JPH065799B2 - パルスレ−ザ電源装置 - Google Patents

パルスレ−ザ電源装置

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JPH065799B2
JPH065799B2 JP25952186A JP25952186A JPH065799B2 JP H065799 B2 JPH065799 B2 JP H065799B2 JP 25952186 A JP25952186 A JP 25952186A JP 25952186 A JP25952186 A JP 25952186A JP H065799 B2 JPH065799 B2 JP H065799B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/09Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping
    • H01S3/091Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping
    • H01S3/0915Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping by incoherent light
    • H01S3/092Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping by incoherent light of flash lamp

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フラッシュランプを使用するパルスレーザ電
源装置に関し、特にフラッシュランプの故障ないし寿命
低下を防止するように工夫したものである。
(従来の技術) レーザ加工によく使われるYAG(イットリウム・アル
ミニウム・ガーネット)レーザやガラスレーザ等の固体
レーザは、YAGロッドやガラスロッド等のレーザ媒体
を励起用光源で照射してレーザ発振を起こさせる光励起
形のレーザである。
このような固体レーザでパルス状のレーザ光を得るに
は、励起用光源にキセノンフラッシュランプまたはクリ
プトンフラッシュランプを使用し、このフラッシュラン
プをパルス的に点灯させる。
一般に、励起用のフラッシュランプは、コンデンサに充
電された電荷を放電することによって点灯する。したが
って、パルス状のレーザ光を繰り返し発生するパルスレ
ーザにおいては、コンデンサへの充電とフラッシュラン
プでの放電とが繰り返し行われ、その繰り返し速度が早
くなるにつれてレーザ発振の周波数も増大する。
ところで、コンデンサの充電電荷が放電してもフラッシ
ュランプはすぐにカットオフ状態にならず、ある時間導
通しつづける。これは、ランプ内の不活性物質(Xe,
Kr等)がまだイオン化状態になっているためである。
このように放電が終了してからフラッシュランプが完全
にカットオフ状態になるまでの時間はクエンチタイムと
称せられている。クエンチタイムは、ランプ電流の大き
さ,発光(点灯)の繰り返し速度,ランプ内の温度等の
条件によって変化する。
このようなクエンチタイム現象は、連続発振やジャイア
ントパルスのような1回限りの発振を行うレーザでは特
に問題ないが、パルス発振を繰り返し行うパルスレーザ
では不具合を生じる。
すなわち、クエンチタイムが長くなったりあるいは発振
周波数を高く設定すると、クエンチタイムが終了しない
うちに次のパルス発振のための充電が始まってしまい、
そうなると、フラッシュランプはまだ導通状態にあるた
め、コンデンサに充電されるべき電荷がフラッシュラン
プに流れてしまい、いわゆる直流放電状態になる。この
直流放電状態が発生すると、本来瞬間的に発光するよう
につくられたフラッシュランプがトリガに関係なく連続
発光し続け、その結果ランプが破壊したりランプ寿命が
著しく低下したりする。
そこで、本出願人は先に、パルス点灯の直後に電流放電
が発生したとき直ちにそれを止めてフラッシュランプを
保護しその寿命の低下を防止するようにしたパルスレー
ザの電源装置を開発し、これは既に特願昭61−144
086号として出願済みである。
この電源装置は、各パルス点灯のトリガが発せられてか
ら所定の時間経過後に充放電回路内の所定の電圧または
電流の検出値を設定値と比較してフラッシュランプで直
