JPH065979B2 - コンデンサ電動機の固定子 - Google Patents
コンデンサ電動機の固定子Info
- Publication number
- JPH065979B2 JPH065979B2 JP18721087A JP18721087A JPH065979B2 JP H065979 B2 JPH065979 B2 JP H065979B2 JP 18721087 A JP18721087 A JP 18721087A JP 18721087 A JP18721087 A JP 18721087A JP H065979 B2 JPH065979 B2 JP H065979B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- winding
- tooth
- main winding
- insulating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Induction Machinery (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家電製品等のファン駆動用等に使用されるコン
デンサ電動機に関するものである。
デンサ電動機に関するものである。
従来の技術 従来、この種の電動機の固定子は第5図、第6図に示す
ように、歯部鉄心101の内周縁部に設けた絶縁性樹脂
よりなるリング状立上げ部102を内径側ガイドとし
て、先ず主巻線(または補助巻線)103を直巻により
主巻線巻装用の歯104に極数に応じて巻装され、前記主
巻線103のコイルエンド105は補助巻線(または主
巻線)用スロット106の上部を閉塞して主巻線用スロ
ットに収められていた。
ように、歯部鉄心101の内周縁部に設けた絶縁性樹脂
よりなるリング状立上げ部102を内径側ガイドとし
て、先ず主巻線(または補助巻線)103を直巻により
主巻線巻装用の歯104に極数に応じて巻装され、前記主
巻線103のコイルエンド105は補助巻線(または主
巻線)用スロット106の上部を閉塞して主巻線用スロ
ットに収められていた。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では主巻線103を直巻巻装後、
巻装される補助巻線(図示せず)は補助巻線用スロット
106の前記主巻線103のコイルエンド105が閉塞
していない部分のみにしか収まることができないため、
所定の仕様の巻線導体を収納するためにはスロット面積
を大きくとり、従って固定子の外径も大きくする必要が
あるという問題点があった。
巻装される補助巻線(図示せず)は補助巻線用スロット
106の前記主巻線103のコイルエンド105が閉塞
していない部分のみにしか収まることができないため、
所定の仕様の巻線導体を収納するためにはスロット面積
を大きくとり、従って固定子の外径も大きくする必要が
あるという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、電動機固
定子スロットの有効活用を可能とし、固定子外径の小型
化を目的とするものである。
定子スロットの有効活用を可能とし、固定子外径の小型
化を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために、本発明は電動機の極数に
応じた巻線導体が巻装される歯を有し、相隣接する歯の
内周縁部に橋絡部をもつ鉄心板および橋絡部をもたない
鉄心板とを任意に積層した歯部鉄心と、この歯部鉄心の
外周部に嵌合され磁路を形成する継鉄部鉄心とで固定子
鉄心を構成し、前記歯部鉄心の内周縁部に設けた絶縁性
材料より成るリング状立上げ部と複数の歯部上に設けた
絶縁性材料の壁との間で主巻線または補助巻線を挾持し
たものである。
応じた巻線導体が巻装される歯を有し、相隣接する歯の
内周縁部に橋絡部をもつ鉄心板および橋絡部をもたない
鉄心板とを任意に積層した歯部鉄心と、この歯部鉄心の
外周部に嵌合され磁路を形成する継鉄部鉄心とで固定子
鉄心を構成し、前記歯部鉄心の内周縁部に設けた絶縁性
材料より成るリング状立上げ部と複数の歯部上に設けた
絶縁性材料の壁との間で主巻線または補助巻線を挾持し
たものである。
作 用 この構成により、補助巻線の前に直巻巻装される主巻線
は、歯部鉄心の内周縁部に設けられた絶縁性材料よりな
るリング状立上げ部と、複数の歯部上に設けられた絶縁
性材料の壁とにより挾持されるため、補助巻線用スロッ
