JPH0657604B2 - 窒化アルミニウム粉末の製造方法 - Google Patents

窒化アルミニウム粉末の製造方法

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JPH0657604B2
JPH0657604B2 JP18375587A JP18375587A JPH0657604B2 JP H0657604 B2 JPH0657604 B2 JP H0657604B2 JP 18375587 A JP18375587 A JP 18375587A JP 18375587 A JP18375587 A JP 18375587A JP H0657604 B2 JPH0657604 B2 JP H0657604B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な窒化アルミニウム粉末の製造方法に関す
る。詳しくは平均粒子径が2μm以下の粉体で、酸素含
有量が1.3重量%以下且つ窒化アルミニウム組成をAl
Nとするとき含有する陽イオン不純物が0.3重量%以下
である窒化アルミニウム粉末の製造方法に関するもので
ある。
窒化アルミニウムの焼結体は高い熱伝導性,耐食性,高
強度などの特性を有しているため各種高温材料として注
目されている物質である。しかし該焼結体の原料となる
窒化アルミニウム粉末は従来純度や粒子径などの点で十
分満足されるものが開発されておらず、焼結性にも難点
があるため、種々の添加剤を加えたり高温高圧で焼結し
なければならない等の欠点を有していた。またこのよう
にして焼結した焼結体も純度が低く、窒化アルミニウム
本来の性質を十分反映したものとはならなかった。従
来、窒化アルミニウム粉末の合成法としては次の2つの
代表的方法が知られている。即ち金属アルミニウム粉末
を窒素又はアンモニアガスで窒化する方法と、アルミナ
とカーボンの粉末混合物を窒素又はアンモニアガス中で
焼成する方法である。前者の方法では窒化率を上げるた
め原料である金属アルミニウムを粉砕する段階、および
生成したAlNを焼結用原料として最適な数μm以下の
粒度に粉砕する段階の両工程で、混入する不純物を避け
ることが困難なため、或いは未反応の金属アルミニウム
が必然的に残存するため、通常0.5〜数重量%の陽イオ
ン不純物を含有するものが得られていた。また該粉末は
粉砕の際に表面の酸化をうけるため酸素を2重量%以上
含有するのが一般的であった。又後者の方法によれば比
較的細かくて粒度の揃った窒化アルミニウムを合成でき
るが、窒化反応を完全に行うことは難しく、未反応のア
ルミナが通常数重量%残存するものが得られていた。ま
たこの方法に依っても数μm以下の細い粉末を得るため
には多くの場合粉砕を必要とし、この際の陽イオン不純
物および酸素の混入を避けることができなかった。その
他の窒化アルミニウム粉末の合成法として金属アルミニ
ウムを原料とするプラズマジエット法やアーク放電法に
よるものがあるが、いずれの方法も均質な微粉末は得難
く遊離アルミニウム不純物も避け難い方法である。
従って従来はこれらの陽イオン不純物或いは酸素含有量
の多い窒化アルミニウム粉末しか得られず、これらの窒
化アルミニウムを用いて製造される窒化アルミニウム焼
結体は前記したように十分な特性を発揮するに至ってい
なかった。また前記したようにしばしば焼結性を向上さ
せるために、含有酸素の多い窒化アルミニウムを用いた
り添加剤を加えたり、高温高圧の焼結条件を要したりし
ていた。そのために必ずしも工業的に満足のいく方法と
は言えなかった。
本発明者等は、工業的な窒化アルミニウム粉体の製造方
法について鋭意研究して来た。その結果、従来不可能と
されていた超微粉体で且つ含有酸素量が少い高純度粉末
を開発した。また該粉末は、含有酸素量が少いにも拘ら
ず従来の窒化アルミニウム粉末では得られない優れた焼
結性を有し、焼結条件によっては高い透光性を有する焼
結体にもなることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
