JPH0656825B2 - セラミックコンデンサ - Google Patents
セラミックコンデンサInfo
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- JPH0656825B2 JPH0656825B2 JP3133551A JP13355191A JPH0656825B2 JP H0656825 B2 JPH0656825 B2 JP H0656825B2 JP 3133551 A JP3133551 A JP 3133551A JP 13355191 A JP13355191 A JP 13355191A JP H0656825 B2 JPH0656825 B2 JP H0656825B2
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- plating
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼付け電極層の表面に
複数の層が形成された外部電極を有するセラミックコン
デンサに関するものである。
複数の層が形成された外部電極を有するセラミックコン
デンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】セラミックコンデンサの中で積層セラミ
ックコンデンサは、内部電極とセラミック誘電体とを交
互に積層することにより複数の内部電極同士が対向する
セラミック素体を形成し、このセラミック素体の外面に
内部電極に電気的に接続する外部電極を形成することに
より作られる。この外部電極はセラミック素体の外面に
取り出された内部電極を覆うように金属と無機結合材を
含むペーストを塗布して焼付けて形成された焼付け電極
層を有する。このコンデンサが表面実装用のチップ型積
層セラミックコンデンサである場合には、回路基板に搭
載したときに、その外部電極が直接基板にはんだ付けさ
れるため、従来より焼付け電極層を下地電極としてこの
表面にNi,Cu,Sn及びSn/Pbのうち少なくと
も1種で形成されためっき層を有するセラミックコンデ
ンサが提案されている(特開平2−150007)。上
記コンデンサは、電解又は無電解めっき法により形成さ
れためっき層の存在で、焼付け電極層の耐熱性が高まっ
てはんだによる電極食われがなくなり、かつ金属成分の
酸化防止とはんだ濡れ性が向上してはんだ付けが容易に
なる特長がある。通常、図3に示すように焼付け電極層
2の表面に第1層目のNiめっき層4を形成し、その上
に第2層目のSn又はSn/Pbめっき層5を形成す
る。1層目のNi膜ははんだによる電極食われを防止
し、2層目のSn又はSn/Pbめっき膜ははんだの濡
れ性を確保する。
ックコンデンサは、内部電極とセラミック誘電体とを交
互に積層することにより複数の内部電極同士が対向する
セラミック素体を形成し、このセラミック素体の外面に
内部電極に電気的に接続する外部電極を形成することに
より作られる。この外部電極はセラミック素体の外面に
取り出された内部電極を覆うように金属と無機結合材を
含むペーストを塗布して焼付けて形成された焼付け電極
層を有する。このコンデンサが表面実装用のチップ型積
層セラミックコンデンサである場合には、回路基板に搭
載したときに、その外部電極が直接基板にはんだ付けさ
れるため、従来より焼付け電極層を下地電極としてこの
表面にNi,Cu,Sn及びSn/Pbのうち少なくと
も1種で形成されためっき層を有するセラミックコンデ
ンサが提案されている(特開平2−150007)。上
記コンデンサは、電解又は無電解めっき法により形成さ
れためっき層の存在で、焼付け電極層の耐熱性が高まっ
てはんだによる電極食われがなくなり、かつ金属成分の
酸化防止とはんだ濡れ性が向上してはんだ付けが容易に
なる特長がある。通常、図3に示すように焼付け電極層
2の表面に第1層目のNiめっき層4を形成し、その上
に第2層目のSn又はSn/Pbめっき層5を形成す
る。1層目のNi膜ははんだによる電極食われを防止
し、2層目のSn又はSn/Pbめっき膜ははんだの濡
れ性を確保する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的に電解
析出したNiめっき膜は析出時に引張り応力が発生する
ため、コンデンサの特性、特に耐熱衝撃性に影響を及ぼ
す。コンデンサが大型化するとこの影響は大きくなり、
例えば室温から予熱せずに300℃以上のはんだ槽に浸
漬し引上げると、図3に示すように外部電極1の内側の
セラミック素体6の誘電体部分にクラック7が発生し易
い。そしてクラックが発生すると耐湿性が低下してクラ
ックから水分が浸入しコンデンサとしての絶縁抵抗が劣
化する不具合があった。また、図4に示すようにこのコ
ンデンサをチップ型セラミックコンデンサとして、回路
基板8の表面にはんだ付け9により実装し、例えば−5
0℃程度から室温を経由して+150℃程度まで昇温
し、反対に降温させる温度サイクル試験を行った場合に
