JPH0657953A - 屋根架構の構築方法 - Google Patents
屋根架構の構築方法Info
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- JPH0657953A JPH0657953A JP12089192A JP12089192A JPH0657953A JP H0657953 A JPH0657953 A JP H0657953A JP 12089192 A JP12089192 A JP 12089192A JP 12089192 A JP12089192 A JP 12089192A JP H0657953 A JPH0657953 A JP H0657953A
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- frame
- constructing
- roof
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋根架構の施工期間を短くする。
【構成】 大規模施設Ｓの周囲に支持部１０を設ける。
この支持部１０に屋根架構１２を設ける。この屋根架構
１２は、大規模施設Ｓの上方中央部に設けた頭部１５
（分割架構）と、この頭部１５の周囲に配設された脚部
１４（分割架構）とからなる。この脚部１４の縁部を、
ヒンジ部１７を介して支持部１０に接続する。この脚部
１４に前記頭部１５を接続し、屋根架構１２を構築す
る。 【効果】 ヒンジ部を中心に屋根架構を回動させ、屋根
架構を大規模施設の上部に構築するため、複数の架設構
台、支保工等を不要にでき、屋根架構の構築作業性を向
上させ、屋根架構の施工期間を短くすることができる。
この支持部１０に屋根架構１２を設ける。この屋根架構
１２は、大規模施設Ｓの上方中央部に設けた頭部１５
（分割架構）と、この頭部１５の周囲に配設された脚部
１４（分割架構）とからなる。この脚部１４の縁部を、
ヒンジ部１７を介して支持部１０に接続する。この脚部
１４に前記頭部１５を接続し、屋根架構１２を構築す
る。 【効果】 ヒンジ部を中心に屋根架構を回動させ、屋根
架構を大規模施設の上部に構築するため、複数の架設構
台、支保工等を不要にでき、屋根架構の構築作業性を向
上させ、屋根架構の施工期間を短くすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根を架設すべき対象
が、特にスタジアム等の大規模施設である場合に好適な
屋根架構の構築方法に関するものである。
が、特にスタジアム等の大規模施設である場合に好適な
屋根架構の構築方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、屋根架構について、図４を参照し
て説明する。図４に示すように、地盤Ｇ上に立設された
複数の架設構台２の上端部と、この架設構台２に接続さ
れた支保工３とで、アーチ状屋根架構４が構築されてい
る。
て説明する。図４に示すように、地盤Ｇ上に立設された
複数の架設構台２の上端部と、この架設構台２に接続さ
れた支保工３とで、アーチ状屋根架構４が構築されてい
る。
【０００３】この屋根架構４の構築方法では、地盤Ｇ内
の杭上に複数の架設構台２を立設し、これら架設構台２
に多数の支保工３を接続する。これら支保工３に通路を
複数段付設し、この地盤付近の通路で屋根架構４の一部
を支保工３の端部に運搬する。この支保工３と架設構台
２との端部に屋根架構４の脚部を接続する。この屋根架
構４の脚部を複数段に構築し、上段の通路で屋根架構４
の頭部を運搬・構築し、これら屋根架構４の頭部と脚部
とを接続することにより、アーチ状屋根架構４を構築す
る。
の杭上に複数の架設構台２を立設し、これら架設構台２
に多数の支保工３を接続する。これら支保工３に通路を
複数段付設し、この地盤付近の通路で屋根架構４の一部
を支保工３の端部に運搬する。この支保工３と架設構台
２との端部に屋根架構４の脚部を接続する。この屋根架
構４の脚部を複数段に構築し、上段の通路で屋根架構４
の頭部を運搬・構築し、これら屋根架構４の頭部と脚部
とを接続することにより、アーチ状屋根架構４を構築す
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の屋根架構の構築方法においては、屋根架構４の大き
さに合わせて架設構台２を複数立設しなければならず、
架設構台２の立設・撤去に要する期間が必要になり、屋
