JPH0659255U - 食品収容容器 - Google Patents

食品収容容器

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JPH0659255U
JPH0659255U JP5524292U JP5524292U JPH0659255U JP H0659255 U JPH0659255 U JP H0659255U JP 5524292 U JP5524292 U JP 5524292U JP 5524292 U JP5524292 U JP 5524292U JP H0659255 U JPH0659255 U JP H0659255U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 蓋が下側になる姿勢においても内容物の重み
等により離脱しない食品梱包容器。 【構成】 容器10が、少なくとも1組の対向辺10a
に沿って収容凹部11の上端に位置する側壁12に連接
された水平肩状段部13において、段部13との間に蓋
体20の厚さ以上の間隔を隔てて容器本体10の側壁上
端から内方へ突起14が形成され、食品収容部凹部11
の間において肩状段部13の高さにまで立設された支柱
15の水平頂面15aに、基部の径よりも大であるフッ
ク片16が上方へ突出形成されている構造とされ、蓋体
20が、1枚の板状体で周縁部分が肩状段部13に載置
され中央部が支柱15の水平頂面に載置されるものであ
って、その周縁には指掛け用の切欠21が形成されてい
て、かつフック片16の位置に対応してその基部に嵌合
する係止穴22が穿設され、穴22の周縁には放射方向
に複数の切込み23が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器本体には固形の食品、例えば食用鶏卵を個別に収容する複数の 凹部が凹設され、これを覆う蓋体が厚紙などのシート状体からなる食品収容容器 に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の容器として最も多用されている卵容器の場合、蓋体を容器本体の周縁 部に係止する構造が一般的である。一方、近年POS管理の一環として小売店頭 へのバーコード読取機設置がますます普及しつつある。該読取機が手持ち式の場 合にはバーコードラベルが食品容器のどの部位に貼付され若しくは印刷されてい ても読取りに支障を来さないが、定置式の読取機の場合には、商品のバーコード 貼付面を読取機へ当てがうという作業が必要となる。そのため、もし容器の蓋体 に該ラベルが貼付され、若しくはバーコードが印刷されていれば、該容器を一時 倒置せねばならない。そのほか、この種容器に入った食品を購入した消費者が、 買い物かご等へ収容する際に当該容器を無意識に横置もしくは倒置することも稀 ではない。
【0003】 そのような意識的または無意識の倒置により、蓋体に内容物の重みがかかって 容器本体から外れ、食品が容器外へ脱落し卵などの食品が破損ないし汚損すれば 、消費者は販売者に補償を請求し、販売者は容器の欠点として容器メーカーに対 し容器構造の改善を求めるというケースが近年相当の頻度で報告されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そのため本考案の課題は、容器本体への装着と取外しの操作が容易で、しかも 、容器の横置もしくは倒置によっては容器本体から外れる虞れのない蓋体を備え た食品収容容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決すべくなされた本考案の概要につき、図中の符号を用いて説明 すると、本考案に係る食品収容容器は、容器本体(10)が少なくとも1組の対向辺 (10a),(10a)に沿って食品収容凹部(11)の上端に位置する側壁(12)に連接形成さ れた水平肩状段部(13)において、該段部(13)との間に蓋体(20)の厚さ以上の間隙 を隔てて容器本体(10)の側壁上端近傍から内方へ突出した突起(14)が形成され、 隣接した食品収容凹部(11),(11)の間において前記肩状段部(13)の高さにまで立 設された支柱(15)の水平頂面(15a)に、上部の径が基部の径よりも大であるフッ ク片(16)が一体的に上方へ突出形成されている構造とされ、蓋体(20)が、1枚の 板状体で周縁部分が前記肩状段部(13)に載置され中央部が前記支柱(15)の水平頂 面に載置されるものであって、その周縁には少なくとも1つの指掛け用の切欠(2 1)が形成されていて、かつ前記フック片(16)の位置に対応してその基部に嵌合す る係止穴(22)が穿設され、該穴(22)の周縁には放射方向に複数の切込み(23)が 刻設形成されているされている構造とされているものである。
【0006】 すなわち、容器本体の側壁上端近傍での蓋体係止に関しては、従来より実施さ れている要件であるが、容器本体の中央部に立設される支柱の頂端を利用しての 蓋体係止構造は、この種容器においては従来その類例を見ない新規な構成である 。
