JPH0658549A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH0658549A
JPH0658549A JP21396792A JP21396792A JPH0658549A JP H0658549 A JPH0658549 A JP H0658549A JP 21396792 A JP21396792 A JP 21396792A JP 21396792 A JP21396792 A JP 21396792A JP H0658549 A JPH0658549 A JP H0658549A
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JP
Japan
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sensor
heated
outside air
air temperature
alcohol
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JP21396792A
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English (en)
Inventor
Yuki Takahashi
由紀 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルコールセンサおよび水蒸気センサを用い
た被加熱物の種類の判別を外気温度にかかわらず簡単な
演算で確実に行えるようにする。 【構成】 加熱室内に被加熱物が収容されると、制御回
路は、外気温度センサによる外気温度Toを読込み(ス
テップS1)、この外気温度Toに応じてアルコールセ
ンサの補正係数KAを演算し(ステップS2)、水蒸気
センサの補正係数KBを演算する(ステップS3)。ア
ルコールセンサの補正係数KAは、例えば、実験で求め
た式KA=(71−1.1×To)/43.5により求
め、水蒸気センサの補正係数KBはKAの逆数から求め
る。これらの補正係数KA,KBにより各検出出力V
A,VBを補正するので、簡単に所定温度25℃の値に
補正できて確実に判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加熱物を高周波加熱
する電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子レンジにおいては、例え
ば、重量センサ,水蒸気を検出するガスセンサ等を備え
たものがある。このものは、被加熱物の重量を重量セン
サにより検出し、加熱調理中の被加熱物から発生する水
蒸気の量をガスセンサにより検出し、これらの検出デー
タに基づいて、被加熱物の加熱条件を設定したり、或は
加熱状態を検出して自動調理を行なうようになってい
る。
【0003】ところで、近年では、被加熱物から発生す
るアルコールガスの量を検出することにより、その被加
熱物の種類を自動的に判別するようにした電子レンジが
供されている。これは、例えば、重量当たりの水蒸気の
発生量が同程度であるために、重量センサやガスセンサ
だけでは被加熱物の種類を判別することができないよう
な場合であっても、そのアルコールガスの発生量が異な
ることに着目して自動的に判別できるようにしたもので
ある。
【0004】この場合、例えば、被加熱物の加熱調理を
開始してから所定時間が経過したときに、その被加熱物
から発生するアルコールガス量と水蒸気量とを検出し、
それらの値に基づいて制御回路により予め設定された基
準レベルに対する大小を比較して被加熱物の種類を判別
するものである。そして、制御回路は、このように被加
熱物の種類を判別すると、調理品目に応じて予め記憶さ
れている加熱調理条件からその被加熱物に対応する最適
な調理時間等を決定することができるので、使用者が加
熱調理室内に収容した被加熱物を自動的に最適な調理時
間で加熱調理することができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
アルコールガスおよび水蒸気の発生量に応じて被加熱物
を判別する場合に、アルコールセンサおよび水蒸気セン
サにより検出されるデータは、同じ被加熱物であって
も、電子レンジ本体が配設されているところの外気の温
度が異なると、異なる検出量として得られる。これは、
例えば、図6および図7に示すように、外気温度が高く
なるにしたがって、アルコールガスの検出量は増加し、
逆に水蒸気の検出量は減少する。つまり、外気温度が変
