JPH0656985A - ポリカーボネート類を開裂させてビスフエノール類とジアリールカーボネート類を生じさせる方法 - Google Patents

ポリカーボネート類を開裂させてビスフエノール類とジアリールカーボネート類を生じさせる方法

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JPH0656985A
JPH0656985A JP5169772A JP16977293A JPH0656985A JP H0656985 A JPH0656985 A JP H0656985A JP 5169772 A JP5169772 A JP 5169772A JP 16977293 A JP16977293 A JP 16977293A JP H0656985 A JPH0656985 A JP H0656985A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒の存在下でフェノール類とのエステル交
換を行うことでポリカーボネート類を開裂させてビスフ
ェノール類とジアリールカーボネート類を生じさせる方
法。 【構成】 この方法は、エステル交換生成物からビスフ
ェノール類を単離し、そしてフェノール類とジアリール
カーボネート類を含んでいる残存する混合物にフラッシ
ュ蒸留を受けさせる。これらのフェノール類とジアリー
ルカーボネート類を蒸留で取り出して分離し、そしてこ
のジアリールカーボネート類を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、ポリカーボネート類に関する
ものであり、特にポリカーボネート類をフェノール類と
反応させてビスフェノール類とジアリールカーボネート
類を生じさせる触媒方法に関する。
【0002】
【発明の要約】本発明は、触媒の存在下でフェノール類
とのエステル交換を行うことでポリカーボネート類を開
裂させてビスフェノール類とジアリールカーボネート類
を生じさせる方法を提供するものである。この方法は、
エステル交換生成物からビスフェノール類を単離し、そ
して残存する混合物にフラッシュ蒸留を受けさせること
でフェノール類とジアリールカーボネート類を蒸留で取
り出して分離し、そしてこのジアリールカーボネート類
を回収する、ことで特徴づけられる。
【0003】
【発明の背景】フェノール類を用いてポリカーボネート
類を開裂させることは公知である。従って、DDR-PS 45,
600には、塩基性触媒存在下でビスフェノールAのポリ
カーボネート類とフェノールとを反応させ、この混合物
を苛性ナトリウム希釈溶液で処理することに従う方法が
開示されており、ここでは、ジフェニルカーボネートが
不溶化合物として沈澱し、そして酸を用いて、該苛性ナ
トリウム溶液からフェノール系化合物を沈澱させた後、
最終的にこれらをフェノールとビスフェノールAに分離
している。この方法は高価であると共に、非常に多量の
苛性ナトリウム溶液と酸類(各々1モルのフェノール系
OH当たり1モル)、水および溶媒を必要とする工程を
伴っている。これはまた、多大な反応体積を必要とし、
従って大きな装置が必要であると共に、不均衡な程多量
の塩含有およびフェノール含有排水を生じる。従って、
この方法を工業的に利用することは不可能である。この
方法を再調査することにより、これらの反応生成物も分
離することはこのように不可能であり、例えば、このジ
フェニルカーボネート画分は強塩基性を示すままであ
り、そして更にオリゴカーボネート残渣を含んでいるこ
とが確認された。
【0004】ポリカーボネートとフェノールとの反応生
成物から、最初に該ビスフェノールを分離した後、フラ
ッシュ蒸留を用いて、この残存する混合物からフェノー
ルとジアリールカーボネートを蒸留で取り出した後、こ
れらを分別で回収すると、上述した欠点を回避すること
が可能であることをここに見い出した。
【0005】驚くべきことに、この方法は、エステル交
換でポリカーボネート類をモノマー類に高収率で分解
し、後者を分離そして精製した後、これらを再び高分子
量のプラスチックに変換するに適した、簡潔かつ有効な
方法である。
【0006】本発明の意味の範囲内のポリカーボネート
類は、一般に、工業で用いられている芳香族ジヒドロキ
シ化合物および工業で用いられ得る芳香族ジヒドロキシ
