JPH065859U - ツルーイング・ドレッシング装置 - Google Patents
ツルーイング・ドレッシング装置Info
- Publication number
- JPH065859U JPH065859U JP5040892U JP5040892U JPH065859U JP H065859 U JPH065859 U JP H065859U JP 5040892 U JP5040892 U JP 5040892U JP 5040892 U JP5040892 U JP 5040892U JP H065859 U JPH065859 U JP H065859U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- truing
- dressing
- grindstone
- grinding
- grinding tool
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- Pending
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 砥粒保持が堅固なメタルボンド砥石などの研
削工具の回転時の振れ、形状修正などのツルーイング
と、その研削工具の目を立てるドレッシングを、機械上
で効率よく行うための装置の提供。 【構成】 ハウジング4内に水平に軸支した主軸の両端
に、それぞれツルーイングならびにドレッシングに適し
た各砥石1,2を取付けると共に、前記主軸に直接駆動
モータを組付け、これら装置を載置したベース7を垂直
軸の回りに少なくとも90゜旋回することができるように
する。そして、研削工具9を各砥石1,2の側面に当接
してツルーイング、ドレッシングを行う。
削工具の回転時の振れ、形状修正などのツルーイング
と、その研削工具の目を立てるドレッシングを、機械上
で効率よく行うための装置の提供。 【構成】 ハウジング4内に水平に軸支した主軸の両端
に、それぞれツルーイングならびにドレッシングに適し
た各砥石1,2を取付けると共に、前記主軸に直接駆動
モータを組付け、これら装置を載置したベース7を垂直
軸の回りに少なくとも90゜旋回することができるように
する。そして、研削工具9を各砥石1,2の側面に当接
してツルーイング、ドレッシングを行う。
Description
【0001】
本考案は、研削加工工具のツルーイングおよびドレッシング装置に関する。
【0002】
研削工具の回転軸線と直角方向の軸の回りに回転するドレッシング(ツルーイ ング)砥石により、前記研削工具の切刃をドレッシング(ツルーイング)するロ ータリドレス法では、研削工具の周面速度とドレッシング砥石表面の速度とが等 速度の近傍において、有効なドレッシング(ツルーイング)がなされることが知 られている。
【0003】 この種型式のツルーイング・ドレッシング装置としては、本出願前公知の、た とえば実開昭63−161658号公報に記載されている技術を実用化した「超砥粒ホイ ールのツルーイング・ドレッシング装置」などが知られているが、同装置によれ ば、ツルーイング(ドレッシング)砥石は垂直軸の上端に水平に固定されて同軸を 中心にして回転し、その上側面が研削工具のツルーイング(またはドレッシング) に使用されるように設けられている。
【0004】 ところで、研削工具の種類(たとえば、砥粒保持が堅固なメタルボンド砥石の ようなものなど)によっては、ツルーイングおよびドレッシングを有効に施すた めに、それぞれに適合した成形・目立て砥石を使用する必要があるものがある。 上記型式の装置を用いて、特定の研削工具のツルーイングとドレッシングとを 行なうときには、装置の回転軸に固定した砥石を、それぞれの作業に適合したも のに合わせ交換する必要が生じ、複雑な工程を経なければツルーイング・ドレッ シング作業が完了しないという問題がある。
【0005】
そこで本考案は、水平に軸支した回転軸の両端に、それぞれツルーイングおよ びドレッシングに適合した砥石を取付け、各砥石の側面を用いてツルーイングな りドレッシングなりを行うようにすると共に、回転軸の長手方向中央部において 同軸に直交する垂直軸を回転中心として、上記回転軸を含むフレームを旋回させ 、一方の作業が終了した後、たとえばツルーイング砥石の位置にドレッシング砥 石を持ち来たすようにして砥石を交換・取付けすることなく作業を継続できるよ うにし、従来装置が内包する上述問題点を解消する装置を提供することを目的と するものである。
【0006】
本考案は、上記目的を達成するために、以下に述べるとおりの各構成要件を具 備している。 (1) ハウジングを貫いて水平方向に、かつ、回転自在に主軸を軸支すると 共に、該主軸中央に駆動モータを装着し、前記主軸の両端に、それぞれ側面が研 削工具のツルーイング用およびドレッシング用の当接面として形成された各砥石 を取付け、前記ハウジングをベース上で、少なくとも90゜旋回可能であるよう に取付け構成したツルーイング・ドレッシング装置。
