JPH09197493A - ファインダーの視野枠切換機構 - Google Patents

ファインダーの視野枠切換機構

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JPH09197493A
JPH09197493A JP539196A JP539196A JPH09197493A JP H09197493 A JPH09197493 A JP H09197493A JP 539196 A JP539196 A JP 539196A JP 539196 A JP539196 A JP 539196A JP H09197493 A JPH09197493 A JP H09197493A
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JP
Japan
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cam
visual field
finder
lens
field frame
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JP539196A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Chigasaki
勝章 千ヶ崎
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視野枠切換機構の小型コンパクト化を図るこ
とができない。 【解決手段】 図10(B)の標準サイズ状態において
は、第1,第2視野枠片42,43のカムフォロア5
5,56が共にカム部材49の第1,第2カム片46,
47のカム山上にあり、これにより前記視野枠片42,
43は、互いに重なる視野外の位置まで退避させられ、
第1画面サイズHに対応する視野となる。視野枠切換レ
バーの切換操作すると、被操作アーム48により、カム
部材49が回転軸45回りに実線矢印r1方向に回転し、
第1視野枠片42のカムフォロア42cのみが第1カム
片46のカム山から外れ、該第1視野枠片42が付勢バ
ネ51の付勢力によって回転して視野内に進入し、第1
視野規制窓上に第2視野規制窓42aが重なって、第2
画面サイズCに対応する(図10(A))。同様に、視野枠
切換レバーを逆方向に切換操作すると、第3画面サイズ
Pに対応するものとなる(図10(C))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種の画面サイ
ズ撮影が可能なカメラに対応できるように構成されたフ
ァインダーにおいて、カメラの種々の画面サイズに対応
してファインダー視野を切り換えるために設けられたフ
ァインダーの視野切換機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通常の縦横比が4:3の画面サイ
ズに加えて、パノラマサイズと称される縦横比が2:1
の画面サイズのプリント写真を撮影することができるカ
メラが広く普及しており、このようなカメラに適合させ
るために、ファインダー内の光学的視野もフィルム面の
視野に合わせて切り換えることができるファインダーが
実用化されている。
【0003】このような視野枠切換可能なファインダー
として、例えば特開平5−281596号公報には、図
24に示すように、ファインダー視野201に一対の視
野枠規定マスク202,202を移動自在に設けるとと
もに、これらの規定マスク202,202を切換レバー
203に連動させることにより、撮影するコマサイズに
対応させたマスク開口204に切り換えることができる
ようにしたものが提案されている。
【0004】また、特開平5−34806号公報には、
図25に示すように、カメラに視野マスク301を内蔵
しており、撮影者の操作によって所望の画面サイズに対
応した視野枠302,303,304を視野マスク30
1中から選択して、いずれかをファインダー305にセ
ットできるようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図24
に示した前者の構成では、ファインダー視野201の視
野枠を規制する視野枠規定マスク202,202として
大サイズの部材が必要となるうえ、これが移動する領域
をファインダー視野外に要するため、カメラの小型化を
図るうえでの妨げとなるだけでなく、一対の規定マスク
202,202を要するにも拘わらず、画面サイズは2
種類のいずれかにしか切り換えることができないため、
3種類以上の画面サイズの撮影が可能なカメラには対応
できないという問題点を有している。
【0006】また、図25に示した後者の構成において
も、視野マスク301に形成された視野枠302,30
3,304は同一線上に並列して配置されているため、
必然的に視野マスク301の寸法が大きくなり、カメラ
の小型化を実現することが困難である。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、小型コンパクトに構成することができ
て、カメラの小型、コンパクト化に寄与することができ
る視野枠切換機構を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の視野枠切換機構は、操作部と第1のカム山及
び第2のカム山並びに回転軸を有する回転カム機構と、
前記第1のカム山に接触している腕を有する第1の視野
枠片と、前記第2のカム山に接触している腕を有する第
2の視野枠片とからなるものとしている。
【0009】そして、前記操作部を第1の方向へ操作す
ることにより、第1の視野枠片の腕が第1のカム山から
離脱することにより、該第1の視野枠片がファインダー
視野内に進入し、前記操作部を第2の方向へ操作するこ
とにより、前記第2の視野枠片の腕が前記第2のカム山
から離脱することにより、該第2の視野枠片が前記ファ
インダー視野内に進入するように構成している。
【0010】上記構成において、前記第1,第2の視野
枠片を次のように構成することができる。すなわち、第
1,第2の視野枠片を、同一の回転支軸によって支持す
る。また、第1,第2の視野枠片のファインダー視野へ
の進入方向を同一方向とする。さらに、第1,第2の視
野枠片をそれぞれ、視野に進入する方向に付勢する。
【0011】上記構成では、標準サイズ状態においては
ファインダー視野から第1,第2の視野枠片が退避して
おり、これによってファインダー視野を第1画面サイズ
に対応させることができる。また、操作部を第1の方向
へ操作すると、第1の視野枠片の腕が第1のカム山から
離脱し、該第1の視野枠片がファインダー視野内に進入
することにより、ファインダー視野を第2画面サイズに
対応させることができる。さらに、操作部を第2の方向
へ操作することにより、第2の視野枠片の腕が第2のカ
ム山から離脱し、該第2の視野枠片が前記ファインダー
視野内に進入することにより、ファインダー視野を第3
画面サイズに対応させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカメラのファ
インダーの実施形態を図面を参照しながら説明する。図
1〜図14は本発明に係るファインダーの第1の実施形
態を示しており、図1は本実施形態のファインダーが組
み込まれたカメラの外観を示している。この図に示すカ
メラKは、自動焦点調節(以下、AFと略称する)機能、
自動露光調節(以下、AEと略称する)機能を備えたレン
ズシャッター式のズームカメラである。
【0013】図1(A)において、1はボディであって、
このボディ1のほぼ中央には撮影用ズームレンズ2が装