は、高い熱応力からクラック7が成長して外部電極1の
部分が折損するか、或いはコンデンサの絶縁抵抗が劣化
する問題点があった。
析出したNiめっき膜は析出時に引張り応力が発生する
ため、コンデンサの特性、特に耐熱衝撃性に影響を及ぼ
す。コンデンサが大型化するとこの影響は大きくなり、
例えば室温から予熱せずに300℃以上のはんだ槽に浸
漬し引上げると、図3に示すように外部電極1の内側の
セラミック素体6の誘電体部分にクラック7が発生し易
い。そしてクラックが発生すると耐湿性が低下してクラ
ックから水分が浸入しコンデンサとしての絶縁抵抗が劣
化する不具合があった。また、図4に示すようにこのコ
ンデンサをチップ型セラミックコンデンサとして、回路
基板8の表面にはんだ付け9により実装し、例えば−5
0℃程度から室温を経由して+150℃程度まで昇温
し、反対に降温させる温度サイクル試験を行った場合に
は、高い熱応力からクラック7が成長して外部電極1の
部分が折損するか、或いはコンデンサの絶縁抵抗が劣化
する問題点があった。
【0004】これらの問題を解決するために、Niめっ
き時のめっき浴組成、めっき条件等が詳しく検討されて
いるが、その手法を用いても大型のコンデンサでは必ず
しも十分ではなく、はんだ付け時や急熱、急冷が起きる
環境下での信頼性の点で未だ改善すべき余地が残されて
いた。また、焼付け電極層の表面にCuめっき層とSn
又はSn/Pbめっき層の2つのめっき層をこの順に形
成した場合には、Niめっき層を形成したことによる上
記問題点は解消される反面、CuはNiより耐熱性に劣
るため、焼付け電極層の耐熱性を十分に向上できずはん
だによる電極食われが生じる欠点があった。更に、基板
実装後に基板がたわんだり振動が加えられた場合には、
Niめっき層又はCuめっき層のたわみによる応力緩和
に乏しいため、同様にクラックが生じたり或いはクラッ
クが成長して、容量が低下し或いは絶縁不良となる問題
点があった。
き時のめっき浴組成、めっき条件等が詳しく検討されて
いるが、その手法を用いても大型のコンデンサでは必ず
しも十分ではなく、はんだ付け時や急熱、急冷が起きる
環境下での信頼性の点で未だ改善すべき余地が残されて
いた。また、焼付け電極層の表面にCuめっき層とSn
又はSn/Pbめっき層の2つのめっき層をこの順に形
成した場合には、Niめっき層を形成したことによる上
記問題点は解消される反面、CuはNiより耐熱性に劣
るため、焼付け電極層の耐熱性を十分に向上できずはん
だによる電極食われが生じる欠点があった。更に、基板
実装後に基板がたわんだり振動が加えられた場合には、
Niめっき層又はCuめっき層のたわみによる応力緩和
に乏しいため、同様にクラックが生じたり或いはクラッ
クが成長して、容量が低下し或いは絶縁不良となる問題
点があった。
【0005】本発明の目的は、外部電極が熱的衝撃や機
械的衝撃を受けたときに、その応力を緩和して外部電極
が覆っている誘電体部分にクラックを発生させることが
ない、信頼性の高いセラミックコンデンサを提供するこ
とにある。
械的衝撃を受けたときに、その応力を緩和して外部電極
が覆っている誘電体部分にクラックを発生させることが
ない、信頼性の高いセラミックコンデンサを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、焼付け電極
層の表面にめっき層を2層設けた従来のコンデンサの問
題点をこれらのめっき層と焼付け電極層の間に応力緩衝
層を設けることによって解決し、本発明に到達した。上
記目的を達成するために、図1に示すように本発明は、
セラミック素体10と、このセラミック素体10の外面
に形成され金属と無機結合材により構成された焼付け電
極層12を含む外部電極11とを備えたセラミックコン
デンサの改良である。その特徴ある構成は、焼付け電極
層12の表面にPbを主成分としSn,Ag,Inを少
なくとも1種含む合金層13とNiめっき層14とSn
又はSn/Pbめっき層15がこの順に形成されたこと
にある。
層の表面にめっき層を2層設けた従来のコンデンサの問
題点をこれらのめっき層と焼付け電極層の間に応力緩衝
層を設けることによって解決し、本発明に到達した。上
記目的を達成するために、図1に示すように本発明は、
セラミック素体10と、このセラミック素体10の外面
に形成され金属と無機結合材により構成された焼付け電
極層12を含む外部電極11とを備えたセラミックコン
デンサの改良である。その特徴ある構成は、焼付け電極
層12の表面にPbを主成分としSn,Ag,Inを少
なくとも1種含む合金層13とNiめっき層14とSn
又はSn/Pbめっき層15がこの順に形成されたこと
にある。
【0007】以下、本発明を詳述する。本発明のセラミ
ックコンデンサには、積層コンデンサのみならず単層コ
ンデンサをも含む。積層コンデンサは、内部電極とセラ
ミック誘電体とを交互に積層することにより複数の内部
電極同士が対向するセラミック素体を形成し、このセラ
