JPH0310779Y2 - - Google Patents

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JPH0310779Y2
JPH0310779Y2 JP1986094045U JP9404586U JPH0310779Y2 JP H0310779 Y2 JPH0310779 Y2 JP H0310779Y2 JP 1986094045 U JP1986094045 U JP 1986094045U JP 9404586 U JP9404586 U JP 9404586U JP H0310779 Y2 JPH0310779 Y2 JP H0310779Y2
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protrusion
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aromatic liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、芳香液を収納するとともに芳香を発
散させる芳香液用容器に関し、特に、口頸部を有
する容器本体と、口頸部が通過する中央孔を有す
るとともに前記口頸部の基部から肩部を被う合成
樹脂よりなる化粧カバーとからなる芳香液用容器
に関する。
[従来の技術と解決しようとする問題点] 上記の芳香液用容器としては、化粧カバーを接
着剤によつて容器本体に固定したものとか、ある
いは、単にはめ込んだに過ぎないものがある。
更に、実開昭52−155157号公報及び特開昭57−
46746号公報には、ガラスビンの肩部に沿つて化
粧カバーを設けたものが開示されている。しかし
ながら、この化粧カバーは、その取付構造から化
粧カバーの中央部をビンの口頸部に沿つて突出さ
せる必要があり、芳香液用容器のようにその口頸
部の構造が複雑になるような容器には適さなかつ
た。
そこで、本考案は簡単に化粧カバーを容器本体
に固定することができる芳香液用容器の提供を目
的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の芳香液用容器は、口頸部を容器本体よ
り突出させた芳香液用容器であつて、口頸部と螺
合する芳香液発散用のキヤツプ部が設けられ、キ
ヤツプ部は内蓋とこの内蓋を被嵌する外蓋とより
なり、内蓋の内周面には口頸部と螺合する雌ネジ
が設けられ、内蓋の上部には芳香液発散用の切欠
部が設けられ、外蓋の上部には芳香液発散用の切
欠部が設けられ、内蓋の外周面には外蓋の切欠部
と内蓋の切欠部との位置決め用の切欠凹部が所要
間隔をおいてが設けられ、外蓋の内周面には内蓋
の切欠凹部と係合する係合突条が内蓋に対し回動
自在に設けられ、口頸部が通過する中央孔を有す
るとともに、この口頸部の外周に位置する肩部を
被う合成樹脂性の化粧カバーを備え、前記口頸部
の最下端よりやや上方において周方向の突条を有
し、前記化粧カバーが、前記孔の内径は前記突条
の外径よりも径大であり、孔内周において爪片を
内方へ突設し、この爪片の先端が突条の外端より
も内側にあるようになし、爪片の先端が突条の下
部に係合することによつて容器本体に固定されて
なるものである。
[作用] 化粧カバーの中央孔に容器本体の口頸部を挿通
させる場合において、孔の内径は突条の外径より
も径大であるから、孔それ自体は口頸部を通過す
るが、孔内周に内方へ突設した爪の先端が突条に
当接する。化粧カバーは合成樹脂よりできていて
弾力性があるので、化粧カバーを下方に押圧する
と爪片が上方にたわみながら化粧カバーのみが下
方に移動する(第5図)。化粧カバーを押圧し続
けると爪片はさらに上方にたわみ、遂には、突条
を通過する。爪片は突条を通過後元の形状に戻ろ
うとして突条の下部に係合するので、化粧カバー
は容器本体に固定される(第6図)。
芳香液を発散させる場合には、外蓋を内蓋に対
し回動させて、外蓋の切欠部と内蓋の切欠部とを
一致させる。この場合に、内蓋の外周面に所要間
隔をおいて設けられた切欠凹部に沿つて該切欠凹
部と係合する外蓋の係合突条が回動して切欠凹部
の端部まで移動すると、外蓋の切欠部と内蓋の切
欠部とが一致する位置でその回動が止まる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図〜第6図に基づ
いて説明する。
10は芳香液用容器の全体を示し、20はこの
