JP2515246B2 - シリンダ―錠の施・解錠確認装置とそのための操作キ― - Google Patents

シリンダ―錠の施・解錠確認装置とそのための操作キ―

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JP2515246B2
JP2515246B2 JP5309749A JP30974993A JP2515246B2 JP 2515246 B2 JP2515246 B2 JP 2515246B2 JP 5309749 A JP5309749 A JP 5309749A JP 30974993 A JP30974993 A JP 30974993A JP 2515246 B2 JP2515246 B2 JP 2515246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダー錠における施
・解錠確認装置と、そのための操作キーに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、先にシリンダー錠の施・解
錠確認装置について、特7−62937号を提案し
た。
【0003】この先願発明の一目的は、シリンダー錠
(L)の表面へ貼り付け得るシート状ゴムマグネツト
(14)に、表示マグネツト(26)の回転作動用ドラ
イブマグネツト(15N)(15S)を部分着磁させる
ことにより、建物などに既設の各種シリンダー錠(L)
へ、一切の改造を加える必要なく、その施・解錠確認装
置を互換的に適用実施できるようにする点にある。
【0004】ところが、その後も鋭意研究を重ねてきた
結果、上記先願発明の構成では未だ改良されるべき下記
問題のあることが判明した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】即ち、シート状ゴムマ
グネツト(14)に上記ドライブマグネツト(15N)
(15S)として働くN極とS極を部分着磁させると、
製造上の問題として、その正規なN極とS極の周辺に各
々逆極の弱い磁気力(約30〜70ガウス程度)が生じ
ることを避け難い。
【0006】又、建物などに既設のシリンダー錠(L)
には、その外筒(12)に対する内筒(11)の作動
上、往々にしてガタツキが生じており、更にスペアー用
として市販されている操作キー(K)が使われることも
ある処、そのスペアーキー(K)には寸法上のバラツキ
が存在する。
【0007】この点、上記先願発明ではシリンダー錠
(L)のキー孔(13)から操作キー(K)を抜き取っ
た時に、表示マグネツト(26)を反転・誤表示の不能
に固定保持すべき強磁性体(30)が、摘まみ(21)
の前後方向に沿って進退自由な表示マグネツト保持用ト
リガー(T)に付属設置されている。
【0008】そのため、上記シリンダー錠(L)のガタ
ツキやスペアーキー(K)のバラツキなどに起因して、
そのトリガー(T)の進退移動量が一定せず、これに保
持された強磁性体(30)と、操作キー(K)の摘まみ
(21)に嵌め込まれている表示マグネツト(26)と
の間隔距離が、区々に相違変化することとなる。
【0009】これに反して、シリンダー錠(L)におけ
る外筒(12)の表面に貼り付けられたゴムマグネツト
(ドライブマグネツト)(14)と、上記表示マグネツ
ト(26)との間隔距離は一定不変である。
【0010】そうすると、磁気力は磁極間隔距離の2乗
に反比例する(クーロンの法則)ため、上記強磁性体
(30)と表示マグネツト(26)との間隔距離が、そ
の表示マグネツト(26)とゴムマグネツト(ドライブ
マグネツト)(14)との間隔距離よりも広大に変化し
た場合、ゴムマグネツト(14)から発生する上記逆極
の弱い磁気力を受けただけでも、表示マグネツト(2
6)が不正に回転作動して、その誤表示のもとに固定さ
れてしまうことが起り得る。
【0011】逆に、同じく強磁性体(30)と表示マグ
ネツト(26)との間隔距離が、その表示マグネツト
(26)とゴムマグネツト(ドライブマグネツト)(1
4)との間隔距離よりも狭小に変化した場合、強磁性体
(30)からの弱い吸引力を受けて、表示マグネツト
(26)が固定維持されてしまい、ゴムマグネツト(ド
ライブマグネツト)(14)からの正規な磁気力が働い
ても、回転しないことが起り得る。その何れにしても、
所期の目的を達成することができなくなる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのための構成上シリンダー錠
側に複数のドライブマグネツトを点在分布させると共
に、そのドライブマグネツトとの択一的な吸引・反発作
用により自づと回転する表示マグネツトを、上記シリン
ダー錠のキー孔へ抜き差し操作されるキー側の摘まみに
嵌め込みセツトして、その表示マグネツトの回転指向性
を上記キー孔から抜き取ったキーの外部から透視するこ
とにより、上記シリンダー錠の施錠状態と解錠状態を判
別し得るように定めたシリンダー錠の施・解錠確認装置
において、
【0013】上記ドライブマグネツトを部分着磁させた
シート状のボンデツトマグネツトを、シリンダー錠の表
面へ貼り付ける一方、上記表示マグネツトを機械的に
