JP6308392B2 - 揮散容器 - Google Patents
揮散容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6308392B2 JP6308392B2 JP2014176389A JP2014176389A JP6308392B2 JP 6308392 B2 JP6308392 B2 JP 6308392B2 JP 2014176389 A JP2014176389 A JP 2014176389A JP 2014176389 A JP2014176389 A JP 2014176389A JP 6308392 B2 JP6308392 B2 JP 6308392B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner plug
- overcap
- volatilization
- container
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
この揮散容器は、シート成形によって作成されたカップの底部相当部に揮散用の孔設部を設けた透明又は半透明の芳香剤カップ容器に液体芳香剤を充填した後、カップ容器の天面と底面を密封シールで封止して、カップ容器の天面部にオーバーキャップと底面部の周縁に設けたフランジと嵌合する台座を備えている。また、底部相当部の孔設部に樹脂繊維等からなる揮散紙を備えており、この揮散紙はカップ容器の底部に相当する天面部の孔設部周縁で、且つ天面の密封シールの真下に設けられたアンダーカットに挟みこまれることによって、カップ内に固定されている。
揮散剤が収納される容器本体と、容器本体の上部に設けられて内部を密閉する中栓体と、側面に揮散口を有すると共に中栓体の頭部に回転可能に装着されるオーバーキャップとを有する揮散容器であって、
中栓体を、揮散剤が通過するスリーブとスリーブの上部側の側面に形成されて揮散剤を外部に揮散させる窓部とを有して容器本体の口筒部に装着される第1中栓と、窓部を閉塞する閉塞片を有して第1中栓に外装される第2中栓と、第1中栓と第2中栓とを離脱不能に保持する連結中栓とを有して構成し、
閉塞片の周囲に、第2中栓の他の面と閉塞片とを破断可能に連結する弱化部を形成すると共に、オーバーキャップと第2中栓との間に、オーバーキャップを回転させたときに、弱化部を破断させると共に閉塞片が回転方向に巻き込まれるように変形して前記窓部(15)を露出させる係止機構を設けたことを特徴とする、と云うものである。
本発明では、オーバーキャップを回すという簡単な操作を行うだけで揮散容器を開封後の揮散可能状態に設定することができる。
また揮散口内の構造を目視するだけで、揮散容器が使用前の密閉状態であるか、あるいは開封後の揮散可能状態であるかを容易に見分けることができる。
本発明たる揮散容器は、例えば芳香剤、消臭剤又は防虫忌避剤等の揮散性の液体(以下、揮散剤という)を収納して室内や車内などの周囲雰囲気中に揮散させるものである。
揮散容器は、主に揮散剤を収納する容器本体1と、この容器本体1の口筒部2に装着固定されて、使用前の容器本体1の内部を密閉状態に保持する第1中栓10、第2中栓20及び連結中栓30からなる中栓体と、中栓体の頭部を覆うオーバーキャップ40と、揮散剤を吸い上げて揮散する吸上げ芯50とを有して構成されている。
第1中栓本体11の中間部よりも下方の位置には第1フランジ13が突設されており、この第1フランジ13よりも下端の第1中栓本体11の外周面が口筒部2の内周面に嵌合する嵌合部14とされている。そして、この嵌合部14とスリーブ12との間の縮径状に形成された部分に、第1中栓本体11の内側と容器本体1との間を連通する通気口16が形成されており、開封時においてはこの通気口16を通じて外気を容器本体1内に導入することが可能となっている。
第2中栓本体21は第1中栓本体11に外装されており、第2中栓本体21の天面22は第1中栓本体11の上端を封止し、第1中栓本体11の窓部15に対向配置された第2中栓本体21の閉塞片26がこの窓部15を閉塞している。
使用前の密閉状態では、一対の第2凸部46間の谷間に第1凸部35が位置することによって係止されるため、オーバーキャップ40の意図しない回転を規制する。すなわち、第1凸部35と一対の第2凸部46とは使用前のオーバーキャップ40の回転を規制するロック機構を構成している。
図5Aに示す使用前の密閉状態(回転角度=0度)では、揮散口45を介して第2中栓本体21に形成されている四角形状の閉塞片26及び第1係止片17が露出している(図2参照)。よって、目視により揮散容器が使用前の密閉状態にあると見分けることが可能である。
この状態からさらにオーバーキャップ40を右回り方向に回して図5Cの状態に至らしめると、第2係止片47によって係止された第1係止片17が図示右回り方向に強く引かれて弱化部25に破断が生じ、第1中栓本体11に形成されている閉塞片26が回転方向に折り返されるように変形して窓部15が露出し始める。
また揮散口45から第1中栓本体11の内部の構造を目視することにより、揮散容器が開封後の揮散可能状態にあると見分けることが容易である。
さらにロック機構は第1係止片17と第2係止片47とから成る係止機構の係止状態を維持する。このため、第1係止片17と第2係止片47との意図しない係止解除を防止し、閉塞片26によって再び窓部15が閉塞される状態に至ることを阻止することが可能である。
また揮散口45内の構造を目視するだけで、揮散容器が使用前の密閉状態であるか、あるいは開封後の揮散可能状態であるかを容易に判断することができる。
2 : 口筒部
3 : 肩部
4 : 胴部
5 : 雄ネジ
10 : 第1中栓
11 : 第1中栓本体
12 : スリーブ
13 : 第1フランジ
14 : 嵌合部
15 : 窓部
16 : 通気口
17 : 第1係止片(係止機構)
20 : 第2中栓
21 : 第2中栓本体
22 : 天面
23 : 軸部
24 : 第2フランジ
25 : 弱化部
26 : 閉塞片
30 : 連結中栓
31 : 天面
32 : 側壁
33 : 開口部
34 : 雌ネジ
35 : 第1凸部(ロック機構)
40 : オーバーキャップ
41 : キャップ部
42 : スカート部
43 : 摘み部
44 : 軸受部
45 : 揮散口
46 : 第2凸部(ロック機構)
47 : 第2係止片(係止機構)
50 : 吸上げ芯
51 : 含浸体
Claims (5)
