JPH0658368A - 振動制御装置の吸振器 - Google Patents

振動制御装置の吸振器

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JPH0658368A
JPH0658368A JP21274292A JP21274292A JPH0658368A JP H0658368 A JPH0658368 A JP H0658368A JP 21274292 A JP21274292 A JP 21274292A JP 21274292 A JP21274292 A JP 21274292A JP H0658368 A JPH0658368 A JP H0658368A
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JP
Japan
Prior art keywords
yoke
fixed
housing
pole piece
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP21274292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Tanaka
慎治 田中
Kazu Watabe
和 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小形で安定した動作の得られる振動制御装置の
吸振器を提供する。 【構成】中空のハウジング21の内部に、所定の間隔で
一対の板ばね22配置し、この板ばね22に、一端に開
口部が形成された中空のヨーク23支持し、このヨーク
23の内部に永久磁石25を固定し、前記ヨーク23の
開口部の中心に位置するように、前記永久磁石25にポ
ールピース26を固定し、コイル28が巻かれ、このコ
イル28が前記ヨーク23の開口部の内周面とポールピ
ース26の外周面で形成される筒状の空間に位置するよ
うにハウジング21に固定されたボビンと27を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械装置の振動を抑制
する振動制御装置の吸振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、研削加工においては、研削盤
の振動が加工面にびびりマークとして現われる。このよ
うな研削盤の振動を低減する装置として、図3に示すよ
うな振動制御装置が提案されている。同図において、1
はベッド。2はテーブルで、ベッド1に図面の前後方向
に移動可能に支持されている。3はコラムで、ベッド1
に図面の左右方向に移動可能に支持されている。4は主
軸頭で、コラム3に図面の上下方向に移動可能に支持さ
れている。5は主軸で、主軸頭4に回転可能に支持され
ている。6は砥石で、主軸5に固定されている。7は被
加工物で、テーブル2に載置固定されている。8a、8
bは振動を検出するためのセンサで、ベッド1と主軸頭
4に取付けられている。9は加算器で、センサ8a、8
bの出力を加算して、ベッド1と主軸頭4の相対振動量
を算出する。10はローパスフィルタで、加算器9の出
力から制御可能な周波数の振動波形を取り出す。11は
制御器で、ローパスフィルタ10から印加される振動波
形に基づいて、その振動波形を低減させるための信号波
形を出力する。12はアンプで、制御器11からの信号
を増幅する。13は吸振器で、主軸頭4に取付けられ、
アンプ12の出力で作動する。そして、ベッド1と主軸
頭4の振動量の差が0に近づくように、吸振器13を作
動させるようにしている。
【0003】前記吸振器13は、図4及び図5に示すよ
うな構成のものが提案されている。同図において、14
はベース。15は支柱で、ベース14の中央に固定され
ている。16は板ばねで、支柱15に平行に支持されて
いる。17はボビンで、板ばね16の両端に固定されて
いる。18はコイルで、ボビン17に巻れている。19
はブラケットで、ベース14に固定されている。20は
永久磁石で、それぞれブラケット19に固定されてい
る。
【0004】このような構成であるから、コイル18に
直流電流を印加すると、電流の印加方向によって、ボビ
ン17が上または下に移動する。したがって、電流の印
加方向を切り替えることにより、ボビン17を上下に振
動させることができる。このボビン17の上下動を、前
記図3の主軸頭4の振動に同期させることにより、ベッ
ド1と主軸頭4の相対振動量を0に近付けるように制御
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記吸振器では、吸振
のための補助質量がボビンと、このボビンに巻かれたコ
イルで形成されるため比較的軽量である。したがって、
吸振効果を上げるためにはボビンの移動量を大きくする
ことが必要になり、板ばねを長くしなければならない。
このため、吸振器の寸法が長くなり、機械装置に対する
取り付け位置に制約を受けることになる。また、板ばね
を長くすると、板ばねのねじれなどの影響により、吸振
器が予想外の振動をして悪影響を及ぼすことがある。
【0006】本発明の目的は、上記の事情に鑑み、小形
で安定した動作の得られる振動制御装置の吸振器を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、中空のハウジングと、このハウ
ジングの内部に所定の間隔で配置された一対の板ばね
と、一端に開口部が形成され、前記ハウジングの内部に
位置するように前記板ばねに支持された中空のヨーク
と、このヨークの内部に固定された永久磁石と、前記開
口部の中心に位置するように、前記永久磁石に固定され
たポールピースと、コイルが巻かれ、このコイルが前記
ヨークの開口部の内周面とポールピースの外周面で形成
される筒状の空間に位置するようにハウジングに固定さ
れたボビンとを設けた。
【0008】また、前記ポールピースとヨークに、ポー
ルピースより小径に形成された一対のスペーサを設け、
このスペーサを平行板ばねで支持するようにした。
【0009】
【作用】コイルに交流電流を流すことにより、板ばねに
支持されたヨーク、永久磁石及びポールピースによって
構成される補助質量を振動させることができ、振動制御
装置の吸振器として、小形で安定した動作を得ることが
出きる。
【0010】また、スペーサを用いることにより、吸振
器を大きくすることなく、ハウジングからスペーサまで
の間隔を広げ、補助質量の移動量を大きくすることがで
