JPH05104410A - 工具折損検出装置 - Google Patents

工具折損検出装置

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Publication number
JPH05104410A
JPH05104410A JP29830291A JP29830291A JPH05104410A JP H05104410 A JPH05104410 A JP H05104410A JP 29830291 A JP29830291 A JP 29830291A JP 29830291 A JP29830291 A JP 29830291A JP H05104410 A JPH05104410 A JP H05104410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
sensor
axis
axis direction
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP29830291A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Natsume
寿夫 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
Priority to JP29830291A priority Critical patent/JPH05104410A/ja
Publication of JPH05104410A publication Critical patent/JPH05104410A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具長と工具径を同一センサで検出できる構
造が簡単かつ小型で切粉の堆積しにくい構造の工具折損
検出装置を提供する。 【構成】 横形マシニングセンタのテーブル1端上に水
平面内において90°旋回可能なアーム14の先端に、
Z軸方向主軸側向きのA位置とX軸方向テーブル中心側
向きのB位置とを向くようにセンサ15を取付け、A位
置に割出されたセンサで主軸装着工具TAの工具長を検
出し、B位置に割出されたセンサで工具TBの工具径を
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマシニングセンタ等工作
機械の主軸装着工具の折損又は及び摩耗等を機上にて検
出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来マシニングセンタ等の工作機械は、
主軸に装着する工具の折損又は及び摩耗等を検出するタ
ッチセンサをテーブル上に設置したものが多い。このタ
ッチセンサ103は、図6,図7に示すように、パレッ
ト101上の工作物と干渉しないようにテーブル102
端の傾斜面102a上に設けた工具折損検出装置に取付
けられている。しかしタッチセンサは必ず加工領域内に
設置する必要があるため、加工時に工具と干渉する恐れ
があり、検出装置は仮想線にて示すように必要時以外は
下方に退避させる流体圧シリンダ機構からなる退避機構
を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた工
具の折損検出装置は、工具長のみ検出するためのもので
あって、工具長,工具径の両方を検出することができ
ず、そのうえ垂直移動のためのリニアガイドや流体圧シ
リンダ等複雑な退避機構を有しているため大型で、テー
ブルの傾斜面を滑り落ちる切粉を塞ぎ止め、切粉が堆積
しやすいという問題点を有している。本発明は従来の技
術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的すとるところは、同一センサで工具長と工
具径の両方の検出ができ、小型で切粉を塞ぎ止めて堆積
させることが少なく、更にセンサが常に加工領域から外
れる手前のぎりぎりの位置あって、保護用のセンサバリ
アが加工領域を狭めることが少ない工具の折損検出装置
を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明における工具折損検出装置は、マシニングセンタ
等工作機械の主軸装着工具の折損及び又は摩耗等を機上
にて検出する装置において、テーブル上にY軸方向又は
X軸方向向きで90°旋回可能な旋回軸を設け、該旋回
軸を90°旋回する手段を設け、前記旋回軸端に直角に
設けたアームの先端直角に前記90°の旋回でZ軸方向
主軸側とX軸方向又はY軸方向テーブル中心側とを向く
ようにセンサを設けてなり、同一センサで工具長と工具
径を検出できるようにしたものである。
【0005】
【作用】工具長を検出する場合は、センサをZ軸方向主
軸側向きに割出し、工具先端がセンサに当接したときの
タッチ信号でZ軸位置決めして、記憶されている基準Z
軸座標値と比較して折損及び又は摩耗の検出を行う。ま
た工具径を検出する場合は、センサをX軸方向又はY軸
方向テーブル中心側向きに割出し、工具の外周がセンサ
に当接したときのタッチ信号でX軸又はY軸位置決めし
て記憶されている基準X軸座標値又はY軸座標値と比較
して折損及び又は摩耗の検出を行う。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図4を参照して説明す
る。横形マシニングセンタにおいて、Z軸方向に移動位
置決め可能な図示しないサドル上にテーブル1がX軸方
向に移動位置決め可能に設けられており、テーブル1上
にパレット2が着脱可能に載置されている。主軸3は図
示しないコラムにY軸方向移動位置決め可能に設けられ
た図示しない主軸頭に回転可能に支持されており、主軸
3に工具TA又はTBが着脱可能に装着されている。テ
ーブル1のX軸方向両側には傾斜面1aが形成されてお
り、一方の傾斜面1a上の主軸側位置に支柱4Aが立設
されている。支柱4の上端には軸受ハウジング4Bが軸
心を垂直方向にして一体に形成されており、この軸受ハ
ヴジング4Bに複数の軸受5により旋回軸6が回転可能
に支持されている。そして軸受ハウジング4Bの上蓋7
上には旋回軸6の回転角を90°に規制するストッパボ
ルト8A,8Bが取付けられており、下蓋9に電磁弁1
0の切換えにより90°旋回する流体圧駆動の揺動モー
タ11が旋回軸6と同心に取付けられている。
【0007】そして揺動モータの出力軸の一端は、キー
を介して旋回軸6と連結され、他端にドッグ12が取付
けられており、旋回位置検出用リミットスイッチLS
1,LS2が取付金具13を介して揺動モータに固着さ
れている。一方旋回軸6の上端にはアーム14が直角に
