JPH0656472B2 - 合成画像プリント装置 - Google Patents

合成画像プリント装置

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JPH0656472B2
JPH0656472B2 JP61064892A JP6489286A JPH0656472B2 JP H0656472 B2 JPH0656472 B2 JP H0656472B2 JP 61064892 A JP61064892 A JP 61064892A JP 6489286 A JP6489286 A JP 6489286A JP H0656472 B2 JPH0656472 B2 JP H0656472B2
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喜一郎 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポストカード等のプリント写真を作成するた
めに用いられる合成画像プリント装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
最近、写真像と文字とを印画紙に焼き付けてなるプリン
ト写真を用いたポストカードが広く用いられてきてい
る。このように、写真像と文字とが混在したプリント写
真を作成する場合は、CRTプリント装置が用いられ、
例えばTVカメラから入力したビデオ信号と、キーボー
ドから入力した文字とをコンピュータで合成してCRT
に表示し、この合成画像を印画紙に焼き付けている。
前述したCRTプリント装置においては、画像合成を電
気的に行い、CRTを介して合成画像を印画紙に焼き付
けるものであるため、次のような不都合がある。例え
ば、ネガフイルム,ポジフイルム,プリント写真等に記
録されている写真像では、TVカメラ等で撮像してCR
Tに表示した場合に、階調,色調,解像力等がかなり低
下してしまう。
ところで、写真の分野では、フイルムに記録された写真
像を印画紙に焼き付けるようにした写真焼付装置が広く
用いられているため、これを利用して画像合成すること
も可能である。しかし、この場合には、合成画像を写真
に撮る必要があるため、手間がかかるという問題があ
る。さらに、文字やコンピュータグラフィック像(CG
画像)等と写真像とを合成する場合は、これらを写真に
撮るよりも電気的に入力してCRTで表示した方が操作
が簡単となる。特に、CG画像データの場合は、CRT
で印画紙に直接焼き付けた方が画質が良好である。
これらの問題点を解決するために、本発明者は、CRT
露光系と写真像露光系とを用い、CRTに表示された画
像と写真像とを印画紙に順次焼き付けて合成画像とする
合成画像プリント方法を提案した(特願昭61−259
29号)。
また、CRT露光系と写真像露光系とを備え、多重露光
が可能なプリント装置が特開平58−122529号公
報で提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記合成画像プリント方法や装置におい
ては、CRT画像と写真像とをそのまま重視露光した場
合に、2つの像が重なり合うため、これらの像の種類や
状況によっては、合成画像の画質がかなり劣化したもの
になる。
また、これらのものでは、合成画像をシミュレートした
モニタ画像を簡単に観察することができないという問題
がある。これに対し、透過型スクリーンを配置して合成
画像をシミュレート表示することもできるが、単に透過
型スクリーンを配置したのみでは、合成する写真像とC
RT画像との光量の違いにより合成画像の確認が困難に
なったり、画像合成処理の操作性が低下する等の問題が
ある。
本発明は、CRT画像と写真像とを合成するに際し、合
成画像の画質を劣化させることがなく、簡単な構成で合
成画像をシミュレートしたモニタ画像を観察することが
できるようにし、しかも画像合成処理時に操作性を向上
するようにした合成画像プリント装置を提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、光源、写真フイ
ルムを保持して合成対象写真像を有するコマをプリント
位置にセットするフイルムキャリア、焼付レンズ、シャ
ッタ、印画紙の順に下から配置して鉛直方向に写真像の