ミック素体の外面に内部電極に電気的に接続する外部電
極を形成することにより作られる。このセラミック誘電
体には、鉛ペロブスカイト系、チタン酸バリウム系等の
誘電体が用いられ、内部電極にはPd,Pt,Ag/P
d等の貴金属、或いはNi,Fe,Co,Cu等の卑金
属が用いられる。
ックコンデンサには、積層コンデンサのみならず単層コ
ンデンサをも含む。積層コンデンサは、内部電極とセラ
ミック誘電体とを交互に積層することにより複数の内部
電極同士が対向するセラミック素体を形成し、このセラ
ミック素体の外面に内部電極に電気的に接続する外部電
極を形成することにより作られる。このセラミック誘電
体には、鉛ペロブスカイト系、チタン酸バリウム系等の
誘電体が用いられ、内部電極にはPd,Pt,Ag/P
d等の貴金属、或いはNi,Fe,Co,Cu等の卑金
属が用いられる。
【0008】また外部電極は、Ag,Pd,Pt等の貴
金属粉末又はNi,Al,Cu等の卑金属粉末に無機結
合材を加えたペーストをセラミック素体の外面に塗布し
て焼付けた焼付け電極層を備える。この電極層の表面に
は、内層である第1層のPbを主成分とする合金層と、
中間層である第2層のNiめっき層と、外層である第3
層のSn又はSn/Pbめっき層が形成される。第2層
及び第3層のめっき層は、従来のコンデンサと同様に、
はんだによる電極食われを防止し、はんだ濡れ性を確保
するためにそれぞれ設けられる。本発明の特徴ある点
は、焼付け電極層と第2層のNiめっき層の間に設けら
れた第1層(内層)の合金層にある。この合金はPbを
主成分とし、その他Sn,Ag,Inを少なくとも1種
含む。この合金はNi又は焼付け電極層のAg,Pd,
Pt等の金属と比較して柔軟性があり、室温でも応力を
受けると容易に塑性変形し、はんだ付け時に溶融しない
高い融点を有する。
金属粉末又はNi,Al,Cu等の卑金属粉末に無機結
合材を加えたペーストをセラミック素体の外面に塗布し
て焼付けた焼付け電極層を備える。この電極層の表面に
は、内層である第1層のPbを主成分とする合金層と、
中間層である第2層のNiめっき層と、外層である第3
層のSn又はSn/Pbめっき層が形成される。第2層
及び第3層のめっき層は、従来のコンデンサと同様に、
はんだによる電極食われを防止し、はんだ濡れ性を確保
するためにそれぞれ設けられる。本発明の特徴ある点
は、焼付け電極層と第2層のNiめっき層の間に設けら
れた第1層(内層)の合金層にある。この合金はPbを
主成分とし、その他Sn,Ag,Inを少なくとも1種
含む。この合金はNi又は焼付け電極層のAg,Pd,
Pt等の金属と比較して柔軟性があり、室温でも応力を
受けると容易に塑性変形し、はんだ付け時に溶融しない
高い融点を有する。
【0009】一般に、合金系によってはある温度で合金
全体が同時に溶融せずに、一部が溶融して固体と液体が
共存する場合があり、この場合加熱温度を更に上昇させ
ると全体が溶融する。ここでは、最初に液相が生成する
温度を固相線温度、全体が溶融する温度を液相線温度と
呼ぶ。また固相線温度と液相線温度が一致している合金
組成を共晶組成といい、この場合加熱していくと全体が
同時に溶融する。本発明の合金層を構成する合金は共晶
組成であっても、そうでなくてもよい。共晶組成でない
場合には、合金がはんだ付け時に溶融しないようにその
固相線温度は280℃以上が好ましい。
全体が同時に溶融せずに、一部が溶融して固体と液体が
共存する場合があり、この場合加熱温度を更に上昇させ
ると全体が溶融する。ここでは、最初に液相が生成する
温度を固相線温度、全体が溶融する温度を液相線温度と
呼ぶ。また固相線温度と液相線温度が一致している合金
組成を共晶組成といい、この場合加熱していくと全体が
同時に溶融する。本発明の合金層を構成する合金は共晶
組成であっても、そうでなくてもよい。共晶組成でない
場合には、合金がはんだ付け時に溶融しないようにその
固相線温度は280℃以上が好ましい。
【0010】以下、合金の組成による特徴を述べる。 (a) Pb/Sn合金系 この合金系では、Pb90重量%/Sn10重量%〜P
b100重量%/Sn0重量%のPbを多く含む組成が
本発明の目的に適合する。この合金系は280℃以上の
固相線温度を有し、低温で柔軟性がある。共晶組成を得
るためにAgを1〜5重量%程度添加することもある
が、必須ではない。上記範囲外であるPb90重量%/
Sn10重量%〜Pb0重量%/Sn100重量%の組
成では固相線温度が183℃〜270℃であり、本発明
の目的に適合しない。 (b) Sn/Ag合金系 Pbを含まないこの合金系では、Sn100重量%/A
g0重量%〜Sn30重量%/Ag70重量%の組成範
囲で固相線温度は221℃であり、本発明の目的に適合
しない。またAgの多い組成では、極めて脆弱なAg3
Sn組成の金属間化合物を生成し易く、応力緩和の目的
とは正反対の効果をもたらすため、この組成は不適当で
ある。 (c) Pb/Ag合金系 Snを含まないこの合金系では、ほぼ全域で固相線温度