化合物を基とするものである。
【0007】芳香族ジヒドロキシ化合物は、例えばジヒ
ドロキシベンゼン類、ジヒドロキシビフェニル、ジヒド
ロキシジフェニルエーテル、ジヒドロキシジフェニルス
ルフィド、ジヒドロキシジフェニルスルホン、ジヒドロ
キシジフェニルメタン(ビスフェノールF)、ジヒドロ
キシジフェニルエタン、ジヒドロキシジフェニルプロパ
ン(ビスフェノールA)、ジヒドロキシジフェニルシク
ロヘキサン(ビスフェノールZ)、3,3,5−トリメ
チル−1,1−(ジヒドロキシジフェニル)シクロヘキ
サン、α,α’−(ジヒドロキシフェニル)ジイソプロ
ピルベンゼン類、ジヒドロキシベンゾフェノン、或はこ
れらの芳香族ジヒドロキシ化合物の混合物であり、好適
にはビスフェノールA、ビスフェノールZ、ジヒドロキ
シジフェニルメタン、および3,3,5−トリメチル−
1,1−(ジヒドロキシジフェニル)シクロヘキサンで
あり、ビスフェノールAが特に好適である。
【0008】本発明に従って開裂させるポリカーボネー
ト類は文献から公知である(例えば専攻論文である「H.
Schnell、 ポリカーボネート類の化学および物理(Chem
istry and Physics of Polycarbonates)、 Interscienc
e Publishers、 New York、 1964」参照)。
【0009】開裂させるポリカーボネート類は、5,0
00から200,000の分子量Mw(重量平均、例え
ばゲル浸透クロマトグラフィーで測定)を有していても
よく、好適には10,000から80,000である。
この分子量はまた、25℃および0.5重量%濃度でC
2Cl2中の相対粘度を測定することによる公知方法で
も測定され得る。開裂させるべき好適なポリカーボネー
ト類は、好適には以下に挙げるジフェノール類の少なく
とも1種から製造される芳香族の熱可塑性ポリカーボネ
ート類である。これらは4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(ビスフェノールA)、2,4−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、α,α’−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベ
ンゼン、2,2−ビス−(3−クロロ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンおよび1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサンである。
【0010】本発明に従って開裂させるポリカーボネー
ト類はまた、三官能化合物として3個以上を組み込むこ
とによる通常の方法で分枝させられていてもよい。これ
らを、任意に該ビスフェノール類と一緒に単離した後、
任意に分離する。
【0011】該エステル交換で得られる開裂混合物から
該ビスフェノール類を、本質的に結晶化で取り出す。こ
れは、冷却することで該ビスフェノール類を結晶化させ
た後、フィルター、吸引濾過器、沈降装置、デカンタ
ー、遠心分離機、および上記目的に関して技術者に知ら
れている他の装置を用いて上記を行うことができる。
【0012】適切な溶媒またはそれらの混合物を用いる
ことで、該開裂混合物から該ビスフェノール類を析出さ
せることも可能である。
【0013】適切な溶媒は、脂肪族および芳香族の炭化
水素およびそれらのハロゲン化合物である。下記が例と
して挙げられる:ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、
イソノナン、ベンゼン、トルエン、o−、m−およびp
−キシレン、クメン、シメン、ジイソプロピルベンゼ
ン、t−ブチルベンゼン、t−ブチルトルエン、シクロ
ヘキサン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサ
ン、ジメチルシクロヘキサン、塩化メチレン、クロロホ
ルム、クロロベンゼン、クロロトルエン、ジクロロベン
ゼン、クロロクメンおよびクロロキシレン。これらの溶
媒を、任意にまた、最初からそのエステル交換混合物に
添加することも可能である。
【0014】自然と、更に一層の段階、例えば再結晶ま
たは介在不純物および着色不純物の吸収除去によって、