焼付光軸を構成した写真像露光手段と、CRT、焼付レ
ンズ、透過型スクリーンの順に配置してほぼ水平方向に
CRT画像の光軸を構成し、このCRT画像の光軸と前
記写真像露光手段の焼付光軸とがそれぞれの焼付レンズ
の前方位置で交差するように配置したCRT画像露光手
段と、各露光手段の光軸の交差部で光路から退避した位
置と光路に挿入された位置との間で選択的にセットされ
る光分岐手段であって、挿入位置のときに、写真像の焼
付光の一部を反射させるとともに、CRT画像の焼付光
の一部を透過させて、写真像とCRT画像の合成画像を
透過型スクリーンに投影する光分岐手段と、各露光手段
の光軸の交差部で光路から退避した位置と光路に挿入さ
れた位置との間で選択的にセットされ、挿入位置のとき
にCRT画像の焼付光を印画紙に反射させるミラーと、
前記フイルムキャリアでプリント位置にセットされたコ
マの合成対象写真像のエリアを除いた部分をマスクする
可変マスクと、可変マスクで囲まれた合成対象写真像を
焼付光路に直交する平面で二次元方向に移動させる移動
手段と、前記合成画像の写真像領域を電気的にマスキン
グしてCRT画像を表示するCRT画像マスク手段と、
CRT画像の位置及び大きさを変更する手段と、合成画
像のモニタ時には、前記光分岐手段を挿入位置にセット
し、CRTの発光輝度を低下させてCRT画像を表示す
るとともに、このCRT画像の発光輝度の低下に合わせ
て写真像露光手段の光源を減光して、写真像とCRT画
像とを光学的に合成して透過型スクリーンに表示し、合
成画像の焼き付け時には、光分岐手段及びミラーを退避
位置にセットして写真像露光手段で写真像を印画紙に露
光する写真像の露光と、光分岐手段を退避位置にセット
するとともにミラーを挿入位置にセットしてCRT画像
露光手段でCRT画像を印画紙に露光するCRT画像の
露光とを行うコントローラとを備えたものである。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
〔実施例〕
第1図は本発明を実施した装置の概略を示すものであ
る。本体1の左上部にマガジン2が着脱自在にセットさ
れており、この中にカラー印画紙3がロール状に巻かれ
て収容されている。このカラー印画紙3は、引出しロー
ラ4で間欠的に引き出されて露光室5内に入り、イーゼ
ルマスク6と圧板7との間に位置する露光位置に送られ
る。前記露光室5内には、写真像露光系と、CRT露光
系とがそれぞれ収納されている。この写真像露光系は、
カラーネガフイルム,カラーポジフイルム,プリント写
真に記録された写真像をカラー印画紙3に焼き込むため
のものである。前記CRT露光系は、文章や住所等の文
字像,CG画像をCRTを介してカラー印画紙3に焼き
込むためのものである。
白色光源10から放出された白色光は、拡散筒11,ネ
ガキャリヤ12を通り、焼付位置にセットされたカラー
原画例えばカラーネガフイルム13に達し、これを下か
ら照明する。前記拡散筒11は、内面がミラー面に形成
した角筒と、その両開口端に取り付けた拡散板とから構
成されている。この拡散筒11と白色光源10との間に
は、照明光の赤色成分を調節するためのシアンフイルタ
14と、緑色成分を調節するためのマゼンタフイルタ1
5と、青色成分を調節するためのイエローフイルタ16
とが配置されている。フイルタ調節部17は、色フイル
タ14〜16の光路への挿入量をそれぞれ制御し、カラ
ーネガフイルム13のネガ像に応じて、照明光の光質を
調節する。前記カラーネガフイルム13は、マスク18
で上から押え付けられる。なお、リバーサルフイルムや
プリント写真に記録されたポジ像をプリントする場合
は、反転カラー印画紙が使用され、またCRTにもポジ
画像を表示する。この場合には、ネガフイルムと逆の露
光制御を行なえばよい。またプリント写真では、上方に
白色光源を配置して上から照明する。
前記ネガキャリヤ12の上方には、ズームレンズ20が
配置されており、ハーフミラー21とシャッタ22とが
光路から退避している間に、写真像がカラー印画紙3に
焼き付られる。このズームレンズ20は、写真像を所望
のサイズに拡大又は縮小するためのものであり、マニュ
アル操作で焦点距離を変えることができるが、この代わ
りに倍率位置制御回路とモータとを使用して自動的に行
うとよい。なお、ズームレンズ20の代わりに、焦点距
