JPH0658025A - 施解錠確認装置 - Google Patents

施解錠確認装置

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JPH0658025A
JPH0658025A JP22451892A JP22451892A JPH0658025A JP H0658025 A JPH0658025 A JP H0658025A JP 22451892 A JP22451892 A JP 22451892A JP 22451892 A JP22451892 A JP 22451892A JP H0658025 A JPH0658025 A JP H0658025A
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JP
Japan
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magnet
rotary
magnetic pole
key
cylinder
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JP22451892A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Miyatsu
孝嘉 宮津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電池を使用せず、しかも振動に強
くて信頼性が高く、且つ半永久的にメンテナンスフリー
で使用出来る施解錠確認装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 鍵1のつまみ2に、隔壁5aを有する透明な
表示体収容箱5が設けられ、表示体収容室6,6′に直
径方向に着磁された円柱状の一対の磁極を有する表示体
たるロータリーマグネット7,7′が回動自在にそれぞ
れ封入され、ロータリーマグネット7が鍵先方向にS磁
極が対向した位置で、表示体収容室6′のロータリーマ
グネット7′もS磁極が鍵先方向に対向し、この位置
で、例えば左半分を緑に着色し、右半分を赤に着色され
ている。シリンダ3のシリンダキャップ10の内側に、
一対の第1ドライブマグネットN1 ,N3 及び一対のド
ライブマグネットS4 ,S2 が装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵で錠を施錠又は解錠
した履歴を鍵に自動的に記憶させる施解錠確認装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の施解錠確認装置aの分解斜
視図である。鍵bのつまみcの一方の側端c1 に第1バ
イアスマグネットd1 を着設した第1リードスイッチe
1 を設け、他方の側端c2 に第2バイアスマグネットd
2 を着設した第2リードスイッチe2 が設けられ、第1
バイアスマグネットd1 はS極が鍵の挿入方向を向き第
2バイアスマグネットd2 はS極が鍵の抜き取り方向に
向いている。シリンダ本体fの前端にはホルダgの1時
半と7時半の位置にN極を表面に向けた一対の第1ドラ
イブマグネットn1 ,n3 が、5時半と10時半の位置
にS極を表面に向けた一対の第2ドライブマグネットs
4 ,s2 が内装されている。
【0003】第1リードスイッチe1 が施錠行程での鍵
の反時計回り(以下CCWと言う)の操作中の鍵抜き取
り直前に第1ドライブマグネットn1 又はn3 の近傍を
通過するとき、第1リードスイッチe1 の接点は閉成
し、鍵bをシリンダ本体fから抜き取り後も接点は閉成
し続け、第2ドライブマグネットs4 ,s2 の近傍を通
過するとき接点は開成し、鍵bをシリンダ本体fから抜
き取り後も接点は開成し続ける程度に第1バイアスマグ
ネットd1 の磁束密度は付勢されている。
【0004】第2リードスイッチe2 が解錠行程での鍵
の時計回り(以下CWと言う)の操作中の鍵抜き取り直
前に第2ドライブマグネットs4 又はs2 の近傍を通過
するとき、第2リードスイッチe2 の接点は閉成し、鍵
bをシリンダ本体fから抜き取り後も接点は閉成し続
