JPH0657934A - 設備用配管引込用上屋 - Google Patents

設備用配管引込用上屋

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Publication number
JPH0657934A
JPH0657934A JP23145392A JP23145392A JPH0657934A JP H0657934 A JPH0657934 A JP H0657934A JP 23145392 A JP23145392 A JP 23145392A JP 23145392 A JP23145392 A JP 23145392A JP H0657934 A JPH0657934 A JP H0657934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
shed
foundation
piping
frame body
Prior art date
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Pending
Application number
JP23145392A
Other languages
English (en)
Inventor
Sueji Nakazato
末治 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構築が容易で、工期の短縮、コスト低下、軽
重量化、防水の確実、メンテナンス性の向上が図れるも
のとする。 【構成】 本体建物の屋上面に枠状の上屋基礎2を突出
して設ける。側面に設備配管挿通穴9を有する上下面開
放の中段枠体5を上屋基礎2上に建て込む。この中段枠
体5の上面を屋根板6で蓋する。上屋基礎2は、プレキ
ャストコンクリートまたは後打ちコンクリート等で構成
する。中段枠体5は、溝形鋼を切断および溶接加工した
工場製作部品からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、建物の屋上に設けられて設備
用配管を屋内に引き込むための設備用配管引込用上屋に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備用配管引込用上屋
は、図3のように構築するのが一般的である。すなわ
ち、現場で屋上の床スラブ30から、鉄筋コンクリート
で上面を開放した上屋周壁31を立ち上げ、この上屋周
壁31の上面をプレキャストコンクリートパネル32あ
るいは鋼製屋根で蓋したものである。上屋周壁31には
配管33を引き込む配管挿通穴34が形成され、この穴
34の位置より下方の上屋周壁31外面側には水切突部
31aが周設される。上屋周壁31の上端から前記水切
突部31aにわたる外面には防水モルタル35が施さ
れ、上屋周壁31の前記水切鍔部31a下側の外面から
床スラブ20上面にかけては露出シート36による防水
処理が施される。プレキャストコンクリートパネル32
は、上屋周壁31の上端に突設したアンカーボルト37
で上屋周壁31上に締付け固定される。アンカーボルト
37によるプレキャストコンクリートパネル32の締付
け部、プレキャストコンクリートパネル32と上屋周壁
31の上端との接面部、および配管33を挿通させる配
管挿通穴34はシール部材38で水密処理が図られる。
プレキャストコンクリートパネル32の表面には防水モ
ルタル35が施される。なお、この場合のプレキャスト
コンクリートパネル32は、現場で打設して製造するの
が通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3の従来構
造では、上屋の全体がコンクリート造であるため、重量
が嵩んで下部構造に影響を与えるうえ、型枠形成や、配
筋、コンクリート打設、シーリング作業等、工程が多岐
に渡って現場作業が多く、また職種も多くなり、これら
によってコストが高くつき工期が長くかかるという問題
点がある。また、配管回りのシーリング部材38の切れ
による漏水の可能性もある。さらに、メンテナンス時に
も防水モルタル35の補修が必要であるなど、保守上か
らも問題がある。
【0004】この発明の目的は、構築が容易で、工期の
短縮、コスト低下、軽重量化、防水の確実、およびメン
テナンス性の向上が図れる設備用配管引込用上屋を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の設備用配管引
込用上屋は、本体建物の屋上面に枠状の上屋基礎を突出
して設け、側面に設備配管挿通穴を有する上下面開放の
金属製中段枠体を前記上屋基礎上に建て込み、この中段
枠体の上面を屋根板で蓋して構成したものである。
【0006】
【作用】この構成によると、周壁部分が金属製の中段枠
体からなるため、全体をコンクリート製にする場合に比
