JPH0563366B2 - - Google Patents
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- JPH0563366B2 JPH0563366B2 JP62213688A JP21368887A JPH0563366B2 JP H0563366 B2 JPH0563366 B2 JP H0563366B2 JP 62213688 A JP62213688 A JP 62213688A JP 21368887 A JP21368887 A JP 21368887A JP H0563366 B2 JPH0563366 B2 JP H0563366B2
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- strap
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D63/00—Flexible elongated elements, e.g. straps, for bundling or supporting articles
- B65D63/02—Metallic straps, tapes, or bands; Joints between ends thereof
- B65D63/04—Joints produced by deformation of ends of elements
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/14—Bale and package ties, hose clamps
- Y10T24/1457—Metal bands
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T24/14—Bale and package ties, hose clamps
- Y10T24/1457—Metal bands
- Y10T24/148—End-to-end integral band end connection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
産業上の利用分野
この発明は主に綿等のような収縮の大きい物品
を縛るのに用いる結束用帯金(金属製バンド)の
シールレス結合手段に係り、より詳しくは帯金端
末部に切込みを入れて膨出させて形成した突出部
を凹凸嵌合させて結合する方式の係止構造に関す
るものである。 従来の技術 帯鋼を素材とした結束用金属製バンドを用いて
物品を縛る際、そのバンド端末の結合方法として
は、シールを用いて締結する方法、シールレ
ス締結方法に大別される。シールを用いて締結
する方法はシールリング機器を必要とするのに対
し、シールレス締結方法はバンド自体に係合手
段を設けて締結する方法であり、シールリング機
器を必要としないため、シールを用いる締結方法
に比べ結束作業が簡易迅速に行なうことができる
という利点があり、最近ではこのシールレス締結
方法が多く採用されている。 シールレス締結方法は、帯金端末部に設けた係
止部を相互に係合させて締結する方法が一般的で
あり、その係止構造としては特公昭39−13748号
公報に記載されているものが多用されている。 この係止構造は、帯金の両端部を相重ねて着脱
可能に凹凸嵌合させる方式であり、具体的には第
11図および第12図に示すごとく、帯金の両端
部111,112に互いに対称的に対をなすよう
に入れた屈曲切込み部を膨出させて形成した広幅
部Waと狭幅部Wbを有する同一長さの係合凸部
115,116を凹凸嵌合させ、この状態で帯金
両端部に互いに相反する方向(矢印A方向)に引
張力を付与すると、雄側の広幅部Waと雌側の狭
幅部Wbとが上下に相重なることにより、係止さ
れる構造となしたものである。 また、前記特公昭39−13748号公報に開示の係
止構造の欠点である帯金両端部にゆるみ方向への
力がかかつた場合の結合外れを防止する方法とし
ては、階段状切込みの両出隅部を互いに上下反対
方向に変形させ、上下両帯金に作用する張力によ
り、下側帯金の上側出隅部を上側帯金の下側出隅
部上に喰い込ませて上下帯金を結合するノーシー
ル結合方法において、前記階段状切込みの両端部
の内、一方は帯金長さ方向と平行に形成すると共
に、他方は上下両帯金の逆方向への移動を阻止す
べく帯金長さ方向に対して傾斜させる方法(特開
昭57−17707号公報)が提案されている。 前記特公昭39−13748号公報ならびに特開昭57
−17707号公報に開示の係止構造は、締結が容易