根架構４の施工期間が長くなるとともに、屋根架構４の
構築作業が煩雑になるという欠点があった。
来の屋根架構の構築方法においては、屋根架構４の大き
さに合わせて架設構台２を複数立設しなければならず、
架設構台２の立設・撤去に要する期間が必要になり、屋
根架構４の施工期間が長くなるとともに、屋根架構４の
構築作業が煩雑になるという欠点があった。
【０００５】特に、高い屋根架構４を必要とする場合に
は、高い架設構台２が必要になり、かかる架設構台２の
立設には、この立設費用が向上するとともに、長い施工
期間が必要になる。このため、屋根架構４の構築に多額
の費用を要するとともに、屋根架構４の施工に長期間を
要するという問題があった。
は、高い架設構台２が必要になり、かかる架設構台２の
立設には、この立設費用が向上するとともに、長い施工
期間が必要になる。このため、屋根架構４の構築に多額
の費用を要するとともに、屋根架構４の施工に長期間を
要するという問題があった。
【０００６】そこで本発明では上記事情に鑑み、架設構
台の立設を不要にすることにより屋根架構の施工期間を
短くするとともに、高い屋根架構を短い施工期間で構築
できる屋根架構の構築方法を提供することを目的として
いる。
台の立設を不要にすることにより屋根架構の施工期間を
短くするとともに、高い屋根架構を短い施工期間で構築
できる屋根架構の構築方法を提供することを目的として
いる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の屋根架構
の構築方法は、大規模施設の屋根架構を構築する方法で
あって、前記大規模施設の周囲に支持部を設け、該支持
部に屋根架構を設けるとともに、該屋根架構の縁部と前
記支持部とをヒンジ部で結合させ、該ヒンジ部を中心に
屋根架構を回動させて屋根架構を構築することを特徴と
するものである。
の構築方法は、大規模施設の屋根架構を構築する方法で
あって、前記大規模施設の周囲に支持部を設け、該支持
部に屋根架構を設けるとともに、該屋根架構の縁部と前
記支持部とをヒンジ部で結合させ、該ヒンジ部を中心に
屋根架構を回動させて屋根架構を構築することを特徴と
するものである。
【０００８】請求項２記載の屋根架構の構築方法は、大
規模施設の屋根架構を構築する方法であって、該屋根架
構を地盤上で構築するとともに、前記大規模施設の周囲
に支持部を設け、該支持部で前記屋根架構を吊り上げて
屋根架構を構築することを特徴とするものである。
規模施設の屋根架構を構築する方法であって、該屋根架
構を地盤上で構築するとともに、前記大規模施設の周囲
に支持部を設け、該支持部で前記屋根架構を吊り上げて
屋根架構を構築することを特徴とするものである。
【０００９】請求項３記載の屋根架構の構築方法は、請
求項１記載の屋根架構の構築方法であって、前記支持部
付近で屋根架構全体を分割した分割架構を組み立てると
ともに、該分割架構の縁部と前記支持部とをヒンジ部で
結合し、その後、該分割架構を前記ヒンジ部を中心とし
て前記大規模施設内側へ回動させることを特徴とするも
のである。
求項１記載の屋根架構の構築方法であって、前記支持部
付近で屋根架構全体を分割した分割架構を組み立てると
ともに、該分割架構の縁部と前記支持部とをヒンジ部で
結合し、その後、該分割架構を前記ヒンジ部を中心とし
て前記大規模施設内側へ回動させることを特徴とするも
のである。
【００１０】請求項４記載の屋根架構の構築方法は、請
求項１記載の屋根架構の構築方法であって、該屋根架構
全体を頭部と脚部とに分割し、該脚部を前記支持部付近
で組み立てるとともに、該支持部と前記脚部の縁部とを
ヒンジ部で結合し、その後、該脚部を前記ヒンジ部を中
心として前記大規模施設内側へ回動させ、前記脚部の先
端部で前記屋根架構の頭部を吊り上げて屋根架構を構築
することを特徴とするものである。
求項１記載の屋根架構の構築方法であって、該屋根架構
全体を頭部と脚部とに分割し、該脚部を前記支持部付近
で組み立てるとともに、該支持部と前記脚部の縁部とを
ヒンジ部で結合し、その後、該脚部を前記ヒンジ部を中
心として前記大規模施設内側へ回動させ、前記脚部の先
端部で前記屋根架構の頭部を吊り上げて屋根架構を構築
することを特徴とするものである。
【００１１】
【作用】請求項１記載の屋根架構の構築方法では、大規
模施設の周囲に支持部を設け、該支持部に屋根架構を設
けるとともに、該屋根架構の縁部と前記支持部とをヒン
ジ部で結合させ、該ヒンジ部を中心に屋根架構を回動さ
せることにより、この屋根架構が大規模施設の上部に移