流放電が発生しているかどうかを判定し、直流放電が発
生しているとの判定結果が出れば充放電回路への充電を
停止させるようにしたものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記先願の電源装置は、パルス点灯後のクエンチタイム
現象に起因する直流放電を効果的に抑制するものであ
る。
しかしながら、この種の電源装置においては、クエンチ
タイム現象以外の原因で発生する直流放電もある。
例えば、パルス点灯前の充電期間中に回路の故障または
誤動作により不所望なトリガのかかる場合があり、そう
なると充放電が同時に行われてしまい、直流放電が起き
る。
また、この種の電源装置では、ランプ内の放電路を安定
化させるために100〜200mAの電流(シマー電
流)を常にランプに流し込むようなシマー回路を設ける
ことがある。その場合フラッシュランプへの主放電はサ
イリスタのスイッチングによって行うことになるが、サ
イリスタ自体の故障または外部ノイズなどによりサイリ
スタが不所望に点孤することがあり、やはりその場合に
も直流放電が起きる。
本発明は、かかる問題点に鑑み、パルス点灯に関係なく
任意の原因で発生する直流放電に対し、それを直ぐに検
知して止め、フラッシュランプの故障ないし寿命低下を
防止するようにしたパルスレーザ電源装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する本発明の構成は、レーザ励起用のフ
ラッシュランプをパルス点灯させるパルスレーザ電源装
置において、充放電回路内のコンデンサの電圧を検出す
る電圧検出手段と;コンデンサの充電電圧設定値に対し
て所定の割合に選ばれた基準値を発生する基準値発生手
段と;電圧検出手段からの電圧検出値と基準値発生手段
からの基準値とを比較し、それらの高低関係を示す比較
出力信号を発生する比較手段と;比較手段より比較出力
信号を受け、電圧検出値が基準値よりも低くなった第1
のタイミングを検出し、その第1のタイミングより所定
時間経過後に第2のタイミングを与えるタイミング手段
と;第2のタイミングの時の比較出力信号の状態を基に
フラッシュランプで直流放電が発生しているか否かを判
定する判定手段と;直流放電が発生しているとの判定結
果が前記判定手段より得られたとき、これに応答してコ
ンデンサへの充電を停止させる充電停止手段とを具備す
ることを特徴とする。
(作用) コンデンサが設定値に充電されていた状態から放電する
と、その電圧は低下し基準値を割る。本発明では、この
第1のタイミングを検出して判定タイミングをつくる。
直流放電が発生した場合、コンデンサに充電すべき電荷
は導通状態のフラッシュランプに流れ込むので、上記の
ようにいったん基準値を割って低下したコンデンサ電圧
はその後復帰することがなく低レベルのままでいる。そ
うすると、第1のタイミングから所定時間経過後の第2
のタイミングでその低レベル状態が判別されて直流放電
が検知され、充電が停止される。
直流放電が発生してなければ、第1のタイミングが出て
も、充電が実質的に正常に行われるので所定時間経過後
にはコンデンサ電圧が比較的高いレベルに復帰し、第2
のタイミングでその高レベル状態が判別され、直流放電
が発生していないとの判定が得られる。
(実施例) 以下、添付図を参照して本発明の一実施例を説明する。
構成 第1図は、この実施例によるパルスYAGレーザの電源
装置の主要な構成を示す。
商用電源10から供給される所定の商用交流電圧Eoは
昇圧トランス12を介して充電回路14に入力される。
この充電回路14は、交流電圧を直流電圧に変換する整
流回路を含み、起動ボタン(図示せず)からの充電開始
信号GSに応動して充電を開始し、充電禁止回路46か
らの充電信号CSが“1”レベルになっている期間だけ
充電電圧Voを出力する。
充電回路14の出力端子は、抵抗16を介してコンデン
サ18およびコイル20のそれぞれの一方の端子に接続
される。コイル20の他方の端子はキセノンフラッシュ
ランプまたはクリプトンフラッシュランプ22の一方の
端子に接続され、フラッシュランプ22の他方の端子お
よびコンデンサ18の他方の端子はそれぞれ接地され
る。抵抗16はコンデンサ18の充電速度に時定数を与
えるためのものであり、コイル20は急激な放電電流を
防止してフラッシュランプを保護するためのものであ
る。また、フラッシュランプにはトリガ電極24が備え
られ、トリガ回路26からこのトリガ電極24にフラッ