でしかも引張耐力も十分得られるので、綿等のよ
うな収縮力の大きい物品の結束には好適である。 従来技術の問題点 しかし、従来の前記係止構造では帯金両端部に
互いに相反する方向に引張力が作用した場合に最
も大きな張力がかかる両端の雌側の係合凸部が破
断することがある。破断すると帯金の係止状態が
解除されるので荷崩れが生じるだけでなく、荷役
作業中であると非常に危険である。 この発明は従来の前記係合凸部の破断を防止す
るためになされたもので、特に大きな引張耐力が
要求される両端部の強度を向上させ、継目部を母
材とほぼ同等の強度まで高めた係止構造を提案せ
んとするものである。 問題点を解決するための手段 この発明に係る結束用帯金の係止構造は、帯金
に互いに対称的に対をなすように入れた屈曲切込
部を台形状に膨出させて形成した広幅部と狭幅部
を有する係合凸部を長手方向に一列に複数個設
け、前記複数個の係合凸部のうち、両端の係合凸
部の長さを他の係合凸部の長さの1.1〜1.3倍と
し、前記の長い両端の係合凸部どうしと、他の係
合凸部どうしをそれぞれ凹凸嵌合させる構造とな
したことを特徴とするものである。 すなわち、この発明は特に大きな引張耐力が要
求される両端の係合凸部の長さを他のものの長さ
の1.1〜1.3倍とすることによつて、当該部分の係
合強度を向上させて全体的に係止部の継手強度を
ほぼ母材並に高め、雌側の係合凸部の破断を防止
したものである。 作 用 第1図および第2図はこの発明の好適な係止構
造を説明するための帯金の両端部を示す図で、第
1図Aは雌側となる帯金の端末部に切込みを入れ
た状態を示す平面図、同図Bは同上端末部の切込
部膨出加工後の状態を示す図A,B−B線上の縦
断正面図、第2図Aは雄側となる帯金の端末部に
切込みを入れた状態を示す平面図、同図Bは同上
端末部の切込部膨出加工後の状態を示す図A,B
−B線上の縦断正面図、第3図は第1図および第
2図に示す帯金を相重ねた状態を示す正面図、第
4図は上記帯金が凹凸嵌合された状態を示す正面
図、第5図は上記帯金が完全に締結された状態
(第5図に示す状態)における係合部を拡大して
示す斜視図である。 なお、ここでは係合凸部を5個設けた場合を例
にとり説明する。 すなわち、この発明の対象とする係合凸部の基
本形は図示のごとく、広幅部W1と狭幅部W2とか
らなる形状を呈し、この係合凸部を形成する場合
は雌側の帯金1と雄側の帯金2に、互いに対をな
すように屈曲切込み1−1,2−1をそれぞれ一
列に複数個入れる。その場合、一対の屈曲切込み
によりできる広幅部W1および狭幅部W2の間隔と
屈曲切込みの長さh1は、当該部分を凹凸嵌合させ
る関係上、僅かに雌側を広く雄側を狭くする。そ
して、各切込部を台形状に膨出させて係合凸部を
形成する。 この発明では5個の係合凸部のうち、雌側、雄
側それぞれの両端に位置する係合凸部の長さを他
のものより大きく形成するのである。 すなわち、両端に形成する係合凸部の屈曲切込
み11−1,12−1の長さH1を他の3個の屈
曲切込み1−1,2−1の長さh1より長くし、中
間の3個の係合凸部21−1,22−1より長い
係合凸部31−1,32−1を形成する。その場
合、両端の係合凸部と中間の係合凸部の長さの比
は1.1〜1.3の範囲とするのが好ましい。 その場合、各係合凸部の間隔は通常は等間隔で
あるが、この発明では両端の係合凸部を長くして
も帯金係合部全体の長さが長くならないように
(歩留を考慮して)、中間の3個の係合凸部21−
1,22−1の間隔l1を縮め、両端の係合凸部を
長くした分を吸収する。なお、中間の係合凸部の
間隔を縮めることによつて、両端の係合凸部と隣
接する係合凸部の間隔l2は若干長くなる。これら
の間隔は係合凸部の数および寸法によつて変わる
ことはいうまでもない。 上記とごとく帯金の端末部に長さの異なる台形
状の係合凸部21−1,22−1と31−1,3
2−1を形成してなる係止構造において、この帯
金端末部を締結する際は、第1図に示す雌側の帯
金1の端末と第2図に示す雄側の帯金2の端末を
第3図に示すように相重ねて押圧することにより
嵌合する。 すなわち、中間の係合凸部21−1,22−1
どうしと、両端の係合凸部31−1,32−1ど
うしがそれぞれの位置に合致するように相重ね
る。この時、雄側の係合凸部が雌側の係合凸部の
裏面の凹部にそれぞれの広幅部W1と狭幅部W2が
相重なるように入り込む。 しかる後、両帯金1,2を互いに押圧すると、
第4図に示すごとく雄側の係合凸部22−1,3
2−1が雌側の係合凸部21−1,31−1の凹
部内に完全に押込まれて嵌合される。 この状態でこの締結部に互いに相反する方向に
引張力が付与されると、第5図および第6図に示
