JPH08226262A - 施・解錠確認装置 - Google Patents

施・解錠確認装置

Info

Publication number
JPH08226262A
JPH08226262A JP5678195A JP5678195A JPH08226262A JP H08226262 A JPH08226262 A JP H08226262A JP 5678195 A JP5678195 A JP 5678195A JP 5678195 A JP5678195 A JP 5678195A JP H08226262 A JPH08226262 A JP H08226262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
magnet
key
locking
locking rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5678195A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Miyatsu
孝嘉 宮津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5678195A priority Critical patent/JPH08226262A/ja
Publication of JPH08226262A publication Critical patent/JPH08226262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍵を携帯中、係止ロッドに触れても係止ロッ
ドが容易に作動しないより信頼性のある施・解錠確認装
置を提供することを目的とする。 【構成】 合鍵2で施・解錠操作をするとき、外筒3に
配設されたドライブマグネット5a,5bとつまみ2a
の被着部材6a,6b側端に回動自在に装着された表示
マグネット8が吸引・反発して回動する施・解錠確認装
置において、係止部10aを形成した係止ロッド10に
カラー10dを形成し、枠体12′に溝13を形成し、
該溝13に姿勢制御ボールを遊転自在に内装し溝13の
最下部に姿勢制御ボール用退避ポケット15を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錠を施錠又は解錠した
履歴を鍵に自動的に記憶させる施・解錠確認装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図34は公用の施・解錠確認装置aの要
部の断面図である。鍵bのつまみcは、被着部材dがサ
ンドイッチ状に被着され、被着部材dの前側端には透明
なプラスチックからなる収容箱eが配設され、該収容箱
eの後側面の一部は切り欠きe1 が形成されている。回
転軸と交叉する方向に着磁された円柱状の表示マグネッ
トfは、収容箱eの中に回動自在に収容され、収容箱e
の後方に間隙を介して吸着板gが付設してある。
【0003】表示マグネットfの側面は回転軸と磁極を
結ぶ面との交叉する線を境界に例えばN磁極を前方にし
て左側面を緑に右側面を赤に着色されている。十手状の
係止ロッドhは、枝部iが分岐して先端は鍵型に形成さ
れ当接部i1 を形成するとともに、被着部材dに出没自
在に装着されている。係止ロッドhの一端h1 は初期状
態において被着部材dの前縁から突出するよう他端がス
プリングjで付勢されている。
【0004】一方、シリンダkがわには、外筒lの前面
に可撓性磁石からなるドライブマグネットmが接着さ
れ、前面に所要の磁極ができるよう着磁されている。従
来例は上記のように構成されているので、以下のように
作動する。即ち、鍵bをシリンダkの鍵穴に挿入する
と、係止ロッドhの一端h1 は内筒nの前面に当接する
とともに後退して、当接部i1 は表示マグネットfから
離脱して表示マグネットfが回動自在となる。
【0005】例えば施錠操作で表示マグネットfが最終
的にドライブマグネットmの磁極Sの近傍を通過する時
点で、表示マグネットfのN磁極が前方に位置する。従
って、図示しない表示窓がわには表示マグネットfの緑
が視認出来る。鍵bを鍵穴から抜き出す時点で、表示マ
グネットfは吸着板gを吸着するとともに、係止ロッド
hはスプリングjの付勢力で進出し、当接部i1 は切り
欠きe1 を貫通して表示マグネットfを前方に押しつけ
固定する。
【0006】従来例は上記の構成で以上述べたように作
動するので、以下のような3大欠点がある。第1の欠点
は、携帯中の誤表示防止の目的である係止ロッドが、何
時でも不用意に作動してしまい、その間に振動等により
表示マグネットが回動する場合が多々あり、目的を充分
に達成出来ないことである。
【0007】第2の欠点は、錠のシリンダの前面にドラ
イブマグネットを埋設するか、可撓性磁石として貼着す
るかしなければならなく、特に可撓性磁石の場合装着後
悪戯で剥がされたりして信頼性が保証出来無い欠点があ
る。また、可撓性磁石を貼着することで錠本来の意匠を
損なう欠点もある。さらに、錠のシリンダ前面の形状は
各錠メーカーにより微妙に異なり、各錠メーカー毎に1
品1葉の型を起こし販売しなければならないという極め
て面倒な欠点があった。
【0008】第3の欠点は、1種類の商品で全錠メーカ
ーの鍵に対応出来ないという根本的な問題である。即
ち、ドライブマグネットを可撓性磁石で構成すると、部
分着磁した磁極の磁束密度には自ずから限界があり、1
ミリ程度の厚さの可撓性磁石で数百ガウスを越えること
は難しい。また、ドライブマグネットと表示マグネット
間の距離は通常6乃至7ミリ程度はあり、この距離にバ
ラツキがでると相互の磁力が弱い場合が発生して誤表示
の原因となる。
【0009】この距離のバラツキをカバーする為に、よ
りマージンのある強力な磁石を使用することも考慮され
るが、前述のようにドライブマグネットの磁力にも限界
がある。また、この商品を購入した末端ユーザーは手持
ちの錠のシリンダと鍵のつまみに自分で接着して使用す
るが、どの錠メーカーの鍵のつまみにも適合するよう
に、つまみに対する被着部材の凹部を十分にに広く形成
しておくと、末端ユーザーは表示マグネットをドライブ
マグネットから離れた位置で接着する場合が出てきて正
しく作動しなくなる。
【0010】従って、各錠メーカー毎の鍵のつまみにピ
ッタリの凹部を被着部材にそれぞれ形成し、誰が不用意
に接着してもドライブマグネットと表示マグネットとの
距離が設計した距離から逸脱しないようにして逃れてい
るのが現状である。結果として、従来例では錠メーカー
の数だけの型を起こし、錠メーカーの数だけの種類の商
品を販売しなければならないという大きな欠点があっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、鍵を携帯中係止ロッドの先端に不用意に触れても
容易に係止ロッドが誤作動せず、より信頼性のある施・
解錠確認装置を提供することを目的とする。また、ドラ
イブマグネットを錠のシリンダに一切配設又は貼着せ
ず、鍵のつまみ側だけで自己完結する施・解錠確認装置
を提供するとともに、併せて一つの製品で殆どの錠メー
カーの鍵に対応出来る極めて汎用性のある施・解錠確認
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、錠のシリンダと、つまみに被
着部材を被着した合鍵とからなり、前記シリンダの前面
にドライブマグネットを配設し、前記被着部材の前端に
表示マグネットを回動自在に配設するとともに、表示マ
グネットの特定の磁極からの左・右側面を識別してそれ
ぞれ着色し、該表示マグネットに隣接して視認窓を形成
し、鍵の施・解錠操作により前記表示マグネットがドラ
イブマグネットと協動して択一的に吸引・反発して回動
するとともに、表示窓から表示マグネットの着色を視認
して前記錠の施・解錠状態を確認する施・解錠確認装置
において、
【0013】前記被着部材に、前記表示マグネットに対
応する係止部を形成するとともにカラーを環設した係止
ロッドを前後方向に進退自在に装着し、該係止ロッドの
一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付
勢し、前記カラー後面に対応する被着部材にリング状の
溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在
に内装し、鍵挿入時の姿勢における溝の最下部に姿勢制
御ボール用退避ポケットを形成した施・解錠確認装置で
あって、
【0014】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して前記溝から離脱し、
係止ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、
係止ロッドが後退して係止部が表示マグネットから離脱
して表示マグネットの回動を許容する一方、鍵を鍵穴か
ら抜き取る時点において、係止ロッドが前進するととも
に、係止部が表示マグネットに当接し、鍵抜き取り後に
おいて鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制
御ボールが溝内を遊転して、係止ロッドの後退を抑止す
る構成を採用した。
【0015】また、錠のシリンダと、つまみに被着部材
を被着した合鍵とからなり、前記シリンダの前面にドラ
イブマグネットを配設し、前記被着部材の前端に表示マ
グネットを回動自在に配設するとともに、表示マグネッ
トの特定の磁極からの左・右側面を識別してそれぞれ着
色し、該表示マグネットに隣接して視認窓を形成し、鍵
の施・解錠操作により前記表示マグネットがドライブマ
グネットと協動して択一的に吸引・反発して回動すると
ともに、表示窓から表示マグネットの着色を視認して前
記錠の施・解錠状態を確認する施・解錠確認装置におい
て、
【0016】前記被着部材に、前記表示マグネットに対
応する係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの
一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付
勢して前後方向に進退自在に装着し、係止ロッド又は係
止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に軸
着するとともに、該姿勢制御振子に対向して係止ロッド
又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確認装置であ
って、
【0017】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して、係止部が表示マグネットから離脱して表
示マグネットの回動を許容する一方、鍵を鍵穴から抜き
取る時点において、係止ロッドが前進するとともに、係
止部が表示マグネットに当接し、鍵抜き取り後において
鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御振子
のスライド軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの後
退を抑止する構成を採用した。
【0018】さらに、つまみに被着部材を被着した鍵に
おいて、前記被着部材に、偏心した重心の回転体からな
るドライブマグネットを回動自在に装着するとともに、
前記ドライブマグネットと対向して回転体からなる一対
の磁極を有する表示マグネットを回動自在に設け、表示
マグネットの特定の磁極からの左・右側面を識別してそ
れぞれ着色し、該表示マグネットの外側に表示窓を形成
し、表示マグネットとドライブマグネットの略中間に磁
性体からなるフラックスゲートを設け、被着部材に、表
示マグネット及びドライブマグネットにそれぞれ対応す
る係止部を形成するとともにカラーを環設した係止ロッ
ドを、前後方向に進退自在に装着し、係止ロッドの一端
が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付勢
し、カラー後面に対応する被着部材にリング状の溝を周
設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装
し、鍵挿入時の姿勢における溝の最下部に姿勢制御ボー
ル用退避ポケットを形成した施・解錠確認装置であっ
て、
【0019】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して溝から離脱し、係止
ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止
ロッドが後退して係止部が表示マグネット及びドライブ
マグネットから離脱して表示マグネット及びドライブマ
グネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して
対地的に静止するドライブマグネットの周囲を表示マグ
ネットが公転するとともに、表示マグネットがドライブ
マグネットの磁極と協動して択一的に吸引・反発して回
動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、表示マグネ
ットの磁極がフラックスゲートに吸着し、係止ロッドが
前進するとともに係止部が表示マグネット及びドライブ
マグネットに当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差
し位置以外の姿勢においては、姿勢制御ボールが溝内を
遊転して係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示マ
グネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認する
構成を採用した。
【0020】また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材に、偏心した重心の回転体からなる
ドライブマグネットを回動自在に装着するとともに、前
記ドライブマグネットと対向して回転体からなる一対の
磁極を有する表示マグネットを回動自在に設け、表示マ
グネットの特定の磁極からの左・右側面を識別してそれ
ぞれ着色し、該表示マグネットの外側に表示窓を形成
し、表示マグネットとドライブマグネットの略中間に磁
性体からなるフラックスゲートを設け、被着部材に、表
示マグネット及びドライブマグネットにそれぞれ対応す
る係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの一端
が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し
て前後方向に進退自在に装着し、係止ロッド又は係止ロ
ッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に軸着す
るとともに、該姿勢制御振子に対向して係止ロッド又は
枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確認装置であっ
て、
【0021】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して係止部が表示マグネット及びドライブマグ
ネットからそれぞれ離脱して表示マグネット及びドライ
ブマグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動
して対地的に静止するドライブマグネットの周囲を表示
マグネットが公転するとともに、表示マグネットがドラ
イブマグネットの磁極と協動して択一的に吸引・反発し
て回動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、表示マ
グネットがフラックスゲートに吸着し、係止ロッドが前
進するとともに、係止部が表示マグネット及びドライブ
マグネットにそれぞれ当接し、鍵抜き取り後において鍵
の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御振子の
スライド軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退
を抑止し、表示窓から表示マグネットの着色を視認して
錠の施・解錠状態を確認する構成を採用した。
【0022】さらに、請求項3又は4記載の施・解錠確
認装置において、前記フラックスゲートを半硬質磁性材
で構成した。また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材に、偏心した重心の回転体からなる
ドライブマグネットを回動自在に装着するとともに、該
ドライブマグネットと対向して回転体からなる一対の磁
極を有する表示マグネットを複数個間隙を介して回動自
在に併設し、表示マグネットの特定の磁極からの左・右
側面が識別出来るよう表示マグネットを着色し、該表示
マグネットの外側に表示窓を形成し、被着部材に、表示
マグネット及びドライブマグネットにそれぞれ対応する
係止部を形成するとともにカラーを環設した係止ロッド
を前後方向に進退自在に装着し、該係止ロッドの一端が
鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し、
前記カラー後面に対応する被着部材にリング状の溝を周
設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装
し、鍵挿入時における溝の最下部に姿勢制御ボール用退
避ポケットを形成した施・解錠確認装置であって、
【0023】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して前記溝から離脱し、
係止ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、
係止ロッドが後退して係止部が表示マグネット及びドラ
イブマグネットからそれぞれ離脱して表示マグネット及
びドライブマグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操
作に協動して対地的に静止するドライブマグネットの周
囲を表示マグネットが公転するとともに、表示マグネッ
トがドライブマグネットの磁極と協動して択一的に吸引
・反発して回動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点におい
て、表示マグネットが相互に吸着し、係止ロッドが前進
するとともに係止部が表示マグネット及びドライブマグ
ネットにそれぞれ当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜
き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御ボールが溝
内を遊転して係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表
示マグネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認
する構成を採用した。
【0024】さらに、つまみに被着部材を被着した鍵に
おいて、前記被着部材に、偏心した重心の回転体からな
るドライブマグネットを回動自在に装着するとともに、
該ドライブマグネットと対向して回転体からなる一対の
磁極を有する表示マグネットを複数個間隙を介して回動
自在に併設し、表示マグネットの特定の磁極からの左・
右側面が識別出来るよう表示マグネットを着色し、該表
示マグネットの外側に表示窓を形成し、被着部材に、表
示マグネット及びドライブマグネットにそれぞれ対応す
る係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの一端
が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し
て前後方向に進退自在に装着し、係止ロッド又は係止ロ
ッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に軸着す
るとともに、該姿勢制御振子に対向して係止ロッド又は
枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確認装置であっ
て、