シュランプの各パルス発振を開始させるためのトリガパ
ルスTPが与えられるようになっている。以上、抵抗1
6,コンデンサ18,コイル20,フラッシュランプ2
2,トリガ電極24,トリガ回路26は、充放電回路を
構成する。なお、フラッシュランプ22に隣接してYA
Gロッドや反射鏡等(図示せず)が配設されている。
コンデンサ18の両端子は電圧検出回路28の入力端子
に接続される。この電圧検出回路28はコンデンサ18
の端子間電圧Vを検出(測定)しその電圧検出値MVを
誤差回路30,比較回路32のそれぞれの一方の入力端
子に与える。これら誤差回路30,比較回路32のそれ
ぞれの他方の入力端子には、充電電圧設定回路34,基
準値発生回路36より所定の充電電圧設定値SV,基準
値RVがそれぞれ与えられる。
誤差回路30は、電圧検出値MVと充電電圧設定値SV
との差に相当する誤差電圧EVを生成してこれを充電制
御回路38に与え、充電制御回路38はその誤差電圧E
Vを零にするように、すなわち検出電圧値MVが充電電
圧設定値SVに一致するように充電回路14の出力電圧
Voを制御する。
比較回路32は、電圧検出値MVと基準値RVとを比較
して前者(MV)が後者(RV)よりも低いときは
“1”、そうでないとき、つまり前者(MV)が後者
(RV)よりも高いか等しいときは“0”となるような
比較出力電圧COを発生する。この比較出力電圧CO
は、タイミング回路40と直流放電判定回路42に与え
られる。なお、基準値RVは充電電圧設定値SVの所定
の割合、例えば90%に選ばれる。
タイミング回路40は、例えばリトリガラブル・マルチ
バイブレータからなり、比較出力電圧COの立ち上がり
(第1のタイミング)に応動して所定時間TCだけ持続す
る“1”のパルスを判定タイミング信号TMとして直流
放電判定回路42に出力する。
直流放電判定回路42は判定タイミング信号TMの立ち
下がり(第2のタイミング)に応動し、そのときの比較
出力信号COのレベル状態にしたがってフラッシュラン
プ22が直流放電状態であるか否かの判定を行い、その
判定結果を示す二値レベルの判定出力信号DEを充電禁
止回路46に与える。すなわち、比較出力信号COが
“0”の場合、判定回路42は正常と判定して“0”の
判定信号DEを与える。しかし、比較出力信号COが
“1”の場合、判定回路42は直流放電状態と判定して
“1”の判定信号DEを与える。充電禁止回路46は、
“1”の判定信号DEを受けると充電信号CSを強制的
に“0”にして充電回路14に充電電圧Voの出力を停
止させる。
なお、判定信号DEはスタート回路48にも与えられ、
スタート回路48は“1”の判定信号DEを受けるとタ
イミング回路44に対してスタート信号STの供給を停
止する。このスタート信号STは繰り返しパルス発振の
各周期毎に発生されこの信号STに応動してタイミング
回路40はトリガ回路26にトリガ指示信号TRを送る
とともに充電制御回路38に充電タイミング信号CTを
送る。したがって、スタート信号STの供給が断たれる
と、トリガ指示信号TRと充電タイミング信号CTも断
たれるようになっている。
上記の各要素28〜48は、アナログ回路でもディジタ
ル回路でもよく、あるいはマイクロコンピュータで構成
されてもよい。
動作 次に、第2図につきこの実施例の動作を説明する。
先ず、時刻tで“1”のスタート信号ST(第2図に
図示せず)がスタート回路48より発せられ、これに応
動してタイミング回路44からトリガ回路26にトリガ
指示信号TR(第2図に図示せず)が与えられ、トリガ
回路26からトリガ電極24にトリガパルスTP(第2
図に図示せず)が送られ、フラッシュランプ22の放電
が開始される。すると、コンデンサ18に充電されてい
た電荷がフラッシュランプ22をパルス状のランプ電流
I1(第2図A)として流れ、これでフラッシュランプ
22はパルス点灯する。
このパルス放電でコンデンサ18の電圧Vは充電電圧設
定値SVのレベルから急速に下がって時刻t2で最低値
に達し(第2図B)、そこで放電が止まる。その際、コ
ンデンサ電圧Vが基準値RVを割る時(時刻t1)に比
較出力信号CO(第2図D)が“0”から“1”に立ち
上がり、これに応動して判定タイミング信号TM(第2
図E)も“1”に立ち上がる。この時刻t1は第1のタ
イミングである。
一方、ランプ電流Iは放電終了時刻t2でカットされず
時刻t3まで流れ続ける(第2図A)。いわゆるクエン
チタイムQ(t2〜t3)でありこれは前述のようにラ