芳香液用容器10の容器本体であつて、中央上部
から上方へ延伸する口頸部12を有している。
40は、前記口頸部12を被冠するキヤツプで
あつて、内蓋42と外蓋46よりなり、全体とし
ては半球状である。内蓋42は内部に雌ネジを有
し、この雌ネジによつて口頸部12に着脱自在で
あるとともに、上部には細長い切欠部43が放射
状に設けられ、芳香を放散させる。外蓋46は頂
部内側から下垂する突子によつて内蓋42の頂部
に枢着され、内蓋42に対して回転自在である。
外蓋46の上部にも、内蓋42と同数で、同様の
形状をした切欠部47が設けられており、外蓋4
6の回転によつて両方の切欠部43,47が一致
して芳香を放散させたり、離反して放散を止めた
りする。また、内蓋42の外周面には矩形状の切
欠凹部44が設けられ、外蓋46の前記切欠凹部
44と対応する内周面には縦長の係合突条48が
設けられている。こうすることによつて、外蓋4
6を一定角度時計方向に回転すると係合突条48
が切欠凹部44の側壁に当接して両切欠部43,
47が離反し、反時計方向に回転すると反対側の
側壁に当接して両切欠部43,47が一致する。
50はフエルト等よりなる吸上げ芯であつて、
上部において筒状の保持部材52を介して口頸部
12の内側に嵌着保持され、その下部は容器本体
20の底部付近にあつて芳香液を吸い上げる。5
4は帽子状の中栓であつて、販売時などの非使用
時には吸上げ芯50の上部に被せて芳香液の蒸散
を防ぐ。
口頸部12の外周面には数条の雄ネジ14が設
けられており、前述のように内蓋42の雌ネジと
螺合する。口頸部12の最下端のやや上方で雄ネ
ジ14の下方には突条16が設けられ、周方向に
膨出した環状をなしている。
30は容器本体10における口頸部12の基部
から肩部を被う化粧カバーであつて合成樹脂によ
り形成されている。この化粧カバー30は芳香液
用容器10の美感を高めるために種々の色彩や模
様を付すことができる。化粧カバー30の上部中
央に前記突条16の外径よりも径大の孔32が設
けられ、この孔32を前記口頸部12が挿通し
て、化粧カバー30は容器本体20の上部に当接
している。この孔32の内周面には数個の小矩形
状の爪片34が内方向に突設されており、この爪
片34の先端を結ぶ円の直径は突条16の外径よ
りも小さい。爪片34は化粧カバー30よりも肉
薄であつて、爪片34の付け根の下側には凹条3
5が設けられている。
以下、化粧カバー30を容器本体20に固定す
る方法について説明する。まず、化粧カバー30
の中央部の孔32に容器本体20の口頸部12の
先端を挿入して、化粧カバー30を下方へ移動さ
せる。この場合において、爪片34の先端が口頸
部12の雄ネジ14や突条16に当るが、化粧カ
バー30が合成樹脂でできているから爪片34は
上方へたわむことができる(第5図)。そして、
さらに化粧カバー30を移動させると、爪片34
もさらに上方へたわんで遂いは爪片34の先端が
雄ネジ14や突条16の外周面を通過して、化粧
カバー30は容器本体20に当接する。爪片34
は突条16を通過後、元の形状に戻ろうとして突
条16の下部に係合する(第6図)。なお、本実
施例のように爪片34の付け根に凹状35を設け
ておくと爪片34がたわみ易くなり好適である。
爪片34の数は1個でもよいが、数個設ける方が
化粧カバー30の固定性が良い。
また、前記実施例においては突条16を雄ネジ
14を別個に設けたが、雄ネジ14の下部と突条
16を一体にしてもよい。さらに、前記実施例に
おいてはキヤツプ40をネジ式にて容器本体20
に被冠させているが、嵌合などの他の方式により
被冠させてもよいとともに、キヤツプ40を有し
ない構造であつてもよい。
前記実施例のように、吸上げ芯50の上部に中
栓54を被せておく構造の場合には、特に本考案
は効果的である。なぜなら、この種類の芳香液用
容器は使用時、すなわち中栓54を除した状態の
時に、キヤツプ40の下端が化粧カバー30を容
器本体20に押付けるように形成されているのが
一般的である。従つて、販売時などにおいて中栓
54を吸上げ芯50の上部に被せた状態では、キ
ヤツプ40の下端が化粧カバー30を押付けられ
ないので化粧カバー30ががたがたする。ところ
が、本考案の芳香液用容器10においては化粧カ
バー30は常に容器本体20に押付けられている
からである。
[考案の効果] 本考案になる芳香液用容器は、化粧カバーの爪
片を容器本体の突条に係合させることによつて、
簡単に化粧カバーを容器本体に固定することがで