き、制振効果を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1に基づい
て説明する。
【0012】同図において、21はハウジングで、円筒
状の本体21aと、その両端に固定されるカバー21
b、21cとによって構成されている。22は円盤状の
板ばねで、本体22aの両端に配置され、カバー21
b、21cによって支持されている。23はヨークで、
一端に円形の開口部が形成された底付きの円筒状に形成
され、その両端に固定されたリング24によって板ばね
22に結合されている。25は永久磁石で、ヨーク23
の内部に固定されている。26はポールピースで、円柱
状に形成され、その外周面が前記ヨーク23の開口部の
内周面と所定の間隔で対向するように前記永久磁石25
に固定されている。27はボビンで、一端が前記ヨーク
23の開口部の内周面とポールピース26の外周面との
間の間隙に挿入されるように、前記カバー21cに固定
されている。28はコイルで、ボビン27に巻かれてい
る。
【0013】このような構成で、吸振器を機械装置に取
り付け、コイル28に交流電流を流すと、フレミングの
法則に基づき、コイル28に印加された電流の大きさに
対応した力が、補助質量を構成するヨーク23、永久磁
石25及びポールピース26に作用する。したがって、
機械装置の振動を打ち消方向に、ヨーク23、永久磁石
25及びポールピース26を振動させるようにコイル2
8に流す電流を制御することにより、機械装置の振動を
軽減することができる。
【0014】上記ような構成にすることにより、ヨーク
23、永久磁石25及びポールピース26で構成される
補助質量は、ボビンとコイルによって構成される従来の
吸振器の補助質量に比べ、大きくすることができるの
で、同じ制振効果を得るための移動量は小さくすること
ができ、吸振器を小型化することができる。
【0015】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、同図において図1と同じものは、同じ符号を付けて
示してある。21dはスペーサで、本体22aとカバー
21cの間に配置され、カバー21cとの間に板ばね2
2を固定し、かつボビン27を支持し、ている。29
a、29bはスペーサで、ポールピース26より小径に
形成され、それぞれヨーク23とポールピース26に固
定され、ブラケット30a、30bによって、板ばね2
2に結合されている。
【0016】このような構成にすることにより、前記実
施例に示す吸振器に比べ、ハウジング21の内周面とス
ペーサ29a、29bの外周面の間隔を広くすることが
できるので、補助質量を構成するヨーク23、永久磁石
25、ポールピース26、スペーサ29a、29b、ブ
ラケット30a、30bの振幅を大きくすることがで
き、制振効果を向上させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、中空
のハウジングと、このハウジングの内部に所定の間隔で
配置された一対の板ばねと、一端に開口部が形成され、
前記ハウジングの内部に位置するように前記板ばねに支
持された中空のヨークと、このヨークの内部に固定され
た永久磁石と、前記開口部の中心に位置するように、前
記永久磁石に固定されたポールピースと、コイルが巻か
れ、このコイルが前記ヨークの開口部の内周面とポール
ピースの外周面で形成される筒状の空間に位置するよう
にハウジングに固定されたボビンとを設けたので、吸振
器を小型化することができる。
【0018】また、中空のハウジングと、このハウジン
グの内部に所定の間隔で配置された一対の板ばねと、一
端に開口部が形成され、前記ハウジングの内部に位置す
るよう配置された中空のヨークと、このヨークの内部に
固定された永久磁石と、前記開口部の中心に位置するよ
うに、前記永久磁石に固定されたポールピースと、コイ
ルが巻かれ、このコイルが前記ヨークの開口部の内周面
とポールピースの外周面で形成される筒状の空間に位置
するようにハウジングに固定されたボビンと、前記ポー
ルピースとヨークにそれそれ固定され、かつポールピー
スより小径に形成された一対のスペーサを設け、このス
ペーサを前記板ばねで支持するようにしたので、補助質
量の移動量を大きくすることができ、制振効果を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸振器の一例を示す正面断面図。
【図2】本発明による吸振器の他の例を示す正面断面
図。
【図3】平面研削盤に振動制御装置を取付けた状態を示
す側面図。
【図4】従来の吸振器の構成を示す正面図。
【図5】図4のA−A断面図。
【符号の説明】
21 ハウジング 22 板ばね 23 ヨーク 25 永久磁石 26 ポールピース 27 ボビン 28 コイル 29a、29b スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空のハウジングと、このハウジングの内
    部に所定の間隔で配置された一対の板ばねと、一端に開
    口部が形成され、前記ハウジングの内部に位置するよう
    に前記板ばねに支持された中空のヨークと、このヨーク
    の内部に固定された永久磁石と、前記開口部の中心に位
    置するように、前記永久磁石に固定されたポールピース
    と、コイルが巻かれ、このコイルが前記ヨークの開口部
    の内周面とポールピースの外周面で形成される筒状の空
    間に位置するようにハウジングに固定されたボビンとを
    設けたことを特徴とする振動制御装置の吸振器。
  2. 【請求項2】中空のハウジングと、このハウジングの内
    部に所定の間隔で配置された一対の板ばねと、一端に開
    口部が形成され、前記ハウジングの内部に位置するよう
    配置された中空のヨークと、このヨークの内部に固定さ
    れた永久磁石と、前記開口部の中心に位置するように、
    前記永久磁石に固定されたポールピースと、コイルが巻
    かれ、このコイルが前記ヨークの開口部の内周面とポー
    ルピースの外周面で形成される筒状の空間に位置するよ
    うにハウジングに固定されたボビンと、前記ポールピー
    スとヨークにそれそれ固定され、かつポールピースより
    小径に形成された一対のスペーサを設け、このスペーサ
    を前記板ばねで支持したことを特徴とする振動制御装置
    の吸振器。
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Effective date: 20020514