離が異なった複数のレンズを取り付けたターレットを用
いることができる。
前記シャッタ22は、シャッタ制御部23でその開閉が
制御されるものであり、写真像露光系で写真像を焼き付
ける場合は、印画紙感度に応じた時間だけ1回開き、そ
してCRT露光系でCRT画像を焼き付ける場合は、各
色に対して1回、全部で3回開閉する。これは、解像力
を高めるために、CRT露光系に白黒CRTが使用され
ているからである。したがって、カラーCRTを使用す
れば、1回でCRT画像をカラー印画紙3に焼き付ける
ことができる。なお、本発明は、白黒印画紙を用いてこ
れに白黒画像をプリントする場合にも利用することがで
きるものである。
前記ハーフミラー21の右側に、CRT露光系を構成す
る白黒CRT(以下、単にCRTという)25が配置さ
れており、モニタ時にはカラー画像を白黒(明度)のネ
ガ像で表示し、プリント時にネガ像の赤色画像,緑色画
像,青色画像をそれぞれ明度で表した白黒画像を約1秒
間ずつ順次表示する。このCRT25は、露光時間をで
きるだけ短くするために、高輝度CRTが用いられ、ま
た螢光体としてP45とP22とを1:3〜1:5に、
好ましくは1:4に混合したものが用いられている。こ
の螢光体を用いたCRTは、全体として赤色波長域の発
光輝度が高く、青色波長域の発光輝度が低くなっている
から、カラー印画紙3では分光感度が低くなっている赤
色波長域の発光輝度を高くして、赤色露光時間を約1秒
に短縮することができる。また、カラー印画紙3の感度
がかなり高い青色波長域の発光輝度を低下させるから、
青色露光も赤色露光とほぼ同じ時間となり、かつカラー
バランスが良好となる。
前記CRT25は、プリント時にネガ像の赤色,緑色,
青色の画像を明度で表した白黒画像を表示するが、この
白黒画像を赤色,緑色,青色の単色画像に変換するため
に、レンズ26とハーフミラー21との間に、赤色フイ
ルタ27,緑色フイルタ28,青色フイルタ29が配置
されており、フイルタ切換え部30により選択的にレン
ズ26の光路に挿入される。
前記ハーフミラー21は、モニタ時に光路に挿入され
た、写真像とCRT画像とを光学的に成し、この合成画
像を透過形スクリーン31に表示する。オペレータは、
このスクリーン31を観察して、画像合成が正しく行わ
れているかどうかを確認することができる。もし、画像
合成が正しくない場合に、キーボード51を操作してC
RT画像の位置や大きさを変えたり、あるいは電気的マ
スクの位置やサイズを変えたり、更にはCRT画像の濃
度や色を調節することができる。また、写真像露光系に
対しては、カラーネガフイルム13をセットしたままで
ネガキャリヤ12を移動したり、あるいはマスク18の
位置及びサイズを変えたりすることができる。
一般的に、CRT25の発光輝度は、露光時間を短くす
るために高い方がよいが、モニタ時には画像の合成状態
を確認できれば充分である。したがって、CRT25を
長持ちさせるために、観察に支障がない程度に発光輝度
を下げている。こうすると、モニタ時にはCRT画像に
対して写真像が極端に明るくなり、観察に困難になるか
ら、両画像がほぼ同じ明るさになるように、CRT25
の発光輝度に合わせて白色光源10を減光する。
前記ハーフミラー21を光路に固定した場合には、焼付
光量が低下することになるため、ソレノイド等の駆動装
置32により、プリント時に二点鎖線で示すように光路
から退避される。また、CRT画像を焼き付ける場合に
は、駆動装置33でミラー34が光路に挿入される。な
お、これらのハーフミラー21,ミラー34は、ターレ
ットに取り付けてもよい。
前記本体1の右側には現像処理室38が形成されてお
り、この中に発色現像槽39,漂白定着槽40,水洗槽
41,乾燥ドラム42,カッター43が設けられてお
り、またこれらの間にカラー印画紙3を移送するための
多数のローラ44が適宜配置されている。この現像処理
室38内では、露光済みカラー印画紙3が発色現像,漂
白定着,水洗,乾燥工程を順次経て、各コマにポジ画像
が形成され、最後にカッター43で1コマずつ切断さ
れ、トレイ45に排出される。なお、乾燥ドラム42の
代わりに、温風を吹き付けるドライヤーを用いてもよ
い。
第2図はCRT露光系の回路を示すものである。図形画
像入力装置49としては、例えばデジタイザが用いら
れ、CG画像を制御回路50に入力することができる。
