JPH0658405A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH0658405A
JPH0658405A JP4236483A JP23648392A JPH0658405A JP H0658405 A JPH0658405 A JP H0658405A JP 4236483 A JP4236483 A JP 4236483A JP 23648392 A JP23648392 A JP 23648392A JP H0658405 A JPH0658405 A JP H0658405A
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oil passage
valve
hydraulic pressure
pressure
signal
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/16Inhibiting or initiating shift during unfavourable conditions, e.g. preventing forward reverse shift at high vehicle speed, preventing engine over speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/0262Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic
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    • F16H61/0272Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signals characterised by initiating reverse gearshift

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 前進走行中に誤ってRレンジにセレクト操作
した場合に、自動変速機が後進状態となることを防止す
る。 【構成】 電子制御器40は前進走行状態でRレンジの
セレクト操作が検知された場合に第1電気信号を電磁弁
12に出力して制御し、これ以外の場合には第2電気信
号を出力する。第1電気信号を出力したときには第2油
路34の油圧によってリバース禁止弁16が後進用摩擦
締結要素と連通する第5油路42とRレンジでドレンさ
れる第7油路44とを接続させる状態に切換え、第2電
気信号を出力したときには第3油路36の油圧によって
ロックアップ制御弁20の作動が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機の制御装置として、特
開平1−120467号公報に示されるものがある。こ
れは、前進走行中に誤ってセレクト装置をリバース位置
に切り換えた場合に自動変速機が後進状態とならないよ
うにして、自動変速機の破損や急制動の作用などを防止
するようにしたものである。このために、マニアル弁と
後進用摩擦締結要素とを接続する油路の途中に切換弁を
設け、車速センサによって前進走行中であることが検出
されている場合には後進用摩擦締結要素の油圧を排出さ
せ、車両が前進方向に走行していない場合にはマニアル
弁からの油圧を後進用摩擦締結要素に作用可能としたも
のである。これにより、前進走行中はマニアル弁をリバ
ース位置にしても後進用摩擦締結要素に油圧が作用せ
ず、自動変速機が後進状態となることが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の自動変速機の制御装置には、前進走行中に
自動変速機が後進状態とならないようにするために、切
換弁切換専用の電磁弁が必要になるという問題点があ
る。専用の電磁弁が1個余分に必要となるため、価格が
高くなり、また必要スペースも増大する。本発明は、こ
のような課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つのソレノ
イドを2つの目的のために使用することによって、上記
課題を解決する。すなわち、本発明は、電磁弁(12)
と、切換弁(10)と、電子制御器(40)と、リバー
ス禁止弁(16)とを有しており、電磁弁は電子制御器
からの電気信号に応じて第1油路(30)の油圧を制御
可能であり、切換弁は第1油路の油圧を第2油路(3
4)に接続する状態と第3油路(36)に接続する状態
とを第4油路(26)の油圧を信号圧として切り換わり
可能であり、リバース禁止弁は、第2油路の油圧を信号
圧として、後進用摩擦締結要素(126)と連通する第
5油路(42)を、マニアル弁(18)がリバース位置
にあるときに油圧が供給される第6油路(44)に接続
する状態と、マニアル弁がリバース位置にあるときにド
レンされる第7油路(46)に接続する状態とを切り換
わり可能であり、電子制御器は、車速センサー(70)
からの信号及びセレクト位置スイッチ(72)からの信
