JPH0398836A - 結束用帯金の係止構造 - Google Patents

結束用帯金の係止構造

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JPH0398836A
JPH0398836A JP22884989A JP22884989A JPH0398836A JP H0398836 A JPH0398836 A JP H0398836A JP 22884989 A JP22884989 A JP 22884989A JP 22884989 A JP22884989 A JP 22884989A JP H0398836 A JPH0398836 A JP H0398836A
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JP
Japan
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parts
width
engagement
fastening
fastening protruding
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Pending
Application number
JP22884989A
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English (en)
Inventor
Seiji Watanabe
渡辺 清治
Minoru Fukuhara
稔 福原
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KANPOU STEEL KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
KANPOU STEEL KK
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は主に綿等のような収縮の大きい物品の梱包に
用いる結束用帯金(金属製バンド)のシールレス結合手
段に係り、より詳しくは帯金端末部に切込みを入れて膨
出させて形成した突出部を.凹凸嵌合させて結合する方
式の係止構造に関するものである。
従来の技術 帯鋼を素材とした結束用金属製バンドを用いて物品を梱
包する際、そのバンド端末の結合方法としては、■シー
ルを用いて締結する方法、■シールレス締結方法の二つ
に大別される。
■シールを用いて締結する方法はシールリング機器を必
要とするのに対し、■シールレス締結方法はバンド自体
に保合手段を設けて締結する方法であり、シールリング
機器を必要としないため、シールを用いる締結方法に比
べ結束作業を簡易迅速に行なうことができるという利点
があり、最近ではこのシールレス締結方法が多く採用さ
れている。
シールレス締結方法は、帯金端末部に設けた係止部(ノ
ッチ)を相互に係合させて締結する方法が一般的であり
、その係止構造としては特公昭39−13748号公報
に記載されているものが多用されている。
この係止構造は、帯金の両端部を相重ねて着脱可能に凹
凸嵌合させる方式であり、具体的には第12図および第
13図に示すごとく、帯金の両端部(111) (11
2)に互いに対称的に対をなすように入れた屈曲切込み
部を膨出させて形戒した広幅部W.と狭輻部Whを有す
る同一長さの係合凸部( 115) (116) を凹
凸嵌合させ、この状態で帯金両端部に互いに相反する方
向(矢印A方向)に引張力を付与すると、雄側の広幅部
W.と雌側の狭輻部Wbとが上下に相重なることによっ
て係止される構造となしたものである。
この係止構造は、締結が容易でしかも引張酎力も十分得
られるので、綿等のような収縮力の大きい物品の結束に
は好適である。
しかし、従来の前記係止構造では帯金両端部に互いに相
反する方向に引張力が作用した場合に最も大きな張力が
かかる端部の雌側の係合凸部が屈曲部付根部より破断す
ることがある。
破断すると当然のことながら帯金の係止状態が解除され
るので荷崩れが生じるだけでなく、荷役.作業中である
と非常に危険である。
発明が解決しようとする課題 帯金端末部に設けた係止部を相互に係合させて締結する
方式の従来の係止構造では、前記した通り帯金両端部に
互いに相反する引張力が作用した場合に保合凸部が破断
するという欠点があり、継手性能と安全性に問題がある
この発明はこのような実情よりみて、特に大きな引張酎
力が要求される両端部の強度を向上させ、継目部を母材
とほぼ同等の強度まで高めた係止構造を提案しようとす
るものである。
課題を解決するための手段 この発明者は、帯金両端部に形或した保合凸部を凹凸嵌
合させて締結する方式の係止構造における端部の保合凸
部の破**因について種々調査した結果、破断の原因は
当該端部の係合凸部の大きさと間隔に関係することを知
見し、かかる知見より母材とほぼ同等の継手強度が得ら