- 揮散剤が収納される容器本体(1)と、該容器本体(1)の上部に設けられて内部を密閉する中栓体と、側面に揮散口(45)を有すると共に前記中栓体の頭部に回転可能に装着されるオーバーキャップ(40)とを有する揮散容器であって、
前記中栓体を、揮散剤が通過するスリーブ(12)と該スリーブ(12)の上部側の側面に形成されて前記揮散剤を外部に揮散させる窓部(15)とを有して前記容器本体(1)の口筒部(2)に装着される第1中栓(10)と、前記窓部(15)を閉塞する閉塞片(26)を有して該第1中栓(10)に外装される第2中栓(20)と、前記第1中栓(10)と前記第2中栓(20)とを離脱不能に保持する連結中栓(30)とを有して構成し、
前記閉塞片(26)の周囲に、前記第2中栓(20)の他の面と前記閉塞片(26)とを破断可能に連結する弱化部(25)を形成すると共に、前記オーバーキャップ(40)と前記第2中栓(20)との間に、前記オーバーキャップ(40)を回転させたときに、前記弱化部(25)を破断させると共に前記閉塞片(26)が回転方向に巻き込まれるように変形して前記窓部(15)を露出させる係止機構を設けたことを特徴とする揮散容器。 - 係止機構を、第2中栓本体(21)の閉塞片(26)から外部のオーバーキャップ(40)に向けて形成した第1係止片(17)と、キャップ部(41)の揮散口(45)から内部の第2中栓本体(21)に向けて形成した第2係止片(47)とで形成し、オーバーキャップ(40)を回転させたときに前記第1係止片(17)と前記第2係止片(47)とが互いに係止し合う構成とした請求項1記載の揮散容器。
- 揮散口(45)をオーバーキャップ(40)の対称となる2ヶ所に形成し、窓部(15)を第1中栓本体(11)の対称となる2ヶ所に形成し、且つ閉塞片(26)を第2中栓本体(21)の対称となる2ヶ所に形成した請求項1又は2記載の揮散容器。
- オーバーキャップ(40)と連結中栓(30)とが対向する部分に、前記オーバーキャップ(40)の回転を規制するロック機構を設けた請求項1乃至3のいずれか一項に記載の揮散容器。
- スリーブ(12)内に、揮散剤を吸い上げて揮散する吸上げ芯(50)を設けた請求項1乃至4のいずれか一項に記載の揮散容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014176389A JP6308392B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 揮散容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014176389A JP6308392B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 揮散容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016050013A JP2016050013A (ja) | 2016-04-11 |
JP6308392B2 true JP6308392B2 (ja) | 2018-04-11 |
Family
ID=55657822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014176389A Active JP6308392B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 揮散容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6308392B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640687Y2 (ja) * | 1977-04-13 | 1981-09-22 | ||
JPH0310779Y2 (ja) * | 1986-06-19 | 1991-03-18 | ||
JP5119211B2 (ja) * | 2009-06-30 | 2013-01-16 | 株式会社吉野工業所 | 揮発性液体揮散装置 |
-
2014
- 2014-08-29 JP JP2014176389A patent/JP6308392B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016050013A (ja) | 2016-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4882464B2 (ja) | 液体芳香剤用容器 | |
JP5432090B2 (ja) | 揮散装置 | |
JP6170759B2 (ja) | 薬剤揮散器 | |
WO2015080036A1 (ja) | 中栓及び揮散装置 | |
JP6308392B2 (ja) | 揮散容器 | |
JP6358465B2 (ja) | 揮散容器 | |
JP5119211B2 (ja) | 揮発性液体揮散装置 | |
WO2021204081A1 (zh) | 香薰液容器 | |
JP6311929B2 (ja) | 揮散容器 | |
JP6134594B2 (ja) | 揮散容器 | |
JP2007062819A (ja) | 揮散用容器 | |
JP5798479B2 (ja) | 芳香容器 | |
JP5925629B2 (ja) | 注出キャップ及びそれを有する容器 | |
JP2589749Y2 (ja) | 芳香剤容器用中栓 | |
JP5681058B2 (ja) | 揮散容器 | |
JP2017154747A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5964659B2 (ja) | 揮散用容器 | |
KR200450084Y1 (ko) | 농약 병 따는 장치 | |
CN115943108A (zh) | 香薰液容器 | |
JP2013078533A (ja) | 揮散器 | |
JPH09118356A (ja) | 液体容器 | |
JPS5823287Y2 (ja) | 液体用芳香剤容器 | |
KR101986899B1 (ko) | 음료용기용 뚜껑 | |
JP2020179904A (ja) | 揮散用容器 | |
KR20180058761A (ko) | 주사기를 포함하는 분배 조립체 및 바늘 보호 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6308392 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |