JPH0657885A - 屋根瓦 - Google Patents
屋根瓦Info
- Publication number
- JPH0657885A JPH0657885A JP21422792A JP21422792A JPH0657885A JP H0657885 A JPH0657885 A JP H0657885A JP 21422792 A JP21422792 A JP 21422792A JP 21422792 A JP21422792 A JP 21422792A JP H0657885 A JPH0657885 A JP H0657885A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof tile
- main body
- groove
- roof
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 千鳥状に葺設せず、ストレートに葺設しても
雨水を飛散させることができる。 【構成】 屋根瓦本体1の一側縁部上面に屋根瓦本体の
縦方向全長にわたって嵌合溝3を形成すると共に、この
嵌合溝の下端を屋根瓦本体の水下側端面に開口し、上記
屋根瓦本体の他側縁部下面に屋根瓦本体の縦方向全長に
わたって嵌合突起5を形成すると共に、上記屋根瓦本体
の他側部上面に屋根瓦本体の水下側に近づく程に屋根瓦
本体の中央に近づくように傾斜した拡散溝6を形成し
た。
雨水を飛散させることができる。 【構成】 屋根瓦本体1の一側縁部上面に屋根瓦本体の
縦方向全長にわたって嵌合溝3を形成すると共に、この
嵌合溝の下端を屋根瓦本体の水下側端面に開口し、上記
屋根瓦本体の他側縁部下面に屋根瓦本体の縦方向全長に
わたって嵌合突起5を形成すると共に、上記屋根瓦本体
の他側部上面に屋根瓦本体の水下側に近づく程に屋根瓦
本体の中央に近づくように傾斜した拡散溝6を形成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根瓦の改良に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の屋根瓦A5は、屋根瓦本体51の
両側に接続部52,53を設けて構成されており、屋根
を葺く場合には、図5に示すように上段における左右に
隣合う屋根瓦51の接続部52,53と、下段における
左右に隣合う屋根瓦の接続部52,53とが繋がらない
ように屋根瓦A5を千鳥状に配設していた。これにより
上段の屋根瓦A5の接続部52,52に流れ込んだ雨水
Wは、同図の矢印で示すように下段の屋根瓦A5表面の
中央部に流下して拡散することにより、屋根瓦A5の接
続部52,53に雨水Wが集中するのを防いで雨漏りが
生じないようにしていた。
両側に接続部52,53を設けて構成されており、屋根
を葺く場合には、図5に示すように上段における左右に
隣合う屋根瓦51の接続部52,53と、下段における
左右に隣合う屋根瓦の接続部52,53とが繋がらない
ように屋根瓦A5を千鳥状に配設していた。これにより
上段の屋根瓦A5の接続部52,52に流れ込んだ雨水
Wは、同図の矢印で示すように下段の屋根瓦A5表面の
中央部に流下して拡散することにより、屋根瓦A5の接
続部52,53に雨水Wが集中するのを防いで雨漏りが
生じないようにしていた。
【0003】しかし、屋根瓦を千鳥状に葺くには多くの
人手が必要とし、また工期も長くなるという問題があっ
た。
人手が必要とし、また工期も長くなるという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであって、その目的とするところは千
鳥状に葺設せず、ストレートに葺設しても雨水を飛散さ
せることができる屋根瓦を提供することにある。
みてなされたものであって、その目的とするところは千
鳥状に葺設せず、ストレートに葺設しても雨水を飛散さ
せることができる屋根瓦を提供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明の屋根瓦は、屋根
瓦本体の一側縁部上面に屋根瓦本体の縦方向全長にわた
って嵌合溝を形成すると共に、この嵌合溝の下端を屋根
瓦本体の水下側端面に開口し、上記屋根瓦本体の他側縁
部下面に屋根瓦本体の縦方向全長にわたって嵌合突起を
形成すると共に、上記屋根瓦本体の他側部上面に屋根瓦
本体の水下側に近づく程に屋根瓦本体の中央に近づくよ
うに傾斜した拡散溝を形成したことを特徴とするもので
ある。
瓦本体の一側縁部上面に屋根瓦本体の縦方向全長にわた
って嵌合溝を形成すると共に、この嵌合溝の下端を屋根
瓦本体の水下側端面に開口し、上記屋根瓦本体の他側縁
部下面に屋根瓦本体の縦方向全長にわたって嵌合突起を
形成すると共に、上記屋根瓦本体の他側部上面に屋根瓦
本体の水下側に近づく程に屋根瓦本体の中央に近づくよ
うに傾斜した拡散溝を形成したことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の屋根瓦によれば、一方の上記屋根瓦本