動する。
模施設の周囲に支持部を設け、該支持部に屋根架構を設
けるとともに、該屋根架構の縁部と前記支持部とをヒン
ジ部で結合させ、該ヒンジ部を中心に屋根架構を回動さ
せることにより、この屋根架構が大規模施設の上部に移
動する。
【００１２】請求項２記載の屋根架構の構築方法では、
屋根架構を地盤上で構築するとともに、前記大規模施設
の周囲に支持部を設け、該支持部で前記屋根架構を吊り
上げることにより、前記屋根架構が大規模施設の上部に
配される。
屋根架構を地盤上で構築するとともに、前記大規模施設
の周囲に支持部を設け、該支持部で前記屋根架構を吊り
上げることにより、前記屋根架構が大規模施設の上部に
配される。
【００１３】請求項３記載の屋根架構の構築方法では、
請求項１記載の作用を有し、かつ支持部付近で屋根架構
全体を分割した分割架構を組み立てるとともに、該分割
架構の縁部と前記支持部とをヒンジ部で結合し、その
後、該分割架構を前記ヒンジ部を中心として前記大規模
施設内側へ回動させるため、大規模施設の周囲から該上
部に各分割架構が配される。
請求項１記載の作用を有し、かつ支持部付近で屋根架構
全体を分割した分割架構を組み立てるとともに、該分割
架構の縁部と前記支持部とをヒンジ部で結合し、その
後、該分割架構を前記ヒンジ部を中心として前記大規模
施設内側へ回動させるため、大規模施設の周囲から該上
部に各分割架構が配される。
【００１４】請求項４記載の屋根架構の構築方法は、請
求項１記載の作用を有し、かつ屋根架構全体を頭部と脚
部とに分割し、該脚部を前記支持部付近で組み立てると
ともに、該支持部と前記脚部の縁部とをヒンジ部で結合
し、その後、該脚部を前記ヒンジ部を中心として前記大
規模施設内側へ回動させるため、大規模施設の上方周囲
に脚部が配される。そして、前記脚部の先端部で前記屋
根架構の頭部を吊り上げることにより、該頭部が大規模
施設の上方中央部に配される。
求項１記載の作用を有し、かつ屋根架構全体を頭部と脚
部とに分割し、該脚部を前記支持部付近で組み立てると
ともに、該支持部と前記脚部の縁部とをヒンジ部で結合
し、その後、該脚部を前記ヒンジ部を中心として前記大
規模施設内側へ回動させるため、大規模施設の上方周囲
に脚部が配される。そして、前記脚部の先端部で前記屋
根架構の頭部を吊り上げることにより、該頭部が大規模
施設の上方中央部に配される。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の屋根架構の構築方法の一実施
例について、図１ないし図３を参照しながら説明する。
屋根架構の構築方法は、野球スタジアム等の大規模施設
Ｓの屋根架構に適用されている。ここで、図１におい
て、符号１０は大規模施設Ｓの周囲に立設された円形支
持部であり、符号１１は支持部１０に資材を運搬する揚
重設備である。
例について、図１ないし図３を参照しながら説明する。
屋根架構の構築方法は、野球スタジアム等の大規模施設
Ｓの屋根架構に適用されている。ここで、図１におい
て、符号１０は大規模施設Ｓの周囲に立設された円形支
持部であり、符号１１は支持部１０に資材を運搬する揚
重設備である。
【００１６】前記大規模施設Ｓは、平面ほぼ円形状に構
築されており、その周囲に円形支持部１０を有してい
る。この円形支持部１０には、複数のクレーン等の揚重
設部１１が隣接設置され、大規模施設Ｓを覆う屋根架構
１２が設けられている。
築されており、その周囲に円形支持部１０を有してい
る。この円形支持部１０には、複数のクレーン等の揚重
設部１１が隣接設置され、大規模施設Ｓを覆う屋根架構
１２が設けられている。
【００１７】この屋根架構１２は、大規模施設Ｓの上方
中央部に設けられる頭部１５（分割架構）と、この頭部
１５の周囲に配設された小梁ブレース１６と、前記支持
部１０の上方周囲と頭部１５の周囲とを接続する脚部１
４（分割架構）とから構成されている。この屋根架構１
２の脚部１４では、縁部がヒンジ部１７を介して支持部
１０の上方周囲に複数接続され、先端部が中央構台１８
で支持されている。この脚部１４の先端部に前記頭部１
５の端部が接続され、大規模施設Ｓの上部に屋根架構１
２が配設されている。この屋根架構１２の上部には、屋
根本体２５が構築されている。
中央部に設けられる頭部１５（分割架構）と、この頭部
１５の周囲に配設された小梁ブレース１６と、前記支持
部１０の上方周囲と頭部１５の周囲とを接続する脚部１
４（分割架構）とから構成されている。この屋根架構１
２の脚部１４では、縁部がヒンジ部１７を介して支持部