【0025】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して係止部が表示マグネット及びドライブマグ
ネットからそれぞれ離脱して表示マグネット及びドライ
ブマグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動
して対地的に静止するドライブマグネットの周囲を表示
マグネットが公転するとともに、表示マグネットがドラ
イブマグネットの磁極と協動して択一的に吸引・反発し
て回動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、表示マ
グネットが相互に吸着し、係止ロッドが前進するととも
に、係止部が表示マグネット及びドライブマグネットに
それぞれ当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位
置以外の姿勢においては、姿勢制御振子のスライド軌跡
が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退を抑止し、表
示窓から表示マグネットの着色を視認して錠の施・解錠
状態を確認する構成を採用した。
【0026】また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材にドライブマグネットを特定の磁極
を鍵操作軸線に対向させて配設し、連結板に植設した貫
通軸に中空回転体の表示マグネットを回動自在に装着す
るとともに、連結板の一端に重錘を付設し連結板の一端
及び他端の少なくとも他端に表示マグネットを部分的に
覆う磁気遮蔽板を付設してなる表示体を、前記ドライブ
マグネットと対向して貫通軸にて回動自在に枢支し、表
示マグネットの外側に表示窓を形成し、表示マグネット
の特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよう表示マ
グネットの側面を着色し、前記被着部材に、表示マグネ
ットに対応する係止部を形成するとともにカラーを環設
した係止ロッドを前後方向に進退自在に装着し、該係止
ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出す
るよう付勢し、前記カラー後面に対応する被着部材にリ
ング状の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを
遊転自在に内装し、鍵挿入時の姿勢における溝の最下部
に姿勢制御ボール用退避ポケットを形成した施・解錠確
認装置であって、
【0027】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して前記溝から離脱し、
係止ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、
係止ロッドが後退して係止部が表示マグネットから離脱
して表示マグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作
に協動して対地的に静止する表示体に枢支された表示マ
グネットの周囲をドライブマグネットが公転するととも
に、表示マグネットの磁極がドライブマグネットの磁極
と協動して択一的に吸引・反発して回動し、鍵を鍵穴か
ら抜き取る時点において、表示マグネットが前記磁気遮
蔽板を吸着し、係止ロッドが前進するとともに、係止部
が表示マグネットに当接し、鍵抜き取り後において鍵の
抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御ボールが
溝内を遊転して係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から
表示マグネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確
認する構成を採用した。
【0028】さらに、つまみに被着部材を被着した鍵に
おいて、前記被着部材にドライブマグネットを特定の磁
極を鍵操作軸線に対向させて配設し、連結板に植設した
貫通軸に中空回転体の表示マグネットを回動自在に装着
するとともに、連結板の一端に重錘を付設し連結板の一
端及び他端の少なくとも他端に表示マグネットを部分的
に覆う磁気遮蔽板を付設してなる表示体を、前記ドライ
ブマグネットと対向して貫通軸にて回動自在に枢支し、
表示マグネットの外側に表示窓を形成し、表示マグネッ
トの特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよう表示
マグネットの側面を着色し、前記被着部材に、表示マグ
ネットに対応する係止部を形成した係止ロッドを、該係
止ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出
するよう付勢して前後方向に進退自在に装着し、係止ロ
ッド又は係止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回
動自在に軸着するとともに、該姿勢制御振子に対向して
係止ロッド又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確
認装置であって、
【0029】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して係止部が表示マグネットから離脱して表示
マグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動し
て対地的に静止する表示体に枢支された表示マグネット
の周囲をドライブマグネットが公転するとともに、表示
マグネットの磁極がドライブマグネットの磁極と協動し
て択一的に吸引・反発して回動し、鍵を鍵穴から抜き取
る時点において、表示マグネットが前記磁気遮蔽板を吸
着し、係止ロッドが前進するとともに、係止部が表示マ
グネットに当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し
位置以外の姿勢においては、姿勢制御振子のスライド軌
跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退を抑止し、
表示窓から表示マグネットの着色を視認して錠の施・解
錠状態を確認する構成を採用した。
【0030】また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材に、両側端に一対の耳軸を有するド
ライブマグネットの一方の耳軸に連結板を植設し、該連
結板の両側端にドライブマグネットを挟んで相互に対向
した一対の磁気遮蔽板を連結し、一方の磁気遮蔽板の外
側に重錘を付着してなるドライブマグネットユニット
を、前記一対の耳軸にて回動自在に枢支し、被着部材
に、一対の磁極を有する表示マグネットに被係合部を形
成するとともに前記ドライブマグネットに対向して回動
自在に装着し、該被係合部の軌跡内に被着部材から係合
部を形成し、表示マグネットの外側に表示窓を形成し、
表示マグネットの特定の磁極からの左・右側面が識別出
来るよう表示マグネットの側面を着色し、前記被着部材
に、前記ドライブマグネット及び表示マグネットに対応
する係止部を形成するとともにカラーを環設した係止ロ
ッドを前後方向に進退自在に装着し、該係止ロッドの一
端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付勢
し、前記カラー後面に対応する被着部材にリング状の溝
を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に
内装し、鍵挿入時における溝の最下部に姿勢制御ボール
用退避ポケットを形成した施・解錠確認装置であって、
【0031】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して前記溝から離脱し、
係止ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、
係止ロッドが後退して係止部がドライブマグネット及び
表示マグネットからそれぞれ離脱してドライブマグネッ
ト及び表示マグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操
作に協動して対地的に静止するドライブマグネットの周
囲を表示マグネットが公転するとともに、表示マグネッ
トの磁極がドライブマグネットの磁極と協動して択一的
に吸引・反発して表示マグネットの被係合部が係合部に
係合し、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、係止ロッ
ドが前進するとともに、係止部がドライブマグネット及
び表示マグネットにそれぞれ当接し、鍵抜き取り後にお
いて鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御
ボールが溝内を遊転して係止ロッドの後退を抑止し、表
示窓から表示マグネットの着色を視認して錠の施・解錠
状態を確認する構成を採用した。
【0032】さらに、つまみに被着部材を被着した鍵に
おいて、前記被着部材に、両側端に一対の耳軸を有する
ドライブマグネットの一方の耳軸に連結板を植設し、該
連結板の両側端にドライブマグネットを挟んで相互に対
向した一対の磁気遮蔽板を連結し、一方の磁気遮蔽板の
外側に重錘を付着してなるドライブマグネットユニット
を、前記一対の耳軸にて回動自在に枢支し、被着部材
に、一対の磁極を有する表示マグネットに被係合部を形
成するとともに前記ドライブマグネットに対向して回動
自在に装着し、該被係合部の軌跡内に被着部材から係合
部を形成し、表示マグネットの外側に表示窓を形成し、
表示マグネットの特定の磁極からの左・右側面が識別出
来るよう表示マグネットの側面を着色し、前記被着部材
の軸線近傍に、前記ドライブマグネット及び表示マグネ
ットに対応する係止部を形成した係止ロッドを、該係止
ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出す
るよう付勢して前後方向に進退自在に装着し、係止ロッ
ド又は係止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回動
自在に軸着するとともに、該姿勢制御振子に対向して係
止ロッド又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確認
装置であって、
【0033】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して係止ロッドの係止部が表示マグネット及び
ドライブマグネットからそれぞれ離脱して表示マグネッ
ト及びドライブマグネットの回動を許容し、鍵の施・解
錠操作に協動して対地的に静止するドライブマグネット
の周囲を表示マグネットが公転するとともに、表示マグ
ネットの磁極がドライブマグネットの磁極と協動して択
一的に吸引・反発して表示マグネットの被係合部が係合
部に係合し、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、係止
ロッドが前進するとともに、係止部がドライブマグネッ
ト及び表示マグネットにそれぞれ当接し、鍵抜き取り後
において鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢
制御振子のスライド軌跡が制御ゲートから外れて係止ロ
ッドの後退を抑止し、表示窓から表示マグネットの着色
を視認して錠の施・解錠状態を確認する構成を採用し
た。
【0034】また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材に、一対の収容室を形成した透明の
プラスチックからなり一対の耳軸を有する回転子状の表
示体を該一対の耳軸にて回動自在に枢支し、収容室に一
対の磁極を有する表示マグネットをそれぞれ収容し、表
示体の天井及び床と間隙を介して磁気遮蔽板を付設する
とともに、床の磁気遮蔽板に重錘を積層し、一方の表示
マグネットに対向する表示体の側壁を切り欠き、表示マ
グネットの特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよ
う表示マグネット側面をそれぞれ着色し、表示体の外側
に表示窓を形成し、ドライブマグネットを前記表示マグ
ネットと対向して被着部材に配設し、表示マグネットに
対応する係止部を形成するとともにカラーを環設した係
止ロッドを前後方向に進退自在に被着部材に装着し、該
係止ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突
出するよう付勢し、カラー後面に対応する被着部材にリ
ング状の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを
遊転自在に内装し、鍵挿入時における溝の最下部に姿勢
制御ボール用退避ポケットを形成した施・解錠確認装置
であって、
【0035】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して前記溝から離脱し、
係止ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、
係止ロッドが後退して係止部が表示マグネットから離脱
して表示マグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作
に協動して対地的に静止する表示体に内蔵した表示マグ
ネットの周囲をドライブマグネットが公転するととも
に、表示マグネットの磁極がドライブマグネットの磁極
と協動して択一的に吸引・反発して回動し、鍵を鍵穴か
ら抜き取る時点において、表示マグネットが相互に吸着
し、係止ロッドが前進するとともに、係止部が表示マグ
ネットに当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位
置以外の姿勢においては、姿勢制御ボールが溝内を遊転
して、係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示マグ
ネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認する構
成を採用した。
【0036】また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材に、一対の収容室を形成した透明の
プラスチックからなり一対の耳軸を有する回転子状の表
示体を該一対の耳軸にて回動自在に枢支し、収容室に一
対の磁極を有する表示マグネットをそれぞれ収容し、表
示体の天井及び床と間隙を介して磁気遮蔽板を付設する
とともに、床の磁気遮蔽板に重錘を積層し、一方の表示
マグネットに対向する表示体の側壁を切り欠き、表示マ
グネットの特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよ
う表示マグネット側面をそれぞれ着色し、表示体の外側
に表示窓を形成し、ドライブマグネットを前記表示マグ
ネットと対向して被着部材に配設し、表示マグネットに
対応する係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッド
の一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう
付勢して前後方向に進退自在に被着部材に装着し、係止
ロッド又は係止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を
回動自在に軸着するとともに、該姿勢制御振子に対向し
て係止ロッド又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠
確認装置であって、
【0037】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して係止部が表示マグネットから離脱して表示
マグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動し
て対地的に静止する表示体に内蔵した表示マグネットの
周囲をドライブマグネットが公転するとともに、表示マ
グネットの磁極がドライブマグネットの磁極と協動して
択一的に吸引・反発して回動し、鍵を鍵穴から抜き取る
時点において、表示マグネットが相互に吸着し、係止ロ
ッドが前進するとともに、係止部が表示マグネットに当
接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位置以外の姿
勢においては、姿勢制御振子のスライド軌跡が制御ゲー
トから外れて係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表
示マグネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認
する構成を採用した。
【0038】また、請求項8,9,12又は13に記載
の施・解錠確認装置において、ドライブマグネットの側
端にすり割りを形成するとともに、該ドライブマグネッ
トを被着部材に挿嵌し、表示マグネットに対向するドラ
イブマグネットの磁極を外部から変更可能なように構成
した。
【0039】さらに、つまみに被着部材を被着した鍵に
おいて、前記被着部材に、両側端に耳軸を有し且つ偏心
した重心の回転子状の表示体の前記耳軸を回動自在に枢
支し、一方の側端面の重心側を半円状に切り欠き被係合
部を形成し、表示体の切り欠き側の側面と該側面と対向
する側面が識別出来るよう着色し、被係合部の軌跡内に
達する係合部を被着部材から設け、表示体の外側に表示
窓を形成し、表示体に対応する係止部を形成するととも
にカラーを環設した係止ロッドを前後方向に進退自在に
被着部材に装着し、該係止ロッドの一端が鍵の非操作時
に被着部材前端から突出するよう付勢し、前記カラー後
面に対応する被着部材にリング状の溝を周設するととも
に該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装し、鍵挿入時
における溝の最下部に姿勢制御ボール用退避ポケットを
形成した施・解錠確認装置であって、
【0040】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して前記溝から離脱し、
係止ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、
係止ロッドが後退して係止部が表示体から離脱して表示
体の回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的
に静止する表示体の周囲を係合部が公転するとともに、
係合部が表示体の被係合部と係合して表示体を回動さ
せ、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、係止ロッドが
前進するとともに、係止部が表示体に当接し、鍵抜き取
り後において鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、
姿勢制御ボールが溝内を遊転して、係止ロッドの後退を
抑止し、表示窓から表示体の着色を視認して錠の施・解
錠状態を確認する構成を採用した。
【0041】また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材に、両側端に耳軸を有し且つ偏心し
た重心の回転子状の表示体の前記耳軸を回動自在に枢支
し、一方の側端面の重心側を半円状に切り欠き被係合部
を形成し、表示体の切り欠き側の側面と該側面と対向す
る側面が識別出来るよう着色し、被係合部の軌跡内に達
する係合部を被着部材から設け、表示体の外側に表示窓
を形成し、表示体に対応する係止部を形成した係止ロッ
ドを、該係止ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前
端から突出するよう付勢して前後方向に進退自在に被着
部材に装着し、係止ロッド又は係止ロッドの枠体の何れ
かに姿勢制御振子を回動自在に軸着するとともに、該姿
勢制御振子に対向して係止ロッド又は枠体に制御ゲート
を形成した施・解錠確認装置であって、