体の上記上段条部に左右に隣合う他方の上記屋根瓦本体
の下嵌合突起を嵌合して屋根瓦同士を接続し、上段の上
記屋根瓦本体の接続部と下段の上記屋根本体の接続部と
が繋がるように葺設した場合、上段の上記屋根瓦本体の
上記排水溝を通って上記排水溝の下端の開口部から流出
する雨水は、下段の上記屋根瓦本体の上記拡散溝を通っ
て上記屋根瓦本体の中央に近づきながら流下する。
体の上記上段条部に左右に隣合う他方の上記屋根瓦本体
の下嵌合突起を嵌合して屋根瓦同士を接続し、上段の上
記屋根瓦本体の接続部と下段の上記屋根本体の接続部と
が繋がるように葺設した場合、上段の上記屋根瓦本体の
上記排水溝を通って上記排水溝の下端の開口部から流出
する雨水は、下段の上記屋根瓦本体の上記拡散溝を通っ
て上記屋根瓦本体の中央に近づきながら流下する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の屋根瓦を図示の実施例に基づ
いて説明する。図1は屋根瓦Aの斜視図を示している。
屋根瓦Aの屋根瓦本体1の一側縁部上面に屋根瓦本体1
の縦方向全長にわたって上段条部2が形成されており、
この上段条部2の上面には縦方向全長にわたってに排水
溝を兼ねた嵌合溝3が形成されており、この嵌合溝3の
下端部は屋根瓦本体1の水下側端面に開口している。
いて説明する。図1は屋根瓦Aの斜視図を示している。
屋根瓦Aの屋根瓦本体1の一側縁部上面に屋根瓦本体1
の縦方向全長にわたって上段条部2が形成されており、
この上段条部2の上面には縦方向全長にわたってに排水
溝を兼ねた嵌合溝3が形成されており、この嵌合溝3の
下端部は屋根瓦本体1の水下側端面に開口している。
【0008】屋根瓦本体1の他側部下面に屋根瓦本体1
の縦方向全長にわたって下段条部4が形成されており、
この下段条部4の下面には嵌合突部5が形成されてい
る。
の縦方向全長にわたって下段条部4が形成されており、
この下段条部4の下面には嵌合突部5が形成されてい
る。
【0009】屋根瓦本体1の他側部の上面には屋根瓦本
体1の水下側に近づく程に屋根瓦本体1の中央に近づく
ように傾斜した拡散溝6が多数形成されている。各拡散
溝6の底面はテーパ状に形成されていて拡散溝6は先に
行く程浅くなっている。
体1の水下側に近づく程に屋根瓦本体1の中央に近づく
ように傾斜した拡散溝6が多数形成されている。各拡散
溝6の底面はテーパ状に形成されていて拡散溝6は先に
行く程浅くなっている。
【0010】また、屋根瓦本体1の水上側の端部には嵌
合溝3とは連通する接続凹条部7が形成されており、根
板材本体1の水下側の端部には断面L字状の接続凸状部
8が形成されている。
合溝3とは連通する接続凹条部7が形成されており、根
板材本体1の水下側の端部には断面L字状の接続凸状部
8が形成されている。
【0011】なお、拡散溝6は図示の実施例では屋根瓦
Aの表面を凹設して構成したが、適宜設計変更すること
ができる。例えば、屋根瓦Aの表面に多数の突起を設け
て突起の間に拡散溝6を構成しても良く、また拡散溝6
は直線状ではなく適宜湾曲させても良い。
Aの表面を凹設して構成したが、適宜設計変更すること
ができる。例えば、屋根瓦Aの表面に多数の突起を設け
て突起の間に拡散溝6を構成しても良く、また拡散溝6
は直線状ではなく適宜湾曲させても良い。
【0012】図2および図3は、屋根瓦Aを葺いた状態
を示しており、左右に隣合う屋根瓦Aの嵌合溝3と嵌合
突起5を嵌合して屋根瓦1同士を接続し、上段の屋根瓦
Aの接続凸状部8を下段の屋根瓦Aの凹条部7に嵌め込
んで、上段の屋根瓦Aと下段の屋根瓦Aとを接続してい
る。そして、上段の左右の隣合う屋根瓦Aの接続部と下
段の左右の隣合う屋根瓦Aの接続部とは繋がるように葺
かれている。
を示しており、左右に隣合う屋根瓦Aの嵌合溝3と嵌合
突起5を嵌合して屋根瓦1同士を接続し、上段の屋根瓦
Aの接続凸状部8を下段の屋根瓦Aの凹条部7に嵌め込
んで、上段の屋根瓦Aと下段の屋根瓦Aとを接続してい
る。そして、上段の左右の隣合う屋根瓦Aの接続部と下
段の左右の隣合う屋根瓦Aの接続部とは繋がるように葺
かれている。
【0013】したがって、上段の屋根瓦Aの接続部の嵌
合溝3を流れる雨水は、嵌合溝3の下端の開口部から流
出した後に下段の屋根瓦Aの拡散溝6内を流れることに
より、下段の屋根瓦Aの中央に近づきながら流下するこ
ととなる。
合溝3を流れる雨水は、嵌合溝3の下端の開口部から流
出した後に下段の屋根瓦Aの拡散溝6内を流れることに
より、下段の屋根瓦Aの中央に近づきながら流下するこ
ととなる。
【0014】図4はパネル9に複数枚の屋根瓦Aを張り
付けて構成したものを示している。かかる構成を採用す
ることにより、工場生産のウエイトがおかれたパネル式
の屋根板が提供できることになる。
付けて構成したものを示している。かかる構成を採用す
ることにより、工場生産のウエイトがおかれたパネル式
の屋根板が提供できることになる。
【0015】なお、本実施例では、屋根瓦Aとして安価
で耐久性に優れたセメント瓦を使用しており、瓦表面は
