JPH0656789B2 - 電線接続構造及びこの構造に使用するダイス - Google Patents
電線接続構造及びこの構造に使用するダイスInfo
- Publication number
- JPH0656789B2 JPH0656789B2 JP7571792A JP7571792A JPH0656789B2 JP H0656789 B2 JPH0656789 B2 JP H0656789B2 JP 7571792 A JP7571792 A JP 7571792A JP 7571792 A JP7571792 A JP 7571792A JP H0656789 B2 JPH0656789 B2 JP H0656789B2
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- Japan
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- electric wire
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は幹線と分岐線等の電線
接続用の圧縮スリーブを用いた電線接続構造に関するも
のである。
接続用の圧縮スリーブを用いた電線接続構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来幹線と分岐線とを接続する電線接続
具は、ボルトコネクター又はC型圧縮スリーブを用い、
幹線と分岐線とを挾持し、これらをボルトにより又は圧
縮により締付けているものである。これらのうち、断面
C型にした電線接続用圧縮スリーブについては、図20
に示す如く、断面C型のスリーブ(イ)の一側の開口部
(ロ)から幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を入れ、この状態でス
リーブ(イ)の外周を圧縮ダイスで圧縮させ、図21に示
す如く幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を一体に把持させる、い
わゆる片持力で把持して接続するものである。
具は、ボルトコネクター又はC型圧縮スリーブを用い、
幹線と分岐線とを挾持し、これらをボルトにより又は圧
縮により締付けているものである。これらのうち、断面
C型にした電線接続用圧縮スリーブについては、図20
に示す如く、断面C型のスリーブ(イ)の一側の開口部
(ロ)から幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を入れ、この状態でス
リーブ(イ)の外周を圧縮ダイスで圧縮させ、図21に示
す如く幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を一体に把持させる、い
わゆる片持力で把持して接続するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの圧縮
スリーブ(イ)は、一側に開口部(ロ)を有するため、他側
の一枚の背側板のみに圧縮荷重がかかり、それ故この圧
縮力が大となる。そこでこれらの電線に強い圧縮力が加
わり、当該電線にダメージを与えるおそれがある。また
上記圧縮スリーブの背側板を厚くすることもあるが、こ
の場合もこの厚い背側板を座屈させて圧縮するため強圧
縮となり、やはり電線を傷つける恐れがある。しかも資
源の省力化や製造コストの低減化等の観点から素材をで
きるだけ薄くすることが要求されており、このような素
材の薄い圧縮スリーブではなおさらである。
スリーブ(イ)は、一側に開口部(ロ)を有するため、他側
の一枚の背側板のみに圧縮荷重がかかり、それ故この圧
縮力が大となる。そこでこれらの電線に強い圧縮力が加
わり、当該電線にダメージを与えるおそれがある。また
上記圧縮スリーブの背側板を厚くすることもあるが、こ
の場合もこの厚い背側板を座屈させて圧縮するため強圧
縮となり、やはり電線を傷つける恐れがある。しかも資
源の省力化や製造コストの低減化等の観点から素材をで
きるだけ薄くすることが要求されており、このような素
材の薄い圧縮スリーブではなおさらである。
