JPH065950U - 印刷用または書込み用シート - Google Patents

印刷用または書込み用シート

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JPH065950U
JPH065950U JP5242392U JP5242392U JPH065950U JP H065950 U JPH065950 U JP H065950U JP 5242392 U JP5242392 U JP 5242392U JP 5242392 U JP5242392 U JP 5242392U JP H065950 U JPH065950 U JP H065950U
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JP
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sheet
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信義 渡辺
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Nihon Micro Coating Co Ltd
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Nihon Micro Coating Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷用、書込み用シートに対する透過光を減
少させる。 【構成】 印刷用、書込み用シートは、プラスチックの
ベースシート表面の一部に、白色顔料であるチタンホワ
イト(TiO2)および/または亜鉛華(ZnO)の微粉末と
共に、蛍光顔料、燐光顔料および/または蛍光染料をバ
イダー接着剤と混合して塗布して形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印刷用または書込み用プラスチックシートに関する。
【0002】
【従来技術】
従来の印刷用、または書込み用プラスチックシート(これを印刷用シートとい う)は、図1に示すようにベースシートの表面にチタンホワイト(TiO2)、亜鉛 華(ZnO)の微粉末(微結晶)をバインダー接着剤で接着し乱反射層を形成して なるものである。これは紙に比べて力学的に強く、また耐水性もあるものである ことから屋外用の印刷物、特殊な書籍に利用されてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで利用されるチタンホワイト、亜鉛華は、その結晶の可視光における光の 透過率が非常に良いため、その結晶自体が大きく、表面が滑らかであるとき透明 となるはずである。しかし、チタンホワイト、亜鉛華は、同時に光の屈折率が大 きく、光りが空気中から結晶表面に当たると、表面反射を起こしやすい。そのた めそれら結晶が小さな微粉末である場合に、結晶の表面が不規則な方向を向いて いるため光を乱反射し、それら自体は白く見える。
【0004】 しかし、乱反射層を形成するためのバインダー樹脂も屈折率が大きいため、微 結晶にバインダー樹脂が着くと、あたかも磨りガラス表面に屈折率の大きい水を 付けると、光が透過して磨りガラスの役目を果さないのと同様に、バインダー樹 脂が微結晶粉末表面での光の反射を少なくするという作用をする。
【0005】 さらに、図1aに示すように、バインダー樹脂はチタンホワイト、亜鉛華結晶 表面に良く付くばかりか、印刷用シートを平滑にする作用があるために、光の乱 反射がますます起こりにくくなる。バインダー樹脂とチタンホワイト結晶の屈折 率が同じであり、両者を混合した層の表面が滑らかなとき、この混合層は透明に 近くなる。そのため、印刷用シートの裏面が写るという実用上の欠点が生じてい た。
【0006】 それ故、従来は図1にも示すように、光が印刷用シートの裏面まで透過しない ようにチタンホワイト、亜鉛華の微粉末(微結晶)からなる乱反射層を厚くせざ るを得なかった。
【0007】 また、このような印刷用シートは高価であり製造コストを高いものにした。
【0008】 そこで、本考案の目的は、光透過が著しく減少する印刷用シートを提供するこ とである。
【0009】 また、本考案の他の目的は、ベースシート、乱反射層の厚さが薄い上記印刷用 シートを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る印刷用シートは、ベースシート表面の一部に、白色顔料であるチ タンホワイト(TiO2)および/または亜鉛華(Zn)の微粉末と共に、蛍光顔料、 燐光顔料および/または蛍光染料をバイダー接着剤と混合して塗布して形成され る。
【0011】 この印刷用シートは次のように製造される。先ず、粒径0.1〜10μmのチ タンホワイトおよび亜鉛華粉末を、それぞれ100〜150℃で1時間以上加熱 して、粉末表面の水分を除く。
【0012】 次に、チタンホワイトと亜鉛華粉末を混合する。混合比は任意でよく、またい ずれか一方のみでもよい。