は304℃であり、特にPbの多い組成では柔軟性も持
ち合せているので、好適である。 (d) Pb/In合金系 この合金系では、Pb100重量%/In0重量%〜P
b90重量%/In10重量%のPbを多く含む組成が
固相線温度が300℃以上である。またこの合金系は非
常に柔軟であり、好適である。
b100重量%/Sn0重量%のPbを多く含む組成が
本発明の目的に適合する。この合金系は280℃以上の
固相線温度を有し、低温で柔軟性がある。共晶組成を得
るためにAgを1〜5重量%程度添加することもある
が、必須ではない。上記範囲外であるPb90重量%/
Sn10重量%〜Pb0重量%/Sn100重量%の組
成では固相線温度が183℃〜270℃であり、本発明
の目的に適合しない。 (b) Sn/Ag合金系 Pbを含まないこの合金系では、Sn100重量%/A
g0重量%〜Sn30重量%/Ag70重量%の組成範
囲で固相線温度は221℃であり、本発明の目的に適合
しない。またAgの多い組成では、極めて脆弱なAg3
Sn組成の金属間化合物を生成し易く、応力緩和の目的
とは正反対の効果をもたらすため、この組成は不適当で
ある。 (c) Pb/Ag合金系 Snを含まないこの合金系では、ほぼ全域で固相線温度
は304℃であり、特にPbの多い組成では柔軟性も持
ち合せているので、好適である。 (d) Pb/In合金系 この合金系では、Pb100重量%/In0重量%〜P
b90重量%/In10重量%のPbを多く含む組成が
固相線温度が300℃以上である。またこの合金系は非
常に柔軟であり、好適である。
【0011】上記(a)〜(d)から、本発明の目的に適合す
る組成は、Pbを主成分とし、それに少量のSn,A
g,Inを含む。Snを少量添加すると、焼付け電極層
の主成分であるAgに対する合金の濡れ性が大きく向上
するようになり好ましい。またコスト面ではPbが最も
安価で、Sn,In,Agの順に高価になる。以上のこ
とから、実用的な合金としては、Pb93.5重量%/
Sn5重量%/Ag1.5重量%(共晶組成、溶融温度
296℃)、Pb92.5重量%/In5重量%/Ag
2.5重量%(固相線温度304℃)等の組成のものが
有用である。
る組成は、Pbを主成分とし、それに少量のSn,A
g,Inを含む。Snを少量添加すると、焼付け電極層
の主成分であるAgに対する合金の濡れ性が大きく向上
するようになり好ましい。またコスト面ではPbが最も
安価で、Sn,In,Agの順に高価になる。以上のこ
とから、実用的な合金としては、Pb93.5重量%/
Sn5重量%/Ag1.5重量%(共晶組成、溶融温度
296℃)、Pb92.5重量%/In5重量%/Ag
2.5重量%(固相線温度304℃)等の組成のものが
有用である。
【0012】本発明の合金層は、焼付け電極層の表面に
3〜50μmの厚みで形成され、この合金層の上にNi
めっき層が1〜5μmの厚みで形成され、更にこのNi
めっき層の上にSn又はSn/Pbめっき層が3〜30
μmの厚みで形成される。合金層の形成方法としては、
他の2つのめっき層と同様に無電解及び電解めっき等を
公知のめっき浴を用いてバレルめっきで行う方法、又は
溶融させた合金へセラミック素体の外面を浸漬させるデ
ィッピング法が挙げられる。コンデンサが小型の場合に
は、めっき法が適している。また合金層の厚みを大きく
するためには、ディッピング法が適している。
3〜50μmの厚みで形成され、この合金層の上にNi
めっき層が1〜5μmの厚みで形成され、更にこのNi
めっき層の上にSn又はSn/Pbめっき層が3〜30
μmの厚みで形成される。合金層の形成方法としては、
他の2つのめっき層と同様に無電解及び電解めっき等を
公知のめっき浴を用いてバレルめっきで行う方法、又は
溶融させた合金へセラミック素体の外面を浸漬させるデ
ィッピング法が挙げられる。コンデンサが小型の場合に
は、めっき法が適している。また合金層の厚みを大きく
するためには、ディッピング法が適している。
【0013】
【作用】焼付け電極層の表面に上記組成の合金層を形成
し、その上にNiめっき層を設けることにより、Niの
電解析出に伴う応力が合金層の塑性変形で緩和される。
また上記組成の合金層を上記範囲の厚みに形成すれば、
回路基板に実装した後のたわみによる応力もこの合金層
の塑性変形で緩和される。更に−50℃程度から150
℃程度の急激な温度変化による応力も上記組成の合金層
を設けることにより、緩和される。またはんだ付け時に
はNiめっき層が焼付け電極層の電極食われを防止し、
Sn又はSn/Pbめっき層が外部電極のはんだ濡れ性
を高めて合金及びNiの酸化を防止する。
し、その上にNiめっき層を設けることにより、Niの
電解析出に伴う応力が合金層の塑性変形で緩和される。
また上記組成の合金層を上記範囲の厚みに形成すれば、
回路基板に実装した後のたわみによる応力もこの合金層
の塑性変形で緩和される。更に−50℃程度から150
℃程度の急激な温度変化による応力も上記組成の合金層