【0042】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して係止部が表示体から離脱して表示体の回動
を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止す
る表示体の周囲を係合部が公転するとともに、該係合部
が表示体の被係合部と係合して表示体を回動させ、鍵を
鍵穴から抜き取る時点において、係止ロッドが前進する
とともに係止部が表示体に当接し、鍵抜き取り後におい
て、鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御
振子のスライド軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッド
の後退を抑止し、表示窓から表示体の着色を視認して錠
の施・解錠状態を確認する構成を採用した。
【0043】さらに、つまみに被着部材を被着した鍵に
おいて、前記被着部材に、空洞の回転子状の表示体の両
側端の耳軸を前記軸線に平行に回動自在に枢支し、該表
示体の一方の側端面に被係合部を形成するとともに、被
係合部の軌跡内に達する係合部を被着部材から設け、前
記空洞部に可動重錘を遊動自在に内装し、被係合部と係
合部との係合状態が外部から識別出来るよう表示体の側
面を区分して着色し、表示体の外側に表示窓を形成し、
表示体に対応する係止部を形成するとともにカラーを環
設した係止ロッドを前後方向に進退自在に被着部材に装
着し、該係止ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前
端から突出するよう付勢し、前記カラー後面に対応する
被着部材にリング状の溝を周設するとともに該溝に姿勢
制御ボールを遊転自在に内装し、鍵挿入時における溝の
最下部に姿勢制御ボール用退避ポケットを形成した施・
解錠確認装置であって、
【0044】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御ボールが退避ポケットに没入して前記溝から離脱し、
係止ロッドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、
係止ロッドが後退して係止部が表示体から離脱して表示
体の回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的
に静止する表示体の周囲を係合部が公転するとともに、
該係合部が表示体の被係合部と係合して表示体を回動さ
せ、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、係止ロッドが
前進するとともに係止部が表示体に当接し、鍵抜き取り
後において、鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、
姿勢制御ボールが溝内を遊転して係止ロッドの後退を抑
止し、表示窓から表示体の着色を視認して錠の施・解錠
状態を確認する構成を採用した。
【0045】また、つまみに被着部材を被着した鍵にお
いて、前記被着部材に、空洞の回転子状の表示体の両側
端の耳軸を前記軸線に平行に回動自在に枢支し、該表示
体の一方の側端面に被係合部を形成するとともに、被係
合部の軌跡内に達する係合部を被着部材から設け、前記
空洞部に可動重錘を遊動自在に内装し、被係合部と係合
部との係合状態が外部から識別出来るよう表示体の側面
を区分して着色し、表示体の外側に表示窓を形成し、表
示体に対応する係止部を形成した係止ロッドを、該係止
ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出す
るよう付勢して前後方向に進退自在に被着部材に装着
し、係止ロッド又は係止ロッドの枠体の何れかに姿勢制
御振子を回動自在に軸着するとともに、該姿勢制御振子
に対向して係止ロッド又は枠体に制御ゲートを形成した
施・解錠確認装置であって、
【0046】鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制
御振子のスライド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッ
ドの一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッ
ドが後退して係止部が表示体から離脱して表示体の回動
を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止す
る表示体の周囲を係合部が公転するとともに、該係合部
が表示体の被係合部と係合して表示体を回動させ、鍵を
鍵穴から抜き取る時点において、係止ロッドが前進する
とともに係止部が表示体に当接し、鍵抜き取り後におい
て鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御振
子のスライド軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの
後退を抑止し、表示窓から表示体の着色を視認して錠の
施・解錠状態を確認する構成を採用した。
【0047】
【作用】請求項1の発明においては、表示マグネットに
対応する係止部を形成した係止ロッドにカラーを環設す
るとともに、該カラーの後面に対応する被着部材にリン
グ状の溝を周設し、該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に
内装するとともに、鍵挿入時の姿勢における溝の最下部
に姿勢制御ボール用退避ポケットを形成したので、鍵が
鍵挿入時の姿勢以外においては、姿勢制御ボールが退避
ポケット以外の位置にありカラーの後退を抑止して係止
ロッドの後退が防止出来る。
【0048】また、請求項2の発明においたは、表示マ
グネットに対応する係止部を形成した係止ロッド又は係
止ロッドの枠体の何れかの一方に、姿勢制御振子を回動
自在に軸着するとともに他方に制御ゲートを形成したの
で、鍵が鍵挿入時の姿勢以外においては、姿勢制御振子
のスライド軌跡が制御ゲートから外れて姿勢制御振子の
スライドを抑止し係止ロッドの後退が防止出来る。
【0049】さらに、請求項3の発明においては、偏心
した重心の回転体からなるドライブマグネットを回動自
在に装着するとともに、側端に回転体からなる一対の磁
極を有する表示マグネットを回動自在に設け、表示マグ
ネットの特定の磁極からの左・右側面を識別してそれぞ
れ着色し、該表示マグネットの外側に表示窓を形成し、
表示マグネットとドライブマグネットの略中間に磁性体
からなるフラックスゲートを設け、前記表示マグネット
及びドライブマグネットにそれぞれ対応する係止部を形
成するとともにカラーを環設し、前記カラー後面にリン
グ状の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊
転自在に内装し、鍵挿入時の姿勢における溝の最下部に
姿勢制御ボール用退避ポケットを形成したので、
【0050】鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止
するドライブマグネットの周囲を表示マグネットが公転
しながら回動し、施・解錠に対応した姿勢でフラックス
ゲートに吸着する。鍵抜取り後においては、鍵挿入時の
姿勢以外では姿勢制御ボールが退避ポケット以外の位置
にありカラーの後退を抑止して係止ロッドの後退が防止
出来る。また、請求項4の発明においては、施・解錠確
認の作動は前記請求項3の発明と同様であり、係止ロッ
ドの作動は請求項2の発明と同様である。
【0051】さらに、請求項5の発明においては、請求
項3又は4の発明で、フラックスゲートを半硬質磁性材
で構成したので、フラックスゲートが施・解錠操作の完
了直前のドライブマグネットの磁極を磁気的に感応する
とともに、残留磁気を保持し、鍵抜き出し操作中におけ
る鍵の左右の回動ぶれにより表示マグネットが逆磁場中
に進入しても誤表示することが無い。
【0052】また、請求項6の発明においては、偏心し
た重心の回転体からなるドライブマグネットを装着する
とともに、側端に回転体からなる一対の磁極を有する表
示マグネットを複数個間隙を介して回動自在に併設し、
表示マグネットの特定の磁極からの左・右側面が識別出
来るよう表示マグネットを着色し、表示窓を形成し、カ
ラーを環設した係止ロッドを前後方向に進退自在に装着
し、カラー後面に対応する被着部材にリング状の溝を周
設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装
し、鍵挿入時における溝の最下部に姿勢制御ボール用退
避ポケットを形成したので、鍵の施・解錠操作に協動し
て対地的に静止するドライブマグネットの周囲を表示マ
グネットが公転しながら回動し、施・解錠に対応した姿
勢で表示マグネット相互が吸着する。
【0053】鍵抜取り後においては、鍵挿入時の姿勢以
外では姿勢制御ボールが退避ポケット以外の位置にあり
カラーの後退を抑止して係止ロッドの後退が防止出来
る。また、請求項7の発明においては、施・解錠確認の
作動は前記請求項6の発明と同様であり、係止ロッドの
作動は請求項2の発明と同様である。
【0054】さらに、請求項8の発明においては、軸線
方向に沿って貫通軸を備えるとともに天井部又は床部の
少なくとも天井部に磁性体からなる磁気遮蔽板を形成
し、床部に非磁性体からなる重錘を付着した表示体の貫
通軸を前記軸線に平行に回動自在に枢支し、磁極を有す
る中空回転体からなる表示マグネットを前記貫通軸に回
動自在に装着するとともに、表示マグネットの上方の被
着部材の側端に、一対の磁極を有するドライブマグネッ
トを配設し、カラーを環設した係止ロッドを前後方向に
進退自在に装着し、前記カラー後面に対応する被着部材
にリング状の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボー
ルを遊転自在に内装し、鍵挿入時の姿勢における溝の最
下部に姿勢制御ボール用退避ポケットを形成したので、
【0055】鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止
する表示マグネットの周囲をドライブマグネットが公転
し、施・解錠に対応した姿勢で表示マグネットが回動し
た後、磁気遮蔽板に吸着する。鍵抜取り後においては、
鍵挿入時の姿勢以外では姿勢制御ボールが退避ポケット
以外の位置にありカラーの後退を抑止して係止ロッドの
後退が防止出来る。また、請求項9の発明においては、
施・解錠確認の作動は前記請求項8の発明と同様であ
り、係止ロッドの作動は請求項2の発明と同様である。
【0056】さらに、請求項10の発明においては、耳
軸を有する回転体からなるドライブマグネットの一方の
耳軸に、一側を開放した一対のヨーク状の磁気遮蔽板を
接着するとともに、一方のヨーク外側に重錘を付着し、
前記耳軸を回動自在に枢支し、一対の磁極を有する表示
マグネットに一対の被係合部を形成するとともにドライ
ブマグネットの略正横のの側端に軸線に平行に回動自在
に装着し、表示マグネットの係合部を形成し、前記被着
部材の鍵操作軸線近傍に、カラーを環設した係止ロッド
を前後方向に進退自在に装着し、カラー後面に対応する
被着部材にリング状の溝を周設するとともに該溝に姿勢
制御ボールを遊転自在に内装し、溝の最下部に姿勢制御
ボール用退避ポケットを形成したので、
【0057】鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止
するドライブマグネットの周囲を表示マグネットが公転
し、施・解錠に対応した姿勢で表示マグネットの被係合
部が回動制限部材たる係合部に係合するまで回動する。
鍵抜取り後においては、鍵挿入時の姿勢以外では姿勢制
御ボールが退避ポケット以外の位置にありカラーの後退
を抑止して係止ロッドの後退が防止出来る。また、請求
項11の発明においては、施・解錠確認の作動は前記請
求項10の発明と同様であり、係止ロッドの作動は請求
項2の発明と同様である。
【0058】さらに、請求項12の発明においては、一
対の収容室を形成し耳軸を有する回転子状の表示体を回
動自在に装着し、表示体の天井及び床と間隙を介して磁
気遮蔽板を付設するとともに、床の磁気遮蔽板外方に重
錘を付設し、表示マグネットを、前記収容室にそれぞれ
収容し、ドライブマグネットを被着部材の側端に配設
し、被着部材の鍵操作軸線近傍に、カラーを環設した係
止ロッドを前後方向に進退自在に装着し、カラー後面に
対応する被着部材にリング状の溝を周設するとともに該
溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装し、鍵挿入時にお
ける溝の最下部に姿勢制御ボール用退避ポケットを形成
したので、
【0059】鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止
する表示マグネットの周囲をドライブマグネットが公転
し、施・解錠に対応した姿勢で表示マグネットが相互に
吸着する。鍵抜取り後においては、鍵挿入時の姿勢以外
では姿勢制御ボールが退避ポケット以外の位置にあり、
カラーの後退を抑止して係止ロッドの後退が防止出来
る。
【0060】また、請求項13の発明においては、施・
解錠確認の作動は前記請求項12の発明と同様であり、
係止ロッドの作動は請求項2の発明と同様である。さら
に、請求項14の発明においては、請求項8,9,12
又は13の発明においてドライブマグネットの側端にす
り割りを形成するとともに、該ドライブマグネットを被
着部材に挿嵌し、表示マグネットに対向するドライブマ
グネットの磁極を外部から変更可能なように構成したも
のである。
【0061】即ち、錠がドアに取りついて初めて左右勝
手が決定される場合、施・解錠操作と表示色が逆転する
場合がある。施錠が完了して赤色を表示し解錠で緑色を
表示するような場合、ドライブマグネットのすり割りに
ドライバーを挿入してドライブマグネットの磁極を18
0度回動して逆磁極として表示マグネットの表示色を施
錠で緑に、解錠で赤に一致させることが出来る。
【0062】また、請求項15の発明においては、耳軸
を有し且つ偏心した重心の回転子状の表示体の一方の側
端面の重心側を半円状に切り欠くとともに被係合部を形
成し、耳軸を回動自在に装着し、前記表示体の側面が識
別出来るよう着色し、前記被係合部の軌跡内に達する係
合部を上部に設け、前記表示体に対応する係止部を形成
するとともにカラーを環設した係止ロッドを前後方向に
進退自在に装着し、カラー後面に対応する被着部材にリ
ング状の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを
遊転自在に内装し、鍵挿入時における溝の最下部に姿勢
制御ボール用退避ポケットを形成したので、鍵の施・解
錠操作に協動して対地的に静止する表示体の周囲を係合
部が公転するとともに、該係合部が表示体の被係合部と
係合して表示体を回動させ、施・解錠操作に対応した姿
勢に停止する。
【0063】鍵抜取り後においては、鍵挿入時の姿勢以
外では姿勢制御ボールが退避ポケット以外の位置にあり
カラーの後退を抑止して係止ロッドの後退が防止出来
る。さらに、請求項16の発明においては、施・解錠確
認の作動は前記請求項15の発明と同様であり、係止ロ
ッドの作動は請求項2の発明と同様である。
【0064】また、請求項17の発明においては、両側
端に耳軸を有する空洞の回転子状の表示体の一方の側端
面に被係合部を形成するとともに、前記被係合部の軌跡
内に達する係合部を被着部材の上部から設け、前記空洞
部に可動重錘をを遊動自在に内装し、前記耳軸を前記軸
線に平行に回動自在に装着し、前記係合部と前記被係合
部との係合状態が外部から識別出来るよう表示体の側面
を区分して着色し、表示体の外側に表示窓を形成したの
で、表示体は常に被係合部に係合部が係合して外力を加
えない限り現状の姿勢を維持し、鍵の施・解錠操作に協
動して係合部が表示体の被係合部と係合して表示体を施
・解錠の位置に回動する。
【0065】鍵抜取り後においては、鍵挿入時の姿勢以
外では姿勢制御ボールが退避ポケット以外の位置にあり
カラーの後退を抑止して係止ロッドの後退が防止出来
る。さらに、請求項18の発明においては、施・解錠確
認の作動は前記請求項17の発明と同様であり、係止ロ
ッドの作動は請求項2の発明と同様である。
【0066】
【実施例】図1(a)は本発明による施・解錠確認装置
の第1実施例のシリンダの正面図であり、(b)は合鍵
をシリンダに挿入途中の状態の断面図でありドライバー
ピン,タンブラー,及びタンブラースプリング等は省略
されている、(c)は(b)図におけるA−A線の断面
図である。
【0067】図1(b)において、施・解錠確認装置
は、シリンダ1と合鍵2で構成され、シリンダ1は外筒
3にキーウエイ4aを形成した内筒4が装着され、さら
に、外筒3の前面には内筒4の中心から見て略9時の位
置と3時の位置に、一対のドライブマグネット5a,5
bがそれぞれS磁極及びN磁極を前面にして埋設されて
いる。
【0068】非磁性体からなる合鍵2のつまみ2aに
は、被着部材6a,6b及び6cが被着され、被着部材
6cにはつまみ2aに対応する凹部6c′が形成され、
被着部材6a,6bの側端に直方体状の凹部7が形成さ
れるとともに、該凹部7に円柱状の永久磁石からなる表
示マグネット8が回動自在に装着されている。なお、被
着部材6cとつまみ2aとは両面テープで接着され、被
着部材6a,6b及び6c間は外周を接着剤で接着され
ている。
【0069】表示マグネット8は、回動軸と交叉する方
向に着磁されとともに、磁極及び回動軸をとおる面と側
面との交叉する線を境界として、特定の磁極例えばN磁
極から左側面を緑に、右側面を赤に着色してある。表示
マグネット8に隣接した被着部材6aに表示窓9が形成
され、該表示窓9には透明なプラスチックが装着されて
いる。
【0070】被着部材6a,6bの鍵操作軸線近傍に、
表示マグネット8に対応した係止部10aを立ち上げ分
岐して形成した係止ロッド10が前後方向に支持部11
a,11bにて進退自在に装着され、鍵を抜き取った状
態で一端10bが被着部材6bから突出するように他端
10cにスプリング12が装着されて付勢されている。
【0071】係止ロッド10の中央部はクランク状にカ
ーブするとともに、ほぼ中央にカラー10dが環設され
該カラー10dの後面に対応する枠体12′にリング状
の溝13が周設され、該溝13に姿勢制御ボール14が
遊転自在に内装されている。溝13には、鍵挿入時の姿
勢においての最下部に姿勢制御ボール用退避ポケット1
5が形成されている(図2(a)の縦断面図を参照)。
【0072】第1実施例は上記のように構成されている
ので、以下のように作動する。合鍵2をシリンダ1のキ
ーウエイ4aに挿入すると、姿勢制御ボール14は重力
で溝13の中の最下部にある退避ポケット15に没入す
るとともに、係止ロッド10の一端10bはシリンダ1
の内筒4の前面に当接してスプリング12の付勢力に抗
して後退する。係止部10aも連動して表示マグネット
8から後退して離脱し、表示マグネット8は回動自在と
なる。
【0073】施錠操作を時計回り(以下CWという)に
行うと、表示マグネット8は12時の位置からCWに3
60度回動する。この際表示マグネット8がドライブマ
グネット5aの近傍を通過する時点で表示マグネット8
のN磁極が前方に位置する。従って、表示窓9側には緑
の色が見える。施錠操作が完了して合鍵2をキーウエイ
4aから抜き出すと、係止ロッド10はスプリング12
の付勢力で進出するとともに、係止部10aは表示マグ
ネット8に当接し、表示マグネットは凹部7の側壁に押
しつけられてその姿勢が保持される。
【0074】合鍵2を携帯中、例えば図2(b)に示す
ようにつまみ2aが水平の位置で不用意に係止ロッド1
0の一端10bに触れた場合、姿勢制御ボール14は退
避ポケット15から離脱して溝13中にあり、溝13の
縁13aと係止ロッド10のカラー10dとの間に姿勢
制御ボール14が挟まり係止ロッド10は後退出来な
い。
【0075】従って、施錠したか確認したい場合は、表
示窓9から表示マグネット8の緑色を視認して施錠を確
認出来る。解錠操作の場合は、反時計回り(以下CCW
という)に360度回動して、表示マグネット8がドラ
イブマグネット5bと吸引・反発して表示マグネット8
のS磁極が前方に位置して表示窓9から赤色が見える以
外は上記と同様である。