号に基づいて車両が前進走行状態でセレクト装置がリバ
ース位置にセレクト操作されたことが検知された場合に
第1電気信号を電磁弁に出力し、これ以外の場合には第
2電気信号を電磁弁に出力するように構成されており、
第4油路には少なくともマニアル弁がリバース位置にあ
るときには切換弁を第1油路と第2油路とが連通する位
置に切り換える所定の油圧が作用しており、電子制御器
が第1電気信号を出力したときには第2油路の油圧によ
ってリバース禁止弁が第6油路を遮断するとともに第5
油路と第7油路とを接続させる状態となり、電子制御器
が第2電気信号を出力したときには第3油路の油圧によ
ってリバース禁止弁以外の弁(20)の作動が制御され
るように構成されている。切換弁に信号圧として作用す
る第4油路の上記所定の油圧を、マニアル弁が前進走行
用位置にある場合に常に出力される油圧とし、第3油路
をロックアップ制御弁の信号圧ポートと連通させること
ができる。切換弁に信号圧として作用する第4油路の上
記所定の油圧を、マニアル弁がリバース位置にある場合
に出力される油圧とし(ただし、切換弁の信号圧ポート
の配置は上記の場合と逆になる)、第3油路をロックア
ップ制御弁の信号圧ポートと連通させることができる。
切換弁に信号圧として作用する第4油路の上記所定の油
圧を、ロックアップクラッチの制御を必要とする領域で
出力される油圧とし、第3油路をロックアップ制御弁の
信号圧ポートと連通させることができる。切換弁に信号
圧として作用する第4油路の上記所定の油圧を、第2速
以上で常に出力される油圧とし、第3油路をロックアッ
プ制御弁の信号圧ポートと連通させることができる。第
3油路を、ロックアップ制御弁の信号圧ポートに代え
て、変速タイミング調整用弁の信号圧ポートに連通させ
ることもできる。
【0005】
【作用】第4油路に作用する油圧によって、切換弁が第
1油路と第3油路とを接続させる状態では、電子制御器
が出力する第2電気信号によって電磁弁が作動し、第1
油路の油圧が第3油路を介して、例えばロックアップ制
御弁に作用し、これの作動を制御する。このような状態
で前進走行中に誤ってセレクト装置をリバース位置にセ
レクト操作すると、第4油路の油圧によって、切換弁が
第1油路と第2油路とを連通する位置に切り換えられ
る。また、電磁弁には電子制御器から第1電気信号が与
えられる。したがって、電磁弁は第1電気信号によって
制御された第1油路の油圧を第2油路を介してリバース
禁止弁の信号圧ポートに作用させる。これにより、リバ
ース禁止弁は第5油路と第7油路とを連通させ、後進用
摩擦締結要素の油圧をドレンする。したがって、前進走
行中にセレクト装置をリバース位置にセレクト操作して
も、後進用摩擦締結要素が締結されることはない。すな
わち、前進走行中に自動変速機が後進状態となることは
ない。
【0006】
【実施例】図1に、オーバドライブ付き前進4速後進1
速の自動変速機の動力伝達機構を骨組図として示す。こ
の動力伝達機構は、トルクコンバータ110を介してエ
ンジン出力軸112からの回転力が伝えられる入力軸1
13、ファイナルドライブ装置130へ駆動力を伝える
ための出力歯車114、第1遊星歯車組115、第2遊
星歯車組116、リバースクラッチ118、ハイクラッ
チ120、ロークラッチ124、ローアンドリバースブ
レーキ126、バンドブレーキ128、及びローワンウ
ェイクラッチ129などを有している。なお、トルクコ
ンバータ110はロックアップクラッチ111を内蔵し
ている。トルクコンバータ110はロックアップクラッ
チ111によってアプライ室110a及びレリーズ室1
10bに区画されている。アプライ室110aの油圧が
レリーズ室110bの油圧よりも高い場合にはロックア
ップクラッチ111が締結され、油圧の高低が逆の場合
にはロックアップクラッチ111は解放される。第1遊
星歯車組115は、サンギアS1と、インターナルギア
R1と、両ギアS1及びR1と同時にかみ合うピニオン
ギアP1を支持するキャリアPC1とから構成されてお
り、また遊星歯車組116は、サンギアS2と、インタ
ーナルギアR2と、両ギアS2及びR2と同時にかみ合
うピニオンギアP2を支持するキャリアPC2とから構
成されている。キャリアPC1はハイクラッチ120を
介して入力軸113と連結可能であり、またサンギアS
1は、リバースクラッチ118を介して入力軸113と
連結可能である。キャリアPC1はロークラッチ124
を介してインターナルギアR2とも連結可能である。サ
ンギアS2は入力軸113と常に連結されており、また
インターナルギアR1及びキャリアPC2は出力歯車1
14と常に連結されている。ローアンドリバースブレー
キ126はキャリアPC1を固定することが可能であ
り、またバンドブレーキ128はサンギアS1を固定す
ることが可能である。ローワンウェイクラッチ129
は、キャリアPC1の正転(エンジン出力軸112と同
方向の回転)は許すが逆転(正転と逆方向の回転)は許
さない向きに配置してある。出力歯車114は、入力軸
113と平行に設けられたカウンタ軸132の一端の歯
車134とかみ合っており、カウンタ軸132の他端の