１０の上方周囲に複数接続され、先端部が中央構台１８
で支持されている。この脚部１４の先端部に前記頭部１
５の端部が接続され、大規模施設Ｓの上部に屋根架構１
２が配設されている。この屋根架構１２の上部には、屋
根本体２５が構築されている。
【００１８】このような屋根架構１２の構築方法につい
て説明する。既存の大規模施設Ｓの周囲に、揚重設備１
１と支持部１０とを立設する。この支持部１０の上部
に、揚重設備１１で屋根架構１２の脚部１４に用いられ
る資材を運搬する。この資材から脚部１４を支持部１０
付近で組み立てるとともに、この支持部１０に脚部１４
の縁部をヒンジ部１７を介して接続する。このヒンジ部
１７を中心に脚部１４を大規模施設Ｓの内側に回動さ
せ、支持部１０に屋根架構１２の脚部１４を固定する。
て説明する。既存の大規模施設Ｓの周囲に、揚重設備１
１と支持部１０とを立設する。この支持部１０の上部
に、揚重設備１１で屋根架構１２の脚部１４に用いられ
る資材を運搬する。この資材から脚部１４を支持部１０
付近で組み立てるとともに、この支持部１０に脚部１４
の縁部をヒンジ部１７を介して接続する。このヒンジ部
１７を中心に脚部１４を大規模施設Ｓの内側に回動さ
せ、支持部１０に屋根架構１２の脚部１４を固定する。
【００１９】一方、図２に示すように、大規模施設Ｓに
中央構台１８を隣接設置し、前記屋根架構１２の脚部１
４の先端部を中央構台１８の先端部に接続する。この中
央構台１８の先端部にローラー等の回動部材１９を介在
させ、この回動部材１９に揚重設備１１のワイヤー２０
を取り付け、このワイヤー２０に地盤上で構築された屋
根架構１２の頭部１５の端部を接続する。この屋根架構
１２の頭部１５を、ワイヤー２０を揚重設備１１で巻き
込むことにより、大規模施設Ｓの上方中央部に吊り上げ
る。
中央構台１８を隣接設置し、前記屋根架構１２の脚部１
４の先端部を中央構台１８の先端部に接続する。この中
央構台１８の先端部にローラー等の回動部材１９を介在
させ、この回動部材１９に揚重設備１１のワイヤー２０
を取り付け、このワイヤー２０に地盤上で構築された屋
根架構１２の頭部１５の端部を接続する。この屋根架構
１２の頭部１５を、ワイヤー２０を揚重設備１１で巻き
込むことにより、大規模施設Ｓの上方中央部に吊り上げ
る。
【００２０】前記屋根架構１２の頭部１５の端部を前記
脚部１４の先端部に接続・固定し、図３に示すように、
前記頭部１５の周囲に小梁ブレース１６を複数配設す
る。これら小梁ブレース１６は、前記揚重設備１１で大
規模施設Ｓ上部に吊り上げられて、屋根架構１２の頭部
１５周囲とに固定される。こうして、屋根架構１２が構
築され、この屋根架構１２の上部に屋根本体２５を構築
する。
脚部１４の先端部に接続・固定し、図３に示すように、
前記頭部１５の周囲に小梁ブレース１６を複数配設す
る。これら小梁ブレース１６は、前記揚重設備１１で大
規模施設Ｓ上部に吊り上げられて、屋根架構１２の頭部
１５周囲とに固定される。こうして、屋根架構１２が構
築され、この屋根架構１２の上部に屋根本体２５を構築
する。
【００２１】このような屋根架構の構築方法によれば、
大規模施設の周囲に設けた支持部１０に屋根架構１２の
脚部１４を設けるとともに、この脚部１４の縁部と支持
部１０とをヒンジ部１７で結合させる。このヒンジ部１
７を中心に脚部１４を回動させることにより、この脚部
１４を大規模施設Ｓの上部に移動させ、この脚部１４を
支持部１０に固定し、屋根架構１２を構築する。このた
め、複数の架設構台を立設し、この架設構台に多数の支
保工等を取り付ける必要性がなくなり、これら架設構
台、支保工の構築に要する作業がなくなることから、屋
根架構１２の構築作業性を向上させることができる。
大規模施設の周囲に設けた支持部１０に屋根架構１２の
脚部１４を設けるとともに、この脚部１４の縁部と支持
部１０とをヒンジ部１７で結合させる。このヒンジ部１
７を中心に脚部１４を回動させることにより、この脚部
１４を大規模施設Ｓの上部に移動させ、この脚部１４を
支持部１０に固定し、屋根架構１２を構築する。このた
め、複数の架設構台を立設し、この架設構台に多数の支
保工等を取り付ける必要性がなくなり、これら架設構
台、支保工の構築に要する作業がなくなることから、屋
根架構１２の構築作業性を向上させることができる。
【００２２】そして、ヒンジ部１７を中心に屋根架構１
２の脚部１４を回動させて屋根架構１２が構築されるこ
とから、架設構台を立設・撤去する作業が不必要にな