すように雄側の係合凸部22−1,32−1の広
幅部W1が雌側の膨出によりできた狭幅部W2の開
口縁に相重なることにより係止される。 上記締結部に互いに相反する方向に引張力が作
用した場合、両端の雌側の係合凸部31−1には
中間の係合凸部21−1より大きな引張力が作用
する。しかし、両端の係合凸部は中間の係合凸部
より長さが長いため、強度的に長さの短かい中間
の係合凸部より強いので、大きな引張耐力が得ら
れ、全体的には母材とほぼ同等の継手強度が得ら
れる。したがつて、両端の雌側の係合凸部31−
1が破断する可能性は同一長さのものよりはるか
に少なくなるのである。 第7図はこの発明の係止構造を有する結束用帯
金を用いて綿を結束した状態を示す斜視図であ
る。 すなわち、長さ方向においては一本の結束用帯
金21により、また幅方向においては互いに隔つ
て配置された三本の結束用帯金21により縛られ
ている。 結束する際は、まず綿30を圧縮し、その圧縮
された状態にある綿の周りに結束用帯金21を掛
けてその両端を互いに重ねて、上記と同様の手順
で雄側の係合凸部22−1,32−1を雌側の係
合凸部21−1,31−1の膨出によりできた凹
部に嵌合させて締結する。なお、各締結部22,
23は綿の側面に位置させると面一より突出して
好ましくないため上面に位置させる。上面に位置
させると綿の脹みにより締結部が没した状態とな
り、荷役作業中あるいは運搬中締結部の損傷を回
避できるためである。 実施例 実施例 1 厚さ0.76mm、幅19mm、長さ2400mmの帯金の端部
100mmの範囲に、両端部の係合凸部の長さと中間
の係合凸部の長さの比と、各係合凸部の間隔を
種々変えて継手効率を調べた結果を第8図に示
す。 本実施例は係合凸部数が5個の場合で、寸法諸
元は第1表に示し、各寸法を表わす記号は第10
図に示す。 第8図の結果は継手部に135〜150Kg/mm2の引張
力をかけた場合の継手効率であり、継手効率は下
記式で算出した値である。 継手効率=係合部強度/母材強度×100(%) 第8図の結果より、両端部の係合凸部の長さを
他のものより長くすることにより、同一長さのも
のより高い継手効率が得られることがわかる。ま
た、本実施例では両端の係合凸部の長さと中間の
係合凸部の長さの比が1.1〜1.3の場合に大きな継
手効率が得られることがわかる。
を縛るのに用いる結束用帯金(金属製バンド)の
シールレス結合手段に係り、より詳しくは帯金端
末部に切込みを入れて膨出させて形成した突出部
を凹凸嵌合させて結合する方式の係止構造に関す
るものである。 従来の技術 帯鋼を素材とした結束用金属製バンドを用いて
物品を縛る際、そのバンド端末の結合方法として
は、シールを用いて締結する方法、シールレ
ス締結方法に大別される。シールを用いて締結
する方法はシールリング機器を必要とするのに対
し、シールレス締結方法はバンド自体に係合手
段を設けて締結する方法であり、シールリング機
器を必要としないため、シールを用いる締結方法
に比べ結束作業が簡易迅速に行なうことができる
という利点があり、最近ではこのシールレス締結
方法が多く採用されている。 シールレス締結方法は、帯金端末部に設けた係
止部を相互に係合させて締結する方法が一般的で
あり、その係止構造としては特公昭39−13748号
公報に記載されているものが多用されている。 この係止構造は、帯金の両端部を相重ねて着脱
可能に凹凸嵌合させる方式であり、具体的には第
11図および第12図に示すごとく、帯金の両端
部111,112に互いに対称的に対をなすよう
に入れた屈曲切込み部を膨出させて形成した広幅
部Waと狭幅部Wbを有する同一長さの係合凸部
115,116を凹凸嵌合させ、この状態で帯金
両端部に互いに相反する方向(矢印A方向)に引
張力を付与すると、雄側の広幅部Waと雌側の狭
幅部Wbとが上下に相重なることにより、係止さ
れる構造となしたものである。 また、前記特公昭39−13748号公報に開示の係
止構造の欠点である帯金両端部にゆるみ方向への
力がかかつた場合の結合外れを防止する方法とし
ては、階段状切込みの両出隅部を互いに上下反対
方向に変形させ、上下両帯金に作用する張力によ
り、下側帯金の上側出隅部を上側帯金の下側出隅
部上に喰い込ませて上下帯金を結合するノーシー
ル結合方法において、前記階段状切込みの両端部
の内、一方は帯金長さ方向と平行に形成すると共
に、他方は上下両帯金の逆方向への移動を阻止す
べく帯金長さ方向に対して傾斜させる方法(特開
昭57−17707号公報)が提案されている。 前記特公昭39−13748号公報ならびに特開昭57
−17707号公報に開示の係止構造は、締結が容易
でしかも引張耐力も十分得られるので、綿等のよ