ンプ電流の大きさ,点灯の繰り返し速度,ランプ内の温
度等の条件によって変化する。この例では、放電開始時
刻tから所定時刻T0経過後の時刻tで集電信号C
S(第2図D)が“1”に立ち上がって充電回路14に
充電を再開させる。したがって、この場合、クエンチタ
イムQが充電開始時刻t4の前(時刻t3)に終了して
いるので、直流放電は起こらず、正常にコンデンサ18
への充電が行われる。
そして、時刻t5で、コンデンサ電圧Vが基準値RVを
越え、これによって比較出力信号CO(第2図D)が
“0”に立ち下がる。その直後、判定タイミング信号T
Mが第1のタイミング(時刻t1)から所定時間T
経過後の時刻t6で“0”に立ち下がって第2のタイミ
ングを与え、このタイミングで比較出力信号COのレベ
ル状態が判別され、このときはCO=“0”であるから
判定信号DEは“0”のままで、正常状態を示す。
しかる後、時刻t7で次のパルス放電が開始され、パル
ス状のランプ電流I(第2図A)が流れてフラッシュ
ランプ22がパルス点灯する。この場合も、前回と同様
にクエンチタイム現象に起因する直流放電は起きず、判
定タイミング信号TMの立ち下がる第2のタイミング
(時刻t11)で比較出力信号COは“0”、したがっ
て判定信号DEは“0”(正常)である。
さて、この第2図の例では、パルス状のランプ電流I2
によるパルス点灯が終わったところで、いったんレーザ
発振を中断している。ただし、次の発振に備えてコンデ
ンサ18を充電状態にしておく。したがって、時刻t9
で充電信号CSが“1”になり、コンデンサ電圧Vは上
昇し時刻t10で基準値RVを越えてその直後に設定値S
Vに達する。
ところが、ノイズまたは誤動作により、時刻t14で不
所望なトリガが発生し、それによってフラッシュランプ
22が導通してしまう。その結果、コンデンサ18が放
電し、その電圧V(第2図B)は低下して時刻t16であ
るレベルに達し、それ以後はコンデンサ18に充電され
るべき電荷がフラッシュランプ22のほうに流れ、一種
の直流放電状態に至る。なお、第2図(A),(B)の
二点鎖線Fa,Fbはこの直流放電が発生しない場合の
ランプ電流I,コンデンサ電圧Vをそれぞれ示す。
そのような直流放電が起きた場合、本実施例では、コン
デンサ電圧Vが基準値RVを割ったときのタイミング
(時刻t15が検出され、それにより比較出力信号CO
(第2図D)が“1”に立ち上がるとともに判定タイミ
ング信号TM(第2図E)が“1”に再トリガされる。
しかして、時刻t15から所定時間T経過後の時刻t18
で判定タイミング信号TMが立ち下がって第2のタイミ
ングを与えた時、比較出力信号COは“1”のままであ
り、したがって判定回路42より“1”の判定信号DE
が発せられる。その結果、この判定信号DE(“1”)
を受けて充電禁止回路46が充電信号CSを“0”に立
ち下げ、それにより充電回路14を充電電圧Voの出力
を断ち、もはやコンデンサ18およびフラッシュランプ
22への充電が行われなくなり、直流放電が止められ
る。
このように、本実施例では、充電期間中に不所望なトリ
ガが発生して直流放電が起きると、所定時間Tの経過
後にそれが検知され、直ちに充電が中断されることによ
って該直流放電が早期に止められ、フラッシュランプ2
2の破壊ないし寿命低下が効果的に防止される。
なお、第2図の例では、時刻t12で何らかのノイズが発
生し、コンデンサ電圧Vは、設定値SVのレベルから下
がって基準値RVを割り、その直後の時刻t13で再び基
準値RVを越えて設定値SVのレベルに戻っている。こ
のような現象に対し比較出力電圧CO(第2図D)は、
時刻t12で“0”から“1”に立ち上がり、時刻t13で
“0”に立ち下がる。また、判定タイミング信号TM
(第2図E)も時刻t12で“1”に立ち上がる。したが
って、この場合、この時刻t12を第1のタイミングとし
てそれから所定時間T経過後の時刻t17に判定タイミ
ング信号TMは立ち下がる筈であった。しかし、時刻t
15でコンデンサ電圧Vが基準値を割り、それによって比
較出力信号COが“1”に立ち上がることにより再トリ
ガがタイミング回路40に与えられ、判定タイミング信
号TMは同時刻t15を新たな第1のタイミングとしてそ
れから所定時間To経過後の時刻t18まで持続し、そこ
で“0”に立ち下がって第2のタイミングを与える。こ
のような仕組みによれば、判定タイミングの時またはそ
の直前に上記のようなノイズが発生しても再トリガがか
かって判定タイミングが延長され、そのようなノイズを
