補正プリズム40を、スナップアクショ ン機構によって補正位置と退避位置とに切換えることができるから、視差補正用 の光学部材をカム溝によって案内して切換えていた従来に比して、切換え動作を 素早く行なうことができ、従って、ファインダ接眼窓を覗く撮影者に不快感を与 える不都合をなくすることができる。また視差補正プリズム40を、カムプレー ト15に形成した切換爪部29によって直接的に作動させることができるから、 操作部材を介して視差補正プリズム40を進退させていた従来に比して、構造を 簡略化させて部品点数を減少させることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案のカメラのズームファインダ装置によれば、視差補正光学 部材を、スナップアクション機構によって補正位置と退避位置とに素早く切換え ることができるから、ファインダ接眼窓を覗く撮影者に不快感を与える等の不具 合をなくすることができる。また視差補正光学部材を、カムプレートに形成した 切換爪部によって直接的に作動させるから、操作部材を介して視差補正光学部材 を進退させていた従来に比して、部品点数を減少させ、構造を簡略化させること ができる。
【提出日】平成6年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラのズームファインダ装置に関し、特に、マクロモードに移行 するとき、ズームファインダ光学系とズーム撮影光学系の視差を補正するズーム ファインダ装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
レンズシャッタ式のカメラにおいて、ズーミングによる通常撮影を行なう通常 モードの他にマクロ撮影を行なうマクロモードを備え、スイッチ操作等によって これらの両モードを切換えるタイプのものに、マクロモードへの切換時、ズーム 撮影光学系とズームファインダ光学系間の視差(パララックス)補正のため、視 差補正用の光学部材をズームファインダ光学系の光路内に進入させるものがある 。
【0003】 このような構造を備えたカメラにおいて、従来は、例えばズーム撮影光学系の 駆動に連動して正逆方向に移動するカムプレートにカム溝を形成し、このカム溝 に光学部材用の操作部材を移動ガイドして、カムプレートの移動時に動作する該 操作部材によって光学部材を上記光路内に進退させていた。
【0004】 このため、カム溝によって上記光路内に進退させられる視差補正用の光学部材 は、その切換え時の動作が遅く、ファインダ接眼窓を覗く撮影者には、回動する 視差補正用光学部材がそのまま見えてしまい、場合によってはそれが不快感を招 いていた。また視差補正用光学部材を、カムプレートによって作動される操作部 材を介して上記光路内に進退させる構造は、部品点数が多く複雑にされており、 従って、モード切換え時に撮影者に不快感を与えることのない、構造がより簡単 で、部品点数を減少させて構造を簡略化させたズームファインダ装置が望まれる 。
【0005】
【考案の目的】
本考案は、このような従来のズームファインダ装置に関する問題点に基づいて 成されたものであり、モード切換え時に撮影者に不快感を与えることのない、構 造がより簡単で、部品点数を減少させて構造を簡略化させたズームファインダ装 置を提供することを目的としている。
【0006】
【考案の概要】
上記目的を達成する本考案は、正逆方向に移動するカムプレートにより変倍さ れるズームファインダ光学系を備え、マクロモードへの移行時、退避位置にある 視差補正用の光学部材を、上記ズームファインダ光学系の光路内の補正位置に向 けて回動させるカメラのズームファインダ装置において、上記光学部材の上記補 正位置または退避位置への回動時、思案点を越えた該光学部材を同回動方向へ瞬 時に回動させるスナップアクション機構;上記カムプレートに設けられる、該カ ムプレートとともに正逆方向に移動して上記光学部材に上記思案点方向の回動力 を与える切換爪部;および、この切換爪部の移動軌跡上に位置され、正方向移動 時および逆方向移動時の該切換爪部とそれぞれに係合する、上記光学部材が有す る一対の係合爪部を有することを特徴としている。
【0007】
【実施例】
