JPH0657380B2 - 退避型工具計測装置 - Google Patents

退避型工具計測装置

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JPH0657380B2 JP19489088A JP19489088A JPH0657380B2 JP H0657380 B2 JPH0657380 B2 JP H0657380B2 JP 19489088 A JP19489088 A JP 19489088A JP 19489088 A JP19489088 A JP 19489088A JP H0657380 B2 JPH0657380 B2 JP H0657380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作機械の主軸に装着された工具の破損や摩
耗等を自動で検知する装置に関し、特に加工中は退避可
能とした工具計測装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、マシニングセンタ等において使用されるドリ
ルやタップ等の工具破損や摩耗を自動的に検知する装置
としては、同一出願人が「工作機械の工具寸法自動計測
装置・実願昭62−58858」として出願した、第9
図に示すようなベッド171上に設けられた工具自動計
測装置170が知られている。この装置によれば工具T
1側面をL字アーム172の検出部172aに接触させ
て工具径を測定し、別の検出部172bには工具T2の
先端を接触させ工具長を測定させている。両方の検出部
172a,172bで検出された測定値は、それぞれ検
知部から接触コード173を経て図略の演算部に取入れ
られて演算され、そして判定されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし従来の工具自動計測装置によれば、ベット上に固
定的に設けられているため工具自動計測装置が切粉やク
ーラントの影響を受け、傷み易く検出不良がおきやすか
った。また、ワークや工具等と干渉する恐れが常に危険
であった。
本発明は、上記事情に鑑みて提案されたもので前記「実
願昭62−58858」を改良したもので、その目的
は、ワーク加工中ワークや工具等と干渉しないように退
避可能とし、しかも切粉やクーラントの影響を受けず加
工能率の向上を図れる退避型工具計測装置を提供するこ
とである。
また、1個のソレノイドバルブでエアシリンダの駆動と
エアブローとを行なえるような空気圧装置を備えた退避
型工具計測装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するために、工作物を取付け
る基台に対し、工具を装着した主軸が相対移動する工作
機械において、前記基台が載置、固定される前記工作機
械の基体に前記工作物の近傍に取付けられ、上方に開口
部を有する空間部が形成された支持部材と、この支持部
材の一方に設けられた支軸に一端部が揺動自在に設けら
れ、前記支持部材側の退避位置に揺動したときには前記
開口部を遮蔽するとともに、前記支持部材から離れる方
向の計測位置に揺動したときには他端部が起き上がる計
測アームと、前記支持部材の略中央の位置と前記計測ア
ームの前記支軸連結位置より所定量前記他端側に離隔し
た位置との間に両端を連結され、伸縮動作によって前記
計測アームを前記退避位置と前記計測位置との間で揺動
させるシリンダと、この計測アームの前記他端部側の前
記空間部側に突出し、かつ、回動自在に設けられる軸体
と、この軸体に設けられ少なくとも一箇所が前記工具と
接触する接触面が形成された接触子と、前記計測アーム
に設けられ前記軸体が回動したことを検出するタッチス
イッチとを有し、前記接触面に前記工具が接触して回動
したとき接触信号を出力する計測機構と、前記支持部材
に固定され、前記計測アームが揺動動作する際前記計測
機構と係合し、前記計測アームが前記退避位置側に揺動
したときには前記接触子を前記支持部材の空間部に収納
可能な位置に回動させるとともに、前記計測アームが前
記計測位置側に揺動したとき前記接触子を計測位置に回
動させる案内部が形成された案内部材と、前記計測機構
を常時前記案内部材側に付勢させる付勢部材とからなる
ことを特徴とする退避型工具計測装置とした。
また、前記計測アームに揺動させる前記シリンダに空気
圧を供給する空気圧回路内のうち、前記計測アームを前
記退避位置側に揺動させる回路側に前記計測機構を清掃
するエアブロー回路を接続したことを特徴とする退避型
