JPH0291632A

JPH0291632A - 写真焼付装置及びこれを用いた写真作製方法

Info

Publication number: JPH0291632A
Application number: JP24325588A
Authority: JP
Inventors: Ado Endou; 安土遠藤
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1988-09-28
Filing date: 1988-09-28
Publication date: 1990-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、ビデオ画像と写真画像の両方を感光材料に焼
き付けることができる兼用タイプの写真焼付装置及びこ
れを用いた写真作製方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、ＣＲＴによるビデオ画像と写真フィルムによる写
真画像とを選択的に感光材料に焼き付けるようにした写
真焼付装置が知られている。このような写真焼付装置は
、プリント位置上の感光材料にネガフィルムの写真画像
を焼付露光するためのランプユニットと、このランプユ
ニットの焼付光路内に挿脱自在とされた可動ミラーと、
この可動ミラーが焼付光路内に挿入された時にビデオ画
像を焼付露光するためのＣＲＴユニットとを備えている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような写真焼付装置にあっては、写
真画像を焼き付けるためのランプユニットと、ビデオ画
像を焼き付けるためのＣＲＴユニットとを設けると共に
、ＣＲＴユニットからの焼付光を反射させて感光材料を
露光する可動ミラーを設ける必要がある。従って、構成
が複雑になり、また、装置が大型化するという問題があ
る。

また、可動ミラー等により、写真画像とビデオ画像とを
選択的に感光材料に焼付露光する多重露光の場合には、
これら焼付露光が選択的に行われるため、焼付露光を短
時間で効率よく行うことができないという問題がある。

本発明は、上記課題を解決するためのものであり、両面
写真や、例えばビデオ画像と写真画像との合成写真を容
易に且つ短時間で行うことができるようにした写真焼付
装置及びこれを用いた写真作製方法を提供することを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明は、感光材料に露光
を与える露光位置を挾むように、その−方に、ビデオ画
像を感光材料に焼き付けるビデオ画像焼付系を配置し、
他方に、写真フィルムの画像を感光材料に焼き付ける写
真画像焼付系を配置し、感光材料にビデオ画像と写真画
像とのいずれか一方又は両方を焼付露光するようにした
ものである。なお、前記各焼付装置の焼付光軸をほぼ同
一線上に配置することが好ましい。

また、両面に感光乳剤層を層設した感光材料を露光位置
にセットし、露光位置を挾むように配置したビデオ画像
焼付系と写真画像焼付系とにより、ビデオ画像と写真画
像とを感光材料の両面に記録することもできる。更には
、透明なベースを介して片面に感光乳剤層を層設した感
光材料を露光位置にセットし、露光位置を挟むようにビ
デオ画像焼付系と写真画像焼付系とを配置して、これら
各焼付系により感光材料の両面からビデオ画像と写真画
像とを記録することで、合成写真を作製することもでき
る。

〔作用〕

両面に画像を形成した両面写真を作製する場合には、先
ず、両面に感光乳剤層を層設した感光材料を用い、これ
の感光乳剤層を両側から焼付露光する。例えば、一方の
感光乳剤層にビデオ画像を結像させて、これを焼付露光
し、また、他方の感光乳剤層に写真画像を結像させて、
これを焼付露光する。これにより、両面写真が同時露光
により簡単に且つ露光時間を短縮して作製される。なお
、写真画像とビデオ画像のいずれか一方を感光材料に焼
付露光すれば、通常のプリント写真が作製される。

また、透明なベースの片面にのみ感光乳剤層が層設され
た感光材料を用いて、例えば写真画像を感光乳剤層が層
設された側から焼付露光し、そしてビデオ画像を感光乳
剤層が層設されていないベース側からベースを透過した
焼付光により焼付露光する。これにより、ビデオ画像及
び写真画像を合成した合成写真が得られる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。

ロール状に巻き取られてマガジン１０内に収納されたカ
ラーペーパー１１は、搬送ローラ対１２により引き出さ
れて露光位置にセットされる。露光位置のカラーペーパ
ー１１の上方には、ビデオ画像焼付系１３が配置されて
いる。また、露光位置のカラーペーパー１１の下方には
、写真画像焼付系１４が配置されている。

ビデオ画像焼付系１３は、次のように構成されている。

ＴＶカメラやスキャナーからなる画像入力部１５は、文
字像や００画像、更には、プリント写真等のポジ像を入
力する。画像入力部１５から入力された３色のビデオ信
号は画像処理部１６へ送られる。画像処理部１６は、色
毎に周知のγ補正や階調補正を行う外にポジ・ネガ変換
、更に必要に応じて各駒毎に濃度、色バランスの補正を
行う。補正されたビデオ信号はＣＲＴ駆動回路１７に送
られる。ＣＲＴ駆動回路１７では、ビデオ信号及び同期
信号に基づき、白黒の露光用ＣＲＴ１８に３色の単色ビ
デオ画像を表示する。露光用ＣＲＴ１８に表示された３
色の単色ビデオ画像は、焼付レンズ１９によりカラーペ
ーパー１１に結像される。なお、ビデオ画像表示手段と
しては、ＣＲＴの他に、液晶デイスプレィやプラズマデ
イスプレィ等を用いることができる。また、カラーＣＲ
Ｔを用いることもできる。