定す固定保持片を備えたトリガーを、上記摘まみ
に前後方向への進退自在として且つその摘まみから常時
前方へ張り出し露呈する弾圧付勢状態に嵌め込みセツト
すると共に、同じく表示マグネツトを磁気的に固定保持
するための強磁性体を、上記摘まみにおける表示マグネ
ツトの後方位置へ一定距離を隔てて嵌め付け固定し、上
記キーをシリンダー錠のキー孔へ差し込み操作した時に
は、トリガーの固定保持片が表示マグネツトから自づと
離れるように後退して、その表示マグネツトの回転を許
し、同じくキーをそのキー孔から抜き取った時には、上
記トリガーの固定保持片が表示マグネツトと接近するよ
うに前進して、その表示マグネツトを回転不能に押圧
定すると共に、そのキーの抜き取り状態において上記ト
リガーが万一後退するも、上記強磁性体により表示マグ
ネツトの固定状態を維持するように構成したことを特徴
とし、
【0014】又、上記シリンダー錠の施・解錠確認装置
に用いる操作キーとして、シリンダー錠のキー孔へ抜き
差し操作されるキー本体と、そのキー本体の手元部を互
換的に受け入れ得る別個な摘まみとから成り、上記摘ま
みを対応する摘まみ本体と蓋体に2分割して、その摘ま
み本体の長手中心線上に前後方向への進退自由なトリガ
ーと、そのトリガーに後方から背圧を付与する圧縮コイ
ルバネを各々嵌め込みセツトし、上記トリガーの中途部
を表示マグネツト用固定保持片として、摘まみ本体の左
右何れか一方へ偏心する状態に張り出し形成すると共
に、そのトリガーの表示マグネツト用固定保持片と接離
作用する表示マグネツトを、外部から透視可能な収納カ
プセルへの収納状態として、上記摘まみ本体の前端部へ
嵌め込みセツトし、上記表示マグネツトの後方に一定距
離を隔てて対応位置する強磁性体を、同じく摘まみ本体
に嵌め付け固定し、その摘まみ本体の上記蓋体と対応す
る内面に、平滑な仕切り板を介挿固定することにより、
上記トリガーやコイルバネ、表示マグネツト収納カプセ
ル並びに強磁性体の全体を被覆状態に保ち、上記摘まみ
本体側の仕切り板と蓋体との相互間へキー本体の手元部
を受け入れ、且つ両面接着膜を介してサンドイツチ状態
に固定一体化したことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】上記施・解錠確認装置の構成によれば、シリン
ダー錠の施錠と解錠を行なうべく、そのキー孔へ操作キ
ーを差し込んだ時には、トリガーの前端部がシリンダー
錠に自づと接当するため、その全体としてこれに与えら
れた弾圧付勢力に抗しつつ後退し、そのトリガーの固定
保持片が表示マグネツトから遠く離れることになり、そ
の表示マグネツトの自由に回転可能な無負荷状態に放任
される。
【0016】そこで、上記キーを回動操作すれば、表示
マグネツトがシリンダー錠に貼り付けられているボンデ
ツトマグネツトのドライブマグネツトと択一的に接近
し、その両磁極間での吸引・反発作用によって、確実・
円滑に回転作動されることとなり、上記シリンダー錠の
施錠状態又は解錠状態を表示するため、これをキーの外
部から透視判別することができる。
【0017】その際、表示マグネツトの磁界内に所属す
る強磁性体が、その表示マグネツトと一定距離を隔てた
後方位置に嵌め付け固定されてもいるため、その強磁性
体の吸引力を受けて、上記表示マグネツトは正確に安定
良く位置決め停止されることとなり、その施錠状態の表
示と解錠状態の表示が混じり合う如く、不正な指向性の
もとに停止するおそれはない。
【0018】他方、上記施錠状態と解錠状態の何れにあ
っても、そのシリンダー錠からキーを抜き取った時に
は、上記トリガーが後方からの弾圧付勢力により自づと
前進して、その固定保持片により表示マグネツトを機械
的に押圧固定すると共に、その表示マグネツトには上記
強磁性体の吸引力も作用しているため、上記抜き取った
キーの携帯中や保管中において、例えばキーが永久磁石
付きの各種品物に接近し、万一表示マグネツトに外部か
ら妨害的な磁気力が働いたり、振動や衝撃を繰り返し受
けたり、或いは上記トリガーが万一押し込み後退された
りしたとしても、その表示マグネツトの不慮に反転して
しまって、シリンダー錠の施錠状態と解錠状態を爾後的
に誤表示するおそれがない。
【0019】又、上記施・解錠確認装置に用いる操作キ
ーの構成によれば、既設のシリンダー錠用として市販さ
れている各種操作キーの手元部へ、その摘まみを互換的
又は汎用的に後付けすることができ、これにより容易に
施・解錠確認装置として仕上げ得る利点があり、量産性
にも著しく優れる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、その施・解錠確認装置の分解状態を示した図1にお
いて、(L)は建物や自動車、金庫などの扉を初め、事
務機器の引き出し、鞄、その他に既設のシリンダー錠で
あり、言うまでもなく回転可能な内筒(11)と、これ
に固定状態として套嵌された外筒(12)とを備えてい
ると共に、その内筒(11)の表面には操作キー(K)
を受け入れるキー孔(13)が開口露呈している。
【0021】(14)は上記シリンダー錠(L)におけ
る外筒(12)の表面へ貼り付け可能なゴムマグネツト
やプラスチツクマグネツト、その他のボンデツトマグネ
