JPH065748Y2 - 加熱蒸散装置 - Google Patents

加熱蒸散装置

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JPH065748Y2
JPH065748Y2 JP1989021384U JP2138489U JPH065748Y2 JP H065748 Y2 JPH065748 Y2 JP H065748Y2 JP 1989021384 U JP1989021384 U JP 1989021384U JP 2138489 U JP2138489 U JP 2138489U JP H065748 Y2 JPH065748 Y2 JP H065748Y2
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medicine
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志延 山本
修 須藤
邦浩 岡田
康治 武井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、殺虫剤、忌避剤、消臭剤、殺菌剤、芳香剤等
の薬剤を発熱体により加熱することで蒸散させる加熱蒸
散装置に関する。
〔従来の技術〕
加熱蒸散装置としては、例えば実開昭60−12587
6号公報に示すように、装置本体内のボトルに吸液芯の
一部を浸潰し、その吸液芯にボトル内の薬液を吸液する
と共に、該吸液芯の上部を装置本体内の発熱体で加熱す
ることで吸液された薬液を蒸散させる装置が知られてい
る。
この様な加熱蒸散装置においては、ボトル内の薬液がな
くなった時には装置本体よりボトルを取り出して新らし
いボトルと交換したり、ボトル内に薬液を補給する必要
があるので、ボトルを装置本体より取り出しできるよう
にしている。
例えば、実開昭60−125876号公報に示すよう
に、上蓋を備えた器体の底部に、ボトル収納用の凹部を
備えた底蓋を螺着式に取付けて装置本体とし、その底蓋
を器体より取り外しすることでボトルを装置本体より取
り出しできるようにしている。
また、実開昭63−84240号公報に示すように、装
置本体に前記ボトルを略水平方向から出し入れできるボ
トル挿入部を設け、このボトル挿入部の上側部に発熱体
を設け、この発熱体に、前記ボトルの吸液芯を略水平方
向から出し入れできる平面略U字形状の発熱体及び吸液
芯挿入部を形成した加熱蒸散装置が知られている。
この加熱蒸散装置であれば、吸液芯を具備するボトルの
装置本体への出し入れが略水平方向から行うことができ
て簡便なものになるし、またボトルセット時に吸液芯が
発熱体及び装置本体に干渉することがなく、この吸液芯
の破損を防止することができる。
また、実開昭61−31074号公報に示すように、本
体にフタをヒンジによって開閉自在として装置本体と
し、そのフタの内面に設けた発熱体によって本体上にセ
ットした薬剤を含浸したマットを加熱し、薬剤を揮散し
てフタの側部に設けられた放気穴より外部に放出する加
熱蒸散装置が知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
第1の加熱蒸散装置であると、器体と底蓋に雄ネジと雌
ネジを形成し、その雄雌ネジをしっかりと合せてネジ込
まなければならず、容器の組立て、分解が大変面倒とな
ってしまうばかりか、ネジ込み過ぎによるネジ部の破
損、ネジ合せ不良によるネジ部の破損、度重なる使用に
よるネジ山の摩擦等が生じ耐久性が悪いものとなる。
また、ネジ込みの程度が十分でないと器体と底蓋の間に
隙間が出来、所定通気量に変化が生じ且発熱体に対する
吸液芯の装入適正距離が保たれない為に薬剤の蒸散に悪
影響を与えることがある。
また、器体と底蓋を相対的に回転させることで容器を組
立てたり、分解するので、その際にボトルの吸液芯が器
体の内部に触れて薬液が付着したり、又は吸液芯の破損
を生じ薬剤揮散不良を起すものであった。
また、器体と底壁が互いに離脱するので、離脱した際に
どちらか一方を紛失する恐れがあり、その紛失により装
