JPH065784U - 熱切断加工機用加工テーブル - Google Patents
熱切断加工機用加工テーブルInfo
- Publication number
- JPH065784U JPH065784U JP4354792U JP4354792U JPH065784U JP H065784 U JPH065784 U JP H065784U JP 4354792 U JP4354792 U JP 4354792U JP 4354792 U JP4354792 U JP 4354792U JP H065784 U JPH065784 U JP H065784U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lattice
- skid
- processing table
- grid
- cutting machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 格子スキッドを用いた加工テーブルを効率よ
く作製することができる熱切断加工機用加工テーブルを
提供する。 【構成】 加工テーブル1は、上端面27UにワークW
を点で支持する突起29を有する格子部材27の組み合
わせにより格子状に形成された格子スキッド25を有す
る。格子スキッド25は、格子部材27の断面を上端か
ら下端に向けて徐々に広がる形状とした。そして、鋳造
にて格子スキッド25を作製する場合には、全体が一体
で作製されるため、作業効率が大幅に改善される。この
際、格子スキッド25を構成する格子部材27の断面を
上端から下端に向けて徐々に広がる形状としたので、格
子スキッド25を鋳型31から容易に取り出すことがで
きる。
く作製することができる熱切断加工機用加工テーブルを
提供する。 【構成】 加工テーブル1は、上端面27UにワークW
を点で支持する突起29を有する格子部材27の組み合
わせにより格子状に形成された格子スキッド25を有す
る。格子スキッド25は、格子部材27の断面を上端か
ら下端に向けて徐々に広がる形状とした。そして、鋳造
にて格子スキッド25を作製する場合には、全体が一体
で作製されるため、作業効率が大幅に改善される。この
際、格子スキッド25を構成する格子部材27の断面を
上端から下端に向けて徐々に広がる形状としたので、格
子スキッド25を鋳型31から容易に取り出すことがで
きる。
Description
【0001】
この考案は熱切断加工機用加工テーブルに係り、さらに詳細には、容易に製作 することのできる熱切断加工機用加工テーブルに関するものである。
【0002】
従来より、レーザ加工機やプラズマ加工機等の熱切断加工機用の加工テーブル においては、ワークを切断したレーザ光等が加工テーブルまで作用することが考 えられるため、ワークを下側から点で支持することが必要である。このため、加 工テーブル内に所定間隔で配された支持部材に先端の尖った柱部材を植設したも のや、格子状に組まれた格子スキッドが使用されている。
【0003】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、前記柱部材を支持部材に植 設する場合には、多数の柱部材を支持部材に一々取付けるため非常に煩わしく、 製作効率がわるい。
【0004】 また、格子スキッドを使用する場合でも、多数の格子部材を作製し、その格子 部材を組み合わせなければならないので非常に面倒である。
【0005】 この考案の目的は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、格 子スキッドを用いた加工テーブルを効率よく作製することができる熱切断加工機 用加工テーブルを提供するものである。
【0006】
この考案に係る熱切断加工機用加工テーブルは、上記目的を達成するために、 ワークを支持する格子スキッドを有する熱切断加工機用加工テーブルであって、 前記格子スキッドが、上端面にワークを複数の点で支持する突起を有すると共に 上端から下端まで徐々に広がった断面形状を呈する格子部材を組み合わせてなる ものである。
【0007】 そして、格子スキッドが鋳造されたものであることが望ましい。
【0008】
この考案に係る熱切断加工機用加工テーブルによれば、上端面にワークを複数 の点で支持する突起を有する格子部材の組み合わせにより格子状に形成された格 子スキッドを使用するので、ワークを多数の点で支持することができる。そして 、格子部材の断面を上端から下端に向けて徐々に広がる形状としたので、十分な 強度が確保できる。
【0009】 また、鋳造にて格子スキッドを作製する場合には、全体が一体で作製されるた め、作業効率が大幅に改善される。この際、格子スキッドを構成する格子部材の 断面を上端から下端に向けて徐々に広がる形状としたので、格子スキッドを鋳型 から容易に取り出すことができる。
【0010】
以下この考案の好適な一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図4には、この考案に係る加工テーブル1を使用した一例として熱加工機とし てのレーザ加工機3が示してある。ベース5上にはワークWを載置するための加 工テーブル1が図示しない駆動装置によりX軸方向へ移動位置決め自在に設けら れている。
【0012】 また、加工テーブル1を跨いで上方には門型形状をした門型フレーム7が設け られている。門型フレーム7は、ベース3の左右両側で土台9に立設された左右 フレーム11,13と、左右フレーム11,13の上端を連結する上部フレーム 15から構成されている。上部フレーム15には、Y軸方向に移動自在なY軸キ ャリッジ17が設けられており、図示しない駆動装置により上部フレーム15に 沿ってY軸方向へ移動し、位置決めされる。
【0013】 Y軸キャリッジ17には、図示しない駆動装置によりZ軸方向へ移動自在な加 工ヘッド19が設けられている。この加工ヘッド19の下端部には、レーザビー ムを照射するためのノズル21が装着されている。従って、加工ヘッド19をZ 軸方向へ移動させて位置決めすることにより、ノズル21とワークWとの間隔を 調整し、図示しないレーザ発振装置からのレーザ光により適正なレーザ加工が行 われるようになっている。
【0014】 また、前記右フレーム13前面上部には、制御装置23が設けられている。こ の制御装置23は、前述のように加工ヘッド19のワークWに対する移動位置決 め、及びノズル21とワークWとの間隔等の制御を行うためのものである。
【0015】 次に、図1に基づいて加工テーブル1の内部構造について説明する。加工テー ブル1の内部には、格子スキッド25が設けられている。この格子スキッド25 は、縦及び横の格子部材27を互いに直交するように、所定間隔をおいて組み合 わせて構成されている。
【0016】 各格子部材27の格点間における上端面27Uには、ワークWを点で支持すべ く半円形状の突起29が一体的に形成されている。そして、各格子部材27の断 面は、例えば、二等辺三角形をしており上端から下端へ向けて徐々に広がる形状 となっている。
【0017】 次に、図2及び図3に基づいて、格子スキッド25の作り方を説明する。まず 、作製すべき格子スキッド25と全く同一形状の図示しない木型を作製し(ステ ップS1)、この木型を基にして、格子スキッド25における前記上端面27U が下側となるようにして鋳型31を作製する(ステップS2)。従って、鋳型3 1における空間部分33は作製すべき格子スキッド25を上下逆さにしたものと 全く同一形状のものとなる。