れる係止構造を発明するに至った。
すなわち、この発明に係る結束用帯金の係止構.造は、
帯金に互いに対称的に対をなすように入れた屈曲切込部
を台形状に膨出させて形成した広幅部と狭幅部を有する
係合凸部を長手方向に一列に複数個設け、この係合凸部
を凹凸嵌合させて締結る方式の係止構造において、特に
大きな引張酎力が要求される端部の係合凸部の大きさと
間隔を下記条件を満足させることによって、当該端部の
係合強度を向上させて全体的に係止部の継手強度をほぼ
母材並に高め、雌側の係合凸部の破断を防止することを
要旨とするものである。
B/A−  0.20 〜 0.30 E/D−  1.1〜 1.3 θ=28〜46度 1+  /1  1  −  1.05 〜 1.40
A:f金の幅 B:両端の係合凸部の狭幅部の幅 D:両端の係合凸部の長さ E:中間の係合凸部の長さ θ:両端の係合凸部の屈曲部の角度 lI :中間の係合凸部間隔 l! 二両端の係合凸部間隔 作    用 B/Aを0.20〜0.30に限定したのは、係合凸部
の狭幅部の幅Bが小さ過ぎると破断が生じ易く、逆に大
きくすると広幅部と帯金側縁との間隔が狭くなり当該部
分から破断し易くなるため、B/A − 0.20〜0
.30に限定した。
すなわち、B/Aが0. 20未満では狭幅部の幅が狭
くなり過ぎて当該部分から破断し易くなり、他方0.3
0を超えると広幅部と帯金側縁との間の強度が弱くなり
この部分から破断が生じるためである。
E/Dを1.1〜1.3、すなわち両端の係合凸部の長
さDを中間の係合凸部の長さEの1.1〜1.3倍と大
きくしたのは、当該両端の係合凸部の強度を中間の係合
凸部より高めて大きな引張酎力を得るためである。すな
わち、中間の係合凸部より大きな引張力が作用する両端
の係合凸部の長さを他の係合凸部より長くすれば、帯金
両端部に互いに相反する引張力が作用した場合に当該両
端部の変.形に対する変位量が大きくとれるので、大き
な継手効率が得られる。
ここで、継手効率とは下記式で算出される値である。
係合部強度 継手効率一       X 100 (%)母材強度 なお、中間の係合凸部の長さの1.1未満倍では継手効
率が低く、他方1.3倍を超える大きさでは中央部の係
合凸部の強度が相対的に弱くなり破断が生じやすくなる
係合凸部の屈曲部の角度θを28〜46度に限定したの
は、28度未満では雌側、雄側帯金の係合が不十分で、
外れる場合がある。他方、46度を超えると係合凸部が
長くなるため係合凸部間隔が短かくなり当該部分から破
断が生じやすくなるためである。
1+/Ig を1.05〜1.40、すなわち両端の係
合凸部の間隔lx を中間の係合凸部間隔1+の1.0
5〜1.40倍と大きくしたのは、この範囲内.が最も
高い継手効率が得られるためである。
すなわち、両端の保合凸部の間隔が中間の保合凸部間隔
の1.05〜1,40倍とすることにより、86%以上
の高い継手効率が得られるのに対し、両端および中間共
に同一間隔もしくは1.05未満倍では高々82%程度
の継手効率しか得られず、他方1.40を超える倍率と
なると逆に継手効率が低下するためである。
なお、係合凸部の形状を台形状としたのは、従来の山形
より凹凸嵌合面積が大きくとれる結果、嵌合性が良好か
つ安定するからである。
実   施   例 第1図および第2rMはこの発明の好適な係止構造を説
明するための帯金の両端部を示す図で、第1図(a)は
雌側となる帯金の端末部に切込みを入れた状態を示す平
面図、同図(b)は同上端末部の切込部膨出加工後の状
態を示す図(a)b−b線上の縦断正面図、第2図(a
)は雄側となる帯金の端末部に切込みを入れた状態を示
す平面図、同図(b)は同上端末部の切込部膨出加工後
の状態を示.す図(a)b−b線上の縦断正面図、第3
図は第1図および第2図に示す帯金を相重ねた状態を示
す正面図、第4図は上記帯金が凹凸嵌合された状態を示
す正面図、第5図は上記帯金が完全に締結された状態を
示す正面図、第6図は帯金が完全に締結された状態(第
5図に示す状態)における係合部を拡大して示す斜視図
である。
なお、ここでは係合凸部を5個設けた場合を例にとり説
明する。
すなわち、この発明の対象とする係合凸部の基本形は図
示のごとく、台形状に突出した広幅部Wと狭輻部胃とか
らなる形状を呈する。
この台形状の係合凸部を形或する場合は雌側の帯金(1
冫  と雄側の帯金(2)に、互いに対をなすように屈
曲切込み(1−1) (2−1)をそれぞれ一列に複数
個入れる。その場合、一対の屈曲切込みによりできる広
幅部Wおよび狭輻部Wの間隔と屈曲切込みの長さhIは
、当該部分を凹凸嵌合させる関係上、僅かに雌側を広く
雄側を狭くする。そして、各切込部を台形状に膨出させ
て係合凸部を形戒する。
この発明では5個の係合凸部のうち、雌側、雄側それぞ
れの両端に位置する係合凸部の大きさと間隔を他のもの
と異ならせて形成するのである。
すなわち、両端に形成する係合凸部の狭幅部WのIII
IBを帯金(1〉 の輻Aの1/0. 20〜1/0.