うな収縮力の大きい物品の結束には好適である。 従来技術の問題点 しかし、従来の前記係止構造では帯金両端部に
互いに相反する方向に引張力が作用した場合に最
も大きな張力がかかる両端の雌側の係合凸部が破
断することがある。破断すると帯金の係止状態が
解除されるので荷崩れが生じるだけでなく、荷役
作業中であると非常に危険である。 この発明は従来の前記係合凸部の破断を防止す
るためになされたもので、特に大きな引張耐力が
要求される両端部の強度を向上させ、継目部を母
材とほぼ同等の強度まで高めた係止構造を提案せ
んとするものである。 問題点を解決するための手段 この発明に係る結束用帯金の係止構造は、帯金
に互いに対称的に対をなすように入れた屈曲切込
部を台形状に膨出させて形成した広幅部と狭幅部
を有する係合凸部を長手方向に一列に複数個設
け、前記複数個の係合凸部のうち、両端の係合凸
部の長さを他の係合凸部の長さの1.1〜1.3倍と
し、前記の長い両端の係合凸部どうしと、他の係
合凸部どうしをそれぞれ凹凸嵌合させる構造とな
したことを特徴とするものである。 すなわち、この発明は特に大きな引張耐力が要
求される両端の係合凸部の長さを他のものの長さ
の1.1〜1.3倍とすることによつて、当該部分の係
合強度を向上させて全体的に係止部の継手強度を
ほぼ母材並に高め、雌側の係合凸部の破断を防止
したものである。 作 用 第1図および第2図はこの発明の好適な係止構
造を説明するための帯金の両端部を示す図で、第
1図Aは雌側となる帯金の端末部に切込みを入れ
た状態を示す平面図、同図Bは同上端末部の切込
部膨出加工後の状態を示す図A,B−B線上の縦
断正面図、第2図Aは雄側となる帯金の端末部に
切込みを入れた状態を示す平面図、同図Bは同上
端末部の切込部膨出加工後の状態を示す図A,B
−B線上の縦断正面図、第3図は第1図および第
2図に示す帯金を相重ねた状態を示す正面図、第
4図は上記帯金が凹凸嵌合された状態を示す正面
図、第5図は上記帯金が完全に締結された状態
(第5図に示す状態)における係合部を拡大して
示す斜視図である。 なお、ここでは係合凸部を5個設けた場合を例
にとり説明する。 すなわち、この発明の対象とする係合凸部の基
本形は図示のごとく、広幅部W1と狭幅部W2とか
らなる形状を呈し、この係合凸部を形成する場合
は雌側の帯金1と雄側の帯金2に、互いに対をな
すように屈曲切込み1−1,2−1をそれぞれ一
列に複数個入れる。その場合、一対の屈曲切込み
によりできる広幅部W1および狭幅部W2の間隔と
屈曲切込みの長さh1は、当該部分を凹凸嵌合させ
る関係上、僅かに雌側を広く雄側を狭くする。そ
して、各切込部を台形状に膨出させて係合凸部を
形成する。 この発明では5個の係合凸部のうち、雌側、雄
側それぞれの両端に位置する係合凸部の長さを他
のものより大きく形成するのである。 すなわち、両端に形成する係合凸部の屈曲切込
み11−1,12−1の長さH1を他の3個の屈
曲切込み1−1,2−1の長さh1より長くし、中
間の3個の係合凸部21−1,22−1より長い
係合凸部31−1,32−1を形成する。その場
合、両端の係合凸部と中間の係合凸部の長さの比
は1.1〜1.3の範囲とするのが好ましい。 その場合、各係合凸部の間隔は通常は等間隔で
あるが、この発明では両端の係合凸部を長くして
も帯金係合部全体の長さが長くならないように
(歩留を考慮して)、中間の3個の係合凸部21−
1,22−1の間隔l1を縮め、両端の係合凸部を
長くした分を吸収する。なお、中間の係合凸部の
間隔を縮めることによつて、両端の係合凸部と隣
接する係合凸部の間隔l2は若干長くなる。これら
の間隔は係合凸部の数および寸法によつて変わる
ことはいうまでもない。 上記とごとく帯金の端末部に長さの異なる台形
状の係合凸部21−1,22−1と31−1,3
2−1を形成してなる係止構造において、この帯
金端末部を締結する際は、第1図に示す雌側の帯
金1の端末と第2図に示す雄側の帯金2の端末を
第3図に示すように相重ねて押圧することにより
嵌合する。 すなわち、中間の係合凸部21−1,22−1
どうしと、両端の係合凸部31−1,32−1ど
うしがそれぞれの位置に合致するように相重ね
る。この時、雄側の係合凸部が雌側の係合凸部の
裏面の凹部にそれぞれの広幅部W1と狭幅部W2が
相重なるように入り込む。 しかる後、両帯金1,2を互いに押圧すると、
第4図に示すごとく雄側の係合凸部22−1,3
2−1が雌側の係合凸部21−1,31−1の凹
部内に完全に押込まれて嵌合される。 この状態でこの締結部に互いに相反する方向に
引張力が付与されると、第5図および第6図に示
すように雄側の係合凸部22−1,32−1の広