【0007】 容器本体の材質としては熱可塑性の各種プラスチックが適当であり、蓋体は適 宜の剛性を備えたシート、例えば厚紙などで形成してあればよい。
【0008】
【作用】
本考案の食品収容容器はこのような構成としたものであるから、容器本体側壁 上部から内方へ張り出した水平肩状段部と、同じく側壁上端近傍から張り出した 突起との間に、蓋体の対向辺における周縁が嵌合させられるのみならず、該対向 辺の中間に位置した支柱の水平頂面が有するフック片に蓋体の係止穴が嵌合する ため、蓋体は従来よりも遥かに強固に容器本体に保持される。したがって従来の ように爪先で蓋片を引き上げることは難しく、その対策として指掛け用の切欠を 蓋体の周縁に形成してある。
【0009】 フック片と係止穴との係脱を容易にし、しかも容器内容物の重量に耐えて係合 状態を安定して保つことができるよう係止穴には放射方向の複数の切込みを刻設 してあり、それは、係脱の容易さと係合状態の安定度とのバランスを考慮した最 小限の長さとしてある。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例に係る食品収容容器を図面に基づき説明する。図1〜5 に示した第1実施例にあっては、ポリスチロール樹脂のシートを用い熱間プレス 法により形成した容器本体(10)と、厚さ約1▲▼程度の厚紙からなる蓋体(20)と をもって構成した食品収容容器が提供される。
【0011】 容器本体(10)には3個×2列、計6個の食品収容凹部(11)が形成してあり、各 凹部は、本例の場合の被収容食品が卵であるめ、卵(E)(図6参照)の形に即し た立体形状としてある。卵の小径側部分を受ける底部(11a)には底面から側壁へ かけて十文字をなす単条リブ(11b)と、底部側壁から上部側壁にまで延びた大リ ブ(11c)の両側に底部側壁のみの小リブ(11d)を添わせ単条リブの隣接枝間に配置 した複条リブ(11c),(11d)、とが各凹部(11)に形成してある(図2〜3参照)。
【0012】 そして容器本体(10)の少なくとも1組の対向辺、この場合には長辺をなす対向 辺(10a),(10a)に沿い食品収容凹部(11)の上端において、側壁(12)には水平肩状 段部(13)を張り出し形成してある(図1、3、5参照)。この肩状段部(13)は隣 接した2凹部(11),(11)の中間に位置し、したがって各辺ごとに2個の肩状段部 が設けられている。短辺をなす対向辺(10b),(10b)については中間部に1個ずつ の肩状段部を設けてあるが、後述のように、そこには何ら突起を形成してない。
【0013】 長辺側の肩状段部(13)の個所には、該段部との間に蓋体(20)の厚さ以上の間隙 を隔て容器本体(10)の側壁上端近傍から内方へ突起(14)を突出させてある。この 突出量は、蓋体(20)の嵌脱を容易にし、かつ係止状態を安定させるべく、本例の 場合には蓋体の厚さの約3倍程度としてある。
【0014】 一方、隣接した食品収容凹部(11),(11)の間において前記肩状段部(13)の高さ にまで立設された支柱(15)の水平頂面(15a)からは、上端の径が基部の径よりも 大であるフック片(16)が一体的に上方へ突出している。本例の場合には、対向し た2つの突起(14),(14)の中間に各支柱(15)をそれぞれ配置してある。
【0015】 したがって蓋体(20)の中央部が前記支柱(15)の水平頂面(15a)に載置されるこ とになり、前記フック片(16)の位置に対応した該中央部には、該フック片の基部 に密嵌合する大きさの係止穴(22)を穿設してある。そして、該係止穴(22)の周縁 から放射方向に、長さを穴半径の半分程度とした複数の切込み(23)を刻設形成し てある。隣接した切込み(23),(23)で挟まれた係止穴周縁部分は夫々独立して上 下に揺動するから、係止穴(22)の内径がフック片(16)上端部の外径よりも小であ るに拘わらず、該穴(22)を該片(16)へ弾発的に嵌脱することができる。したがっ て、蓋体を装着する際には、係止穴(22)の周囲の部位を下方へ押圧すればよく、 閉蓋後は、フック片上端部と支柱水平頂部との間に蓋体が挟圧される状態を保つ 。
【0016】 蓋体(20)の周縁には、本例の場合には短辺側において肩状段部(13)を避けた部 位に、指掛け用の切欠(21)が形成してあるが、これは係止穴(22)において容器本 体のフック片(16)へ強固に密嵌合している蓋体を容易に引き上げられるよう配慮 したものである。
【0017】 図6に示した第2実施例では、容器本体(10)の短辺側の対向辺(10b),(10b)に も食品収容凹部(11),(11)間の水平肩状段部(13)の上方に突起(14)を形成し、蓋 体(20)の係止強度を一層向上させてあるが、その他の点では第1実施例と同様で ある。