【0013】 チタンホワイトと亜鉛華の全重量を1とし、これに対して、蛍光顔料、燐光顔 料および/または蛍光染料の重量を0.2〜0.001の割合で混合する。蛍光 顔料としては、オキシスルフォン酸、アミノスルフォン酸、フルオレイン、ルモ ゲンイエローオレンジ等が好適であり、燐光顔料としては、ベンゾイルカルバゾ ールまたはその誘導体、安息香酸、アジピン酸の誘導体等が好適であり、蛍光染 料としては、スチルベン型蛍光増白剤、ベンズオキサゾール型蛍光増白剤、ベン ゾチアゾール型蛍光増白剤等が好適である。
【0014】 そして、これらを均一に混合した後、さらに、バインダー接着剤と混合して、 スラリーとする。バインダー接着剤としては、ポリエステル樹脂接着剤が好適で あるが、これに限定されるものではなく、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、また はポリ塩化ビニルの樹脂接着剤が利用できる。
【0015】 ここでバインダー接着剤と、チタンホワイト、亜鉛華粉末、そして蛍光顔料等 との混合物であるスラリーの粘度は50〜300cpとする。
【0016】 ベースシートとしては、厚さ5〜50μmのポリエステルシートが好適である が、これに限定されるものではなく、ポリプロピレンシート、アセテートシート も利用できる。
【0017】 このベースシートの表面上に上記スラリーを厚さ2〜50μmで均一に塗布し 、温度40〜110℃に保たれた乾燥器の中に入れて乾燥する。
【0018】 このようにして形成された印刷用シートの乱反射層において、蛍光顔料(蛍光 染料、燐光顔料、またはこれらの混合物についても同様)が一般的に光吸収が比 較的大きく、特に短波長領域の光を吸収するので、印刷用シート透過光はその分 だけ減少する。したがって、印刷用シートの裏面が透けるという実用上の欠点が なくなる。
【0019】 さらに、印刷用シートの印刷された部分以外の面では、チタンホワイト、亜鉛 華の光乱反射の他に、蛍光顔料(染料)からの蛍光、あるいは燐光顔料からの燐 光が反射されるので、印刷部分と光反射部分とのコントラストがさらに大きくな る。
【0020】 利用する蛍光色は白色でなくとも良く、緑色、橙色等とすると目立ちやすいの で、下地模様や罫線、区画等を付けるために利用できる。
【0021】
【考案の効果】
本考案による印刷用シートは、塗布層を薄くすることが可能となることから、 薄くなった研磨層を力学的に保持するベースシートの厚さも薄くすることができ る。これは、原材料のコストを低下させる他に、このシートより作製した印刷物 を軽く、かつ薄くすることができる。
【0022】 また、この印刷用シートを利用した書籍は従来のものに較べて、その厚さを半 分以下にすることができる。
【0023】 さらに、蛍光顔料、燐光顔料、蛍光染料を混入したことにより、薄暗い場所で の文字等の判読が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の印刷用シートの断面図であって、入射光
の反射および透過を示す。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースシート表面の一部に、白色顔料で
    あるチタンホワイトおよび亜鉛華の少なくとも一方の微
    粉末と共に、蛍光顔料、燐光顔料および蛍光染料の少な
    くとも1つをバイダー接着剤と混合して塗布して成る印
    刷用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷用シートであっ
    て、 前記蛍光顔料が、オキシスルフォン酸、アミノスルフォ
    ン酸、またはフルオレイン、ルモゲンイエローオレンジ
    である、ところの印刷用シート。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の印刷用シートであっ
    て、 前記燐光顔料が、ベンゾイルカルバゾールあるいはその
    誘導体、安息香酸、またはアジピン酸の誘導体である、
    ところの印刷用シート。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の印刷用シートであっ
    て、 前記蛍光染料が、スチルベン型蛍光増白剤、ベンズオキ
    サゾール型蛍光増白剤、またはベンゾチアゾール型蛍光
    増白剤である、ところの印刷用シート。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の印刷用シートであっ
    て、 前記プラスチックのベース印刷用シートが、ポリエステ
    ルシート、ポリプロピレンシート、またはアセテートシ
    ートである、ところの印刷用シート。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の印刷用シートであっ
    て、 前記バインダー接着剤が、ポリエステル、ポリ酢酸ビニ
    ル、またはポリ塩化ビニルの樹脂接着剤である、ところ
    の印刷用シート。
JP1992052423U 1992-07-03 1992-07-03 印刷用または書込み用シート Expired - Fee Related JP2587134Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736407U (ja) * 1980-07-31 1982-02-26

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