該ビスフェノール類を精製することも可能である。
【0015】本発明の方法で該ポリカーボネート類から
放出されるモノフェノール系連鎖停止剤を、蒸留によ
り、相当するカーボネート類として回収する。
【0016】この反応に従う方法に適切なフェノール類
は、特に低沸点のフェノール類、例えばフェノールそれ
自身、クレゾール類、クロロフェノール類、キシレノー
ル類、イソプロピルフェノール類およびp−t−ブチル
フェノール、好適にはフェノールおよびクレゾール類、
特に好適にはフェノールである。
【0017】ポリカーボネート(分子量単位として)と
フェノールのモル比は、1:1から1:20、好適には
1:1.5から1:18、特に好適には1:2から1:
12である。
【0018】フェノールの使用はまた下記の利点を有し
ている。
【0019】ビスフェノールAポリカーボネートの開裂
で例えばフェノールを用いる場合、最初に、触媒の存在
下でこのポリカーボネートをフェノールに溶解させる
と、このポリカーボネートの迅速な前分解が始まる。そ
の結果として、部分的に分解したポリカーボネートを含
んでいる低粘度で高濃度の溶液が生じ、これから添加剤
および充填剤を濾過、遠心分離または沈降で容易に除去
することができ、そして吸着方法で着色不純物および染
料を除去することができる。
【0020】更に、よく知られているフェノールとの
1:1付加体の形態の結晶でこのビスフェノールAを得
ることも可能であり、これを公知方法、例えば溶媒を用
いた処理または熱解離でフェノールから遊離させること
ができる。これによってまた、例えば、この方法を任意
の利用できるビスフェノールA製造と一緒にすることも
可能であり、これは、このビスフェノールA付加体を公
知方法で更に精製および処理してビスフェノールAを生
じさせることで行われ得る。
【0021】本発明に従うポリカーボネート開裂で用い
ることが可能な触媒は文献で知られている。(例えば、
DDR特許45,600および46,363、DE-AS 1,155,452およびJA
61/27 203A参照)。適切な触媒は、アルカリ金属、例
えばリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウムおよ
びセシウム、好適にはリチウム、ナトリウムおよびカリ
ウム、特に好適にはナトリウムおよびカリウムの、例え
ば水素化物、酸化物、水酸化物、アルコラート類、アミ
ド類または塩類である。アルカリ金属の塩類は、有機お
よび無機酸類、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息
香酸、ステアリン酸、炭酸、塩酸、HBr、HI、硝
酸、H2SO4、HF、燐酸、ホウ酸、錫酸およびアンチ
モン酸の塩類である。
【0022】好適なアルカリ金属触媒は、アルカリ金属
の酸化物、水酸化物、アルコラート類、酢酸塩、プロピ
オン酸塩、安息香酸塩、炭酸塩および水素炭酸塩であ
り、特に好適なアルカリ金属触媒はアルカリ金属の水酸
化物、アルコラート類、酢酸塩、安息香酸塩および炭酸
塩である。
【0023】これらのアルカリ金属触媒は、開裂させる
ポリカーボネート中のカーボネート単位1モルに対して
0.0001から20モル%、特に0.001から10
モル%、特に好適には0.005から5モル%の量で用
いられる。
【0024】これらのアルカリ金属触媒は、任意に、錯
化物質、例えばクラウンエーテル類、ポリエチレングリ
コール類または二環状窒素含有クリプタンド類(crypta
nds)などとの組み合わせで用いられ得る。
【0025】適切なクラウンエーテルは、例えばジベン
ゾ−18−クラウン−6であり、窒素含有クリプタンド
は、例えば1,9−ジメチル−1,9−ジアザ−ジベン
ゾ−18−クラウン−6である。
【0026】これらの錯化物質は、アルカリ金属化合物
1モルに対して0.1から200モル、好適には1から
100モルの量で用いられる。
【0027】窒素含有塩基、例えばトリエチルアミン、
トリブチルアミン、メチルジベンジルアミンおよびジメ
チルシクロヘキシルアミンの如き第二級および第三級ア
ミン類、ジアザビシクロウンデカンまたはジアザビシク
ロノナンもまた、本発明に従うカーボネート開裂用触媒
である。
【0028】これらの窒素含有塩基は、開裂させるポリ
カーボネート中のカーボネート単位1モルに対して0.
