JPH0656444U - 回転可能に交叉固定された扉体の施錠装置 - Google Patents

回転可能に交叉固定された扉体の施錠装置

Info

Publication number
JPH0656444U
JPH0656444U JP73093U JP73093U JPH0656444U JP H0656444 U JPH0656444 U JP H0656444U JP 73093 U JP73093 U JP 73093U JP 73093 U JP73093 U JP 73093U JP H0656444 U JPH0656444 U JP H0656444U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
locking
lock
locking device
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP73093U
Other languages
English (en)
Inventor
ガルトナー,フリッツ
アルトマン,ベルント
Original Assignee
ヨーゼフ、ガルトナー、ウント、コンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヨーゼフ、ガルトナー、ウント、コンパニー filed Critical ヨーゼフ、ガルトナー、ウント、コンパニー
Priority to JP73093U priority Critical patent/JPH0656444U/ja
Publication of JPH0656444U publication Critical patent/JPH0656444U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誰でも簡単に施錠することができ、施錠,解
錠の状態をビルの管理室等から一目で確認することがで
き、かつ、管理室等からの遠隔操作により施解錠を行う
ことができる回転扉等の施錠装置を得ること。 【構成】 4枚の扉体6,6・・を放射状に取り付ける
回転体5と、この回転体5を回転自在に軸承し利用者が
出入りできる出入口2を対向位置に設けた円筒状のシリ
ンダ4と、前記回転体5を速度制御可能に回転させる駆
動体21とからなる回転可能に交叉固定された扉体6,
6・・の施錠装置において、前記回転扉1の天井8側に
内装され、キーロッド11を前記天井8側より出没自在
にする施錠用の駆動体10と、扉体6の上部に設けら
れ、天井8側から突出したキーロッド11と係合して扉
体6を施錠状態にする係合部17と、施錠の際に扉体6
を施錠位置まで回転させて停止させる制御手段22とを
備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばホテルやエアドーム,空港の出入口に設けられた回転扉のよ うに回転可能に交叉固定された扉体に関し、特に、比較的大型の回転扉の施錠装 置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
4枚の扉体を回転可能に交叉固定してなる回転扉においては、出入口が設けら れた円筒状のシリンダ内に4枚の扉体を交叉状に配置固定し、シリンダの中心に 設けた回転体を軸として前記シリンダ内で回転できるようになっている。 このような回転扉は、多数の利用者が連続的に出入りする際にも高い機密性を 保持することができるので、屋内気圧を一定以上に保たなければならないエアド ームの出入口においては必須の要件となっているほか、冷暖房効率の向上等を目 的としてホテルや各種の建造物に使用されている。
【0003】 ところが、従来より一般的に使用されている回転扉は、その内径が3m以内と 小さく、扉体と扉体とで形成される空間も狭いものであるため一度に通過できる 利用者の数も少なく設置される建物の用途が限定され、また、扉体の回転速度と 歩足を同調させ、かつ、回転体の周りを弧を描くように廻って出口に向かわなけ ればならないため通りづらいという欠点があった。さらに、扉体と扉体の間隔が 小さいため、タイミングよく扉体と扉体の間に侵入しなければ扉体に衝突するか 、あるいは扉体とシリンダ出入口の縦枠との間に挟まれてしまい思わぬ事故にな るおそれがあるため、大きな荷物を持った利用者や身体障害者、あるいは回転扉 の利用に慣れない老人や子供にとっては通りづらいという欠点があった。そのた め、やむをえず回転扉の近傍に通常の出入口を設置することが国内では一般的に なっているが、上述した理由により大多数の人がこの通常の扉体を利用するため 、折角の回転扉があまり利用されず気密性の向上等に貢献できないという問題が あった。