直流放電と判定するような誤動作が防止される。
また、上記の動作は充電中に不所望なトリガがフラッシ
ュランプ22にかかって直流放電が起きた場合であった
が、パルス点灯直後のクエンチタイム現象に起因する直
流放電に対しても本装置は有効に作用する。例えば、第
1のサイクルto〜t7について考えてみると、クエン
チタイムQが長引いて直流放電が起きた場合、コンデン
サ18に充電されるべき電荷がフラッシュランプ22に
流れ込むため、コンデンサ電圧V(第2図B)は時刻t
5になっても基準値RV(SVの90%)に達すること
はなく、したがって同時刻に比較出力信号CO(第2図
D)は“0”に立ち下がることなく“1”のままであり
続ける。その結果、時刻t6で判定タイミング信号TM
(第2図E)が立ち下がって第2のタイミングを与えた
時、比較出力信号COは“1”で判定信号(第2図F)
は“1”に立ち上がり、充電が停止される。
また、第1図の実施例は通常のトリガによる電源装置で
シマー回路を含まないが、本発明はシマー回路を含む電
源装置にも適用可能である。
第3図は、シマー回路を含む電源装置の充放電回路を示
す。この装置では、トリガ電極24にトリガ信号が印加
されることによってシマー回路50より抵抗52,ダイ
オード54を介してフラッシュランプ22に100〜2
00mAの微弱なシマー電流が流され、パルス点灯はサ
イリスタ56が導通してフラッシュランプ22に充電回
路14からの高圧Vが印加されることによって行われ
る。しかし、コンデンサ18への充電期間中に、サイリ
スタ56の故障やノイズ等によりサイリスタ56が点孤
して直流放電が起きることがある。図中、点線で示す制
御部100は、第1図の構成部分26〜48を含むもの
でよく、上述のようにコンデンサ18の電圧Vを検出
し、直流放電が発生すれば直ちにそれを検知して充電回
路14に充電停止指令(CS=“0”)を与えることに
より該直流放電を迅速に止めてフラッシュランプ22を
保護する。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、充放電回路内のコンデ
ンサの電圧をその変化に対応したタイミングでモニタす
ることにより、パルス点灯に関係なく任意の原因で発生
する直流放電を直ぐに検知して止めるようにしたので、
直流放電によるフラッシュランプの故障ないし寿命低下
を万全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるパルスYAGレーザ
の電源装置の主要な構成を示すブロック図、 第2図は、第1図の構成の動作を説明するためのタイミ
ング図、および 第3図は、シマー回路を含む電源回路に本発明適用した
実施例を示すブロック図である。 図面において、 14…充電回路、 18…コンデンサ、 22…フラッシュランプ、 24…トリガ電極、26…トリガ回路、 28…電圧検出回路、 32…比較回路、 34…充電電圧設定回路、 36…基準値発生回路、 38…充電制御回路、 40…タイミング回路、 42…直流放電判定回路、 46…充電禁止回路、 50…シマー回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ励起用のフラッシュランプをパルス
    点灯させるパルスレーザ電源装置において、 充放電回路内のコンデンサの電圧を検出する電圧検出手
    段と、 前記コンデンサの充電電圧設定値に対して所定の割合に
    選ばれた基準値を発生する基準発生手段と、 前記電圧検出手段と、からの前記電圧検出値と前記基準
    値発生手段からの前記基準値とを比較し、それらの高低
    関係を示す比較出力信号を発生する比較手段と、 前記比較手段より前記比較出力信号を受け、前記電圧検
    出値が前記基準値よりも低くなった第1のタイミングを
    検出し、その第1のタイミングより所定時間経過後に第
    2のタイミングを与えるタイミング手段と、 前記第2のタイミングの時の前記比較出力信号の状態を
    基にフラッシュランプで直流放電が発生しているか否か
    を判定する判定手段と、 前記直流放電が発生しているとの判定結果が前記判定手
    段より得られたとき、これに応答して前記コンデンサへ
    の充電を停止させる充電停止手段と、 を具備することを特徴とするパルスレーザ電源装置。
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