【0007】
研削工具の水平方向回転軸に直交してツルーイング(またはドレッシング)用 砥石の主軸を配置し、回転するツルーイング砥石の側面を、同じく回転する研削 工具の研削面に当接して、前記面をツルーイングすると共に、研削工具を、その 回転軸に沿って相対的に往復移動させると、研削工具の周速と、当該研削面が当 接するツルーイング砥石側面の回転速度との間の速度差が零を挾んで逆転する付 近において、工具の研削面のツルーイングが効果的に行われる。
【0008】 工具の研削面のツルーイング作業が完了した後、両砥石面を隔離させた上、本 考案装置を垂直軸の回りに180 ゜旋回させて、主軸の反対側に取付けたドレッシ ング用砥石を、さきにツルーイング用砥石が占めていた位置に持ち来し、 その回転方向を逆転して、前記工具の側面にツルーイング済み研削砥石面を当 接して、ツルーイング作業と同様に操作することにより、効果的に工具の研削面 に対するドレッシングを行う。 また、前記研削工具の端面研削面のツルーイングまたはドレッシングを行う場 合には、装置の90°旋回によって、これを可能にする。
【0009】 すなわち、ツルーイング用砥石またはドレッシング用砥石を、その都度、回転 軸上で付け換える必要がない。 たとえば、本考案装置を研削盤のテーブルの一端に設置し、必要に応じ前記盤 に取付けた工具の研削面に、本考案装置のツルーイング用またはドレッシング用 砥石の側面を当接して工具研削面のツルーイングまたはドレッシングを行うこと ができる。 上記使用態様においては、狭いテーブルの一隅に常時、本考案装置を固定して おくので、可及的にコンパクトに形成されることが望ましい。
【0010】 その点、本考案では主軸中央部に駆動モータを装着した、いわゆるビルトイン 方式の動力を使用しているので、装置を小型化することに成功している。 上記本考案装置は、研削盤の回転軸が水平方向に軸支されている場合について 説明したが、研削盤の回転軸が垂直方向、いわゆる立形研削盤の場合にも、当該 盤の主軸と本考案装置の主軸方向との関係位置に変更がない限り、適用可能なこ とは勿論である。
【0011】
図1は、本考案装置の斜視外観図で、図2は、主軸を含む垂直平面で切断した 断面を示すものである。 図中、1は、ツルーイング用砥石で側面を使用するよう円板形で中心に取付孔 が設けてあり、片面を補強材により裏打ちがなされている。 2は、ドレッシング用砥石で、ツルーイング用砥石同様の構造より成る。 3は、ツルーイング用砥石1およびドレッシング用砥石2を、それぞれ両端に 取付け、取外し可能に設けた前記砥石の水平方向回転軸(主軸)で、前記主軸3 は、図で矢印方向に回転する。 4は、ハウジングで、5,5は、前記ハウジング4に取付けられ、前記主軸3 を軸支する軸受、
【0012】 6は、前記軸受5,5間の主軸3にビルトインした砥石の駆動用モータ、 7は、ハウジング4を載置するベースで、工作機械のベッド、テーブルなどに 固定する取付部を備え、その上部に載せたハウジング4を垂直軸8の回りに、少 なくとも90゜旋回・固定可能なように形成する。 9は、研削工具(砥石)で、10は、研削盤の主軸(回転軸)を示す。 研削工具9を取付けた主軸10は、その回転軸心に沿って矢印方向に往復動作し 、工具の研削面のツルーイングまたはドレッシングをする。 11は主軸頭である。
【0013】 図3は、横形マシニングセンタのテーブルの一側に本実施例装置を装着したと ころの一部斜視図を示し、図中、1は、ツルーイング用砥石、2は、ドレッシン グ用砥石で、4は、ハウジング、9は、軸付き工具(研削砥石)、10は、主軸、 11は、主軸頭、12は、主軸頭11を案内するコラム、13は、工具交換のためのAT Cアーム、14は、テーブル、15は、ベッドである。
【0014】 図4は、本実施例装置によって、立形研削盤の研削工具9のツルーイングまた はドレッシングを行う場合の概略斜視図を示し、その各構成部材の名称および作 用は、図1に示すものと同様である。 本実施例の場合は、少なくとも、装置を90°旋回するだけで工具の研削面のツ ルーイングまたはドレッシングを行うことができる。 また、上記各実施例の作用および効果は、さきの
【作用】の欄において、詳細 説明してあるので参照されたい。
【0015】