即ち、本発明は平均粒子径が2μm以下の粉末で、酸素
含有量が1.3重量%以下、且つ窒化アルミニウム組成を
AlNとするとき含有する陽イオン不純物が0.3重量%
以下である窒化アルミニウム粉末を得る方法である。即
ち本発明は、純度99.9重量%以上で、平均粒子径が2μ
m以下のアルミナ粉末と灰分0.2重量%以下で、平均粒
子径が1μm以下、好ましくは0.5μm以下のカーボン
・ブラックとを重量比1:0.4〜1:1.0の範囲で、不純
物の混入を避けて均一で且つ緊密に混合した混合組成物
を窒素を含む雰囲気下1400〜1700℃の温度で焼
成する窒化アルミニウム粉末の製造方法である。尚、本
発明に於ける窒化アルミニウムはアルミニウムと窒素の
1:1化合物であり、これ以外のものをすべて不純物と
して扱う。ただし窒化アルミニウム粉末の表面は空気中
で不可避的に酸化されAl−N結合がAl−O結合に置
き変っているがこの結合Alは陽イオン不純物とはみな
さない。従って、Al−N,Al−Oの結合をしていな
い金属アルミニウムは陽イオ不純物である。また本発明
に於ける平均粒子径とは光透過式の粒度分布測定器によ
る体積基準の中間粒子径を言う。
本発明で得られる窒化アルミニウム粉末は平均粒子径が
2μm以下、好ましくは1.5〜0.5μmで、酸素含有量が
1.3重量%以下、好ましくは0.4〜1.3重量%であり、且
つ含有する陽イオン不純物が0.3重量%以下、好ましく
は0.2重量%以下の粉末である。該窒化アルミニウム粉
末は次のような大きな特徴を有する。即ち、酸素含有
量が1.3重量%以下と少いにも拘らず添加助剤なしで容
易に理論密度近く(通常98%以上)まで焼結する。
通常のホットプレス焼結によって優れた透光性焼結体と
なる。については過去の数多くの窒化アルミニウム粉
体の焼結の研究によって、酸素含有量が約2重量%以上
存在しないと理論密度の90%以上には焼結しないこと
が定説になっていることから考えると、本発明の窒化ア
ルミニウム粉末の性状は画期的なものである。また上記
の高い透光性を有する窒化アルミニウム焼結体は過去
に例が無く、全く新しい材料である。これらの特性は前
記窒化アルミニウムの平均粒子径,酸素含有量及び陽イ
オン不純物が同時に前記特定の範囲になるとき初めて達
成されるもので、上記条件が1つでも前記範囲を満足し
なければ上記特性を有する窒化アルミニウムを得ること
が出来ない。しかし上記,のような優れた特性が発
現する理由は現在尚明確ではないが、本発明者等は、窒
化アルミニウム粉末が非常に微粉体であるにも拘らず陰
イオン(酸素)および陽イオン不純物が非常に少くコン
トロールされたためと考えている。
本発明の製法を以下に具体的に示す。本発明に於いて原
料となるアルミナおよび炭素の物理的性質は、得られる
窒化アルミニウム粉末に重大な影響をあたえる。特に炭
素として、カーボン・ブラックを用いる事により、アル
ミナの還元窒素化温度を比較的低い範囲としても、生成
する窒化アルミニウム中の酸素含有量を容易に比較的低
い範囲とすることが可能となり、しかも得られる窒化ア
ルミニウムの平均粒子径を2μm以下の如く小さく保つ
ことができる。
また原料のアルミナ及びカーボン・ブラックの純度と粒
子径も重要な因子となる。例えばアルミナは純度99.9重
量%以上のもので、平均粒子径が2μm以下、好ましく
は1μm以下のものが採用される。またカーボン・ブラ
ックは灰分0.2重量%以下の純度のもので、平均粒子径
1μm以下のものが採用される。該アルミナとカーボン
・ブラックの粒子径が上記範囲以外のものを使用する時
には生成する窒化アルミニウムの平均粒子径が2μm以
下のものとはならず、また未反応アルミナが通常3重量
%以上残存するため、本発明の目的物の如く低酸素含有
量微粉末とはならない。さらにアルミナとカーボン・ブ
ラックの純度が上記範囲以外の場合にはこれらに含まれ
る陽イオン不純物が殆んどそのまま窒化アルミニウム粉
末中の不純物として残存するため本発明の陽イオン不純