焼付レンズ１９と露光用ＣＲＴ１８との間ニハ、赤、青
、緑の３色のフィルタ２０〜２２が配置されている。フ
ィルタ切換え部２３は、露光用ＣＲＴ１８に各色に対応
する単色ビデオ画像が表示されている時にこれに対応す
る色フィルタを焼付光路内に挿入する。また、焼付レン
ズ１９とカラーペーパー１１との間にはシャッタ２４が
配置されている。シャッタ２４は、シャッタ駆動部２５
により所定の露光量となるように制御される。また、カ
ラーペーパー１１に近接してその上方には、ペーパーマ
スク２６が配置されている。このペーパーマスク２６に
は、ビデオ画像のプリントサイズに対応した開口２７が
形成されている。

次に、写真画像焼付系１４について説明する。

光源３０の上方には、光源３０からの白色光を充分に拡
散する拡散箱３１が取り付けられている。

また、光源３０及び拡散箱３１の間には、焼付光の光質
を調節するための光質調節部３２が配置されている。光
ｔｉＪ１節部３２は、シアン、マゼンタ、イエローから
なる色フィルタ３３〜３５を焼付光路内に挿入し、焼付
光の光質を調節する。拡散箱３１の上方には、拡散箱３
１からの焼付光により照明されるフィルムキャリア３６
が配置されている。フィルムキャリア３６には、ネガフ
ィルム３７がセットされる。

フィルムキャリア３６の上方には、ネガフィルム３７の
ネガ像をカラーペーパー１１に結像するための焼付レン
ズ３８が配置されている。また、カラーペーパー１１と
焼付レンズ３日との間にはシャッタ駆動部３９により駆
動されるシャッタ４０が配置されている。また、カラー
ペーパー１１に近接してその下方には、ペーパーマスク
４１が配置されている。このペーパーマスク４１には、
写真画像のプリントサイズに対応した開口４２が形成さ
れている。

ビデオ画像焼付系１３及び写真画像焼付系１４でビデオ
画像や写真画像が焼付露光されたカラーペーパー１１は
、搬送ローラ対１２により１駒ずつ搬送され、プロセサ
４３へ送られる。プロセサ４３では写真現像処理し、こ
れを１駒毎に切断してトレイ４４に排出する。なお、図
中の符号４５は、露光量カラーペーパー１１の後端を切
断するためのカッタを示す。

次に本実施例の作用を説明する。

先ず、両面写真を作製する場合には、両面写真用カラー
ペーパー１１を収納したマガジン１０をセットする。両
面写真用カラーペーパー１１は、片面だけに感光乳剤層
を層設した通常のカラーペーパーの他方の面にも感光乳
剤層を層設したものであり、両面から焼付露光すること
で両面写真を作製することができるものである。第２図
に両面写真用カラーペーパー１１の層構造の１例を示す
。

原紙からなるベースＢの両面には反射層ＣＩ、Ｃ２が層
設されており、この上には、青感光層ＣＢ。

第１中間層ＣＭＩ、緑感光層ＣＧ、第２中間層ＣＭ２．
赤感光ＪｉＣＲ，保護層ＣＰが順次層設されている。

次に、キーボードを操作して、両面焼付モードを選択す
ると共に、フィルムキャリア３６にネガフィルム３７を
セットする。次に、キーボードからのプリント信号の入
力により、光源３０が発光する。ネガフィルム３７を透
過した焼付光は、スキ中子−（図示せず）により、写真
画像の各点について赤色、緑色、青色の透過光が測定さ
れる。

この測光値に基づき特性値算出部（図示せず）により濃
度変換してから、平均透過濃度、最大濃度、最小濃度、
特定な点の濃度等が抽出され、これらの特性値に基づき
各色の露光量が算出される。この露光量に応じて光質調
節部３２は、色フィルタ３３〜３５の焼付光路への挿入
量を調節する。このフィルタ調節後に、シャッタ４０を
開いてカラーペーパー１１を露光させる。また、この写
真画像焼付露光と同時に、ビデオ画像の焼付露光が行わ
れる。

即ち、キーボードからのプリント信号の入力により、露
光用ＣＲＴ１８、フィルタ切換え部２３、シャッタ駆動
部２５が作動し、加色法３色面順次露光が行われる。こ
の３色面順次露光は、ＣＲＴ１８に例えば赤色画像を輝
度で表した白黒のビデオ画像が表示され、これに対応し
て焼付光路に赤フィルタ２０が挿入されて、先ず赤色露
光が行われる。以下、同様にして青色露光、緑色露光が
行われる。