け、第1ドライブマグネットn1 又はn3 の近傍を通過
するとき第2リードスイッチe2 の接点は開成し、鍵b
をシリンダ本体fから抜き取り後も接点は開成し続ける
程度に第2バイアスマグネットd2 の磁束密度は付勢さ
れている(特開昭63−75264号公報)。
【0005】図6はホルダgを正面からみた図でドライ
ブマグネットの配設状況を示す図である。(a)はシリ
ンダに鍵を挿入後180°CCW又はCWに回転させて
施錠(解錠)し鍵を引き抜く型(以下18型と言う)の
ドライブマグネットの配設状況を示している。さらに、
シリンダに鍵を挿入後ほぼ45°CCW又はCWに回転
させて施錠(解錠)後またほぼ45°CW又はCCWに
戻して元の位置で鍵を引き抜く型(以下45型と言う)
のドライブマグネットの配設状況をも示していて、鍵の
ステムの両側に左右対称な刻みを有する鍵にも適用出来
る。
【0006】(b)はシリンダに鍵を挿入後360°C
CW又はCWに回転させて施錠(解錠)し鍵を引き抜く
型(以下36型と言う)のドライブマグネットの配設状
況を示している。第1ドライブマグネットn1 と第2ド
ライブマグネットs2 はX軸上に配設されている。この
ドライブマグネットの配設パターンは、シリンダに鍵を
挿入後720°CCW又はCWに回転させて施錠(解
錠)し鍵を引き抜く型(以下72型と言う)にも適用で
きる。
【0007】従来例の施解錠確認装置は上記のように構
成されているので、その作動を説明する。即ち、施錠行
程において、第1リードスイッチe1 と第2リードスイ
ッチe2は、それぞれ第1ドライブマグネットn1 ,n
3 の上を通過する。このとき第1リードスイッチe1
第1ドライブマグネットn1 の同方向の磁力線とバイア
スマグネットd1 の磁力線があい加わり第1リードスイ
ッチe1 の接点は閉成し鍵を抜き取り後も閉成し続け
る。
【0008】第2リードスイッチe2 は第1ドライブマ
グネットn3 の逆方向の磁力線とバイアスマグネットd
2 の磁力線が相殺され第2リードスイッチe2 の接点は
開成し鍵を抜き取り後も開成し続ける。即ち、この鍵b
によりシリンダ本体f(錠)が施錠されたことを第1リ
ードスイッチe1 の接点が閉成して記憶したのである。
解錠行程において、第1リードスイッチe1 と第2リー
ドスイッチe2 は、それぞれ第2ドライブマグネットs
2 ,s4 の上を通過する。このとき第2リードスイッチ
2 は第2ドライブマグネットs4 の同方向の磁力線と
バイアスマグネットd2 の磁力線があい加わり第2リー
ドスイッチe2 の接点は閉成し鍵を抜き取り後も閉成し
続ける。第1リードスイッチe1 は第2ドライブマグネ
ットs2の逆方向の磁力線とバイアスマグネットd1
磁力線が相殺され第1リードスイッチe1 の接点は開成
し鍵を抜き取り後も開成し続ける。
【0009】即ち、この鍵bによりシリンダ本体f
(錠)が解錠されたことを第2リードスイッチe2 の接
点が閉成して記憶したのである。従来の施解錠確認装置
においては、施解錠操作の履歴を回転方向の履歴として
とらえ、バイアスマグネットを備えたリードスイッチの
ヒステリシスを利用して記憶させている。従って、リー
ドスイッチの接点が閉成し続ける保持力又は開成し続け
る保持力は、ドライブマグネットとバイアスマグネット
によるリードスイッチのヒステリシスによる微妙なバラ
ンスの力で成り立ち、自ずからその範囲と保持力に限度
がある。
【0010】この為、従来例の鍵を携帯している時コン
クリートの床に不用意に落としたりすると、リードスイ
ッチの接点に加わる衝撃力により本来閉成していた接点
が開成してしまったり、本来開成していた接点が閉成し
てしまったりして施解錠確認装置でありながら、誤表示
を出してしまう重大な欠点を有している。従って、この
製品の目的がセキュリティの確認にあるだけに、衝撃に
て誤表示するということは実用化を妨げる重大なネック
となっている。また、上記のリードスイッチに、電池と
LEDを接続して、施解錠の確認をしたいとき、LED
を点灯するよう構成しているので電池が不可欠であり、
使用頻度にもよるが、約1年で交換する要があるので煩