【0004】そこでこの発明はこの様な圧縮スリーブを
用いて、スリーブ本体の形状を断面C型ではなく、限り
なくパイプの断面形状に近づけて、把持する夫々の電線
を包容するようにし、スリーブ本体の圧縮力を両側板に
分散させて、各側板の圧縮力を減少させ、電線を傷つけ
ないようにし、なおかつ板厚の薄い素材を用いても電線
等への全体的な把持力を強化した電線接続構造を提供す
ることを目的とし、さらに当該電線接続構造を容易に作
ることができるダイスを提供するものである。
用いて、スリーブ本体の形状を断面C型ではなく、限り
なくパイプの断面形状に近づけて、把持する夫々の電線
を包容するようにし、スリーブ本体の圧縮力を両側板に
分散させて、各側板の圧縮力を減少させ、電線を傷つけ
ないようにし、なおかつ板厚の薄い素材を用いても電線
等への全体的な把持力を強化した電線接続構造を提供す
ることを目的とし、さらに当該電線接続構造を容易に作
ることができるダイスを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、板状のスリ
ーブ本体を折り曲げて接続する二本の各電線の把持溝を
夫々形成してスリーブを設け、このスリーブの各把持溝
に各電線を挿入して各電線の外周にスリーブの両側部を
巻き付け、さらに各電線の長手方向にスリーブ本体を、
把持した電線とともに波状に折り曲げてなる電線接続構
造としたものである。
ーブ本体を折り曲げて接続する二本の各電線の把持溝を
夫々形成してスリーブを設け、このスリーブの各把持溝
に各電線を挿入して各電線の外周にスリーブの両側部を
巻き付け、さらに各電線の長手方向にスリーブ本体を、
把持した電線とともに波状に折り曲げてなる電線接続構
造としたものである。
【0006】また板状のスリーブ本体を折り曲げて接続
する二本の各電線の把持溝を夫々形成してスリーブを設
け、このスリーブの各把持溝に各電線を挿入して各電線
の外周にスリーブの両側部を巻き付け、各電線の長手方
向にスリーブを、把持した電線とともに波状に折り曲
げ、さらにスリーブの両端部の、少なくとも当該折曲部
に対して直角な側面に、夫々外側面が突部をなし、内側
面が凹溝を成したリブを設ける場合もある。
する二本の各電線の把持溝を夫々形成してスリーブを設
け、このスリーブの各把持溝に各電線を挿入して各電線
の外周にスリーブの両側部を巻き付け、各電線の長手方
向にスリーブを、把持した電線とともに波状に折り曲
げ、さらにスリーブの両端部の、少なくとも当該折曲部
に対して直角な側面に、夫々外側面が突部をなし、内側
面が凹溝を成したリブを設ける場合もある。
【0007】さらにこれらの電線接続構造を作ることが
できるダイスは、雄型ダイスと雌型ダイスとから成り、
雄型ダイスは上面に二条の断面湾曲溝を有する突部を設
け、これらの各断面湾曲溝の長手方向の中央部を湾曲縁
を形成しつつ突部上面までせりあげて波状突部を設け、
かつこれらの各波状突部の間に、これらの波状突部より
高い、平面が略菱形の中央台座部を設け、上記雌型ダイ
スはこの雄型ダイスの突部が挿入自在な凹部を設け、こ
の凹部の底面には長手方向に二条の断面湾曲溝を設け、
これらの断面湾曲溝の長手方向の中央部に二つの波形凹
溝を設けたものである。
できるダイスは、雄型ダイスと雌型ダイスとから成り、
雄型ダイスは上面に二条の断面湾曲溝を有する突部を設
け、これらの各断面湾曲溝の長手方向の中央部を湾曲縁
を形成しつつ突部上面までせりあげて波状突部を設け、
かつこれらの各波状突部の間に、これらの波状突部より
高い、平面が略菱形の中央台座部を設け、上記雌型ダイ
スはこの雄型ダイスの突部が挿入自在な凹部を設け、こ
の凹部の底面には長手方向に二条の断面湾曲溝を設け、
これらの断面湾曲溝の長手方向の中央部に二つの波形凹
溝を設けたものである。
【0008】
【作用】上記電線接続構造では、各電線をスリーブ本体
でパイプ状に押さえている。しかもこのスリーブ本体の
波状の折曲部は各突部がリブを形成し、スリーブ本体の
強度を高めている。また各電線は当該スリーブ本体の波
状折曲部によって、各電線が傷つかない程度に波状に折
曲している。
でパイプ状に押さえている。しかもこのスリーブ本体の
波状の折曲部は各突部がリブを形成し、スリーブ本体の