001から20モル%、好適には0.005から10モ
ル%、特に好適には0.01から3モル%の量で用いら
れる。
【0029】マグネシウム、カルシウム、バリウム、亜
鉛、錫、チタンまたはジルコニウムの錯体または塩類ま
たは化合物もまた、本発明に従うポリカーボネート開裂
に適した触媒である。上記系の例は、錫メトキサイド、
ジメチル錫、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジラウ
レート、トリブチル錫水素化物、トリブチル錫クロライ
ド、オクチル酸錫(II)、ジルコニウムアルコキサイ
ド(メチル、エチル、ブチル)、ジルコニウム(IV)
のハロゲン化物(F、Cl、Br、I)、硝酸ジルコニ
ウム、アセチルアセトンジルコニウム、チタンアルコキ
サイド(メチル、エチル、イソプロピル)、酢酸チタン
およびアセチルアセトンチタンである。
【0030】これらの触媒は、開裂させるポリカーボネ
ート中のカーボネート単位1モルに対して0.0001
から20モル%、好適には0.001から10モル%、
特に0.005から5モル%の量で用いられる。
【0031】使用する触媒を、バルクとしてか或はポリ
カーボネート溶融物の溶液として、相当するフェノール
に仕込む。これに関連してアルカリ金属触媒を用いる場
合、好適にはアルカリのアルコラート類またはアルカリ
のフェノラート類を用いることができる。このポリカー
ボネート開裂で用いる触媒はまた、このポリカーボネー
ト開裂に供給されるポリカーボネート溶融物またはポリ
カーボネート溶液のフェノールに関するフェノール類に
溶解させて仕込むことも可能である。
【0032】エステル交換を行った後、これらの触媒
は、更に一層の処理を行っている間の開裂生成物の中に
残存し得る。これがアルカリ化合物の場合強酸を添加す
るか、或は吸着の如き他の手段を用いて、これらを不活
性化することも可能である。
【0033】該フェノール類を用いたポリカーボネート
類の開裂に適した温度は、約100℃から320℃、好
適には130℃から290℃、特に好適には150℃か
ら280℃であってもよい。この温度が該フェノールの
沸点以上の場合、これらのフェノールを液相の中に保持
する目的で、この操作を適当な圧力下で実施する必要が
ある。
【0034】本発明の意味の範囲内のジアリールカーボ
ネート類を回収するためのフラッシュ蒸留は、高い揮発
性を示す化合物を揮発性のより低い化合物から迅速に分
離する蒸留であり、これは、急速加熱した薄膜または液
体を用いて最良に実施され得る。例えば、流下液膜式蒸
発器、薄層蒸発器、螺旋管蒸発器、並びに循環もしくは
上昇膜蒸発器がこの目的で適切である。
【0035】この操作は、適切には、0.01から80
0ミリバール、好適には0.1から500ミリバール、
特に好適には0.5から200ミリバールの減圧下で進
行する。
【0036】与えられた圧力下でこれらのフェノール類
およびジアリールカーボネート類が迅速に留出するよう
な温度を選択するが、これは任意に、適当な予備実験で
容易に決定され得る。
【0037】この方法全体を不連続、半連続または連続
的に実施することができる。
【0038】バッチ式方法に関しては特別な説明は必要
とされていない。
【0039】例えば、交互に運転されている2つの独立
した溶融プラント、開裂プラントおよび結晶化プラント
から母液を受け取る母液用容器から、連続的に、蒸留単
位を送り込むことによって、半連続操作を実施すること
ができる。しかしながら、この結晶化は、公知方法で連
続配置されているか、或は独立して交互に運転されてい
る溶融装置と開裂装置に連結されていてもよい。最後
に、例えば充分な長さを有する筒状反応槽の中でこの開
裂を連続的に実施することも可能であり、この反応槽に
は再び、交互に運転されている2個の溶融容器からの送