ツトであり、これは永久磁石の粉末とゴムやプラスチツ
クなどのバインダーを混ぜ合わせ焼結して、図2〜4に
抽出するような薄肉・扁平のシート状に成形・加工され
た上、これに後述する表示マグネツトの回転作動用ドラ
イブマグネツト(15N)(15S)として働くN極と
S極とが、その全体的な複数の点在分布状態に部分着磁
されたものである。
【0022】その場合、シート状ボンデツトマグネツト
(14)はシリンダー錠(L)に対応させる意味から、
上記内筒(11)の逃し孔(16)が開口するリング形
態をなしているが、その図4(a)のような同心二重円
から成るリング形態のみに限らず、同図(b)のような
偏心二重円のリング形態に造形されることもある。
【0023】そして、その何れにしても、上記ボンデツ
トマグネツト(14)のシート厚みについては、これを
既設のシリンダー錠(L)へ貼り付け使用するも、その
キー孔(13)の正規な深さに到達するまで、支障なく
キー(K)を差し込み操作できるようにする趣旨から、
約0.5〜1.0mmに寸法化することが、好ましい。
【0024】(17)は上記ボンデツトマグネツト(1
4)の裏面へ両面接着テープ(18)などを介して、予
じめ貼り付けられた保護シート(マスキングシート)で
あり、これを剥離することによって、上記シリンダー錠
(L)の外筒(12)へすばやく、確固に貼り付け使用
できるようになっている。そのマグネツト(14)が所
謂タツク紙として作成されているわけであり、そのため
塵埃に晒されるおそれなく、積み重ね保管することもで
きる。
【0025】又、(19)は上記ボンデツトマグネツト
(14)の表面へ、シルクスクリーン印刷や着色手段な
どによって付与された位置決め用ガイドマークであり、
これを図5から示唆されるように、シリンダー錠(L)
のキー孔(13)と位置合わせすることによって、その
マグネツト(14)をシリンダー錠(L)の外筒(1
2)へ、正確・容易に貼り付けることができるようにな
っている。
【0026】尚、上記マグネツト(14)の同じく表面
には、シリンダー錠(L)の表面と同一又は相違する着
色カラーも施して、既設建物や自動車の扉などと調和す
る化粧効果を達成し、その違和感を与えないようにする
ことが、望ましい。
【0027】次に、上記シリンダー錠(L)を操作する
キー(K)の構成について詳述すると、その分解状態と
組立状態を示した図6〜11において、(20)は真鋳
などの非磁性体から成るキー本体、(21)はそのキー
本体(20)の手元部を受け入れ得る大きさとして、プ
ラスチツクなどの非磁性体からほぼ長方形な平盤状に造
形された摘まみであるが、対応する摘まみ本体(22)
とその蓋体(23)に2分割されている。
【0028】そして、摘まみ本体(22)と蓋体(2
3)は相互の合掌するフラツトな内面(24)(25)
を備えており、その摘まみ本体(22)の内面(24)
には左右一対の差し込み凸条(26)が突設されている
ほか、複数の凸子受け入れ凹溝(27)が上記長方形の
角隅部に開口分布されている。
【0029】他方、蓋体(23)の内面(25)には上
記差し込み凸条(26)の受け入れ凹条(28)と、上
記凹溝(27)への差し込み凸子(29)とが設けられ
ており、これらの嵌合によって摘まみ本体(22)と蓋
体(23)とが組立一体化されるようになっている。
(30)はその組立状態のもとで連通する吊り下げ孔で
あり、摘まみ本体(22)と蓋体(23)の後端部に各
々開口位置している。
【0030】上記摘まみ本体(22)は蓋体(23)よ
りも若干厚肉化されており、その中央部にはキー本体
(20)の手元部を受け入れるための凹段面(31)
が、上記のフラツトな内面(24)から浅く陥没されて
いる。
【0031】(32)はそのキー本体(20)の手元部
受け入れ凹段面(31)から突出する複数の仕切り板受
け止め凸子であり、後述の仕切り板を位置決め固定す
る。(33)は同じく手元部受け入れ凹段面(31)の
区画内部に浅く陥没する粘着膜貼り付け面を示してい
る。
【0032】又、(34)は摘まみ本体(22)のフラ
ツトな内面(24)から、粘着膜貼り付け面(33)よ
りも更に深く陥没されたトリガー受け入れ溝レールであ
り、摘まみ本体(22)の長手中心線(O−O)上に沿
って一定長さだけ延在しているが、その中途部は左右何
れか一方へ派出するトリガーの固定保持片を受け入れる
派生溝(35)として設定されている。
【0033】(36)は上記溝レール(34)の後端部
に切り欠かれたバネ受け溝、(37)は上記派生溝(3
5)における派出先端位置の溝底面へ、接着剤を介して
嵌め付け固定された強磁性体であり、鉄やコバルト、ニ
ツケルなどの板片から成る。
【0034】更に、(38)はその強磁性体(37)の
直前に臨む対として、上記摘まみ本体(22)の前端角
隅部に切り欠かれたカプセル受け止め凹溝であり、上記
派生溝(35)との連通状態に開口している。しかも、
そのカプセル受け止め凹溝(38)の溝底面には、摘ま
み本体(22)の外面に到達する覗き窓(39)が貫通
形成されている。
【0035】他方、蓋体(23)の中央部にも、そのフ
ラツトな内面(25)から浅く陥没する上記キー本体
(20)の手元部受け入れ凹段面(40)と、その凹段