幅部W1が雌側の膨出によりできた狭幅部W2の開
口縁に相重なることにより係止される。 上記締結部に互いに相反する方向に引張力が作
用した場合、両端の雌側の係合凸部31−1には
中間の係合凸部21−1より大きな引張力が作用
する。しかし、両端の係合凸部は中間の係合凸部
より長さが長いため、強度的に長さの短かい中間
の係合凸部より強いので、大きな引張耐力が得ら
れ、全体的には母材とほぼ同等の継手強度が得ら
れる。したがつて、両端の雌側の係合凸部31−
1が破断する可能性は同一長さのものよりはるか
に少なくなるのである。 第7図はこの発明の係止構造を有する結束用帯
金を用いて綿を結束した状態を示す斜視図であ
る。 すなわち、長さ方向においては一本の結束用帯
金21により、また幅方向においては互いに隔つ
て配置された三本の結束用帯金21により縛られ
ている。 結束する際は、まず綿30を圧縮し、その圧縮
された状態にある綿の周りに結束用帯金21を掛
けてその両端を互いに重ねて、上記と同様の手順
で雄側の係合凸部22−1,32−1を雌側の係
合凸部21−1,31−1の膨出によりできた凹
部に嵌合させて締結する。なお、各締結部22,
23は綿の側面に位置させると面一より突出して
好ましくないため上面に位置させる。上面に位置
させると綿の脹みにより締結部が没した状態とな
り、荷役作業中あるいは運搬中締結部の損傷を回
避できるためである。 実施例 実施例 1 厚さ0.76mm、幅19mm、長さ2400mmの帯金の端部
100mmの範囲に、両端部の係合凸部の長さと中間
の係合凸部の長さの比と、各係合凸部の間隔を
種々変えて継手効率を調べた結果を第8図に示
す。 本実施例は係合凸部数が5個の場合で、寸法諸
元は第1表に示し、各寸法を表わす記号は第10
図に示す。 第8図の結果は継手部に135〜150Kg/mm2の引張
力をかけた場合の継手効率であり、継手効率は下
記式で算出した値である。 継手効率=係合部強度/母材強度×100(%) 第8図の結果より、両端部の係合凸部の長さを
他のものより長くすることにより、同一長さのも
のより高い継手効率が得られることがわかる。ま
た、本実施例では両端の係合凸部の長さと中間の
係合凸部の長さの比が1.1〜1.3の場合に大きな継
手効率が得られることがわかる。
【表】
実施例 2
厚さ0.76mm、幅19mm、長さ2385mmの帯金の端部
85mmの範囲に、実施例1と同様両端部の係合凸の
長さと中間の係合凸部の長さの比と、各係合凸部
の間隔を種々変えて、実施例1と同様の試験を行
なつて継手効率を調べた結果を第9図に示す。 本実施例における係合凸部数は実施例1と同様
5個で、寸法諸元は第2表に示す。 第9図より、本実施例においても両端部の係合
凸部の長さを長くすることにより、同一長さのも
のより高い継手効率が得られることがわかる。な
お、本実施例では両端の係合凸部の長さと中間の
係合凸部の長さの比が1.1〜1.2の場合に大きな継
手効率が得られている。
85mmの範囲に、実施例1と同様両端部の係合凸の
長さと中間の係合凸部の長さの比と、各係合凸部
の間隔を種々変えて、実施例1と同様の試験を行
なつて継手効率を調べた結果を第9図に示す。 本実施例における係合凸部数は実施例1と同様
5個で、寸法諸元は第2表に示す。 第9図より、本実施例においても両端部の係合
凸部の長さを長くすることにより、同一長さのも
のより高い継手効率が得られることがわかる。な
お、本実施例では両端の係合凸部の長さと中間の
係合凸部の長さの比が1.1〜1.2の場合に大きな継
手効率が得られている。
【表】
発明の効果
以上説明したごとく、この発明は帯金両端部に
切込みと膨出加工によつて形成した広幅部と狭幅
部を有する複数個の係合凸部のうち、中央より大
きな張力がかかる両端の係合凸部を他のものより
長く形成したことにより、当該部分の変形に対す
る変位量が大きくとれる結果、母材とほぼ同等の
継手強度が得られ、係合凸部の破断を防止できる
という優れた効果を有し、極めて安全性に富むも
のである。
切込みと膨出加工によつて形成した広幅部と狭幅
部を有する複数個の係合凸部のうち、中央より大
きな張力がかかる両端の係合凸部を他のものより
長く形成したことにより、当該部分の変形に対す
る変位量が大きくとれる結果、母材とほぼ同等の
継手強度が得られ、係合凸部の破断を防止できる
という優れた効果を有し、極めて安全性に富むも
のである。
第1図Aはこの発明の好適な係止構造における
雌側となる帯金の端末部に切込を入れた状態を示
す平面図、同図Bは同上切込部膨出加工後の状態
を示す図A,B−B線上の縦断正面図である。第
2図は同じく雄側となる帯金の端末部に切込みを