を設けることにより、緩和される。またはんだ付け時に
はNiめっき層が焼付け電極層の電極食われを防止し、
Sn又はSn/Pbめっき層が外部電極のはんだ濡れ性
を高めて合金及びNiの酸化を防止する。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、焼
付け電極層の表面にPbを主成分としSn,Ag,In
を少なくとも1種含む合金層とNiめっき層とSn又は
Sn/Pbめっき層をこの順で形成することにより、は
んだ耐熱性及びはんだ濡れ性を具備しつつ、コンデンサ
が熱的衝撃又は機械的衝撃を受けても誘電体内にクラッ
クを生じず、結果として各種特性に優れた信頼性の高い
セラミックコンデンサが得られる。また、本発明は、め
っき膜の構造や組成を工夫することによってその目的を
達成しているため、従来のコンデンサ材料、焼付け電極
材料、製造装置をそのまま利用することができる。この
ため、本発明の実施により新たな不具合が生じることが
なく、また製造条件も僅かに変更するだけで、低コスト
で高性能のコンデンサが得られる。
付け電極層の表面にPbを主成分としSn,Ag,In
を少なくとも1種含む合金層とNiめっき層とSn又は
Sn/Pbめっき層をこの順で形成することにより、は
んだ耐熱性及びはんだ濡れ性を具備しつつ、コンデンサ
が熱的衝撃又は機械的衝撃を受けても誘電体内にクラッ
クを生じず、結果として各種特性に優れた信頼性の高い
セラミックコンデンサが得られる。また、本発明は、め
っき膜の構造や組成を工夫することによってその目的を
達成しているため、従来のコンデンサ材料、焼付け電極
材料、製造装置をそのまま利用することができる。この
ため、本発明の実施により新たな不具合が生じることが
なく、また製造条件も僅かに変更するだけで、低コスト
で高性能のコンデンサが得られる。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて比較例
とともに詳しく説明する。 <実施例1>この例ではセラミックコンデンサとして、
定格電圧500Vで静電容量2.2±0.1nFのJI
S−R特性を有する長さ3.2mm、幅1.6mm、厚
さ1.0mmのチップ型積層セラミックコンデンサ(品
番C30R2H222K、三菱マテリアル(株)製)を用
いた。図1に示すように、積層セラミックチップコンデ
ンサ20は、鉛ペロブスカイト系のセラミック素体10
と、このセラミック素体10の外面に外部電極11を備
える。セラミック素体10はAg/Pdの内部電極19
が形成されたセラミック誘電体16を複数枚積層し、こ
れを焼成することにより形成した。外部電極11は、焼
付け電極層12と、Pbを主成分とする合金層13と、
Niめっき層14と、Sn/Pbめっき層15により構
成される。焼付け電極層12は耐めっき液性を有する無
機結合材を含んだAgペーストをセラミック素体10の
外面に塗布し、180℃で15分間乾燥した後、最高温
度750℃で焼付けて形成した。Agペーストはペース
ト100重量%とするとき、Ag粉末75重量%と、こ
のAg粉末に対して8重量%の無機結合材を含む。
とともに詳しく説明する。 <実施例1>この例ではセラミックコンデンサとして、
定格電圧500Vで静電容量2.2±0.1nFのJI
S−R特性を有する長さ3.2mm、幅1.6mm、厚
さ1.0mmのチップ型積層セラミックコンデンサ(品
番C30R2H222K、三菱マテリアル(株)製)を用
いた。図1に示すように、積層セラミックチップコンデ
ンサ20は、鉛ペロブスカイト系のセラミック素体10
と、このセラミック素体10の外面に外部電極11を備
える。セラミック素体10はAg/Pdの内部電極19
が形成されたセラミック誘電体16を複数枚積層し、こ
れを焼成することにより形成した。外部電極11は、焼
付け電極層12と、Pbを主成分とする合金層13と、
Niめっき層14と、Sn/Pbめっき層15により構
成される。焼付け電極層12は耐めっき液性を有する無
機結合材を含んだAgペーストをセラミック素体10の
外面に塗布し、180℃で15分間乾燥した後、最高温
度750℃で焼付けて形成した。Agペーストはペース
ト100重量%とするとき、Ag粉末75重量%と、こ
のAg粉末に対して8重量%の無機結合材を含む。
【0016】この例では、合金層はPb/Snの合金層
であって、この層もめっき法により形成した。3つの層
13〜15のめっき条件を次に述べる。 Pb/Snめっき(内層) 浴組成は、鉛(Pb)が15g/L、錫(Sn)が4g
/Lであって、浴のpHを4.5、浴の温度を25℃に
した。この浴を用いて電解バレルめっき法で電極層12
の表面に30±5μm厚のPb90重量%/Sn10重
量%の合金層13を形成した。 Niめっき(中間層) 浴組成は、スルファミン酸ニッケル Ni(NH2SO3)2
・4H2O 120g/Lであって、浴のpHを4.0、
浴の温度を50℃にした。この浴を用いて電解バレルめ
っき法で合金層13の表面に1.5±0.3μm厚のN