セラミック層でコーティングして耐久性、耐候性を高め
ている。
で耐久性に優れたセメント瓦を使用しており、瓦表面は
セラミック層でコーティングして耐久性、耐候性を高め
ている。
【0016】
【発明の効果】本発明の屋根瓦によれば、雨水は下段の
上記屋根瓦本体の上記拡散溝を通って上記屋根瓦本体の
中央に近づきながら流下するので、千鳥状に葺設せずに
ストレートに葺設しても雨水を飛散させることができ、
その結果、屋根葺き作業能率が向上することとなり、人
手不足にも充分に対応することができる。
上記屋根瓦本体の上記拡散溝を通って上記屋根瓦本体の
中央に近づきながら流下するので、千鳥状に葺設せずに
ストレートに葺設しても雨水を飛散させることができ、
その結果、屋根葺き作業能率が向上することとなり、人
手不足にも充分に対応することができる。
【0017】
【図1】本発明の屋根瓦の実施例を示す斜視図
【図2】本発明の屋根瓦を葺いた状態を示す斜視図
【図3】本発明の屋根瓦を葺いた状態を示す拡大斜視図
【図4】本発明の屋根瓦の応用例を示す平面図
【図5】従来の屋根瓦を葺いた状態を示す平面図
A 屋根瓦 1 屋根瓦本体 3 嵌合溝 5 嵌合突部 6 拡散溝
Claims (1)
- 【請求項1】屋根瓦本体の一側縁部上面に屋根瓦本体の
縦方向全長にわたって嵌合溝を形成すると共に、この嵌
合溝の下端を屋根瓦本体の水下側端面に開口し、上記屋
根瓦本体の他側縁部下面に屋根瓦本体の縦方向全長にわ
たって嵌合突起を形成すると共に、上記屋根瓦本体の他
側部上面に屋根瓦本体の水下側に近づく程に屋根瓦本体
の中央に近づくように傾斜した拡散溝を形成したことを
特徴とする屋根瓦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21422792A JPH0657885A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 屋根瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21422792A JPH0657885A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 屋根瓦 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657885A true JPH0657885A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16652302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21422792A Pending JPH0657885A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 屋根瓦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657885A (ja) |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP21422792A patent/JPH0657885A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5197252A (en) | Batten extender | |
US4720955A (en) | Tile | |
JPH0657885A (ja) | 屋根瓦 | |
JP3746363B2 (ja) | 平板状の瓦 | |
JPH082286Y2 (ja) | 水平屋根の雨仕舞装置 | |
US4691492A (en) | Interlocking roof tile | |
JPS5922827Y2 (ja) | 採光装置 | |
JPH0216242A (ja) | 軒瓦及び瓦屋根 | |
JPH0316971Y2 (ja) | ||
JPH0743308Y2 (ja) | 平板瓦 | |
JPH0682233U (ja) | 屋根瓦 | |
JPH027125Y2 (ja) | ||
KR960003750B1 (ko) | 방수용 분기수로이랑(divergence water channel ridge)이 형성된 평기와 구조 | |
JPH026172Y2 (ja) | ||
JP2500108Y2 (ja) | 瓦 | |
KR940006945Y1 (ko) | 평판기와 | |
JPH032573Y2 (ja) | ||
JP3015690U (ja) | 平板瓦 | |
JPH10140744A (ja) | 屋根瓦 | |
JPH0118742Y2 (ja) | ||
JPH0229144Y2 (ja) | ||
JPS5854497Y2 (ja) | 板状屋根瓦 | |
EP0193302A2 (en) | Roof tile | |
JPS6139782Y2 (ja) | ||
JPH0420899Y2 (ja) |