化するとその検出出力が変動するのである。したがっ
て、検出されるデータをそのまま利用するのでは、外気
温度によっては誤判別する虞がある。
【0006】そこで、このような不具合を解決すべく、
アルコールセンサおよび水蒸気センサからの検出出力
を、そのときの外気温度に応じて適切な補正係数を設定
して、常に所定温度での検出出力に対応する値となるよ
うに補正することが考えられている。すなわち、例え
ば、図8および図9に示すように、25℃を所定温度と
し、外気温度に応じて決定される補正係数をあらかじめ
記憶させておき、外気温度を検出してそのときの外気温
度に応じて求められる補正係数を検出出力に乗じること
により25℃相当の検出データに補正するのである。こ
れにより、同じ種類の被加熱物に対しては、外気温度に
かかわらず略同じ検出出力が得られるようにして誤判別
を極力防止するものである。
【0007】しかしながら、このような補正係数を設定
するためには、実際には、数多くの試験を行ってデータ
処理する必要があると共に、その求めた補正係数が適切
であるかどうかを確認する必要があるため、アルコール
センサと水蒸気センサの2つのセンサに対する適切な補
正係数を求めるために非常な手間と時間が掛かってしま
う不具合がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、2つのセンサからの検出出力の傾向に
着目して、その補正係数を簡単な演算で設定でき、これ
により、被加熱物の種類を正確に判別することができる
ようにした電子レンジを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加熱物を高
周波加熱する電子レンジを対象とするものであり、前記
被加熱物から発生するアルコールガスを検出する第1の
ガスセンサと、前記被加熱物から発生する水蒸気を検出
する第2のガスセンサと、外気温度を検出する温度セン
サと、この温度センサの検出温度に対応して演算される
第1の補正係数により前記第1のガスセンサの検出出力
を補正すると共にその第1の補正係数の逆数を演算する
ことにより得られる第2の補正係数により前記第2のガ
スセンサの検出出力を補正する補正手段と、この補正手
段により補正された第1および第2のガスセンサの検出
出力に基づいて前記被加熱物の種類を判別する判別手段
とを設けて構成したところに特徴を有する。
【0010】
【作用】本発明の電子レンジによれば、被加熱物から発
生するアルコールガスおよび水蒸気が第1および第2の
ガスセンサにより検出されると、補正手段は、第1のガ
スセンサからのアルコールの検出出力を温度センサから
の外気温度に対応して演算される第1の補正係数により
補正し、第2のガスセンサからの水蒸気の検出出力を第
1の補正係数の逆数を演算することにより求めて補正す
る。これにより、第1および第2のガスセンサからの検
出出力は常に外気温度にかかわらず所定の温度に対応し
た検出出力に補正されるので、判別手段は、これらの補
正された検出出力に基づいて被加熱物の種類を正確に判
別することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明をオーブン,グリル機能付きの
電子レンジに適用した場合の一実施例について、図1な
いし図5を参照しながら説明する。まず、図3ないし図
5を参照して全体構成の概略について述べる。
【0012】図3および図4に示すように、電子レンジ
の本体1内には、前面が扉2により開閉される加熱室3
が設けられている。この加熱室3の内底部には、回転皿
が載置される回転板4が設けられている。この回転板4
は、加熱室3の外底部に設けられたRTモータ5(図5
参照)により回転されるようになっており、また、この
回転板4は、被加熱物の重量を検出するための周知の重
量センサ(図示せず)が連動されるようになっている。
この重量センサおよびその信号処理回路により図5に示
す重量センサ回路6が構成されている。
【0013】また、加熱室3の背壁3aの後方の奥壁部
には、加熱室3内に熱風を供給してオーブン調理を行う
ための熱風ヒータ7および熱風ファン8が設けられてい
る。加熱室3の天板上の天井部には、グリル調理を行う
ための面状のグリルヒータ9(図5にのみ図示)が設け
られている。さらに、加熱室3の内壁部には、加熱室3
内の温度を検出するための加熱室温度センサ10が設け
られている。
【0014】そして、加熱室3の左側部には、加熱室3
内の空気を本体1の外部に排出するための排気ダクト1
1が設けられている。この排気ダクト11内には、第1