本考案によると、主軸の両端に、それぞれツルーイング用砥石、ドレッシング 用砥石を装着し、また装置を垂直軸の回りに旋回・固定可能に設けたので、研削 工具のツルーイング・ドレッシングのために、それぞれ適切な砥石を交換・取付 ける手間を不要にし、また、主軸軸受の間に駆動モータをビルトインしてあるか ら、装置全体を極めてコンパクトにまとめることができ、本考案装置を研削盤の テーブルの端に取付けてもスペースを採ることがないから、同装置は本来の研削 加工の邪魔にならず、必要に応じ、そのままの形で研削工具の修正、目立てに利 用することができるので、使い勝手が良い。 等々、従来公知のツルーイング・ドレッシング装置には期待することができな い格別の作用および効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例装置の斜視外観図である。
【図2】図1における実施例装置の、主軸を含む垂直平
面による切断面を示す。
面による切断面を示す。
【図3】本実施例装置を、横形マシニングセンタのテー
ブルに装着した一部斜視図である。
ブルに装着した一部斜視図である。
【図4】本実施例装置により立形工作機械の研削工具を
ツルーイング・ドレッシングする際の斜視図である。
ツルーイング・ドレッシングする際の斜視図である。
1 ツルーイング用砥石 2 ドレッシング用砥石 3 主軸 4 ハウジング 5 軸受 6 駆動モータ 7 ベース 8 垂直軸 9 研削工具(砥石) 10 マシニングセンタ 11 主軸頭 12 コラム 13 ATCアーム 14 テーブル 15 ベッド。
フロントページの続き (72)考案者 大平 研五 神奈川県愛甲郡愛川町三増359番地の3 株式会社牧野フライス製作所内 (72)考案者 太田 恵三 岡山県岡山市箕島1640−59
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングを貫いて水平方向に、かつ、
回転自在に主軸を軸支すると共に、該主軸中央に駆動モ
ータを装着し、前記主軸の両端に、それぞれ側面が研削
工具のツルーイング用およびドレッシング用の当接面と
して形成された各砥石を取付け、前記ハウジングをベー
ス上で、少なくとも90゜旋回可能であるように取付け
構成したツルーイング・ドレッシング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5040892U JPH065859U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | ツルーイング・ドレッシング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5040892U JPH065859U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | ツルーイング・ドレッシング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065859U true JPH065859U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12858044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5040892U Pending JPH065859U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | ツルーイング・ドレッシング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065859U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006142454A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | 平面研削盤の砥石成形装置およびそれを用いて砥石車をドレッシングする方法 |
JP2011194533A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | ドレッサ付き複合平面研削装置 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP5040892U patent/JPH065859U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006142454A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | 平面研削盤の砥石成形装置およびそれを用いて砥石車をドレッシングする方法 |
JP2011194533A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | ドレッサ付き複合平面研削装置 |
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