面(40)の区画内部において、更に若干浅く陥没する
粘着膜貼り付け面(41)が形成されている。
【0036】(42)は円柱型の永久磁石から成る表示
マグネツトであり、透明なプラスチツクなどから成形さ
れたカプセル(43)内へ、自己の長手軸線を中心とし
て回転し得るように収納されている。
【0037】その表示マグネツト(42)を収納したカ
プセル(43)が、その後上記摘まみ本体(22)のカ
プセル受け止め凹溝(38)へ嵌め込みセツトされるこ
ととなっている。その場合、カプセル(43)内に収納
された表示マグネツト(43)と、上記強磁性体(3
7)とは一定距離(D)を隔てた前後位置関係にあり、
その強磁性体(37)が表示マグネツト(42)の磁界
内に所属している。
【0038】又、表示マグネツト(42)の長手軸線は
上記摘まみ本体(22)の長手中心線(O−O)と直交
する関係状態にあり、そのN極とS極とを結ぶ直線(X
−X)(着磁方向)が、図12、13のようにキー
(K)の前後方向として、摘まみ(21)の長手中心線
(O−O)と平行に設定されている。
【0039】しかも、これにより言わば2等分された表
示マグネツト(42)の前側半円周面と後側半円周面に
は、図14から示唆されるように、例えば青色と赤色と
の相違する着色カラーが付与されており、その赤色をシ
リンダー錠(L)のキー操作による施錠状態とし、青色
を同じく解錠状態として、識別表示できるようになって
いる。
【0040】但し、その識別は施錠状態と解錠状態との
二者択一であるため、上記青色と赤色との何れか一方を
省略しても良く、又その着色カラーに代る文字や図形、
記号などの識別表示を採用することも可能である。
【0041】更に、上記表示マグネツト収納カプセル
(43)の後面には、後述するトリガーの固定保持片を
出し入れする出没孔(44)が開口形成されている。
又、そのカプセル(43)の一部は凸レンズ(45)と
して、上記摘まみ本体(22)の覗き窓(39)に対応
位置されており、これにより上記表示マグネツト(4
2)の着色カラーを外部から拡大透視できるようになっ
ている。
【0042】(T)は上記表示マグネツト(42)を機
械的に固定保持するためのトリガーであって、プラスチ
ツクなどの非磁性体から図6、7のようなほぼT字型に
造形されていると共に、上記摘まみ本体(22)の派生
溝(35)も含むトリガー受け入れ溝レール(34)内
に、前後方向への進退自在として嵌め込みセツトされて
いる。
【0043】つまり、そのトリガー(T)の中途部は上
記派生溝(35)よりも狭小な表示マグネツト用固定保
持片(46)として、その派生溝(35)と対応する方
向への偏心状態に張り出し形成されており、その張り出
し先端部が表示マグネツト収納カプセル(43)の後面
に開口する出没孔(44)を通じて、そのカプセル(4
3)内に収納の表示マグネツト(42)を後方から直接
押圧作用し、その回転不能に固定保持し得るようになっ
ている。
【0044】又、トリガー(T)は上記摘まみ本体(2
2)のバネ受け溝(26)と対応位置するバネ受けピン
(47)を具備しており、これに捲架された圧縮コイル
バネ(48)が、そのトリガー(T)の中途部と摘まみ
本体(22)における上記溝レール(34)の後端部と
の前後相互間に介在することによって、トリガー(T)
には摘まみ本体(22)から常時前方へ張り出し露呈す
る背圧が付与されている。
【0045】(49)は上記表示マグネツト収納カプセ
ル(43)とトリガー(T)並びにその付勢用コイルバ
ネ(48)を摘まみ本体(22)へ嵌め込みセツトした
後、これらの全体を被覆状態に保つ平滑な仕切り板であ
って、かなり薄肉な真鋳などの非磁性体から成り、その
周縁部に開口分布された複数の係止孔(50)が、上記
摘まみ本体(22)の仕切り板受け止め凸子(32)へ
差し入れ固定されるようになっている。その仕切り板
(49)の固定によって、上記強磁性体(37)も被覆
されることは言うまでもない。
【0046】(51)はその仕切り板(49)への重合
固定状態として、上記摘まみ本体(22)の粘着膜貼り
付け面(33)に貼り付けられた両面粘着膜、(52)
はこれと対応する両面粘着膜であって、上記蓋体(2
3)の粘着膜貼り付け面(41)に貼り付けられてい
る。その場合、図示省略してあるが、摘まみ本体(2
2)側の両面粘着膜(51)と蓋体(23)側の両面粘
着膜(52)は、その何れも剥離可能な保護シート(マ
スキングシート)によって、予じめ被覆されている。
【0047】そのため、その保護シートを剥離して、摘
まみ本体(22)と蓋体(23)との相互間へキー本体
(20)の手元部を受け入れると共に、その摘まみ本体
(22)の差し込み凸条(26)や凸子受け入れ凹溝
(27)と、蓋体(23)の受け入れ凹条(28)や差
し込み凸子(29)とを嵌合させれば、キー本体(2
0)の手元部が摘まみ本体(22)とその蓋体(23)
により、図7〜11のようなサンドイツチ状態に組立固
定されることとなる。
【0048】上記のように、摘まみ本体(22)側の両
面粘着膜(51)と、蓋体(23)側の両面粘着膜(5
2)に保護シートを被覆させておき、これを剥離するこ
とにより、既設のシリンダー錠用として市販されている