固着されており、アーム14の先端に直角かつ水平にセ
ンサ15がZ軸方向主軸側AとX軸方向テーブル中心側
Bとを向くように固着されている。このセンサ及び90
°旋回機構は、図3,図4に示すように切粉カバー16
により覆われており、NC装置内には作業中工具との干
渉を保護するためのセンサバリアが設定されている。
【0008】続いて本実施例の作用について説明する。
工具TAの長手方向の折損又は摩耗を検出する場合に
は、揺動モータ11によりアーム14をA1方向に旋回
させて、センサ15をZ軸方向主軸側向きのA位置に割
出し、図示しない主軸頭のY軸移動とテーブル1のX軸
移動で、主軸3をセンサ14と同心に位置決めしたの
ち、図示しないサドルのZ軸方向前側への移動で工具T
Aの先端がセンサ15に当接し、タッチ信号が出力され
てZ軸位置決めが行われる。そしてこのときのX軸座標
値が読み取られて、記憶する基準X軸座標値と比較され
工具長の折損又は摩耗が検出される。
【0009】次に工具TBの径方向の折損又は摩耗を検
出する場合には、アーム14をB1方向に旋回させて、
センサ15をX軸方向右側向きのB位置に割出し、主軸
頭のY軸移動で工具TBをセンサ15と同一平面上に位
置決めしたのち、テーブル1のX軸方向右側移動で工具
TBをセンサ15に当接し、タッチ信号によりX軸位置
決めする。そしてこのときのX軸座標値と記憶する基準
座標値とを比較して工具径の折損又は摩耗を検出する。
【0010】尚、工具長の折損検出のみで、工具径の検
出不要の場合は、図5に示すようにセンサ15をA位置
とX軸方向左側向きのC位置とに旋回できるようにし、
このC位置でセンサの後端が加工領域から完全に離れる
ように退避させるようにすることもでき、この場合には
センサバリアの設定は不要となる。また本実施例は横形
マシニングセンタにおける工具折損検出装置の一実施例
について説明したが、たて形マシニングセンタの場合に
は旋回軸を水平に設定することで対応可能なことは勿論
である。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。例えば横形マシニング
センタのテーブル端上に主軸軸心と直角なY軸方向を向
く旋回軸を90°旋回可能に設け、この旋回軸に直角に
固着のアームの先端に、90°の旋回でZ軸方向主軸側
とX軸方向テーブル中心側とを向くようにセンサを取付
けたので、一個のセンサで工具長と工具径の両方の検出
が可能となる。また構造が簡素で装置が小型になりセン
サが常に加工領域ぎりぎりの線上近くに位置するように
したので、加工領域を狭めることの少ないセンサバリア
の設定が可能となるとともに切粉の堆積を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の工具折損検出装置の上視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】横形マシニングセンタの工具折損検出装置の上
視図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】他の実施例の工具折損検出装置の上視図であ
る。
【図6】従来の技術の工具折損検出装置を取付けた横形
マシニングセンタの要部の上視図である。
【図7】図6の側面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 3 主
軸 4A 支柱 4B
軸受ハウジング 6 旋回軸 8A,
8B ストッパボルト 14 アーム 15
センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシニングセンタ等工作機械の主軸装着
    工具の折損及び又は摩耗等を機上にて検出する装置にお
    いて、テーブル上の端部にY軸方向又はX軸方向向きで
    90°旋回可能な旋回軸を設け、該旋回軸を90°旋回
    する手段を設け、前記旋回軸端に直角に設けたアームの
    先端直角に前記90°の旋回でZ軸方向主軸側とX軸方
    向又はY軸方向テーブル中心側とを向くようにセンサを
    設けてなり、同一センサで工具長と工具径を検出できる
    ようにしたことを特徴とする工具折損検出装置。
JP29830291A 1991-10-16 1991-10-16 工具折損検出装置 Pending JPH05104410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29830291A JPH05104410A (ja) 1991-10-16 1991-10-16 工具折損検出装置

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JP29830291A JPH05104410A (ja) 1991-10-16 1991-10-16 工具折損検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05104410A true JPH05104410A (ja) 1993-04-27

Family

ID=17857891

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29830291A Pending JPH05104410A (ja) 1991-10-16 1991-10-16 工具折損検出装置

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JP (1) JPH05104410A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013006251A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Disco Corp 工具位置検出装置及び工具位置検出装置を備えた加工装置
JP2018079551A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 Dmg森精機株式会社 工具欠損検出装置及びこれを備えた工作機械

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JP2013006251A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Disco Corp 工具位置検出装置及び工具位置検出装置を備えた加工装置
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