着されているとともに、一端側には、フィルム装填室や
オートリワインダ(いずれも図示せず)等を内蔵したグ
リップ部3がボディ1と一体に形成されている。また、
グリップ部3の上面には、シャッターボタン4が配設さ
れている。さらに、ボディ1の他端側には、ストロボ発
光するフラッシュ装置5が配設されている。
【0014】図1(B)に示すように、ボディ1の背面側
には、電源スイッチ6とズーム操作レバー7、及び視野
枠切換レバー8が並列状に配設されている。電源スイッ
チ6は、ボディ1に装填されてカメラKの駆動系、表示
系及び測光系等に電源を供給する電源電池をON/OF
Fするもので、例えばプッシュボタンからなる。ズーム
操作レバー7は、左右に回動操作することにより、望
遠、標準、広角を含むズーム範囲内において無段階で像
倍率を選択することができる。視野枠切換レバー8は、
3種の画面サイズH,C,Pからいずれかを選択する際
に節度的に回動操作するものである。
【0015】図15は、図1に示すカメラKによって撮
影可能な画面サイズを概略的に示している。この図にお
いて、実線枠で示す第1画面サイズHは、縦横比が1
6:9のハイビジョンサイズであって、本実施形態では
この画面サイズHを標準として、破線で示す第2画面サ
イズC及び1点鎖線で示す第3画面サイズPに切換可能
に構成されている。
【0016】第2画面サイズCは、クラシックサイズ等
と呼ばれるもので、縦横比が4:3となっている。ま
た、第3画面サイズPは、パノラマサイズと通称され、
縦横比が2:1となっている。そして、視野枠切換レバ
ー8を操作して、これらのいずれかを選択することによ
り、フィルムの撮像面が切り換わり、これに連動して後
述するファインダーF1の視野も切り換わる。
【0017】図1(A)に戻って、撮影用ズームレンズ2
の上方には本実施形態のファインダーF1の対物窓9を
臨ませてある。このようにファインダーF1の対物窓9
を撮影用ズームレンズ2に近接する位置に配することに
より、ファインダーF1の視野を撮影用ズームレンズ2
の視野に可及的に近づけることができる。
【0018】図1(B)に戻って、ファインダーF1の接
眼窓10は、ボディ1の他端側に偏した位置に臨ませて
ある。このように接眼窓10を偏在させることにより、
ファインダーF1を覗く際に使用者の鼻の隆起等にボデ
ィ1が干渉するのを極力回避することができ、また、一
端側に配したシャッターボタン4と対極に位置している
ことにより、ファインダーF1を覗きながら行うシャッ
ターボタン4の操作性が向上する。
【0019】但し、ファインダーF1は、対物窓9と接
眼窓10とがカメラKの奥行方向だけでなく、横幅方向
にも大きく離間しているため、ファインダーF1内には
対物光学系で結像させた実像を反転して接眼光学系に導
く像反転光学系が組み込まれている。また、対物光学系
は、撮影用ズームレンズ2のズーム動作と連動するズー
ム光学系によって構成されており、これによって撮影者
は、フィルム面の結像と実質的に等しいファインダー像
を得ることができるようになっている。
【0020】図2はファインダー光学系の組立状態を、
図3はファインダーF1を分解した状態を、図4は組立
状態の断面をそれぞれ示している。これらの図に示すよ
うに、本実施形態のファインダーF1は、対物光学系、
反転光学系及び接眼光学系からなる実像式ファインダー
光学系を備えたものである。
【0021】11はファインダーケースであって、この
ファインダーケース11には、対物光学系、像反転光学
系、接眼光学系等が装着されている。対物光学系は、第
1レンズG1、第2レンズG2、第3レンズG3及び第
4レンズG4により構成される4群ズーム光学系となっ
ており、本実施形態では高い像倍率を備えたものとなっ
ている。像反転光学系は、ポロプリズム12及び2個の
三角プリズム13,14からなり、さらに、接眼光学系
は、単一の接眼レンズG5からなる。
【0022】ファインダーケース11に組み込まれたフ
ァインダー光学系では、カメラKのボディ1に組付けら
れた状態において、対物窓9からの入射光は、図3の光
路AXで示すように、対物光学系の第1〜第4レンズG
1〜G4で任意の像倍率に調整された後、ポロプリズム
12の第1プリズム12aで下方へ90°屈曲し、さら
に第2プリズム12aで水平方向へ90°屈曲して第1
三角プリズム13へ導かれ、次いで第2三角プリズム1
4で反転して正立像となり、接眼レンズG5へ導かれ
る。
【0023】ファインダーケース11は、合成樹脂成型
品や板金加工品により形成することができ、図3上、下
面側が開口した箱状の対物光学系収容部15、対物光学
系収容部15の後方にほぼ直交状に形成された像反転光
学系取付部16、像反転光学系取付部16の後方に対面
して形成された接眼レンズ取付用の窓枠17等を備えて
いる。18はボディ1の対物窓9に臨ませる窓であっ
て、対物光学系収容部15の前面に開口している。
【0024】対物光学系を構成する第1レンズG1は、
第1レンズホルダー19に、第2,第3レンズG2,G
3は第2レンズホルダー20に、また、第4レンズG4
は第3レンズホルダー21にそれぞれ固着されている。
これら第1〜第3レンズホルダー19〜21は光学保持
部材として機能するもので、その下端部には、スライド
筒19a,20a,21aが一体に形成されている。
【0025】第1,第3レンズホルダー19,21のス
ライド筒19a,21aはそれぞれ、光路(光軸)AXに
沿う共通の第1レンズ吊り軸22に摺動自在に装着さ
れ、第2レンズホルダー20のスライド筒20aは、第
2レンズ吊り軸23に摺動自在に装着されている。ま
た、第1〜第3レンズホルダー19〜21の上端部に
は、それぞれほぼ垂直に突出する回り止めボス19b,
20b,21bが一体に設けられている。
【0026】第1レンズホルダー19には、スライド筒
19aの側方に突出するブラケット24が設けられてお
り、このブラケット24にスライド筒部材25が後述す
るように光軸方向に進退可能に取り付けられている。ス
ライド筒部材25は、第2レンズ吊り軸23に光軸方向
に摺動自在に装着されている。この第2レンズホルダー
20に取り付けられたスライド筒部材25と、第1,第
3レンズホルダー20のスライド筒19a,21aとに
は、カムフォロア19c,20c,21cが設けられて
いる。
【0027】27は棒カムからなる変倍カム部材であっ
て、第1,第2レンズ吊り軸22,23と平行に配設さ
れたカム軸28に光軸方向に一体に動くように装着され
ている。この変倍カム部材27には、第1レンズ用カム
27a、第2,第3レンズ用カム27b、第4レンズ用
カム27cが形成されており、第1レンズ用カム27a
には第1レンズホルダー19のカムフォロア19cが、
第2,第3レンズ用カム27bには第2レンズホルダー
20のカムフォロア20cが、また、第4レンズ用カム
27cには第3レンズホルダー21のカムフォロア21
cがそれぞれ接触している。
【0028】カム軸28の前端部には、カメラKのズー
ムファインダー駆動系の出力端に設けられた駆動伝達ギ
ア29に噛合するカムギア30が変倍カム部材27と一
体回転するように装着されており、図4に示すように、
ズーム操作レバー7の回転操作による駆動力は、カメラ
Kのファインダー駆動系を経て、カムギア30に伝達さ
れ、これによってズーミングが行われる。31,31は
変倍カム部材27とカムギア30とをカム軸28上で位
置決めするためのEリングである。なお、カムギア30
は、変倍カム部材27と一体または別体のいずれに構成
してもよい。
【0029】第1レンズホルダー19と第3レンズホル
ダー21間には、引張バネ32が張設されており、この