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図10は、本考案を適用したカ メラ10の背面側から視た斜視図である。このカメラ10は、所謂レンズシャッ タ式カメラであり、ズーム撮影光学系(図示せず)およびズームファインダ光学 系(図2参照)を備え、カメラ本体9の左右にフィルム室7とフィルム巻取室8 を備え、該フィルム室7とフィルム巻取室8の間に、開口枠部5に挟まれた撮影 開口11を備えている。カメラ本体9の後壁16の一側に、フィルム押え板42 を備えた裏蓋14が開閉可能に設けられ、後壁16の上部中央に、ファインダ接 眼窓17が設けられている。
【0008】 カメラ10に搭載される実像式のズームファインダ装置12は、ズーム撮影光 学系とは別に構成した上記ズームファインダ光学系を有し、図1に示されるよう に、ファインダ用枠体13およびカムプレート15を有している。なお、図2は 撮影レンズ収納移行区間にある状態のズームファインダ装置12を示す平面断面 図、図3はマクロ移行区間にある状態の同ファインダ装置12を示す平面断面図 、図4はマクロ域にある状態の同ファインダ装置12を示す平面断面図である。
【0009】 ファインダ用枠体13は、平面視において略L字状を呈するように形成されて おり、図2に示されるように、物体側から順に、第一レンズ群(対物レンズ)L 1、第二レンズ群L2、第三レンズ群L3、第四レンズ群L4、プリズム(図示 せず)、および第五レンズ群(接眼レンズ)L5(図10)を備えている。第三 、第四および第五レンズ群L3、L4、L5はいずれも固定レンズ群であり、該 第三、第五レンズ群L3、L5は正のパワーを有し、第四レンズ群L4は負のパ ワーを有する。また第一および第二レンズ群L1、L2は、互いに所定の関係で 接離してズーミングを行なう 可動の変倍レンズ群とされ、それぞれ負のパワーお よび正のパワーを有する。第一、第二レンズ群L1、L2を備えた光路と、第三 、第四レンズ群L3、L4を備えた光路とは互いに略90°屈曲させて構成され、 両光路の間に所定角度で設けた反射板33により、第一、第二レンズ群L1、L 2を通過した光束は、第三、第四および第五レンズ群L3、L4、L5に入射す るように曲げられる。
【0010】 第一レンズ群L1は、案内環27に固定した第一レンズ移動枠34に支持され て、光軸Oの前後方向に移動可能とされている。この案内環27は、ファイ ンダ 枠体13の前部一側の前後方向に延設した案内バー26によって移動ガイドさ れている。また案内環27には、その一端部をファインダ用枠体13の前部13 cに係止させた引張りスプリング23の他端部が係止されており、これにより第 一レンズ群L1は、光軸Oの前方側に向けて常時付勢されている。第一レンズ移 動枠34は、ファインダ用枠体13の下方に突出させた、カムプレート15によ って移動ガイドされるべきカムピン86を有している。
【0011】 第二レンズ群L2は、案内環31に固定した第二レンズ移動枠32に支持され て、光軸Oの前後方向に移動可能とされている。この案内環31は、ファイ ンダ 枠体13の前部他側の前後方向に延設した案内バー30によって移動ガイドさ れている。また第二レンズ移動枠32は、ファインダ用枠体13の下方(図2の 紙面奥方向)向けて突出させた、カムプレート15によって移動ガイドされる べきカムピン85を有している。
【0012】 案内バー26の光軸後方に、ファインダ用枠体13側に支持した回動支軸3 5により回動可能に支持されたプリズム枠36が設けられている。このプリズム 枠36は、図5に示されるように、視差(パララックス)補正用の視差補正プリ ズム40を支持するもので、この視差補正プリズム40を、ズームファインダ光 学系の光路内に進入する補正位置と、この光路から退避する退避位置とに回動 せることができる。
【0013】 ファインダ用枠体13の下部壁13aには、プリズム枠36(視差補正プリズ ム40)の回動軌跡と対応させた扇状の案内溝18が形成されている。下部壁1 3aにおいて、 案内溝18を挟んだ上記回動支軸35と対向する側には、ばね掛 け凸部38が植設されている。プリズム枠36は、この案内溝18から下方(図 7、図8の紙面奥方向)に向けて突出させたばね掛け突起3 9及び一対の係合爪 部36b、36cを有している。該一対の係合爪部36b、 36cは、回動支軸 35を中心に略90゜位置を ずらして設けられている。プリズム枠36が図3に示 す退避位置に位置するとき、係合爪部36cは図7の矢印H 方向に移動する切換 爪部29と係合して同方向に押圧されるべく、切換爪部29 の移動軌跡上に位置 される。プリズム枠36が図4に示す補正位置に位置すると き、係合爪部36b は図8の矢印G方向に移動する切換爪部29と係合して同方 向に押圧されるべく 、切換爪部29の移動軌跡上に位置される。 このばね掛け凸部38と、案内溝1 8内をプリズム枠36とともに回動移動する上記ばね掛け突起39の間に、トー ションスプリング37の一端部と他端部がそれぞれに係止されている。これによ り、 プリズム枠36(視差補正プリズム40)上記補正位置または退避位置に 向けて回動させるとき、思案点を越えた該プリズム枠36を同回動方向へ瞬時に 回動させるスナップアクション機構構成されている。