【0018】 続いて、鋳型31に溶融したアルミを流し込み(ステップS3)、蓋35をし て上面を平らにする(ステップS4)。尚、鋳型31の周囲31Uは、蓋35の 厚みに対応して高くなっており、溶融アルミが流れ出ないようにしてある。
【0019】 流し込んだアルミが固まったら、蓋35を外して格子スキッド25を引上げる (ステップS5)。この際に作業上便利なように、木型作製段階において予め引 上げ用のフック(図示省略)を付けておくとよい。そして、できあがった格子ス キッド25を仕上げて(ステップS6)製作を完了する(ステップS8)。格子 スキッド25を複数製作する場合は、ステップS3に戻る(ステップS7)。
【0020】 このように、格子スキッド25を鋳物とすることにより、一度に一体として格 子スキッド25を作製できるので、縦,横の格子部材27を各々別個に作製し、 この格子部材27を組み合わせて作製するのに比して、作業効率が大幅に改善さ れる。
【0021】 また、各格子部材27の断面が、上端が狭くなっている二等辺三角形となって いるので、鋳型31から格子スキッド25を容易に引き出すことができる。
【0022】 さらに、各格子部材27の上端面27Uに突起29を設けたので、格子スキッ ド25の上側にワークWを載置したときに点で支持することができ、レーザ加工 やプラズマ加工等の熱切断加工に適する。
【0023】 そして、鋳型31をこわさないように作業すれば、同じ形状の格子スキッド2 5を多数作製することができる。
【0024】 尚、この考案は上記実施例に限るものではなく、実施に際しては種々の変更を 伴うものである。例えば、上記実施例においては、格子部材27の断面を二等辺 三角形としたが、双曲線のような曲線を用いて上端から下端に向けて徐々に広が るようにしてもよい。
【0025】 また、上記実施例においては、熱切断加工機としてレーザ加工機3を用いたが 、これに限らずプラズマ加工機でもよい。
【0026】 さらに、上記実施例においては、格子スキッド25を加工テーブル1の内部に 収納した場合について説明したが、格子スキッド25を従来の加工テーブルの上 側に載置してワークWを支持するように、パレットとして使用することもできる 。
【0027】 さらに、上記実施例においては、溶融したアルミを用いて鋳造したが、その他 の金属、例えば、銅を用いてもよい。
【0028】
この考案に係る熱切断加工機用加工テーブルは以上説明したような構成のもの であり、上端面にワークを点で支持する突起を有する格子部材の組み合わせによ り格子状に形成された格子スキッドを使用するので、ワークを多数の点で支持す ることができる。そして、格子部材の断面を上端から下端に向けて徐々に広がる 形状としたので、十分な強度が確保できる。
【0029】 また、鋳造にて格子スキッドを作製する場合には、全体が一体で作製されるた め、作業効率が大幅に改善される。この際、格子スキッドを構成する格子部材の 断面を上端から下端に向けて徐々に広がる形状としたので、格子スキッドを鋳型 から容易に取り出すことができる。
【図1】この考案に係る加工テーブルを示す一部破断の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】加工テーブルの鋳造を示す説明図である。
【図3】加工テーブルの鋳造の手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図4】この考案に係る加工テーブルを使用したレーザ
加工機の全体を示す斜視図である。
加工機の全体を示す斜視図である。
1 加工テーブル 3 レーザ加工機(熱切断加工機) 25 格子スキッド 27 格子部材 27U 上端面 29 突起 W ワーク
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークを支持する格子スキッドを有する
熱切断加工機用加工テーブルであって、前記格子スキッ
ドが、上端面にワークを複数の点で支持する突起を有す
ると共に上端から下端まで徐々に広がった断面形状を呈
する格子部材を組み合わせてなることを特徴とする熱切
断加工機用加工テーブル。 - 【請求項2】 格子スキッドが鋳造されたものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の熱切断加工機用加工テー
ブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4354792U JPH065784U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 熱切断加工機用加工テーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4354792U JPH065784U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 熱切断加工機用加工テーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065784U true JPH065784U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12666784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4354792U Pending JPH065784U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 熱切断加工機用加工テーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065784U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4553271B1 (ja) * | 2009-12-24 | 2010-09-29 | 株式会社古久根 | 鋳造方法及び網状消失模型 |
CN109048096A (zh) * | 2018-10-18 | 2018-12-21 | 无锡洲翔激光设备有限公司 | 一种龙门式激光切割机切割平台 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4354792U patent/JPH065784U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4553271B1 (ja) * | 2009-12-24 | 2010-09-29 | 株式会社古久根 | 鋳造方法及び網状消失模型 |
JP2011131227A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Kokune Ltd | 鋳造方法及び網状消失模型 |
CN109048096A (zh) * | 2018-10-18 | 2018-12-21 | 无锡洲翔激光设备有限公司 | 一种龙门式激光切割机切割平台 |
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