 30とし、狭輻部Wと広幅部Wとをつなぐ部分の屈曲
角度θを28〜46度に設定する。なお、中間の係合凸
部の狭幅部Wの幅と屈曲角度は、それぞれ通常5. 5
mm、33度である。
次に、両端の係合凸部の全体の長さD、すなわち屈曲切
込み(11−1) (12−1)の長さを他の3個の係
合凸部の長さE、すなわち屈曲切込み(1−1)(2−
1)の長さの 1.1〜1.3倍と長くし、中間の3個
の係合凸部(21−1) (22−1)より長い係合凸
部(31−1)(32−1)を形戒する。
各係合凸部の間隔は通常は等間隔であるが、この発明で
は雄側、雌側それぞれの両端の係合凸部(31−1冫(
32−1 ’)と隣接する係合凸部(21−1) (2
2−1)との間隔J3を中間の係合凸部間隔1+ の1
.05 .〜1.40倍の間隔とする。つまり、中間の
保合凸部間隔1+ を小さく、両端の係合凸部間隔1.
を大きくする。
上記のごとく、帯金の端末部に大きさと屈曲角度の異な
る台形状の係合凸部(21−1) (22−1)  と
(31−1) (32−1)  を形戒するとともに、
両端の係合凸部間隔l!全中間の係合凸部間隔口 より
大きくした係止構造において、この帯金端末部を締結す
る際は、第1図に示す雌側の帯金(1〉 の端末と第2
図に示す雄側の帯金(2)の端末を第3図に示すように
相重ねて押圧することにより嵌合する。
すなわち、中間の係合凸部(21−1) (22−1>
どうしと、両端の係合凸部(31−1) (32−1)
 どうしがそれぞれの位置に合致するように相重ねる。
この時、雄側の係合凸部が雌側の保合凸部の裏面の凹部
にそれぞれの広幅部Wと狭幅部Wが相重なるように入り
込む。
しかる後、両帯金(1) (2)を互いに押圧すると、
第4図に示すごと←雄側の係合凸部(22−1) (3
2−1)が雌側の係合凸部(21−1) (31−1)
の凹部内に完全.に押込まれて嵌合される。
この状態でこの締結部に互いに相反する方向に引張力が
付与されると、第5図および第6図に示すように雄側の
係合凸部(22−1>(32−1)の広幅部Wが雌側の
膨出によりできた狭幅部Wの開口縁に相重なることによ
り係止される。
上記締結部に互いに相反する方向に引張力が作用した場
合、両端の雌側の係合凸部(31−1)には中間の係合
凸部(21−1)より大きな引張力が作用する。
しかし、両端の係合凸部(31−1)は全体の長さD、
狭幅部の幅B、狭幅部と広幅部をつなぐ部分の屈曲角度
θを適正化しているので、中間の係合凸部より高強度が
得られ、さらに両端の係合凸部間隔が中間の保合凸部間
隔より大きいため、大きな引張耐力が得られ、全体的に
は母材とほぼ同等の継手強度が得られる。
次に、厚さ0.76 1001.幅19moi,長さ2
385a+mの帯金の端部85mmの範囲に5個の保合
凸部を設け、帯金の幅に対する両端の係合凸部の狭幅部
の比B/.A、両端の係合凸部と中間の保合凸部の長さ
の比E/D、両端の係合凸部の屈曲部の角度θ、両端の
係合凸部間隔と中間の係合凸部間隔の比を種々変えて継
手効率を調べた結果をそれぞれ第7図、第8図、第9図
および第lO図にそれぞれ示す。
本実施例は係合凸部数が5個の場合で、寸法諸元を第1
表に示す。
なお、第7図、第8図、第9図および第10図の結果は
継手部に 135〜150kg/am”の引張力をかけ
た場合の継手効率を前記式で算出した値である。
第7図の結果より、B/Aが0.20〜.30の間で8
7%以上の継手効率が得られた。
第8図の結果より、E/Dが1.1〜1.3の間で88
%以上の継手効率が得られた。
第9図の結果より、θが28〜46度の範囲で88%以
上の継手効率が得られた。
第10図の結果より、l嘗/l.が1.05〜1.40
の範囲で87%以上の継手効率が得られた。