【0014】 カムプレート15には、このカムプレート15とともに正逆方向に移動してプ リズム枠36(視差補正プリズム40)に上記思案点方向の回動力を与える上記 切換爪部29が一体に形成されている。またプリズム枠36は、上記退避位置に 位置するときにファインダ光学系の光路の絞りを構成するように(図2、図3参 照)、 その位置が決定されている。これにより、係合爪部36cは、マクロモー ドの選択時、カムプレート15がマクロ域に移行する方向(図3の矢印H方向) に移動するとき、同方向に移動する切換爪部29に係合されて同方向に押圧され (図7参照) 、プリズム枠36を思案点に向けて同図の反時計回りに回動させ また係合爪部36bは、カムプレート15がマクロ域からズーム撮影域に移行 する方向(図4の矢印G方向)に移動するとき、切換爪部29に係合されて同方 向に押圧され(図8参照)、プリズム枠36を思案点に向けて同図の時計回りに 回動させる。
【0015】 図9に、ファインダ用枠体13を取り外したカムプレート15の単体形状を示 す。該カムプレート15は、同図矢印I方向の接眼側に向いた一側に、カメラ本 体9に設けられズーム撮影光学系に連動して回転するピニオン82と噛み合うべ きラック20を有している。カムプレート15はさらに、このラック20と平行 に形成した移動ガイド溝24を有し、この移動ガイド溝24に、ファインダ用枠 体13の底部に所定間隔で固定される移動ガイドピン83、84が移動自在に嵌 合されている。従って、カムプレート15は、移動ガイドピン83、84と移動 ガイド溝24の嵌合関係によって、この移動ガイド溝24の有効長の範囲で、カ メラ10の左右方向に移動可能にガイドされる。
【0016】 カムプレート15はさらに、第二レンズ移動枠32に植設したカムピン85を 嵌合すべきカム溝21、およびカム開口22を有している。このカム開口22は 、案内環27により対物側に移動付勢される第一レンズ群L1のカムピン86を 案内する、カム溝22bおよびカム部22c、22dを有し、さらに、プリズム 枠36の係合爪部36b、36cと係合すべき切換爪部29、および回動移動す る係合爪部36bを収容する収容部22aを有している。
【0017】 カム開口22とカム溝21にはそれぞれ、第一レンズ移動枠34(第一レンズ 群L1)と第二レンズ移動枠32(第二レンズ群L2)を移動させまたはその位 置に保持するための撮影レンズ収納移行区間d3、ズーム区間d1、およびマク ロ移行区間d2が設けられている。カム溝21は、第 一レンズ移動枠34(第一 レンズ群L1)と第二レンズ移動枠32(第二レンズ群L2 )を移動させ又はそ の位置に保持するための撮影レンズ収納移行区間d3、ズー ム区間d1、及びマ クロ移行区間d2を有している。
【0018】 撮影レンズ収納移行区間d3は、ズーム撮影系の最短焦点距離を維持する区間 であり、傾斜がない。ズーム区間d1は、カム溝21とカム部22cに傾斜が与 えられ、変倍レンズ群である第一、第二レンズ群L1、L2光軸方向に移動 、その倍率をズーム撮影系の倍率に応じて変化させる。マクロ移行区間d2は撮影レンズ収納移行区間d3 と同様に傾斜がなく、このマクロ移行区間d2に おいて、 第一、第二レンズ群L1、L2をテレ端に位置させた状態から、係合爪 部36cを切換爪部29によって係合押圧し、プリズム用枠体36を図3の反時 計方向に回動させて、図4の状態とすることができる。カム プレート15が有す るラック20、カム溝21、カム開口22、移動ガイド溝2 4、及びカム開口2 2内に形成した切換爪部29等は、プレス加工等によって該 カムプレート15に 一体的に成形されている。