【0018】 図7の第3実施例ならびに図8の第4実施例は、食品収容個数をそれぞれ4個 と8個とにしてあり、従って、容器本体の底から立設した支柱(15)の数が前者で は1個、後者では3個となっている。そして各支柱の水平頂面には夫々フック片 (16)を上方へ突設してあるから、食品(本例では卵)の収容個数に見合った強さ で蓋体(20)が容器本体(10)へ係止されることになる。
【0019】 以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしも これらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本考案の構成要件を備え、 かつ本考案の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内において適宜改変して実 施できる。例えば、食品収容凹部は平面視において必ずしも正方形である必要は なく、長方形、長円形等々任意の形状であってもよい。また、容器本体側壁の肩 状段部、さらには容器本体の底から立設する支柱は、被収容食品と干渉しない位 置であればよく、必ずしも図示の具体例の通りでなくてよい。
【0020】
【考案の効果】
本考案の食品収容容器は以上のように構成してあるから、蓋体は容器本体への 装着が容易にできるものでありながら、食品収容後に、当該容器を倒置姿勢にし て蓋体に容器内への収納物の重みがかかることがあっても、該蓋体が容器本体か ら離脱する虞れがなく、しかも食品取出しのために開蓋する際には、周縁の切欠 に指を掛けて引き上げることにより、蓋体の係止穴の周縁に設けた放射状の切込 みが開くので容器本体側のフック片から蓋体を容易に離脱させることができ、そ の実用上の効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例に係る容器の閉蓋状態を示し
た平面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく蓋体を外した容器本体のみの平面図。
【図4】同じく蓋体の平面図。
【図5】図2中のV−V線に沿った断面図。
【図6】第2実施例を図1中のVI−VI線に沿って示した
断面図。
【図7】第3実施例を図1に対応して示した平面図。
【図8】第4実施例を図1に対応して示した平面図。
【符号の説明】
(10) 容器本体 (10a) 対向辺 (11) 食品収容凹部 (12) 側壁 (13) 肩状段部 (14) 突起 (15) 支柱 (15a) 水平頂面 (16) フック片 (20) 蓋体 (21) 切欠 (22) 係止穴 (23) 切込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(10)が少なくとも1組の対向辺
    (10a),(10a)に沿って食品収容凹部(11)の上端に位置す
    る側壁(12)に連接形成された水平肩状段部(13)におい
    て、該段部(13)との間に蓋体(20)の厚さ以上の間隙を隔
    てて容器本体(10)の側壁上端近傍から内方へ突出した突
    起(14)が形成され、隣接した食品収容凹部(11),(11)の
    間において前記肩状段部(13)の高さにまで立設された支
    柱(15)の水平頂面(15a)に、上部の径が基部の径よりも
    大であるフック片(16)が一体的に上方へ突出形成されて
    いる構造とされ、蓋体(20)が、1枚の板状体で周縁部分
    が前記肩状段部(13)に載置され中央部が前記支柱(15)の
    水平頂面に載置されるものであって、その周縁には少な
    くとも1つの指掛け用の切欠(21)が形成されていて、か
    つ前記フック片(16)の位置に対応してその基部に嵌合す
    る係止穴(22)が穿設され、該穴(22)の周縁には放射方
    向に複数の切込み(23)が刻設形成されているされている
    構造とされている食品収容容器。
JP5524292U 1992-07-13 1992-07-13 食品収容容器 Expired - Lifetime JPH0734849Y2 (ja)

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JPH0659255U true JPH0659255U (ja) 1994-08-16
JPH0734849Y2 JPH0734849Y2 (ja) 1995-08-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230023967A (ko) * 2021-08-11 2023-02-20 김유창 재활용 포장용기의 비접착식 라벨 설치구조 및 적층구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20230023967A (ko) * 2021-08-11 2023-02-20 김유창 재활용 포장용기의 비접착식 라벨 설치구조 및 적층구조

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