トの前記主巻線のコイルエンドが閉塞する部分は縮小さ
れ、補助巻線を収納可能なスペースが拡大され、固定子
スロットの有効活用が可能となり固定子外径も小型化さ
れることになる。
は、歯部鉄心の内周縁部に設けられた絶縁性材料よりな
るリング状立上げ部と、複数の歯部上に設けられた絶縁
性材料の壁とにより挾持されるため、補助巻線用スロッ
トの前記主巻線のコイルエンドが閉塞する部分は縮小さ
れ、補助巻線を収納可能なスペースが拡大され、固定子
スロットの有効活用が可能となり固定子外径も小型化さ
れることになる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を第1図から第4図にもとづき
説明する。
説明する。
図において、橋絡部1を有する鉄心板2と橋絡部を有さ
ない鉄心板3を積層固着し、外周部に巻線導体巻装用の
開口4を有する歯部鉄心5は内周縁部に設けた絶縁性材
料より成るリング状立上げ部6と複数の歯部7上に設け
た絶縁性材料より成る壁8とにより主巻線9のコイルエ
ンド部10を挾持して、主巻線用スロット11に収納
し、補助巻線用スロット12には補助巻線13を収納
し、継鉄部鉄心14の内周に圧入固定されている。
ない鉄心板3を積層固着し、外周部に巻線導体巻装用の
開口4を有する歯部鉄心5は内周縁部に設けた絶縁性材
料より成るリング状立上げ部6と複数の歯部7上に設け
た絶縁性材料より成る壁8とにより主巻線9のコイルエ
ンド部10を挾持して、主巻線用スロット11に収納
し、補助巻線用スロット12には補助巻線13を収納
し、継鉄部鉄心14の内周に圧入固定されている。
以上の構成において、隣接する歯部相互が内周部で橋絡
部1によりつながった鉄心板2と橋絡部のない鉄心板3
を積層固着した歯部鉄心5の外周部の開口4から主巻線
用スロット11に直巻巻装される主巻線9のコイルエン
ド部10は前記歯部鉄心5の内周縁部に設けた絶縁性材
料のリング状立上げ部6と複数の歯部7上に設けられた
絶縁性材料よりなる壁8とにより形成された狭部に押し
込まれて保持される。前記主巻線9を極数個巻装後、こ
れと電気角90°隔てた位置の補助巻線用スロット12
に補助巻線13を極数個直巻巻装し、継鉄部鉄心14の
内周部に圧入固着される。
部1によりつながった鉄心板2と橋絡部のない鉄心板3
を積層固着した歯部鉄心5の外周部の開口4から主巻線
用スロット11に直巻巻装される主巻線9のコイルエン
ド部10は前記歯部鉄心5の内周縁部に設けた絶縁性材
料のリング状立上げ部6と複数の歯部7上に設けられた
絶縁性材料よりなる壁8とにより形成された狭部に押し
込まれて保持される。前記主巻線9を極数個巻装後、こ
れと電気角90°隔てた位置の補助巻線用スロット12
に補助巻線13を極数個直巻巻装し、継鉄部鉄心14の
内周部に圧入固着される。
以上のように本実施例によれば、先に直巻巻装される主
巻線9のコイルエンド部10は、複数の歯部7上に設け
られた絶縁性材料の壁8と歯部鉄心5の内周縁部に設け
たリング状立上げ部とにより挾持されて前記歯部鉄心5
の内径方向に押しつけたまま保持されることになり、前
記主巻線9のコイルエンド部10の補助巻線用スロット
12を閉塞する割合は、前記絶縁性材料の壁8のない場
合に比し大巾に軽減され前記補助巻線用スロット12の
補助巻線13の収納可能スペースは大巾に拡大される。
巻線9のコイルエンド部10は、複数の歯部7上に設け
られた絶縁性材料の壁8と歯部鉄心5の内周縁部に設け
たリング状立上げ部とにより挾持されて前記歯部鉄心5
の内径方向に押しつけたまま保持されることになり、前
記主巻線9のコイルエンド部10の補助巻線用スロット
12を閉塞する割合は、前記絶縁性材料の壁8のない場
合に比し大巾に軽減され前記補助巻線用スロット12の
補助巻線13の収納可能スペースは大巾に拡大される。
発明の効果 以上の実施例の説明により明らかなように、本発明は、
歯部鉄心の内周縁部に設けた絶縁性材料よりなるリング
状立上げ部と前記歯部鉄心の複数の歯部上に設けた絶縁
性材料の壁とにより、先に巻装される主巻線または補助
巻線のコイルエンド部が挾持され、補助巻線または主巻
線用スロットの補助巻線または主巻線用スロットの収納
可能スペースは大巾に拡大され、固定子スロットの有効
活用を可能にし、固定子外径も小型化できるという効果
が得られる。
歯部鉄心の内周縁部に設けた絶縁性材料よりなるリング
状立上げ部と前記歯部鉄心の複数の歯部上に設けた絶縁
性材料の壁とにより、先に巻装される主巻線または補助
巻線のコイルエンド部が挾持され、補助巻線または主巻