わしい欠点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、電池を使用せず、しかも振動に強くて信頼性が
高く、且つ半永久的にメンテナンスフリーで使用出来る
施解錠確認装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、シリンダ錠と、該シリンダ錠
のシリンダを操作する鍵とを備え、前記シリンダ前面又
はシリンダ前面の近傍のいずれかに永久磁石からなるド
ライブマグネットを配設し、前記鍵のつまみに一対の磁
極を有する回転体からなる永久磁石で構成されるロータ
リーマグネットを、複数個若干の間隙を介して隣接して
回動自在に併設するとともに、該複数のロータリーマグ
ネットの一方の末端のロータリーマグネットを、前記ド
ライブマグネットと対向して設け、前記ロータリーマグ
ネットの特定の磁極に、末端のロータリーマグネットの
前記特定の磁極と異極の磁極が、対面した状態が判別で
きるようにロータリーマグネットを着色し、鍵のつまみ
を覆う保護部材に該ロータリーマグネットに対する視認
窓を形成し、一方前記ドライブマグネットは、鍵操作に
よる施錠行程の後半に前記末端のロータリーマグネット
が通過する軌跡の近傍に特定の磁極を設定するととも
に、解錠行程の後半に前記末端のロータリーマグネット
が通過する軌跡の近傍に前記特定の磁極と異極の磁極を
設定した施解錠確認装置であって、鍵操作の少なくとも
施錠行程において、該施錠行程の後半に前記末端のロー
タリーマグネットが、前記特定の磁極のドライブマグネ
ットの近傍を最終的に通過する時点において、ドライブ
マグネットの特定の磁極に末端のロータリーマグネット
の前記特定の磁極と異極の磁極が吸引されて対向すると
ともに、該末端のロータリーマグネットの前記特定の磁
極と同極の磁極に、隣接するドライブマグネットの前記
特定の磁極と異極の磁極が吸引されて対向し、鍵を前記
シリンダから抜き取り後において、前記末端のドライブ
マグネットと隣接するロータリーマグネットの対面する
磁極同士が相互に吸引することにより、ロータリーマグ
ネット同士がその相互吸引姿勢を保持し、該ロータリー
マグネット同士の相互吸引姿勢を視認出来るような構成
を採用した。さらに、前記複数のロータリーマグネット
を透明なプラスチックからなるカプセル状表示体収容箱
に間隙を存して封入した構成を採用した。
【0013】
【作用】本発明による施解錠確認装置は、前記シリンダ
前面又はシリンダ前面の近傍のいずれかに永久磁石から
なるドライブマグネットを配設し、鍵のつまみに一対の
磁極を有する回転体からなる永久磁石で構成されるロー
タリーマグネットを、複数個若干の間隙を介して隣接し
て回動自在に併設するとともに、該複数のロータリーマ
グネットの一方の末端のロータリーマグネットを、前記
ドライブマグネットと対向して設け、前記ドライブマグ
ネットの特定の磁極に、末端のロータリーマグネットの
前記特定の磁極と異極の磁極が対面した状態が判別出来
るようにロータリーマグネットを着色し、鍵のつまみを
覆う保護部材に該ロータリーマグネットに対する視認窓
を形成し、一方前記ドライブマグネットは、鍵操作によ
る施錠行程の後半に前記末端のロータリーマグネットが
通過する軌跡の近傍に特定の磁極を設定するとともに、
解錠行程の後半に前記末端のロータリーマグネットが通
過する軌跡の近傍に前記特定の磁極と異極の磁極を設定
したので、鍵操作の施錠行程の後半に前記末端のロータ
リーマグネットが、前記特定の磁極のドライブマグネッ
トの近傍を最終的に通過する時点において、ドライブマ
グネットの特定の磁極と末端のロータリーマグネットの
前記特定の磁極と異極の磁極とが相互に吸引して対向す
るとともに、該末端のロータリーマグネットの特定の磁
極と同極の磁極に、隣接するドライブマグネットの前記
特定の磁極と異極の磁極が吸引されて対面し、鍵を前記
シリンダから抜き取り後において、前記末端のドライブ
マグネットと隣接するロータリーマグネットの対面する
磁極同士が相互に吸引することにより該末端のロータリ
ーマグネットと隣接するロータリーマグネットがその相
互吸引姿勢を保持する。
【0014】鍵の使用者が施錠して来たか不安になった
時点で、前記視認窓からロータリーマグネットの対面す
