JPH0656982U - 接続パネル - Google Patents

接続パネル

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JPH0656982U
JPH0656982U JP316893U JP316893U JPH0656982U JP H0656982 U JPH0656982 U JP H0656982U JP 316893 U JP316893 U JP 316893U JP 316893 U JP316893 U JP 316893U JP H0656982 U JPH0656982 U JP H0656982U
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和夫 秦
昇司 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋部材を有する接続パネルにおいて、蓋部材
の開閉時の回転を滑らかにして、かつ確実に停止させる
ことのできるようにする。 【構成】 両端に円弧状の係合突起32を有する係合部
材31を本体側パネル30の上方に設け、さらに支持部
36で本体側パネル30に固着されるバネ部材34の上
縁中央にバネ部材34と一体形成によって設けたパネル
側押さえ部33を係合部材31の中央部直下に臨ませた
本体側パネル30に、上縁両端に係合突起42を一体形
成し、中央部に上記したパネル側押さえ部33に対応す
る蓋側押さえ部43を設けた蓋部材40を、係合突起3
2および42に穿設した軸挿通孔37、44に回転軸4
5を挿入することによって取り付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば壁の内部に配設された配線にマイクロホンやスピーカ等を 接続するために、壁に設けた孔に取り付けられるパネルに、上記配線に接続され るコネクタを設けた接続パネルであって、特にコネクタを覆う蓋部材を有する接 続パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、接続パネルに蓋部材を設けるのは、コネクタにマイクロホン等が接続 されていない状態において、コネクタ内にゴミなどが入るのを防止する防塵の目 的と美観向上の目的のためである。
【0003】 マイクロホンをコネクタに接続した状態で、蓋部材がパネルから分離される構 成であると、蓋部材の紛失の恐れがあるので、一般に蓋部材はパネルに回転自在 に取り付けられている。しかしながら、マイクロホン等をコネクタに接続した状 態で、蓋部材が勝手に揺動したりするのでは美観上好ましくないので、従来は、 例えば図6に示すような構成で蓋部材を取り付けた接続パネルが使用されていた 。
【0004】 即ち、この接続パネルは、矩形のパネル10を有し、このパネル10には図示 していないが、マイクロホン接続用のコネクタが設けられている。この接続パネ ル10よりも長さ寸法が若干短い蓋部材12が準備されており、この蓋部材12 の上縁部の両端には、それぞれ係合部14が設けられている。これら係合部14 の内面には、それぞれ上下方向に沿って一列に3つの小突起16a、16b、1 6cが形成されている。
【0005】 パネル10の上端部には係合部18が設けられ、この係合部18の両端面は、 両係合部14の内面に接触可能に構成されている。そして、この係合部18の両 端面には、各小突起16にそれぞれ対応するように、3つの小孔20a、20b 、20cが上下方向に沿って一列に形成されている。なお、これらパネル10、 蓋部材12、係合部14、18、小突起16は、いずれも合成樹脂によって構成 されている。
【0006】 そして、係合部14の小突起16a、16b、16cを、対応する係合部18 の小孔20a、20b、20cに嵌合させて、パネル10に蓋部材12が取り付 けられている。この状態では、コネクタが蓋部材12によって覆われている。
【0007】 この状態において、コネクタにマイクロホンを接続する場合、蓋部材12を上 方に持ち上げる。この時、小孔20bに嵌合している小突起16bを回転の中心 として蓋部材12が回転し、小突起16aが小孔20aから抜けるとともに、小 突起16cが小孔20cから抜け、小突起16aが小孔20cに嵌合し、小突起 16cが小孔20aに嵌合する。これによって、蓋部材12は持ち上げられたま まの状態となり、落下することはない。この状態ではコネクタが露出しており、 このコネクタにマイクロホン等が接続される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成では、蓋部材12によるコネクタの開閉を頻 繁に繰り返すような場合、小突起16a、16cが小孔20a、20cに何度も 嵌合されたり、抜けたりすることを繰り返すので、磨耗し易く、比較的簡単に故 障するという問題があった。