り込みが行われる。
【0040】完全に連続的な運転操作は、例えば、スク
リュー反応槽または他の適切な混合装置の中にポリカー
ボネート、フェノールおよび触媒を連続的に送り込み、
溶融物もしくは溶液およびエステル交換生成物を生じさ
せた後、これらを任意に新しい抽出物を用いて向流で冷
却し、そしてこれらを連続晶析装置の中に導入し、これ
からビスフェノール類と母液を取り出し、そしてこの後
者を次に連続蒸留でフェノール類とジアリールカーボネ
ート類に分離させ得るものである、と認識され得る。こ
の蒸留で得られる釜残画分を、可能な副生成物をパージ
洗浄した後、再びスクリュー反応槽に戻す。
【0041】このように簡潔で完全な連続方法を用い
て、ポリカーボネート類を優れた収率でそれらのモノマ
ー類に分解し、そして望まれるならば、これらを直ちに
再び縮合で高分子プラスチックに作り上げることができ
る。
【0042】ポリカーボネート類を開裂させる本発明に
従う方法は、一般に、多様なポリカーボネート成形材料
に利用可能である。しかしながら、本方法は、主に、こ
のようにジフェノール類とカーボネートエステル類を合
成する目的として働くものでなく、とりわけ、もはや他
に利用することができなくなったポリカーボネート成形
材料、従って例えば成形体製造中に生じる廃棄物、利用
できなくなった切断物または成形品、ポリカーボネート
の不合格品などを化学的に開裂させて、簡単に精製する
ことが可能であり従ってポリカーボネート類の新しい製
造または他の目的で利用され得るモノマー成分:即ち例
えばエポキシ樹脂製造用ジヒドロキシ化合物、並びに溶
媒としてか或は有機化学における合成用のカーボネート
エステル類を生じさせる目的として働くものである。
【0043】従って、本発明に従って開裂させるポリカ
ーボネート類はまた、通常の添加剤、例えば石英粉末の
如き鉱物充填材、ガラス粉末、ガラス繊維、安定剤、U
V保護剤、滑剤、顔料および染料など、並びにポリマー
状ブレンド成分、例えばスチレン、アクリロニトリルお
よびブタジエンからのビニルポリマー類などを含んでい
る可能性がある。
【0044】該ポリカーボネート溶融物中か或は該ポリ
カーボネート溶液中のフェノール類に不溶な添加剤は、
該エステル交換に送り込むに先立つ濾過、遠心分離また
は沈降で除去され、そして該ポリカーボネート溶融物も
しくは該ポリカーボネート溶液に溶解する添加剤は、得
られるジフェノール類から、蒸留または結晶化または吸
着で除去され得る。
【0045】用いるポリカーボネートから混入する着色
不純物は、蒸留または結晶化で分離され得るか、或は例
えば活性炭、ケイソウ土、セルロースまたはゼオライト
を用いた吸着精製方法で除去され得る。このような吸着
精製方法は、フェノール類中の該ポリカーボネート溶
液、および該ジヒドロキシ化合物から生じる溶液の両方
を用いて実施され得る。
【0046】従って、本発明に従うポリカーボネート開
裂方法は、ポリカーボネート廃棄物の再利用にとって非
常に適切である。
【0047】以下に示す実施例を用いて本発明を更に説
明するが、それを制限することを意図したものでなく、
ここで全ての部およびパーセントは、特に明記されてい
ない限り重量である。
【0048】
【実施例】実施例1 分子量が約28,000のビスフェノールAカーボネー
ト254g(1分子重量単位に相当)と470g(5モ
ル)のフェノールを、窒素下で溶融させた後、170か
ら180℃に加熱する。これに、少量のフェノールに溶
解させた0.5gの水酸化カリウムを10分で滴下し、
この混合物を170℃で約1時間撹拌した後、0.25
gの燐酸を加える。40から42℃に冷却した後、本質
的にフェノールとビスフェノールAの1:1付加体から
成る結晶が372g沈澱し、これを吸引濾過で取り出