る磁極同士の相互吸引姿勢を色で判別して、施錠して来
たことが確認出来る。
【0015】
【実施例】図1は本発明による施解錠確認装置の第1実
施例の斜視図である。即ち、非磁性体からなる鍵1のつ
まみ2の側端2aのシリンダ3よりに凹部4が形成さ
れ、該凹部4に、隔壁5aを有する透明なプラスチック
で成形された中空の直方体からなるカプセル状の表示体
収容箱5が設けられている。表示体収容箱5は、前記隔
壁5aで前後に仕切られて、表示体収容室6,6′が設
けられ、上側板は着脱可能に形成されている。
【0016】表示体収容箱5の表示体収容室6,6′に
は、直径方向に着磁された円柱状の一対の磁極を有する
永久磁石からなる表示体たるロータリーマグネット7,
7′が回動自在に、且つ気密にそれぞれ封入され、シリ
ンダ3に近い表示体収容室6のロータリーマグネット7
が鍵先方向にS磁極が指向した位置で、表示体収容室
6′のロータリーマグネット7′もS磁極が鍵先方向に
指向している(図2参照)。ロータリーマグネット7,
7′は上記の位置で、例えば左半分を緑に着色し、右半
分を赤に着色されている。
【0017】なお、鍵1のつまみ2は、ロータリーマグ
ネット7,7′に対応する位置に図示しない視認窓(左
側に設ける)を形成した合成樹脂からなる保護部材にて
サンドイッチ状に嵌着されている。シリンダ3は、一方
の端部に図示しない錠ケースへの取り付け用ねじ9及び
錠ケースへの固定用凹部9aが形成されたシリンダ本体
8に、非磁性体からなるシリンダキャップ10が設けら
れ、該シリンダキャップ10には鍵孔11aが形成され
たキーガイド11が回動自在に設けられている。非磁性
体からなる中空円板状のリテーナ12は、前記キーガイ
ド11を抱持して前記シリンダキャップ10に固定され
ている(図2参照)。
【0018】リテーナ12には、一対の第1ドライブマ
グネットN1 ,N3 が、N1 を正面から見て1時半の位
置に、N3 を7時半の位置に、さらに、一対の第2ドラ
イブマグネットS4 ,S2 が、S4 を4時半の位置に、
2 を10時半の位置に装着されている。従って、ドラ
イブマグネットの配設パターンは、図6(a)の従来例
と同様である。
【0019】本発明は、上記のように構成されているの
で、施錠のため鍵1のつまみ2の側端2aを正面から見
て6時の位置でシリンダ3に挿入し、CCWに12時の
位置まで施錠操作をしたとする。施錠行程の後半でロー
タリーマグネット7が第1ドライブマグネットN1 に接
近すると、ロータリーマグネット7のS磁極が第1ドラ
イブマグネットN1 に吸引されて対向し、ロータリーマ
グネット7′のS磁極は、ロータリーマグネット7のN
磁極に吸引されて、ロータリーマグネット7のN磁極に
対向する(図2参照)。
【0020】鍵1を抜き取った後も、ロータリーマグネ
ット7のN磁極とロータリーマグネット7′のS磁極は
相互に吸引してその相互位置を保持している。従って、
施解錠の確認をしたいときは、視認窓からロータリーマ
グネット7,7′を見ると、視認窓側にロータリーマグ
ネット7,7′の緑が見えて施錠して来たことが確認で
きる。
【0021】解錠のため、鍵1のつまみ2の側端2aを
正面から見て12時の位置でシリンダ3に挿入し、CW
に6時の位置まで解錠操作をしたとする。解錠行程の後
半でロータリーマグネット7が第2ドライブマグネット
4 に接近すると、ロータリーマグネット7のN磁極が
第2ドライブマグネットS4 に吸引されて対向するとと
もに、ロータリーマグネット7′のN磁極は、ロータリ
ーマグネット7のS磁極に吸引されて、ロータリーマグ
ネット7のS磁極に対向する。鍵1を抜き取った後も、
ロータリーマグネット7のS磁極とロータリーマグネッ
ト7′のN磁極は相互に吸引してその相互姿勢を保持し
ている。従って、施解錠の確認をしたいときは、視認窓
からロータリーマグネット7,7′を見ると、視認窓側
にロータリーマグネット7,7′の赤が見えて解錠して
来たことが確認できる。
【0022】図3は、本発明による第2実施例の鍵要部
の断面図である。即ち、非磁性体からなる鍵21のつま
み22の側端22aのシリンダよりに凹部24が形成さ
れ、該凹部24に、隔壁25aを有する透明なプラスチ
