JPH065862B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH065862B2
JPH065862B2 JP61100084A JP10008486A JPH065862B2 JP H065862 B2 JPH065862 B2 JP H065862B2 JP 61100084 A JP61100084 A JP 61100084A JP 10008486 A JP10008486 A JP 10008486A JP H065862 B2 JPH065862 B2 JP H065862B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、イメージリーダ、ファクシミリなどの、画
像読取装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は、例えば第16回画像工学コンファレンス資料
pp.285〜288に示されたフラットベッド形画像入力装置
の読取部の構成であり、第4図は従来のイメージセンサ
と画像の1画素との関係を示す図である。第3図におい
て、1は原稿であり、その原稿面の画像が読取られる。
2はこの原稿1を照明する光源、3はイメージセンサ、
4a〜4cは原稿1からの反射光をイメージセンサ3へ
導くためのミラー、5は原稿1面の像をイメージセンサ
3上に結像させるためのレンズである。また第4図にお
いて、6は1走査線上の画像の1画素、7はイメージセ
ンサ(ラインセンサ)の受光素子を示す。
次に動作について説明する。第3図において、原稿1を
光源2により照明し、原稿1からの反射光をミラー4に
よりイメージセンサに導き、原稿1の像をレンズ5を用
いてイメージセンサ3上に結像させる。そしてこの光源
2、及びミラー4を動かすことにより原稿1全面を読進
むことができる。
イメージセンサ3上では、第4図に示すように、画像の
画素6と同程度の面積の受光素子7が、画素6と同じピ
ッチで並んでおり、受光素子7の出力として、受光素子
7の面に当たる光を積分、即ち平均した量に相当する値
の出力が得られる。即ち、第5図に示すように、画像の
濃淡の変化に対し、これに応じたイメージセンサ3の各
受光素子7の出力が得られ、各受光素子7の出力が各々
画像の1画素6のデータとして用いられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の画像読取装置は、以上のように構成されており、
イメージセンサ3の受光素子7が画像の1画素6と同程
度の面積を持ち各受光素子が同じピッチで並んでおり、
各受光素子7の出力をそのまま画像の1画素のデータと
して用いるために、第5図(a)の右半分に示されるよう
に画像の濃淡の変化が速く、例えば、濃淡の変化が画素
のピッチと同程度に近づいた場合には出力画像信号の濃
淡の差が小さくなり、画像の濃淡に関する正確な情報が
得られないという問題があった。
この発明は、上記のような問題を解消するためになされ
たもので、原稿の濃淡のデータをより精度よく読出すこ
とのできる画像読取装置を得ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る画像読取装置は、読取画像の画素を読取
る、1画素当りn個(nは2以上の整数)のイメージセ
ンサの受光素子の出力値のうち、上記読取画像の画素を
読取るn個のイメージセンサの受光素子の近傍のm個
(mは1以上の整数)の受光素子の出力値から得られる
平均値との差が最大となる出力値を選択し、これを上記
読取画像の画素のデータとするように構成したものであ
る。
〔作用〕
この発明においては、上述のように、読取画像の画素を
読取る、1画素当りn個(nは2以上の整数)のイメー
ジセンサの受光素子の出力値のうち、上記読取画像の画
素を読取るn個のイメージセンサの受光素子の近傍のm
個(mは1以上の整数)の受光素子の出力値から得られ
る平均値との差が最大となる出力値を選択し、これを上
記読取画像の画素のデータとするように構成したので、
画像の濃淡の変化が速くなっても画像の濃淡の特徴を示
すデータをより精度よく得ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。第1図
は、本発明の一実施例による画像読取装置の画像の画素
と受光素子との関係を示し、画像の1画素を3個の受光
素子で読み、その受光素子の選択に用いる読取画素近傍
の受光素子として、この3つの受光素子の前の3つの受
光素子を用いるようにしたものを例にとって説明してお
り、同図(a)〜(f)は画像の濃淡とその画素6、イメージ
センサ3の受光素子7とその出力値および画像の各画素
のデータをそれぞれ示したものである。
また第2図はこの第1図の画像読取装置の受光素子選択
を行う回路の例であり、図中、20は受光素子選択手段
であり、該手段20において、8は平均値算出回路、9
は最大値最小値検出回路、10は減算回路、11はレベ
ル比較回路、12は信号選択回路である。
次に動作について説明する。第1図において画像の1画
素6に対して、イメージセンサ3は受光素子7′を3個
用いて読取りを行っている。今、bで示された画像の画
素を読取る場合について説明する。画素bの近傍の3つ
の受光素子、ここでは、画素aを読取る3つの受光素子
のそれぞれの出力が、平均値算出回路8に入力され、3
つの受光素子の出力値の平均が第1図の近傍の受光素子
の平均に示されるように算出される。この例では、画素
bを読取る時に、平均値“1”が得られる。次に、画素
bを読む3個の受光素子の出力が最大値最小値検出回路
9に入力され、3つの値のうちの最大値と最小値が出力
される。即ち、画素bを読む3つの受光素子のうちの左
のものの出力が最大値“1”、右のものの出力が最小値
“0”として出力される。次にこの最大値“1”から最
近傍の受光素子の平均値“1”を減算した値“0”と、
平均値“1”から最小値“0”を減算した値“1”が、
減算回路10より出力され、この2つの値がレベル比較
回路で比較される。この結果、平均値から最小値を減算
した値“1”の方が大きいことがわかり、信号選択回路
により最小値が選択され、画素bのデータとしてこの最
小値“0”が出力される。
ここで、第2図に示した回路が、1つの画素を読むn個
のイメージセンサの受光素子の出力のうち、当該読取画
素の近傍のm個の受光素子の出力の平均値との差が最大