工具計測装置としたものである。
〔作用〕
非計測時には計測アームが支持部材の空間部内に収納さ
れ、その周壁によって空間部が遮蔽されている計測アー
ムが、工具計測時に駆動機構によって揺動され計測位置
まで起上る。
その後、工具を取付けた主軸ヘッドのX,Y,Z方向の
移動によって、工具を計測機構の接触子に突当てて計測
を行なう。
また、計測アーム内に設けられた計測機構は、計測アー
ムが揺動して計測位置まで移動する前に、エアブロー管
路から供給されるエアによって、接触子に付着するゴミ
等を吹飛ばし清掃される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて更に詳細に説
明する。
まず、第5図および第6図において本発明の退避型工具
計測装置と、主軸,パレット等との位置関係を説明す
る。
第5図は、マシニングセンタ等工作機械のほぼ中央部の
一部を示し、第6図は第5図のIII矢視図を示す。退避
型工具計測装置1は、X軸(主軸軸線を横切る水平)方
向移動可能でしかも割出し可能なテーブル100の下方
にあるサドル101に取付けられる。しかも、退避型工
具計測装置1の長手方向がX軸方向と平行になるように
取付けられる。また、退避型工具計測装置1の近傍に
は、Y軸(主軸軸線を横切る垂直)方向移動可能な主軸
頭102があり、この主軸頭102は、図略のベッド上
に設けられZ軸(主軸軸線と平行)方向移動可能なコラ
ムに設けられている。そして、この主軸頭102には主
軸103が設けられていて、更にこの主軸103には、
パレットPに取付けられた各種のワークWを加工する工
具T1又はT2がそれぞれ使用目的に応じて取付けられてい
る。
概略以上のような構成において、工具T1又はT2等でパレ
ットP上にワークWを加工する。そして、加工に使用し
た工具T1又はT2の工具長あるいは工具径を退避型工具計
測装置1によって計測するものである。
次に、第1図ないし第4図に基づいて退避型工具計測装
置(以下、計測装置と呼ぶ。)の説明をする。
計測装置1は、工作機械のサドル101に水平状態で固
定される支持部材であるフレーム2と、通常時はこのフ
レーム2に被さっているが、工具計測時には一定の高さ
にまで起上る計測アーム3と、この計測アーム3をフレ
ーム2に対して揺動自在に揺動させる駆動源(シリン
ダ)4、計測アーム3の一部に設けられている計測機構
5等から構成されている。
フレーム2の下部には底板10が取付けてあり、この底
板10と一体化したフレーム2は細長い箱状に形成され
ている。そして、このフレーム2は工作機械の基体であ
るサドル101の一部にボルト11によって水平状態で
取付けられている。
前記フレーム2の空間部には、駆動源であるシリンダ4
が設けられる。このシリンダ4の取付けは、取付部40
がフレーム2の突出部2aに取付ピン41で回動自在に
取付けられている。なお42は取付ピン41は抜止め用
ビスである。
シリンダ先端のロッド43にはジョイント44がねじこ
まれていて、更に、このジョイント44は計測アーム3
の突出部3aに取付けピン45で止められている。取付
けピン45はロッド43の軸線に直交して、しかもジョ
イント44を貫通して計測アーム3に嵌入されている。
なお46は取付けピン45の抜止め用ビスである。
シリンダ4を取付けてある前後のピン41および取付け
ピン45の高さ方向の位置関係について側面図(第1
図)に基づいて述べると、取付け部40側の取付けピン
41とシャフト26を結ぶ線より取付けピン45の方が
起上る方向にわずかに高い位置にくるように取付けられ
ている。つまり、シリンダ4はロッド43側を持上げた
形の傾斜状態に設置されていることになる。これは、ロ
ッド43側の取付けピン45を介してジョイント44と
連結された計測アーム3がロッド43の前進によってス
ムーズに起上がれるようにしたためである。
第2図に示すように、前記サドル101に取付けられた
フレーム2の反サドル側端部には、フレーム2の内側に
向けて水平状態に形成された突出部2bがある。そし
て、この突出部2b内には段付貫通孔20が明けられて
いる。更に、この段付貫通孔20内にはカラー21によ
って位置決めされた軸受22,23が嵌入されている。
24は軸受22,23およびカラー21を固定するため
のカバーであって、ボルト25によってフレーム2に取
付けられる。
前記軸受22,23内には段付きに形成されたシャフト
26が軸受22,23を貫通して挿入されている。一
方、細長い箱状に形成された計測アーム3が、前記フレ