り、既存の大規模施設Ｓに屋根架構１２を構築する場合
にあっても、屋根架構１２を容易に構築でき、屋根架構
１２の施工期間を短縮することができる。
２の脚部１４を回動させて屋根架構１２が構築されるこ
とから、架設構台を立設・撤去する作業が不必要にな
り、既存の大規模施設Ｓに屋根架構１２を構築する場合
にあっても、屋根架構１２を容易に構築でき、屋根架構
１２の施工期間を短縮することができる。
【００２３】また、前記支持部１０に接続された屋根架
構１２の脚部１４の先端部から屋根架構１２の頭部１５
を吊り上げ、この頭部１５を前記脚部１４に接続するこ
とにより、前記屋根架構１２が大規模施設Ｓの上部に構
築される。このため、高い屋根架構１２を必要とする場
合にあっても、屋根架構１２の頭部１５を吊り上げて屋
根架構１２が構築されることから、高い架設構台が不要
になり、この架設構台の立設に要する費用と施工期間と
を不必要にでき、屋根架構１２の構築に要する費用を低
減できるとともに、屋根架構１２の施工期間を短くする
ことができる。
構１２の脚部１４の先端部から屋根架構１２の頭部１５
を吊り上げ、この頭部１５を前記脚部１４に接続するこ
とにより、前記屋根架構１２が大規模施設Ｓの上部に構
築される。このため、高い屋根架構１２を必要とする場
合にあっても、屋根架構１２の頭部１５を吊り上げて屋
根架構１２が構築されることから、高い架設構台が不要
になり、この架設構台の立設に要する費用と施工期間と
を不必要にでき、屋根架構１２の構築に要する費用を低
減できるとともに、屋根架構１２の施工期間を短くする
ことができる。
【００２４】さらに、前記支持部１０に屋根架構１２の
脚部１４と頭部１５とを接続して、この屋根架構１２の
頭部１５周囲に小梁ブレース１６を配設することから、
この小梁ブレース１６の取り付け作業性を向上でき、こ
の小梁ブレース１６で前記屋根架構１２を補強でき、こ
の屋根架構１２の強度を向上させることができる。
脚部１４と頭部１５とを接続して、この屋根架構１２の
頭部１５周囲に小梁ブレース１６を配設することから、
この小梁ブレース１６の取り付け作業性を向上でき、こ
の小梁ブレース１６で前記屋根架構１２を補強でき、こ
の屋根架構１２の強度を向上させることができる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の屋根架構
の構築方法によれば、以下の効果を奏することができ
る。請求項１記載の屋根架構の構築方法によれば、大規
模施設の周囲に設けた支持部に屋根架構を設けるととも
に、この屋根架構の縁部と前記支持部とをヒンジ部で結
合させ、該ヒンジ部を中心に屋根架構を回動させること
により、この屋根架構が大規模施設の上部に移動し、屋
根架構を構築する。このため、複数の架設構台を立設
し、この架設構台に多数の支保工等を取り付ける必要性
がなくなり、これら架設構台、支保工の構築に要する作
業がなくなることから、屋根架構の構築作業性を向上さ
せ、屋根架構の施工期間を短くすることができる。
の構築方法によれば、以下の効果を奏することができ
る。請求項１記載の屋根架構の構築方法によれば、大規
模施設の周囲に設けた支持部に屋根架構を設けるととも
に、この屋根架構の縁部と前記支持部とをヒンジ部で結
合させ、該ヒンジ部を中心に屋根架構を回動させること
により、この屋根架構が大規模施設の上部に移動し、屋
根架構を構築する。このため、複数の架設構台を立設
し、この架設構台に多数の支保工等を取り付ける必要性
がなくなり、これら架設構台、支保工の構築に要する作
業がなくなることから、屋根架構の構築作業性を向上さ
せ、屋根架構の施工期間を短くすることができる。
【００２６】請求項２記載の屋根架構の構築方法によれ
ば、屋根架構を地盤上で構築するとともに、大規模施設
の周囲に支持部を設け、この支持部で前記屋根架構を吊
り上げることにより、前記屋根架構を大規模施設の上部
に配し、前記屋根架構が大規模施設の上部に構築され
る。このため、高い屋根架構を必要とする場合にあって
も、屋根架構を吊り上げて屋根架構を構築できることか
ら、高い架設構台が不要になり、この架設構台の立設に
要する費用と施工期間とを不必要にでき、屋根架構の構
築に要する費用を低減できるとともに、屋根架構の施工
期間を短くすることができる。
ば、屋根架構を地盤上で構築するとともに、大規模施設
の周囲に支持部を設け、この支持部で前記屋根架構を吊
り上げることにより、前記屋根架構を大規模施設の上部
に配し、前記屋根架構が大規模施設の上部に構築され