【0076】図3(a),(b)及び図4に基づき第2
実施例を説明する。第2実施例はドライブマグネット,
表示マグネット及び表示窓等の施・解錠の表示関係の構
成については、第1実施例と同様であるので相違する係
止ロッド関係のみを説明する。
【0077】即ち、非磁性体からなる合鍵2′のつまみ
2a′には、被着部材6a′,6b′及び6c′が被着
され、被着部材6a′,6b′の鍵操作軸線近傍に、図
示しない表示マグネットに対応した係止部を立ち上げ分
岐して形成した係止ロッド16が前後方向に支持部17
a,17bにて進退自在に装着され、鍵を抜き取った状
態で一端16aが被着部材6b′から突出するように他
端16bにスプリング18が装着されて付勢されてい
る。
【0078】係止ロッド16の中央部はクランク状にカ
ーブするとともに、本体16cが形成されるとともに狭
窄して軸部16dが設けられ該軸部16dに直方体状の
姿勢制御振子19が回動自在に軸支されている(図3
(b)参照)。姿勢制御振子19は一方の端部近くに重
錘19aが埋設され、他端に軸穴19bが形成されて2
分割で構成され取り付け時に相互に接着されている。姿
勢制御振子19の後方の枠体側には、ほぼ姿勢制御振子
19のスライド軌跡巾で制御ゲート20が形成されてい
る。
【0079】第2実施例は上記のように構成されている
ので以下のように作動する。即ち、合鍵2′をシリンダ
のキーウエイに挿入すると、姿勢制御振子19は重錘1
9aにかかる重力で垂直方向の姿勢となり、そのスライ
ド軌跡は制御ゲート20の輪郭より若干小さく収まり姿
勢制御振子19はスライド可能な状態となる。従って、
係止ロッド16の一端16aがシリンダの内筒前面に当
接すると、係止ロッド16はスプリング18の付勢力に
抗して後退し、図示しない係止部も連動して表示マグネ
ットから後退して離脱し、表示マグネットは回動自在と
なる。
【0080】施・解錠操作に基づく表示マグネットの表
示並びに鍵抜き取り時点での表示マグネットの係止等の
作動は第1実施例と同様であるので説明は省略する。合
鍵2′を携帯中、例えばつまみ2a′を鍵の抜き差し位
置以外の位置にすると、姿勢制御振子19のスライド軌
跡が制御ゲート20の輪郭から外れて姿勢制御振子19
が制御ゲート20に当接してスライド不可能となる。従
って、この姿勢で不用意に係止ロッド16の一端16a
に触れても、係止ロッド16は後退せず表示マグネット
は係止された状態で極めて安全である。
【0081】第3実施例を図4に基づき説明するが、こ
れは第2実施例における係止ロッドの変形であるのでそ
の相違点についてのみ説明する。非磁性体からなる合鍵
2″のつまみ2a″には、被着部材6a″,6b″及び
6c″が被着され、被着部材6a″,6b″の鍵操作軸
線近傍に、図示しない表示マグネットに対応した係止部
を立ち上げ分岐して形成した係止ロッド16′が前後方
向に支持部17a′,17b′にて進退自在に装着さ
れ、鍵を抜き取った状態で一端16a′が被着部材6
b″から突出するように他端16b′にスプリング1
8′が装着されて付勢されている。
【0082】係止ロッド16′の中央部はクランク状に
カーブするとともに、本体16c′が形成されるととも
に直方体状の制御ゲート20′が外方に突設されてい
る。該制御ゲート20′の外側の枠体21に凹部22が
形成され、制御ゲート20′に対向して軸23が形成さ
れるとともに、該軸23に第2実施例と同様の姿勢制御
振子24が回動自在に軸着されている。 第3実施例は
上記のように構成されているので以下のように作動す
る。
【0083】合鍵2″を携帯中、例えばつまみ2a″を
鍵の抜き差し位置以外の位置にすると、姿勢制御振子2
4が外方又は内方に傾斜してその上端又は下端が振り出
され、制御ゲート20′のスライド軌跡中に進入して制
御ゲート20′がスライド不可能となる。従って、この
姿勢で不用意に係止ロッド16′の一端16a′に触れ
ても、係止ロッド16′は後退せず表示マグネットは係
止された状態で極めて安全である。
【0084】その他の構成及び作動は第2実施例と同様
であるので説明は省略する。図5(a),(b)及び
(c)に基づき第4実施例について説明する。図5
(a)は第4実施例の一部被着部材を剥離した状態の正
面図である。(b)は図5(a)におけるB−B線にお
ける断面図であり、(c)はC−C線における断面図で
ある。
【0085】鍵31のつまみ31aには、3層の被着部
材32a,32b及び32cが被着され、被着部材32
cにはつまみ31aに対応した凹部32c′が形成され
るとともに、つまみ31aは接着テープで被着部材32
cに接着されている。被着部材32a及び32bは外周
が接着剤で相互に接着されている。
【0086】被着部材32a及び32bの上部の側端に
は、直方体状の凹部33が形成され、該凹部33に永久
磁石からなる表示マグネット34が鍵の操作軸線に平行
に回動自在に装着されている。表示マグネット34は回
転軸と交叉する方向に着磁されるとともに、特定の例え
ばN磁極を基準にCWにS磁極までの側面を緑色に、C
CWにS磁極までの側面を赤色に識別して塗装されてい
る。
【0087】凹部33の外方に隣接して透明のプラスチ
ックからなる表示窓35が設けられ、凹部33と若干の
間隙を介して磁性体からなる直方体状のフラックスゲー
ト36が配設されている(図3(c)参照)。被着部材
32a及び32bの前記軸線近傍に、前記表示マグネッ
ト34に対応して円柱状の凹部36が形成されるととも
に、該凹部36に耳軸37a,37bを形成したドライ
ブマグネット37が前記耳軸37a,37bを軸に前記
軸線に平行に回動自在に軸支されている。
【0088】ドライブマグネット37は回転軸と交叉す
る方向に着磁され、鍵先方向を見て外方にS磁極をつま
み31a側にN磁極がくるように装着されるとともに、
着磁方向と交叉する方向の一方の側端部に重錘37cが
付設され重心が偏心するよう構成されている。
【0089】被着部材32a,32bの鍵操作軸線近傍
に、表示マグネット34に対応した係止部38aを立ち
上げ分岐して形成した係止ロッド38が前後方向に支持
部39a,39bにて進退自在に装着され、鍵を抜き取
った状態で一端38bが被着部材32bから突出するよ
うに他端38cにスプリング40が装着されて付勢され
ている。
【0090】係止ロッド38の中央部はクランク状にカ
ーブするとともに、該曲折部がドライブマグネット37
の耳軸37bに対応した係止部38dを構成するととも
に、対向する後面がカラー38eを構成している。該カ
ラー38eの後面に対応する枠体41にリング状の溝4
2が周設され、該溝42に姿勢制御ボール43が遊転自
在に内装されている。溝42には、鍵挿入時の姿勢にお
いての最下部に姿勢制御ボール用退避ポケット42′が
形成されている(図5(a)参照)。
【0091】第4実施例は上記のように構成されている
ので以下のように作動する。図6は初期状態における第
4実施例の要部の断面図である。この鍵を使用する錠が
360度型(鍵を挿入してCW(CCW)に360度回
して施錠し、CCW(CW)に360度回して解錠する
タイプ)とすると、鍵を挿入した時点では図6の状態で
あると同時に、姿勢制御ボール43は退避ポケット4
2′に没入してカラー38eは後退可能である。
【0092】従って、鍵の挿入に伴い係止ロッド38の
一端38bは図示しないシリンダの内筒前面に当接して
係止ロッド38は後退し、係止部38a及び38dはそ
れぞれ表示マグネット34及びドライブマグネット37
の耳軸37bから離脱して、表示マグネット34及びド
ライブマグネット37は回動自在となる。
【0093】つまみ31aがCWに回動して表示マグネ
ット34が図7(a)の位置にくると、ドライブマグネ
ット37は対地的に静止していてドライブマグネット3
7のS磁極に表示マグネット34が吸引・反発して表示
マグネット34のN磁極がフラックスゲート36側に位
置する。さらにつまみ31aがCWに回動して、図7
(b)の位置にきて施錠操作は完了する。
【0094】鍵31をシリンダから抜き取ると、係止ロ
ッド38はスプリング40の付勢力で前進するととも
に、係止部38a及び38dはそれぞれ表示マグネット
34及びドライブマグネット37の耳軸37bに当接し
て係止する。従って、施錠した確認したい時点で表示窓
35を見ると緑色が視認出来て施錠してきたことが確認
出来る。
【0095】鍵31を携帯中、鍵の抜き差し位置以外の
位置につまみ31aがあると、姿勢制御ボール43は溝
42中の何れかの位置にあり、姿勢制御ボール43がカ
ラー38eと支持部39bに挟まりカラー38eの後退
が抑止されて係止ロッド38も後退せず表示マグネット
34とドライブマグネット37は係止された状態が維持
される。
【0096】解錠の場合は、つまみ31aがCCWに回
動して表示マグネット34が図8(a)の位置にくる
と、ドライブマグネット37は対地的に静止していてド
ライブマグネット37のN磁極に表示マグネット34が
吸引・反発して表示マグネット34のS磁極がフラック
スゲート36側に位置する。さらにつまみ31aがCC
Wに回動して、図8(b)の位置にきて施錠操作は完了
する。
【0097】係止ロッド38の作動等は施錠の場合と同
様であるので説明は省略する。世界的に錠をみると、そ
の殆どは上記の360度型であるが、日本においては1
80度型(鍵を挿入してCW(CCW)に180度回し
て施錠し、CCW(CW)に180度回して解錠するタ
イプ)も多用されている。この場合、鍵をシリンダに挿
入する位置が、例えば表示マグネット側が12時の位置
もあるし6時の位置にもくる。次に、この180度型の
鍵の実施例について説明する。
【0098】即ち、ドライブマグネット37′を図9に
示すように着磁の変更のみで対処出来るのである。ドラ
イブマグネット37′の中心からみて1時半の位置にN
1 磁極を,4時半の位置にS4 磁極を,7時半の位置に
3 磁極を,10時半の位置にS2 磁極を形成するよう
に多極着磁する。
【0099】施錠の場合、図10(a)に示すように、
表示マグネット34が12時の位置からCWに回動し始
めほぼ4時半の位置に来ると、表示マグネット34はド
ライブマグネットのS4 磁極と吸引・反発してフラック
スゲート36側にN磁極が位置する。さらに、6時の位
置から施錠を始める場合でも、破線で示すように10時
半の位置でドライブマグネット37′のS2 磁極に吸引
・反発してフラックスゲート36側にN磁極が位置す
る。従って、何れの場合も表示窓35側には表示マグネ
ット34の緑の側面が位置する。
【0100】解錠の場合、図10(b)に示すように、
表示マグネット34が12時の位置からCCWに回動し
始めほぼ7時半の位置に来ると、表示マグネット34は
ドライブマグネットのN3 磁極と吸引・反発してフラッ
クスゲート36側にS磁極が位置する。さらに、6時の
位置から解錠を始める場合でも、破線で示すように1時
半の位置でドライブマグネット37′のN1 磁極に吸引
・反発してフラックスゲート36側にS磁極が位置す
る。従って、いずれの場合も表示窓35側には表示マグ
ネット34の赤の側面が位置する。
【0101】その他の構成,作動は上記と同様であるの
で説明は省略する。自動車の鍵等では、45度型(鍵を
挿入してCWに45度回した後CCWに45度戻して施
錠し、CCWに45度回した後CWに戻して施錠するタ
イプ)が多用されている。この場合、180度型のドラ
イブマグネット37′がそのまま適用出来る。
【0102】即ち、解錠の場合、図11(a)に示すよ
うに、鍵を挿入してCWに45度回した位置でドライブ
マグネット37′のN1 磁極に表示マグネット34は吸
引・反発してフラックスゲート36側にS磁極がくる。
施錠の場合、図11(b)に示すように、鍵を挿入して
CCWに45度回した位置でドライブマグネット37′
のS2 磁極に表示マグネット34は吸引・反発してフラ
ックスゲート36側にN磁極がくる。
【0103】また、45度型では、鍵の左・右の刻みが
同一で鍵をどちらに向けて挿入しても良い所謂リバーシ
ブルタイプが多用されている。このリバーシブルタイプ
でもドライブマグネット37′の多極着磁で不具合は生
じない。次に第5実施例を説明するが、本実施例は第4
実施例において係止ロッドのみを第2実施例のものを適
用したものである。従って、係止ロッドについてその相
違点のみの説明に留める。
【0104】図12は、第5実施例の係止ロッド要部の
分解斜視図である。図示しない被着部材の鍵操作軸線近
傍に、図示しない表示マグネットに対応した係止部43
aを立ち上げ分岐するとともに、一端からクランク状に
曲折したクランクチーク部に図示しないドライブマグネ
ットに対向する係止部43bを形成した係止ロッド43
が前後方向に進退自在に装着され、鍵を抜き取った状態
で一端が被着部材から突出するように他端43cにスプ
リング44が装着されて付勢されている。
【0105】係止ロッド43のほぼ中央部には狭窄して
軸部43dが形成され、該軸部43dに第2実施例と同
様の姿勢制御振子45が回動自在に軸支されている。姿
勢制御振子45の後方の枠体側には、ほぼ姿勢制御振子
45のスライド軌跡巾で図示しない制御ゲートが形成さ
れている。
【0106】第5実施例は上記のように構成されている
ので係止ロッド43の係止部43a,43bが表示マグ
ネット及びドライブマグネットにそれぞれ当接又は離脱
する以外は第2実施例と同様であるので説明は省略す
る。また、第3実施例のように姿勢制御振子を枠体側に
装着するとともに、制御ゲートを係止ロッド側に設ける
ことも出来る。この場合も係止ロッド43の係止部43
a,43bが表示マグネット及びドライブマグネットに
それぞれ当接又は離脱する以外は第3実施例と同様であ
るので説明は省略する。
【0107】第4実施例又は第5実施例においては、何
れもドライブマグネットと表示マグネット間に磁性体か
らなるフラックスゲートを配設しているが、このフラッ
クスゲートの目的は鍵による施・解錠操作が完了して鍵
を抜き取る場合、若干鍵を左・右に揺すりながら抜き取
る場合がある。また、鍵の抜き取る位置は多少の左・右
方向のガタがある。この場合、表示マグネットがドライ
ブマグネットの検知してはならない逆磁極に感応して誤
表示する場合がある。
【0108】この誤表示を防止することが第1の目的で
あり、第2の目的は鍵を抜き出す時点で表示マグネット
をこのフラックスゲートに吸着させて安定させることで
ある。従って、フラックスゲートを軟鉄等の軟質磁性体
から半硬質磁性材に変更すると、フラックスゲート自体
に残る残留磁気のため、望ましくない逆磁場に対抗する
しきい値が向上してより効果的である。
【0109】第6実施例を図13に基づき説明する。図
13は第6実施例の施・解錠確認装置の要部の断面図で
ある。即ち、第6実施例では第4又は第5実施例におけ
る表示マグネットを1個から複数個に増設しただけであ
る。従って、その他の構成はフラックスゲートを除いて
第4又は第5実施例と同様であるのでその相違点のみに
ついての説明に留める。
【0110】鍵のつまみ50に、被着部材51cの凹部
が被着されるとともに、該被着部材51cに被着部材5
1b及び51aが接着剤等で被着されている。被着部材
51a及び51bの上部の側端には、一対の直方体状の
凹部52a,52bが隔壁を介してつまみ50に平行な
方向に縦列的に形成され、該凹部52a,52bに永久
磁石からなる円柱状の表示マグネット53が鍵の操作軸
線に平行に回動自在に装着されている。
【0111】表示マグネット53は回転軸と交叉する方
向に着磁されるとともに、特定の例えばN磁極を基準に
CWにS磁極までの側面を緑色に、CCWにS磁極まで
の側面を赤色に識別して塗装されている。凹部52a,
52bの外方に隣接して透明のプラスチックからなる表
示窓54が設けられている。
【0112】被着部材51a及び51bの前記軸線近傍
に、前記表示マグネット53に対応して円柱状の凹部5
5が形成されるとともに、該凹部55に図示しない耳軸
を形成したドライブマグネット56が前記を軸に前記軸
線に平行に回動自在に軸支されている。ドライブマグネ
ット56は回転軸と交叉する方向に着磁され、鍵先方向
を見て外方にS磁極をつまみ50側にN磁極がくるよう
に装着されるとともに、着磁方向と交叉する方向の一方
の側端部に重錘56aが付設され重心が偏心するよう構
成されている。なお、符号57は係止ロッドである。
【0113】第6実施例は上記のように構成されている
ので以下のように作動する。図14は第6実施例におけ
る施・解錠操作に伴う表示マグネットの作動を示した要
部の断面図である。つまみ50が施・解錠操作に伴い回
動しても、ドライブマグネット56は対地的に静止して
いる。CWの施錠操作の後半で表示マグネット53が9
時の位置にくると図14(a)に示すように表示マグネ
ット53のN磁極がドライブマグネット56側に回動
し、施錠が完了した時点で図14(b)に示すように表
示窓54側に表示マグネット53の緑の側面が位置して
施錠してきたことが確認出来る。
【0114】CCWの解錠操作の後半で表示マグネット
53が3時の位置にくると図14(c)に示すように表
示マグネット53のS磁極がドライブマグネット56側
に回動し、施錠が完了した時点で図14(d)に示すよ
うに表示窓54側に表示マグネット53の赤の側面が位
置して解錠してきたことが確認出来る。
【0115】なお、係止ロッドによる表示マグネットの
係止は、複数の表示マグネットの中の1個だけで充分で
ある。従って、係止ロッドに関しても第4又は第5実施
例と同様であるので説明は省略する。
【0116】図15(a),(b)及び(c)に基づき
第7実施例について説明する。図15(a)は第7実施
例の一部被着部材を剥離した状態の断面図である。
(b)は図15(a)におけるD−D線における断面図
であり、(c)は表示体の分解斜視図である。
【0117】鍵61のつまみ61aには、3層の被着部
材62a,62b及び62cが被着され、被着部材62
cにはつまみ61aに対応した凹部が形成されるととも
に、つまみ61aは接着テープで被着部材62cに接着
されるとともに、被着部材62a及び62bは外周が接
着剤で相互に接着されている。
【0118】被着部材62a及び62bの上端の側端に
は、円柱状の凹部が形成され、永久磁石からなるドライ
ブマグネット63が特定の磁極が後述する表示マグネッ
トに対向するように挿嵌されている。被着部材62aの
鍵操作軸線近傍の前部よりの箇所の一部に膨出部62
a′が形成されるとともに、該膨出部62a′の内側に
円柱状の凹部64が形成され、ゴンドラ状の表示体65
が装着されている。
【0119】表示体65は、天井に相当する磁性体から
なる円弧状の磁気遮蔽板66aと床に相当する非磁性体
からなる円弧状の重錘66bを非磁性体からなる連結板
66cで連結するとともに、該連結板66cに貫通軸6
6dを植設し、該貫通軸66dに、中空円柱状の表示マ
グネット67を回動自在に装着している(図15(c)
参照)。
【0120】貫通軸66dの両端は、枠体68に回動自
在に軸支されている。表示マグネット67は、回転軸と
交叉する方向に着磁されるとともに、特定の磁極例えば
S磁極を中心に左・右方向に磁極の中立面までの側面を
緑色に、N磁極を中心に左・右方向に磁極の中立面まで
の側面を赤色に識別して塗装されている。凹部64の外
方に隣接して透明のプラスチックからなる表示窓69が
設けられている。
【0121】被着部材62a,62bの鍵操作軸線近傍
に、表示マグネット67に対応した係止部70aを形成
した係止ロッド70が前後方向に進退自在に装着され、
鍵を抜き取った状態で一端70bが被着部材62bから
突出するように他端70cにスプリング71が装着され
て付勢されている。
【0122】係止ロッド70の中央部はクランク状に曲
折し、カラー72が環設されるとともに、該カラー72
の後面に対応する枠体68にリング状の溝73が周設さ
れ、該溝73に姿勢制御ボール74が遊転自在に内装さ
れている。溝73には、鍵挿入時の姿勢においての最下
部に図示しない姿勢制御ボール用退避ポケットが形成さ
れている(図15(b)参照)。
【0123】第7実施例は上記のように構成されている
ので以下のように作動する。図16は初期状態における
第7実施例の要部の断面図である。この鍵を使用する錠
が360度型とすると、鍵を挿入した時点では図16の
状態であると同時に、姿勢制御ボール74は退避ポケッ
トに没入してカラー72は後退可能である。従って、鍵