【0004】 上記の問題点を解決するには回転扉を大型にし、扉体と扉体とで仕切られる空 間を大きくすればよく、このようにすれば扉体とシリンダとの間に利用者が挟ま れるという事故の可能性も大幅に低減する。 ところで、従来、上述したような回転扉における施錠方法としては、扉体の下 框にキーロック機構を設け、手動にてキーロッドを床面側に突出させ、このキー ロッドを床面に設けられたロック孔に係合させることにより施錠を行っていた。 そのため、施錠する際には扉体の回転を停止させたのち、扉体を手で押して施錠 位置まで回転させなければならなかった。しかし、上述した理由により回転扉が 大型化すると、扉体の重量が重くなってその慣性も大きくなり、扉体を手で押し て回転させるために大きな力が必要となるうえ、扉体を微調整して所定の位置に 合わせることは重労働であった。
【0005】 また、施錠作業は手動で行うものであるため、火災や地震等の災害発生時に屋 内の人が屋外に脱出するのに施錠位置や解錠の方法がわからず、避難に手間取る などの問題がある。さらには、施解錠の状態がわからず、施錠し忘れて帰宅して しまい盗難に遇ったり、解錠し忘れて人の出入りを妨げるなどの弊害があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので、誰でも簡単に施錠することが でき、施錠,解錠の状態をビルの管理室等から一目で確認することができ、かつ 、管理室等からの遠隔操作により施解錠を行うことができる回転扉等の回転可能 に交叉固定された扉体の施錠装置を得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本考案の回転可能に交叉固定された扉体の施錠 装置は、4枚の扉体を放射状に取り付ける回転体と、この回転体を回転自在に軸 承し利用者が出入りできる出入口を対向位置に設けた円筒状のシリンダと、前記 回転体を速度制御可能に回転させる駆動体とからなる回転可能に交叉固定された 扉体の施錠装置において、前記シリンダの天井側に内装され、キーロッドを前記 天井側より出没自在にする施錠用の駆動体と、扉体の上部に設けられ、天井側か ら突出したキーロッドと係合して扉体を施錠状態にする係合部と、施錠の際に扉 体を施錠位置まで回転させて停止させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
扉体を施錠するために施錠用のスイッチをONにすると、制御手段の作用によ り扉体は施錠位置まで回転して停止する。 扉体が所定位置で停止すると、施錠用の駆動体が駆動してキーロックを天井側 から突出させ、扉体の係合部に係合させる。 これら一連の動作は、制御手段を遠隔にて操作することにより、自動的に扉体 の施解錠が可能になる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図面に従って説明するが、本考案はこの実施例 により何ら限定されるものではない。 図1は回転扉の一例にかかりその斜視図である。 図1において、符号2はシリンダ4の対向面に設けられた出入口、符号5は中 空四角柱状の回転体、符号6はこの回転体5の四隅に取付部12を介して回動自 在に取り付けられ回転体5とともにシリンダ4内を回転する扉体である。 また、この回転扉1には、利用者の安全を確保するために種々の安全装置が設 けられている。例えば、出入口2の縦枠7および扉体6,6・・の下部横框およ び回転体5の下部の全長にわたっては、利用者の身体の一部が接触したときに感 知信号を出力して扉体6,6・・の回転を停止させるためのタッチセンサ(図示 せず)が付設されている。
【0010】 図2は施錠装置の要部の拡大説明図である。 本考案の施錠装置は、天井8内に内装された駆動体としての油圧シリンダ10 と、この油圧シリンダ10により天井8より出没自在なキーロッド11と、扉体 6,6・・を施錠位置まで回転させて停止させる制御手段とからなる。なお、本 実施例において施錠装置は、扉体6,6・・の回転中心を挟んで対向する位置に 設けられて2枚の扉体6,6を施錠するものであるが、施錠装置の構成および作 用は同じであるため、ここでは片方のみについて詳細に説明する。
【0011】 油圧シリンダ10は、回転扉1の天井8を構成する枠体12にブラケット13 を介してボルト等で固着されている。この油圧シリンダ10は圧油供給管14を 介して圧油を供給されることにより、シリンダロッド10aの先端に固着された キーロッド11を進退させる。なお、駆動体としては油圧シリンダ10に限らず 、他の手段、例えばエアシリンダやサーボモータなどであってもよい。 前記油圧シリンダ10により進退移動されるキーロッド11は、天井8に穿設 されたガイド孔15を通って天井8から出没自在である。