置本来の機能を失うものであった。
第2の加熱蒸散装置であると、ボトルを装置本体に水平
方向から出し入れする際に吸液芯が発熱体に干渉して損
傷することがある。
また、ボトルを装置本体より取り出した時に発熱体の一
部が装置本体より露出するため、再びボトルを装置本体
に入れる際などに発熱体に手が触れて火傷をしたり、発
熱体の固定位置がずれたり、損傷が生じ、所期の加熱条
件が満たされず薬剤加熱蒸散不良による恐れがある。
第3の加熱蒸散装置であると、揮散した薬剤がフタと本
体内にこもり易く、フタの側部に設けられた放気穴より
スムーズに外部に放出できないばかりか、揮散した薬剤
がフタの内面に設けた発熱体に付着したり薬剤を含浸し
たマットに再付着し、再度加熱されるため熱分解の機会
が多くなり、これらに熱分解物や樹脂化物がこびり付
き、薬剤、揮散面をおおい揮散抑制、揮散不良を生じ使
用に耐えられるものであった。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした加
熱蒸散装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
薬剤容器30の取付部を有する底部5と、この底部5の
一側部に一体的に設けられて一側縦壁9と他側縦壁8を
有する立上り部6により略L字状となった下部容器2、
及び上壁12と周壁13と底壁14により中空形状とな
り、その上壁12に揮散孔17が形成され、底壁14に
薬剤容器挿入孔18が形成され、中空部に発熱体24を
設けた上部容器3を備え、 前記上部容器3の一側上部寄りを前記下部容器2の立上
り部6上部寄りにヒンジ機構4を介して、上部容器3の
周壁13一側部が立上り部6の他側縦壁8に当接して上
部容器3の底壁14と下部容器2の底部5が上下方向に
間隔を置いて対向した下方位置と、上部容器3の周壁1
3一側部が立上り部6の他側縦壁8と離れた上方位置に
亘って上下回動自在に連結し、 前記薬剤容器30の吸液芯31と前記発熱体24との位
置関係を、上部容器3が下方位置の時に発熱体24が吸
液芯31の周囲に臨み、上部容器3が上方位置の時に発
熱体24が吸液芯31よりも上方に離れるようにした加
熱蒸散装置。
これによって、上部容器3を上方位置に回動することで
吸液芯31と発熱体24が離隔して薬剤容器30を容易
に出し入れできると共に、下部容器2と上部容器3が分
離することがなく、上部容器3を下方位置に回動するこ
とで発熱体24が吸液芯31の周囲に臨み、発熱体24
で吸液芯31を加熱して薬剤を蒸散し、その蒸散した薬
剤を揮散孔よりスムーズに揮散できる。
〔実施例〕
第1図,第2図に示すように、装置本体1は下部容器2
と上部容器3をヒンジ機構4で上下回動自在に連結して
あり、下部容器2は底部5と立上り部6で略L字状とな
っている共に、底部5には薬剤容器取付凹部7が形成さ
れ、立上り部6は他側縦壁8と一側縦壁9で中空状とな
り、かつ一側縦壁9の上端面9aは水平に対して斜めと
なり、その立上り部6の上部には係止片10と支持ブラ
ケット11が設けてある。
前記上部容器3は上壁12と周壁13と下壁14とで中
空形状となり、上壁12には通気孔15を有する受熱板
16と揮散孔17が、下壁14には薬剤容器挿入孔18
が同心状にそれぞれ形成され、下壁14の立上り部6と
対向する部分は上向L字状に折曲して周壁13とで下向
凹部19が形成してあり、この下向凹部19に支持片2
0が設けられ、その支持片20と前記ブラケット11が
横ピン21で回動自在に連結されて前記ヒンジ機構4を
構成し、周壁13の下向凹部19を形成する下端面13
aは水平に対して斜めとなり、かつ下壁14の下向凹部
19を形成する縦壁部分14aには係合孔22が形成さ
れ、下壁14の薬剤容器挿入孔18の周囲に設けた支持
台23に発熱体24が設けてあり、この発熱体24はコ
ード25,スイッチ26を介して外部コード27に接続
し、スイッチ26をONすると発熱体24に通電すると
同時にランプ28が点灯するようにしてある。29はヒ
ューズである。
薬剤容器30は下部大径部30aと上部小径部30bと