歯車136はファイナルドライブ装置130のファイナ
ルギア138とかみ合っている。
【0007】上記自動変速機は、クラッチ118、12
0及び124、及びブレーキ126及び128を種々の
組み合わせで作動させることによって遊星歯車組115
及び116の各要素(S1、S2、R1、R2、PC
1、及びPC2)の回転状態を変えることができ、これ
によって入力軸113の回転速度に対する出力軸114
の回転速度を種々変えることができる。クラッチ11
8、120及び124、及びブレーキ126及び128
を図2のような組み合わせで作動させることにより、前
進4速後退1速を得ることができる。なお、図2中〇印
は作動しているクラッチ及びブレーキを示し、α1及び
α2はそれぞれインターナルギアR1及びR2の歯数に
対するサンギアS1及びS2の歯数の比であり、またギ
ア比は出力軸114の回転数に対する入力軸113の回
転数の比である。
【0008】図3に上記自動変速機の作動を制御する油
圧回路のうち、本発明と直接関連する部分のみを取り出
して示す。この油圧回路は、切換バルブ10、電磁弁1
2、一定圧調圧弁14、リバース禁止弁16、マニアル
弁18、ロックアップ制御弁20、トルクコンバータ供
給圧調圧弁22、シフト弁24などを有している。シフ
ト弁24は第2速、第3速及び第4速時に第4油路26
に油圧を出力し、第1速時には第4油路26の油圧をド
レンする。第4油路26は、バンドブレーキ128の作
動を制御するサーボアプライ室28と連通している。ま
た、第4油路26は切換弁10に切換用の信号圧として
作用している。切換弁10は、第4油路26からの油圧
とスプリング10aとのバランスによって切り換わり、
第1油路30、一定圧油路32、第2油路34及び第3
油路36の接続状態を切り換える。すなわち、第4油路
26に油圧が出力されていない状態では、第1油路30
と第2油路34とを接続させるとともに、一定圧油路3
2と第3油路36とを接続させる。一方、第4油路26
に油圧が出力されると第2油路34をドレンさせるとと
もに、第1油路30と第3油路36とを接続する。一定
圧調圧弁14は、一定圧油路32に常に一定圧を出力す
る。電磁弁12は、一定圧油路32とオリフィス38を
介して接続された第1油路30の油圧を制御可能であ
る。電磁弁12は、電子制御器40から与えられるデュ
ーティ比に応じて第1油路30の油圧を制御する。リバ
ース禁止弁16は、一定圧油路32から作用する油圧に
よる力と、これとは逆向きに作用するスプリング16a
の力及び第2油路34の油圧による力とのバランスによ
って切り換わる。第2油路34の油圧が相対的に大きい
場合には、第5油路42と第6油路44とが接続され、
一方、第2油路34の油圧が相対的に低い場合には、第
5油路42と第7油路46とが接続される。第5油路4
2は、ローアンドリバースブレーキ126と連通してい
る。第6油路44は、マニアル弁18のリバース(R)
レンジの場合に油圧が出力されるポートと連通してい
る。また、油路44はリバースクラッチ118と連通し
ている。なお、マニアル弁18のRポートにはRレンジ
の場合にのみ油圧が出力され、これ以外のレンジでは油
圧が出力されない。また、1ポートには1レンジの場合
にのみ油圧が出力され、これ以外の場合にはドレンされ
ている。ロックアップ制御弁20は、スプリング20a
の力、第3油路36の油圧による力及び油路48の油圧
の力という図1中で右向きに作用する力と、一定圧油路
32の油圧による力及び油路50の油圧による力という
左向きに作用する力とのバランスに応じて切り換わった
り調圧状態となったりする。第3油路36の油圧が相対
的に小さい場合には、油路50がドレンされるととも
に、油路48と油路52とが接続される。逆に、第3油
路36の油圧が相対的に大きい場合には、油路50と油
路52とが接続されるとともに、油路48と油路54と
が接続される。油路52には、トルクコンバータ供給圧
調圧弁22から一定のトルクコンバータ供給圧が供給さ
れている。油路54は、クーラ56と接続されている。
なお、油路48はオリフィス58を介して潤滑回路60
と連通している。電子制御器40は、電磁弁12の作動
を制御するデューティ比信号を出力する。電子制御器4
0には、車速を検出する車速センサ70からの信号、セ
レクト装置のセレクト位置を検出するセレクト位置スイ
ッチ72からの信号、これら以外の図示してないセンサ
などからの信号などが入力される。
【0009】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、第1速で走行中は第4油路26に油圧が出力
されておらず、切換弁10は、第1油路30と第2油路
34とを接続させるとともに、一定圧油路32と第3油
路36とを接続させている。この時点では、電磁弁12
は電子制御器40からの信号(第2電気信号)によって
デューティ比100%とされ、第1油路30の油圧を最
も低い状態(すなわち、0)としている。したがって、
リバース禁止弁16は第7油路46と第5油路42とを
接続させる状態となっている。このため、マニアル弁1