入れた状態を示す平面図、同図Bは同上切込部膨
出加工後の状態を示す図A,B−B線上の縦断正
面図である。第3図は第1図および第2図に示す
帯金を相重ねた状態を示す正面図である。第4図
は帯金が凹凸嵌合された状態を示す正面図であ
る。第5図は帯金が完全に締結された状態を示す
平面図である。第6図は帯金が完全に締結された
状態における一方の端部の係合部を拡大して示す
斜視図である。第7図はこの発明の係止構造を有
する結束用帯金を用いて綿を結束した状態を示す
斜視図である。第8図はこの発明の実施例1にお
ける継手効率を示す図である。第9図は同上実施
例2における継手効率を示す図である。第10図
は同上実施例における各部の寸法を表わす記号を
示す図である。第11図は従来のシールレス係止
構造を示す平面図である。第12図は同上係止構
造を拡大して示す斜視図である。 1……雌側の帯金、2……雄側の帯金、1−
1,2−1……中間の屈曲切込み、11−1,1
2−1……両端の屈曲切込み、21−1,22−
1……中間の係合凸部、31−1,32−1……
両端の係合凸部。
雌側となる帯金の端末部に切込を入れた状態を示
す平面図、同図Bは同上切込部膨出加工後の状態
を示す図A,B−B線上の縦断正面図である。第
2図は同じく雄側となる帯金の端末部に切込みを
入れた状態を示す平面図、同図Bは同上切込部膨
出加工後の状態を示す図A,B−B線上の縦断正
面図である。第3図は第1図および第2図に示す
帯金を相重ねた状態を示す正面図である。第4図
は帯金が凹凸嵌合された状態を示す正面図であ
る。第5図は帯金が完全に締結された状態を示す
平面図である。第6図は帯金が完全に締結された
状態における一方の端部の係合部を拡大して示す
斜視図である。第7図はこの発明の係止構造を有
する結束用帯金を用いて綿を結束した状態を示す
斜視図である。第8図はこの発明の実施例1にお
ける継手効率を示す図である。第9図は同上実施
例2における継手効率を示す図である。第10図
は同上実施例における各部の寸法を表わす記号を
示す図である。第11図は従来のシールレス係止
構造を示す平面図である。第12図は同上係止構
造を拡大して示す斜視図である。 1……雌側の帯金、2……雄側の帯金、1−
1,2−1……中間の屈曲切込み、11−1,1
2−1……両端の屈曲切込み、21−1,22−
1……中間の係合凸部、31−1,32−1……
両端の係合凸部。
Claims (1)
- 1 帯金の両端部を相重ねて着脱可能に凹凸嵌合
させる方式の係止構造において、帯金に互いに対
称的に対をなすように入れた屈曲切込部を台形状
に膨出させて形成した広幅部と狭幅部を有する係
合凸部を長手方向に一列に複数個設け、前記複数
個の係合凸部のうち、両端の係合凸部の長さを他
の係合凸部の長さの1.1〜1.3倍とし、前記の長い
両端の係合凸部どうしと、他の係合凸部どうしが
それぞれ凹凸嵌合する構造となしたことを特徴と
する結束用帯金の係止構造。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62213688A JPS6458615A (en) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | Engagement structure for bundling metal strap |
IN595/MAS/88A IN171277B (ja) | 1987-08-26 | 1988-08-22 | |
US07/235,449 US4980953A (en) | 1987-08-26 | 1988-08-23 | Binding-up band with locking structure |
NZ225921A NZ225921A (en) | 1987-08-26 | 1988-08-24 | Metal packaging strap with pressed out longitudinal interlocking structures |
AU21486/88A AU2148688A (en) | 1987-08-26 | 1988-08-24 | Binding-up band with locking structure |
SU884356485A SU1697589A3 (ru) | 1987-08-26 | 1988-08-25 | Перев зывающа лента с замковым устройством |
CN88106339A CN1017517B (zh) | 1987-08-26 | 1988-08-26 | 带锁紧结构的打包带 |