以下余白 発明の効果 以上説明したごとく、この発明は帯金両端部に切込みと
膨出加工によって形成した広幅部と狭輻部を有する複数
個の係合凸部のうち、中央より大きな張力がかかる両端
の係合凸部の長さ、狭幅部の幅、狭幅部と広幅部をつな
ぐ部分の屈曲角度、中間の係合凸部との間隔を適正化し
たことによって、母材とほぼ同等の継手強度が得られ、
係合凸部の破断を防止できるという優れた効果を奏し、
極めて安全性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明の好適な係止構造におけける雌
側となる帯金の端末部に切込を入れた状態を示す平面図
、同図(b)は同上切込部膨出加工後の状態を示す図(
a)b−b線上の縦断正面図である。 第2図は同じく雄側となる帯金の端末部に切込みを入れ
た状態を示す平面図、同図(b)は同上切込部膨出加工
後の状態を示す図(a)b−b線上の縦断正面図である
。 第3図は第1図および第2図に示す帯金を相重ねた状態
を示す正面図である。 第4図は帯金が凹凸嵌合された状態を示す正面図である
。 第5図は帯金が完全に締結された状態を示す平面図であ
る。 第6図は帯金が完全に締結された状態における一方の端
部の係合部を拡大して示す斜視図である。 第7図はこの発明の実施例における両端部係合凸部の狭
幅部の間隔を種々変えた場合の継手効率を示す図である
。 第8図は同上実施例における両端係合凸部長さを種々変
えた場合の継手効率を示す図である。 第9図は同上実施例における両端部係合凸部の狭幅部と
広幅部をつなぐ部分の屈曲角度を種々変化させた場合の
継手効率を示す図である。 第10図は同上実施例における両端部係合凸部間隔を種
々変えた場合の継手効率を示す図である。 第11fflは従来のシールレス係止構造を示す平面図
である。 第12図は同上係止構造を拡大して示す斜視図である。 1・・・雌側の帯金 2・・・雄側の帯金

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 帯金の両端部を相重ねて着脱可能に凹凸嵌合させる方式
    の係止構造において、帯金に互いに対称的に対をなすよ
    うに入れた屈曲切込部を台形状に膨出させて形成した広
    幅部と狭幅部を有する係合凸部を長手方向に一列に複数
    個設け、前記複数個の係合凸部のうち、両端の係合凸部
    の大きさと間隔が下記条件を満足することを特徴とする
    結束用帯金の係止構造。 B/A=0.20〜0.30 E/D=1.1〜1.3 θ=28〜46度 l_2/l_1=1.05〜1.40 A:帯金の幅 B:両端の係合凸部の狭幅部の幅 D:両端の係合凸部の長さ E:中間の係合凸部の長さ θ:両端の係合凸部の屈曲部の角度 l_1:中間の係合凸部間隔 l_2:両端の係合凸部間隔
JP22884989A 1989-09-04 1989-09-04 結束用帯金の係止構造 Pending JPH0398836A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243571A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具の接続構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6458615A (en) * 1987-08-26 1989-03-06 Sumitomo Metal Ind Engagement structure for bundling metal strap

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