8を1レンジにするとローアンドリバースブレーキ12
6を締結させることが可能である。一方、切換弁10に
よって一定圧油路32と第3油路36とが接続されてい
るので、一定圧油路32からの一定圧が第3油路36を
介してロックアップ制御弁20に作用することになる。
このため、ロックアップ制御弁20は油路52と油路5
0とを接続させるとともに、油路54と油路48とを接
続させる状態となる。したがって、トルクコンバータ供
給圧調圧弁22からのトルクコンバータ供給圧が、油路
52及び油路50を介してトルクコンバータ110のレ
リーズ室110bに供給され、次いでアプライ室110
aを通って油路48に流入し、更に油路54を通ってク
ーラ56に供給される。これにより、トルクコンバータ
110は、これのロックアップクラッチ111が解放さ
れた状態となる。
【0010】次に、第2速以上の走行状態になると、第
4油路26に油圧が出力され、切換弁10は第2油路3
4をドレンさせるとともに、第1油路30と第3油路3
6とを接続させる状態となる。第2油路34の油圧がド
レンされるため、リバース禁止弁16の作用については
上述の場合と同様である。一方、第1油路30と第3油
路36とが接続されるため、ロックアップ制御弁20に
電磁弁12によって制御される油圧が作用することにな
る。電子制御器40からの信号(第2電気信号)によっ
て作動する電磁弁12によって制御される第1油路30
の油圧が低下するにしたがって、ロックアップ制御弁2
0は油路50の油圧をドレンさせるとともに、油路52
の油圧を油路48に供給する状態となっていき、また油
路48と油路54との接続状態が次第に遮断されてゆく
ため、ロックアップ制御弁20は油路50の油圧をフィ
ードバックさせた調圧状態となる。したがって、電磁弁
12によって制御される第1油路30の油圧が低下する
ほどトルクコンバータ110のレリーズ室110bに作
用する油圧が低下していき、ロックアップクラッチを徐
々に締結させることができる。電磁弁12によって制御
される第1油路30の油圧を最も低い状態とすることに
より、ロックアップ制御弁20によって油路50がドレ
ンされ、また油路52と油路48とが連通するため、ト
ルクコンバータ110のレリーズ室110bがドレンさ
れ、アプライ室110aにトルクコンバータ供給圧が作
用する状態となる。このため、ロックアップクラッチ1
11は完全締結状態となる。このように、電磁弁12に
よってロックアップクラッチ111の作動状態を制御す
ることができる。
【0011】次に、マニアル弁18をRレンジにセレク
ト操作した場合の動作について説明する。車両が停止し
た状態でマニアル弁18をRレンジにセレクト操作する
と、第6油路44に油圧が出力される。第4油路26に
は油圧が出力されていないため、切換弁10は第1油路
30と第2油路34とを接続させる状態となっている。
この状態で電子制御器40は、電磁弁12にデューティ
比0%の信号を出力している。このため、第1油路30
の油圧は一定圧油路32の油圧と同一の油圧となってい
る。この第1油路30の油圧が第2油路34を介してリ
バース禁止弁16に作用する。リバース禁止弁16に
は、一定圧油路32の油圧及び第2油路34の油圧とい
う値の同一な油圧が互いに逆向きに作用することになる
ため、スプリング16aの力によってリバース禁止弁1
6は第6油路44と第5油路42とを接続する状態とな
る。したがって、第6油路44に出力されたRレンジの
油圧は、第5油路42を介してローアンドリバースブレ
ーキ126に作用する。これにより、ローアンドリバー
スブレーキ126が締結され、また図示してないリバー
スクラッチ118が締結され、自動変速機は後進状態と
なる。
【0012】しかし、車両が走行中にマニアル弁18を
Rレンジにセレクトした場合は、次のような動作が行わ
れる。電子制御器40は、車速センサー70から入力さ
れる信号が所定以上の車速で走行中であることを示すも
のである場合にRレンジへセレクト操作したことを示す
信号がセレクト位置スイッチ72から入力されると、デ
ューティ比を100%とする信号を電磁弁12に出力す
る(第1電気信号)。このため、第1油路30の油圧は
最も低い油圧(0)となる。したがって、第2油路34
を介してリバース禁止弁16に作用していた油圧が消滅
し、リバース禁止弁16は一定圧油路32から作用する
油圧によって、第7油路46と第5油路42とを連通さ
せる状態となる。したがって、マニアル弁18のRレン
ジポートから出力された第6油路44の油圧は遮断さ
れ、ローアンドリバースブレーキ126には供給されな
い。ローアンドリバースブレーキ126の油圧は、第5
油路52、リバース禁止弁16、第7油路46及びマニ
アル弁18を介してドレンされる。したがって、走行中
に誤ってマニアル弁18をRレンジにセレクト操作して
も、ローアンドリバースブレーキ126が締結されない
ので、自動変速機が後進状態となることはなく、変速機
の破損などの事故を防止することができる。
【0013】なお、この実施例では、切換弁10を切り
換えるための第4油路26の油圧として第2速の油圧を