【0012】 一方、扉体6,6・・の上框には、キーロッド11の先端が挿入できる挿入孔 を有する係合部17が形成されている。前記挿入孔およびキーロッド11の先端 は、それぞれテーパ状に形成されて、施錠の際にキーロッド11の先端がスムー スに挿入孔に挿入できるようになっている。なお、上述したガイド孔15,キー ロッド11および係合部17は、回転扉1の回転軸に対し直交する方向に力が作 用しても、容易に施錠装置が破壊しないように形成されなければならない。
【0013】 次に、制御手段の一例を図3に従って説明する。 この実施例において制御手段は、回転扉8の内側に設けられ、回転体5ととも に回転する図示しない円盤体と、この円盤体の半径方向に設けたスリットと、前 記円盤体にそれぞれ対向して設けられた2組の光電センサ20a,20bと、こ の二つの光電センサ20a,20bが前記スリットを検出することにより発信す る検出信号を処理して扉体6,6・・を回転させるサーボモータなどの駆動体2 1の駆動を制御する制御装置22と、扉体6,6・・を施錠位置で確実に停止さ せるためのブレーキ23とで構成される。前記光電センサ20a,20bの一方 の光電センサ20aは、施錠位置に対し前記円盤体の回転方向手前側に設けられ 、他方の光電センサ20bは施錠位置に設けられている。そして、円盤体のスリ ットが光電センサ20a,20bの前面を通過したときにそれぞれの光電センサ 20a,20bが検出信号を出力するようになっている。
【0014】 この態様により、施錠のために作業者が施錠用の操作スイッチ24をONにす ると、円盤体の回転方手前側に設けられた光電センサ20aがスリットを検出し て検出信号を発信する。この検出信号により制御装置22は駆動体21の駆動を 低速にする。次に、回転体5の回転にともなう円盤体の回転によりスリットが光 電センサ20bの対向位置までくると、光電センサ20bが検出信号を発信する 。これにより、駆動体21の電源が遮断されるとともにブレーキ23が作動して 回転体5の回転を停止させ、扉体6を施錠位置に停止させる。この場合、扉体6 の停止位置に多少のずれがあっても、キーロッド11の先端および係合部17の 挿入孔はそれぞれテーパ状に形成されているので、キーロッド11はスムースに 係合部17と係合することができ、問題がない。
【0015】 また、前記制御装置22とビル管理室等の制御盤とをオンライン等の連絡線で 接続することにより、前記ビル管理室等からの遠隔操作により回転扉1の施解錠 を行うことができるばかりでなく、施解錠の状態や回転扉1の運転状況をビル管 理室等にて常時監視することができるようになる。 なお、上記制御装置22には安全機構が設けられ、施錠されているときにはこ の施錠を解除しない限り駆動体の駆動を開始できないようになっていて、誤操作 による駆動体の故障や回転扉の損傷を防止している。
【0016】 次に上記構成の施錠装置の作用を説明する。 施錠のため操作スイッチ24をONにすると、扉体6,6・・は施錠位置まで 回転して停止する。扉体6,6・・が施錠位置で停止すると、油圧シリンダ10 に圧油供給管14を介して圧油が供給され、キーロッド11が天井8側から突出 する。キーロッド11の先端は、扉体6の係合部17と係合し、扉体6,6・・ を施錠する。 これら一連の操作は、ビル管理室等からの遠隔操作により行うことができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成されているので、以下のような効果を奏する。 施錠のために操作スイッチを操作すると、自動的に扉体が施錠位置まで回転 して停止し施錠されるため、操作が極めて簡単になり、力の弱い女性や老人等で あっても施錠することができる。 制御装置とビル管理室等の制御盤とをオンライン等にて接続することにより 、施解錠を遠隔操作にて行えるようになるばかりでなく、施錠の状態や回転扉の 運転状況等をもビル管理室等で監視できるようになる。さらに、警報器等と連動 させることにより、地震や火災などの非常時においてただちに施錠を解除するこ とができ、屋内の人を速やかに屋外に脱出させることができる。 制御装置に安全機構を組み込むことにより、施錠を解除せずに回転扉の駆動 体の電源を投入しても、上記安全装置の作用により施錠が解除されない限り駆動 体が駆動しないので、誤操作による駆動体の故障や回転扉の損傷を防止すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転扉の一例にかかり、その概略斜視図であ
る。
【図2】施錠装置の構成の説明図にかかり、その側面一
部断面図である。
【図3】本考案の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 回転扉 2 出入口 4 シリンダ 5 回転体 6 扉体 8 天井 10 油圧シリンダ(駆動体) 11 キーロッド 12 枠体 13 ブラケット 14 圧油供給管 15 ガイド孔 16 上框 17 係合部 20a,20b 光電センサ 21 駆動体 22 制御装置 23 ブレーキ 24 操作スイッチ