【0009】 また、小突起16bが小孔20bに嵌合した状態で、小突起16aは小孔20 a、20cにそれぞれ嵌合可能に、かつ小突起16cが小孔20a、20cにそ れぞれ嵌合可能に、小突起16a乃至16c、小孔20a乃至20cを製造しな ければならず、これらの加工精度を高めなければならないという問題もあった。
【0010】 さらに、小突起16a乃至16cを小孔20a乃至20cに取り付ける場合、 係合部14をその外側に撓ませて、係合部14の内面間の間隔を係合部18の両 端間の距離よりも広げる必要があり、この取り付け作業が面倒であるという問題 点もあった。
【0011】 この考案は、上記の各問題点に鑑み、故障しにくく、加工精度を高める必要が なく、取り付けが容易でしかも蓋の開閉が確実に行える接続パネルを提供するこ とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案の接続パネルは、本体側パネルが前面 に係合突起を有し、蓋部材の上縁に係合突起が設けられ、これらの係合突起どう しが蝶着されている接続パネルであって、上記蓋部材の上縁には上記係合突起と 並列に、蝶着による回転軸の軸方向断面が弧の一部に突起を有する略円弧状の蓋 側押さえ部が形成され、本体側パネルには本体側押さえ部が蓋側押さえ部の直下 に臨むように、本体側押さえ部を設けたバネ部材がその支持部で固着されている ことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
この考案は、本体側パネルの前面に、係合部材と、支持部で固着させたバネ部 材と一体形成された本体側押さえ部とを設け、また蓋部材の上縁に、係合突起と 、この係合突起と並列に蓋側押さえ部を設け、両係合突起を蝶着させるようにし た接続パネルであって、本体側押さえ部が蓋側押さえ部の直下に臨んでいるので 、本体側パネルに蝶着した蓋部材を開けていく過程で、開けきる直前に蓋側の押 さえ部が本体側押さえ部を押したとき、本体側押さえ部がバネ部によって無理な く撓み、開ききった時にはバネ部の撓みによって本体側押さえ部が蓋側の押さえ 部を押すことにより、蓋を確実に停止させることができる。
【0014】
【実施例】
以下、この考案をその一実施例を示す図に基づいて詳細に説明する。図1は蓋 部材を取り付けた接続パネルの部分切欠正面図であり、図2は本体側パネル(以 下、パネルという)の上部の係合部の構造を示す部分切欠斜視図であって、両端 に円弧状の係合突起32、32を有する係合部材31がパネル30前面の上方に 設けられている。33は本体側押さえ部であって、この押さえ部33は図4に示 すように、弧状のバネ部35、バネ支持部36からなるバネ部材34の上縁中央 にバネ部材34と一体に形成されており、バネ部材34をバネ支持部36にてパ ネル30に取り付ける時に、押さえ部33を係合部材31の中央直下に位置させ る。37は係合突起32、32に穿設した軸挿通孔である。
【0015】 図3は蓋部材上部の係合部を示す部分切欠斜視図である。図において、41は 蓋部材40の上部に蓋部材40と一体に合成樹脂によって形成された係合部であ る。この係合部41は、その両端に上記のパネル30に設けた係合突起32と同 形状の円弧状の係合突起42を有し、中央部には係合突起42と略同形状で一部 に突起を有し、係合突起42よりも径の小さい蓋部側の押さえ部43を有する構 造である。そして、この押さえ部43は蓋部材40をパネル30に嵌め込んだと き、パネル30の押さえ部33に対応する位置にある。
【0016】 このような構造の係合部41を有する蓋部材40は、係合突起42、42をパ ネル30の係合突起32、32の外側に位置させ、係合突起42に穿設した軸挿 通孔44から係合突起32の軸挿通孔37に回転軸45を挿通することにより、 本体側パネル30に回動可能に取り付けられる。
【0017】 次に、パネル30の前面に閉じた状態に取り付けた蓋部材40を、上方に回動 させて完全に開けきるまでの動作について図5(a)〜(d)の状態図を参照し て説明する。図5(a)はパネル30の前面を蓋部材40で閉じた状態を示して いる。この状態では蓋部側の押さえ部43とパネル側の押さえ部33とは僅かな 間隙を有しているか、或いは緩やかな接触を保っている。そして、図5(a)の 状態から回転軸45により蓋部材40を開きはじめても、開ききる直前までは図 5(b)のように、パネル側の押さえ部33と蓋部側の押さえ部43とは非接触 又は緩やかな接触を保っているので回動は滑らかである。
【0018】 引き続き回動を行っていくと、図5(c)のように、開ききる直前の状態にお いて、初めて蓋部側の押さえ部43の突起部とパネル側の押さえ部33とが強く 接触し、そのまま回動を続けると、蓋部側の押さえ部43によりパネル側の押さ え部33が押され、一体に繋がっているバネ部35によってパネル側の押さえ部 33が撓み、回動動作に引っ掛かり感を与えることになる。
