JPH0656498U - 昇降具 - Google Patents

昇降具

Info

Publication number
JPH0656498U
JPH0656498U JP101593U JP101593U JPH0656498U JP H0656498 U JPH0656498 U JP H0656498U JP 101593 U JP101593 U JP 101593U JP 101593 U JP101593 U JP 101593U JP H0656498 U JPH0656498 U JP H0656498U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
scaffolding frame
tree
lifting device
tightening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP101593U
Other languages
English (en)
Inventor
賢治 松村
Original Assignee
賢治 松村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 賢治 松村 filed Critical 賢治 松村
Priority to JP101593U priority Critical patent/JPH0656498U/ja
Publication of JPH0656498U publication Critical patent/JPH0656498U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長く重い金属製の梯子を使用できない場合で
も、木や電柱等の所要高さに安全に昇降し得る昇降具を
得る。 【構成】 この昇降具は、締付ベルト1と、足場枠2
と、適宜長さの縄梯子3の組合せから成る。締付ベルト
1は木の外周に締付具1bにより締付装着される。足場
枠2は鉄筋製で、不完全円形リング2aと垂直な矩形枠
2bなどにより形成され、締付ベルト1により木に締
付、固定されている。縄梯子3は足場枠2に着脱自在に
吊り下げられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、木や電柱あるいは鉄柱等の柱状体に人が安全に昇降できるように した昇降具に関する。
【0002】
【従来の技術】
山林内の木や植木、あるいは電柱や建設現場等での鉄柱などある程度以上の高 さの柱状体に人がよじ昇るとき、安全を期するため一般には腰に安全ベルトを巻 き付け、これに命綱を連結しその先端のフックを柱状体の適当な位置に引掛けて 安全性を確保することが行なわれている。 上記木や植木に登る手段としては一般に梯子が用いられ、電柱や鉄柱などでは それぞれ固定して設けられたステップあるいは足場などが利用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した木や植木にはよじ登るためのステップがなく、又は電 柱や鉄柱でも必らずしもステップはないことがある。このため、遠方の作業場へ 出掛ける際に上述した柱状体の上に昇るための長い梯子を用意しなければならず 、運搬の際に重くて扱い難いという煩らわしさや不便を避けることができないの が実情である。 特に山林内の木などでは、この煩らわしさや不便は極めて大きく結局木に登る 作業をあきらめざるを得ないこともある。
【0004】 この考案は、上述した従来の柱状体へ登るための昇降具の問題点に留意して、 長くて重い梯子を使用せずに締付部材で足場枠を木に固定し、これに縄梯子を組 合せた、軽くて持運びが便利で、かつ所要高さに安全に昇降し得る昇降具を提供 することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決する手段としてこの考案は、木などの柱状体の外周に装着され る締付部材と、この締付部材により柱状体に締め付け固定される足場枠と、上記 足場枠に適宜長さの縄梯子を着脱自在に取り付けて成る昇降具の構成としたので ある。
【0006】 この場合、前記足場枠を、不完全円形リングと垂直な矩形枠により形成したも のとするのが好ましい。
【0007】
【作用】
以上の構成としたこの考案の昇降具は、締付部材により、足場枠を柱状体に締 付、固定し、さらに足場枠に縄梯子を取り付けて使用される。 縄梯子で所要高さ昇ると、足場枠上に立って次の段の昇降具を柱状体に取り付 ける。こうして次々に昇降具を取り付ければ相当な高さまで昇降できる。 持運びは、それぞれの部材ごとに運ぶことができるから、手軽にどこへでも持 運びできる。
【0008】
【実施例】
以下この考案は実施例について図面を参照して説明する。 図1は実施例の昇降具の斜視図である。この実施例の昇降具は締付部材である 締付ベルト1と、このベルトにより締付固定される足場枠2と、上記足場枠に着 脱自在に取り付けられる適宜長さの縄梯子3とから成り、さらに所望の場合は足 場枠2の上にステップ台4を備えてもよい。
【0009】 締付ベルト1はベルト1aを締付具1bで調整自在に形成されている。 足場枠2は、図2、図3に示すようにこの実施例では鉄筋用の細い丸鋼が使用 され、これにより一部欠けた不完全円形のリング2aを形成し、その一部欠けた 位置に矩形状枠2bを垂直に取り付け、かつその上下水平枠の中央部が不完全円 内に入り込むように押し込んだように形成し、矩形状枠と平行な横枠2cを不完 全円形内に設け、さらにこの横枠2cと矩形状枠の下端中央を連結する連結枠2 dとを備えている。
【0010】 縄梯子3は、その上端をシャックル3aにより前記連結枠2dの上端に備えた アイリング2eに着脱自在に連結される。縄梯子3の長さは、ステップの数が3 〜4個となる程度が適当であるが、目的、用途によっては増減させてもよい。 足場枠2にステップ台4を取り付けたときは、図2、図3に示すように、例え ばボルト4aで固定すればよい。
【0011】 以上のように構成した実施例の昇降具は次のように使用される。 図4に実施例の昇降具を木に適用する場合の使用方法の例を示している。この 昇降具を使用する場合、まず人が取付けし得る高さに締付ベルト1を締付けて固 定する。その際、同時に足場枠2を図1に示す組合せ状態となるように固定する 。そして足場枠2に縄梯子3を吊り下げる。
【0012】 以上のように第一段目の昇降具を木に装着すると、次に人は第二段目用の昇降 具の一組を持って第一段目の昇降具の足場枠2上に昇る。そして、第一段目の時 と同様にして第二段目の昇降具を木に装着する。 こうして次々と高い木の場合は昇降具の段数を増してゆけば相当高い木でも安 全に昇ることができる。その場合、各段の昇降具ごとに1.5〜2mの間隔で装 着できるから、2〜3段の昇降具を設けると3〜5m位の木であれば容易に昇降 できる。
【0013】 足場枠2上で上段の昇降具の取付けをする際に、安全性を確保するために図示 のように安全ベルト5を木に巻き付けるようにするとよい。
【0014】 図5に一部変形した実施例を示す。この実施例では締付ベルト1の代りに締付 チェーン1’が用いられている点のみが異なっている。 締付チェーン1’は、図示のように、一端にシャックル1a’を設けてこれを 足場枠2の不完全円形リング2aの適当な位置に連結する。そして、予め長さは 予想される木の太さに十分足りる長さのものを用意しておく。
【0015】 この締付チェーン1’の他端は、上記一端を不完全円形リング2aに連結する 位置に対応する位置に予めフックピン2eを設けておき、木の太さに応じて締付 チェーン1’を引張りながら木の外周に十分締付けた状態でフックピン2eにチ ェーンの適当長さ位置のリングを引掛けることによって締付けされる。その後の 取付作業は第一実施例の場合と同様である。
【0016】 なお、以上の実施例では足場枠2は、鉄筋材を構成部材として用いたが、例え ばアルミ合金等で同等以上の強度のものであれば鉄筋材以外のものでも使用でき ることは勿論である。
【0017】 いずれの実施例の昇降具も2〜3段分のものであれば重さも軽く、容易に運搬 できるから、長くて重い金属性の梯子を持ち歩くことができないような所でも手 軽に利用できるメリットがあることが理解されるであろう。
【0018】
【効果】
以上詳細に説明したように、この考案の昇降具は締付部材、足場枠、縄梯子を 組合せたものとしたから、これらを適当組数用意しておけば木などの柱状体の所 望の高さに容易に昇降ができ、持運びも軽く手軽に利用できるという種々の利点 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の昇降具の外観斜視図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の側面図
【図4】使用方法を説明する図
【図5】他の実施例の外観斜視図
【符号の説明】
1 締付ベルト 1’ 締付チェーン 2 足場枠 3 縄梯子 4 ステップ台 5 安全ベルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木などの柱状体の外周に装着される締付
    部材と、この締付部材により柱状体に締め付け固定され
    る足場枠と、上記足場枠に適宜長さの縄梯子を着脱自在
    に取り付けて成る昇降具。
  2. 【請求項2】 前記足場枠を、不完全円形リングと垂直
    な矩形枠により形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の昇降具。
JP101593U 1993-01-19 1993-01-19 昇降具 Pending JPH0656498U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP101593U JPH0656498U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 昇降具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP101593U JPH0656498U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 昇降具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656498U true JPH0656498U (ja) 1994-08-05