引張バネ32の付勢力により、第1,第3カムフォロア
19c,21cが第1,第4レンズ用カム27a,27
cに常時圧接される。また、第2レンズホルダー20の
スライド筒20bと、ファインダーケース11の対物光
学系収容部15の後壁15bとの間には圧縮バネ33が
介装されており、この圧縮バネ33の付勢力により、第
2カムフォロア20cが第2,第3レンズ用カム27b
に常時圧接される。
【0030】図5は対物光学系をファインダーケース1
1に組み込んだ状態における第1レンズG1及びこれに
関連する部分を前面視したものである。図4及び図5に
示すように、前記スライド筒部材25のブラケット24
との対向面側にはガイド軸25aが設けられている。こ
のガイド軸25aは、ブラケット24に設けられた軸挿
通穴24aに光軸方向に摺動自在に嵌入されている。
【0031】一方、ブラケット24にはネジ孔24bが
設けられ、このネジ孔24bに第1調整ネジ26を螺合
して、そのネジ先端面をスライド筒部材25の前面に当
接させている。そして、第1調整ネジ26の突没量を調
整することにより、第1レンズG1の光軸方向の位置を
微調整することができ、これによって対物光学系のズー
ミングの誤差を吸収することができる。
【0032】カム軸28には、後端側に第2調整ネジ2
8aが刻まれているとともに、前端部に該第2調整ネジ
回転用のネジ頭28bが形成されている。このカム軸2
8はファインダーケース11の対物光学系収容部15の
前壁15aに形成されたカム軸挿通孔34に挿通され、
第2調整ネジ28aが後壁15bに取り付けられたナッ
ト35に螺合されている。そして、ネジ頭28bを回転
操作して、カム軸28を光軸方向に進退させ、その前後
位置を調整することにより、変倍カム部材27が位置調
整される。
【0033】このようなカム軸28の位置調整機構を設
けることにより、組立段階において、対物光学系の光軸
方向の位置を変位させて、視度調整を行うことができ
る。すなわち、カム軸28自体に設けた第2調整ネジ2
8aを設けることにより、この第2調整ネジ28aのナ
ット35からの進退量を調整することで、ファインダー
光学系全体における第1,第4レンズG1,G4の位置
を調整して、ファインダー光学系全体の視度を適正に調
整するようにしている。
【0034】図6に示す変倍カム部材27は、同図(A)
の外観図、(B)の展開図から明らかなように、第1レン
ズ用カム27aは、変倍カム部材27の大径部前端段部
を利用して形成されており、第2レンズ用カム27b
は、変倍カム部材27の大径部の後方段部を利用して形
成されている。
【0035】また、図7は第1〜第3レンズ用カム27
a〜27cのカム曲線を示しており、この図に示すよう
に、第1レンズ用カム27aに従う第1レンズG1は基
本的には軌跡Iに示すように移動しない。これに対し、
第2,第3レンズ用カム27bに従う第2,第3レンズ
G2,G3は、短焦点(ワイド)W側から長焦点(テレ)側
に行くほど第1レンズG1から離間する軌跡IIを辿り、
第4レンズ用カム27cに従う第4レンズG4は、標準
付近が接近する軌跡IIIを辿る。
【0036】このような構成の対物光学系は、ファイン
ダーケース11の対物光学系収容部15に下方から挿入
されている。この状態では、各レンズホルダー19〜2
1の回り止めボス19b〜21bが対物光学系収容部1
5の上壁15cに形成した長孔36に摺動自在に嵌入す
る一方、該対物光学系収容部15の前後側壁15a,1
5bに穿設された第1軸支持孔37,37に第1レンズ
吊り軸22が支持されるとともに、同じく前後側壁15
a,15bに穿設された第2軸支持孔38,38に第2
レンズ吊り軸23が支持されることにより、第1〜第4
レンズG1〜G4が光軸方向に直線摺動可能に支持され
る。
【0037】図8は像反転光学系各部材の配置を模式的
に示している。図3及び図8に示すように、ポロプリズ
ム12は、第1プリズム12a、第2プリズム12bを
上下に接合してなり、ファインダーケース11の像反転
光学系取付部16内に上方から嵌め込んで取り付けられ
る。また、第1三角プリズム13は、像反転光学系取付
部16内の隔壁16aを挟んでポロプリズム12の第2
プリズム12bと対向する位置に組み込まれる。さら
に、第2三角プリズム14は第1三角プリズム13上に
一体的に取り付けられる。そして、接眼レンズG5は接
眼レンズ取付窓枠17に取り付けられ、像反転光学系取
付部16の上端開放面は蓋体39により被覆される。
【0038】ファインダーケース11内に組み込まれた
像反転光学系では、対物光学系から入射した光軸AX
は、ポロプリズム12の第1プリズム12aの垂直面1
2a1に入射し、45°傾斜面12a2で垂直方向に屈折
し、第2プリズム12bの45°傾斜面12b1で水平方
向に屈折し、実像面である垂直結像面12b2を経て、第
1三角プリズム13に入射し、さらに、同様にして該三
角プリズム13から第2三角プリズム14に至って画像
反転して正立像となり、接眼レンズG5を経て撮影者の
目に届く。
【0039】本実施形態のファインダーF1は、視野枠
切換レバー8の操作に連動して、ファインダーF1の視
野を図15に示した第1〜第3画面サイズに切り換える
視野枠切換機構が、像反転光学系の空き空間を利用して
配設されている。すなわち、ファインダーケース11に
装着された像反転光学系は、4個2群の三角プリズムが
集合する形態で構成されているため、これをカメラKに
組み込む場合、箱状に形成されたボディ1内に直方体状
の空間を占めることになる。
【0040】しかし、ポロプリズム12の第1プリズム
12a及び第2三角プリズム14の上面は45°の傾斜
面になっているため、ボディ1の天井面とこれらのプリ
ズム12a,14の傾斜上面間に余裕空間Sが必然的に
生じる。一方、視野枠切換機構の被作動部40は、後述
するようにポロプリズム12と第1三角プリズム13間
に介装されるものである。これらの構成を勘案して本実
施形態では、該被作動部40を駆動する視野枠切換機構
の駆動部41を前記余裕空間Sを利用して配置してお
り、これによりカメラKの一層の小型、コンパクト化を
図っている。
【0041】具体的には、視野枠切換機構の駆動部41
は、第2三角プリズム14上の余裕空間S内に収まるよ
うに配置されている。この視野枠切換機構の駆動部41
は、視野枠切換レバー8に連動するように構成されてい
る。また、被作動部40は、該駆動部41の動きに連動
してファインダーF1内の視野を切り換えるように動作
する。図3に戻って、第2プリズム12bの結像面12
b2と三角プリズム13間には、視野枠切換機構被作動部
40を構成する第1,第2視野枠片42,43がポロプ
リズム12から入射する光軸に対して直交する方向に進
退可能に配設されている。
【0042】図9は具体的な視野枠切換機構の構成を示
している。この図に示すように、第1,第2視野枠片4
2,43は、板状片を折り曲げ加工するなどして作製す
ることができ、第1視野枠片42は、下半部に第2画面
サイズCに対応する第2視野規制窓42aが切り抜いて
形成されているとともに、上端部から第1アーム42b
がほぼ直角に折れ曲がる状態で延出されている。同じく
第2視野枠片43は、下半部に第3画面サイズPに対応
する第3視野規制窓43aが切り抜いて形成されている
とともに、上端部から第1アーム42bよりも短い第2
アーム43bがほぼ直角に折れ曲がる状態で延出されて
いる。
【0043】また、第1,第2アーム42b,43bの
先端には、短寸の折り曲げ片からなるカムフォロア42
c,43cが形成されている。そして、これら第1,第
2視野枠片42,43は、基端部を共通の支軸44によ