ックで成形された中空のカプセル状の直方体からなる表
示体収容箱25が設けられている。表示体収容箱25
は、隔壁25aで前後に仕切られて、表示体収容室2
6,26′が設けられ、上側板は着脱可能に形成されて
いる。表示体収容箱25の表示体収容室26,26′に
は、直径方向に着磁された球状の一対の磁極を有する永
久磁石からなる表示体たるロータリーマグネット27,
27′が回動自在に気密にそれぞれ封入され、シリンダ
に近い表示体収容室26のロータリーマグネット27が
鍵先方向にS磁極が指向した位置で、ロータリーマグネ
ット27のN磁極とロータリーマグネット27′のS磁
極とが相互に吸引して、表示体収容室26′のロータリ
ーマグネット27′もS磁極が鍵先方向に指向している
(図3参照)。
【0023】表示体たるロータリーマグネット27,2
7′は上記の位置で、例えば左半分を緑に着色し、右半
分を赤に着色されている。その他の構成については、第
1実施例と同様であるので説明は省略する。従って、作
動も第1実施例と同様であるので説明は省略する。図4
は、本発明による第3実施例の鍵要部の断面図である。
即ち、非磁性体からなる鍵31のつまみ32の側端32
aのシリンダよりに凹部34が形成され、該凹部34
に、隔壁35aを有する透明なプラスチックで成形され
た中空のカプセル状の直方体からなる表示体収容箱35
が設けられている。表示体収容箱35は、隔壁35aで
前後に仕切られて、表示体収容室36,36′が設けら
れ、上側板は着脱可能に形成されている。
【0024】表示体収容箱35の表示体収容室36,3
6′には、直径方向に着磁された円板状の一対の磁極を
有する永久磁石からなる表示体たるロータリーマグネッ
ト37,37′が回動自在に気密にそれぞれ封入され、
シリンダに近い表示体収容室36のロータリーマグネッ
ト37が鍵先方向にS磁極が指向した位置で、ロータリ
ーマグネット37のN磁極とロータリーマグネット3
7′のS磁極とが相互に吸引して、表示体収容室36′
のロータリーマグネット27′もS磁極が鍵先方向に指
向している(図3参照)。表示体たるロータリーマグネ
ット37,37′は上記の位置で、例えば下半分を緑に
着色し、上半分を赤に着色されていて、視認窓はロータ
リーマグネット37,37′の下半分に対応して形成さ
れている。
【0025】その他の構成については、第1実施例と同
様であるので説明は省略する。従って、作動も第1実施
例と同様であるので説明は省略する。ただ、第3実施例
では、ロータリーマグネットが偏平なため、鍵のつまみ
部がより薄く設計される利点がある。なお、第1,第2
の実施例では、ロータリーマグネットの回動の軸を、つ
まみの面に対して平行に構成されているが、つまみの面
に対して交叉する方向に構成してもよい(この場合は、
ドライブマグネットはシリンダ前面から突出して突設す
るか、エスカッションにロータリーマグネットと対応し
て設ける)。
【0026】また、第1,第2及び第3の実施例では、
ロータリーマグネットを表示体収容室に回動自在に封入
したが、回動自在に軸支してもよい。ただし、いずれの
場合も、ロータリーマグネット相互間に若干の間隙を存
して設けることが必須要件である。もし、ロータリーマ
グネット相互が密着した状態に設けると、かなり強力な
ドライブマグネットで操作しても、前記ロータリーマグ
ネット相互の磁力による吸着に打ち勝ってロータリーマ
グネットを反対の吸着状態に反転することは不可能であ
る。
【0027】第1,第2及び第3の実施例では、鍵を携
帯中何らかの原因で衝撃を受けても、ロータリーマグネ
ット相互が強力な磁力で吸着しているので、反対の吸着
状態に反転することは皆無である。即ち、瞬間的には前
記吸着状態が微振動的に離れることもあるが、その相互
の吸引力に基づく復元力により直前の正規の吸着状態に
復帰して誤作動することは無い。また、上記の実施例で
は、ロータリーマグネットを2個設けたが、2個以上設
けて、さらに携帯時のロータリーマグネットの位置保持
力を向上させることも出来る。次に、ドライブマグネッ
トの配設パターンについて説明する。本発明による実施
例は、シリンダに鍵を挿入した位置から180度CCW
またはCWに鍵を回動して施錠又は解錠操作を行う所謂