の挿入に伴い係止ロッド70の一端70bは図示しない
シリンダの内筒前面に当接して係止ロッド70は後退
し、係止部70aは表示マグネット67から離脱して、
表示マグネット67は回動自在となる。
【0124】施錠操作において、つまみ61aがCWに
回動してドライブマグネット63が図17(a)の位置
にくると、表示マグネット67は対地的に静止している
表示体65の貫通軸66dの軸上を回動してS磁極がほ
ぼ9時の位置に来るようになる。さらに、ドライブマグ
ネット63が回動してもドライブマグネット63のN磁
極からの磁力線は磁気遮蔽板66aに遮られるととも
に、表示マグネット67の磁極は磁気遮蔽板66aを吸
着して表示マグネット67の位置は固定され、施錠行程
は完了する。
【0125】鍵61をシリンダから抜き取ると、係止ロ
ッド70はスプリング71の付勢力で前進するととも
に、係止部70aは表示マグネット67に当接して表示
マグネット67は係止される。従って、施錠したか確認
したい時点で表示窓69を見ると緑色が視認出来て施錠
してきたことが確認出来る。
【0126】鍵61を携帯中、鍵の抜き差し位置以外の
位置につまみ61aがあると、姿勢制御ボール74は溝
73中の何れかの位置にあり、姿勢制御ボール74がカ
ラー72の後退が抑止して係止ロッド70が後退出来ず
表示マグネット67は係止された状態が維持される。
【0127】解錠の場合は、つまみ61aがCCWに回
動して表示マグネット67が図18(a)の位置にくる
と、表示マグネット67は対地的に静止している表示体
65の貫通軸66dの軸上を回動してS磁極がほぼ3時
の位置に来るようになる。さらに、ドライブマグネット
63が回動してもドライブマグネット63のN磁極から
の磁力線は磁気遮蔽板66aに遮られるとともに、表示
マグネット67の磁極は磁気遮蔽板66aを吸着して表
示マグネット67の位置は固定され、施錠行程は完了す
る。
【0128】以降の係止ロッド70の作動は前記の解錠
の場合と同様であるので説明は省略する。次に、180
度型の鍵に装着する場合の実施例における表示マグネッ
トの変更について説明する。
【0129】即ち、図示しない表示体は、天井に相当す
る磁性体からなる円弧状の磁気遮蔽板66aの他に床に
も磁気遮蔽板66eを形成し、該磁気遮蔽板66eの外
方に非磁性体からなる円弧状の重錘66bを積層し、非
磁性体からなる連結板66cで連結するとともに、該連
結板66cに貫通軸66dを植設したものである(図1
9参照)。
【0130】なお、表示マグネット67′は、直径方向
に同じ磁極が生じるように多極着磁がしてある(図19
参照)。表示マグネット67′は、N磁極からCWにS
磁極までの側面が緑に塗装され、S磁極からCWにN磁
極までの側面が赤に塗装され識別されている。その他の
構成は第7実施例と同様である。
【0131】施錠行程の後半で図20(a)に示すよう
に、ドライブマグネット63がCWに11時の位置にき
ても、また5時の位置にきても表示窓69側に緑の側面
が位置する。解錠行程の後半で図20(b)に示すよう
に、ドライブマグネット63が1時の位置にきても、ま
た7時の位置にきても表示窓69側に赤の側面が位置す
る。
【0132】また、第7実施例は、第5実施例の図12
の係止ロッド構成で、係止部43aを除いた状態でその
まま適用することが出来るし、姿勢制御振子を枠体側に
配設して制御ゲートを係止ロッド側に形成することも出
来る。
【0133】次に、第8実施例を図21の分解斜視図に
基づき説明する。鍵75の図示しないつまみに、被着部
材76a,76b及び76cが被着され、被着部材76
a,76bの側端前方に図示しない表示マグネットに対
応して鍵操作軸線に平行に穴77が形成されるととも
に、該穴77に一方の側端にすり割り78aを形成した
ドライブマグネット78を挿嵌する。該ドライブマグネ
ット78は回転軸と交叉する方向で且つ前記すり割りの
方向に着磁されている。
【0134】その他の構成は第7実施例と同様であるの
でそれらの構成及び作動の説明は省略する。第8実施例
は上記のように構成されているので以下のように作動す
る。即ち、本第8実施例の施・解錠確認装置を鍵のつま
みに装着して錠を操作した場合、施錠操作が完了して表
示窓からの表示が赤色を示す場合は、その錠の勝手が違
うのが原因であるので、穴77からドライバーを挿入し
てすり割り78aを180度回転させることで錠の勝手
が違いに簡単に現場で対応出来る。
【0135】即ち、今までドライブマグネット78の特
定の磁極例えばN磁極で表示マグネットを駆動していた
のが、上記のドライバーによる回転でS磁極で駆動する
ことにより表示マグネットの着色側面が反転するのであ
る。
【0136】第9実施例を一部被着部材剥離の正面図で
ある図22(a),前図E−E線における断面図(b)
及び要部の分解斜視図(c)に基づき説明する。鍵81
のつまみ81aには、3層の被着部材82a,82b及
び82cが被着され、被着部材82cにはつまみ81a
に対応した凹部83が形成されるとともに、つまみ81
aは接着テープで被着部材82cに接着されるととも
に、被着部材82a,82b及び82cは外周が接着剤
で相互に接着されている。
【0137】被着部材82a及び82bの上部の側端に
は、円柱状の凹部84が形成され、該凹部84に回転軸
と交叉する方向に一対の磁極を有する円柱状の永久磁石
からなる表示マグネット85が回動自在に装着されてい
る。
【0138】表示マグネット85は、一方の端面の半分
が半円状に若干延長し、段差面をして被係合部85aを
形成し、一対の磁極は該被係合部85aの延長面の方向
に着磁されている。表示マグネット85は、被係合部8
5a側の端面から見てN磁極からCWの側面がS磁極ま
で緑に塗装され、N磁極からCCWの側面がS磁極まで
赤に塗装されている。
【0139】表示マグネット85の被係合部85aの軌
跡内に、被着部材82bから下方に突起状の係合部82
b′が突設され、前記被係合部85aの回動制限部材を
構成している。表示マグネット85の外方の被着部材8
2aには透明なプラスチックからなる表示窓84aが形
成されている。
【0140】被着部材82aの鍵操作軸線近傍の前部よ
りの箇所の一部に膨出部82a′が形成されるととも
に、該膨出部82a′の内側に円柱状の凹部86が形成
され、ドライブマグネットユニット87が装着されてい
る。
【0141】ドライブマグネットユニット87は、両端
に耳軸を有するドライブマグネット88の一方の耳軸8
8aに非磁性体からなる連結板89が接着されるととも
に、該連結板89の天井部には磁性体からなる断面が円
弧状の磁気遮蔽板89aがドライブマグネット88を覆
うように形成され、床部にも断面が円弧状の磁気遮蔽板
89bが形成され、さらに磁気遮蔽板89bの外周には
重錘89cが付設されている(図22(c)参照)。
【0142】ドライブマグネット88は、図23に示す
ように多極着磁されている。連結板89とドライブマグ
ネット88は一体となり、耳軸88a,88bで枠体8
2a″に回動自在に枢支されている。
【0143】被着部材82a,82bの鍵操作軸線近傍
に、表示マグネット85に対応した係止部90aとドラ
イブマグネット88に対応した係止部90bを形成した
係止ロッド90が前後方向に進退自在に装着され、鍵を
抜き取った状態で一端90cが被着部材82bから突出
するように他端90dにスプリング91が装着されて付
勢されている。
【0144】係止ロッド90の中央部はクランク状に曲
折し、カラー92が環設されるとともに、該カラー92
の後面に対応する枠体82a″にリング状の溝93が周
設され、該溝93に姿勢制御ボール94が遊転自在に内
装されている。溝93には、鍵挿入時の姿勢においての
最下部に図示しない姿勢制御ボール用退避ポケットが形
成されている。
【0145】第9実施例は上記のように構成されている
ので以下のように作動する。図23は初期状態における
第9実施例の要部の断面図である。この鍵を使用する錠
が360度型とすると、鍵を挿入した時点では図23の
状態であると同時に、姿勢制御ボール94は退避ポケッ
トに没入してカラー92は後退可能である。
【0146】従って、鍵の挿入に伴い係止ロッド90の
一端90cは図示しないシリンダの内筒前面に当接して
係止ロッド90は後退し、係止部90aは表示マグネッ
ト85から離脱して、表示マグネット85は回動自在と
なり、係止部90bはドライブマグネット88から離脱
して、ドライブマグネット88は回動自在となる。
【0147】施錠操作において、つまみ81aがCWに
回動して表示マグネット85が図24(a)の位置にく
ると、ドライブマグネット88は対地的に静止している
ので表示マグネット85はドライブマグネット88の1
0時半の位置のS磁極を感知してS磁極側の被係合部8
5aが係合部82b′に係合する。さらに、CWに回動
が進み、(b)の位置で施錠が完了し、表示窓84a側
に緑の側面が位置した状態となる。
【0148】鍵81をシリンダから抜き取ると、係止ロ
ッド90はスプリング91の付勢力で前進するととも
に、係止部90aは表示マグネット85に当接するとと
もに、係止部90bはドライブマグネット88に当接し
て、表示マグネット85とドライブマグネット88は係
止される。
【0149】従って、施錠したか確認したい時点で表示
窓84aを見ると緑色が視認出来て施錠してきたことが
確認出来る。鍵81を携帯中、鍵の抜き差し位置以外に
位置につまみ81aがあると、姿勢制御ボール94は溝
93中の何れかの位置にあり、姿勢制御ボール94がカ
ラー92の後退を抑止して係止ロッド90が後退出来
ず、表示マグネット85とドライブマグネット88は係
止された状態が維持される。
【0150】解錠の場合は、つまみ81aがCCWに回
動して表示マグネット85が図24(c)の位置にくる
と、ドライブマグネット88は対地的に静止しているの
で表示マグネット85はドライブマグネット88の1時
半の位置のN磁極を感知してN磁極側の被係合部85a
が係合部82b′に係合する。さらに、CCWに回動が
進み、(d)の位置で解錠が完了し、表示窓84a側に
赤の側面が位置した状態となる。
【0151】以降の係止ロッド70の作動は前記の解錠
の場合と同様であるので説明は省略する。第9実施例の
利点は、上記の360度型のシリンダと180度型のシ
リンダに共用出来る点である。即ち、第7実施例の図2
0と同様にそのまま180度型に適用出来る。
【0152】また、第9実施例は、第5実施例の図12
の係止ロッド構成でそのまま適用することが出来るし、
姿勢制御振子を枠体側に配設して制御ゲートを係止ロッ
ド側に形成することも出来る。
【0153】第10実施例を一部被着部材剥離の正面図
である図25(a),前図のF−F線における断面図
(b)及び要部の分解斜視図(c)に基づき説明する。
なお、図25(b)においては、表示マグネットは小さ
くなるので省略してある。
【0154】鍵101のつまみ101aには、3層の被
着部材102a,102b及び102cが被着され、被
着部材102cにはつまみ101aに対応した凹部が形
成されるとともに、つまみ102aは接着テープで被着
部材102cに接着されるとともに、被着部材102
a,102b及び102cは外周が接着剤で相互に接着
されている。
【0155】被着部材102a及び102bの上部の側
端には、円柱状の凹部が形成され、該凹部に永久磁石か
らなるドライブマグネット103が鍵操作軸線に平行に
装着されている。ドライブマグネット103は回転軸と
交叉する方向に着磁され、特定の磁極が鍵操作軸線の方
向と交叉するように対向している。
【0156】被着部材102a及び102bの鍵操作軸
線近傍に、膨出部102a′が形成されるとともに、該
膨出部102a′の内側に被着部材102bに跨がり円
柱状の凹部104が形成され、透明なプラスチックから
なる両側端に後述する耳軸108a及び108bを有す
る表示体105が、被着部材102a及び102bから
なる枠体102abに回動自在に装着され、該表示体1
05の外方の被着部材102aに透明なプラスチックか
らなる表示窓106が形成されている。
【0157】表示体105は、一対の収容室107a,
107bを隔壁107cを介して底付きのトンネル状に
形成してあり、底壁の中央に耳軸108aが突設されて
いる。回転軸と交叉する方向に着磁された一対の表示マ
グネット109a,109bは、前記収容室107a,
107bに回動自在に収容されている。
【0158】表示体105の開口部には耳軸108bを
備えた蓋体108cが接着されるとともに、側方に切り
欠き108dが形成されている。表示マグネット109
a,109bは、特定の磁極例えばS磁極を中心に左・
右に断面が半円状に緑に塗装され、N磁極を中心に赤に
塗装されている(図26参照)。
【0159】表示体105の天井の外側に磁気遮蔽板1
10aが前記収容室107a,107bのほぼ中心まで
覆うように接着されるとともに、床下にも磁気遮蔽板1
10bが接着され、さらに該磁気遮蔽板110bには外
側に蒲鉾状の重錘110cが接着されている。従って、
収容室107a,107bは後述する係止ロッドの係止
部で係止されていない状態では収容室107a,107
bは常に水平方向に連接された状態を保持している。
【0160】被着部材102a,102bの鍵操作軸線
近傍に、表示マグネット109bに対応した係止部11
1aを形成した係止ロッド111が前後方向に進退自在
に装着され、鍵を抜き取った状態で一端111bが被着
部材102bから突出するように他端111cにスプリ
ング112が装着されて付勢されている。
【0161】係止ロッド111の中央部はクランク状に
曲折し、カラー113が環設されるとともに、該カラー
113の後面に対応する枠体102abにリング状の溝
114が周設され、該溝114に姿勢制御ボール115
が遊転自在に内装されている。溝114には、鍵挿入時
の姿勢においての最下部に図示しない姿勢制御ボール用
退避ポケットが形成されている。
【0162】第10実施例は上記のように構成されてい
るので以下のように作動する。図26は初期状態におけ
る第10実施例の要部の断面図である。この鍵を使用す
る錠が360度型とすると、鍵を挿入した時点ではドラ
イブマグネット103と表示体105の相互関係は、図
26の状態であると同時に、姿勢制御ボール115は退
避ポケットに没入してカラー113は後退可能である。
【0163】従って、鍵の挿入に伴い係止ロッド111
の一端111bは図示しないシリンダの内筒前面に当接
して係止ロッド111は後退し、係止部111aは表示
マグネット109bから離脱して、表示マグネット10
9bは回動自在となるとともに、これと磁気的に連動し
ている表示マグネット109aも回動自在となる。
【0164】施錠操作において、つまみ101aがCW
に回動しても表示体105は対地的に静止していて、ド
ライブマグネット103が図27(a)の位置にくる
と、表示マグネット109aはドライブマグネット10
3のN磁極を感知して表示マグネット109aのS磁極
は表示窓106側に位置し、表示マグネット109bも
S磁極が隔壁側を向く。
【0165】鍵101をシリンダから抜き取ると、係止
ロッド111はスプリング112の付勢力で前進すると
ともに、係止部111aは表示マグネット109bに当
接し表示マグネット109bは係止される、従って表示
マグネット109aも磁気的に連動して係止される。
【0166】従って、施錠したか確認したい時点で表示
窓106を見ると緑色が視認出来て施錠してきたことが
確認出来る。鍵101を携帯中、鍵の抜き差し位置以外
の位置につまみ81aがあると、姿勢制御ボール115
は溝114中の何れかの位置にあり、姿勢制御ボール1
15がカラー113の後退を抑止して係止ロッド111
が後退出来ず表示マグネット109bは係止された状態
が維持される。
【0167】解錠の場合は、つまみ101aがCCWに
回動してドライブマグネット103が図27(b)の位
置にくると、表示マグネット109bはドライブマグネ
ット103のN磁極を感知して表示マグネット109b
のS磁極はつまみ101a側に位置し、従って表示マグ
ネット109aも連動してN磁極が表示窓106側を向
く。
【0168】従って、解錠したか確認したい時点で表示
窓106を見ると赤色が視認出来て解錠してきたことが
確認出来る。以降の係止ロッド111の作動は前記の施
錠の場合と同様であるので説明は省略する。
【0169】また、第10実施例は、第5実施例の図1
2の係止ロッドの構成から係止部43aを削除して適用
することが出来るし、姿勢制御振子を枠体側に配設して
制御ゲートを係止ロッド側に形成することも出来る。
【0170】次に、第10実施例の変形を図28及び図
29に基づき説明する。即ち、表示体105′は、一対
の収容室107a′,107b′を隔壁107c′を介
して底付きのトンネル状に形成してあり、底壁の中央に
耳軸が突設されている。直径方向に一対の同磁極がくる
ように多極着磁された一対の表示マグネット109
a′,109b′は、前記収容室107a′,107
b′に回動自在に収容されている。
【0171】表示体105′の開口部には、第10実施
例と同様に耳軸を備えた蓋体が接着されるとともに、側
方に切り欠きが形成されている。表示マグネット109
a′,109b′は、特定の磁極例えばN磁極を基準に
CWに次のS磁極までの側面が緑に塗装され、残りの側
面は赤に塗装されている。
【0172】表示マグネット109a′,109b′の
連接方向の表示体105′の一側面には、磁気遮蔽板1
10a′が接着されるとともに、対向する他側面にも磁
気遮蔽板110b′が接着され、さらに該磁気遮蔽板1
10b′には外側に板状の重錘110c′が接着されて
いる。
【0173】従って、収容室107a′,107b′は
係止ロッドの係止部で係止されていない状態では、収容
室107a′,107b′は常に垂直方向に連接された
状態を保持している。
【0174】360度型の錠のシリンダに装着した場
合、施錠操作において、つまみがCWに回動しても表示
体105′は対地的に静止していて、ドライブマグネッ
ト103が図29(a)の位置にくると、一対の表示マ
グネット109a′,109b′はドライブマグネット
103のN磁極を感知して、左側方の表示窓側に緑の側
面が位置する。
【0175】即ち、このドライブマグネット103の位
置は、180度型の場合も同様である(破線のドライブ
マグネットの位置は180度型の第2のケースの位置を
示す)。
【0176】解錠操作において、つまみがCCWに回動
しても表示体105′は対地的に静止していて、ドライ
ブマグネット103が図29(b)の位置にくると、一
対の表示マグネット109a′,109b′はドライブ
マグネット103のN磁極を感知して、左側方の表示窓
側に赤の側面が位置する。
【0177】このドライブマグネット103の位置は、
180度型の場合も同様である(破線のドライブマグネ
ットの位置は180度型の第2のケースの位置を示
す)。また、図29(a),(b)は45度型のシリン
ダの施・解錠位置でもある。即ち、この第10実施例の
変形においては、1種類の表示マグネットで360度
型,180度型及び45度型のリバーシブルタイプまで
全てをカバー出来る利点がある。
【0178】第10実施例においても、第8実施例と全
く同様にドライブマグネットを被着部材に挿嵌するとと
もに、ドライブマグネットの側端にすり割りを形成し
て、本実施例を取り付けた錠が勝手違いの為、施錠又は
解錠操作に伴う表示マグネットの色が逆転した場合、ド
ライバーでドライブマグネットの表示マグネットに対向
する磁極を逆転して簡単に表示色の変更が出来るように
構成することが出来る。
【0179】第11実施例を正面図である図30
(a),前図のG−G線における断面図(b)及び表示
体の分解斜視図(c)に基づき説明する。鍵121のつ
まみ121aには、3層の被着部材122a,122b
及び122cが被着され、被着部材122cにはつまみ
121aに対応した凹部が形成されるとともに、つまみ
122aは接着テープで被着部材122cに接着される
とともに、被着部材122a,122b及び122cは
外周が接着剤で相互に接着されている。
【0180】被着部材122a及び122bの鍵操作軸
線近傍に、膨出部122a′が形成されるとともに、該
膨出部122a′の内側に被着部材122bに跨がり円
柱状の凹部123が形成され、両側端に耳軸124a及
び124bを有する表示体124が、被着部材122a