肩部30cを有するボトル形状となり、内部に薬液が注
入してあると共に、吸液芯31が設けてあり、下部大径
部30aが薬剤収納凹部7に嵌合して取付けられ、上部
容器3を下方に回動して水平姿勢とすると上部小径部3
0bが薬剤容器挿入孔18内に臨み、かつ吸液芯31の
上部がリング状の発熱体24内に挿通するようにしてあ
る。
前記上部小径部30bと肩部30cには保持用リブ32
が接して薬剤容器30を保持していると共に、下壁14
との間に通気用の空隙を形成し、外気が空隙より上部容
器3内にスムーズに流入し、吸液芯31の周囲を発熱体
24で加熱して薬剤を通気孔15,揮散孔17より外部
にスムーズにできるようにしてある。
また、上部容器3を水平姿勢とすると係合穴22が係止
片10に係合して上部容器3と下部容器2をずれ動くこ
となしに連結できるようにしてある。
第3図,第4図は第2実施例を示し、下部容器2の立上
り部6上部に突出部33を、上部容器3の下向凹部19
内に臨むように設け、この突出部33に弧状溝34を形
成し、その弧状溝34に挿通した軸杆35を上部容器3
の周壁13内面に取付けてヒンジ機構4としてあると共
に、上部容器3の下壁14に形成した薬剤容器挿入孔1
8と発熱体24を略U字状として上部容器3を水平姿勢
に回動した時に発熱体24が吸液芯31に嵌まり込み易
くなるようにしてある。
以上の各実施例においてはヒンジ機構4をブラケットと
ピン、弧状溝と軸杆より構成したが、通常一般の蝶番を
下部容器と上部容器とに亘って取付けても良いし、一方
のブラケットに凸部を一体形成し、その凸部を他方のブ
ラケットの凹部や孔に回動自在に嵌合しても良いし、プ
ラスチック・金属等より成るヒンジ片を折曲自在とし、
かつその一方側と他方側を下部容器と上部容器に連結し
ても良く、さらには下部容器の上部容器の下部とに亘っ
て薄肉の連結片を一体的に形成しても良い。
また、ヒンジ機構の取付位置は装置本体の内部,外面,
外面より外部に突出した位置等任意である。
また、ヒンジ機構4部分にスプリング、板バネ等の弾性
体を設けて上部容器3を上方に回動した位置に回動付勢
しても良い。
例えば、第5図のように下部容器2の上部周縁2aにブ
ラケット40を一体形成し、上部容器3の下部周縁3a
にブラケット41を一体形成し、そのブラケット40,
41間に軸42を嵌挿してヒンジ機構4とし、その軸4
2の回りにスプリング43を設け、このスプリング43
の一端43aを下部容器2,他端43bを上部容器3に
係止して上部容器3を上方に回動付勢すれば良い。
また、上部容器3を下方に回動して水平姿勢とすること
で装置本体1を閉じた時に、その上部容器3をロック、
及びロック解除するロック機構を設けても良い。
例えば、第6図に示すように下部容器2の上部にロック
片44を設け、上部容器3にロック受片45を設けると
共に、ロック片44に押部46を設け、そのロック片4
4を第7図のように弾性材により板状としたり、第8図
のように略C字状としたりして、押部46を押すことで
ロック片44を弾性変形してロック受片45より離脱し
てロック解除するロック機構、あるいは 第9図に示すように、上部容器3に係合片47を一体形
成し、下部容器2に第1・第2係止凹48,49を有す
る板バネ50を取付け、上部容器3を上方に回動して開
放すると係合片47が第10図のように第1係止凹部4
8に係合し、下方に回動して閉じると第11図のように
第2係止凹部49に係合するようにしたロック機構、 なお、第9図において、ヒンジ機構4は薄肉連結片51
を下部容器2と上部容器3とに亘って一体的に設けてあ
り、下部容器2の外壁にはプラグ52が支点53を中心
として側方突出姿勢と下方突出姿勢と上方収納姿勢とに
亘って揺動できるように取付けてある。
第12図,第13図にように、下部容器2に係合片54
を設け、上部容器3にロック兼ガイド片55を設け、そ
のロック兼ガイド片55のガイド面55aに第1・第2
係合凹部56,56を形成し、かつガイド面55a
をヒンジ機構4の中心4aを中心とする円弧面とし、係
合片54とガイド面55aとで上部容器3の回動をガイ