18型の錠にシリンダを装着した例を採用している。
【0028】従って、基本的には1時半の第1ドライブ
マグネットN1 と4時半の第2ドライブマグネットS4
のみで十分であるが、使用者の鍵でいったん解錠して、
家に居る者がサムターンで内側から施錠した場合など、
位相がずれるのである。つまり、今まで鍵のつまみの側
端2aを12時の位置にして、鍵の抜き差しをしていた
のが、6時の位置で鍵の抜き差しをするようになるので
ある。しかし、いずれにせよ、CCWで施錠操作であり
CWで解錠操作であることには変わりはない。
【0029】以上の理由で図6(a)に示すように、1
8型のドライブマグネット配設パターンは必要である。
また、世界的にみて、シリンダに鍵を挿入した位置から
360度CCWまたはに鍵を回動して施錠又は解錠操作
を行う所謂36型のシリンダが多用されているが、この
36型の錠にシリンダを装着した場合は、図6(b)に
示すようにドライブマグネットを配設すればよい。
【0030】さらに、リターン型なるものがある、これ
はシリンダに鍵を挿入した位置からCCWに例えば45
度回動してまたCWに45度リターンして鍵を抜き取り
施錠を行い、シリンダに鍵を挿入した位置からCWに例
えば45度回動してまたCCWに45度リターンして鍵
を抜き取り解錠を行う所謂45型である。この場合、錠
にシリンダを装着した場合は、基本的には1時半の第1
ドライブマグネットN1 と10時半の第2ドライブマグ
ネットS2 のみで十分である。
【0031】しかし、この型には自動車の鍵のように、
安全性を犠牲にして利便性を追求して、左右の鍵の刻み
を対称にしたものがある。この場合18型と同様に位相
がずれるので図6(a)に示すようにドライブマグネッ
トを配設すればよい。45度未満の操作角度の場合は、
それなりに操作角の限度位置のロータリーマグネットの
直下にドライブマグネットを配設すればよい。
【0032】また、本実施例では、ドライブマグネット
をシリンダキャップ内に内装しているが、既製のシリン
ダに後付けする場合は、シリンダ前面に貼着してもよ
く、さらにエスカッションに設けて、そのドライブマグ
ネットに対応して鍵のつまみ上の対応する位置にロータ
リーマグネットを設ければよい。なお、錠ケースによっ
ては、現場のドアに取り付けるまで、勝手が決まらない
シリンダがある、この場合、例えば右勝手ではCCWの
鍵操作で施錠であったのが、左勝手のドアに取り付ける
と、CWの鍵操作で施錠となる。従って右勝手の時は視
認窓に緑色が見えていたのが、左勝手のドアに取り付け
ると赤色が見えることになり不具合である。従って、前
記第1実施例では左右両側に視認窓を設け、第3実施例
では上下にそれぞれ設けて、現場のドアに取り付けた後
で不都合な側の視認窓を盲にすればよい。また、鍵は通
常洋服のポケットに入れたりして携行するが、前記ロー
タリーマグネット部に綿塵や糸屑が付着したり、また水
滴が付着したりすると、その回動が阻害されて誤表示の
原因となる。従って、ロータリーマグネットをカプセル
に封入することは、信頼性を長年にわたり維持する為の
必須要件である。さらに、本実施例ではカプセル状の表
示体収容箱を直方体状に構成したが、断面を8の字状に
形成してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記したように、電池を使用せ
ず、表示体たるロータリーマグネットが回転体で構成さ
れているので、衝撃を受けても非対称的な誤表示の原因
となるトルクを発生せず、さらに隣接するロータリーマ
グネットと相互に強力に吸着しあってその姿勢を保持し
ているので、鍵を携帯中に振動が加わっても相互の吸引
力に基づく復元力が作用して吸着姿勢が変わらなく、誤
表示することが皆無である。従って、本発明による施解
錠確認装置は、振動に強く極めて信頼性が高く、且つ半
永久的にメンテナンスフリーで使用出来る優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による施解錠確認装置の第1実施例の斜
視図である。
【図2】同じくシリンダに鍵を挿入し施錠操作の鍵抜き
取り直前の断面図である。
【図3】本発明による第2実施例の鍵の断面図である。