って光軸にほぼ直交する方向に回転自在に枢支されてい
る。
【0044】視野枠切換機構の駆動部41は回転カム機
構により構成されている。すなわち、この回転カム機構
は、ほぼ垂直に形成された回転軸45と、この回転軸4
5からほぼ水平方向に延びる第1,第2カム片46,4
7、及び第1カム片46から延びる被操作アーム48を
備えたカム部材49と、このカム部材49の第1,第2
カム片46,47を常時視野枠片42,43のカムフォ
ロア42c,43cに接触する方向へ付勢するカム付勢
バネ50とからなり、被操作アーム48が視野枠切換レ
バー8に連動して回転軸45回りに回動することによ
り、第1,第2カム片46,47が水平回動するように
なっている。なお、支軸44及び回転軸45はファイン
ダーケース11に支承されている。
【0045】第1,第2視野枠片42,43とファイン
ダーケース11の像反転光学系取付部16間には、視野
枠片付勢バネ51,52が介装されており、これらの付
勢バネ51,52の付勢力によって第1,第2視野枠片
42,43は、常時視野に進入する方向に付勢されてい
る。
【0046】また、像反転光学系取付部16の隔壁16
aは、図15に示した標準画面サイズである第1画面サ
イズHに対応する第1視野規制窓(図示せず)の一部を
成す切欠窓16bを中央に備えており、像反転光学系取
付部16上に蓋体39を被覆した状態においては、隔壁
16aの切欠窓16bと蓋体39の下面に形成された隔
壁(図示せず)とにより、ポロプリズム12の第2プリ
ズム結像面12b2と対面する部位に第1視野規制窓が形
成される。
【0047】図10は視野切換機構のカム部材49の動
きを示し、同図(A)は、図1(B)に示す視野枠切換レバ
ー8をCの位置にセットして第2画面サイズに切り換え
た場合を、(B)は視野枠切換レバー8をHの位置にセッ
トして標準サイズである第1画面サイズとした場合を、
(C)は視野枠切換レバー8をPの位置にセットして第3
画面サイズとした場合をそれぞれ示している。
【0048】図10(B)の標準サイズ状態においては、
第1,第2視野枠片42,43のカムフォロア55,5
6が共にカム部材49の第1,第2カム片46,47の
カム山上にあり、これによって第1,第2視野枠片4
2,43は、付勢バネ51,52の付勢力に抗して両者
42,43が重なる視野外の位置まで退避させられ、第
1視野規制窓が開放された状態となって、接眼窓10か
ら見た視野は第1画面サイズHに対応するものとなる。
【0049】標準である第1画面サイズHのセット状態
から視野枠切換レバー8をCの位置に切換操作すると、
該視野枠切換レバー8の動きが被操作アーム48に伝達
されて、カム部材49が回転軸45回りに第1の方向で
ある図10(B)の実線矢印r1方向に回転し、図10(A)
に示すように、第1視野枠片42のカムフォロア42c
のみが第1カム片46のカム山から外れ、該第1視野枠
片42が付勢バネ51の付勢力によって回転して視野内
に進入し、第1視野規制窓上に第2視野規制窓42aが
重なって、接眼窓10から見た視野は第2画面サイズC
に対応するものとなる。
【0050】また、第1画面サイズHのセット状態から
視野枠切換レバー8をPの位置に切換操作すると、該視
野枠切換レバー8の動きが被操作アーム48に伝達され
て、カム部材49が第2の方向である図10(B)の破線
矢印r2方向に回転し、図10(C)に示すように、第2視
野枠片43のカムフォロア43cのみが第2カム片47
のカム山から外れ、該第2視野枠片43が付勢バネ52
の付勢力によって回転して視野内に進入し、第1視野規
制窓上に第3視野規制窓43aが重なって、接眼窓10
から見た視野は第3画面サイズPに対応するものとな
る。
【0051】このように本実施形態の視野枠切換機構で
は、第1,第2視野枠片42,43の視野への進入方向
が同一方向であるため、標準サイズ時の両者42,43
を共に視野から退避させるときも、同方向に退避するこ
とになるため、退避スペースを節減することができる。
また、付勢バネ51,52による付勢方向も進入方向と
なっているため、いずれの視野枠片42,43も進入状
態において、適正位置にストッパー手段を設けておけ
ば、視野内における視野枠片42,43の位置ずれが生
じない。
【0052】図11に示すように本実施形態のファイン
ダーF1は、同じくボディ1とは別体に構成されたAF
モジュールAと相対位置調整可能で、且つ、ボディ1に
対して一体に支持され、これらファインダーF1とAF
モジュールAとの一体構成全体で、ボディ1に対して調
整可能に支持されている。
【0053】すなわち、ファインダーF1の底面にはA
FモジュールAの取付ガイド板53が装着されており、
この取付ガイド板53上にAFモジュールAが支持され
る。AFモジュールAのファインダーF1との対向側面
2カ所には、取付ピン54a,54bが設けられてい
る。一方、ファインダーケース11側にはピン挿入孔5
5a及びピン挿入長孔55bが設けられている。
【0054】AFモジュールAをファインダーF1に取
り付けるときは、一方の取付ピン54aをピン挿入孔5
5aに嵌入するとともに、他方の取付ピン54bをピン
挿入長孔55bに嵌入し、一方の取付ピン54aを支点
として他方の取付ピン54bがピン挿入長孔55b内で
上下遊動可能な状態とする。次いで、ファインダーF1
の視野と、AFモジュールAの測距感度域を一致させる
べく、他方の取付ピン54bの高さ位置をピン挿入長孔
55b内で調整し、一致した高さ位置で取付ガイド板5
3とAFモジュールA間にスペーサを挿入するなどの周
知の手段を用いて固定する。
【0055】ファインダーF1は、上記のようにしてA
FモジュールAを装着した後に、カメラKのボディ1に
一体的に取り付けられる。図3に戻って、ファインダー
ケース11には、左側面底辺前後2カ所と、右側面底辺
後端部1カ所との都合3カ所に支持ブラケット56a〜
56cが水平方向に突出して設けられている。そして、
ファインダーF1及びAFモジュールAをボディ1に取
り付けるときは、これら支持ブラケット56a〜56c
を、ボディ1に形成されたネジ穴59と位置合わせし、
それぞれ圧縮バネ57a〜57cを介装したうえで、ビ
ス58a〜58cにより固定支持する。
【0056】このビス止めを行うにあたり、それぞれの
ビス58a〜58cの締め込み量を調整し、圧縮バネ5
7a〜57cのバネ付勢力によってボディ1に対するフ
ァインダーF1の位置を適正に保持する。これによりフ
ァインダーF1とAFモジュールAは、互いの位置関係
が適正に保持された状態で、ボディ1の適正位置に誤差
なく3点支持されることになる。なお、ファインダーF
1の3点支持は調整が容易である点で最良ではあるが、
必ずしも3点に限定されるものではない。
【0057】図2に戻って、変倍カム部材27の第1レ
ンズ用カム27aには、テレマクロ領域に至るカム部2
7atを設定することができる。このテレマクロ領域で
は、図7のカム曲線に示すように、第1レンズG1の繰
り出し量が大きくなり、これに伴ってフォーカシング補
正が必要になる。
【0058】図12〜図14はテレマクロ領域を含む全
域でのフォーカシングを実現した視度調整機構の一例を
示している。対物ズーム光学系を構成する第1レンズG
iのレンズホルダー60と、第2レンズGjのレンズホ
ルダー61は、共通のレンズ吊り軸62に摺動自在に嵌
合されている。これらレンズホルダー60,61間に
は、引張バネ63が張設されており、この引張バネ63
の付勢力により、第1,第2カムフォロア60a,61
aが第1,第2レンズ用カム64a,65aに常時圧接
される。
【0059】第1レンズ用カム64aは第1変倍カム部
