JPH0657848B2 - 粉末冶金製品の製造方法 - Google Patents

粉末冶金製品の製造方法

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JPH0657848B2
JPH0657848B2 JP22333584A JP22333584A JPH0657848B2 JP H0657848 B2 JPH0657848 B2 JP H0657848B2 JP 22333584 A JP22333584 A JP 22333584A JP 22333584 A JP22333584 A JP 22333584A JP H0657848 B2 JPH0657848 B2 JP H0657848B2
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JP
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cam
manufacturing
semi
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努 坂井
克明 細野
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、加圧成形工程だけで成形が困難な複雑な形
状をした粉末冶金製品の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ここでまず、この発明において問題とする粉末冶金製品
について述べると、この発明が問題とする粉末冶金製品
は、加圧方向において互いに隣接する2つの部分の少な
くとも一方の一部が他方の外周から外側へ向かって突出
し、この突出部分が加圧方向視において鋭角的コーナ部
を有する形状をなす粉末冶金製品である。
このような粉末冶金製品としては、第2図に示すような
カム部品Aがある。このカム部品Aは、互いに隣接する
カム部1とクラッチ部2とから構成されており、カム部
1の一部はクラッチ部2の外周から外側へ向かって突出
し、クラッチ部2の一部もカム部1の外周から外側へ突
出するようになっている。
ところで、このような形状のカム部品Aを加圧成形する
場合には、第2図(A)に示すクラッチ部2のカム部1か
ら突出する部分、第2図(C)に示すカム部1のクラッチ
部2から突出する部分にそれぞれ対応した形状を有する
パンチが必要である。ところが、各パンチは、第2図
(A),(C)から明らかなように、鋭角をなすコーナ部を有
することになり、強度の低いものになってしまう。この
ようなパンチで加圧成形した場合には、パンチの欠損が
頻発し、このためカム部品Aを直接加圧成形することは
非常に困難であった。
そこで、上記のカム部品Aを製造する場合には、第3図
に示すように、カム部1に代えて、カム部1と同じ幅
で、かつカム部1およびクラッチ部2より寸法の大きい
円板部3を有する半製品Bを加圧成形し、その後円板部
3を切削してカム部1を形成するようにしている。この
場合には、半製品Bを加圧成形するためのパンチとして
クラッチ部2、円板部3をそれぞれ加圧するためのもの
を用いればよく、したがってパンチが欠損するを防止を
することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような製造方法においては、削り
落とすべき円板部3がカム部1と同幅になっており、比
較的幅広になっているため、切削作業に手間がかかり、
しかも多大な材料を無駄にし、製造コストが嵩むという
問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、上記問題を解決するためになされたもの
で、カム部品Aに代表されるような複雑な形状を有する
粉末冶金製品を安価に製造することができる粉末冶金製
品の製造方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
この発明の製造方法は、2つの部分の接合部のいずれか
一方の部分の外周の他方側端部に2つの部分より外径寸
法が大きくかつ厚さが該一方の部分の厚さよりも薄く設
定されたフランジ部を有する形状の半製品を加圧成形し
た後、半製品のフランジ部をそのフランジ部を有する前
記一方の部分の外周輪郭部分に合致するまで取り除いて
元々形成されている外周輪郭部分とともに該一方の部分
の外周輪郭を形成するようにしたものである。
このように、この発明の製造方法においては、隣接する
2つの部分の一方の端部にフランジ部を形成しているか
ら、当該一方の部分に代えてそれと同幅の円板部を形成
するようにした従来の製造方法に比して、取り除くべき
部分の量が減少し、したがって取り除くための作業に要
する手間を軽減することができるとともに、材料の無駄
を大幅に低減することができ、これによって製造コスト
の低下を図ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について第1図を参照して説