強度を高めている。また各電線は当該スリーブ本体の波
状折曲部によって、各電線が傷つかない程度に波状に折
曲している。
【0009】またスリーブの両端部の、少なくとも折曲
部に対して直角な側面に夫々リブを設けたものは、スリ
ーブの各側面の強度バランスが良い。
部に対して直角な側面に夫々リブを設けたものは、スリ
ーブの各側面の強度バランスが良い。
【0010】また電線接続構造を作ることができるダイ
スの雄型ダイスの突部に雌型ダイスの凹部を嵌合させる
と、雄型ダイスの二条の各断面湾曲溝と雌型ダイスの二
条の各断面湾曲溝が対向する。また雄型ダイスの各波形
突部に夫々雌型ダイスの各波形凹溝が対向するようにな
っている。
スの雄型ダイスの突部に雌型ダイスの凹部を嵌合させる
と、雄型ダイスの二条の各断面湾曲溝と雌型ダイスの二
条の各断面湾曲溝が対向する。また雄型ダイスの各波形
突部に夫々雌型ダイスの各波形凹溝が対向するようにな
っている。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。
る。
【0012】図1に示す如く、板状のスリーブ本体1を
用意し、このスリーブ本体1を打ち抜き加工して、図2
に示す如く、四隅にスリーブ本体1の長手方向に沿った
切り込み部2を設ける。そして図3に示す如く、このス
リーブ本体1を断面変形W型に折り曲げて、スリーブ本
体1の両側に、二本の電線を夫々把持する把持溝3を設
け、各端部の両側に仮押さえ片4を有するスリーブ5を
設ける。このスリーブ5の各把持溝3に幹線6及び分岐
線7を入れて、図4に示す如く、幹線6及び分岐線7の
外周にスリーブ5の各端部の仮押さえ片4を巻き付け、
これによりスリーブ5に幹線6及び分岐線7を仮止めす
る。
用意し、このスリーブ本体1を打ち抜き加工して、図2
に示す如く、四隅にスリーブ本体1の長手方向に沿った
切り込み部2を設ける。そして図3に示す如く、このス
リーブ本体1を断面変形W型に折り曲げて、スリーブ本
体1の両側に、二本の電線を夫々把持する把持溝3を設
け、各端部の両側に仮押さえ片4を有するスリーブ5を
設ける。このスリーブ5の各把持溝3に幹線6及び分岐
線7を入れて、図4に示す如く、幹線6及び分岐線7の
外周にスリーブ5の各端部の仮押さえ片4を巻き付け、
これによりスリーブ5に幹線6及び分岐線7を仮止めす
る。
【0013】この状態でスリーブ5を圧縮する。この圧
縮には図5乃至図8に示す雄型ダイス8及び雌型ダイス
9を用いる。この雄型ダイス8は、図5に示す如く、重
合面10の中央部に突部11を有し、この突部11の上
面に二本の断面湾曲溝12を設け、各断面湾曲溝12の
長手方向の中央部を湾曲縁を形成しつつ突部上面までせ
りあげて波状突部13を設け、かつこれらの各波状突部
13の間に、これらの波状突部13より高い、平面が略
菱形の中央台座部25を設けている。
縮には図5乃至図8に示す雄型ダイス8及び雌型ダイス
9を用いる。この雄型ダイス8は、図5に示す如く、重
合面10の中央部に突部11を有し、この突部11の上
面に二本の断面湾曲溝12を設け、各断面湾曲溝12の
長手方向の中央部を湾曲縁を形成しつつ突部上面までせ
りあげて波状突部13を設け、かつこれらの各波状突部
13の間に、これらの波状突部13より高い、平面が略
菱形の中央台座部25を設けている。
【0014】また上記雌型ダイス9は図6乃至図8に示
す如く、重合面14の中央部に、上記ダイス8の突部1
1が入る凹部15を設け、この凹部15の底面には長手
方向に二条の断面湾曲溝16を設け、これらの断面湾曲
溝16の長手方向の中央部に二つの波形凹溝26を設け
たものである。
す如く、重合面14の中央部に、上記ダイス8の突部1
1が入る凹部15を設け、この凹部15の底面には長手
方向に二条の断面湾曲溝16を設け、これらの断面湾曲
溝16の長手方向の中央部に二つの波形凹溝26を設け
たものである。
【0015】そして上記スリーブ5を、両側の電線把持
溝3、3を上記雄型ダイス8の断面湾曲溝12に合わせ
て、雄型ダイス8に載せ、これらの上から上記雌型ダイ
ス9を被せる。これにより、雌型ダイス9の凹部15に
雄型ダイス8の突部11が入り、上記各波形突部13と