材64に、第2レンズ用カム65aは第2変倍カム部材
65にそれぞれ形成されている。これらの変倍カム部材
64,65はレンズ吊り軸62と平行に配設された共通
のカム軸66に光軸方向に一体に動くように装着されて
おり、図14に示すように、第1変倍カム部材64から
突出したガイドピン64b,64bが、第2変倍カム部
材65に形成されたガイド穴65b,65bに摺動自在
に嵌合されている。
【0060】レンズ吊り軸62の側方には、これと平行
な連結レバー吊り軸67がファインダーケース11に回
転自在に架設されており、該吊り軸67に第1,第2視
度補正用カムフォロア68a,68bが摺動自在に装着
されている。連結レバー吊り軸67の更に側方には、こ
れと平行な視度補正カム軸69がファインダーケース1
1に回転自在に架設されており、該吊り軸69に視度補
正カム部材70が一体回転するように装着されている。
【0061】そして、第1視度補正用カムフォロア68
aは、第1変倍カム部材64の端面と、視度補正カム部
材70の第1カム70aに、また、第2視度補正用カム
フォロア68bは、第2変倍カム部材65の第1変倍カ
ム部材端面と対向する端面と視度補正カム部材70の第
2カム70bにそれぞれ当接している。
【0062】視度補正カム軸69の一端側には、カメラ
Kのズームファインダー駆動系の出力端に設けられた駆
動伝達ギア71に噛合するカムギア72が、視度補正カ
ム部材70と一体回転するように装着され、連結レバー
カム軸67には、駆動伝達ギア71に噛合する中間ギア
73が、第1,第2視度補正用カムフォロア68a,6
8bと一体回転するように装着され、さらにカム軸66
には、中間ギア73と噛合するズームギア74が第1,
第2変倍カム部材64,65と一体回転するように装着
されており、ズーム操作レバー7の回転操作による駆動
力は、カメラKのファインダー駆動系、駆動伝達ギア7
1、カムギア72、中間ギア73を経てズームギア74
に伝達され、これによって、ファインダーのズーミング
が行われる。
【0063】視度補正カム軸69の他端側には、カメラ
Kのフォーカシング駆動系の出力端に設けられた駆動伝
達ギア75に噛合するカムギア76が、該視度補正カム
軸69と一体回転するように装着され、カメラKのフォ
ーカシング駆動系の回転駆動力は、駆動伝達ギア75を
経て、カムギア76に伝達される。なお、77は上記複
数のギアを各軸上で位置決めするためのCリングであ
る。
【0064】このような構成の視度調整機構において
は、テレマクロ領域を含む全域フォーカスに対応するこ
とができる。すなわち、通常のズーム領域では第1,第
2変倍カム部材64,65は適正間隔で固定されている
が、ズーミングがテレマクロ領域に入ると、AFモジュ
ールAで測距されたデータ、またはフォーカス操作環の
手操作に対応してフォーカス駆動伝達ギア75が回転
し、これに従動する視度補正カム部材70の動きに従っ
て第1,第2視度補正カムフォロア68a,68bが、
そのときの焦点調節に対応する分だけ第1,第2変倍カ
ム部材64,65の間隔を拡縮するように動き、これに
よって第1レンズGiの繰り出し量が補正される。
【0065】なお、図12〜図14に示した態様では、
焦点距離調節時に対物光学系を駆動するためのカム機構
と、ズーム時に対物光学系を駆動するカム機構を駆動す
る更なるカム機構とは、視度補正カム軸69に装着され
た視度補正カム部材70で兼用しているが、両者は別の
カム機構により構成してもよい。
【0066】図16〜図23は、本発明に係るファイン
ダーの第2の実施形態を示している。本実施形態のファ
インダーF2は、前記実施形態のファインダーF1と同
様にズーム光学系からなる対物光学系、反転光学系及び
接眼光学系からなる実像式ファインダー光学系を備えた
ものであるが、対物光学系の像倍率が、前記本実施形態
のそれよりも小さく設定されている。なお、図1に示し
たカメラKと同様のレンズシャッター式のズームカメラ
に組み込むことができる。
【0067】本実施形態のファインダーF2は、ボディ
1とは別体に構成されたユニットからなり、同じくボデ
ィ1とは別体に構成されたAFモジュールAと調整可能
で、且つ、ボディ1に対して一体に支持され、これらフ
ァインダーF2とAFモジュールAとの一体構成全体
で、ボディ1に対して調整可能に支持されている。
【0068】ファインダーF2内には対物光学系で結像
させた実像を反転して接眼光学系に導く像反転光学系が
組み込まれている。また、対物光学系は、撮影用ズーム
レンズ2のズーム動作と連動するズーム光学系によって
構成されており、これによって撮影者は、フィルム面の
結像と実質的に等しいファインダー像を得ることができ
るようになっている。
【0069】図16はファインダーF2を分解して示し
ている。この図に示すように、本実施形態のファインダ
ーF2は、対物光学系、反転光学系及び接眼光学系から
なる実像式ファインダー光学系を備えたものであって、
カメラKのボディ1とは別体に構成されたユニットから
なり、同じくボディ1とは別体に構成されたAFモジュ
ールAと調整可能で、且つ、ボディ1に対して一体に支
持され、これらファインダーF2とAFモジュールAと
の一体構成全体で、ボディ1に対して調整可能に支持さ
れている。
【0070】78はファインダーケースであって、この
ファインダーケース78には、対物光学系、像反転光学
系、接眼光学系等が装着されている。対物光学系は、第
1レンズGa及び第2レンズGbにより構成される2群
ズーム光学系となっており、本実施形態では2.5〜3.0倍
程度の像倍率に設定されている。像反転光学系は、ポロ
プリズム79、三角プリズム80及びミラー81により
構成されている。さらに、接眼光学系は、単一の接眼レ
ンズGcからなる。
【0071】ファインダーケース78に組み込まれたフ
ァインダー光学系では、ボディ1に組付けられた状態に
おいて、対物窓9からの入射光は、図16の光軸AXで
示すように、対物光学系の第1、第2レンズGa,Gb
で任意の像倍率に調整された後、ポロプリズム79の第
1プリズム79aで下方へ90°屈曲し、さらに第2プ
リズム79bで水平方向へ90°屈曲して三角プリズム
80へ導かれ、次いでミラー81で反転して正立像とな
り、接眼レンズGcへ導かれる。
【0072】ファインダーケース78は、合成樹脂成型
品や板金加工品により形成することができ、図16上、
下面側が開口した箱状の対物光学系収容部82、対物光
学系収容部82の後方にほぼ直交状に形成された像反転
光学系取付部83等を備えている。
【0073】図17は対物光学系と、これを駆動するカ
ム機構を示している。この図に示すように対物光学系を
構成する第1レンズGaは第1レンズホルダー84a
に、また、第2レンズGbは第2レンズホルダー84b
に固着されている。これらのレンズホルダー84a,8
4bの下端部には、スライド筒85a,85bが形成さ
れており、これらのスライド筒85a,85bは、共通
のレンズ吊り軸86に摺動自在に装着されている。また
第1,第2レンズホルダー84a,84bの上端部に
は、ほぼ垂直に突出する回り止めボス87a,87bが
形成されている。
【0074】さらに、第1レンズホルダー84aのスラ
イド筒85aには第1カムフォロア88aが、第2レン
ズホルダー84bのスライド筒85bには第2カムフォ
ロア88bがそれぞれ一体に設けられている。89は棒
カムからなる変倍カム部材であって、レンズ吊り軸86
と平行に配設されたカム軸90に装着されている。この
変倍カム部材89の周面には、第1レンズ用カム89a
及び第2レンズ用カム89bが形成されており、第1レ
ンズ用カム89aには第1カムフォロア88aが、ま