となるものを選択していることを示す。
今、近傍のm個の受光素子の出力の平均値をV、1つ
の画素を読む、イメージセンサのn個の受光素子の出力
をVi(i=1,2,…,n)とし、V≦≠Vj≠≦Vn(j=
1,2,…,n)とする。すると、1つの画素を読むn個の受
光素子の出力を、平均値Vとの差は、 |Vi−V|(i=1〜n)で表される。
今、V≦Vjとすると、Vj≦VnよりV≦Vnだ
から、 |Vn−V|−|Vj−V|=Vn−V−Vj+
=Vn−Vj≧0となり、|Vn−V|以外は最
大値にならない。
また、V≧Vjとすると、V≦Vjより、V≦V
であるから、 |V−V|−|Vj−V|=V−V−V
Vj=Vj−V≧0となり、|V−V|以外は最
大値にならない。
従って、n個の受光素子の出力のうち最大値Vnと最小
値Vとを求め、これらと平均値Vとの差を比較する
ことにより、1つの画素を読むn個の受光素子の出力の
うち、近傍のm個の平均値との差が最大のものを得るこ
とができる。このように、本実施例によれば、画像の1
画素を3つの受光素子で読取り、注目読取画素の3つの
受光素子の出力の最大値及び最小値と注目読取画素の左
隣りの3つの受光素子の出力の平均値との差が最大とな
る受光素子の出力を当該読取画素のデータとするように
したので、第1図(a)の右半分に示されるように画像の
濃淡の変化が速くなってもこれに追従した画素データを
得ることができる。
なお、上記実施例では、画像の1画素を横一列に並んだ
3つの受光素子で読取る例を示したが、第6図に示すよ
うに(第6図はn=3の場合を示す)縦一列に並んだn
個の受光素子7″で読んでも良い。この場合、画像の濃
淡が縦方向で変化している場合に特に有効である。ま
た、第7図に示すように(第7図はk=2,l=2の場
合を示す)k×l個の受光素子7を平面に並べた形に
してもよい。この場合は、画像の濃淡が縦方向、横方向
共に変化している場合に特に有効である。
また、上記実施例では、近傍の受光素子として、注目読
取画素の直前の3つの受光素子を用いたものを示した
が、近傍の受光素子として注目読取画素の直後、あるい
は前後にわたってのm個の受光素子を用いても良い。
また、上記実施例では、m=n=3の場合について説明
したが、mとnとの関係はいかなるものであっても良
い。即ち、m>n,m<n、あるいはm=αn(αは自
然数)等であってもよく、上記実施例と同様の効果が期
待できる。特にmが大きい時は読取画素の特徴がより精
度良く読取れ、またmが小さいときには、回路規模が小
さくて済む。
また、上記実施例では、画像として原稿を、横に長く並
んだ1次元イメージセンサで読取る場合について説明し
たが、イメージセンサを用いたカメラのように、縦横に
広がった2次元イメージセンサを使った画像(風景な
ど)の読取りであっても良く、上記実施例と同様の効果
を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る画像読取装置によれば、
読取画像の画素を読取る、1画素当りn個(nは2以上
の整数)のイメージセンサの受光素子の出力値のうち、
上記読取画像の画素を読取るn個のイメージセンサの受
光素子の近傍のm個(mは1以上の整数)の受光素子の
出力値から得られる平均値との差が最大となる出力値を
選択し、これを上記読取画像の画素のデータとするよう
に構成したので、画像の濃淡の変化が速い場合であって
も画像の濃淡の情報を精度よく読みとれるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による画像読取装置の画像
の画素と一実施例受光素子の関係を示す図、第2図は第
1図の画像読取装置の受光素子選択手段の回路図、第3
図は代表的な画像読取装置の構成を示す図、第4図、第
5図は従来の画像読取装置における画素と受光素子との
関係を示す図、第6図、第7図は本発明の他の実施例を
示す図である。 図において、3はイメージセンサ、6は画像の画素、
7,7′,7″,7はイメージセンサの受光素子、8
は平均値算出回路、9は最大値最小値検出回路、10は
減算回路、11はレベル比較回路、12は信号選択回
路、20は受光素子選択手段である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージセンサにより画像を読取る画像読
    取装置において、 読取画像の画素を読取る、1画素当りn個(nは2以上
    の整数)のイメージセンサの受光素子の出力値のうち、
    上記読取画像の画素を読取るn個のイメージセンサの受
    光素子の近傍のm個(mは1以上の整数)の受光素子の
    出力値から得られる平均値との差が最大となる出力値を
    選択して、これを上記読取画像の画素のデータとする受
    光素子選択手段を備えたことを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】上記受光素子選択手段は、 上記近傍のm個の受光素子から出力されるm個の出力値
    を入力としこれらの平均値を求める平均値算出手段と、 上記n個の受光素子から出力されるn個の出力値を入力
    とし、このn個の最大値および最小値を検出,出力する
    最大値最小値検出回路と、 上記最大値および最小値から上記平均値をそれぞれ減算
    し各々の差値を出力する減算回路と、 上記2つの差値の大小を比較する比較回路と、 該比較回路の出力により、上記最大値と最小値のいずれ
    かを選択する信号選択回路とを備えたものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0919870A (ja) * 1995-07-07 1997-01-21 Asahi Bisou:Kk 研磨機用研磨盤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654941B2 (ja) * 1985-03-05 1994-07-20 キヤノン株式会社 画像処理装置

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JPH0919870A (ja) * 1995-07-07 1997-01-21 Asahi Bisou:Kk 研磨機用研磨盤

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