【図4】本発明による第3実施例の鍵の断面図である。
【図5】従来例の施解錠確認装置の斜視図である。
【図6】(a)は、従来例の18,45型のシリンダの
ドライブマグネットの配設パターンの正面図である。
(b)は従来例の36型のシリンダのドライブマグネッ
トの配設パターンの正面図である。
【符号の説明】
1 ,N3 第1ドライブマグネット S2 ,S4 第2ドライブマグネット 1 鍵 2 つまみ 2a 側端 3 シリンダ 4 凹部 5,25,35 表示体収容箱 5a,25a,35a 隔壁 6,6′,26,26′,36,36′ 表示体収
容室 7,7′,27,27′,37,37′ ロータリ
ーマグネット 8 シリンダ本体 9 ねじ 10 シリンダキャップ 11 キーガイド 12 リテーナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ錠と、該シリンダ錠のシリンダ
    を操作する鍵とを備え、前記シリンダ前面又はシリンダ
    前面の近傍のいずれかに永久磁石からなるドライブマグ
    ネットを配設し、前記鍵のつまみに一対の磁極を有する
    回転体からなる永久磁石で構成されるロータリーマグネ
    ットを、複数個若干の間隙を介して隣接して回動自在に
    併設するとともに、該複数のロータリーマグネットの一
    方の末端のロータリーマグネットを、前記ドライブマグ
    ネットと対向して設け、前記ロータリーマグネットの特
    定の磁極に、末端のロータリーマグネットの前記特定の
    磁極と異極の磁極が、対面した状態が判別できるように
    ロータリーマグネットを着色し、鍵のつまみを覆う保護
    部材に該ロータリーマグネットに対する視認窓を形成
    し、一方前記ドライブマグネットは、鍵操作による施錠
    行程の後半に前記末端のロータリーマグネットが通過す
    る軌跡の近傍に特定の磁極を設定するとともに、解錠行
    程の後半に前記末端のロータリーマグネットが通過する
    軌跡の近傍に前記特定の磁極と異極の磁極を設定した施
    解錠確認装置であって、 鍵操作の少なくとも施錠行程において、該施錠行程の後
    半に前記末端のロータリーマグネットが、前記特定の磁
    極のドライブマグネットの近傍を最終的に通過する時点
    において、ドライブマグネットの特定の磁極に末端のロ
    ータリーマグネットの前記特定の磁極と異極の磁極が吸
    引されて対向するとともに、該末端のロータリーマグネ
    ットの前記特定の磁極と同極の磁極に、隣接するドライ
    ブマグネットの前記特定の磁極と異極の磁極が吸引され
    て対向し、鍵を前記シリンダから抜き取り後において、
    前記末端のドライブマグネットと隣接するロータリーマ
    グネットの対面する磁極同士が相互に吸引することによ
    り、ロータリーマグネット同士がその相互吸引姿勢を保
    持し、該ロータリーマグネット同士の相互吸引姿勢を視
    認出来るように構成したことを特徴とする施解錠確認装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数のロータリーマグネットを透明
    なプラスチックからなるカプセル状表示体収容箱に間隙
    を存して封入したことを特徴とする請求項1記載の施解
    錠確認装置。
JP22451892A 1992-08-03 1992-08-03 施解錠確認装置 Pending JPH0658025A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105442949A (zh) * 2014-08-26 2016-03-30 宿迁泽达职业技术学院 基于磁致变色原理的记忆型锁匙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105442949A (zh) * 2014-08-26 2016-03-30 宿迁泽达职业技术学院 基于磁致变色原理的记忆型锁匙

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