iめっき層14を形成した。 Sn/Pbめっき(外層) 浴組成は、錫(Sn)が15g/L、鉛(Pb)が6g
/Lであって、浴のpHを4.5、浴の温度を25℃に
した。この浴を用いて電解バレルめっき法でNiめっき
層14の表面に15±2μm厚のSn/Pbめっき層1
5を形成した。
であって、この層もめっき法により形成した。3つの層
13〜15のめっき条件を次に述べる。 Pb/Snめっき(内層) 浴組成は、鉛(Pb)が15g/L、錫(Sn)が4g
/Lであって、浴のpHを4.5、浴の温度を25℃に
した。この浴を用いて電解バレルめっき法で電極層12
の表面に30±5μm厚のPb90重量%/Sn10重
量%の合金層13を形成した。 Niめっき(中間層) 浴組成は、スルファミン酸ニッケル Ni(NH2SO3)2
・4H2O 120g/Lであって、浴のpHを4.0、
浴の温度を50℃にした。この浴を用いて電解バレルめ
っき法で合金層13の表面に1.5±0.3μm厚のN
iめっき層14を形成した。 Sn/Pbめっき(外層) 浴組成は、錫(Sn)が15g/L、鉛(Pb)が6g
/Lであって、浴のpHを4.5、浴の温度を25℃に
した。この浴を用いて電解バレルめっき法でNiめっき
層14の表面に15±2μm厚のSn/Pbめっき層1
5を形成した。
【0017】<実施例2>セラミックコンデンサとし
て、定格電圧500Vで静電容量6.8±0.2nFの
JIS−R特性を有する長さ3.2mm、幅2.5m
m、厚さ1.2mmのチップ型積層セラミックコンデン
サ(品番C40R2H682K、三菱マテリアル(株)
製)を用いた。外部電極11は実施例1と同様にして形
成した。 <実施例3>セラミックコンデンサとして、定格電圧5
00Vで静電容量47.5±0.3nFのJIS−R特
性を有する長さ4.5mm、幅3.3mm、厚さ1.4
mmのチップ型積層セラミックコンデンサ(品番C70
R2H473K、三菱マテリアル(株)製)を用いた。外
部電極11は実施例1と同様にして形成した。
て、定格電圧500Vで静電容量6.8±0.2nFの
JIS−R特性を有する長さ3.2mm、幅2.5m
m、厚さ1.2mmのチップ型積層セラミックコンデン
サ(品番C40R2H682K、三菱マテリアル(株)
製)を用いた。外部電極11は実施例1と同様にして形
成した。 <実施例3>セラミックコンデンサとして、定格電圧5
00Vで静電容量47.5±0.3nFのJIS−R特
性を有する長さ4.5mm、幅3.3mm、厚さ1.4
mmのチップ型積層セラミックコンデンサ(品番C70
R2H473K、三菱マテリアル(株)製)を用いた。外
部電極11は実施例1と同様にして形成した。
【0018】<比較例1>のPb/Snめっき層を形
成しない以外は実施例1と同様にして焼付け電極層の表
面に1.5±0.5μm厚のNi層と15±2μm厚の
Sn/Pb層からなる2層構造のめっき層を形成した。 <比較例2>のPb/Snめっき層を形成しない以外
は実施例2と同様にして焼付け電極層の表面に1.5±
0.5μm厚のNi層と15±2μm厚のSn/Pb層
からなる2層構造のめっき層を形成した。 <比較例3>のPb/Snめっき層を形成しない以外
は実施例3と同様にして焼付け電極層の表面に1.5±
0.5μm厚のNi層と15±2μm厚のSn/Pb層
からなる2層構造のめっき層を形成した。
成しない以外は実施例1と同様にして焼付け電極層の表
面に1.5±0.5μm厚のNi層と15±2μm厚の
Sn/Pb層からなる2層構造のめっき層を形成した。 <比較例2>のPb/Snめっき層を形成しない以外
は実施例2と同様にして焼付け電極層の表面に1.5±
0.5μm厚のNi層と15±2μm厚のSn/Pb層
からなる2層構造のめっき層を形成した。 <比較例3>のPb/Snめっき層を形成しない以外
は実施例3と同様にして焼付け電極層の表面に1.5±
0.5μm厚のNi層と15±2μm厚のSn/Pb層
からなる2層構造のめっき層を形成した。
【0019】<試験方法>上記実施例1〜3及び比較例
1〜3で作製したチップ型積層セラミックコンデンサに
対して、熱衝撃試験、温度サイクル試験及び限界たわみ
試験を行った。括弧内の数値nは試験した試料数であ
る。 (a) 熱衝撃試験(n=100) 図2に示すように室温におかれた試料となるチップコン
デンサ20を1個ずつピンセット21でコンデンサの幅
の狭い面が上下面となるようにつかみ、これを予熱をせ
ずに250℃,270℃,300℃,350℃,400
℃のSn63重量%/Pb37重量%の共晶はんだ槽に
それぞれ3秒間浸漬した後、引上げ、空気中で放冷す
る。この試料の外観を光学顕微鏡で検査し、クラック発
生の有無を調べた。またクラック発生のない試料につい
ては絶縁抵抗を調べ、クラック発生のあった試料数と絶
縁抵抗が劣化した試料数を合計して不良数とした。
1〜3で作製したチップ型積層セラミックコンデンサに
対して、熱衝撃試験、温度サイクル試験及び限界たわみ
試験を行った。括弧内の数値nは試験した試料数であ