Family

ID=11489755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP101593U Pending JPH0656498U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 昇降具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0656498U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239183A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Tokyo Densetsu Service Kk 柱状体昇降具
KR101451708B1 (ko) * 2014-03-28 2014-10-22 대한민국 나무 등반 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754600B2 (ja) * 1979-05-29 1982-11-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754600B2 (ja) * 1979-05-29 1982-11-18

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239183A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Tokyo Densetsu Service Kk 柱状体昇降具
JP4524434B2 (ja) * 2005-03-04 2010-08-18 東京電力株式会社 柱状体昇降具
KR101451708B1 (ko) * 2014-03-28 2014-10-22 대한민국 나무 등반 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2400609C2 (ru) Комплексная система обеспечения техники безопасности в строительстве
KR20210041451A (ko) 추락방지를 위한 안전대
JP2012200375A (ja) 2点係止型の墜落防止ロープとチョーク台付ベルトを備えた樹木昇降補助具とそれを用いた樹木昇降方法
JPH0656498U (ja) 昇降具
JP4524434B2 (ja) 柱状体昇降具
WO2021011585A1 (en) A fall prevention system
CN110745683A (zh) 地下连续墙钢筋笼吊装装置及方法
CN215160368U (zh) 一种用于爬架拆除人工提升装置
US6648570B2 (en) Lifting and installing streetlight poles
JP2948433B2 (ja) 鋼製自立煙突の解体方法
JPH1179699A (ja) 昇降機
CA3017472A1 (en) Bucket safety harness
JP2739400B2 (ja) 深礎用作業足場
JP3567425B2 (ja) タワークレーン用の水平控
CN2267294Y (zh) 钢丝绳悬挂式爬架
JPH01249073A (ja) 昇降安全ロープ
CN113700281B (zh) 用于烟囱外壁涂装的电动吊篮无配重装置及安装方法
JP2019129936A (ja) 樹上作業用昇降具
JPH0628896Y2 (ja) 高所作業車に搭載したマニピュレータ対応の装柱用腕金吊具
JPS5858484B2 (ja) 長大吊橋のメインケ−ブル用移動足場装置
JPS6047192A (ja) 送電線鉄塔の作業用具
JPH04120374A (ja) 屋根上作業用ロープの設置構造
JP3083787U (ja) 立木の枝打ち用木登り梯子
KR100452402B1 (ko) 작업발판이 구비된 상승형 타워크레인
JP2903394B2 (ja) 柱挟持器具