各種操作キー(K)の手元部に、その摘まみ(21)を
後付け使用して、本発明の所期する施・解錠確認装置に
仕上げることができるのである。
【0049】その結果、上記表示マグネツト(42)の
回転作動用ドライブマグネツト(15N)(15S)を
部分着磁させたボンデツトマグネツト(14)が、既設
のシリンダー錠(L)へ貼り付け使用されるようになっ
ていることとも相俟って、互換性又は汎用性に著しく優
れる。
【0050】何れにしても、上記のようなキー(K)を
シリンダー錠(L)のキー孔(13)へ差し込み回動操
作した時には、その摘まみ(21)に付属する表示マグ
ネツト(42)が、シリンダー錠(L)にボンデツトマ
グネツト(14)を介して貼り付けられた複数のドライ
ブマグネツト(15N)(15S)と、択一的に接近し
て向かい合う位置関係に対応する。
【0051】又、上記したように、ボンデツトマグネツ
ト(14)に部分着磁されたドライブマグネツト(15
N)(15S)の着磁方向(X−X)は、キー(K)に
付属する上記表示マグネツト(42)のそれと同一であ
り、しかもその一対の磁極が複数のドライブマグネツト
(15N)(15S)の相互間において、異なるように
関係設定されている。
【0052】つまり、図12、13は作動原理を簡略化
して説明するための便宜上、180度の施・解錠型シリ
ンダー錠(L)に適用した本発明を例示しているが、両
図から明白なように、今上側ドライブマグネツト(15
N)のN極がキー(K)と向かい合う如く、そのシリン
ダー錠(L)の表面に臨んでいると仮定した場合、下側
ドライブマグネツト(15S)のS極が同じくシリンダ
ー錠(L)の表面に臨む位置関係として、着磁されてい
るわけである。
【0053】このような前提において、シリンダー錠
(L)の施錠と解錠を行なうべく、そのキー孔(13)
へ上記構成のキー(K)を差し込んだ時には、図15、
16のように、トリガー(T)の前端部が自づとシリン
ダー錠(L)の内筒(11)に接当するため、そのトリ
ガー(T)の全体として上記コイルバネ(48)の押圧
付勢力に抗しつつ後退し、その中途部の表示マグネツト
用固定保持片(46)が、表示マグネツト(42)から
遠く離れることになり、その表示マグネツト(42)の
自由に回転可能な無負荷状態に放置されるのである。
【0054】そして、そのトリガー(T)の固定保持片
(46)による機械的な押圧作用から解放された無負荷
状態にある表示マグネツト(42)が、上記キー(K)
の差し込み回動操作により、シリンダー錠(L)側のド
ライブマグネツト(15N)(15S)へ択一的に接近
するため、その解錠状態を示す図12と、施錠状態を示
す図13との対比から明白な通り、その磁極相互間での
吸引・反発作用によって、表示マグネツト(42)が確
実・円滑に回転することとなり、シリンダー錠(L)の
施錠状態又は解錠状態を、上記識別表示によって外部へ
安定良く表示する。
【0055】その施錠状態が赤色で表示されるとすれ
ば、表示マグネツト(42)の回転によって、解錠状態
が別異の青色で表示されることになるわけであり、この
ような効果はトリガー(T)の進退移動量が相違変化し
たとしても、常時安定裡に確保することができる。
【0056】他方、その施錠状態又は解錠状態の何れに
あっても、キー(K)をシリンダー錠(L)から抜き取
った時には、図17から明白な通り、上記トリガー
(T)の全体としてコイルバネ(48)の押圧付勢力に
より前進し、その中途部の固定保持片(46)が、表示
マグネツト収納カプセル(43)の後面に開口する出没
孔(44)を通じて、その内部に収納されている表示マ
グネツト(42)を直接機械的に押圧作用する。
【0057】しかも、表示マグネツト(42)と一定距
離(D)を隔てた後方位置には、その表示マグネツト
(42)の磁界内に所属する強磁性体(37)が嵌め付
け固定されている。そのため、その強磁性体(37)の
吸引力と上記トリガー(T)の機械的な押圧力によっ
て、表示マグネツト(42)を確実に固定保持すること
ができ、キー(K)の抜き取り後にも上記識別表示の狂
うことはない。
【0058】上記キー(K)の携帯中や保管中におい
て、これが万一永久磁石付きの各種品物などに接近し、
上記表示マグネツト(42)に外部から妨害的な磁気力
が働いたり、振動や衝撃を受けたり、或いはトリガー
(T)が誤って押し込み後退されたりしたとしても、そ
の表示マグネツト(42)の不慮に反転してしまって、
上記シリンダー錠(L)の施錠状態又は解錠状態を爾後
的に誤表示するおそれがないのである。
【0059】更に言えば、ボンデツトマグネツト(1
4)へドライブマグネツト(15N)(15S)を図4
のように部分着磁させた場合、その解錠時キー(K)を
シリンダー錠(L)から抜き取る寸前において、図14
(a)のように表示マグネツト(42)がドライブマグ
ネツト(15N)(15S)の磁気吸引力を受け、任意
の傾斜角度(θ)だけ振れ動いた不正指向状態に停止
し、上記青色と赤色との両者が一挙に混じり合って表示
されてしまうおそれがある。
【0060】上記表示マグネツト(42)は回転し得る
ロータリー形態であり、しかも上記ドライブマグネツト
(15N)(15S)がキー孔(13)との関係におい