た、第2レンズ用カム89bには第2カムフォロア88
bがそれぞれ当接している。
【0075】カム軸90の図上、前端部には、カメラK
の駆動系に連動させるためのカムギア91が変倍カム部
材89と同軸と一体回転するように装着されており、カ
メラKに内蔵されたモータまたはズーム操作レバー7の
回転操作による駆動力は、カメラKの駆動系及びカムギ
ア91を介して変倍カム部材89に伝達される。なお、
カムギア91は変倍カム部材89と一体または別体のい
ずれに構成してもよく、また、カムギア91を操作駆動
系に連動させて、手操作により回転させるようにするこ
とも可能である。92は第1,第2レンズホルダー84
a,84b間に調節された引張バネであって、この引張
バネ32の付勢力により、第1,第2カムフォロア88
a,88bが第1,第2レンズ用カム89a,89bに
正しい位置で圧接することになる。
【0076】このような構成の対物光学系は、ファイン
ダーケース78の対物光学系収容部82に下方から挿入
され、各レンズホルダー84a,84bの回り止めボス
87a,87bを対物光学系収容部82の上壁82aに
形成した長孔93に摺動自在に嵌入するとともに、該対
物光学系収容部82の前後側壁82b,82bに穿設さ
れた軸支持孔94,94にレンズ吊り軸86を支持させ
ることにより、第1,第2レンズGa,Gbが前後方向
に直線動可能に支持される。
【0077】また、カム軸90は、前端に後述するカム
位置調整ネジ95を装着し、後端にカム位置調整用圧縮
バネ96を嵌装したうえで、対物光学系収容部側壁82
b,82bに穿設されたネジ孔97と支持孔98に支持
させる。このようにして対物光学系をその収容部82に
組み込むことにより、カム位置調整用圧縮バネ96は、
対物光学系収容部後側壁82bと変倍カム部材89の後
端面に圧接して、変倍カム部材89を前方のカム位置調
整ネジ95にカムギア91を介して圧接させる。
【0078】これにより、組立段階において、カム位置
調整ネジ95のネジ孔97から進退量を調整すること
で、ファインダー光学系全体における第1,第2レンズ
Ga,Gbの位置を調整して、ファインダー光学系全体
の視度を適正に調整することができる。すなわち、ファ
インダー光学系の視度を調整する場合、光学系に含まれ
るいずれかのレンズ位置を補正すればよいが、本実施形
態では、第1,第2レンズGa,Gbの光軸上の位置を
調整するためにカム軸90全体を光軸方向に位置調整す
るようにし、これをカム位置調整ネジ95の進退動によ
って行うことにより、簡単な機構で正確な視度調整を実
現している。なお、99はボディ1の対物窓9に臨ませ
る窓部である。
【0079】図18は像反転光学系各部材の配置を模式
的に示している。図16及び図18に示すように、ポロ
プリズム79は、第1プリズム79a、第2プリズム7
9bを上下に接合してなり、ファインダーケース78の
像反転光学系取付部83内に上方から嵌め込んで取り付
けられる。また、三角プリズム80は、像反転光学系取
付部83内の隔壁83aを挟んでポロプリズム79の第
2プリズム79bと対向する位置に組み込まれる。さら
に、ミラー81は像反転光学系取付部83の右端部に形
成された傾斜壁83bの傾斜上面に沿う形で固定され
る。接眼レンズGcは、ミラー81と対面するファイン
ダーケース78の端部に形成された接眼レンズ取付窓1
00に固着される。
【0080】ファインダーケース78内に組み込まれた
像反転光学系では、対物光学系から入射した光軸AX
は、ポロプリズム79の第1プリズム79aの垂直面7
9a1に入射し、45°傾斜面79a2で垂直方向に屈折
し、第2プリズム79bの45°傾斜面79b1で水平方
向に屈折し、実像面である垂直結像面79b2を経て、三
角プリズム80に入射し、さらに、該三角プリズム80
からミラー81に至って画像反転して正立像となり、接
眼レンズGcから撮影者の目に届く。
【0081】本実施形態のファインダーF2は、指示率
を調整するために組立段階で、三角プリズム80の位置
調整を行う。周知のように指示率は、ファインダーF2
の視野の撮影用ズームレンズ2で写る範囲との一致する
部分の比率を指すが、その比率を適正に調整するため
に、第2プリズム79bの垂直結像面79b2以降の反転
光学系、つまり三角プリズム80を垂直結像面79b2
対して平行に、つまり光軸に対して垂直方向に移動させ
ることができるように保持されており、この三角プリズ
ム80を移動させることにより指示率調整を行ってい
る。
【0082】すなわち、三角プリズム80が組み込まれ
た像反転光学系取付部83の前側壁83cにはネジ孔1
01が設けられており、このネジ孔101にプリズム位
置調整ネジ102が螺着されている。また、三角プリズ
ム80とファインダーケース78の後壁78a間には、
該三角プリズム80を前方に付勢する板バネ103が介
装されており、三角プリズム80は、該プリズム位置調
整ネジ102と板バネ103間で圧着保持されている。
そして、組立時において、指示率調整を行うときは、接
眼光学系のファインダー視野に写る標識が適正位置に設
定されるように、プリズム位置調整ネジ102の進退量
を調整して三角プリズム80を微小移動させる。
【0083】なお、この場合、プリズム位置調整ネジ1
02の進退量を調節したとき、三角プリズム80のみが
移動し、静止状態で保持されたミラー81との相対位置
関係が僅かにずれるが、ミラー81の反射面面積は三角
プリズム80の有効面をカバーするに十分な大きさに設
定されているため、反転光学系に支障が生じることはな
い。
【0084】本実施形態のファインダーF2は、視野枠
切換レバー8の操作に連動して、ファインダーF2の視
野を前記第1〜第3画面サイズに切り換える視野枠切換
機構が内装されている。この視野枠切換機構は、視野枠
切換レバー8に連動する駆動部104と、この駆動部1
04の動きに連動してファインダーF2内の視野を切り
換える被作動部105とからなっている。図16に戻っ
て、第2プリズム79bの結像面79b2と三角プリズム
80間には、視野枠切換機構被作動部105の第1,第
2視野枠片106,107が光路に対して直交する方向
に進退可能に配設されている。
【0085】ファインダーケース11に装着された像反
転光学系は、3個2群の三角プリズムと傾斜ミラー81
が集合する形態で構成されているため、ボディ1の天井
面とこれらのプリズム12a,14の傾斜上面間に余裕
空間Saが必然的に生じる。一方、視野枠切換機構の被
作動部105は、後述するようにポロプリズム12と第
1三角プリズム13間に介装されるものである。
【0086】これらの構成を勘案して本実施形態では、
駆動部104を前記余裕空間Saを利用して配置してい
る。具体的には、図19に示すように、視野枠切換機構
の駆動部104は、ミラー81上の余裕空間Sa内に収
まるように配置されている。また、被作動部105はプ
リズム位置調整ネジ102による指示率調整動作に追従
するように、その全体が三角プリズム80と一体的に移
動するように構成されており、これにより指示率調整後
も視野枠のずれが生じないようにしている。また、標準
画面サイズ以外の画面サイズも同時に調整することがで
きるようにしている。
【0087】図20は視野枠片106,107の取付構
成を示している。この図において、108はポロプリズ
ム79の第2プリズム79b上に固定して取り付けられ
た台板、109,110は第1,第2視野枠片106,
107の両側で、両枠片106,107を挟み込むよう
にして配置された第1,第2の部材としての左右固定枠
片である。なお、台板108は第2プリズム79bと一
体に形成したものでもよい。