AU10476/92A AU638373B2 (en) | 1987-08-26 | 1992-01-28 | Binding-up band with locking structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62213688A JPS6458615A (en) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | Engagement structure for bundling metal strap |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6458615A JPS6458615A (en) | 1989-03-06 |
JPH0563366B2 true JPH0563366B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=16643337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62213688A Granted JPS6458615A (en) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | Engagement structure for bundling metal strap |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4980953A (ja) |
JP (1) | JPS6458615A (ja) |
CN (1) | CN1017517B (ja) |
AU (2) | AU2148688A (ja) |
IN (1) | IN171277B (ja) |
NZ (1) | NZ225921A (ja) |
SU (1) | SU1697589A3 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0645468B2 (ja) * | 1987-06-18 | 1994-06-15 | 川村工業株式会社 | ガラス製鍋蓋の製造方法 |
JPH0398836A (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-24 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 結束用帯金の係止構造 |
US5117536A (en) * | 1991-04-22 | 1992-06-02 | Signode Corporation | Binding strap with integral connecting structure and anti-disengagement feature |
EP1364877B1 (de) * | 2002-05-24 | 2007-06-13 | Orgapack GmbH | Stanzwerkzeug für ein Umreifungsgerät |
DE10259598A1 (de) * | 2002-12-19 | 2004-07-01 | Titan Umreifungstechnik Gmbh & Co Kg | Verschluss einer Bandumreifung |
JP2012243571A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 端子金具の接続構造 |
CN104938163A (zh) * | 2014-03-27 | 2015-09-30 | 南通奥特机械设备有限公司 | 一种捆扎装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717707A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-29 | Daifuku Machinery Works | No-seal connecting method for hoop for bundling |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1687854A (en) * | 1928-02-18 | 1928-10-16 | Anderson Clayton & Company | Bale tie |
DE906318C (de) * | 1951-10-30 | 1954-03-11 | Hugo Timmerbeil | Huelsenlos verschlossene Metallbandumreifung fuer Packstuecke |