また、住所,氏名等の文字は、キーボード51から入力
することができる。このキーボード51は、各部を作動
させるためにも用いられる。更にフロッピィ52や磁気
テープ53に書き込んだCG画像等は、記憶媒体駆動回
路54を介して制御回路50に入力することができる。
この制御回路50は、キーボード51で入力した文字
と、図形画像入力装置49から入力したCG画像を加算
することにより、電気的に画像合成を行なうことができ
る。
制御回路50に入力された画像は、対数変換と色補正と
が行われてから、色毎に分離された状態でフレームメモ
リ55に記憶される。このフレームメモリ55に記憶さ
れた色信号は、モニタ時又はプリント時に読み出され
て、マスク処理回路56に送られる。このマスク処理回
路56は、電気的マスクを掛けることにより、嵌込み合
成に不要な画像部分の信号を除去し、この画像部分に対
応したCRT25の一部が発光しないようにする。この
電気的マスクのサイズや位置は、キーボード51で調節
することができる。また、CRT画像の位置の変更は、
キーボード51を操作してフレームメモリ55への書込
み位置を変えることにより行われる。前記マスク処理回
路56で電気マスクが施された色信号は、像倍率変換回
路57に送られ、ここでCRT画像のサイズが拡大又は
縮小されてからルックップテーブル58に送られる。こ
のルックアップテーブル58は、カラー印画紙3の階調
に応じた階調補正と、ポジ・ネガ反転を行なう。なお、
反転カラー印画紙を使用する場合は、ポジ・ネガ反転を
行わない。
前記ルックアップテーブル58の出力信号は、D/A変
換器59でアナログ信号に変換されてから切換え回路6
0に送られる。この切換え回路60は、モニタ時には、
ネガ画像の三色信号をマトリックス回路61に送り、プ
リント時にはネガ画像の三色信号を選択回路62に送
る。前記マトリックス回路61は、三色信号を演算して
明度信号を出力し、これをCRT駆動回路63に送る。
また、選択回路62は、三色信号のいずれか1つを取り
出してCRT駆動回路63へ送る。
前記にCRT駆動回路63は、CRT25の表示面に白
黒画像を表示させる。なお、モニタ時にはハーフミラー
21により写真像の左右が反転し、プリント時にはミラ
ー34によりCRT画像の左右が反転するため、透過型
スクリーンに表示される合成画像と、印画紙に露光され
る合成画像とは向きが同じになる。
前記制御回路(CPU)50は、CRT露光系の各回路
を制御する他に、写真像露光系や写真現像装置等を制御
する。CG画像や大きな文字では、CRT25に表示し
て印画紙に焼き付けると便利であるが、小さな文字の場
合は、これをリスネガに撮影してから、CRT25の表
示面に重ね、CRT画像と一緒に画紙に焼き付けると、
これらの文字が鮮明になる。
第3図はネガキャリヤの一例を示すものである。ネガキ
ャリヤ12は、移動自在なベースプレート65と、この
ベースプレート65上で移動自在なネガプレート66と
から構成されており、これらのプレート65,66がス
ライドすることにより、カラーネガフイルム13を保持
したままで二次元方向に移動する。前記ベースプレート
65は、つまみ67で回転されるネジ棒68に螺合して
おり、このネジ棒68が回転すると、ガイド棒69に沿
って直線方向に移動する。このベースプレート65は、
不透明な材料で作られており、そのほぼ中央には照明光
を通すための開口65aが形成されている。
前記ネガプレート66は、つまみ70で回転されるネジ
棒71に螺合しており、このネジ棒71が回転すると、
ガイド棒72に沿って直線方向に移動する。このネガプ
レート66は、不透明な材料で作られており、そのほぼ
中央には照明光を通すための開口66aが形成されてい
る。
第4図は可変マスクの一例を拡大して示すものである。
このマスク18は、長孔75とピン76との組合せで独
立にそれぞれ直線移動する4枚の不透明な可動プレート
77〜80とから構成され、マスクの位置とサイズを自
由に変えることができるようになっている。なお、前記
ピン76は、ネガプレート66の上に植設されている。
次に、前述した実施例の作用について説明する。図形画
像入力装置49から入力されたCG画像,キーボード5
1から入力された文字,記録媒体駆動回路54を介して
入力された画像は、必要により合成されてから、色毎に