フロントページの続き (72)考案者 アルトマン,ベルント ドイツ連邦共和国 ドナウ アルトハイム ディリンゲン 8880 セントヴィタスシ ュトラーセ 11

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4枚の扉体を放射状に取り付ける回転体
    と、この回転体を回転自在に軸承し利用者が出入りでき
    る出入口を対向位置に設けた円筒状のシリンダと、前記
    回転体を速度制御可能に回転させる駆動体とからなる回
    転可能に交叉固定された扉体の施錠装置において、 前記シリンダの天井側に内装され、キーロッドを前記天
    井側より出没自在にする施錠用の駆動体と、 扉体の上部に設けられ、天井側から突出したキーロッド
    と係合して扉体を施錠状態にする係合部と、 施錠の際に扉体を施錠位置まで回転させて停止させる制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする回転可能に交叉固定された扉
    体の施錠装置。
JP73093U 1993-01-14 1993-01-14 回転可能に交叉固定された扉体の施錠装置 Pending JPH0656444U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP73093U JPH0656444U (ja) 1993-01-14 1993-01-14 回転可能に交叉固定された扉体の施錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP73093U JPH0656444U (ja) 1993-01-14 1993-01-14 回転可能に交叉固定された扉体の施錠装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656444U true JPH0656444U (ja) 1994-08-05

Family

ID=11481856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP73093U Pending JPH0656444U (ja) 1993-01-14 1993-01-14 回転可能に交叉固定された扉体の施錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0656444U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE602004004600T2 (de) Einrichtung für die manuelle Entriegelung
JP3568532B2 (ja) 回転ドアロツク
US20150308179A1 (en) Motorized gate system and method for controlling same
US4937556A (en) Window guard monitoring system and guard
JP2001336326A (ja) 自動解錠機能を備えたドア開放装置及びドア開放システム
JP3598482B2 (ja) 電動式開きドアの制御装置
JPH0656444U (ja) 回転可能に交叉固定された扉体の施錠装置
CA2627110A1 (en) Automated locking door system
JP2003531975A (ja) 建物構造の改良
KR20040003887A (ko) 일체형 개인차고를 갖는 고층아파트 구조
CN214623773U (zh) 闸机装置
JP3285849B2 (ja) ドアのオートロック装置
US3968483A (en) Burglar and fire alarm system
JPH02279888A (ja) 回転扉の回転制御装置
JP2004137851A (ja) 引き違い戸用ロック装置
CN220797454U (zh) 一种具有防盗功能的ggd开关柜壳体
KR200251041Y1 (ko) 비상문 잠금해제 제어시스템
KR920004867Y1 (ko) 도어록의 비상 해정장치
JP3013263U (ja) 警備用車両
JP2559466B2 (ja) エレベ−タの制御システム
JP3135976B2 (ja) エレベータの乗客救出システム
JP3628680B2 (ja) 回転ドア装置
JP3600426B2 (ja) 回転ドア装置
JPH02144390A (ja) 建屋の扉の解錠方法
JP2819540B2 (ja) 警戒体制集中監視起動方法