FR1399609A (fr) * | 1964-03-09 | 1965-05-21 | Pièce d'assemblage en métal supprimant un tenon et une mortaise | |
US3426392A (en) * | 1966-05-04 | 1969-02-11 | Titan Eisenwarenfabrik Gmbh | Fastenings for metal straps |
US4226007A (en) * | 1979-03-16 | 1980-10-07 | Signode Corporation | Sealless strap connection |
DE3042797C2 (de) * | 1980-11-13 | 1983-08-11 | Hoesch Werke Ag, 4600 Dortmund | Hülsenlos verschlossene Metallbandumreifung mit Verschlußsicherung |
JPS58167049A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-10-03 | Nissan Motor Co Ltd | 半密閉鍛造型 |
JPS61107759A (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-26 | Mitsubishi Electric Corp | 相補型半導体装置 |
DE8536439U1 (de) * | 1985-12-24 | 1986-02-13 | Acme P. W. Lenzen Gmbh & Co Kg, 5860 Iserlohn | Bandabschnitt aus Metall zur Bildung einer Ballen-Umschnürung |
-
1987
- 1987-08-26 JP JP62213688A patent/JPS6458615A/ja active Granted
-
1988
- 1988-08-22 IN IN595/MAS/88A patent/IN171277B/en unknown
- 1988-08-23 US US07/235,449 patent/US4980953A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-08-24 AU AU21486/88A patent/AU2148688A/en not_active Abandoned
- 1988-08-24 NZ NZ225921A patent/NZ225921A/en unknown
- 1988-08-25 SU SU884356485A patent/SU1697589A3/ru active
- 1988-08-26 CN CN88106339A patent/CN1017517B/zh not_active Expired
-
1992
- 1992-01-28 AU AU10476/92A patent/AU638373B2/en not_active Ceased
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717707A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-29 | Daifuku Machinery Works | No-seal connecting method for hoop for bundling |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1017517B (zh) | 1992-07-22 |
AU2148688A (en) | 1989-03-02 |
NZ225921A (en) | 1990-12-21 |
CN1032144A (zh) | 1989-04-05 |
JPS6458615A (en) | 1989-03-06 |
AU1047692A (en) | 1992-03-12 |
AU638373B2 (en) | 1993-06-24 |
US4980953A (en) | 1991-01-01 |
SU1697589A3 (ru) | 1991-12-07 |
IN171277B (ja) | 1992-08-29 |
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