分離されてフレームメモリ55に記憶される。また、人
物像や風景等が写っているカラーネガフイルム13は、
写真像露光系のネガキャリヤ12にセットされる。
写真像露光系は、色フイルタ14〜16が標準位置に挿
入されており、減光状態となっている白色光源10から
放出された照明光が標準的な光質に調節されている。モ
ニタ時にはハーフミラー21が光路に挿入されているた
め、ズームレンズ20を通った光の一部が反射されてス
クリーン31に達し、このスクリーン31にカラーネガ
フイルム13の写真像が投影される。
他方、CRT露光系は、モニタ時に切換え回路60の出
力系がマトリックス回路61側に切り換わっている。画
像合成をモニタするために、フレームメモリ55からポ
ジ像の色信号をそれぞれ読み出せば、この色信号がルッ
クアップテーブル58でポジ・ネガ反転され、D/A変
換器59でアナログ信号に変換されてから、マトリック
ス回路61に送られる。このマトリックス回路61は、
ネガ像の三色信号から明度信号が算出され、この明度信
号がCRT駆動回路63に送られる。したがって、CR
T25には、ネガ像を白黒で表したCRT画像が表示さ
れることになる。このCRTは、プリント時に比べて発
光強度を下げてあり、スクリーン31に投影される。
前記スクリーン31には、写真像とCRT画像とが光学
的に合成されて表示されているから、この合成画像を直
視し、正しく合成が行われているかどうかを確認する。
もし、両者の合成がうまく行われていない場合には、キ
ーボード51を操作して、CRT画像の位置を二次元方
向に移動したり、あるいはマスク処理回路56による電
気的マスクのサイズや位置を調節する。更に、CRT画
像の像サイズは、像倍率変換回路57により調節するこ
とができる。なお、レンズ26によりCRT画像の倍率
を調節することも可能である。
他方、写真像の位置が適当でない場合は、つまみ67,
70をまわしてネガキャリヤ12を二次元方向に移動す
る。このネガキャリヤ12は、カラーネガフイルム13
を保持したまま移動するから、写真像を所望の位置にレ
イアウトすることができる。また、トリミングが適当で
ない場合は、可動プレート77〜80を移動させて、マ
スク18の位置及びサイズを調節することができる。ま
た、像倍率が適当でない場合は、ズームレンズ20を操
作することにより行なうことができる。
前記モニタ後に、キーボード51を操作して写真焼付を
開始し、多重露光によりCRT画像と写真像とをカラー
印画紙3に焼き付け、合成画像のプリント写真を作成す
る。この多重露光は、CRT露光系と写真像露光系のい
ずれから先に行ってもよいが、この実施例では写真像露
光系から焼き付けを開始している。
フイルタ調節部17ま、写真像の色濃度に応じて、色フ
イルタ14〜16の光路への挿入量を調節する。この調
節後に、白色光源10がフル発光するとともに、駆動部
32がハーフミラー21を光路から退避させる。その直
後に、シャッタ22が所定時間だけ開かれるから、カラ
ーネガフイルム13の写真像がズームレンズ20により
カラー印画紙3に焼き付けられる。この写真像の焼付が
終了すると、色フイルタ14〜16は標準位置に戻さ
れ、そしてCRT露光系による焼付け中は、白色光源1
0が消灯する。
次に、CRT露光系が作動してCRT画像の焼付けが開
始される。この場合は、CRT25がフル発光するとと
もに、駆動部33がミラー34を光路に挿入し、また切
換え回路60が選択回路62側に切り換えられる。この
選択回路62は、まず赤色信号を取り出してCRT駆動
回路63に送り、赤色画像の明度に対応した画像をCR
T25に表示させる。
前記CRT25に赤色画像が白黒で表示されている時
に、赤色フイルタ27がレンズ26の光路に挿入され、
CRT25に表示された白黒画像が赤色画像に変換され
る。この状態でカラー印画紙3の赤色感度に応じて定め
た露光時間例えば約1秒間だけシャッタ22が開き、こ
の間で赤色画像がカラー印画紙3に焼き付けられる。
赤色画像の露光後に、シャッタ22が閉じられ、その間
で赤色フイルタ27が退避し、代わって緑色フイルタ2
8が挿入される。これとともに、CRT25には、緑色
画像が白黒で表示される。この直後に、シャッタ22が
再び所定時間例えば約1秒間だけ開くために、CRT2
5に表示された白黒画像が緑色フイルタ27で緑色画像