ーム2に覆いかぶさるように設けられている。この計測
アーム3は、前記したシャフト26によって一側面から
対向する側面まで貫通され、その上、ナット27で固定
されてフレーム2と回動自在に連結されている。したが
って、シリンダ4を駆動させロッド43を前進させる
と、ジョイント44,取付けピン45を介して計測アー
ム3が揺動し、計測アーム3は、第1図において2点鎖
線で示すようにシャフト26を支点として一定角度“θ
゜”だけ起上ることになる。そして、計測アーム3がこ
の“θ゜”起上った位置が工具の計測可能位置である。
次に、計測機構を説明する。
計測機構5は、計測アーム3の一端(サドル101側)
に設けられ、しかも計測アーム3とフレーム2との空間
部に納まるように形成されている。この計測機構5は、
計測用の工具が押当てられる接触子50と、タッチスイ
ッチ62と接触あるいは離れる検知レバー51、および
タッチスイッチ62等を主要素として構成されている。
そして、この計測機構5は、箱状の計測アーム3が第1
図の実線で表される水平位置(通常時)から、前記シリ
ンダ4の作動によって、シャフト26を支点にして揺動
し、“θ゜”起上った時(計測時)、接触子50と検知
レバー51とが水平状態を保ち計測中心軸線“a”が垂
直状態にあるように設けられる。
計測アーム3の先端側は、フレーム2の空間部に向けて
形成された厚肉部3b(第1図)となっていて、この肉
厚部3bに段付貫通孔30が明けられている。更に段付
貫通孔30には軸受54が嵌入されていて、この軸受5
4によって接触子50と一体的に形成された軸体である
下軸50dおよび上軸50cが回動可能に支持されてい
る。
一方、計測アーム3の先端に被せられるカバー31に
も、内側から、計測アーム3に明けられている段付け貫
通孔30と同径の孔32が明けられている。そして、計
測アーム3側と同様に、接触子50と一体的に形成され
た上軸50cを回動可能に支持する軸受55が孔32に
嵌入され、カラー56で軸受54,55の与圧を調整
し、計測アーム3とカバー31がボルトより固定され
る。
接触子50の下軸50dの下端は2面削ぎのキー部が削
設されており、検知レバー51に削設したキーミゾ部に
係合すると共に、接触子50を貫通する連結ボルト57
で検知レバー51のネジ部に螺合され一体的に連結され
る。
第2図および第3図に示すように、検知レバー51と計
測アーム3の肉厚部3aとの間の検知レバー51外周に
は、ねじりばね59が巻付けられている。このねばりば
ね59は、それぞれの端部を固定側のばね掛けピン60
および遊動側のばね掛けピン61に止められていて、検
知レバー51を常にタッチスイッチ62に押付ける働き
をしている。このため、計測アーム3が計測のため揺動
して起上ったときは検知レバー51はフレーム2に植立
したガイド6の傾斜面に案内され、ねじりばね59の付
勢力によって回動し、計測アーム3内から外側へ突出し
て計測位置に達する。タッチスイッチ62はフレーム2
の枠の一部に取付けられていて、コード63を介して図
略の演算部に通じている。
すでに説明したように、計測装置1は非計測時(退避位
置にある時)に加工エリアから退避していなければなら
ない。そのために、計測アーム3が下がってフレーム2
の空間部を覆うような構成になっている。もちろん、計
測時に計測アーム3の外側に飛出している接触子50も
計測アーム3内に引込める必要がある。次に、この接触
子50を計測アーム3内に引込める案内機構について説
明する。
第1図ないし第4図に示されるガイド6が案内機構とな
る。このガイド6は、タッチスイッチ62の近傍に、フ
レーム2の底から立上った状態でボルト65によって取
付けられている。そして、ガイド6の上の部分は検知レ
バー51側に傾斜する傾斜面6aとなっている。フレー
ム2に取付けられたこのガイド6と、計測アーム3に取
付けられた検知レバー51とは、計測アーム3が下がっ
てきた時接触するように構成されている。検知レバー5
1とガイド6とが接触し、更に検知レバー51が下げら
れるとガイド6の傾斜面6aに、検知レバー51の陵線
“C”が倣いながら向きを変える。つまり、第3図に示
されるように、検知レバー51と接触子50とは実線で
表わされる計測時の状態から、図中2点鎖線の状態まで
ねじられて移動し、計測アーム3が完全に下降した時点
で接触子50も完全に計測アーム3内に納まるようにな
っている。
次に、空気圧装置について説明する。
空気圧装置7は、第6図,第7図に示されるようにサド
ル内に設けられる。この空気圧装置7に空圧源から一