【0019】 さらに回動を行って図5(d)のように蓋部材40をパネル30の上方に完全 に開ききると、パネル側の押さえ部33が若干撓んだ状態で蓋部側の押さえ部4 3を押すことになり、この結果、蓋部材40を確実に停止させることができる。 この停止状態においては、パネル側の押さえ部33は、図5(a)の蓋部材を閉 じた状態に比べると撓んでいるが、開ききる直前の押さえ部同志が接触して撓ん でいる図5(c)の状態に比べると、撓み量は少ない。
【0020】 なお、この考案においては、蓋部側の押さえ部43の突起部の形状を変えるこ とによって、この押さえ部がパネル側の押さえ部33に当たってパネル側の押さ え部33が撓む量、即ちパネル側の押さえ部の移動量を変化させることができる 。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、パネル側に形成した係合部の係合突 起に蓋部材の係合突起を軸着するだけでパネルに蓋部材を取り付けることができ るので、従来の小突起と小孔による取り付けに比べて微細な加工を必要とせず、 取り付けも簡単である。また、パネル側の押さえ部がバネ部材と一体形成されて いるので、蓋部材の開閉において、開ききる直前に蓋部材側の押さえ部がパネル 側の押さえ部に接触してこれを押す状態になったときにも、バネ材によって押さ え部が撓んでひっかかり感を与えつつ、開ききることができる。
【0022】 そして、完全に開ききった時には、撓んだパネル側押さえ部が蓋部側の押さえ 部を押して、正確に停止させることができる。従って、蓋部材を開きはじめてか ら開ききる直前までは、両押さえ部の間に負荷はかからず、滑らかな回転を行う ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の接続パネルにおいて蓋部材を取り付
けた状態の一実施例を示す部分切欠正面図である。
【図2】この考案の接続パネルにおける本体側パネルの
係合部の構造を示す部分切欠斜視図である。
【図3】この考案の接続パネルにおける蓋部材の係合部
分の切欠斜視図である。
【図4】この考案の接続パネルにおける本体側パネルの
押さえ部と係合部を示す部分切欠斜視図である。
【図5】(a)乃至(d)はこの考案の接続パネルにお
ける蓋部材の開閉状態を示す説明図である。
【図6】従来の接続パネルの組み立て斜視図である。
【符号の説明】
30 パネル 31 係合部材 32 係合突起 33 本体側押さえ部 34 バネ部材 37 軸挿通孔 40 蓋部材 42 係合突起 43 蓋側押さえ部 44 軸挿通孔 45 回転軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体側パネルが前面に係合突起を有し、
    蓋部材の上縁に係合突起が設けられ、これらの係合突起
    どうしが蝶着されている接続パネルであって、上記蓋部
    材の上縁には上記係合突起と並列に、蝶着による回転軸
    の軸方向断面が弧の一部に突起を有する略円弧状の蓋側
    押さえ部が形成され、本体側パネルには本体側押さえ部
    が蓋側押さえ部の直下に臨むように、本体側押さえ部を
    設けたバネ部材がその支持部で固着されていることを特
    徴とする接続パネル。
JP316893U 1993-01-11 1993-01-11 接続パネル Expired - Lifetime JP2548715Y2 (ja)

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JP316893U JP2548715Y2 (ja) 1993-01-11 1993-01-11 接続パネル

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JPH0656982U true JPH0656982U (ja) 1994-08-05
JP2548715Y2 JP2548715Y2 (ja) 1997-09-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205608A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Panasonic Corp 蓋開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010205608A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Panasonic Corp 蓋開閉装置

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JP2548715Y2 (ja) 1997-09-24

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