物量の粉末を得ることができない。従って本発明の窒化
アルミニウム粉末を得るためには、原料のアルミナ、カ
ーボン・ブラックの中の陽イオン不純物の和を規制しな
ければならない。同様にアルミナとカーボン・ブラック
の各平均粒子径についても、極めて重要であり、上記ア
ルミナとカーボン・ブラックについての純度と粒子径に
対する条件が同時に満たされる時に製造可能となる。ま
たアルミナとカーボン・ブラックの混合比は一般に1:
0.4〜1:1の範囲、好ましくはカーボン灰分から混入
する不純物量を低減する意味で1:0.4〜1:0.7の範囲
が好適である。該混合は乾式あるいは湿式のどちらでも
良いが、通常緊密な混合を達成するためには湿式混合が
好ましい。通常混合手段はボールミルによる混合が好適
であるが、この際使用する容器,ボール等は高純度アル
ミナ質あるいはプラスチック質などを用い不純物の混入
を極力防止するのが好ましい。ボールミルとしては、公
知のもの、例えば回転式ボールミル,バイブロボールミ
ル等が挙げられる。また、アトライターによる混合も採
用し得る。また反応率を上げ未反応アルミナ分の量を極
小とするため十分均一な混合を行うのが好ましい。該混
合物は焼成炉によって1400〜1700℃、好ましく
は1450〜1650℃の温度で通常3〜10時間焼成
することにより、本発明の窒化アルミニウム粉末が得ら
れる。該温度が上記下限温度より低い温度では窒化反応
が十分進行せず目的の酸素含有量の窒化アルミニウムが
得られない場合があるので好ましくない。また該温度が
前記上限温度を越える高い温度では窒化反応は十分進行
するが、しばしば生成するAlNの粒子径が大きくなり
本発明の微粉末を得ることができない場合があるので好
ましくないし、一旦粒子が成長した粉末はその後粉砕に
よって2μm以下に細かくしても酸素含有量が2〜5重
量%に増加し、本発明で目的とする窒化アルミニウム粉
末とはならない。
前記焼成の際には焼成炉の炉材や焼成ボートなどの材質
について不純物の原因とならないように配慮するのが好
ましい。また焼成の雰囲気は窒素を含む雰囲気、通常は
高純度の窒素ガスかあるいはそれにアンモニアガスなど
を加えたガスが好適であり、通常これらの反応ガスを窒
化反応が十分進行するだけの量、連続的又は間欠的に供
給しつつ焼成するとよい。
上記焼成後の混合物は生成AlNの他の未反応のカーボ
ンを含有するので一般には該混合物を650〜750℃
の温度で空気中あるいは酸素中で焼成し残存するカーボ
ンを酸化除去すると好ましい。本発明においては、かか
る脱炭素処理によって、極めて容易に残存するカーボン
を実質的に全て除去することができる。しかし該酸化温
度が高すぎると窒化アルミニウム粉末の表面が過剰に酸
化され目的とする低酸素量の粉末が得られ難い傾向があ
るので適当な酸化温度と時間を選択すべきである。
本発明により得られた窒化アルミニウム粉末は焼結体を
製造する原料とするとき前記したように助剤の添加なし
でも高純度で高密度な焼結体が得られ特に従来達成でき
なかった高い透光性焼結体を製造することが可能とな
る。該高純度焼結体はまた光学的性質以外にも熱的な性
質,機械的な性質において従来の焼結体では得られなか
った優れた特性を有している。また本発明の窒化アルミ
ニウム粉末はα−サイアロンやβ−サイアロンなど一連
のサイアロン化合物の原料としても好適に使用されサイ
アロン化合物の純度や焼結性の向上に対する寄与が大き
い。
以下実施例によって本発明を具体的に例示するが本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例 1 純度99.99%(陽イオン不純物分析値を表Aに示す)平
均粒子径0.52μmのAl2O320gと灰分0.08%で平均粒
子径0.45μmのカーボンブラック10gをナイロン製ポ
ットとボールを用いて水を分散媒として湿式混合した。
混合物を乾燥後、高純度黒鉛製平皿に移しNガスを3
/min供給しながら1550℃の温度で6時間加熱し
た。反応混合物は空気中750℃で4時間加熱し、未反