及び122bからなる枠体122abに耳軸124a,
124bにて回動自在に装着され、該表示体124の外
方の被着部材122aに透明なプラスチックからなる表
示窓125形成されている。
【0181】表示体124は、一端が半円状の切り欠き
124cが形成されるとともに、該切り欠き124c側
のの外端部に回転軸に沿って重錘124dが埋設されて
いる。表示体124の側面は、段差面からなる被係合部
124eの延長面を境界にして重錘124d側を緑に塗
装し、他側面を赤に塗装してある。凹部123のの前部
上方から前記被係合部124eの軌跡内に達する突起状
の係合部126が形成されている。
【0182】被着部材122a,122bの鍵操作軸線
近傍に、表示体124に対応した係止部127aを形成
した係止ロッド127が前後方向に進退自在に装着さ
れ、鍵を抜き取った状態で一端127bが被着部材12
2bから突出するように他端127cにスプリング12
8が装着されて付勢している。
【0183】係止ロッド127の中央部はクランク状に
曲折し、カラー129が環設されるとともに、該カラー
129の後面に対応する枠体122abにリング状の溝
130が周設され、該溝130に姿勢制御ボール131
が遊転自在に内装されている。溝130には、鍵挿入時
の姿勢においての最下部に図示しない姿勢制御ボール用
退避ポケットが形成されている。
【0184】第11実施例は上記のように構成されてい
るので以下のように作動する。この鍵121を使用する
錠が360度型とすると、鍵を挿入した時点で、姿勢制
御ボール131は図示しない退避ポケットに没入して溝
130から離脱するとともに、係止ロッド127の一端
127bは図示しないシリンダの前端に当接してスプリ
ング128の付勢力に抗して後退する。
【0185】施錠操作において、つまみ121aがCW
(図31は鍵先から見ているのでCWの矢印が逆転して
いる)に回動すると、施錠操作の後半において、係合部
126は被係合部124eと係合して表示体124を図
31(a)の位置まで回動させて施錠操作を完了する。
このとき表示窓125側には表示体124の緑の側面が
位置している。
【0186】鍵121をシリンダから抜き取ると、係止
ロッド127はスプリング128の付勢力で前進すると
ともに、係止部127aは表示体124の後端に当接し
表示体124は係止される。従って、施錠したか確認し
たい時点で表示窓125を見ると緑色が視認出来て施錠
してきたことが確認出来る。
【0187】鍵121を携帯中、鍵の抜き差し位置以外
の位置につまみ121aがあると、姿勢制御ボール13
1は溝130中の何れかの位置にあり、姿勢制御ボール
131がカラー129の後退を抑止して係止ロッド12
4が後退出来ず、表示体124は係止された状態が維持
される。
【0188】解錠の場合は、つまみ121aがCCWに
回動して係合部126が解錠操作の後半で被係合部12
4eと係合して表示体124を図31(b)の位置まで
回動させて解錠操作は完了する。このとき表示窓125
側には表示体124の赤の側面が位置している。
【0189】以降の係止ロッド127の作動は前記の解
錠の場合と同様であるので説明は省略する。また、第1
1実施例は、第5実施例の図12の係止ロッドの構成か
ら係止部43aを削除して適用することが出来るし、姿
勢制御振子を枠体側に配設して制御ゲートを係止ロッド
側に形成することも出来る。
【0190】次に第12実施例を図32(a),(b)
に基づき説明するが、第12実施例は第11実施例と表
示体のみが異なるので、その相違点のみについて説明す
る。両側端に耳軸141a,141bを突設した円筒状
の表示体141は、一端に半円状の断面をもった切り欠
き141cが形成されている。円筒状の胴部141f内
には、内容積の半分程度の金属性の粒状ボールからなる
可動重錘141gが内装されている。
【0191】なお、胴部141f内の可動重錘141g
には、施・解錠操作に伴う操作角度が比較的小さい45
度型の場合は、ニードルベアリングのニードル状の可動
重錘を少なくとも1個使用するのが、追従遅れを防止し
て望ましい。 切り欠き141cにより形成された段差
面は、被着部材から下方に突設された係合部126に対
して被係合部141eを構成し、表示体141の側面
は、段差面からなる被係合部141eの延長面を境界に
して切り欠き141c側を緑に塗装し、他側面を赤に塗
装してある。
【0192】その他の構成は第11実施例と同様であ
る。第12実施例は上記のように構成されているので以
下のように作動する。施錠操作において、つまみ121
aがCW(図31は鍵先から見ているのでCWの矢印が
逆転している)に回動すると、施錠操作の後半におい
て、係合部126は被係合部141eと係合して表示体
141を図31(a)と同様の位置まで回動させて施錠
操作を完了する。
【0193】このとき表示窓125側には表示体141
の緑の側面が位置している。ただ、第11実施例との相
違点は、表示体124では重心位置が常に重錘124d
側にあるが、第12実施例の表示体141では常に可動
重錘141gが下方に自動求心して下方の位置にあると
ともに、その重心位置によりその姿勢を保持しようとす
る性質を持つことである。
【0194】解錠の場合は、つまみ121aがCCWに
回動して係合部126が解錠操作の後半で被係合部14
1eと係合して表示体141を図31(b)と同様の位
置まで回動させて解錠操作は完了する。このとき表示窓
125側には表示体141の赤の側面が位置している。
【0195】その他の係止ロッドの作動は、第11実施
例と同様であるので説明は省略する。また、第11実施
例は、第5実施例の図12の係止ロッドの構成から係止
部43aを削除して適用することが出来るし、姿勢制御
振子を枠体側に配設して制御ゲートを係止ロッド側に形
成することも出来る。
【0196】次に、第12実施例において、表示体14
1の360度型及び180度型のシリンダに共用出来る
被係合部の構成と、45度型に対応する被係合部の構成
を説明する。
【0197】次に、360度型のシリンダと180度型
のシリンダに共通して使用出来る第12実施例の変形に
ついて説明する。即ち、図33(a)に示す表示体14
1′は第12実施例の表示体141と切り欠きのみが相
違している。
【0198】図33(a)(何れも鍵先方向を見ている
のでCW等の方向が逆転している)において、表示体1
41′は、一端が4分の1の円状の切り欠き142が形
成され、12時方向にある段差面からなる被係合部14
1aと、3時方向にある段差面からなる被係合部141
bとは相互に交叉している。
【0199】表示体141′の側面は、被係合部141
aの延長方向X−Xの面との境界を基準に左右合計90
度の範囲で赤に塗装され、被係合部141bの延長方向
Y−Yの面との境界を基準に左右合計90度の範囲で緑
に塗装されている。
【0200】先ず、360度型のシリンダの鍵に適用し
た場合を説明する。図33(b)の位置からCWに施錠
操作すると、9時の位置で係合部126は被係合部14
2aに係合し、以降図33(a)の位置まで表示体14
1′を回動させる。
【0201】従って、鍵を抜き取った後表示窓125側
に緑の側面が位置している。図33(a)の位置からC
CWに解錠操作すると、3時の位置で係合部126は被
係合部142aに係合し、以降図33(b)の位置まで
表示体141′を回動させる。
【0202】従って、鍵を抜き取った後表示窓125側
に赤の側面が位置している。次に180度型のシリンダ
の鍵に適用した場合を説明する。180度型の場合、C
Wの施錠操作で図33(a)の位置から(c)の位置に
くる第1のケースと、図33(c)の位置をスタートし
て(a)に終わる二つのケースがあるが、何れも表示窓
125側に緑の側面が位置して完了する。
【0203】180度型の場合、CCWの解錠操作で図
33(b)の位置から(d)の位置にくる第1のケース
と、図33(d)の位置をスタートして(b)に終わる
二つのケースがあるが、何れも表示窓125側に赤の側
面が位置して完了する。
【0204】45度型のシリンダの鍵に適用する場合
は、図33(e)に示すように、切り欠き143をほぼ
45度に形成するとともに、被係合部143aから90
度のX方向を基準に左右合計45度の範囲の表示体の側
面を赤に塗装し、被係合部143bから90度のY方向
を基準に左右合計45度の範囲の表示体の側面を緑に塗
装すればよい。
【0205】CWに45度回動した後CCWに戻す施錠
操作の場合、図33(f)に示すように、表示窓125
の側に緑の側面が位置する。CCWに45度回動した後
CWに戻す解錠操作の場合、図33(e)に示すよう
に、表示窓125の側に赤の側面が位置する。
【0206】なお、第4実施例から第10実施例までの
実施例において、被着部材におけるドライブマグネット
と表示マグネットの配設上の位置は、実施例にとらわれ
ずその位置を逆転しても良い、鍵のシャンクの軸、即ち
鍵の操作軸線に共に平行であり相互に磁力が作用し合う
範囲に配設すれば、その機能を損なわれることはない。
【0207】また、第11実施例と第12実施例におい
ても、表示体と被着部材側の係合部との位置を逆転して
も良く、表示体が鍵のシャンクの軸、即ち鍵の操作軸線
に平行であれば、その機能を損なわれることはない。
【0208】
【発明の効果】本発明による施・解錠確認装置は、上記
のように構成したので鍵を携帯中係止ロッドの先端に不
用意に触れても容易に係止ロッドが誤作動せず、より信
頼性のある施・解錠確認装置を提供することが出来る。
【0209】さらに、ドライブマグネットを錠のシリン
ダ側に一切配設又は貼着せず、鍵のつまみ側だけで自己
完結する施・解錠確認装置を提供するとともに、併せて
一つの製品で殆どの錠メーカーの鍵に対応出来る極めて
汎用性のある施・解錠確認装置を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、第1実施例のシリンダの正面図であ
り、(b)はシリンダに鍵を挿入途中の状態の縦断面図
であり、(c)は同じく前図のA−A線における要部の
断面図である。
【図2】(a),(b)は同じくつまみの断面図であ
る。
【図3】(a)は第2実施例の要部の断面図であり、
(b)は同じく姿勢制御振子の斜視図である。
【図4】第3実施例の要部の断面図である。
【図5】(a)は第4実施例の一部を剥離した縦断面図
であり、(b)は同じく前図のB−B線における断面図
であり、(c)は同じく前図のC−C線におけるつまみ
の断面図である。
【図6】同じく要部の拡大断面図である。
【図7】(a),(b)は同じく作動説明図である。
【図8】(a),(b)は同じく作動説明図である。
【図9】同じく別のドライブマグネットの断面図であ
る。
【図10】(a),(b)は同じく180度型の作動説
明図である。
【図11】(a),(b)は同じく45度型の作動説明
図である。
【図12】第5実施例の係止ロッドの分解斜視図であ
る。
【図13】第6実施例の要部の拡大断面図である。
【図14】(a),(b),(c)及び(d)は同じく
作動説明図である。
【図15】(a)は第7実施例の一部剥離した断面図で
あり、(b)は前図のD−D線における断面図であり、
(c)は表示体の分解斜視図である。
【図16】同じく要部の拡大断面図である。
【図17】(a),(b)は同じく作動説明図である。
【図18】(a),(b)は同じく作動説明図である。
【図19】同じく180度型の作動説明図である。
【図20】同じく180度型の作動説明図である。
【図21】第8実施例の分解斜視図である。
【図22】(a)は第9実施例の一部剥離した断面図で
あり、(b)は前図のE−E線における断面図であり、
(c)は要部の分解斜視図である。
【図23】同じく要部の拡大断面図である。
【図24】(a),(b),(c)及び(d)は同じく
作動説明図である。
【図25】(a)は第10実施例の一部剥離した断面図
であり、(b)は前図のF−F線における断面図であ
り、(c)は表示体の分解斜視図である。
【図26】同じく作動説明図である。
【図27】(a),(b)は同じく作動説明図である。
【図28】同じく作動説明図である。
【図29】(a),(b)は同じく作動説明図である。
【図30】(a)は第11実施例の正面図であり、
(b)は前図のG−G線における断面図であり、(c)
は表示体の斜視図である。
【図31】(a),(b)は同じく作動説明図である。
【図32】(a)は第12実施例の表示体の斜視図であ
り、(b)は同じく表示体の断面図である。
【図33】(a),(b),(c),(d),(e)及
び(f)は同じく作動説明図である。
【図34】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 シリン
ダ 2,2′,2″ 合鍵 31,61,75,81,101,121 鍵 2a,2a′,2a″,31a,50,61a,81
a,101a121aつまみ 5a,5b,37,37′,56,63,78,88,
103ドライブマグネット 6a,6b,6c,6a′,6b′,6c′,6a″,
6b″,6c″,32a,32b,32c,51a,5
1b,62a,62b,62c,76a,76b,76
c,82a,82b,82c,102a,102b,1
02c,122a,122b,122c
被着部材 8,34,34′,53,67,67′,85,109
a,109b,109a′,109b′
表示マグネット 9,35,54,69,84a,106 表示窓 10,16,16′,38,43,57,70p90,
111,127係止ロッド 10a,38a,38d,43a,43b,70a,9
0a,90b,111a′,127a′
係止部 10b,16a,16a′,38b,70b,90c,
111b,127b一端 10d,38e,72,92,113,129 カラー 13,42,73,93,114,130 溝 14,43,74,94,115,131 姿勢制
御ボール 15,42′ 退避ポ
ケット 19,24,45 姿勢制
御振子 20,20′ 制御ゲ
ート 36 フラッ
クスゲート 56a,66b,89c,110c,110c′,12
4d 重錘 65,105,105′,124,141 表示体 66a,66e,89a,89b,110a,110
b,110a′,110b′
磁気遮蔽板 66c,89 連結板 66d 貫通軸 78a すり割
り 82b′,126 係合部 85a,124e,141a,141b,141e
被係合部 87 ドライブ
マグネットユニット 88a,88b,124a,124b,141a,14
1b 耳軸 107a,107b,107a′,107b′ 収容室 141 可動重

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠のシリンダと、つまみに被着部材を被
    着した合鍵とからなり、 前記シリンダの前面にドライブマグネットを配設し、前
    記被着部材の前端に表示マグネットを回動自在に配設す
    るとともに、表示マグネットの特定の磁極からの左・右
    側面を識別してそれぞれ着色し、該表示マグネットに隣
    接して視認窓を形成し、鍵の施・解錠操作により前記表
    示マグネットがドライブマグネットと協動して択一的に
    吸引・反発して回動するとともに、表示窓から表示マグ
    ネットの着色を視認して前記錠の施・解錠状態を確認す
    る施・解錠確認装置において、 前記被着部材に、前記表示マグネットに対応する係止部
    を形成するとともにカラーを環設した係止ロッドを前後
    方向に進退自在に装着し、該係止ロッドの一端が鍵の非
    操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し、前記カ
    ラー後面に対応する被着部材にリング状の溝を周設する
    とともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装し、鍵
    挿入時の姿勢における溝の最下部に姿勢制御ボール用退
    避ポケットを形成した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して前記溝から離脱し、係止ロッドの
    一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが
    後退して係止部が表示マグネットから離脱して表示マグ
    ネットの回動を許容する一方、鍵を鍵穴から抜き取る時
    点において、係止ロッドが前進するとともに、係止部が
    表示マグネットに当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜
    き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御ボールが溝
    内を遊転して、係止ロッドの後退を抑止することを特徴
    とする施・解錠確認装置。
  2. 【請求項2】 錠のシリンダと、つまみに被着部材を被
    着した合鍵とからなり、 前記シリンダの前面にドライブマグネットを配設し、前
    記被着部材の前端に表示マグネットを回動自在に配設す
    るとともに、表示マグネットの特定の磁極からの左・右
    側面を識別してそれぞれ着色し、該表示マグネットに隣
    接して視認窓を形成し、鍵の施・解錠操作により前記表
    示マグネットがドライブマグネットと協動して択一的に
    吸引・反発して回動するとともに、表示窓から表示マグ
    ネットの着色を視認して前記錠の施・解錠状態を確認す
    る施・解錠確認装置において、 前記被着部材に、前記表示マグネットに対応する係止部
    を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの一端が鍵の非
    操作時に被着部材前端から突出するよう付勢して前後方
    向に進退自在に装着し、係止ロッド又は係止ロッドの枠
    体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に軸着するととも
    に、該姿勢制御振子に対向して係止ロッド又は枠体に制
    御ゲートを形成した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退し
    て、係止部が表示マグネットから離脱して表示マグネッ
    トの回動を許容する一方、鍵を鍵穴から抜き取る時点に
    おいて、係止ロッドが前進するとともに、係止部が表示
    マグネットに当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差
    し位置以外の姿勢においては、姿勢制御振子のスライド
    軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退を抑止す
    ることを特徴とする施・解錠確認装置。
  3. 【請求項3】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、偏心した重心の回転体からなるドライ
    ブマグネットを回動自在に装着するとともに、前記ドラ
    イブマグネットと対向して回転体からなる一対の磁極を
    有する表示マグネットを回動自在に設け、表示マグネッ
    トの特定の磁極からの左・右側面を識別してそれぞれ着
    色し、該表示マグネットの外側に表示窓を形成し、表示
    マグネットとドライブマグネットの略中間に磁性体から
    なるフラックスゲートを設け、被着部材に、表示マグネ
    ット及びドライブマグネットにそれぞれ対応する係止部
    を形成するとともにカラーを環設した係止ロッドを、前
    後方向に進退自在に装着し、係止ロッドの一端が鍵の非
    操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し、カラー
    後面に対応する被着部材にリング状の溝を周設するとと
    もに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装し、鍵挿入
    時の姿勢における溝の最下部に姿勢制御ボール用退避ポ
    ケットを形成した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して溝から離脱し、係止ロッドの一端
    がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退
    して係止部が表示マグネット及びドライブマグネットか
    ら離脱して表示マグネット及びドライブマグネットの回
    動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止
    するドライブマグネットの周囲を表示マグネットが公転
    するとともに、表示マグネットがドライブマグネットの
    磁極と協動して択一的に吸引・反発して回動し、鍵を鍵
    穴から抜き取る時点において、表示マグネットの磁極が
    フラックスゲートに吸着し、係止ロッドが前進するとと
    もに係止部が表示マグネット及びドライブマグネットに
    当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位置以外の
    姿勢においては、姿勢制御ボールが溝内を遊転して係止
    ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示マグネットの着
    色を視認して錠の施・解錠状態を確認することを特徴と
    する施・解錠確認装置。
  4. 【請求項4】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、偏心した重心の回転体からなるドライ
    ブマグネットを回動自在に装着するとともに、前記ドラ
    イブマグネットと対向して回転体からなる一対の磁極を
    有する表示マグネットを回動自在に設け、表示マグネッ
    トの特定の磁極からの左・右側面を識別してそれぞれ着
    色し、該表示マグネットの外側に表示窓を形成し、表示
    マグネットとドライブマグネットの略中間に磁性体から
    なるフラックスゲートを設け、被着部材に、表示マグネ
    ット及びドライブマグネットにそれぞれ対応する係止部
    を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの一端が鍵の非
    操作時に被着部材前端から突出するよう付勢して前後方
    向に進退自在に装着し、係止ロッド又は係止ロッドの枠
    体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に軸着するととも
    に、該姿勢制御振子に対向して係止ロッド又は枠体に制
    御ゲートを形成した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退して
    係止部が表示マグネット及びドライブマグネットからそ
    れぞれ離脱して表示マグネット及びドライブマグネット
    の回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に
    静止するドライブマグネットの周囲を表示マグネットが
    公転するとともに、表示マグネットがドライブマグネッ
    トの磁極と協動して択一的に吸引・反発して回動し、鍵
    を鍵穴から抜き取る時点において、表示マグネットがフ
    ラックスゲートに吸着し、係止ロッドが前進するととも
    に、係止部が表示マグネット及びドライブマグネットに
    それぞれ当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位
    置以外の姿勢においては、姿勢制御振子のスライド軌跡
    が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退を抑止し、表
    示窓から表示マグネットの着色を視認して錠の施・解錠
    状態を確認することを特徴とする施・解錠確認装置。
  5. 【請求項5】 前記フラックスゲートを半硬質磁性材で
    構成したことを特徴とする請求項3又は4記載の施・解
    錠確認装置。
  6. 【請求項6】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、偏心した重心の回転体からなるドライ
    ブマグネットを回動自在に装着するとともに、該ドライ
    ブマグネットと対向して回転体からなる一対の磁極を有
    する表示マグネットを複数個間隙を介して回動自在に併
    設し、表示マグネットの特定の磁極からの左・右側面が
    識別出来るよう表示マグネットを着色し、該表示マグネ
    ットの外側に表示窓を形成し、被着部材に、表示マグネ
    ット及びドライブマグネットにそれぞれ対応する係止部
    を形成するとともにカラーを環設した係止ロッドを前後
    方向に進退自在に装着し、該係止ロッドの一端が鍵の非
    操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し、前記カ
    ラー後面に対応する被着部材にリング状の溝を周設する
    とともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装し、鍵
    挿入時における溝の最下部に姿勢制御ボール用退避ポケ
    ットを形成した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して前記溝から離脱し、係止ロッドの
    一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが
    後退して係止部が表示マグネット及びドライブマグネッ
    トからそれぞれ離脱して表示マグネット及びドライブマ
    グネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して
    対地的に静止するドライブマグネットの周囲を表示マグ
    ネットが公転するとともに、表示マグネットがドライブ
    マグネットの磁極と協動して択一的に吸引・反発して回
    動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点において、表示マグネ
    ットが相互に吸着し、係止ロッドが前進するとともに係
    止部が表示マグネット及びドライブマグネットにそれぞ
    れ当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位置以外
    の姿勢においては、姿勢制御ボールが溝内を遊転して係
    止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示マグネットの
    着色を視認して錠の施・解錠状態を確認することを特徴
    とする施・解錠確認装置。
  7. 【請求項7】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、偏心した重心の回転体からなるドライ
    ブマグネットを回動自在に装着するとともに、該ドライ
    ブマグネットと対向して回転体からなる一対の磁極を有
    する表示マグネットを複数個間隙を介して回動自在に併
    設し、表示マグネットの特定の磁極からの左・右側面が
    識別出来るよう表示マグネットを着色し、該表示マグネ
    ットの外側に表示窓を形成し、被着部材に、表示マグネ
    ット及びドライブマグネットにそれぞれ対応する係止部
    を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの一端が鍵の非
    操作時に被着部材前端から突出するよう付勢して前後方
    向に進退自在に装着し、係止ロッド又は係止ロッドの枠
    体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に軸着するととも
    に、該姿勢制御振子に対向して係止ロッド又は枠体に制
    御ゲートを形成した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退して
    係止部が表示マグネット及びドライブマグネットからそ
    れぞれ離脱して表示マグネット及びドライブマグネット
    の回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に
    静止するドライブマグネットの周囲を表示マグネットが
    公転するとともに、表示マグネットがドライブマグネッ
    トの磁極と協動して択一的に吸引・反発して回動し、鍵
    を鍵穴から抜き取る時点において、表示マグネットが相
    互に吸着し、係止ロッドが前進するとともに、係止部が
    表示マグネット及びドライブマグネットにそれぞれ当接
    し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位置以外の姿勢
    においては、姿勢制御振子のスライド軌跡が制御ゲート
    から外れて係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示
    マグネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認す
    ることを特徴とする施・解錠確認装置。
  8. 【請求項8】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材にドライブマグネットを特定の磁極を鍵操
    作軸線に対向させて配設し、連結板に植設した貫通軸に
    中空回転体の表示マグネットを回動自在に装着するとと
    もに、連結板の一端に重錘を付設し連結板の一端及び他
    端の少なくとも他端に表示マグネットを部分的に覆う磁
    気遮蔽板を付設してなる表示体を、前記ドライブマグネ
    ットと対向して貫通軸にて回動自在に枢支し、表示マグ
    ネットの外側に表示窓を形成し、表示マグネットの特定
    の磁極からの左・右側面が識別出来るよう表示マグネッ
    トの側面を着色し、前記被着部材に、表示マグネットに
    対応する係止部を形成するとともにカラーを環設した係
    止ロッドを前後方向に進退自在に装着し、該係止ロッド
    の一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう
    付勢し、前記カラー後面に対応する被着部材にリング状
    の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自
    在に内装し、鍵挿入時の姿勢における溝の最下部に姿勢
    制御ボール用退避ポケットを形成した施・解錠確認装置
    であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して前記溝から離脱し、係止ロッドの
    一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが
    後退して係止部が表示マグネットから離脱して表示マグ
    ネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対
    地的に静止する表示体に枢支された表示マグネットの周
    囲をドライブマグネットが公転するとともに、表示マグ
    ネットの磁極がドライブマグネットの磁極と協動して択
    一的に吸引・反発して回動し、鍵を鍵穴から抜き取る時
    点において、表示マグネットが前記磁気遮蔽板を吸着
    し、係止ロッドが前進するとともに、係止部が表示マグ
    ネットに当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位
    置以外の姿勢においては、姿勢制御ボールが溝内を遊転
    して係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示マグネ
    ットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認すること
    を特徴とする施・解錠確認装置。
  9. 【請求項9】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材にドライブマグネットを特定の磁極を鍵操
    作軸線に対向させて配設し、連結板に植設した貫通軸に
    中空回転体の表示マグネットを回動自在に装着するとと
    もに、連結板の一端に重錘を付設し連結板の一端及び他
    端の少なくとも他端に表示マグネットを部分的に覆う磁
    気遮蔽板を付設してなる表示体を、前記ドライブマグネ
    ットと対向して貫通軸にて回動自在に枢支し、表示マグ
    ネットの外側に表示窓を形成し、表示マグネットの特定
    の磁極からの左・右側面が識別出来るよう表示マグネッ
    トの側面を着色し、前記被着部材に、表示マグネットに
    対応する係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッド
    の一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう
    付勢して前後方向に進退自在に装着し、係止ロッド又は
    係止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に
    軸着するとともに、該姿勢制御振子に対向して係止ロッ
    ド又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確認装置で
    あって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退して
    係止部が表示マグネットから離脱して表示マグネットの
    回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静
    止する表示体に枢支された表示マグネットの周囲をドラ
    イブマグネットが公転するとともに、表示マグネットの
    磁極がドライブマグネットの磁極と協動して択一的に吸
    引・反発して回動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点におい
    て、表示マグネットが前記磁気遮蔽板を吸着し、係止ロ
    ッドが前進するとともに、係止部が表示マグネットに当
    接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位置以外の姿
    勢においては、姿勢制御振子のスライド軌跡が制御ゲー
    トから外れて係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表
    示マグネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認
    することを特徴とする施・解錠確認装置。
  10. 【請求項10】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、両側端に一対の耳軸を有するドライブ
    マグネットの一方の耳軸に連結板を植設し、該連結板の
    両側端にドライブマグネットを挟んで相互に対向した一
    対の磁気遮蔽板を連結し、一方の磁気遮蔽板の外側に重
    錘を付着してなるドライブマグネットユニットを、前記
    一対の耳軸にて回動自在に枢支し、被着部材に、一対の
    磁極を有する表示マグネットに被係合部を形成するとと
    もに前記ドライブマグネットに対向して回動自在に装着
    し、該被係合部の軌跡内に被着部材から係合部を形成
    し、表示マグネットの外側に表示窓を形成し、表示マグ
    ネットの特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよう
    表示マグネットの側面を着色し、前記被着部材に、前記
    ドライブマグネット及び表示マグネットに対応する係止
    部を形成するとともにカラーを環設した係止ロッドを前
    後方向に進退自在に装着し、該係止ロッドの一端が鍵の
    非操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し、前記
    カラー後面に対応する被着部材にリング状の溝を周設す
    るとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自在に内装し、
    鍵挿入時における溝の最下部に姿勢制御ボール用退避ポ
    ケットを形成した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して前記溝から離脱し、係止ロッドの
    一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが
    後退して係止部がドライブマグネット及び表示マグネッ
    トからそれぞれ離脱してドライブマグネット及び表示マ
    グネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して
    対地的に静止するドライブマグネットの周囲を表示マグ
    ネットが公転するとともに、表示マグネットの磁極がド
    ライブマグネットの磁極と協動して択一的に吸引・反発
    して表示マグネットの被係合部が係合部に係合し、鍵を
    鍵穴から抜き取る時点において、係止ロッドが前進する
    とともに、係止部がドライブマグネット及び表示マグネ
    ットにそれぞれ当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き
    差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御ボールが溝内
    を遊転して係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示
    マグネットの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認す
    ることを特徴とする施・解錠確認装置。
  11. 【請求項11】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、両側端に一対の耳軸を有するドライブ
    マグネットの一方の耳軸に連結板を植設し、該連結板の
    両側端にドライブマグネットを挟んで相互に対向した一
    対の磁気遮蔽板を連結し、一方の磁気遮蔽板の外側に重
    錘を付着してなるドライブマグネットユニットを、前記
    一対の耳軸にて回動自在に枢支し、被着部材に、一対の
    磁極を有する表示マグネットに被係合部を形成するとと
    もに前記ドライブマグネットに対向して回動自在に装着
    し、該被係合部の軌跡内に被着部材から係合部を形成
    し、表示マグネットの外側に表示窓を形成し、表示マグ
    ネットの特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよう
    表示マグネットの側面を着色し、前記被着部材の軸線近
    傍に、前記ドライブマグネット及び表示マグネットに対
    応する係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの
    一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付
    勢して前後方向に進退自在に装着し、係止ロッド又は係
    止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回動自在に軸
    着するとともに、該姿勢制御振子に対向して係止ロッド
    又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確認装置であ
    って、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退して
