JPH065860U - 研削工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石にて研削する研削工具で、砥石の目詰り
や焼付きの発生を防止した。 【構成】 主軸に砥石ホルダを介し砥石を２段に装着
し、砥石間に研削液を通す隙間を作った研削工具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は砥石にて研削する研削工具の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の研削加工は図２に示すように、主軸０１に砥石ホルダ０２を介して取り 付けられた砥石０３の外部から研削点へ研削液０４を供給するものであった。 ０５はワークである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の研削加工では研削点へ研削液を供給しようとしても、回転する砥石の周 速が大きいため、研削液は外へはじき飛ばされてしまい、研削点へ十分な供給が できず、砥石の目詰り、焼付が発生し易いという課題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記従来の課題を解決したもので、研削加工において、主軸に砥石ホ ルダを介して砥石を２段に装着し、砥石間に研削液を通す隙間を作った研削工具 である。

【０００５】 即ち、ホルダに装着した砥石間に隙間を作り、スピンドルスルーにより、ホル ダの中心の穴を通過した研削液が砥石間の隙間を通って研削点に直接供給できる ようにしたのである。

【０００６】

【作用】

スピンドルスルーにより研削液がホルダの中心を通って、砥石間で形成する隙 間を通り砥石外周の研削点まで供給される。

【０００７】

【実施例】 本考案の一実施例を図１に示す。 図１に示されるように、主軸１に取り付けた砥石ホルダ２に砥石Ａ３をクラン プボルト５によって固定し、砥石Ｂ４をクランプボルト５にねじで固定する。供 給される研削液６は砥石ホルダ２及びクランプボルト５の通水路７を通り、砥石 Ａ３と砥石Ｂ４の隙間、即ちクランプボルト５の水平方向の通水路７を通過して ワーク８との研削点に供給される。

【０００８】 チョッピング加工の場合においては、チョッピングのストロークＬに対して砥 石間隙間ｌはＬ＜ｌとし、削り残りのないようにしなければならない。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は前記のように、研削液を常に研削点へ供給することが可能となるので 、砥石の目詰りや焼付きの発生を防止することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る研削用ホルダの詳細図
である。

【図２】図２は従来の研削工具の外観図である。

【符号の説明】

１ 主軸 ２ 砥石ホルダ ３ 砥石Ａ ４ 砥石Ｂ ５ クランプボルト ６ 研削液 ７ 通水路 ８ ワーク ｌ 砥石間隙間 Ｌ チョッピングストローク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 研削加工において、主軸に砥石ホルダを
   介し、砥石を２段に装着し、該砥石間に研削液を通す隙
   間を作ったことを特徴とする研削工具。