る。 (a) 熱衝撃試験(n=100) 図2に示すように室温におかれた試料となるチップコン
デンサ20を1個ずつピンセット21でコンデンサの幅
の狭い面が上下面となるようにつかみ、これを予熱をせ
ずに250℃,270℃,300℃,350℃,400
℃のSn63重量%/Pb37重量%の共晶はんだ槽に
それぞれ3秒間浸漬した後、引上げ、空気中で放冷す
る。この試料の外観を光学顕微鏡で検査し、クラック発
生の有無を調べた。またクラック発生のない試料につい
ては絶縁抵抗を調べ、クラック発生のあった試料数と絶
縁抵抗が劣化した試料数を合計して不良数とした。
【0020】(b) 温度サイクル試験(n=30) 厚さ0.635mmのアルミナ基板に試料となるチップ
コンデンサを千住金属(株)製のはんだペーストSPT−
55−2062を用いて温度230℃でリフローはんだ
付けした。気相式温度衝撃試験機を用いて、はんだ付け
した試料を−55℃で30分間維持しそこから昇温して
室温で3分間維持し、更に昇温して125℃で30分間
維持した後、維持時間を同一にして反対に降温させるサ
イクル試験を25,50,100,150,200サイ
クルそれぞれ行った。上記(a)の熱衝撃試験と同様にし
て不良数を数えた。 (c) 限界たわみ試験(n=5) 厚み1.6mm、幅40mmのガラスエポキシ基板に試
料となるコンデンサをリフローはんだ付けして実装した
後、この基板をスパン90mmの支持台に載せた。強度
試験機を用いて基板のスパン中心部分に荷重を10mm
/分の速度で加え、コンデンサの容量が10%以上低下
したときの限界たわみ量を測定した。上記(a)〜(c)の結
果を表1に示す。表中、熱衝撃試験及び温度サイクル試
験の数値は不良個数を示す。
コンデンサを千住金属(株)製のはんだペーストSPT−
55−2062を用いて温度230℃でリフローはんだ
付けした。気相式温度衝撃試験機を用いて、はんだ付け
した試料を−55℃で30分間維持しそこから昇温して
室温で3分間維持し、更に昇温して125℃で30分間
維持した後、維持時間を同一にして反対に降温させるサ
イクル試験を25,50,100,150,200サイ
クルそれぞれ行った。上記(a)の熱衝撃試験と同様にし
て不良数を数えた。 (c) 限界たわみ試験(n=5) 厚み1.6mm、幅40mmのガラスエポキシ基板に試
料となるコンデンサをリフローはんだ付けして実装した
後、この基板をスパン90mmの支持台に載せた。強度
試験機を用いて基板のスパン中心部分に荷重を10mm
/分の速度で加え、コンデンサの容量が10%以上低下
したときの限界たわみ量を測定した。上記(a)〜(c)の結
果を表1に示す。表中、熱衝撃試験及び温度サイクル試
験の数値は不良個数を示す。
【0021】
【表1】
【0022】<試験結果と評価>表1より、熱衝撃試験
では、比較例1においてはんだ温度350℃以上で、ま
た比較例2においてはんだ温度300℃以上でそれぞれ
クラックの発生、容量の低下、又は絶縁抵抗の劣化した
不良品があった。これに対して実施例1及び実施例2で
ははんだ温度400℃でもこうした不良品は0個であっ
た。また比較例3でははんだ温度270℃で不良品が発
生し始めたのに対して、実施例3では350℃を越える
とはじめて不良品が発生した。温度サイクル試験では、
比較例1〜3がともに100サイクル以上になると不良
品が発生するのに対して、実施例1〜3は200サイク
ル行っても不良品は0個であった。限界たわみ試験で
は、比較例1〜3に比べて実施例1〜3の方が限界たわ
み量が全て大きかった。これにより合金層の応力緩衝効
果が顕著に現れていることが判明した。
では、比較例1においてはんだ温度350℃以上で、ま
た比較例2においてはんだ温度300℃以上でそれぞれ
クラックの発生、容量の低下、又は絶縁抵抗の劣化した
不良品があった。これに対して実施例1及び実施例2で
ははんだ温度400℃でもこうした不良品は0個であっ
た。また比較例3でははんだ温度270℃で不良品が発
生し始めたのに対して、実施例3では350℃を越える
とはじめて不良品が発生した。温度サイクル試験では、
比較例1〜3がともに100サイクル以上になると不良
品が発生するのに対して、実施例1〜3は200サイク
ル行っても不良品は0個であった。限界たわみ試験で
は、比較例1〜3に比べて実施例1〜3の方が限界たわ
み量が全て大きかった。これにより合金層の応力緩衝効
果が顕著に現れていることが判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例セラミックコンデンサの断面図。
【図2】その熱衝撃試験を行うときの試料の取扱い状況
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図3】従来例セラミックコンデンサの熱衝撃に起因し
たクラック発生状況を示す断面図。
たクラック発生状況を示す断面図。
【図4】図3のコンデンサを基板にはんだ付けして更に