に変換され、カラー印画紙3に露光される。同様にして
青色画像が約1秒間だけカラー印画紙3に露光される。
この三色面順次露光方式により、CRT画像がカラー印
画紙3に焼き付けられると、カラー印画紙3は1コマ分
移送され、未露光部分が露光位置にセットされる。
以上の手順が繰り返し行われて複数コマのカラー合成画
像がカラー印画紙3に露光される。予め指定しておいた
枚数分焼き付けられると、カラー印画紙3の後端が自動
的にカットされ、カラー印画紙3はローラ44により発
色現像槽39,漂白定着槽40,水洗槽41,乾燥ドラ
ム42を順次経て写真現像処理が施され、各コマにポジ
画像が形成される。そして、最後にカッター43で1コ
マずつ切断され、1枚の合成プリント写真となる。
第5図は嵌込み合成を示すものである。写真像のシーン
によっては、CRT露光系による画像をスーパーインポ
ーズさせると見にくくなるから、写真像露光系とCRT
露光系とにマスクを用い、それぞれ必要な部分をトリミ
ングして嵌込み合成を行なう。カラーネガフイルム13
は、第4図に示すマスク18により、ハッチングで示す
部分がカットされる。この写真像に合わせて、CRT画
像91には、ハッチングで示すような電気的マスクが掛
けられる。なお、この電気的マスクは、マスク18の操
作に連動して自動的に変えられるようにすると便利であ
る。また、矩形や円形等の開口を形成したマスクを異な
った開口サイズ毎に用意しておき、その中から所望のサ
イズのものを選択し、これをカラーネガフイルム13の
上に重ねてもよい。
このように、CRTには電気的マスクを施し、カラーネ
ガフイルムには機械的マスクを施してから多重露光する
と、写真像とCRT画像とが嵌込み合成されたプリント
写真92を作成することができる。なお、点線は写真焼
付画像とCRT焼付画像の境界を示すものであり、実際
は存在していない。
前記実施例は、写真像とCRT画像の両ネガ像を合成し
てカラー印画紙に焼き付けているが、リバーサルフイル
ムを使用する場合には、CRTにポジ像を表示させ、2
つのポジ像を合成してスクリーンに投影し、そして2つ
ポジ像を反転カラー印画紙に順次焼き付ける。また、写
真像とCRT画像とを完全に重複露光しても支障がない
場合、あるいは写真像の上に、文字等のCRT画像を部
分的に重複露光する場合には、機械的マスク18が取り
外される。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、写真像と
CRT画像とを順次露光して画像合成を行なう際に、写
真像に対しては機械的マスクを施し、またCRTには電
気的マスクを施して不要な部分の発光をなくしたから、
写真像とCRT画像とが部分的に重複することがなく、
それより正しく画像合成されたプリント写真を作成する
ことができる。
また、写真像露光手段とCRT画像露光手段との焼付光
路を交差させて、この交差部に光分岐手段とミラーとを
光路内に出し入れ自在に配置し、光分岐手段が光路内に
挿入された時に、写真像の焼付光の光分岐手段での反射
方向に透過形スクリーンを配置したから、光分岐手段を
透過したCRT画像と光分岐手段で反射した写真像とを
光学的に簡単に合成して、これを透過型スクリーンにモ
ニター表示することができる。
更に、焼付光路に挿入位置と退避位置との間で変位する
ミラーを設けて、これを退避させた状態で写真像を印画
紙に露光し、これを挿入させた状態でCRT画像を印画
紙に露光したから、写真像とCRT画像の焼付光が光分
岐手段で一部反射されたりすることがなく、効率良くこ
れらの像を光学的に画像合成することができる。しか
も、透過型スクリーンにモニター表示されたものをその
ままの大きさ及び位置を保った状態で順に露光させるだ
けでよく、合成画像の焼付露光が簡単に行える。
また、この各画像の露光時には、光源及びCRTがフル
に発光した状態とされるため、写真像及びCRT画像が
短時間で効率良く焼き付けられる。
しかも、合成画像のモニタ時にCRTの発光輝度を下げ
るとともに、これに合わせて写真像露光手段の光源を減
光したから、CRTを長持ちさせることができる他に、
合成画像のCRT画像と写真像とがほぼ同じ明るさにな
り、合成画像の確認が容易に行える。
水平方向に配置されるCRT画像の光軸と、鉛直方向に
配置される写真像露光手段の焼付光軸とがそれぞれの焼
付レンズの前方位置で交差するように配置するととも