て、そのキー(K)の抜き取り位置に正しく部分着磁さ
れておらず、又冒頭に述べたような正規のN極とS極の
周辺に、妨害的な逆極の弱い磁気力が生じるからであ
る。
【0061】しかし、本発明では上記した通り、表示マ
グネツト(42)の磁界内に所属する強磁性体(37)
が、その表示マグネツト(42)の後方位置に一定距離
(D)を隔てて固定設置されているため、キー(K)の
抜き取り後にも、その強磁性体(37)の吸引力によ
り、図14(b)のように表示マグネツト(42)を正
確な指向状態に固定維持することができ、上記の危険性
も完全に予防し得るのである。
【0062】その意味から、作動上のガタツキを生じた
既設の各種シリンダー錠(L)や、寸法上のバラツキが
多いスペアー用の操作キー(K)ついても、本発明の採
用により制約なく、且つ信頼性に富む施・解錠確認装置
として仕上げることができることになる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明ではシリンダー錠
(L)側に複数のドライブマグネツト(15N)(15
S)を点在分布させると共に、そのドライブマグネツト
(15N)(15S)との択一的な吸引・反発作用によ
り自づと回転する表示マグネツト(42)を、上記シリ
ンダー錠(L)のキー孔(13)へ抜き差し操作される
キー(K)側の摘まみ(21)に嵌め込みセツトして、
その表示マグネツト(42)の回転指向性を上記キー孔
(13)から抜き取ったキー(K)の外部から透視する
ことにより、上記シリンダー錠(L)の施錠状態と解錠
状態を判別し得るように定めたシリンダー錠(L)の施
・解錠確認装置において、
【0064】上記ドライブマグネツト(15N)(15
S)を部分着磁させたシート状のボンデツトマグネツト
(14)を、シリンダー錠(L)の表面へ貼り付ける一
方、上記表示マグネツト(42)を機械的に押圧定す
固定保持片(46)を備えたトリガー(T)を、上記
摘まみ(21)に前後方向への進退自在として且つその
摘まみ(21)から常時前方へ張り出し露呈する弾圧付
勢状態に嵌め込みセツトすると共に、同じく表示マグネ
ツト(42)を磁気的に固定保持するための強磁性体
(37)を、上記摘まみ(21)における表示マグネツ
ト(42)の後方位置へ一定距離(D)を隔てて嵌め付
け固定し、上記キー(K)をシリンダー錠(L)のキー
孔(13)へ差し込み操作した時には、トリガー(T)
の固定保持片(46)が表示マグネツト(42)から自
づと離れるように後退して、その表示マグネツト(4
2)の回転を許し、同じくキー(K)をそのキー孔(1
3)から抜き取った時には、上記トリガー(T)の固定
保持片(46)が表示マグネツト(42)と接近するよ
うに前進して、その表示マグネツト(42)を回転不能
押圧固定すると共に、そのキー(K)の抜き取り状態
において上記トリガー(T)が万一後退するも、上記強
磁性体(37)により表示マグネツト(42)の固定状
態を維持するように構成してあるため、冒頭に述べた先
願発明の問題を完全に改良できる効果がある。
【0065】即ち、本発明の上記構成によれば、シリン
ダー錠(L)へ操作キー(K)を差し込むと、トリガー
(T)の前端部がシリンダー錠(L)に自づと接当し
て、そのコイルバネ(48)による弾圧付勢力に抗しつ
つ後退し、そのトリガー(T)の固定保持片(46)が
表示マグネツト(42)から遠く離れることになるた
め、引き続きキー(K)を回動操作すれば、上記表示マ
グネツト(42)がシリンダー錠(L)に貼り付けられ
ているボンデツトマグネツト(14)のドライブマグネ
ツト(15N)(15S)と択一的に接近し、その両磁
極間での吸引・反発作用によって、確実・円滑に回転作
用し、上記シリンダー錠(L)の施錠状態又は解錠状態
を表示することになる。その結果、これをキー(K)の
外部から透視して、一目瞭然に識別することができる。
【0066】その際、上記ボンデツトマグネツト(1
4)に部分着磁されたドライブマグネツト(15N)
(15S)と、操作キー(K)に付属する表示マグネツ
ト(42)との間隔距離が一定不変であるに比し、これ
との相対的に上記トリガー(T)の進退移動量が、アツ
ト・ランダムに相違変化したとしても、上記表示マグネ
ツト(42)はその後方位置において、これと一定距離
(D)を保つ固定状態の強磁性体(37)により、常時
正しく且つ確実・円滑に回転作用し得るのである。
【0067】特に、上記ドライブマグネツト(15N)
(15S)はシート状のボンデツトマグネツト(14)
に部分着磁されており、しかもそのボンデツトマグネツ
ト(14)がシリンダー錠(L)へ貼り付け使用される
ようになっているため、建物などに既設の各種シリンダ
ー錠(L)についても、その改造を一切施す必要なく、
互換的又は汎用的に後付けして、その高性能な施・解錠
確認装置に仕上げ得る効果がある。
【0068】この点、請求項2の構成を採用するなら
ば、上記シリンダー錠(L)に対する後付け作業上の正
確さと、利便性をますます昂めることができる。
【0069】他方、シリンダー錠(L)のキー孔(1
3)から操作キー(K)を引き抜けば、上記トリガー
(T)が自づと前進して、その固定保持片(46)によ