相応する位置に雌型ダイス9の各波形凹溝26が位置し
て、スリーブ5を圧縮する。
溝3、3を上記雄型ダイス8の断面湾曲溝12に合わせ
て、雄型ダイス8に載せ、これらの上から上記雌型ダイ
ス9を被せる。これにより、雌型ダイス9の凹部15に
雄型ダイス8の突部11が入り、上記各波形突部13と
相応する位置に雌型ダイス9の各波形凹溝26が位置し
て、スリーブ5を圧縮する。
【0016】これにより、図12に示す如く、スリーブ
5の各端部17を一方の側板平坦部18に重ねあわせ、
各端部17相互を突き合わせて、上記各把持溝3の開口
部を閉塞する。その際雄型ダイス8の中央台座部25が
スリーブ5の各端部17を側板平坦部18に強く押しつ
け、各端部17がめくれたりしない。またこれと同時に
スリーブ5を、把持した幹線6及び分岐線7とともに、
図11に示す如く波状に折り曲げ、この波状の折曲部に
凸状のリブ19を形成せしめたものである。この波状の
折曲部により、把持した幹線6及び分岐線7は図13に
示す如く、アールを保持しながら波状に折り曲げられて
いる。
5の各端部17を一方の側板平坦部18に重ねあわせ、
各端部17相互を突き合わせて、上記各把持溝3の開口
部を閉塞する。その際雄型ダイス8の中央台座部25が
スリーブ5の各端部17を側板平坦部18に強く押しつ
け、各端部17がめくれたりしない。またこれと同時に
スリーブ5を、把持した幹線6及び分岐線7とともに、
図11に示す如く波状に折り曲げ、この波状の折曲部に
凸状のリブ19を形成せしめたものである。この波状の
折曲部により、把持した幹線6及び分岐線7は図13に
示す如く、アールを保持しながら波状に折り曲げられて
いる。
【0017】また上記実施例に加え、図16に示す如
く、上記凸状のリブ19と直角なスリーブ5の側面の両
端部にリブ20を夫々設けることもできる。この場合
は、図14に示す如く、板状のスリーブ本体21の打ち
抜き加工の際これと同時にプレスして、各切り込み部2
の内側脇に、外側面が突部22を成し、内側面が凹溝2
3を成したリブ20を夫々設ける。そして図15に示す
如く、スリーブ本体21を折り曲げて両側に電線の把持
溝3、3を有するスリーブ24を形成する。そして上記
ダイス8及びダイス9の、当該スリーブ24の各リブ2
0が当接する箇所に溝を設けておけば、これらの各リブ
20をつぶすことなく圧縮でき、容易に図16の電線接
続構造は得られる。
く、上記凸状のリブ19と直角なスリーブ5の側面の両
端部にリブ20を夫々設けることもできる。この場合
は、図14に示す如く、板状のスリーブ本体21の打ち
抜き加工の際これと同時にプレスして、各切り込み部2
の内側脇に、外側面が突部22を成し、内側面が凹溝2
3を成したリブ20を夫々設ける。そして図15に示す
如く、スリーブ本体21を折り曲げて両側に電線の把持
溝3、3を有するスリーブ24を形成する。そして上記
ダイス8及びダイス9の、当該スリーブ24の各リブ2
0が当接する箇所に溝を設けておけば、これらの各リブ
20をつぶすことなく圧縮でき、容易に図16の電線接
続構造は得られる。
【0018】またこの図14乃至図16に示すスリーブ
24のリブ20に代えて、図17乃至図19に示す如
く、スリーブ27の両端のほぼ全周にリブ28を設ける
場合もある。この場合は、図17に示す如く、板状のス
リーブ本体29の打ち抜き加工の際これと同時にプレス
して、各切り込み部2の内側に沿ってスリーブ本体29
のほぼ一端から他端にかけて、外側面が突部30を成
し、内側面が凹溝31を成したリブ28を複数条設け
る。そして図18に示す如く、スリーブ本体29を折り
曲げて両側に電線の把持溝3、3を有するスリーブ27
を形成する。そして上記実施例と同様に上記雄型ダイス
8及び雌型ダイス9の、当該スリーブ27の各リブ28
が当接する箇所に溝を設けておけば、これらの各リブ2
8をつぶすことなく圧縮でき、容易に図19の電線接続
構造は得られる。
24のリブ20に代えて、図17乃至図19に示す如
く、スリーブ27の両端のほぼ全周にリブ28を設ける
場合もある。この場合は、図17に示す如く、板状のス
リーブ本体29の打ち抜き加工の際これと同時にプレス
して、各切り込み部2の内側に沿ってスリーブ本体29