線用スロットの補助巻線または主巻線用スロットの収納
可能スペースは大巾に拡大され、固定子スロットの有効
活用を可能にし、固定子外径も小型化できるという効果
が得られる。
第1図は本発明の一実施例におけるコンデンサ電動機固
定子の主巻線巻装後の歯部鉄心の構造を示す平面図、第
2図は同側面断面図、第3図は同鉄心部の拡大側面図、
第4図は同固定子の全体構造を示す平面図、第5図は従
来のコンデンサ電動機固定子の主巻線巻装後の歯部鉄心
の構造を示す平面図、第6図は同側面断面図である。 1……橋絡部、2……橋絡部を有する鉄心板、3……橋
絡部を有さない鉄心板、4……巻線導体巻装用の開口、
5……歯部鉄心、6……リング状立上げ部、7……歯
部、8……壁、9……主巻線、10……主巻線のコイル
エンド部、11……主巻線用スロット、12……補助巻
線用スロット、13……補助巻線、14……継鉄部鉄
心。
定子の主巻線巻装後の歯部鉄心の構造を示す平面図、第
2図は同側面断面図、第3図は同鉄心部の拡大側面図、
第4図は同固定子の全体構造を示す平面図、第5図は従
来のコンデンサ電動機固定子の主巻線巻装後の歯部鉄心
の構造を示す平面図、第6図は同側面断面図である。 1……橋絡部、2……橋絡部を有する鉄心板、3……橋
絡部を有さない鉄心板、4……巻線導体巻装用の開口、
5……歯部鉄心、6……リング状立上げ部、7……歯
部、8……壁、9……主巻線、10……主巻線のコイル
エンド部、11……主巻線用スロット、12……補助巻
線用スロット、13……補助巻線、14……継鉄部鉄
心。
Claims (1)
- 【請求項1】電動機の極数に応じた巻線導体が巻装され
る歯を有し、相隣接する歯の内周縁部に橋絡部をもつ鉄
心板および橋絡部をもたない鉄心板とを任意に積層した
歯部鉄心と、この歯部鉄心の外周部に嵌合され磁路を形
成する継鉄部鉄心とで固定子鉄心を構成し、前記歯部鉄
心の内周縁部に設けた絶縁性材料より成るリング状立上
げ部と複数の歯部上に設けた絶縁性材料の壁との間で主
巻線または補助巻線を挾持するコンデンサ電動機の固定
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18721087A JPH065979B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | コンデンサ電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18721087A JPH065979B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | コンデンサ電動機の固定子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6434155A JPS6434155A (en) | 1989-02-03 |
JPH065979B2 true JPH065979B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=16202011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18721087A Expired - Lifetime JPH065979B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | コンデンサ電動機の固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065979B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2832093B2 (ja) * | 1991-03-29 | 1998-12-02 | 三菱電機株式会社 | 電動機の固定子 |
JP3102665B2 (ja) * | 1992-02-17 | 2000-10-23 | 三菱電機株式会社 | 電動機 |
-
1987
- 1987-07-27 JP JP18721087A patent/JPH065979B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6434155A (en) | 1989-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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