に、写真像露光手段を光源、フイルムキャリア、焼付レ
ンズ、シャッタ、印画紙の順に下から配置したから、モ
ニター用の透過型スクリーンと、フイルムキャリアの写
真フイルムとをオペレータの見やすい位置に設定するこ
とができる。このため、同じ姿勢できれらの画像を観察
することができ、画像合成の際の位置合わせ等の操作が
容易になり、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した装置の構成を示す概略図であ
る。 第2図はCRT露光系の一例を示すブロック図である。 第3図はネガキャリヤの一例を示す平面図である。 第4図は可変マスクの一例を示す拡大平面図である。 第5図はマスクワークにより、CG画像と写真像とを合
成した合成プリント写真の作成を示す説明図である。 3……カラー印画紙 5……露光室 12……ネガキャリヤ 13……カラーネガフイルム 18……マスク 20……ズームレンズ 21……ハーフミラー 22……シャッタ 25……CRT 31……スクリーン 34……ミラー 38……現像処理室 65……ベースプレート 66……ネガプレート 67,70……つまみ 77〜80……可動プレート 91……CRT画像 92……合成プリント写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−122529(JP,A) 特開 昭55−156931(JP,A) 実開 昭58−88661(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フイルムに記録された写真像と、CR
    Tに表示されるCRT画像とを印加紙の同じコマ位置に
    順次焼き付けて合成画像とする画像合成プリント装置に
    おいて、 光源、写真フイルムを保持して合成対象写真像を有する
    コマをプリント位置にセットするフイルムキャリア、焼
    付レンズ、シャッタ、印画紙の順に下から配置して鉛直
    方向に写真像の焼付光軸を構成した写真像露光手段と、 CRT、焼付レンズ、透過型スクリーンの順に配置して
    ほぼ水平方向にCRT画像の光軸を構成し、このCRT
    画像の光軸と前記写真像露光手段の焼付光軸とがそれぞ
    れの焼付レンズの前方位置で交差するように配置したC
    RT画像露光手段と、 各露光手段の光軸の交差部で光路から退避した位置と光
    路に挿入された位置との間で選択的にセットされる光分
    岐手段であって、挿入位置のときに、写真像の焼付光の
    一部を反射させるとともに、CRT画像の焼付光の一部
    を透過させて、写真像とCRT画像の合成画像を透過型
    スクリーンに投影する光分岐手段と、 各露光手段の光軸の交差部で光路から退避した位置と光
    路に挿入された位置との間で選択的にセットされ、挿入
    位置のときにCRT画像の焼付光を印画紙に反射させる
    ミラーと、 前記フイルムキャリアでプリント位置にセットされたコ
    マの合成対象写真像のエリアを除いた部分をマスクする
    可変マスクと、 可変マスクで囲まれた合成対象写真像を焼付光路に直交
    する平面で二次元方向に移動させる移動手段と、 前記合成画像の写真像領域を電気的にマスキングしてC
    RT画像を表示するCRT画像マスク手段と、 CRT画像の位置及び大きさを変更する手段と、合成画
    像のモニタ時には、前記光分岐手段を挿入位置にセット
    し、CRTの発光輝度を低下させてCRT画像を表示す
    るとともに、このCRT画像の発光輝度の低下に合わせ
    て写真像露光手段の光源を減光して、写真像とCRT画
    像とを光学的に合成して透過型スクリーンに表示し、合
    成画像の焼き付け時には、光分岐手段及びミラーを退避
    位置にセットして写真像露光手段で写真像を印画紙に焼
    き付ける写真像の焼き付けと、光分岐手段を退避位置に
    セットするとともにミラーを挿入位置にセットしてCR
    T画像露光手段でCRT画像を印画紙に焼き付けるCR
    T画像の焼き付けとを行うコントローラとを備えたこと
    を特徴とする合成画像プリント装置。
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