のガスセンサとしてのアルコールセンサ12および第2
のガスセンサとしての水蒸気センサ13が設けられてい
ると共に、煙粒子や臭気成分を吸着して分解する周知の
脱臭体14およびその脱臭体14を加熱するための触媒
ヒータ14aが設けられている。また、加熱室3の両側
壁部には投光素子および受光素子の対により構成される
高さセンサ15が配設されており、被加熱物の高さを検
出するようになっている。
【0015】一方、前記加熱室3の右側には、機械室1
6が設けられている。この機械室16内には、図示しな
い導波管を介して前記加熱室3内にマイクロ波を供給し
てレンジ調理を実行するためのマグネトロン17が設け
られていると共に、このマグネトロン17等を冷却する
ための冷却ファン18等が設けられている。また、この
冷却ファン18からの冷却風の一部は、前記加熱室3右
側に配設された吸気ダクト19と、加熱室3の右壁3b
に設けられた吸気用開口部3cを通り加熱室3内に供給
される。
【0016】さらに、この機械室16の前面には、操作
パネル20が設けられている。この操作パネル20に
は、図3にも示すように、使用者が調理メニュー等を選
択したり調理開始を指示したりするための各種スイッチ
を備えるスイッチ操作部21や、各種のメッセージ等を
表示する表示器22が設けられている。また、この操作
パネル20の外底部に位置して、本体1の周囲部の雰囲
気温度を検出するための外気温度センサ23が設けられ
ている。この外気温度センサ23およびその信号処理回
路により図5に示す外気温度検出回路24が構成されて
いる。
【0017】図5は上述のように構成された電子レンジ
の電気的構成のブロック図を示すもので、判別手段およ
び補正手段としての機能を兼ね備えた制御回路25は、
マイクロコンピュータ,ROM,RAM等を含んで構成
されるもので、後述する判別プログラムを含めてあらか
じめ加熱調理のためのプログラムが記憶されている。こ
の制御回路25の各入力端子には、前述のスイッチ操作
部21,外気温度検出回路24,重量センサ回路6に加
えて、アルコールセンサ回路26,水蒸気センサ回路2
7,オーブン温度検出回路28,高さ検出回路29およ
び図示しない扉スイッチがそれぞれ接続され、制御回路
25には各回路からの検出信号が入力されるようになっ
ている。
【0018】このうち、オーブン温度検出回路28は前
記加熱室温度センサ10およびその信号処理回路を含ん
で構成されており、高さ検出回路29は高さセンサ15
およびその信号処理回路を含んで構成されている。ま
た、後述するように、アルコールセンサ回路26は、前
述のアルコールセンサ12およびその信号処理回路を含
んで構成され、水蒸気センサ回路27は、前述の水蒸気
センサ13およびその信号処理回路を含んで構成されて
いる。この場合、アルコールセンサ回路26は、アルコ
ールセンサ12によるアルコールの検出量が多くなるほ
ど高い検出電圧VAを制御回路25に与え、水蒸気セン
サ回路27は、水蒸気センサ13による水蒸気の検出量
が多くなるほど高い検出電圧VBを制御回路25に与え
るようになっている。
【0019】そして、制御回路25は、加熱調理プログ
ラムおよび前記各種の入力信号等に基づいて、表示器2
2,RTモータ5,触媒ヒータ15,グリルヒータ9,
熱風ヒータ7および熱風ファン8,冷却ファン18,マ
グネトロン17を図示しない駆動回路を介して駆動制御
することにより加熱調理を実行するようになっているの
である。
【0020】次に、本実施例の作用について図1および
図2をも参照して説明する。尚、以下の説明において
は、被加熱物にアルコール分が含まれているか否かによ
ってその種類を判別する機能の説明を中心として述べ
る。
【0021】被加熱物が加熱室3内に収容された後、ス
イッチ操作部21の調理開始スイッチがオンされると、
制御回路25は、図1および図2に示すフローチャート
にしたがって判別プログラムをスタートさせる。制御回
路25は、まずステップS1において、外気温度センサ
23が検出している外気温度Toに相当する電圧信号V
oを外気温度検出回路24から読込む。
【0022】続いて、制御回路25は、ステップS2
で、読込んだ外気温度Toに対応するアルコールセンサ
の補正係数KAを演算する。この場合、アルコールセン
サの外気温度に対する補正係数KAは、発明者の実験に
より得られた式に基づいて演算するもので、例えば、 KA=(71−1.1×To)/43.5 …(1) という関係式が制御回路25内にあらかじめ記憶されて
おり、この式(1)に外気温度Toを代入することによ
り演算されるようになっている。