のほぼ一端から他端にかけて、外側面が突部30を成
し、内側面が凹溝31を成したリブ28を複数条設け
る。そして図18に示す如く、スリーブ本体29を折り
曲げて両側に電線の把持溝3、3を有するスリーブ27
を形成する。そして上記実施例と同様に上記雄型ダイス
8及び雌型ダイス9の、当該スリーブ27の各リブ28
が当接する箇所に溝を設けておけば、これらの各リブ2
8をつぶすことなく圧縮でき、容易に図19の電線接続
構造は得られる。
【0019】
【発明の効果】この発明では、この様な圧縮スリーブを
用いて、スリーブ本体の形状を断面C型ではなく、限り
なくパイプの断面形状に近づけて、把持する夫々の電線
を包容するようにし、スリーブ本体の圧縮力を両側板に
分散させて、各側板の圧縮力を減少させ、電線を傷つけ
ないようにしてなおかつ電線等への全体的な把持力を強
化している。
用いて、スリーブ本体の形状を断面C型ではなく、限り
なくパイプの断面形状に近づけて、把持する夫々の電線
を包容するようにし、スリーブ本体の圧縮力を両側板に
分散させて、各側板の圧縮力を減少させ、電線を傷つけ
ないようにしてなおかつ電線等への全体的な把持力を強
化している。
【0020】さらにこの発明では、スリーブ本体を電線
の長手方向に波状に折曲し、把持している電線をもこれ
に従って波状に折り曲げているため、当該電線接続箇所
の電線への把持力を極めて高くし、接続を強固にしてい
る。
の長手方向に波状に折曲し、把持している電線をもこれ
に従って波状に折り曲げているため、当該電線接続箇所
の電線への把持力を極めて高くし、接続を強固にしてい
る。
【0021】またスリーブの両端部の全周か、又は少な
くとも折曲部に対して直角な側面に、夫々リブを設けた
ものは、スリーブの、電線方向への引っ張り強度に加
え、各側面の強度も高く、従ってより一層電線把持力が
高いものである。
くとも折曲部に対して直角な側面に、夫々リブを設けた
ものは、スリーブの、電線方向への引っ張り強度に加
え、各側面の強度も高く、従ってより一層電線把持力が
高いものである。
【0022】またこの発明のダイスは、これらの雄型ダ
イス及び雌型ダイスを用いれば一回の圧縮作業で、二本
の電線の各外周に巻き付くようにスリーブが圧縮されこ
れと同時にスリーブを波状に折り曲げた上記電線接続構
造が容易に形成されるものである。
イス及び雌型ダイスを用いれば一回の圧縮作業で、二本
の電線の各外周に巻き付くようにスリーブが圧縮されこ
れと同時にスリーブを波状に折り曲げた上記電線接続構
造が容易に形成されるものである。
【図1】この発明に使用する板状のスリーブ本体の斜視
図
図
【図2】この発明に使用するスリーブ本体を打ち抜き加
工した状態を示す平面図
工した状態を示す平面図
【図3】この発明に使用するスリーブの斜視図
【図4】この発明に使用するスリーブに電線を挿入して
仮押さえ片で電線を仮止めしている状態を示す側面図
仮押さえ片で電線を仮止めしている状態を示す側面図
【図5】この発明に使用する一方のダイスの斜視図
【図6】この発明に使用する他方のダイスの斜視図
【図7】この発明の図6のA−A線断面図
【図8】この発明の図6のB−B線断面図
【図9】この発明の平面図
【図10】この発明の底面図
【図11】この発明の正面図
【図12】この発明の図9のC−C線拡大断面図
【図13】この発明の断面正面図
【図14】この発明に使用する、他の実施例のスリーブ
本体を打ち抜き加工した状態を示す平面図
本体を打ち抜き加工した状態を示す平面図
【図15】この発明に使用する、他の実施例のスリーブ
の斜視図
の斜視図
【図16】この発明の他の実施例の平面図
【図17】この発明に使用する、さらに他の実施例のス
リーブ本体を打ち抜き加工した状態を示す平面図
リーブ本体を打ち抜き加工した状態を示す平面図
【図18】この発明に使用する、さらに他の実施例のス
リーブの斜視図
リーブの斜視図
【図19】この発明のさらに他の実施例の平面図
【図20】従来のスリーブの圧縮前の状態を示す側面図
【図21】従来のスリーブの圧縮後の状態を示す側面図