べて軽量化され、本体建物の構造に影響を来さない。構
築に際しては、本体建物の屋上面に上屋基礎を設け、そ
の上に中段枠体および屋根板を順に組付けることにより
上屋の全体が構築できるので、構築作業が簡単に行え
る。上屋基礎はプレキャストコンクリートとしても良
く、また本体建物の屋根スラブと同時、あるいは後打ち
のコンクリートで打設しても良い。また、金属製の中段
枠体を用いるため、この部分に設備配管挿通穴等を予め
工場等で加工しておくことができ、加工が容易である。
しかも、このような金属製の中段枠体を用いることか
ら、精度良く形成できて、各部の防水処理を乾式にする
等、簡単でかつ確実な防水が行え、メンテナンスも簡単
に行うことができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。この設備用配管引込用上屋1は、プレキ
ャストコンクリートからなる方形枠状の上屋基礎2を本
体建物の屋上の床スラブ3上に設置し、上屋基礎2上に
水切板4を介して中段枠体5を重ねてボルト接合し、中
段枠体5の上面を屋根板6で蓋したものである。
【0008】上屋基礎2は予め工場で製作され、あるい
は現場における他の場所で製作され、その上端にはアン
カーボルト7が突設されている。水切板4は上屋基礎2
に整合する方形枠状に形成されて亜鉛メッキ鋼板からな
り、上屋基礎2の各アンカーボルト7が挿通するボルト
挿通孔8を有する。水切板4の外周側には、上屋基礎2
の上端を覆いその外側に張り出す庇状の水切傾斜部4a
と、その傾斜下端から延びる立下がり部4cとが形成さ
れている。また、水切板4の内周側には、中段枠体5の
下端内面に沿う方形筒状の立上り部4bが形成されてい
る。
【0009】中段枠体5は、軽溝形鋼からなる各側壁を
それらのフランジが外向きになるように溶接して形成し
たものであり、その1面の側壁5aには筒部9aを貫通
させて溶接固定してある。筒部9aは一般構造用炭素鋼
鋼管等からなり、その内径面が設備配管挿通穴9とな
る。この穴9の内周面には、挿通される設備配管25と
の隙間をシールするシーリング部材10が周設されてい
る。また、前記筒部9aの下側の側壁5aよりも前方寄
りの位置には、水抜穴11が開口させてある。
【0010】設備配管挿通穴9は必要に応じて複数形成
してよい。中段枠体5の下フランジ部5bには、前記水
切板4のボルト挿通孔8に整合するアンカーボルト7用
のボルト挿通孔12が形成され、中段枠体5の上フラン
ジ部5cには、屋根板6をボルト13で接合するための
ボルト挿通孔14が形成されている。
【0011】屋根板6は亜鉛メッキ鋼板製で、水切用傾
斜面を有する天板部6aとその周縁に形成した断面逆L
字状のフランジ部6bとからなる概形ハット形としてあ
る。この屋根板6は、ファイバーボード15を介して前
記中段枠体5の上面にボルト接合される。フランジ部6
bには、前記中段枠体5の上フランジ部5cに形成され
たボルト挿通孔14に整合するボルト挿通孔16が形成
されている。
【0012】次に、前記設備用配管引込用上屋1の構築
手順について説明する。先ず、本体建物の屋上の床スラ
ブ3に配管挿通穴17を開口させ、この配管挿通穴17
を中心に囲むように床スラブ3上にプレキャストコンク
リート製の上屋基礎2を設ける。この上屋基礎2の外面
から床スラブ3の上面にかけては露出シート18による
防水処理を施す。
【0013】次に、上屋基礎2の上端に突出する各アン
カーボルト7を水切板4の対応するボルト挿通孔8に挿
通させて、上屋基礎2上に水切板4を重ねる。さらに、
この水切板4から突出する各アンカーボルト7を中段枠
体5の下フランジ部5bのボルト挿通孔12に挿通させ
て中段枠体5を水切板5上に重ね、アンカーボルト7に
ナット19を螺着させることにより、水切板5を介して
中段枠体5を上屋基礎2上に締付固定する。この状態
で、中段枠体5の1面の側壁5aの設備配管挿通穴9か
ら屋上の床スラブ3の配管挿通穴17へと設備配管25
を引き込む作業を行う。
【0014】次に、中段枠体5の上フランジ部5cにフ
ァイバーボード15を介して屋根板6のフランジ部6b
を重ね、屋根板6のフランジ部6bのボルト挿通孔1
6、このボルト挿通孔16に整合するファイバーボード
15のボルト挿通孔(図示せず)、および中段枠体5の
上フランジ部5cのボルト挿通孔14にわたってボルト
13を挿通させ、これにナット20を螺着させること
で、屋根板6を中段枠体5の上面に締付固定する。この
とき、ボルト13の頭部と屋根板6のフランジ部6bと
の間、および中段枠体5の上フランジ部5cとナット2
0との間にはそれぞれゴムパッキン21を介装して、こ
の締付部分のシールを図る。アンカーボルト7による締
付部分や、水切穴11から水切板4の水切傾斜部4aに
至る水切り廻りについても通常のシール処理を施す。
【0015】この設備用配管引込用上屋1は、このよう