用いたが、マニアル弁18がRレンジにあるかどうかを
識別可能な油圧であれば、これ以外の油圧(前進信号
圧、後進信号圧など)を用いることができる。また、電
磁弁12についても、ロックアップ制御用のものを用い
たが、これ以外の制御用のもの(例えば、変速タイミン
グ調整用電磁弁)を用いても、上記実施例と同様の作用
を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、電磁弁と切換弁とを設け、電磁弁の出力油圧を、誤
ったセレクト操作によって後進状態となることを防止す
るため、及びこれ以外の目的に用いるようにしたので、
誤ったセレクト操作の対策のために専用の電磁弁を用い
る必要がなくなり、スペース及び価格を節減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機の骨組図を示す図である。
【図2】自動変速機の各変速段で作用する要素の組み合
わせを示す図である。
【図3】油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
10 切換弁 12 電磁弁 16 リバース禁止弁 20 ロックアップ制御弁 26 第4油路 30 第1油路 34 第2油路 36 第3油路 40 電子制御器 42 第5油路 44 第6油路 46 第7油路 70 車速センサ 72 セレクト位置スイッチ 126ローアンドリバースブレーキ(後進用摩擦締結要
素)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁と、切換弁と、電子制御器と、リ
    バース禁止弁とを有しており、電磁弁は電子制御器から
    の電気信号に応じて第1油路の油圧を制御可能であり、
    切換弁は第1油路の油圧を第2油路に接続する状態と第
    3油路に接続する状態とを第4油路の油圧を信号圧とし
    て切り換わり可能であり、リバース禁止弁は、第2油路
    の油圧を信号圧として、後進用摩擦締結要素と連通する
    第5油路を、マニアル弁がリバース位置にあるときに油
    圧が供給される第6油路に接続する状態と、マニアル弁
    がリバース位置にあるときにドレンされる第7油路に接
    続する状態とを切り換わり可能であり、電子制御器は、
    車速センサーからの信号及びセレクト位置スイッチから
    の信号に基づいて車両が前進走行状態でセレクト装置が
    リバース位置にセレクト操作されたことが検知された場
    合に第1電気信号を電磁弁に出力し、これ以外の場合に
    は第2電気信号を電磁弁に出力するように構成されてお
    り、第4油路には少なくともマニアル弁がリバース位置
    にあるときには切換弁を第1油路と第2油路とが連通す
    る位置に切り換える所定の油圧が作用しており、電子制
    御器が第1電気信号を出力したときには第2油路の油圧
    によってリバース禁止弁が第6油路を遮断するとともに
    第5油路と第7油路とを接続させる状態となり、電子制
    御器が第2電気信号を出力したときには第3油路の油圧
    によってリバース禁止弁以外の弁の作動が制御されるよ
    うに構成されている自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 切換弁に信号圧として作用する第4油路
    の上記所定の油圧は、マニアル弁が前進走行用位置にあ
    る場合に常に出力される油圧であり、第3油路はロック
    アップ制御弁の信号圧ポートと連通している請求項1記
    載の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 切換弁に信号圧として作用する第4油路
    の上記所定の油圧は、マニアル弁がリバース位置にある
    場合に出力される油圧であり、第3油路はロックアップ
    制御弁の信号圧ポートと連通している請求項1記載の自
    動変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 切換弁に信号圧として作用する第4油路
    の上記所定の油圧は、ロックアップクラッチの制御を必
    要とする領域で出力される油圧であり、第3油路はロッ
    クアップ制御弁の信号圧ポートと連通している請求項1
    記載の自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 切換弁に信号圧として作用する第4油路
    の上記所定の油圧は、第2速以上で常に出力される油圧
    であり、第3油路はロックアップ制御弁の信号圧ポート
    と連通している請求項1記載の自動変速機の制御装置。
  6. 【請求項6】 第3油路を、ロックアップ制御弁の信号
    圧ポートに代えて、変速タイミング調整用弁の信号圧ポ
    ートに連通させた請求項2、3、4又は5記載の自動変
    速機の制御装置。
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