し、そして透明な母液を350g分離した。この付加体
(372g)を400gのフェノールから再結晶し、精
製した結晶性付加体を233gと母液を530g得た。
【0049】この一緒にした母液を、薄層蒸発器を用
い、180℃のジャケット温度および1から2ミリバー
ルで蒸留した。この過程で、765gの留出物と共に、
冷却すると固化しそして本質的にオリゴカーボネートか
ら成る粘性を示す釜残画分が117g得られた。この留
出物を、分別蒸留で、660gのフェノールと、融点が
85から86℃のジフェニルカーボネート(101g)
に分離した。
【0050】回収した上記画分が117gであることに
従い、用いたポリカーボネートの約54%が開裂し、そ
して上記生成物は、233gの精製付加体の中に含まれ
ている115gのビスフェノールA(即ち用いたポリカ
ーボネートに対して50%)、および101gのジフェ
ニルカーボネート(用いたポリカーボネートに対して4
7%)に分割された。従って、ビスフェノールAの収率
はジフェニルカーボネートの93%、即ち理論値の87
%であった。
【0051】117gのオリゴカーボネートを含んでい
る蒸留釜残画分を更に一層の開裂仕込み物の中で用いる
ことができる。
【0052】実施例2 燐酸を添加しないで実施例1を繰り返した。この生成混
合物の結晶化に関しては、2部のトルエンと3部のシク
ロヘキサンから成る混合物700mLを加え、この混合
物を室温で撹拌し、そしてまだフェノールを含んでいる
結晶物を129g分離した(113gのビスフェノール
Aを有していた)。この溶媒を留出させた後、240℃
に加熱されているオイルバスの中に浸漬した高速撹拌機
装備フラスコに、その透明な母液を593g滴下した。
1から2ミリバールおよび190℃の釜温度で、留出物
全体が60から70分かけて出てきた。これを蒸気とし
て、100℃の温度に維持されている蒸留管のおおよそ
中間部に導入し、そしてこれは、この蒸留管の底に入る
76gのジフェニルカーボネートと、そして頭頂生成物
として出て来る512gのフェノールに分割された。
【0053】この蒸留フラスコの中には、オリゴカーボ
ネートの釜残生成物が150g残存しており、この量は
実施例1に比較して明らかに上昇しており、これは、こ
のフラスコ内でのより長い滞留時間、従ってより好適な
ジフェニルカーボネートとの縮合によるものである。
【0054】従って、用いたポリカーボネートに対して
50%のビスフェノールA、33%のジフェニルカーボ
ネート、および150gのオリゴカーボネートが回収さ
れた。
【0055】この後者は、上記に相当する更に一層の開
裂段階の後、89gのビスフェノールAと66gのジフ
ェニルカーボネートを生じた。残存しているオリゴカー
ボネート残渣を更にフェノールと反応させた後、これを
開裂させることができる。
【0056】実施例3 470gのフェノールと、分子量が25,000のビス
フェノールAポリカーボネートとから成る溶融物に、
1.0gの水酸化カリウムを分割して加えた後、この混
合物を170から180℃に約30分間保持した。冷却
した後、この混合物504gに、2部のトルエンと3部
のシクロヘキサンから成る混合物を750g加えた。結
晶化によって、融点が156から158℃のビスフェノ
ールAが116g得られる。この母液に対して、その溶
媒を除去した後、実施例1と同様なフラッシュ蒸留を行
った。93gのジフェニルカーボネートと共に、釜残生
成物として95gのオリゴカーボネートが得られる。
【0057】ビスフェノールの収率は、従って、上記溶
融物504gから理論的に可能な収量の72%、そして
相当して、ジフェニルカーボネートの収率はその可能な
理論的収量の62%である。上記オリゴカーボネートを
フェノールで更にエステル交換した結果、追加的量のビ