表示マグネツト(42)を機械的に押圧定すること
になるが、そのキー(K)の携帯中や保管中には上記ト
リガー(T)が誤って押し込み後退されたり、キー
(K)の落下などによる振動や衝撃、その他の物理的な
外力を受けたり、或いは外部からの妨害的な磁気力が作
用したりするおそれなしとしない。
【0070】しかし、本発明の上記構成によれば、表示
マグネツト(42)における磁界内での一定距離(D)
を隔てて対応する強磁性体(37)が、その表示マグネ
ツト(42)の後方位置に嵌め付け固定されているた
め、上記のような事態に際会するも、その強磁性体(3
7)の吸引力により表示マグネツト(42)を依然とし
て回転不能な固定状態に維持することができ、その施錠
状態と解錠状態の表示が不慮に反転して、爾後的に誤表
示となるおそれもない。
【0071】建物などに既設のシリンダー錠(L)が、
作動上のガタツキを生じていたり、又その市販のスペア
ー用も含む操作キー(K)に、寸法上のバラツキがあっ
たりしても、これらの制約を受けることなく、その各種
シリンダー錠(L)へ適用実施できる所以であり、汎用
性又は互換性に著しく優れる。
【0072】又、上記のような施・解錠確認装置に用い
る操作キー(K)として、請求項3の構成を採用するな
らば、摘まみ(21)がその本体(22)と蓋体(2
3)に2分割されており、その強磁性体(37)が嵌め
付け固定された摘まみ本体(22)側に、表示マグネツ
ト(42)の収納カプセル(43)やトリガー(T)並
びにコイルバネ(48)を嵌め込みセツトした上、蓋体
(23)をその摘まみ本体(22)へ嵌合することによ
り、その相互間に両面粘着膜(51)(52)を介し
て、キー本体(20)の手元部をサンドイツチ状態に固
定一体化することができ、そのキー本体(20)と摘ま
み(21)との組立作業を安楽に能率良く行なえる効果
がある。
【0073】更に、上記摘まみ本体(22)へ嵌め込み
セツトされた表示マグネツト収納カプセル(43)やト
リガー(T)並びにコイルバネ(48)は、一旦平滑な
仕切り板(49)によって全体的な被覆状態に保たれ、
その仕切り板(49)と蓋体(23)との相互間にキー
本体(20)が、両面粘着膜(51)(52)を介して
サンドイツチ状態に固定されるようになっており、その
キー本体(20)と上記トリガー(T)が平滑な仕切り
板(49)による分離状態にあるため、そのトリガー
(T)の進退運動を極めて円滑に営なませることがで
き、信頼性を昂めることに役立つ。
【0074】殊更、請求項4の構成を採用するならば、
表示マグネツト(42)にる施錠状態と解錠状態の識
別表示を、その外部から誤認のおそれなく拡大透視でき
ると共に、上記操作キー(K)の組立構成とも相俟っ
て、限られた大きさ・厚みの摘まみ(21)を有効に活
用した合理的な設計であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略全体を示す分解斜面図である。
【図2】ボンデツトマグネツトを抽出して示す正面図で
ある。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】ボンデツトマグネツトに対するドライブマグネ
ツトの各種部分着磁形態を示す正面図である。
【図5】シリンダー錠に対するボンデツトマグネツトの
位置決め状態を示す正面図である。
【図6】操作キーの摘まみを分解して示す平面図であ
る。
【図7】同じく摘まみとキー本体との組立状態を示す平
面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】図7の9−9線断面図である。
【図10】図7の10−10線断面図である。
【図11】図7の11−11線断面図である。
【図12】解錠時の磁気作用を示す説明図である。
【図13】施錠時の磁気作用を示す説明図である
【図14】ドライブマグネツトの磁気力による表示マグ
ネツトの回転作用を示す説明図である。
【図15】シリンダー錠に対する操作キーの差し込み状
態を示す説明図である。
【図16】同じく操作キーの差し込み状態を図15との
直交方向から見た説明図である。
【図17】操作キーの抜き取り過程を示す図16に対応
する説明図である。
【符号の説明】
(11)・内筒 (12)・外筒 (13)・キー孔 (14)・ボンデツトマグネツト (15N)・ドライブマグネツト (15S)・ドライブマグネツト (19)・ガイドマーク (20)・キー本体 (21)・摘まみ (22)・摘まみ本体 (23)・蓋体 (24)・内面 (25)・内面 (34)・溝レール (37)・強磁性体 (39)・覗き窓 (42)・表示マグネツト (43)・表示マグネツト収納カプセル (45)・凸レンズ (46)・固定保持片 (48)・コイルバネ (49)・仕切り板 (51)・両面粘着膜 (52)・両面粘着膜 (K)・操作キー (L)・シリンダー錠 (T)・トリガー (D)・一定距離

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダー錠(L)側に複数のドライブマ
    グネツト(15N)(15S)を点在分布させると共
    に、そのドライブマグネツト(15N)(15S)との