クラックが成長した状況を示す断面図。 10 セラミック素体 11 外部電極 12 焼付け電極層 13 合金層 14 Niめっき層 15 Sn/Pbめっき層 16 セラミック誘電体 19 内部電極 20 セラミックコンデンサ
クラックが成長した状況を示す断面図。 10 セラミック素体 11 外部電極 12 焼付け電極層 13 合金層 14 Niめっき層 15 Sn/Pbめっき層 16 セラミック誘電体 19 内部電極 20 セラミックコンデンサ
Claims (4)
- 【請求項1】 セラミック素体(10)と、前記セラミック
素体(10)の外面に形成され金属と無機結合材により構成
された焼付け電極層(12)を含む外部電極(11)とを備えた
セラミックコンデンサにおいて、前記焼付け電極層(12)
の表面にPbを主成分としSn,Ag,Inを少なくと
も1種含む合金層(13)とNiめっき層(14)とSn又はS
n/Pbめっき層(15)がこの順に形成されたことを特徴
とするセラミックコンデンサ。 - 【請求項2】 合金層(13)の厚みが3〜50μmの範囲
にあり、Niめっき層(14)の厚みが1〜5μmの範囲に
あり、Sn又はSn/Pbめっき層(15)の厚みが3〜3
0μmの範囲にある請求項1記載のセラミックコンデン
サ。 - 【請求項3】 合金層(13)がめっき法により形成された
請求項1記載のセラミックコンデンサ。 - 【請求項4】 合金層(13)がディッピング法により形成
された請求項1記載のセラミックコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133551A JPH0656825B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | セラミックコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133551A JPH0656825B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | セラミックコンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04334007A JPH04334007A (ja) | 1992-11-20 |
JPH0656825B2 true JPH0656825B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=15107462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3133551A Expired - Lifetime JPH0656825B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | セラミックコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656825B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3678196B2 (ja) * | 2001-12-18 | 2005-08-03 | 株式会社村田製作所 | チップ型電子部品の製造方法、及びチップ型電子部品 |
JP2004179419A (ja) | 2002-11-27 | 2004-06-24 | Toshiba Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2006269829A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Kyocera Corp | セラミック電子部品 |
JP3861927B1 (ja) | 2005-07-07 | 2006-12-27 | 株式会社村田製作所 | 電子部品、電子部品の実装構造および電子部品の製造方法 |
JP2009283986A (ja) * | 2009-09-03 | 2009-12-03 | Taiyo Yuden Co Ltd | 外部接続電極付電子部品及び回路モジュール |
WO2020218218A1 (ja) | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 株式会社村田製作所 | 電子部品および実装構造体 |
JP7160024B2 (ja) * | 2019-12-20 | 2022-10-25 | 株式会社村田製作所 | 電子部品 |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP3133551A patent/JPH0656825B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04334007A (ja) | 1992-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950117 |