    係止ロッドの係止部が表示マグネット及びドライブマグ
    ネットからそれぞれ離脱して表示マグネット及びドライ
    ブマグネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動
    して対地的に静止するドライブマグネットの周囲を表示
    マグネットが公転するとともに、表示マグネットの磁極
    がドライブマグネットの磁極と協動して択一的に吸引・
    反発して表示マグネットの被係合部が係合部に係合し、
    鍵を鍵穴から抜き取る時点において、係止ロッドが前進
    するとともに、係止部がドライブマグネット及び表示マ
    グネットにそれぞれ当接し、鍵抜き取り後において鍵の
    抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御振子のス
    ライド軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退を
    抑止し、表示窓から表示マグネットの着色を視認して錠
    の施・解錠状態を確認することを特徴とする施・解錠確
    認装置。
  12. 【請求項12】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、一対の収容室を形成した透明のプラス
    チックからなり一対の耳軸を有する回転子状の表示体を
    該一対の耳軸にて回動自在に枢支し、収容室に一対の磁
    極を有する表示マグネットをそれぞれ収容し、表示体の
    天井及び床と間隙を介して磁気遮蔽板を付設するととも
    に、床の磁気遮蔽板に重錘を積層し、一方の表示マグネ
    ットに対向する表示体の側壁を切り欠き、表示マグネッ
    トの特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよう表示
    マグネット側面をそれぞれ着色し、表示体の外側に表示
    窓を形成し、ドライブマグネットを前記表示マグネット
    と対向して被着部材に配設し、表示マグネットに対応す
    る係止部を形成するとともにカラーを環設した係止ロッ
    ドを前後方向に進退自在に被着部材に装着し、該係止ロ
    ッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出する
    よう付勢し、カラー後面に対応する被着部材にリング状
    の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボールを遊転自
    在に内装し、鍵挿入時における溝の最下部に姿勢制御ボ
    ール用退避ポケットを形成した施・解錠確認装置であっ
    て、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して前記溝から離脱し、係止ロッドの
    一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが
    後退して係止部が表示マグネットから離脱して表示マグ
    ネットの回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対
    地的に静止する表示体に内蔵した表示マグネットの周囲
    をドライブマグネットが公転するとともに、表示マグネ
    ットの磁極がドライブマグネットの磁極と協動して択一
    的に吸引・反発して回動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点
    において、表示マグネットが相互に吸着し、係止ロッド
    が前進するとともに、係止部が表示マグネットに当接
    し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差し位置以外の姿勢
    においては、姿勢制御ボールが溝内を遊転して、係止ロ
    ッドの後退を抑止し、表示窓から表示マグネットの着色
    を視認して錠の施・解錠状態を確認することを特徴とす
    る施・解錠確認装置。
  13. 【請求項13】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、一対の収容室を形成した透明のプラス
    チックからなり一対の耳軸を有する回転子状の表示体を
    該一対の耳軸にて回動自在に枢支し、収容室に一対の磁
    極を有する表示マグネットをそれぞれ収容し、表示体の
    天井及び床と間隙を介して磁気遮蔽板を付設するととも
    に、床の磁気遮蔽板に重錘を積層し、一方の表示マグネ
    ットに対向する表示体の側壁を切り欠き、表示マグネッ
    トの特定の磁極からの左・右側面が識別出来るよう表示
    マグネット側面をそれぞれ着色し、表示体の外側に表示
    窓を形成し、ドライブマグネットを前記表示マグネット
    と対向して被着部材に配設し、表示マグネットに対応す
    る係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッドの一端
    が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう付勢し
    て前後方向に進退自在に被着部材に装着し、係止ロッド
    又は係止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を回動自
    在に軸着するとともに、該姿勢制御振子に対向して係止
    ロッド又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠確認装
    置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退して
    係止部が表示マグネットから離脱して表示マグネットの
    回動を許容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静
    止する表示体に内蔵した表示マグネットの周囲をドライ
    ブマグネットが公転するとともに、表示マグネットの磁
    極がドライブマグネットの磁極と協動して択一的に吸引
    ・反発して回動し、鍵を鍵穴から抜き取る時点におい
    て、表示マグネットが相互に吸着し、係止ロッドが前進
    するとともに、係止部が表示マグネットに当接し、鍵抜
    き取り後において鍵の抜き差し位置以外の姿勢において
    は、姿勢制御振子のスライド軌跡が制御ゲートから外れ
    て係止ロッドの後退を抑止し、表示窓から表示マグネッ
    トの着色を視認して錠の施・解錠状態を確認することを
    特徴とする施・解錠確認装置。
  14. 【請求項14】 ドライブマグネットの側端にすり割り
    を形成するとともに、該ドライブマグネットを被着部材
    に挿嵌し、表示マグネットに対向するドライブマグネッ
    トの磁極を外部から変更可能なように構成したことを特
    徴とする請求項8,9,12又は13に記載の施・解錠
    確認装置。
  15. 【請求項15】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、両側端に耳軸を有し且つ偏心した重心
    の回転子状の表示体の前記耳軸を回動自在に枢支し、一
    方の側端面の重心側を半円状に切り欠き被係合部を形成
    し、表示体の切り欠き側の側面と該側面と対向する側面
    が識別出来るよう着色し、被係合部の軌跡内に達する係
    合部を被着部材から設け、表示体の外側に表示窓を形成
    し、表示体に対応する係止部を形成するとともにカラー
    を環設した係止ロッドを前後方向に進退自在に被着部材
    に装着し、該係止ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部
    材前端から突出するよう付勢し、前記カラー後面に対応
    する被着部材にリング状の溝を周設するとともに該溝に
    姿勢制御ボールを遊転自在に内装し、鍵挿入時における
    溝の最下部に姿勢制御ボール用退避ポケットを形成した
    施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して前記溝から離脱し、係止ロッドの
    一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが
    後退して係止部が表示体から離脱して表示体の回動を許
    容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止する表
    示体の周囲を係合部が公転するとともに、係合部が表示
    体の被係合部と係合して表示体を回動させ、鍵を鍵穴か
    ら抜き取る時点において、係止ロッドが前進するととも
    に、係止部が表示体に当接し、鍵抜き取り後において鍵
    の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御ボール
    が溝内を遊転して、係止ロッドの後退を抑止し、表示窓
    から表示体の着色を視認して錠の施・解錠状態を確認す
    ることを特徴とする施・解錠確認装置。
  16. 【請求項16】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、両側端に耳軸を有し且つ偏心した重心
    の回転子状の表示体の前記耳軸を回動自在に枢支し、一
    方の側端面の重心側を半円状に切り欠き被係合部を形成
    し、表示体の切り欠き側の側面と該側面と対向する側面
    が識別出来るよう着色し、被係合部の軌跡内に達する係
    合部を被着部材から設け、表示体の外側に表示窓を形成
    し、表示体に対応する係止部を形成した係止ロッドを、
    該係止ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から
    突出するよう付勢して前後方向に進退自在に被着部材に
    装着し、係止ロッド又は係止ロッドの枠体の何れかに姿
    勢制御振子を回動自在に軸着するとともに、該姿勢制御
    振子に対向して係止ロッド又は枠体に制御ゲートを形成
    した施・解錠確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退して
    係止部が表示体から離脱して表示体の回動を許容し、鍵
    の施・解錠操作に協動して対地的に静止する表示体の周
    囲を係合部が公転するとともに、該係合部が表示体の被
    係合部と係合して表示体を回動させ、鍵を鍵穴から抜き
    取る時点において、係止ロッドが前進するとともに係止
    部が表示体に当接し、鍵抜き取り後において、鍵の抜き
    差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御振子のスライ
    ド軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退を抑止
    し、表示窓から表示体の着色を視認して錠の施・解錠状
    態を確認することを特徴とする施・解錠確認装置。
  17. 【請求項17】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、空洞の回転子状の表示体の両側端の耳
    軸を前記軸線に平行に回動自在に枢支し、該表示体の一
    方の側端面に被係合部を形成するとともに、被係合部の
    軌跡内に達する係合部を被着部材から設け、前記空洞部
    に可動重錘を遊動自在に内装し、被係合部と係合部との
    係合状態が外部から識別出来るよう表示体の側面を区分
    して着色し、表示体の外側に表示窓を形成し、表示体に
    対応する係止部を形成するとともにカラーを環設した係
    止ロッドを前後方向に進退自在に被着部材に装着し、該
    係止ロッドの一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突
    出するよう付勢し、前記カラー後面に対応する被着部材
    にリング状の溝を周設するとともに該溝に姿勢制御ボー
    ルを遊転自在に内装し、鍵挿入時における溝の最下部に
    姿勢制御ボール用退避ポケットを形成した施・解錠確認
    装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御ボールが退
    避ポケットに没入して前記溝から離脱し、係止ロッドの
    一端がシリンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが
    後退して係止部が表示体から離脱して表示体の回動を許
    容し、鍵の施・解錠操作に協動して対地的に静止する表
    示体の周囲を係合部が公転するとともに、該係合部が表
    示体の被係合部と係合して表示体を回動させ、鍵を鍵穴
    から抜き取る時点において、係止ロッドが前進するとと
    もに係止部が表示体に当接し、鍵抜き取り後において、
    鍵の抜き差し位置以外の姿勢においては、姿勢制御ボー
    ルが溝内を遊転して係止ロッドの後退を抑止し、表示窓
    から表示体の着色を視認して錠の施・解錠状態を確認す
    ることを特徴とする施・解錠確認装置。
  18. 【請求項18】 つまみに被着部材を被着した鍵におい
    て、 前記被着部材に、空洞の回転子状の表示体の両側端の耳
    軸を前記軸線に平行に回動自在に枢支し、該表示体の一
    方の側端面に被係合部を形成するとともに、被係合部の
    軌跡内に達する係合部を被着部材から設け、前記空洞部
    に可動重錘を遊動自在に内装し、被係合部と係合部との
    係合状態が外部から識別出来るよう表示体の側面を区分
    して着色し、表示体の外側に表示窓を形成し、表示体に
    対応する係止部を形成した係止ロッドを、該係止ロッド
    の一端が鍵の非操作時に被着部材前端から突出するよう
    付勢して前後方向に進退自在に被着部材に装着し、係止
    ロッド又は係止ロッドの枠体の何れかに姿勢制御振子を
    回動自在に軸着するとともに、該姿勢制御振子に対向し
    て係止ロッド又は枠体に制御ゲートを形成した施・解錠
    確認装置であって、 鍵を鍵穴に挿入した時点において、姿勢制御振子のスラ
    イド軌跡が制御ゲートと合致し、係止ロッドの一端がシ
    リンダ前端に当接するとともに、係止ロッドが後退して
    係止部が表示体から離脱して表示体の回動を許容し、鍵
    の施・解錠操作に協動して対地的に静止する表示体の周
    囲を係合部が公転するとともに、該係合部が表示体の被
    係合部と係合して表示体を回動させ、鍵を鍵穴から抜き
    取る時点において、係止ロッドが前進するとともに係止
    部が表示体に当接し、鍵抜き取り後において鍵の抜き差
    し位置以外の姿勢においては、姿勢制御振子のスライド
    軌跡が制御ゲートから外れて係止ロッドの後退を抑止
    し、表示窓から表示体の着色を視認して錠の施・解錠状
    態を確認することを特徴とする施・解錠確認装置。
JP5678195A 1995-02-22 1995-02-22 施・解錠確認装置 Pending JPH08226262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5678195A JPH08226262A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 施・解錠確認装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5678195A JPH08226262A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 施・解錠確認装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08226262A true JPH08226262A (ja) 1996-09-03

Family

ID=13036980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5678195A Pending JPH08226262A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 施・解錠確認装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08226262A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110469203A (zh) * 2019-08-23 2019-11-19 南宁学院 财务专用延迟闭合锁
CN111502416A (zh) * 2020-05-13 2020-08-07 广州仁德物联网科技有限公司 一种智能锁防逆转结构
CN113795643A (zh) * 2019-04-28 2021-12-14 模帝乐技术有限公司 可旋转磁性钥匙组合元件

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113795643A (zh) * 2019-04-28 2021-12-14 模帝乐技术有限公司 可旋转磁性钥匙组合元件
CN113795643B (zh) * 2019-04-28 2023-02-10 模帝乐技术有限公司 可旋转磁性钥匙组合元件
CN110469203A (zh) * 2019-08-23 2019-11-19 南宁学院 财务专用延迟闭合锁
CN110469203B (zh) * 2019-08-23 2024-01-30 南宁学院 财务专用延迟闭合锁
CN111502416A (zh) * 2020-05-13 2020-08-07 广州仁德物联网科技有限公司 一种智能锁防逆转结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230151639A1 (en) Indicator lever
TWI276730B (en) Luggage lock with dual locking devices
US20100077815A1 (en) Unlocking Device for Concealing Keyhole of Lock
US20060207302A1 (en) Buckle with dual locking device
JP3822062B2 (ja) 磁力接続構造体
TWI424115B (zh) 圓筒銷子鎖之保護裝置
JPH08226262A (ja) 施・解錠確認装置
JP4357338B2 (ja) シリンダ錠
US8820128B2 (en) Anti-picking device for lock and key thereof
JPH07301036A (ja) 施解錠確認装置
JP4445211B2 (ja) サムターン
JPH0978908A (ja) 施・解錠確認装置
JPH0525960A (ja) 施解錠確認装置
JP4112399B2 (ja) 防犯サムターンユニットとそれを用いた開閉体
JP2022530243A (ja) 回転可能な磁気キー組合せ要素
JPH0658025A (ja) 施解錠確認装置
CN115862996B (zh) 医疗设备触发器
US20230203839A1 (en) Multiple Bearing Locking Mechanism Module
JPH0754524A (ja) シリンダー錠の施・解錠表示付き操作キー
JP2653973B2 (ja)
JP2515246B2 (ja) シリンダ―錠の施・解錠確認装置とそのための操作キ―
JP2577308B2 (ja) シリンダー錠の施・解錠確認装置
JPH0813868A (ja) 施解錠確認装置
JPH1054163A (ja) 施解錠確認装置
JP3577453B2 (ja) ロック装置