【0019】 以上の構成を有する本ズームファインダ装置は、図2に示されるように、ズー ム撮影光学系の駆動に連動してカムピン85、86がそれぞれ撮影レンズ収納移 行区間d3に移動されて、ズームファインダ光学系がワイド端状態とされている とき、第一および第二レンズ群L1、L2は互いに最も離れた位置とされている 。この状態において、 プリズム枠36は回動支軸35を中心に回動して、上記退 避位置に待機している。
【0020】 この状態から、ズーム撮影光学系がズーム領域に移行すると、これに連動して 回転するピニオン82とラック20の関係により、カムプレート15が図2の 印H方向 に移動される。すると、ズーム区間d1において、カムピン85はカム 溝21に案内されて対物側(同図矢印J方向)に移動し、かつカムピン86はカ ム部22cに案内されて、接眼側(同図矢印I方向)に一旦移動した後対物側 同図矢印J方向) に移動する(図3)。変倍レンズ群である第一、第二レンズ群 L1、L2が、このように光軸O方向に所定の関係で移動することにより、ズー ムファインダ光学系は、ズーム撮影光学系の倍率に応じて変倍される。
【0021】 そしてマクロ移行区間d2への移行時、カムプレート15が図3の矢印H 方向 へさらに移動すると、第一、第二レンズ群L1、L2が同図のテレ端域に位置す 状態において、カムプレート15の切換爪部29がプリズム枠36の係合爪部 36cに係合し(図7)これを同矢印H方向に押圧する。このため、プリズム枠 36はスナップアクション機構により、思案点を越えたとき図3の反時計回り に瞬時に回動し、視差補正プリズム40を図4に示す補正位置に移動させ、その 位置に安定させる。またマクロ移行区間d2からズーム区間d1へ移行する際、 カムプレート15が図4の矢印G方向へ移動すると、カムプレート15の切換爪 部29がプリズム枠36の係合爪部36bに係合し(図8)これを同矢印 方 向に押圧する。このため、プリズム枠36はスナップアクション機構により、 思案点を越えたとき図4の時計回りに瞬時に回動し、視差補正プリズム40を図 3に示す退避位置に移動させ、その位置に安定させる。
【0022】 したがって、本実施例によると、視差補正プリズム40を、スナップアクショ ン機構によって補正位置と退避位置とに切換えることができるから、視差補正用 の光学部材をカム溝によって案内して切換えていた従来に比して、切換え動作を 素早く行なうことができる。従って、ファインダ接眼窓を覗く撮影者に不快感を 与える不都合をなくすることができる。また視差補正プリズム40を、カムプレ ート15に形成した切換爪部29によって直接的に作動させることができるから 、操作部材を介して視差補正プリズム40を進退させていた従来に比して、構造 を簡略化させて部品点数を減少させることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案のカメラのズームファインダ装置によれば、視差補正光学 部材を、スナップアクション機構によって補正位置と退避位置とに素早く切換え ることができるから、ファインダ接眼窓を覗く撮影者に不快感を与える等の不具 合をなくすることができる。また視差補正光学部材を、カムプレートに形成した 切換爪部によって直接的に作動させるから、操作部材を介して視差補正光学部材 を進退させていた従来に比して、部品点数を減少させ、構造を簡略化させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したズームファインダ装置の外観
を示す斜視図である。
【図2】同ズームファインダ装置のズームファインダ光
学系が撮影レンズ収納移行区間にある状態を示す平面断
面図である。
【図3】同光学系がマクロ移行区間にある状態を示す平
面断面図である。
【図4】同光学系がマクロ域にある状態を示す平面断面
図である。
【図5】図3のズームファインダ光学系を同図の矢印D
方向に視た図である。
【図6】図4のズームファインダ光学系を同図の矢印E
方向に視た図である。
【図7】ズームファインダ光学系の光路から退避させた
視差補正プリズムと切換爪部の位置関係を拡大して示す
図である。
【図8】ズームファインダ光学系の光路に進入させた視
差補正プリズムと切換爪部の位置関係を拡大して示す図
である。
【図9】カムプレートの単体形状を示す平面図である。
【図10】本考案を適用したカメラを背面側から視た斜
視図である。
【符号の説明】