きるので便利である。
芳香液を発散させる場合には、外蓋を内蓋に対
し回動させて、外蓋の切欠部と内蓋の切欠部とを
一致させる。この場合に、内蓋の外周面に所要間
隔をおいて設けられた切欠凹部に沿つて該切欠凹
部と係合する外蓋の係合突条が回動して切欠凹部
の端部まで移動すると、外蓋の切欠部と内蓋の切
欠部とが一致する位置でその回動が止まる。その
ため、使用者が意図的に外蓋の切欠部と内蓋の切
欠部とを一致させる必要がなく使用しやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案になる芳香液用容器の分解斜
視図、第2図は、同様の断面図、第3図は、キヤ
ツプの横断面図、第4図は、化粧カバーの斜視
図、第5図は、化粧カバーを取付ける方法を示す
一部欠截断面図、第6図は、化粧カバーを固定し
た状態を示す一部欠截断面図である。 符号の説明、10……芳香液用容器、12……
口頸部、16……突条、20……容器本体、30
……化粧カバー、32……孔、34……爪片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 口頸部を容器本体より突出させた芳香液用容器
    であつて、 口頸部と螺合する芳香液発散用のキヤツプ部が
    設けられ、 キヤツプ部は内蓋とこの内蓋を被嵌する外蓋と
    よりなり、 内蓋の内周面には口頸部と螺合する雌ネジが設
    けられ、 内蓋の上部には芳香液発散用の切欠部が設けら
    れ、 外蓋の上部には芳香液発散用の切欠部が設けら
    れ、 内蓋の外周面には外蓋の切欠部と内蓋の切欠部
    との位置決め用の切欠凹部が所要間隔をおいてが
    設けられ、 外蓋の内周面には内蓋の切欠凹部と係合する係
    合突条が内蓋に対し回動自在に設けられ、 口頸部が通過する中央孔を有するとともに、こ
    の口頸部の外周に位置する容器本体の肩部を被う
    ように合成樹脂性の板を湾曲させた化粧カバーを
    備え、 前記口頸部の最下端よりやや上方において周方
    向の突条を有し、前記化粧カバーが、前記孔の内
    径は前記突条の外径よりも径大であり、孔内周に
    おいて爪片を内方へ突設し、この爪片の先端が突
    条の外端よりも内側にあるようになし、爪片の先
    端が突条の下部に係合することによつて容器本体
    に固定されてなることを特徴とする芳香液用容
    器。
JP1986094045U 1986-06-19 1986-06-19 Expired JPH0310779Y2 (ja)

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JPS631536U JPS631536U (ja) 1988-01-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6308392B2 (ja) * 2014-08-29 2018-04-11 株式会社吉野工業所 揮散容器
JP6468864B2 (ja) * 2015-01-30 2019-02-13 株式会社吉野工業所 容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746746A (en) * 1981-06-08 1982-03-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd Method of incorporating ornamental metallic body into glass bottle body

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JPS52155157U (ja) * 1976-05-17 1977-11-25

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JPS5746746A (en) * 1981-06-08 1982-03-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd Method of incorporating ornamental metallic body into glass bottle body

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