明する。なお、第1図はこの発明の製造方法によって前
述したカム部品Aを製造するに際し、その途中工程にお
いて製造される半製品を示す図である。
この発明の製造方法によって前述したカム部品Aを製造
ずるには、まず、カム部1の外周のクラッチ部2側端部
にフランジ部4を有する半製品Cを加圧成形する。
この場合、フランジ部4の直径については、カム部1お
よびクラッチ部2の最大寸法より大きくすべきことは勿
論であるが、さらにフランジ部4の各端面を加圧するた
めのパンチの強度を考慮して決定する。すなわち、フラ
ンジ部4のカム部1側端面を加圧するパンチは、カム部
1のノーズ部近傍を加圧する部分の強度が最も低い。一
方フランジ部4のクラッチ部2側端面を加圧するパンチ
は、クラッチ部2の外側コーナ部近傍を加圧する部分の
強度が最も低い。これら強度の低い両部分のうちより強
度の低い部分が通常の加圧作業において破損することな
く、充分な強度を有するように、フランジ部4の外径を
決定する。また、フランジ部4の厚さについては、それ
をあまり薄くすると、フランジ部4を構成する粉末金属
による加圧成形時のクッション作用が失われ、パンチが
欠損し易くなる。そこで、クッション作用が失われない
範囲において薄くするのがよい。具体的には1〜3mm程
度とするのがよい。
なお、半製品Cの加圧成形については、ダイおよびパン
チを用いる周知の方法で行うことができ、ダイおよびパ
ンチの設計については任意である。
上記のようにして半製品を加圧成形した後、フランジ部
4をその外周がカム部1の外周輪郭に合致するように取
り除く。
このフランジ部4を取り除く方法としては、切削加工に
よる方法、研削加工による方法、その他の方法がある。
切削加工による場合には、フランジ部4の外周がカム部
1のノーズ部1aに極く接近するまで施削加工し、その
後ならい切削を行うようにするのが加工能率を向上させ
る上で好ましい。
なお、上記の実施例においては、カム部1とクラッチ部
2とのそれぞれの一部が他方の外周から突出するような
形状になっているが、いずれか一方の一部が他方の外周
から突出するような形状の製品の場合であっても、その
突出部が鋭角的なコーナ部を有する場合には、通常の加
圧成形法による製造が困難であり、そのような場合にも
この発明の製造方法を適用すると、その製造を容易に行
うことができる。
また、上記の実施例においては、フランジ部4をカム部
1の外周に形成するようにしているが、クラッチ部2の
外周に形成するようにしてもよい。一般に、2つの部分
のうち加圧成形工程後の取除き工程が容易になるような
部分にフランジ部を形成するのがよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の方法によれば、隣接す
る2つの部分のいずれか一方の外周の他方側端部に2つ
の部分より寸法の大きいフランジ部を有する形状の半製
品を加圧成形後、半製品のフランジ部をそのフランジ部
を有する部分の外周輪郭に合致するまで取り除くように
しているから、パンチの欠損を未然に防止できるのは勿
論、それに加えて取除き作業の手間を軽減することがで
きるとともに、材料の無駄を大幅に低減することがで
き、これによって製造コストの低下を図ることができる
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法に係る半製品を示し、第1
図(A)はその平面図、第1図(B)は第1図(A)のX−X線
矢視断面図、第1図(C)はその下面図、第2図はこの発
明の製造方法によって製造されるべき粉末冶金製品の一
例を示し、第2図(A),(B),(C)はそれぞれ第1図(A),
(B),(C)と同様の図、第3図は従来の製造方法に係る半
製品を示し、第3図(A),(B),(C)はそれぞれ第1図(A),
(B),(C)と同様の図である。 A……カム部品(粉末冶金製品)、C……半製品、 1……カム部(部分)、2…クラッチ部(部分)、 4……フランジ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧方向において隣接する2つの部分の少
    なくとも一方の一部が他方の外周から外側へ向かって突
    出し、この突出部分が加圧方向視において鋭角的コーナ
    部を有する形状をなす粉末冶金製品の製造方法であっ
    て、前記2つの部分の接合部のいずれか一方の部分の外
    周の他方側端部に2つの部分より外径寸法が大きくかつ
    厚さが該一方の部分の厚さよりも薄く設定されたフラン
    ジ部を有する形状の半製品を加圧成形する工程と、前記
    半製品のフランジ部をそのフランジ部を有する前記一方
    の部分の外周輪郭部分に合致するまで取り除いて元々形
    成されている外周輪郭部分とともに該一方の部分の外周
    輪郭を形成する工程とを備えたことを特徴とする粉末冶
    金制品の製造方法。
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