9 カメラ本体 10 カメラ 12 ズームファインダ装置 13 枠体 15 カムプレート 17 ファインダ接眼窓 18 案内溝 20 ラック 21 22b カム溝 22 カム開口 22a 収容部 22c 22d カム部 23 引張りスプリング 24 移動ガイド溝 26 30 案内バー 27 31 案内環 29 切換爪部 32 第二レンズ移動枠 33 反射板 34 第一レンズ移動枠 35 回動支軸 36 プリズム枠 36b 36c 係合爪部 37 トーションスプリング 38 ばね掛け凸部 39 ばね掛け部 40 視差補正プリズム(視差補正用の光学部材) 45 視野枠 82 ピニオン 83 84 移動ガイドピン 85 86 カムピン d1 ズーム区間 d2 マクロ移行区間 d3 撮影レンズ収納移行区間 L1 第一レンズ群 L2 第二レンズ群 L3 第三レンズ群 L4 第四レンズ群 L5 第五レンズ群 O 光軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 カメラのズームファインダ装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したズームファインダ装置の外観
を示す斜視図である。
【図2】同ズームファインダ装置のズームファインダ光
学系が撮影レンズ収納移行区間にある状態を示す平面断
面図である。
【図3】同光学系がマクロ移行区間にある状態を示す平
面断面図である。
【図4】同光学系がマクロ域にある状態を示す平面断面
図である。
【図5】図3のズームファインダ光学系を同図の矢印D
方向に視た図である。
【図6】図4のズームファインダ光学系を同図の矢印E
方向に視た図である。
【図7】ズームファインダ光学系の光路から退避させた
視差補正プリズムと切換爪部の位置関係を拡大して示す
図である。
【図8】ズームファインダ光学系の光路に進入させた視
差補正プリズムと切換爪部の位置関係を拡大して示す図
である。
【図9】カムプレートの単体形状を示す平面図である。
【図10】本考案を適用したカメラを背面側から視た斜
視図である。
【符号の説明】 9 カメラ本体 10 カメラ 12 ズームファインダ装置 13 ファインダ用枠体 15 カムプレート 17 ファインダ接眼窓 18 案内溝 20 ラック 21 22b カム溝 22 カム開口 22a 収容部 22c 22d カム部 23 引張りスプリング 24 移動ガイド溝 26 30 案内バー 27 31 案内環 29 切換爪部 32 第二レンズ移動枠 33 反射板 34 第一レンズ移動枠 35 回動支軸 36 プリズム枠 36b 36c 係合爪部 37 トーションスプリング 38 ばね掛け凸部 39 ばね掛け部 40 視差補正プリズム(視差補正用の光学部材) 45 視野枠 82 ピニオン 83 84 移動ガイドピン 85 86 カムピン d1 ズーム区間 d2 マクロ移行区間 d3 撮影レンズ収納移行区間 L1 第一レンズ群 L2 第二レンズ群 L3 第三レンズ群 L4 第四レンズ群 L5 第五レンズ群 O 光軸
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆方向に移動するカムプレートにより
    変倍されるズームファインダ光学系を備え、マクロモー
    ドへの移行時、退避位置にある視差補正用の光学部材
    を、上記ズームファインダ光学系の光路内の補正位置に
    向けて回動移動させるカメラのズームファインダ装置に
    おいて、 上記光学部材の上記補正位置または退避位置への回動
    時、思案点を越えた該光学部材を同回動方向へ瞬時に回
    動させるスナップアクション機構;上記カムプレートに
    設けられる、該カムプレートとともに正逆方向に移動し
    て上記光学部材に上記思案点方向の回動力を与える切換
    爪部;および、 この切換爪部の移動軌跡上に位置され、正方向移動時お
    よび逆方向移動時の該切換爪部とそれぞれに係合する、
    上記光学部材が有する一対の係合爪部;を有することを
    特徴とするカメラのズームファインダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記視差補正用の光
    学部材は、上記退避位置に位置されたとき、上記ズーム
    ファインダ光学系の光路の絞りを構成するカメラのズー
    ムファインダ装置。
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