応のカーボンを酸化除去した。この粉末のX線回折パタ
ーンはAlNのみのピークを示し、アルミナの回折線は
無かった。またこの粉末の平均粒子径は1.22μmであ
り、2μm以下が90容量%を占めた(堀場製作所製
自動粒度分布測定器CAPA−500による)。走査型
電子顕微鏡の写真による観察ではこの粉末は平均0.7μ
m程度の均一な粒子から成っていた。またBET法によ
る比表面積の測定値は4.2m/gであった。この粉末
の元素分析の値を表−1(a)に示す。ここで陽イオンの
分析はプラズマ発光分光装置(第二精工舎製ICP−A
ES)、炭素の分析は金属中炭素分析装置(堀場製作所
製EMIA−3200)、酸素の分析は金属中酸素分析
装置(堀場製作所製 EMGA−1300)、窒素の分
析は一の瀬等(窯業協会誌83 465(1975))
の方法によった。
参考例 1 実施例1により得られた窒化アルミニウム粉末1.0gを
20mm径の黒鉛ダイスに入れ、高周波誘導加熱炉を用い
100Kg/cm2,2000℃,2時間の条件で1気圧の
窒素中で加圧焼結した。得られた焼結体はやや黄味を帯
びた白色半透明体であった。この焼結体の密度は3.26g
/cm2であり、またX線回折パターンは単相のAlNで
あることを示した。また、この焼結体を0.5mmの厚さに
研削研摩したものに対する波長6μmの光の直線透過率
は22%(吸収係数30.3cm-1)であった。比較として金
属アルミニウムを窒化、粉砕した平均粒子径が2.2μm
で表−1(b)の組成をもつ窒化アルミニウム粉末を上記
と同条件で加圧焼結した。得られた焼結体の密度は3.22
g/cm2であり、黒色不透明体であり、透過性は認めら
れなかった。
比較例 1 純度99.9%平均粒子径0.81μmのAl2O320gと灰分0.0
8%で平均粒子径0.45μmのカーボンブラック10gと
を、実施例1と同様の方法で混合、次いでNガス気流
中で加熱処理した。反応混合物は酸素気流中800℃で
2時間加熱し、未反応のカーボンを酸化除去した。この
粉末のX線回折パターンはAlNのみのピークを示し、
α−アルミナの回折線は無かった。この粉末の平均粒子
径は1.35μmであり、酸素含有率は1.41重量%であっ
た。
上記窒化アルミニウム粉末1.0gを参考例1と同様の方
法で加圧焼結した。得られた焼結体は乳白色焼結体であ
った。この焼結体の密度は3.25g/cm2であり、また0.5
mmの厚さに研削研摩したものに対する波長6μmの光の
直線透過率は2%(吸収係数78.2cm-1)であった。
比較例 2 純度99.9%平均粒子径0.81μmのAl2O320gと灰分0.0
5%で平均粒子径1.57μmの高純度黒鉛10gとを、実
施例1と同様の方法で混合、次いでNガス気流中で加
熱反応させた。反応混合物は空気中750℃で4時間加
熱し、未反応のカーボンを酸化除去した。この粉末のX
線回折パターンはAlNピークを主としてこれにわずか
なα−Al2O3のピークが認められた。また、この粉末は
陽イオン不純物としてのFe,CaおよびSiを合計重
量で0.038重量%で含し、さらに炭素(C)を0.650重量
%で含有していた。
この粉末の平均粒子径は1.28μmであり、酸素含有率は
0.97重量%であった。
上記窒化アルミニウム粉末1.0gを実施例1と同様の方
法で加圧焼結した。得られた焼結体の密度は3.24g/cm
2であり、これは黒灰色不透明焼結体であった。
実施例 2 種々の平均粒子径と純度をもつアルミナおよびカーボン
・ブラックを1:0.5の重量比に混したものを実施例1
と同様の操作によって焼成し窒化アルミニウム粉末を得
た。焼成温度および得られた窒化アルミニウム粉末の分
析値と平均粒子径、さらにこれらの窒化アルミニウム粉
末を参考例1と同様の操作によって焼結した焼結体の密
度と透光性の結果を表−2に示す。尚、表−2のNo.3
〜7は比較例である。
実施例 3 実施例1と同じ純度99.99%平均粒子径0.52μmのAl2O3
20gと、灰分0.08%で平均粒子径0.45μmのカーボン