この加色性三色面順次露光方式により、ビデオ画像がカ
ラーペーパー１１の上面側感光乳剤層に焼き付けられ、
また写真画像がカラーペーパー１１の下面側感光乳剤層
に焼き付けられると、カラーペーパー１１はｌ駒分搬送
され、未露光部分が露光位置にセットされ、露光済み部
分がプロセサ４３に送られる。これにより、新たな焼付
露光が行われる。プロセサ４３内では、複数コマが露光
された時に、露光済み部分がカッタで切り離される。こ
の短尺状に切断された露光済みカラーペーパー１１は現
像処理され、各駒にポジ像が形成される。その後、カッ
タで１駒ずつ切断されてトレイ４４に排出される。

次に、写真画像とビデオ画像とを重複露光することによ
り画像合成する場合には、感光材料として透明なベース
Ｂの片面に感光乳剤層を層設した画像合成用カラーペー
パー１１Ａを用いる。この画像合成用カラーペーパー１
１Ａの層構造の１例を第３図に示す。なお、第２図の両
面写真用カラーペーパー１１と同一構成層には、同一符
号を付してその説明を省略する。そして、感光乳剤層側
から写真画像を感光乳剤層に焼付露光すると共に、感光
乳剤層の反対側からベースＢを透過した焼付光により文
字像やＣ０画像等からなるビデオ画像を感光乳剤層に焼
付露光する。このようにして、カラーペーパー１１Ａの
両面から焼付光を照射することで、写真画像及びビデオ
画像を合成した合成写真を簡単に作製することができる
。

なお、上記実施例においては、両面写真作製時に、片面
から写真画像を焼付露光し、他方の面からビデオ画像を
焼付露光するようにして、一方の面には写真画像を他方
の面にはビデオ画像を焼付露光するようにしたが、本発
明はこれに限定されることな（、両面に写真画像を焼付
露光してもよく、また両面にビデオ画像を焼付露光する
ようにしてもよい。また、上記実施例では、ビデオ画像
焼付系と写真画像焼付系とを同時に用いるようにしたが
、これらは個別に用い、普通の写真のように、一方の画
像を片面にのみ焼付露光してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、両面に感光乳剤
層を層設した感光材料を設け、この感光材料の両面を両
側から焼付露光するから、簡単に両面写真を作製するこ
とができる。また、両面露４゜光を同時に行うことで焼
付露光時間を短縮することができる。また、片面に感光
乳剤層を層設した感光材料を設け、この感光材料の乳剤
層を一方は焼付光を直接に照射して焼付露光し、また、
他方はベースを透過した焼付光により焼付露光するよう
にしたから、両面から焼付露光することにより、容易に
画像合成することができる。しかも、重複露光を同時に
行うことができるため、焼付時間を短縮することができ
る。

また、露光位置上の感光材料の一方の面側に、ビデオ画
像を感光材料に焼き付けるビデオ画像焼付系を配置し、
他方の面倒に、写真フィルムの画像を感光材料に焼き付
ける写真画像焼付系を配置し、感光材料の同−駒にビデ
オ画像と写真画像とを焼付露光することで、露光時間を
短縮して簡単に両面写真を作製することができる。また
、この写真焼付装置を用いることで写真画像とビデオ画
像とを容易に合成することができ、しかも露光時間を短
縮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を実施した写真焼付装置の概略図であ
る。第２図は、両面写真用カラーペーパーの層構造の１例を
示す説明図である。第３図は、片面写真用カラーペーパーの層構造の１例を
示す説明図である。ｌ　１　・１３　・１４　・１８　・１９゜３０　・３６　・３７　・４３　・・カラーペーパー・ビデオ画像焼付系・写真画像焼付系・露光用ＣＲＴ８・・・焼付レンズ・光源・フィルムキャリア・ネガフィルム・プロセサ。第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）感光材料に露光を与える露光位置を挟むように、
その一方に、ビデオ画像を感光材料に焼き付けるビデオ
画像焼付系を配置し、他方に、写真フィルムの画像を感
光材料に焼き付ける写真画像焼付系を配置し、感光材料
にビデオ画像と写真画像とのいずれか一方又は両方を焼
付露光するようにしたことを特徴とする写真焼付装置。
（２）前記各焼付系の焼付光軸をほぼ同一線上に配置し
たことを特徴とする請求項１記載の写真焼付装置。
（３）両面に感光乳剤層を層設した感光材料を露光位置
にセットし、露光位置を挟むように配置したビデオ画像
焼付系と写真画像焼付系とにより、ビデオ画像と写真画
像とを感光材料の両面に記録するようにしたことを特徴
とする両面写真作製方法。
（４）透明なベースを介して片面に感光乳剤層を層設し
た感光材料を露光位置にセットし、露光位置を挟むよう
にビデオ画像焼付系と写真画像焼付系とを配置して、こ
れら各焼付系により感光材料の両面からビデオ画像と写
真画像とを記録するようにしたことを特徴とする写真作
製方法。