スフェノールAとジフェニルカーボネートを得ることが
でき、その結果として全体収率は90%を越え得る。
【0058】説明の目的で上に本発明を詳述してきた
が、上記詳述は単に目的のためであり、そして請求の範
囲で限定され得るものを除き、本発明の精神および範囲
から逸脱しない限り、本分野の技術者によって変更が成
され得るものと理解すべきである。
【0059】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0060】1. (i)ポリカーボネート樹脂とフェ
ノールとを触媒存在下で反応させることにより、ビスフ
ェノールを含んでいるエステル交換生成物と、フェノー
ル類とジアリールカーボネート類を含んでいる混合物と
を生じさせ、(ii)上記エステル交換生成物から上記
ビスフェノールを単離し、(iii)上記混合物にフラ
ッシュ蒸留を受けさせることにより、上記ジアリールカ
ーボネートから上記フェノールを分離し、そして(i
v)上記ジアリールカーボネートを回収する、ことを含
む、ポリカーボネート類を開裂させてビスフェノール類
とジアリールカーボネート類を生じさせる方法。
【0061】2. 上記ポリカーボネート樹脂が10,
000から80,000の重量平均分子量を有する第1
項の方法。
【0062】3. 上記カーボネートが、ジヒドロキシ
ベンゼン類、ジヒドロキシビフェニル、ジヒドロキシジ
フェニルエーテル、ジヒドロキシジフェニルスルフィ
ド、ジヒドロキシジフェニルスルホン、ジヒドロキシジ
フェニルメタン、ジヒドロキシジフェニルエタン、ジヒ
ドロキシジフェニルプロパン、ジヒドロキシジフェニル
シクロヘキサン、3,3,5−トリメチル−1,1−
(ジヒドロキシジフェニル)シクロヘキサン、α,α’
−(ジヒドロキシフェニル)ジイソプロピルベンゼン類
およびジヒドロキシベンゾフェノンから成る群から選択
される少なくとも1種のジヒドロキシ化合物を基とする
ものである、第1項の方法。
【0063】4. 上記ビスフェノールの上記単離が結
晶化によるものである第1項の方法。 5. 上記フェノールがフェノール、クレゾール、クロ
ロフェノール、キシレノール、イソプロピルフェノール
およびp−t−ブチルフェノールから成る群から選択さ
れる第1項の方法。
【0064】6. ポリカーボネートとフェノールと
を、それらの間のモル比が1:1から1:20であるよ
うに反応させる、第1項の方法。
【0065】7. ポリカーボネートとフェノールと
を、それらの間のモル比が1:1.5から1:18であ
るように反応させる、第1項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シユテフエン・キユーリング ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・シヤイブラーシユトラーセ83

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)ポリカーボネート樹脂とフェノー
    ルとを触媒存在下で反応させることにより、ビスフェノ
    ールを含んでいるエステル交換生成物と、フェノール類
    とジアリールカーボネート類を含んでいる混合物とを生
    じさせ、 (ii)上記エステル交換生成物から上記ビスフェノー
    ルを単離し、 (iii)上記混合物にフラッシュ蒸留を受けさせるこ
    とにより、上記ジアリールカーボネートから上記フェノ
    ールを分離し、そして (iv)上記ジアリールカーボネートを回収する、こと
    を含む、ポリカーボネート類を開裂させてビスフェノー
    ル類とジアリールカーボネート類を生じさせる方法。
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