1 スリーブ本体 3 把持溝 3 電線 4 端部 5 スリーブ 6 幹線 7 分岐線 8 雄型ダイス 9 雌型ダイス 11 突部 12 断面湾曲溝 13 波形突部 15 凹部 16 断面湾曲溝 19 リブ 20 リブ 21 スリーブ本体 22 突部 23 凹溝 24 スリーブ 25 中央台座部 26 波形凹溝 27 スリーブ 28 リブ 29 スリーブ本体 30 突部 31 凹溝
Claims (3)
- 【請求項1】 板状のスリーブ本体を折り曲げて接続す
る二本の各電線の把持溝を夫々形成してスリーブを設
け、このスリーブの各把持溝に各電線を挿入して各電線
の外周にスリーブの両側部を巻き付け、さらに電線の長
手方向にスリーブを、把持した電線とともに波状に折り
曲げてなることを特徴とする、電線接続構造。 - 【請求項2】 板状のスリーブ本体を折り曲げて接続す
る二本の各電線の把持溝を夫々形成してスリーブを設
け、このスリーブの各把持溝に各電線を挿入して各電線
の外周にスリーブの両側部を巻き付け、さらに電線の長
手方向にスリーブを、把持した電線とともに波状に折り
曲げ、このスリーブの両端部の、少なくとも当該折曲部
に対して直角な側面に、夫々外側面が突部をなし、内側
面が凹溝を成したリブを設けたことを特徴とする、電線
接続構造。 - 【請求項3】 雄型ダイスと雌型ダイスとから成り、雄
型ダイスは上面に二条の断面湾曲溝を有する突部を設
け、これらの各断面湾曲溝の長手方向の中央部を湾曲縁
を形成しつつ突部上面までせりあげて波状突部を設け、
かつこれらの各波状突部の間に、これらの波状突部より
高い、平面が略菱形の中央台座部を設け、上記雌型ダイ
スはこの雄型ダイスの突部が挿入自在な凹部を設け、こ
の凹部の底面には長手方向に二条の断面湾曲溝を設け、
これらの断面湾曲溝の長手方向の中央部に二つの波形凹
溝を設けたことを特徴とする、電線接続構造に使用する
ダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7571792A JPH0656789B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 電線接続構造及びこの構造に使用するダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7571792A JPH0656789B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 電線接続構造及びこの構造に使用するダイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242944A JPH05242944A (ja) | 1993-09-21 |
JPH0656789B2 true JPH0656789B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=13584288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7571792A Expired - Fee Related JPH0656789B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 電線接続構造及びこの構造に使用するダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656789B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108281805A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-07-13 | 江苏华鹏电缆股份有限公司 | 一种分支电缆压接工装 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP7571792A patent/JPH0656789B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05242944A (ja) | 1993-09-21 |
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