【0023】次に、制御回路25は、ステップS3で、
水蒸気センサの補正係数KBを演算する。この場合、水
蒸気センサの外気温度に対する補正係数KBは、発明者
の実験により得られたものとして、上述のアルコールセ
ンサの補正係数KAの逆数となる式があらかじめ記憶さ
れている。つまり、式(1)の逆数として、 KB=1/KA =43.5/(71−1.1×To) …(2) が補正係数を演算する式である。そして、この式(2)
に外気温度Toを代入することにより水蒸気センサの補
正係数KBが演算されるようになっている。
【0024】なお、このような関係式(1),(2)に
より求められる補正係数KA,KBは、従来例の項で説
明した外気温度5℃,25℃および35℃においては、
例えば、次表のような値が得られる。
【0025】
【表1】
【0026】この後、制御回路25は、ステップS4に
移行して図示しない内蔵タイマをスタートさせてタイマ
カウント時間tcの計時動作を開始し、続いてステップ
S5に移行して加熱調理を開始させるようになる。
【0027】次に、加熱調理が開始された状態で、制御
回路25は、ステップS6に移行して、アルコールセン
サ12および水蒸気センサ13の最小電圧VAminお
よびVBminを検出する。これは、例えば、図2に示
すプログラムに従って検出するもので、以下に説明す
る。すなわち、制御回路25は、まず、アルコールセン
サ12の検出出力VAをアルコールセンサ回路26を介
して入力し(ステップP1)、続いてその検出出力VA
があらかじめ仮設定されている最小電圧VAminより
も小さいか否かを判断する(ステップP2)。そして、
その検出出力VAが小さい場合には「YES」と判断し
てステップP3に移行し、その検出出力VAを新たな最
小電圧VAminとして代入し、「NO」と判断した場
合には、そのままステップP4に移行する。
【0028】次に、制御回路25は、ステップP4に移
行して水蒸気センサ13の検出出力VBを水蒸気センサ
回路27を介して入力し、続いてその検出出力VBがあ
らかじめ仮設定された最小電圧VBminよりも小さい
か否かを判断する(ステップP5)。そして、その検出
出力VBが小さい場合には「YES」と判断してステッ
プP6に移行し、その検出出力VBを新たな最小電圧V
Bminとして代入し、「NO」と判断した場合には、
そのままステップP7に移行する。
【0029】制御回路25は、ステップP7で、タイマ
のカウント時間tcが60秒以上に達しているかどうか
を判断し、「NO」と判断した場合には、再びステップ
P1に戻り、上述のステップを繰り返すようになる。つ
まり、このようにしてステップP1ないしP7を繰り返
していくうちに最小電圧VAminおよびVBminが
繰り返し更新されていくようになる。この場合、アルコ
ールセンサ12および水蒸気センサ13の検出出力VA
およびVBは検出動作を開始してから少しの時間が経過
したときに脱ガス状態となって最小の値となり、以後ア
ルコールガスあるいは水蒸気が発生してこれを検出する
ようになると、その検出量に応じて大きい値を取るよう
になる。したがって、例えば60秒程度が経過した後に
は、最小電圧VAminおよびVBminの値を検出で
きるので、ステップP7で制御回路25が「YES」と
判断したときには、VAminおよびVBminに代入
された値が最小電圧として検出されたことになる。
【0030】このようにして最小電圧VAminおよび
VBminが検出されると、制御回路25は図1のプロ
グラムに戻って、ステップS7に移行し、タイマのカウ
ント時間が60秒経過した時点でのアルコールセンサ1
2の検出出力VAを読込むと共に、ステップS8に移行
して水蒸気センサ13の検出出力VBを読込むようにな
る。
【0031】次に、制御回路25は、ステップS9に移
行し、アルコールセンサ12の検出出力VAの変化率Δ
VAを求めると共にステップS2で求めた補正係数KA
を用いて補正し補正変化率ΔVASを求め、続いて、ス
テップS10に移行し、水蒸気センサ13の検出出力V
Bの変化率ΔVBを求めると共にステップS3で求めた
補正係数KBを用いて補正し補正変化率ΔVBSを求め
る。この場合、制御回路25は、補正変化率ΔVASお
よびΔVBSを、次に示す式 ΔVAS=KA×(VA/VAmin) …(3) ΔVBS=KB×(VB/VBmin) …(4) を用いて演算する。
【0032】次に、制御回路25は、ステップS11に
移行して、これらの補正変化率ΔVASとΔVBSとの
差を求めて、その値があらかじめ設定された判別基準の