る。このため、高い屋根架構を必要とする場合にあって
も、屋根架構を吊り上げて屋根架構を構築できることか
ら、高い架設構台が不要になり、この架設構台の立設に
要する費用と施工期間とを不必要にでき、屋根架構の構
築に要する費用を低減できるとともに、屋根架構の施工
期間を短くすることができる。
【００２７】請求項３記載の屋根架構の構築方法によれ
ば、請求項１記載の効果を奏することができるととも
に、支持部付近で屋根架構全体を分割した分割架構を組
み立てるとともに、該分割架構の縁部と前記支持部とを
ヒンジ部で結合し、その後、該分割架構を前記ヒンジ部
を中心として前記大規模施設内側へ回動させるため、大
規模施設の周囲から該上部に各分割架構が配される。こ
のため、高い屋根架構が必要とされる場合にあっても、
この高い屋根架構全体を分割した分割架構を用いること
により、低い分割架構で屋根架構を構築することがで
き、屋根架構の構築作業性を向上させることができる。
ば、請求項１記載の効果を奏することができるととも
に、支持部付近で屋根架構全体を分割した分割架構を組
み立てるとともに、該分割架構の縁部と前記支持部とを
ヒンジ部で結合し、その後、該分割架構を前記ヒンジ部
を中心として前記大規模施設内側へ回動させるため、大
規模施設の周囲から該上部に各分割架構が配される。こ
のため、高い屋根架構が必要とされる場合にあっても、
この高い屋根架構全体を分割した分割架構を用いること
により、低い分割架構で屋根架構を構築することがで
き、屋根架構の構築作業性を向上させることができる。
【００２８】請求項４記載の屋根架構の構築方法によれ
ば、請求項３記載の効果を奏することができるととも
に、屋根架構全体を頭部と脚部とに分割し、該脚部を前
記支持部付近で組み立てるとともに、該支持部と前記脚
部の縁部とをヒンジ部で結合し、その後、該脚部を前記
ヒンジ部を中心として前記大規模施設内側へ回動させる
ため、大規模施設の上方周囲に脚部が配される。このた
め、大きな脚部が必要とされず、脚部の構築作業性を向
上させ、屋根架構の構築作業性を向上させることができ
る。そして、前記脚部の先端部で前記屋根架構の頭部を
吊り上げることにより、該頭部が大規模施設の上方中央
部に配される。このため、高い架設構台を設ける必要性
をなくし、頭部の構築作業性を向上させることができ
る。このように屋根架構の脚部と頭部との構築作業性が
向上したことから、屋根架構の施工期間を短くすること
ができる。
ば、請求項３記載の効果を奏することができるととも
に、屋根架構全体を頭部と脚部とに分割し、該脚部を前
記支持部付近で組み立てるとともに、該支持部と前記脚
部の縁部とをヒンジ部で結合し、その後、該脚部を前記
ヒンジ部を中心として前記大規模施設内側へ回動させる
ため、大規模施設の上方周囲に脚部が配される。このた
め、大きな脚部が必要とされず、脚部の構築作業性を向
上させ、屋根架構の構築作業性を向上させることができ
る。そして、前記脚部の先端部で前記屋根架構の頭部を
吊り上げることにより、該頭部が大規模施設の上方中央
部に配される。このため、高い架設構台を設ける必要性
をなくし、頭部の構築作業性を向上させることができ
る。このように屋根架構の脚部と頭部との構築作業性が
向上したことから、屋根架構の施工期間を短くすること
ができる。
【図１】本発明の屋根架構の構築方法の一実施例を示す
もので、大規模施設の周囲に設けた支持部を示す側面図
である。
もので、大規模施設の周囲に設けた支持部を示す側面図
である。
【図２】図１の支持部に設けた屋根架構の脚部を示す側
面図である。
面図である。
【図３】図２の脚部に設けた屋根架構の頭部を示す側面
図である。
図である。
【図４】従来の屋根架構の構築方法を示すもので、屋根
架構の構築現場を示す側面図である。
架構の構築現場を示す側面図である。
１０ 支持部 １２ 屋根架構 １４ 脚部（分割架構） １６ 頭部（分割架構） １７ ヒンジ部 Ｓ 大規模施設
Claims (4)
- 【請求項１】 大規模施設の屋根架構を構築する方法で
あって、前記大規模施設の周囲に支持部を設け、該支持
部に屋根架構を設けるとともに、該屋根架構の縁部と前
記支持部とをヒンジ部で結合させ、該ヒンジ部を中心に
屋根架構を回動させて屋根架構を構築することを特徴と
する屋根架構の構築方法。 - 【請求項２】 大規模施設の屋根架構を構築する方法で
あって、該屋根架構を地盤上で構築するとともに、前記
大規模施設の周囲に支持部を設け、該支持部で前記屋根
架構を吊り上げて屋根架構を構築することを特徴とする
屋根架構の構築方法。 - 【請求項３】 請求項１記載の屋根架構の構築方法であ
って、前記支持部付近で屋根架構全体を分割した分割架
構を組み立てるとともに、該分割架構の縁部と前記支持
部とをヒンジ部で結合し、その後、該分割架構を前記ヒ
ンジ部を中心として前記大規模施設内側へ回動させるこ
とを特徴とする屋根架構の構築方法。 - 【請求項４】 請求項１記載の屋根架構の構築方法であ
って、該屋根架構全体を頭部と脚部とに分割し、該脚部
を前記支持部付近で組み立てるとともに、該支持部と前
記脚部の縁部とをヒンジ部で結合し、その後、該脚部を
前記ヒンジ部を中心として前記大規模施設内側へ回動さ
せ、前記脚部の先端部で前記屋根架構の頭部を吊り上げ
て屋根架構を構築することを特徴とする屋根架構の構築
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12089192A JPH0657953A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 屋根架構の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12089192A JPH0657953A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 屋根架構の構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657953A true JPH0657953A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=14797552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12089192A Withdrawn JPH0657953A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 屋根架構の構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657953A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108999290A (zh) * | 2018-09-13 | 2018-12-14 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 索承网格结构下部柔性索网的组合提升方法 |
| CN109113182A (zh) * | 2018-09-13 | 2019-01-01 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 索承网格结构的索网分区循环提升安装方法 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP12089192A patent/JPH0657953A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108999290A (zh) * | 2018-09-13 | 2018-12-14 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 索承网格结构下部柔性索网的组合提升方法 |
| CN109113182A (zh) * | 2018-09-13 | 2019-01-01 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 索承网格结构的索网分区循环提升安装方法 |
| CN109113182B (zh) * | 2018-09-13 | 2020-05-22 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 索承网格结构的索网分区循环提升安装方法 |
| CN108999290B (zh) * | 2018-09-13 | 2020-05-22 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 索承网格结构下部柔性索网的组合提升方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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