ドし、上部容器3を閉じると係合片54が第1係合凹部
56に係合し、上方に回動して開放すると係合片54
が第2係合凹部56に係合するロック機構を設けても
良い。
また、第14図に示すようにヒンジ機構4とロック機構
を一体的としても良い。
つまり、下部容器2に設けた一対の支持板57,57に
ガイド溝58と係止凸部59を設け、上部容器3に設け
た一対のアーム60,60に突起61と係合凹部62を
設け、かつ一対のアーム60,60をスプリング63で
側方に押して突起61をガイド溝58に臨ませ、係止凸
部59と係合凹部62を嵌合させ、係止凸部59を三角
錐状凸部59aを放射状に4つ備えた形状とし、係合凹
部62を三角錐状凹部62aを放射状に4つ備えた形状
として、その三角錐状凹部62aと三角錐状凸部59a
を嵌合することで上部容器3を90度毎にロックできる
ロック機構とし、ガイド溝58と突起61でヒンジ機構
4としてある。
なお、以上の実施例において、スプリング63を設けず
にアーム60自体の弾性力で支持板57に押しつけるよ
うにしても良い。
このようなロック機構を設ければ、上部容器3を上方に
回動して開放姿勢と、下方に回動して閉じた姿勢とに確
実に保持できるので、薬剤収納体30を出し入れする際
に上部容器3が不意に下方に回動して吸液芯等を破損す
ることがないばかりか、装置本体内を清掃する際に上部
容器3を手で保持する必要がなく、その清掃作業を容易
にでき、さらには、上部容器3を下部容器4に確実に取
付けできて適正な薬剤の揮散を得ることができるばかり
か、持ち運びや運搬時に外部から衝撃を受けても上部容
器3と下部容器2が開くことを防止できる。
以上の各実施例において、上部容器3の回動中心は発熱
体24が吸液芯31にスムーズに嵌まり込んで干渉しな
いようにする必要があり、吸液芯と発熱体の最短距離、
発熱体の高さ、吸液芯と発熱体の嵌合距離等によって回
動中心が決定され、回動中心が吸液芯と発熱体の嵌合部
分のほぼ中点上を通る水平面上に存在することが最も望
ましく、原材料コストの低減や輸送の効率化をはかるた
めに装置本体をコンパクト化するには回動中心が発熱体
に近い方が有利であるし、また、あまり遠いと回動動作
の精度を欠き吸液芯の破損にもつながる。
また、U字状の発熱体を用いた場合は吸液芯自体の中心
に回動中心を設定することも可能である。
したがって、回動中心は吸液芯の中心からほぼ水平方向
に0.5〜15cmの位置に存在することが好ましく、さ
らに鉛直方向には±20°の角度内にあることが望ま
れ、左右方向には特に限定されなく、さらに好ましく
は、吸液芯の中心からほぼ水平方向に0.5〜10cmで
鉛直方向に15°の角度で左右には10cmの位置にある
ことが望まれる。
以上の回動中心の位置についての説明を考慮すれば、ヒ
ンジ機構4は溝とピン等より成るものとすれば、回動中
心を吸液芯に近づけることができるから好ましく、さら
には円運動する回動ではなく略クランク形状、長円形状
を示す運動軌跡の回動が好ましい。
また、下部容器3に電源を投入した場合には、上部容器
3の発熱体24に通電する必要があり、この場合には可
撓性コードで接続したり、回動部分に摺動接点を設けて
接続することが例示されるが、これに限定されるもので
はなく、従来公知の各種接続構成が使用できる。
〔考案の効果〕
下部容器2に上部容器3をヒンジ機構4で上下回動自在
に連結したので、上部容器3を上方位置に回動すること
で下部容器2に設けた薬剤容器30の吸液芯31が上部
容器3に設けた発熱体24と離隔し、下部容器2に設け
た薬剤容器30を交換したり、補充したりでき、上部容
器3を下方位置に回動することで発熱体24が吸液芯3
1の周囲に正しく臨み装置本体1を正しく組立てて吸液
芯31を加熱して薬剤を蒸散し、その蒸散した薬剤を揮
散孔より揮散できるばかりか、上部容器3の周壁13一
側側が下部容器2の立上り部6の他側縦壁8に当接して
下方位置に保持し、それによって上部容器3の底部14
と下部容器2の底部5が上下方向に間隔を置いて対向す
るので、その間より薬剤容器30を目視して残量などを
知ることができる。