定圧の空気圧が送られ、更に、空気圧装置7に設けられ
た方向切換弁により計測装置1側へと空気圧が供給さ
れ、計測時に計測装置1の計測アーム3をパレット上面
より上方の計測可能位置“B”まで押上げることにな
る。
第7図は、空気圧装置7の回路図を示す。本発明の実施
例においては、エアシリンダの回路70に、計算機構5
内の接触子50のエアブロー管路71を連結させたこと
が特徴である。同図において、接触子50のエアブロー
管路71はシリンダ4の一方のシリンダ室Mの回路内に
連結されている。そこで、方向切換弁のソレノイド72
bを励磁させると、空圧源からの空気圧がシリンダ4
の一方のシリンダ室Mに供給される。そして、この空気
圧はシリンダ4に供給されると共に接触子50のエアブ
ロー管路71にも送られ、接触子50をエアブローする
ことになる。
以上のような構成である本実施例の動作を第8図のフロ
ーチャート図に基づいて説明する。
工具計測が始まると(第段)、第段で主軸103を
Z軸の機械原点まで後退させる。
次に、第段でテーブル100を正規な状態から45゜
割出す。これは、計測装置1の計測アーム3,計測機構
5等が起上ってきたときに、テーブル100と干渉しな
いようにするためである。
第段で、主軸103に取付けられた工具TをX,Y軸
方向に移動し、所定の位置、つまり計測位置に持ってく
る。
第段で、計測アーム3の退避位置において接触子50
のエアブローを行なう。すなわち、計測アーム3を下降
させフレーム2に被せた状態、つまり計測装置1を退避
させた状態で、ソレノイド72bを励磁させるので、シ
リンダ4の一方のシリンダ室M側にエアが供給され、シ
リンダ4のロッド43は伸長方向に動作せずエアブロー
のみ動作することになる。
接触子50のエアブローが終了したら、第段としてす
ぐにソレノイド72aを励磁させ、計測アーム3を上昇
させる。すなわち、ソレノイド72aを励磁させると、
シリンダ4に空気圧が供給され、シリンダ4の他方のシ
リンダ室E側にエアが供給され、ロッド43を前進させ
ることになる。ロッド43が前進すると、シャフト26
を支点にして計測アーム3が一定角度“θ゜”起上る。
この計測アーム3が起上る際に、計測機構5の検知レバ
ー51が、ガイド6からの拘束を開放されて、この検知
レバー51と連結されている接触子50が計測アーム3
側面から飛出して計測可能となる。
工具計測が可能となったら、第段で実際に計測を行な
う。工具長の測定の場合、工具T1の先端を第1計測位置
50aに押付ける方向に移動させる。この押付けによっ
て、接触子50がねじりばね59に対抗して時計回りの
方向に動く(第3図で矢印S方向)。そして、この接触
子50と一体的に連結されている検知レバー51も同方
向に動くため、検知レバー51がタッチスイッチ62か
ら離れスイッチOFFの状態となる。この信号出力位置
の工具軸線方向移動位置を図示しない現在位置カウンタ
より読み取る。このカウンタ値より図示しない演算装置
で工具長を計算する。(これは逆の状態、すなわちスイ
ッチONとなるようにしても良い。) 工具径を計測して工具の摩耗等を検知する場合には、工
具を接触子50の第2計測位置50bに押付けて前記同
様検知レバー51をタッチスイッチ62から離してスイ
ッチOFFの状態にすれば良い。工具長,工具径測定の
両場合とも、あらかじめ機械原点から第1計測位置50
aおよび第2計測位置50bまでの距離を、それぞれ図
略の計測演算部に移動量として記憶させておき、計測の
度に表示される計測値と比較して工具破損や摩耗等を検
知している。
次に、第段で計測アーム3を退避させる。ソレノイド
72bを励磁させてエアが一方のシリンダ室Mに供給さ
れ、ピストン73を軸方向に移動させ、このことはロッ
ド43を後退させることになる。そして、第段で説明
した動作と逆の動作によって計測アーム3が下降する。
この計測アーム3の下降につれて、計測機構5の接触子
50もガイド6に案内されて退避状態、すなわち計測ア
ーム3内に収納された状態となる。
第段で、テーブル100を45゜旋回して計測前の元
の位置に戻し、計測終了(段)となる。
このように本実施例によれば、検知装置全体が加工時は
計測アームに遮蔽された状態でパレット位置より下方に
退避しているため、計測装置が工具やワーク等と干渉す
るおそれがなく、加工能率が向上すると共に、切粉やク
ーラント等から保護され、傷つくこともなく寿命が長く
なると言う効果を期待できる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のような構成されているので、次に示すよ