値(例えば0.05)以上であるか否かを判断する。つ
まり、 ΔVAS−ΔVBS≧0.05 …(5) であるか否かを判断し、「YES」であれば、アルコー
ルの発生量が多い被加熱物であるとしてステップS12
に移行し、その調理条件を設定した後、ステップS13
に移行して加熱調理の制御を行う。また、ステップS1
1で「NO」と判断したときには、制御回路25は、ア
ルコールの発生量が少ない被加熱物であるとしてステッ
プS14に移行し、その調理条件を設定した後、ステッ
プS15に移行して加熱調理の制御を行うようになる。
【0033】この後、ステップS13あるいはS15で
設定された加熱調理の制御が終了すると、制御回路25
は加熱調理終了の処理を実行してプログラムを終了す
る。これにより、被加熱物は、外気温度の変動にかかわ
らず確実に種類が判別され、適切な加熱調理が自動的に
行われる。
【0034】このような本実施例によれば、アルコール
センサ12の検出出力を外気温度に応じてあらかじめ記
憶されている補正係数により補正し、水蒸気センサ13
の検出出力をアルコールセンサの補正係数の逆数を用い
て補正するようにしたので、外気温度の変動にもかかわ
らず、制御回路25により被加熱物の種類を適確に判別
することができ確実に自動調理を実行することができ、
この場合でも、水蒸気センサ13の補正係数をアルコー
ルセンサ12の補正係数の逆数を用いているので、繁雑
な試験,確認の実験や演算等を行うことなく、補正係数
の設定作業を短時間で簡単に行えるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子レン
ジによれば、第1のガスセンサにより被加熱物から発生
されるアルコールガスを検出し、第2のガスセンサによ
り被加熱物から発生される水蒸気を検出し、温度センサ
により検出される外気温度に対応して補正手段により演
算される第1の補正係数で第1のガスセンサの検出出力
を補正すると共に、第1の補正係数の逆数を演算して得
られる第2の補正係数で第2のガスセンサの検出出力を
補正するようにしたので、外気温度にかかわらず判別手
段における被加熱物の種類の判別を常に確実に行うこと
ができ、しかも、第2の補正係数を簡単な演算により求
められるので、繁雑な試験や演算を行う必要がなくなる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す判別プログラムのフロ
ーチャート(その1)
【図2】同判別プログラムのフローチャート(その2)
【図3】全体構成の外観斜視図
【図4】概略的な横断平面図
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】従来例を示すアルコールセンサの検出出力変化
量の時間推移図
【図7】水蒸気センサの検出出力変化量の時間推移図
【図8】補正後の図6相当図
【図9】補正後の図7相当図
【符号の説明】
1は本体、3は加熱室、6は重量センサ回路、10は加
熱室温度センサ、12はアルコールセンサ(第1のガス
センサ)、13は水蒸気センサ(第2のガスセンサ)、
15は高さセンサ、17はマグネトロン、20は操作パ
ネル、21はスイッチ操作部、23は外気温度センサ
(温度センサ)、24は外気温度検出回路、25は制御
回路(補正手段,判別手段)、26はアルコールセンサ
回路、27は水蒸気センサ回路、28はオーブン温度検
出回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内の被加熱物を高周波加熱する電
    子レンジにおいて、前記被加熱物から発生するアルコー
    ルガスを検出する第1のガスセンサと、前記被加熱物か
    ら発生する水蒸気を検出する第2のガスセンサと、外気
    温度を検出する温度センサと、この温度センサの検出温
    度に対応して演算される第1の補正係数により前記第1
    のガスセンサの検出出力を補正すると共にその第1の補
    正係数の逆数を演算することにより得られる第2の補正
    係数により前記第2のガスセンサの検出出力を補正する
    補正手段と、この補正手段により補正された第1および
    第2のガスセンサの検出出力に基づいて前記被加熱物の
    種類を判別する判別手段とを具備したことを特徴とする
    電子レンジ。
JP21396792A 1992-08-11 1992-08-11 電子レンジ Pending JPH0658549A (ja)

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