    択一的な吸引・反発作用により自づと回転する表示マグ
    ネツト(42)を、上記シリンダー錠(L)のキー孔
    (13)へ抜き差し操作されるキー(K)側の摘まみ
    (21)に嵌め込みセツトして、 その表示マグネツト(42)の回転指向性を上記キー孔
    (13)から抜き取ったキー(K)の外部から透視する
    ことにより、上記シリンダー錠(L)の施錠状態と解錠
    状態を判別し得るように定めたシリンダー錠(L)の施
    ・解錠確認装置において、 上記ドライブマグネツト(15N)(15S)を部分着
    磁させたシート状のボンデツトマグネツト(14)を、
    シリンダー錠(L)の表面へ貼り付ける一方、上記表示
    マグネツト(42)を機械的に押圧定す固定保持片
    (46)を備えたトリガー(T)を、上記摘まみ(2
    1)に前後方向への進退自在として且つその摘まみ(2
    1)から常時前方へ張り出し露呈する弾圧付勢状態に嵌
    め込みセツトすると共に、 同じく表示マグネツト(42)を磁気的に固定保持する
    ための強磁性体(37)を、上記摘まみ(21)におけ
    る表示マグネツト(42)の後方位置へ一定距離(D)
    を隔てて嵌め付け固定し、 上記キー(K)をシリンダー錠(L)のキー孔(13)
    へ差し込み操作した時には、トリガー(T)の固定保持
    片(46)が表示マグネツト(42)から自づと離れる
    ように後退して、その表示マグネツト(42)の回転を
    許し、 同じくキー(K)をそのキー孔(13)から抜き取った
    時には、上記トリガー(T)の固定保持片(46)が表
    示マグネツト(42)と接近するように前進して、その
    表示マグネツト(42)を回転不能に押圧固定すると共
    に、そのキー(K)の抜き取り状態において上記トリガ
    ー(T)が万一後退するも、上記強磁性体(37)によ
    り表示マグネツト(42)の固定状態を維持するように
    構成したことを特徴とするシリンダー錠の施・解錠確認
    装置。
  2. 【請求項2】ボンデツトマグネツト(14)をシリンダ
    ー錠(L)の外筒(12)と対応するリング形態に造形
    すると共に、その表面にシリンダー錠(L)のキー孔
    (13)と位置合わせするための位置決め用ガイドマー
    ク(19)を付与する一方、同じくボンデツトマグネツ
    ト(14)の裏面に剥離可能な保護シート(17)を貼
    り付けて、その保護シート(17)の剥離によりシリン
    ダー錠(L)へ貼り付け使用できるように定めたことを
    特徴とする請求項1記載のシリンダー錠の施・解錠確認
    装置。
  3. 【請求項3】シリンダー錠(L)のキー孔(13)へ抜
    き差し操作されるキー本体(20)と、そのキー本体
    (20)の手元部を互換的に受け入れ得る別個な摘まみ
    (21)とから成り、 上記摘まみ(21)を対応する摘まみ本体(22)と蓋
    体(23)に2分割して、その摘まみ本体(22)の長
    手中心線(O─O)上に前後方向への進退自由なトリガ
    ー(T)と、そのトリガー(T)に後方から背圧を付与
    する圧縮コイルバネ(48)を各々嵌め込みセツトし、
    上記トリガー(T)の中途部を表示マグネツト用固定保
    持片(46)として、摘まみ本体(22)の左右何れか
    一方へ偏心する状態に張り出し形成すると共に、 そのトリガー(T)の表示マグネツト用固定保持片(4
    6)と接離作用する表示マグネツト(42)を、外部か
    ら透視可能な収納カプセル(43)への収納状態とし
    て、上記摘まみ本体(22)の前端部へ嵌め込みセツト
    し、 上記表示マグネツト(42)の後方に一定距離(D)を
    隔てて対応位置する強磁性体(37)を、同じく摘まみ
    本体(22)に嵌め付け固定し、 その摘まみ本体(22)の上記蓋体(23)と対応する
    内面(24)に、平滑な仕切り板(49)を介挿固定す
    ることにより、上記トリガー(T)やコイルバネ(4
    8)、表示マグネツト収納カプセル(43)並びに強磁
    性体(37)の全体を被覆状態に保ち、 上記摘まみ本体(22)側の仕切り板(49)と蓋体
    (23)との相互間へキー本体(20)の手元部を受け
    入れ、且つ両面粘着膜(51)(52)を介してサンド
    イツチ状態に固定一体化したことを特徴とするシリンダ
    ー錠の施・解錠確認装置に用いる操作キー。
  4. 【請求項4】表示マグネツト収納カプセル(43)の一
    部を凸レンズ(45)とし、その凸レンズ(45)と連
    通する覗き窓(39)を摘まみ本体(22)の前端部に
    開口形成して、その覗き窓(39)からカプセル(4
    3)に収納された表示マグネツト(42)を拡大透視で
    きるように定めたことを特徴とする請求項3記載のシリ
    ンダー錠の施・解錠確認装置に用いる操作キー。
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