ブラック10gとをウレタンライニングポットとボール
を用いて、乾式で回転式ボールミルを用いて混合した。
混合物を実施例1記載の方法で焼成、酸化処理を施し
た。こうして得られた粉末のX線回折パターンンはAl
Nのみのピークを示し、アルミナの回折線は無かった。
また、この粉末の平均粒子径は1.30μmであり、2μm
以下が85容量%を占めた。走査型電子顕微鏡の写真に
よる観察では、この粉末は平均0.6μm程度の均一な粒
子から成つていた。またBET法による比表面積の測定
値は4.0m/gであった。この粉末の元素分析の値を
表−3の(a)に示す。ここでAlN粉末の成分分析は実
施例1記載の方法に従った。
上記窒化アルミニウム粉末1.0gを参考例1と同様にし
て、加圧焼結した。得られた焼結体はやや黄味を帯びた
半透明体であった。この焼結体の密度は3.26g/cm2
あり、また、X線回折パターンは単相のAlNである事
を示した。また、この焼結体を0.5mmの厚さに研削研摩
したものに対する波長6μmの光の直線透過率は25%
(吸収係数27.7cm-1)であった。
実施例 4 実施例1と同じ純度99.99%平均粒子径0.52μmのAl2O3
20gと、灰分0.08%で平均粒子径0.45μmのカーボンブ
ラック10gとをウレタンライニングポットとボールを
用いて、乾式でバイブロボールミルを用いて混合した。
混合物を実施例1記載の方法で焼成、酸化処理を施し
た。こうして得られた粉末のX線回折パターンはAlN
のみのピークを示し、アルミナの回折線は無かった。ま
た、この粉末の平均粒子径は1.20μmであり、2μm下
が92容量%占めた。走査型電子顕微鏡の写真による観
察では、この粉末は平均0.7μm程度の均一な粒子から
成っていた。また、BET法による比表面積の測定値は
4.4m2/gであった。この粉末の元素分析の値を表−3
の(b)に示す。ここでAlN粉末の成分分析は実施例1
記載の方法に従った。
上記窒化アルミニウム粉末1.0gを参考例1と同様にし
て、加圧焼結した。得られた焼結体はやや黄味を帯びた
半透明体であった。この焼結体の密度は3.26g/cm2であ
り、また、X線回折パターンは単相のAlNである事を
示した。また、この焼結体を0.5mmの厚さに研削研摩し
たものに対する波長6μmの光の直線透過率は21%
(吸収係数31.2cm-1)であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】純度99.9重量%以上で且つ、平均粒子径が
    2μm以下のアルミナ粉末と灰分0.2重量%以下で、平
    均粒子径が1μm以下のカーボン・ブラックとを重量比
    1:0.4〜1:1の範囲で、不純物の混入を避けて均
    一に混合した後、該混合組成物を窒素を含む雰囲気下、
    1400〜1700℃の温度で焼成することを特徴とす
    る酸素含有量1.3重量%以下、陽イオン不純物0.3重
    量%以下で、平均粒子2μm以下の窒化アルミニウム粉
    末の製造方法
JP18375587A 1987-07-24 1987-07-24 窒化アルミニウム粉末の製造方法 Expired - Lifetime JPH0657604B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101861053B1 (ko) * 2018-01-25 2018-05-24 정정심 비상전원 자동 절체장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「窯業協会誌」No.82〔3〕1974(通巻ページ)第181〜183ページ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101861053B1 (ko) * 2018-01-25 2018-05-24 정정심 비상전원 자동 절체장치

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