【0088】左右固定枠片109,110は、それぞれ
第2プリズム79bの結像面79b2と対面する下端部
に、図15に示した標準画面サイズである第1画面サイ
ズHに対応する第1視野規制窓111を切り欠いてあ
り、第1視野枠片106は、該第1視野規制窓111と
対面する下端部に第2画面サイズCに対応する第2視野
規制窓112を、同じく第2視野枠片107の下端部に
は、第3画面サイズPに対応する第3視野規制窓113
をそれぞれ切り欠いてある。
【0089】台板108の各枠片106,107,10
9,110との対向面側上端部には、回動支点となる支
点ピン114が設けられている。一方、第1,第2視野
枠片106,107及び左右固定枠片109,110に
は、それぞれピン挿通孔115が設けられており、これ
らピン挿通孔115を支点ピン114に挿通することに
より、各枠片106,107,109,110が台板1
08に取り付けられる。また、左右固定枠片109,1
10は輪郭部分がファインダーケース78の内法等に規
制されることによって固定され、第1,第2視野枠片1
06,107は支点ピン114回りに揺動自在に吊持さ
れる。
【0090】さらに、台板108の支点ピン114の両
側、及び左右固定枠片109,110のピン挿通孔11
5の両側には、それぞれ第1,第2揺動レバー126,
127(図21参照)を挿通するための縦長長方形状の
長孔116が形成されている。なお、この長孔116
は、揺動レバー126,127が挿通された状態で、指
示率調整による被作動部105の移動を許すだけの幅に
設定されている。
【0091】第1視野枠片106のピン挿通孔115の
前側には、第1揺動レバー126を挿通するための横長
孔117が、また、第2視野枠片107のピン挿通孔1
15の後側には、第2揺動レバー127を挿通するため
の傾斜状長孔118がそれぞれ形成されている。
【0092】図21は視野枠切換機構の駆動部104の
構成を、また、図22は視野枠切換機構の組立状態を示
している。これらの図において、119は揺動切換機
構、120は揺動切換機構119を動作させるカム部材
としての視野枠切換カムである。揺動切換機構119に
は、回転レバーとしての第1,第2揺動部材121,1
22が設けられている。各揺動部材121,122は、
それぞれボス部123,123に、視野枠切換カム12
0のカム山120aに接触する腕としてのカムフォロア
124,125と、揺動レバー126,127とを一体
に設けてなる。
【0093】そして、揺動切換機構119は、両揺動部
材121,122のボス部123,123を対向させて
共通の支軸128に回転自在に挿通するとともに、支軸
128に嵌め込まれたクリックバネ129によって両揺
動部材121,122のカムフォロア124,125を
閉じる方向に付勢してなる。
【0094】第1揺動部材121の揺動レバー126
は、台板108、左固定枠片109の前側長孔116、
第1視野枠片106の横長孔117、及び右固定枠片1
10の前側長孔116に挿通され、また、第2揺動部材
122の揺動レバー127は、台板108、左固定枠片
109の後側長孔116、第2視野枠片107の傾斜状
長孔118、及び右固定枠片110の後側長孔116に
挿通されており、それぞれクリックバネ129の付勢力
により進入方向、つまり第1または第2視野枠片106
または107を、その視野規制窓112または113が
第1視野規制窓111に重なる進入位置側に付勢されて
いる。
【0095】このように、クリックバネ129による付
勢方向が進入方向となっているため、いずれの視野枠片
106,107も進入状態において、適正位置にストッ
パー手段を設けておけば、視野内における視野枠片10
6,107の位置ずれが生じない。
【0096】一方、視野枠切換カム120は、中心に回
転軸130を有するとともに、円筒周面にカム山120
aを設けたもので、一端側に視野枠切換レバー8と係合
する被操作部としての切欠係合部131が設けられてお
り、また、カム山120aを有する周面が、両揺動部材
121,122のカムフォロア126,127に接触す
るように揺動切換機構119と対向する位置で回転自在
に配置されている。
【0097】図23は視野枠切換機構の動作を示してい
る。同図(A)は、図1(B)に示す視野枠切換レバー8を
Cの位置にセットして第2画面サイズに切り換えたとき
の視野枠切換機構の態様を示している。また、同図(B)
は、視野枠切換レバー8をHの位置にセットして標準サ
イズである第1画面サイズとしたときの視野枠切換機構
の態様を示している。さらに、同図(C)は、視野枠切換
レバー8をPの位置にセットして第3画面サイズとした
ときの視野枠切換機構の態様を示している。なお、いず
れも、左端の図は側面を、中央の図は視野枠切換片の正
面を、右端の図は視野枠片の孔の姿勢を正面から見たも
のを示している。
【0098】図23(B)の標準サイズ状態においては、
第1,第2揺動部材121,122のカムフォロア12
4,125が共に視野枠切換カム120のカム山120
a上にあり、これによって両部材121,122の揺動
レバー126,127は、クリックバネ129の付勢力
に抗して両者126,127が重なる位置まで退避す
る。この揺動レバー126,127の退避動作に伴い、
第1,第2視野枠片106,107は視野外に退避させ
られ、台板108及び左右固定枠片109,110の第
1視野規制窓111が開放された状態となって、接眼窓
10から見た視野は第1画面サイズHに対応するものと
なる。
【0099】標準である第1画面サイズHのセット状態
から視野枠切換レバー8をCの位置に切換操作すると、
該視野枠切換レバー8の動きが切欠係合部131に伝達
されて、視野枠切換カム120が第1の方向である図2
3(B)の実線矢印ra方向に回転し、図23(A)に示すよ
うに、第1揺動部材121のカムフォロア124のみが
視野枠切換カム120のカム山120aから外れ、該第
1揺動部材121の揺動レバー126がクリックバネ1
29の付勢力によって回転する。この揺動レバー126
の復帰動作に伴い、第1視野枠片106は視野内に進入
し、第1視野規制窓111上に第2視野規制窓112が
重なって、接眼窓10から見た視野は第2画面サイズC
に対応するものとなる。
【0100】また、第1画面サイズHのセット状態から
視野枠切換レバー8をPの位置に切換操作すると、該視
野枠切換レバー8の動きが切欠係合部131に伝達され
て、視野枠切換カム120が第2の方向である図23
(B)の破線矢印rb方向に回転し、図23(A)に示すよう
に、第2揺動部材121のカムフォロア125のみが視
野枠切換カム120のカム山120aから外れ、該第2
揺動部材122の揺動レバー127がクリックバネ12
9の付勢力によって回転する。この揺動レバー127の
復帰動作に伴い、第2視野枠片107は視野内に進入
し、第1視野規制窓111上に第3視野規制窓113が
重なって、接眼窓10から見た視野は第3画面サイズP
に対応するものとなる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、操作部を第1の方向へ操作することにより、第1の
視野枠片の腕が第1のカム山から離脱することにより、
該第1の視野枠片がファインダー視野内に進入し、操作
部を第2の方向へ操作することにより、第2の視野枠片
の腕が前記第2のカム山から離脱することにより、該第
2の視野枠片がファインダー視野内に進入するように構
成したことにより、1つの可動部材(腕)に1つの視野枠
が設けられているので、視野率等の精度を向上させるこ
とができる。
【0102】請求項2によるときは、第1,第2の視野