うな効果を生ずる。
計測装置がワークの加工時には退避可能となっており、
工具やワーク等に干渉するおそれがないので加工能率の
向上が期待できる。
また、計測装置はコンパクトに構成されており、既在の
工作機械の限られたスペースを利用して設置できると共
に、必要に応じていつでも取付けることができる。
また、この計測装置は、テーブル固定式で主軸ヘッドが
テーブルに向って水平方向で移動するタイプの工作機械
にも適用できる。
更に、計測装置は全体を計測アームで遮蔽されているの
で、切粉やクーラント等から保護され、寿命の長い退避
型工具計測装置を提供することが可能となった。
また、計測機構は、この計測機構が計測位置まで上昇す
る前にエアブローで常に清掃されているので、正確な計
測が可能となる。
また、空気圧装置についても一個のソレノイドバルブ
で、エアシリンダの駆動と計測機構のエアブローを行な
えるようにしたので、経済的にも有利である。
そして、計測機構のエアブローを行なう時に、シリンダ
内の背圧も高めてあるため、計測アームを揺動させる時
急激な跳上がりを防止できるので安全性にも優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の一実施例をそれぞれ示
し、第1図は退避型工具計測装置の一部断面側面図、第
2図は第1図におけるII−II線断面図、第3図は第1図
におけるI−I線断面図、第4図はガイド機構を表わし
第2図におけるIV−IV線矢視図、第5図は退避型工具計
測装置の位置関係図、第6図は同じく退避型工具計測装
置の位置関係図で第5図におけるIII矢視図、第7図は
空気圧装置の空圧系統図、第8図は工具計測動作のフロ
ーチャート図、第9図は従来例を表わす図である。 図面において、 1……退避型工具計測装置、 2……フレーム、3……計測アーム、 4……シリンダ(駆動源)、 5……計測機構、6……ガイド(案内機構)、 7……空気圧装置、50……接触子、 51……検知レバー、62……タッチスイッチ、 70……エアシリンダ回路、 71……エアブロー回路、 72……ソレノイドバルブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作物を取付ける基台に対し、工具を装着
    した主軸が相対移動する工作機械において、 前記基台が載置、固定される前記工作機械の基体に前記
    工作物の近傍に取付けられ、上方の開口部を有する空間
    部が形成された支持部材と、 この支持部材の一方に設けられた支軸に一端部が揺動自
    在に設けられ、前記支持部材側の退避位置に揺動したと
    きには前記開口部を遮蔽するとともに、前記支持部材か
    ら離れる方向の計測位置に揺動したときには他端部が起
    き上がる計測アームと、 前記支持部材の略中央の位置と前記計測アームの前記支
    軸連結位置より所定量前記他端側に離隔した位置との間
    に両端を連結され、伸縮動作によって前記計測アームを
    前記退避位置と前記計測位置との間で揺動させるシリン
    ダと、 この計測アームの前記他端部側の前記空間部側に突出
    し、かつ、回動自在に設けられる軸体と、この軸体に設
    けられ少なくとも一箇所が前記工具と接触する接触面が
    形成された接触子と、前記計測アームに設けられ前記軸
    体が回動したことを検出するタッチスイッチとを有し、
    前記接触面に前記工具が接触して回動したとき接触信号
    を出力する計測機構と、 前記支持部材に固定され、前記計測アームが揺動動作す
    る際前記計測機構と係合し、前記計測アームが前記退避
    位置側に揺動したときには前記接触子を前記支持部材の
    空間部に収納可能な位置に回動させるとともに、前記計
    測アームが前記計測位置側に揺動したとき前記接触子を
    計測位置に回動させる案内部が形成された案内部材と、 前記計測機構を常時前記案内部材側に付勢させる付勢部
    材とからなることを特徴とする退避型工具計測装置。
  2. 【請求項2】前記計測アームに揺動させる前記シリンダ
    に空気圧を供給する空気圧回路内のうち、前記計測アー
    ムを前記退避位置側に揺動させる回路側に前記計測機構
    を清掃するエアブロー回路を接続したことを特徴とする
    請求項第1項記載の退避型工具計測装置。
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