に上屋基礎2、水切板4、中段枠体5、屋根板6などで
構成されるので、多くの工程が工場で行えて、現場にお
いて職種の異なる多数の工程を必要とせず、工期の短縮
およびコストの低減が可能で、品質の均一化を図ること
ができる。また、中段枠体5は形溝形鋼からなり、水切
板4や屋根板6は亜鉛メッキ鋼板からなるので、全体の
重量が嵩張らず、本体建物の構造に影響を与えない。
【0016】なお、前記実施例では、屋上の床スラブ3
上から上屋基礎2の外面にわたって露出シートで防水処
理する場合について説明したが、押えコンクリートで防
水処理してもよい。また、前記実施例では、屋上の床ス
ラブ3上に、プレキャストコンクリート製の上屋基礎2
を設ける場合について示したが、これに限らず床スラブ
3上に直接鉄筋コンクリートを後打ちして上屋基礎2を
形成してもよい。この場合には図1に鎖線で示すよう
に、上屋基礎2から屋上の床スラブ3にわたって配筋や
アンカーボルトを延設して、上屋基礎2と床スラブ3の
一体化を図る。
【0017】
【発明の効果】この発明の設備用配管引込用上屋は、上
屋の外周壁を、側面に設備配管挿通穴を有する上下面開
放の金属製中段枠体で構成したため、上屋重量が軽くで
きて本体建物の構造に影響せず、また工場製作部分が多
くなって、現場作業の低減、職種の低減、品質の安定が
図れ、工期も短縮される。また、中段枠体が金属部材で
形成されて精度が安定するため、各部に乾式のシールが
採用できて、簡単なシール処置により確実な防水が行
え、メンテナンスも簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…設備用配管引込用上屋、2…上屋基礎、3…床スラ
ブ、4…水切板、5…中段枠体、6…屋根板、7…アン
カーボルト、9…設備配管挿通穴、11…水抜穴、17
…配管挿通穴、25…設備配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体建物の屋上面に突出して設けられた
    枠状の上屋基礎と、この上屋基礎上に建て込まれて側面
    に設備配管挿通穴を有する上下面開放の金属製中段枠体
    と、この中段枠体の上面を蓋する屋根板とを備えた設備
    用配管引込用上屋。
JP23145392A 1992-08-05 1992-08-05 設備用配管引込用上屋 Pending JPH0657934A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23145392A JPH0657934A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 設備用配管引込用上屋

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JP23145392A JPH0657934A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 設備用配管引込用上屋

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JPH0657934A true JPH0657934A (ja) 1994-03-01

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ID=16923758

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JP23145392A Pending JPH0657934A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 設備用配管引込用上屋

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JP (1) JPH0657934A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014005621A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Kajima Corp 多機能屋上基礎
JP2016216983A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 鹿島建設株式会社 養生蓋の構造及び養生方法
JP2017066699A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社長谷工コーポレーション 屋上配管ボックスとその設置方法
JP2024064181A (ja) * 2022-10-27 2024-05-14 岩谷テクノ株式会社 屋上配管ボックス

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