枠片を、同一の回転支軸によって支持することにより、
これらの視野枠片を、互いに対面して重なり合う状態で
配置することができるので、スペース効率が向上し、こ
れにより機構全体の小型、コンパクト化を図ることがで
き、ひいてはカメラの小型化に寄与するものとなる。
【0103】請求項3によるときは、第1,第2の視野
枠片のファインダー視野への進入方向を同一方向とした
ので、標準サイズ時において両視野枠片を共に視野から
退避させるときも、同方向に退避することになるため、
退避スペースを節減することができる。
【0104】請求項4によるときは、第1,第2の視野
枠片をそれぞれ、視野に進入する方向に付勢しているの
で、いずれの視野枠片も進入状態において、視野内にお
ける位置ずれが生じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るファインダー
が組み込まれたカメラの外観を示し、(A)は正面側から
見た概略斜視図、(B)は背面側から見た概略斜視図。
【図2】 ファインダー光学系の組立状態を示す概略斜
視図。
【図3】 ファインダーの全体構成を示す分解斜視図。
【図4】 その組立状態を示す概略断面図。
【図5】 対物光学系をファインダーケースに組み込ん
だ状態における第1レンズ及びこれに関連する部分の正
面図。
【図6】 変倍カム部材を示し、(A)は外観斜視図、
(B)は展開図。
【図7】 第1〜第3レンズ用カムのカム曲線を示す線
図。
【図8】 像反転光学系における各部材の配置を模式的
に示す斜視図。
【図9】 具体的な視野枠切換機構の構成を示す斜視
図。
【図10】 視野切換機構のカム部材の動きを示し、
(A)は第2画面サイズ状態、(B)は第1画面サイズ状
態、(C)は第3画面サイズ状態を模式的に示す図。
【図11】 AFモジュールのファインダーへの取付構
成を示す斜視図。
【図12】 テレマクロ領域を含む全域でのフォーカシ
ングを実現した視度調整機構の一例を示す組立断面図。
【図13】 その組立斜視図。
【図14】 第1,第2変倍カム部材を示す分解斜視
図。
【図15】 図1に示すカメラによって撮影可能なフィ
ルムサイズを概略的に示す図。
【図16】 本発明の第2の実施形態に係るファインダ
ーの全体構成を示す分解斜視図。
【図17】 その組立状態を示す概略断面図。
【図18】 像反転光学系の構成を模式的に示す斜視
図。
【図19】 視野枠切換機構駆動部の取付構成を示す斜
視図。
【図20】 視野枠切換機構の視野枠片の取付構成を示
す分解斜視図。
【図21】 視野枠切換機構駆動部の構成を示す分解斜
視図。
【図22】 視野枠切換機構の組立状態を示す一部切欠
側面図。
【図23】 (A)は第2画面サイズ状態、(B)は第1画
面サイズ状態、(C)は第3画面サイズ状態における視野
枠切換機構の動作を示し、左から側面図、視野枠切換片
の正面図、及び視野枠片の孔の正面図。
【図24】 先行技術例を示す要部正面図。
【図25】 他の先行技術例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ボディ 2 撮影用ズ
ームレンズ 7 ズーム操作レバー 8 視野枠切
換レバー 11 ファインダーケース 12 ポロプ
リズム 12b2 垂直結像面 13 第1三
角プリズム 14 第2三角プリズム 19 第1レ
ンズホルダー 19c カムフォロア 20 第2レ
ンズホルダー 20c カムフォロア 21 第3レ
ンズホルダー 21c カムフォロア 22 第1レ
ンズ吊り軸 23 第2レンズ吊り軸 26 第1調
整ネジ 27 変倍カム部材 28 カム軸 28a 雄ネジ 28b ネジ頭 30 カムギア 32 引張バ
ネ 33 圧縮バネ 40 被作動
部 41 駆動部 42 第1視
野枠片 42b 第1アーム 42c カムフ
ォロア 43 第2視野枠片 43b 第2ア
ーム 43c カムフォロア 44 支軸 45 回転軸 46 第1カ
ム片 47 第2カム片 48 被操作
アーム 49 カム部材 50 カム付
勢バネ 51 視野枠片付勢バネ 52 視野枠
片付勢バネ 54a 取付ピン 54b 取付ピ
ン 55a ピン挿入孔 55b ピン挿
入長孔 56a 支持ブラケット 56b 支持ブ
ラケット 56c 支持ブラケット 57a 圧縮バ
ネ 57b 圧縮バネ 57c 圧縮バ
ネ 58a ビス 58b ビス 58c ビス 59 ネジ穴 60 第1レンズホルダー 60a カムフ
ォロア 61 第2レンズホルダー 61a カムフ
ォロア 62 レンズ吊り軸 63 引張バ
ネ 64 第1変倍カム部材 65 第2変
倍カム部材 66 カム軸 67 連結レ
バーカム軸 68a 第1視度補正用カムフォロア 68b 第2視
度補正用カムフォロア 69 視度補正カム軸 70 視度補
正カム部材 78 ファインダーケース 79 ポロプ
リズム 79b2 垂直結像面 80 三角プ
リズム 81 ミラー 84a 第1レ
ンズホルダー 84b 第2レンズホルダー 86 レンズ
吊り軸 88a 第1カムフォロア 88b 第2カ
ムフォロア 89 変倍カム部材 90 カム軸 92 引張バネ 95 カム位
置調整ネジ 96 カム位置調整用圧縮バネ 102 プリズ
ム位置調整ネジ 103 板バネ 104 駆動
部 105 被作動部 106 第1
視野枠片 107 第2視野枠片 109 左固
定枠片 110 右固定枠片 114 支点
ピン 117 横長孔 118 傾斜
状長孔 119 揺動切換機構 120 視野
枠切換カム 120a カム山 121 第1
揺動部材 122 第2揺動部材 124 カム
フォロア 125 カムフォロア 126 揺動
レバー 127 揺動レバー 128 支軸 129 クリックバネ 130 回転
軸 A AFモジュール AX 光軸 F1 ファインダー F2 ファイン
ダー G1 第1レンズ G2 第2レン
ズ G3 第3レンズ G4 第4レン
ズ G5 接眼レンズ Gi 第1レン
ズ Gj 第2レンズ Ga 第1レン
ズ Gb 第2レンズ Gc 接眼レン
ズ H 第1画面サイズ C 第2画面
サイズ P 第3画面サイズ K カメラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と第1のカム山及び第2のカム山
    並びに回転軸を有する回転カム機構と、前記第1のカム
    山に接触している腕を有する第1の視野枠片と、前記第
    2のカム山に接触している腕を有する第2の視野枠片と
    からなる視野枠切換機構において、前記操作部を第1の
    方向へ操作することにより、第1の視野枠片の腕が第1
    のカム山から離脱することにより、該第1の視野枠片が
    ファインダー視野内に進入し、前記操作部を第2の方向
    へ操作することにより、前記第2の視野枠片の腕が前記
    第2のカム山から離脱することにより、該第2の視野枠
    片が前記ファインダー視野内に進入するように構成した
    ことを特徴とするファインダーの視野枠切換機構。
  2. 【請求項2】 第1,第2の視野枠片は、同一の回転支
    軸によって支持されている請求項1に記載のファインダ
    ーの視野枠切換機構。
  3. 【請求項3】 第1,第2の視野枠片のファインダー視
    野への進入方向は、同一方向である請求項1に記載のフ
    ァインダーの視野枠切換機構。
  4. 【請求項4】 第1,第2の視野枠片はそれぞれ、視野
    に進入する方向に付勢されている請求項3に記載のファ
    インダーの視野枠切換機構。
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