したがって、従来の螺着式の容器の如くネジ込み過ぎに
よるネジ部の破損、ネジ合せ不良によるネジ山の破損、
度重なる使用によるネジ部の摩擦等が生じることがなく
耐久性に優れたものとなると共に、上部容器3の周壁1
3一側部を下部容器2の立上り部6の他側縦壁8に当接
することで装置本体を組立てるので、従来の螺着式の容
器などのように途中までネジ込んだ状態で連結終了する
ことがなく、必ず上部容器3と下部容器2を確実に連結
でき、持ち運び時に外れたりすることがなく、しかも上
部容器3と下部容器2をネジ込みのために回転したり、
ボトル等を回転させたりする必要がないので、被加熱物
が装置本体内部に接触することがなく被加熱物の破損や
容器の汚れなどを防止することができるばかりか、ネジ
回転させなくとも良いから装置本体を任意の形状とする
ことができる。
しかも、上部容器3を上下方向に一往復回動すれば良い
ので、その操作が簡易となり、このため開閉時の誤操作
がなく確実に開閉でき、所期の加熱条件を保てるから安
定した薬剤蒸散から得られる。
また、上部容器3と下部容器2が分離することがなく、
紛失する恐れがない。
また、発熱体24は上部容器3に設けられ、薬剤容器3
0は下部容器3の底部5に設けられるので、上部容器3
を上方位置に回動した時に発熱体23が下部容器3の底
部5より遠く離れ、薬剤容器30を下部容器3の底部5
に出し入れする操作が簡単となると共に、発熱体に手が
触れて火傷する危険がなくなり、薬剤容器30の交換や
補給を容易に行うことができる。
また吸液芯31の周囲を発熱体24で加熱し、その発熱
体24の上方に揮散孔が形成してあるので、揮散した薬
剤が上部容器3内にこもることなしに揮散孔よりスムー
ズに揮散できる。
【図面の簡単な説明】 第1図、第2図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、
斜視図、第3図は第2実施例の斜視図、第4図は発熱体
の平面図、第5図はヒンジ機構の変形例を示す斜視図、
第6図、第7図、第8図はロック機構の一例を示す全体
斜視図、詳細断面図、第9図はロック機構の変形例を示
す全体斜視図、第10図、第11図は動作説明図、第1
2図、第13図はロック機構の他の変形例を示す分解斜
視図、組立断面図、第14図はロック兼ヒンジ機構の分
解斜視図である。 1は装置本体、2は下部容器、3は上部容器、4はヒン
ジ機構、5は底部、6は立上り部、12は上壁、13は
周壁、14は底部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬剤容器30の取付部を有する底部5と、
    この底部5の一側部に一体的に設けられて一側縦壁9と
    他側縦壁8を有する立上り部6により略L字状となった
    下部容器2、及び上壁12と周壁13と底壁14により
    中空形状となり、その上壁12に揮散孔17が形成さ
    れ、底壁14に薬剤容器挿入孔18が形成され、中空部
    に発熱体24を設けた上部容器3を備え、 前記上部容器3の一側上部寄りを前記下部容器2の立上
    り部6上部寄りにヒンジ機構4を介して、上部容器3の
    周壁13一側部が立上り部6の他側縦壁8に当接して上
    部容器3の底壁14と下部容器2の底壁5が上下方向に
    間隔を置いて対向した下方位置と、上部容器3の周壁1
    3一側部が立上り部6の他側縦壁8と離れた上方位置に
    亘って上下回動自在に連結し、 前記薬剤容器30の吸液芯31と前記発熱体24との位
    置関係を、上部容器3が下方位置の時に発熱体24が吸
    液芯31の周囲に臨み、上部容器3が上方位置の時に発
    熱体24が吸液芯31よりも上方に離れるようにしたこ
    とを特徴とする加熱蒸散装置。
JP1989021384U 1989-02-28 1989-02-28 加熱蒸散装置 Expired - Lifetime JPH065748Y2 (ja)

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